JPH06104841B2 - 高炉への原料装入モニタリング方法 - Google Patents
高炉への原料装入モニタリング方法Info
- Publication number
- JPH06104841B2 JPH06104841B2 JP2132004A JP13200490A JPH06104841B2 JP H06104841 B2 JPH06104841 B2 JP H06104841B2 JP 2132004 A JP2132004 A JP 2132004A JP 13200490 A JP13200490 A JP 13200490A JP H06104841 B2 JPH06104841 B2 JP H06104841B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- turning
- raw material
- chute
- blast furnace
- charging
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000002994 raw material Substances 0.000 title claims description 201
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 18
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 title claims description 14
- 238000007514 turning Methods 0.000 claims description 185
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 claims description 40
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 14
- 238000003745 diagnosis Methods 0.000 claims description 9
- 238000005259 measurement Methods 0.000 claims description 7
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 5
- 238000007599 discharging Methods 0.000 claims description 2
- 230000005484 gravity Effects 0.000 claims description 2
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 18
- 230000033001 locomotion Effects 0.000 description 16
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 12
- 238000012806 monitoring device Methods 0.000 description 10
- 230000006698 induction Effects 0.000 description 6
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 4
- 238000013500 data storage Methods 0.000 description 4
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 3
- 238000005204 segregation Methods 0.000 description 3
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 description 2
- 239000000571 coke Substances 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000013178 mathematical model Methods 0.000 description 2
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 1
- 238000009825 accumulation Methods 0.000 description 1
- 230000001186 cumulative effect Effects 0.000 description 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
- 239000004570 mortar (masonry) Substances 0.000 description 1
- 238000011017 operating method Methods 0.000 description 1
- 230000011514 reflex Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Blast Furnaces (AREA)
Description
本発明は、ホッパから排出される原料を、旋回半径を可
変することのできる旋回シュートの先端を移動させなが
ら装入するに際し、この高炉への原料装入のリアルタイ
ムなモニタリング及びこのリアルタイムなモニタリング
による高炉への原料装入での操業実績収集を効果的に行
うことができる高炉への原料装入モニタリング方法に関
する。
変することのできる旋回シュートの先端を移動させなが
ら装入するに際し、この高炉への原料装入のリアルタイ
ムなモニタリング及びこのリアルタイムなモニタリング
による高炉への原料装入での操業実績収集を効果的に行
うことができる高炉への原料装入モニタリング方法に関
する。
ベルレス高炉や一般シャフト炉等炉頂から原料を装入す
る高炉においては、原料の流量調整ゲート(以降、流調
ゲートと呼ぶ)の開度を調整しながら、旋回動作を行っ
ている旋回シュートを介して、この旋回シュートの傾斜
角を制御しながら高炉への原料装入が行われている。 このような高炉への原料装入方法においては、従来か
ら、高炉内への原料の装入の均一性の向上や安定した高
炉操業を図るための様々な技術が開示されている。 特開昭61−227108では、前述のような旋回シュートを用
いた高炉への原料装入方法において、ホッパから1回分
の装入原料を粒度別に排出すると共に、旋回シュートの
傾斜角や旋回速度や排出速度wを炉内各装入ゾーンの面
積に応じて制御したり、旋回シュートの旋回速度を段階
的に加速したり、ホッパからの原料の排出速度wの制御
と旋回シュートの旋回制御を併用したり、旋回シュート
の旋回条件を一定としながらホッパからの原料の排出速
度wを制御することにより、炉内装入原料の炉壁から炉
心方向への傾動堆積の傾斜角を安定的に維持できるよう
にし、よって、炉内ガス流分布や炉熱分布等の制御性を
向上させ高炉の安定操業を図るという技術が開示されて
いる。 特開昭62−63606では、前述のような旋回シュートを用
いた高炉の原料装入装置において、ホッパからの原料排
出速度wと旋回シュートの旋回角度の情報から高炉内の
円周方向の原料分布についての実績値を求め、この実績
値に基づいて以降の原料装入を行うようにした各手段に
より構成された高炉の原料装入装置により、原料重量や
鉱種や粒度や鉱石/コークス比等の変化、あるいは設備
上のばらつき等の如何に拘らず、常に適切且つ均一な装
入分布を得ることができる高炉の原料装入装置に関する
技術が開示されている。 特開平2−11711では、前述のような旋回シュートを用
いた高炉への原料装入において、ホッパの重量計よりの
排出及び旋回シュートの旋回角度等の入力に基づいて高
炉内円周方向の装入物分布の実績モニタリングを行い、
この結果に基づいて数バッチ分毎の鉱石、コークス別の
原料重量、排出順の各累積値が全旋回角度に渡って一定
値となるようにフーリエ係数にて表現した偏析の数学モ
デルに基づき次回装入の排出タイミングを逐一ダイナミ
ックにフィードバック演算し、この演算結果に基づいて
原料装入することにより、高炉内への原料装入の偏析を
防止し、安定した高炉操業を確保するという技術が開示
されている。
る高炉においては、原料の流量調整ゲート(以降、流調
ゲートと呼ぶ)の開度を調整しながら、旋回動作を行っ
ている旋回シュートを介して、この旋回シュートの傾斜
角を制御しながら高炉への原料装入が行われている。 このような高炉への原料装入方法においては、従来か
ら、高炉内への原料の装入の均一性の向上や安定した高
炉操業を図るための様々な技術が開示されている。 特開昭61−227108では、前述のような旋回シュートを用
いた高炉への原料装入方法において、ホッパから1回分
の装入原料を粒度別に排出すると共に、旋回シュートの
傾斜角や旋回速度や排出速度wを炉内各装入ゾーンの面
積に応じて制御したり、旋回シュートの旋回速度を段階
的に加速したり、ホッパからの原料の排出速度wの制御
と旋回シュートの旋回制御を併用したり、旋回シュート
の旋回条件を一定としながらホッパからの原料の排出速
度wを制御することにより、炉内装入原料の炉壁から炉
心方向への傾動堆積の傾斜角を安定的に維持できるよう
にし、よって、炉内ガス流分布や炉熱分布等の制御性を
向上させ高炉の安定操業を図るという技術が開示されて
いる。 特開昭62−63606では、前述のような旋回シュートを用
いた高炉の原料装入装置において、ホッパからの原料排
出速度wと旋回シュートの旋回角度の情報から高炉内の
円周方向の原料分布についての実績値を求め、この実績
値に基づいて以降の原料装入を行うようにした各手段に
より構成された高炉の原料装入装置により、原料重量や
鉱種や粒度や鉱石/コークス比等の変化、あるいは設備
上のばらつき等の如何に拘らず、常に適切且つ均一な装
入分布を得ることができる高炉の原料装入装置に関する
技術が開示されている。 特開平2−11711では、前述のような旋回シュートを用
いた高炉への原料装入において、ホッパの重量計よりの
排出及び旋回シュートの旋回角度等の入力に基づいて高
炉内円周方向の装入物分布の実績モニタリングを行い、
この結果に基づいて数バッチ分毎の鉱石、コークス別の
原料重量、排出順の各累積値が全旋回角度に渡って一定
値となるようにフーリエ係数にて表現した偏析の数学モ
デルに基づき次回装入の排出タイミングを逐一ダイナミ
ックにフィードバック演算し、この演算結果に基づいて
原料装入することにより、高炉内への原料装入の偏析を
防止し、安定した高炉操業を確保するという技術が開示
されている。
しかしながら、前述のような従来の旋回シュートを用い
た高炉への原料装入方法は、過去に使用実績のある原料
を用いた通常時の原料装入方法である。 流調ゲートの開度や旋回シュートの傾斜角や旋回速度等
の設備運用条件が同じであっても、装入される原料の性
質が異なると装入状態が変化してしまう。例えば、装入
される原料の種別や装入量や装入速度w(排出速度w)
や粒度等が変化すると高炉への原料装入状態が変化して
しまう。 又、高炉へ原料を装入する設備においても、設備保守等
により旋回シュートの回転速度や傾斜角等に運用制限が
生じること等もある。 このような過去に装入した実績のない性質の原料の装入
や設備運用上の制限がある場合においては、作業者の判
断に従った手動操作により高炉へ原料が装入されること
が一般的であった。このような手動操作においては、高
炉内での原料装入状態は容易に目視することができない
等原料装入モニタリング上制限があり、高炉の安定操業
上問題があった。 又、このような高炉への原料装入において、従来、流調
ゲートの開度制御や旋回シュートの傾斜角制御や旋回制
御等が正常に機能していることをモニタリングすること
が十分であったとは言えず、例えば、流調ゲートの開度
が目的の開度以上に開かれてしまっているにも拘らずこ
の異常を即座に検出できないために、高炉の操業に支障
を来たす程障害が拡大してしまうというような問題があ
った。 本発明は、前記従来の問題点を解決するべくなされたも
ので、ホッパから排出される原料を、旋回半径を可変す
ることのできる旋回シュートの先端を移動させながら装
入するに際し、この高炉への原料装入のリアルタイムな
モニタリング及びこのモニタリングによる高炉への原料
装入操業実績収集を効果的に行い、これにより、製品品
質の向上や高炉の操業の安定度や稼動率の向上や、更に
は種々のトラブルを未然に防ぐと共に、高炉運用方法の
改善のための貴重なデータを多く得ることのできる高炉
への原料装入モニタリング方法を提供することを目的と
する。
た高炉への原料装入方法は、過去に使用実績のある原料
を用いた通常時の原料装入方法である。 流調ゲートの開度や旋回シュートの傾斜角や旋回速度等
の設備運用条件が同じであっても、装入される原料の性
質が異なると装入状態が変化してしまう。例えば、装入
される原料の種別や装入量や装入速度w(排出速度w)
や粒度等が変化すると高炉への原料装入状態が変化して
しまう。 又、高炉へ原料を装入する設備においても、設備保守等
により旋回シュートの回転速度や傾斜角等に運用制限が
生じること等もある。 このような過去に装入した実績のない性質の原料の装入
や設備運用上の制限がある場合においては、作業者の判
断に従った手動操作により高炉へ原料が装入されること
が一般的であった。このような手動操作においては、高
炉内での原料装入状態は容易に目視することができない
等原料装入モニタリング上制限があり、高炉の安定操業
上問題があった。 又、このような高炉への原料装入において、従来、流調
ゲートの開度制御や旋回シュートの傾斜角制御や旋回制
御等が正常に機能していることをモニタリングすること
が十分であったとは言えず、例えば、流調ゲートの開度
が目的の開度以上に開かれてしまっているにも拘らずこ
の異常を即座に検出できないために、高炉の操業に支障
を来たす程障害が拡大してしまうというような問題があ
った。 本発明は、前記従来の問題点を解決するべくなされたも
ので、ホッパから排出される原料を、旋回半径を可変す
ることのできる旋回シュートの先端を移動させながら装
入するに際し、この高炉への原料装入のリアルタイムな
モニタリング及びこのモニタリングによる高炉への原料
装入操業実績収集を効果的に行い、これにより、製品品
質の向上や高炉の操業の安定度や稼動率の向上や、更に
は種々のトラブルを未然に防ぐと共に、高炉運用方法の
改善のための貴重なデータを多く得ることのできる高炉
への原料装入モニタリング方法を提供することを目的と
する。
本願の第1発明は、ホッパから排出される原料を、旋回
半径を可変することのできる旋回シュートの先端を移動
させながら装入するに際し、前記旋回シュートの傾動角
と旋回角と高炉内装入物表面レベルとを測定し、予め求
められた前記旋回シュートの長さと、前記傾動角と旋回
角とから、該旋回シュート先端の座標を求めると共に、
前記旋回シュート先端の座標と前記傾動角と前記高炉内
装入物表面レベルと、予め設定又は求められた原料排出
時のその落下速度とから、重力による該原料の落下速度
の増加をも配慮しながら、高炉内の原料落下点の位置座
標を求めることにより、前記課題を達成したものであ
る。 又、本願の第2発明は、ホッパから排出される原料を、
旋回半径を可変することのできる旋回シュートの先端を
移動させながら装入するに際し、高炉上方から装入物表
面を見込む位置で、且つ、前記旋回シュートの旋回によ
る該旋回シュート自体又は該旋回シュートから落下中の
原料の通過を検出できる位置に反射型距離計を配置し、
この反射型距離計により、高炉内装入物表面レベルを測
定すると共に、前記旋回シュートの旋回による、該旋回
シュート自体又は該旋回シュートから落下中の原料の通
過を検出し、予め決定されている異常診断ルールに従っ
て、前記高炉内装入物表面レベルの測定値と、前記旋回
シュート自体又は落下中の原料の通過の検出から、高炉
への原料装入異常を診断することにより、同じく前記課
題を達成したものである。
半径を可変することのできる旋回シュートの先端を移動
させながら装入するに際し、前記旋回シュートの傾動角
と旋回角と高炉内装入物表面レベルとを測定し、予め求
められた前記旋回シュートの長さと、前記傾動角と旋回
角とから、該旋回シュート先端の座標を求めると共に、
前記旋回シュート先端の座標と前記傾動角と前記高炉内
装入物表面レベルと、予め設定又は求められた原料排出
時のその落下速度とから、重力による該原料の落下速度
の増加をも配慮しながら、高炉内の原料落下点の位置座
標を求めることにより、前記課題を達成したものであ
る。 又、本願の第2発明は、ホッパから排出される原料を、
旋回半径を可変することのできる旋回シュートの先端を
移動させながら装入するに際し、高炉上方から装入物表
面を見込む位置で、且つ、前記旋回シュートの旋回によ
る該旋回シュート自体又は該旋回シュートから落下中の
原料の通過を検出できる位置に反射型距離計を配置し、
この反射型距離計により、高炉内装入物表面レベルを測
定すると共に、前記旋回シュートの旋回による、該旋回
シュート自体又は該旋回シュートから落下中の原料の通
過を検出し、予め決定されている異常診断ルールに従っ
て、前記高炉内装入物表面レベルの測定値と、前記旋回
シュート自体又は落下中の原料の通過の検出から、高炉
への原料装入異常を診断することにより、同じく前記課
題を達成したものである。
まず、本願の前記第1発明は、手動操作で高炉へ原料を
装入することが非常に困難であったり、又自動操作中に
おいても原料装入状態の把握が困難であることの原因
が、装入に用いられる旋回シュートの旋回状態や高炉内
での原料落下点の状態を把握することが困難であるため
であることに着目したものである。 従来、操業中の高炉内の雰囲気は良好なものではなく、
従って高炉内の状態を直接目視したりあるいは工業用ビ
デオカメラを設置することが困難であった。 本第1発明は、直接目視したり、工業用ビデオカメラを
設置したりしなくても、グラフィックCRT上に旋回シュ
ートや原料落下点の動きをグラフィックに表示したり、
X−Yプロッタを用いて旋回シュート先端の座標の軌跡
や原料落下点位置座標の軌跡をプロットするようにし
て、操業中の高炉内のモニタリングが可能になるように
するものである。このために、旋回シュートの旋回角や
傾動角等をリアルタイムで検出し、更にこれらの検出さ
れたデータに基づいて旋回シュート先端の座標や高炉内
での原料落下点の位置座標をリアルタイムに求めてい
る。 次に、本願の前記第2発明では、従来高炉内に装入され
た原料の積載量(積載高)を検出していた反射型距離計
(マイクロ波サウンジング計)を用いて、旋回シュート
の旋回によるこの旋回シュート自体又はこの旋回シュー
トから落下する原料の通過を検出し、予め決定されてい
る異常診断ルールに従って高炉への原料装入異常を診断
するようにしている。この反射型距離計では、従来から
旋回シュートの旋回によるこの旋回シュート自体又はこ
の旋回シュートから落下する原料の通過が検出されてい
たが、従来このような通過の検出は用いられず、かえっ
て原料の積載量の測定のノイズとなっていた。しかしな
がら、本第2発明では、様々な旋回シュートの傾動角に
おいてもこの旋回シュート自体や旋回シュートから落下
する原料の通過を検出できるような位置にこの反射型距
離計を配置するようにし、この通過検出により高炉への
原料装入異常を診断するようにしている。これにより、
たとえ原料装入装置に何らかの異常げや故障が発生して
も、この異常や故障をすみやかに検出し、よってこのよ
うな異常や故障による障害が拡大してしまうことを防止
することができる。 更に、前述のようにして求められた旋回シュート先端の
座標や高炉内の原料落下点の位置座標や高炉への原料装
入異常の診断結果をデータ記憶装置に記憶保持したり、
又更には印字プリンタからモニタリング結果帳票として
出力することにより、将来の高炉運用方法の改善のため
の貴重なデータを多く得ることができる。
装入することが非常に困難であったり、又自動操作中に
おいても原料装入状態の把握が困難であることの原因
が、装入に用いられる旋回シュートの旋回状態や高炉内
での原料落下点の状態を把握することが困難であるため
であることに着目したものである。 従来、操業中の高炉内の雰囲気は良好なものではなく、
従って高炉内の状態を直接目視したりあるいは工業用ビ
デオカメラを設置することが困難であった。 本第1発明は、直接目視したり、工業用ビデオカメラを
設置したりしなくても、グラフィックCRT上に旋回シュ
ートや原料落下点の動きをグラフィックに表示したり、
X−Yプロッタを用いて旋回シュート先端の座標の軌跡
や原料落下点位置座標の軌跡をプロットするようにし
て、操業中の高炉内のモニタリングが可能になるように
するものである。このために、旋回シュートの旋回角や
傾動角等をリアルタイムで検出し、更にこれらの検出さ
れたデータに基づいて旋回シュート先端の座標や高炉内
での原料落下点の位置座標をリアルタイムに求めてい
る。 次に、本願の前記第2発明では、従来高炉内に装入され
た原料の積載量(積載高)を検出していた反射型距離計
(マイクロ波サウンジング計)を用いて、旋回シュート
の旋回によるこの旋回シュート自体又はこの旋回シュー
トから落下する原料の通過を検出し、予め決定されてい
る異常診断ルールに従って高炉への原料装入異常を診断
するようにしている。この反射型距離計では、従来から
旋回シュートの旋回によるこの旋回シュート自体又はこ
の旋回シュートから落下する原料の通過が検出されてい
たが、従来このような通過の検出は用いられず、かえっ
て原料の積載量の測定のノイズとなっていた。しかしな
がら、本第2発明では、様々な旋回シュートの傾動角に
おいてもこの旋回シュート自体や旋回シュートから落下
する原料の通過を検出できるような位置にこの反射型距
離計を配置するようにし、この通過検出により高炉への
原料装入異常を診断するようにしている。これにより、
たとえ原料装入装置に何らかの異常げや故障が発生して
も、この異常や故障をすみやかに検出し、よってこのよ
うな異常や故障による障害が拡大してしまうことを防止
することができる。 更に、前述のようにして求められた旋回シュート先端の
座標や高炉内の原料落下点の位置座標や高炉への原料装
入異常の診断結果をデータ記憶装置に記憶保持したり、
又更には印字プリンタからモニタリング結果帳票として
出力することにより、将来の高炉運用方法の改善のため
の貴重なデータを多く得ることができる。
以下、図を用いて本願の前記第1発明及び前記第2発明
の実施例を詳細に説明する。 第1図は、本発明が実施された高炉への原料装入装置の
構成図である。 この第1図において、上部ホッパ20には高炉10へ装入さ
れる原料1が蓄えられている。流調ゲート22は、排出速
度wに従った開度で、所定時間だけ開くことにより、旋
回シュート24へ原料1を供給するものである。旋回シュ
ート24は、角速度ωで旋回しながら傾動角αを可変する
ことができるものであり、これにより高炉内の原料上面
の炉壁側円周部にも炉芯部にも原料1を装入できるよう
になっている。なお、旋回シュート24の旋回角はβとす
る。 レベル計26は、図示されぬEマイクロ波サウンジング計
26aと、Wマイクロ波サウンジング計26bとにより、これ
らそれぞれのサウンジング計から高炉10内の原料1上面
までの距離l0及びl0′の測定を行い、これらそれぞれ測
定された距離l0及びl0′を旋回シュート回転速度演算器
50と原料装入監視装置54とへ出力する。 これらEマイクロ波サウンジング計26aをWマイクロ波
サウンジング計26bにおいては、それぞれのサウンジン
グ計から高炉10内の原料1上面までの距離の測定中に、
旋回シュート24の旋回による、この旋回シュート24自体
又はこの旋回シュート24から落下する原料1の通過が検
出される。 傾動制御装置30は、旋回シュート回転速度演算器50から
の傾動角指令に従ってサーボモータ31の位置決めを行
い、これにより傾動駆動機構32を介して旋回シュート24
を指令された傾動角αにするものである。 旋回制御装置35は、旋回シュート回転速度演算器50から
与えられる旋回シュート回転角速度指令に従ってインダ
クションモータ37の速度制御を行い、これにより、旋回
駆動機構39を介して旋回シュート24を角速度ωで旋回さ
せるものである。インダクションモータ37にはパルス発
生器37aが取付けられており、旋回制御装置35はこのパ
ルス発生器37aからの信号により旋回シュート24の旋回
角βを求め、この旋回角βは旋回シュート回転速度演算
器50に出力される。 この旋回シュート回転速度演算器50では、従来からの技
術に従って、最適量の排出速度wで原料1が上部ホッパ
20から旋回シュート24へ排出されるように流調ゲート22
を制御し、同時に旋回シュート24が原料1の装入中に角
速度ωで旋回するように旋回制御装置35へ旋回シュート
回転角速度指令を出力しながら、経時的に旋回シュート
24の傾動角αを可変させるように傾動制御装置30へ傾動
角指令を出力する。これにより、高炉内10上面に、最適
な分布の原料1の装入を行うことができる。 この旋回シュート回転速度演算器50では、このような従
来からの処理に加え、本発明が適用された処理を行う原
料装入監視装置54へ、旋回シュート24の傾動角α及び旋
回角β及び旋回角速度ω及び旋回角βから検出された旋
回回転数n及び、流調ゲート22を介して上部ホッパ20か
ら旋回シュート24へ排出される原料1の排出落下速度
v、及び高炉10内の原料1の積載傾斜角θを出力する処
理と、又、原料装入監視装置54から入力される異常警告
信号Armに対応する処理を行う。 原料装入監視装置54は、第2図に示されるような構成に
なっており、前述のレベル計26と旋回シュート回転速度
演算器50からの入力により、高炉への原料装入モニタリ
ング処理を行う。 第2図は、第1図を用て前述した本発明の実施された高
炉への原料装入装置に用いられる、原料装入監視装置54
の構成図である。 この第2図において、軌跡演算器70は、旋回シュート24
の傾動角αと旋回角βと予め設定された旋回シュート24
の長さLとから旋回シュート先端の座標を求めると共
に、この旋回シュート先端の座標とこの旋回シュートの
傾動角αと高炉内装入物表面レベルl0又はl0′と予め設
定又は求められた原料排出落下速度vとから高炉内の原
料落下点の位置座標を求める。更に、この軌跡演算器70
は、グラフィックCRT60及びX−Yプロッタ62に旋回シ
ュート24の動きや高炉内の原料落下点の移動を表示又は
プロットするためのデータをも作成する。 診断データ処理装置71は、高炉10上方から装入物表面を
見込む位置で、且つ、旋回シュート24の旋回によるこの
旋回シュート24自体又はこの旋回シュート24から落下す
る原料1の通過を検出できる位置に配置されたEマイク
ロ波サウンジング計26aとWマイクロ波サウンジング計2
6bとが入力されているレベル計26からの入力信号によ
り、高炉10への原料装入の異常を診断する。 データ記憶装置72は、軌跡演算器70や診断データ処理装
置71で作成されたデータを記憶保存し、例えば将来の高
炉10の運用方法の改善のためのデータを蓄積できるよう
にする。 グラフィックCRT60は、前述のような旋回シュート24の
先端の動きと高炉10内の原料落下点の動きをグラフィッ
ク表示すると共に、キーボード61と共に用いることによ
り、この原料装入監視装置54の種々の操作や設定を行っ
たり、又、データ記憶装置72に記憶されている実績デー
タを印字プリンタ63に帳票出力するための操作を行うた
めのキャラクタCRTとしても用いられる。この原料装入
監視装置54では、診断データ処理装置71で原料装入装置
の異常が検出された場合にはグラフィックCRT60に警告
表示がされたり旋回シュート回転速度演算器50へ異常警
告信号Armが出力されたりするようになっているが、更
に、作業者が原料装入装置の異常発生を容易に認識でき
るように、警告ランプ64が点灯したり、警告ブザー65が
鳴動するようになっている。 第3図は、前述の原料装入監視装置54内の診断データ処
理装置71の構成図である。 この第3図において、診断データ処理装置71は、原料落
下及び原料落下高さ診断器80及び90と、旋回時間診断器
82及び92と、旋回回数診断器84及び94と、旋回方向診断
器86及び96と、ダンプ高さ診断器88及び98とにより構成
され、更に診断データ外部出力75とにより構成されてい
る。 この診断データ処理装置71において同種の診断器がそれ
ぞれ2台ずつ配置されているのは、2台のサウンジング
計、即ちEマイクロ波サウンジング計26aとWマイクロ
波サウンジング計26bとを用いながらほぼ同じ処理を2
重に行うことにより、原料装入装置の異常診断の信頼性
を向上させるためである。 これらそれぞれの診断器で行われる処理は、後述するよ
うなそれぞれの診断器における異常診断ルールに従って
行われる。 又、診断データ外部出力75はこの診断データ処理装置71
内での原料装入装置の異常診断処理により作成されたデ
ータを出力するための出力インターフェイス処理を行う
ものである。 以下、図を用いて本実施例の作用を説明する。 第4図は、旋回シュート24の先端の座標及び旋回シュー
ト24から落下する原料1の落下点の位置座標を示す線図
である。 この図において、旋回シュート24は長さLであり、出力
落下速度vで排出されている原料1を、傾動角αの状態
で高炉10へ装入している。 又、高炉10内の原料1の上面の形状は炉壁側よりも炉芯
側が低くなるような擂鉢状の形状であり、このときの原
料1の積載傾斜角はθである。 この図において、Aは高炉10内で旋回している旋回シュ
ート24の旋回の軌跡である。 このとき、この旋回シュート24の先端の軌跡が描かれる
平面と平行な平面をX−Y軸平面とし、X軸及びY軸を
定義する。又、Z軸は高炉10において上方から下方方向
の座標軸として定義する。 Sは高炉10内における原料1の積載レベル測定の基準面
であるストックラインであり、Pは旋回シュート24の旋
回及び傾動動作の中心点であり、Bは高炉10内での原料
落下点であり、Cは高炉10内の積載原料上面のサウジン
グ測定点である。 旋回シュート24の旋回半径R1は、旋回シュート24の長さ
即ち旋回傾動中心点Pから旋回シュート24の先端までの
長さLとし、旋回シュート24の傾動角αと次式から求め
ることができる。 R1=L×sinα …(1) この第4図におけるX−Y軸平面における旋回シュート
24の先端の座標(X1,Y1)は、旋回シュート24の旋回半
径R1と旋回シュート24の旋回角βと次式により求めるこ
とができる。 X1=R1×sinβ =L×sinα×sinβ …(2) Y1=R1×cosβ =L×sinα×cosβ …(3) ここで、旋回シュート24の傾動角α及び旋回シュート24
の旋回角βは、旋回シュート24を旋回させながら原料1
を高炉10へ装入している最中においては、時々刻々変化
する時間関数である。 旋回シュート24の先端の座標は前述のように(2)式と
(3)式とにより求めることができるが、グラフィック
CRT60やX−Yプロッタ62等に表示又はプロットする場
合においては、これらのCRT画面や印字用紙上の中心に
旋回傾動中心点Pが描かれる必要があるため、バイアス
値を加味する必要がある。即ち、例えばこのバイアス値
を旋回シュート24の長さLとすれば、CRT表示又はプロ
ットにおける旋回シュート24の先端の座標(X1′,
Y1′)は次式のようになる。 X1′=L×sinα×sinβ+L …(2a) Y1′=L×sinα×cosβ+L …(3a) 次に、旋回シュート24から落下する原料1の落下点Bの
位置座標は次のようにして求める。 旋回シュート24に排出される上部ホッパ20からの原料1
の排出落下速度はvであるが、旋回シュート24から高炉
10内に落下する原料1の初速度はv cosαになるとす
る。このとき、旋回シュート24の先端から原料1が落下
して高炉10内の原料1の積載面上面に到達するまでの時
間をtとし、重力加速度をgとし、高炉10内の原料1の
積載傾斜角をθとし、旋回傾動中心点Pとストックライ
ンSとの間のZ軸方向の距離をlとし、ストックライン
Sから原料落下点BまでのZ軸方向の距離をl1とし、サ
ウンジング測定により得られるストックラインSからの
高炉10内の原料1の積載面上面までのZ軸方向の距離を
l2とし、サウンジング測定を行っているC点のX−Y軸
平面における旋回傾動中心点Pからの距離R′とすれ
ば、高炉10内の原料1の落下点の旋回移動半径R0と旋回
シュート24の先端から原料落下点BまでのZ軸方向の距
離Z0とは次式のように表わすことができる。 R0=(v×cosα×sinα)×t+L×sinα …(4) Z0=(v×cosα×cosα)×t+g×t2/2 …(5) Z0=l1+l−L cosα =l2+(R′−R0)×tanθ+l−L cosα…(6) 以上の(4)式から(5)式と(6)式とを用いてtを
消去し旋回移動半径R0を求め、これを用いることによ
り、高炉10内の原料1の落下点Bの位置座標(X2,Y2)
を、サウンジング計によって求められる長さl2(l0又は
l0′から予め求める)と原料1の積載傾斜角θと旋回シ
ュート24の傾動角αとの関数として次式のように求める
ことができる。 X2=R0×sinβ …(7) Y2=R0×cosβ …(8) 以上のようにして、原料1の落下点Bの位置座標(X2,Y
2)を求めることができるが、グラフィックCRT60及びX
−Yプロッタ62にグラフィック表示あるいはプロットす
る場合に原料1の落下点Bの旋回移動軌跡の中心点(旋
回傾動中心点P)がグラフィックCRT画面上乃至はプロ
ット用紙上の中心にくるようにするために、バイアス値
をmとし、表示又はプロットするための高炉10内の原料
1の落下点Bの位置座標(X2′,Y2′)を次式のように
表わす。 X2′=R0×sinβ+m …(7a) Y2′=R0×cosβ+m …(8a) 以上、(2)式及び(3)式と、(7)式及び(8)式
とにより、旋回シュート24の先端の座標及びこの座標の
軌跡と、高炉10内の原料1の落下点Bの位置座標及びこ
の座標の軌跡を、容易に具体的に把握できる。又(2a)
式及び(3a)式と、(7a)式及び(8a)式とにより、こ
れら旋回シュート24の先端の座標及びこの座標の軌跡
と、高炉10内の原料1の落下点Bの位置座標及びこの座
標の軌跡を、グラフィックCRT60やX−Yプロッタ62等
に容易に表示することができる。 又、この表示やプロットを高炉10への原料搬入中にリア
ルタイムに行うことにより、あたかも高炉10内を上方か
ら直接目視しているように高炉10内の内部モニタリング
を行うことができ、これにより高炉の操業の安定度や稼
動率の向上を図ることができることはいうまでもない。 なお、第5図は、前記実施例による旋回シュート24から
落下する原料1の落下点Bの位置座標のプロット例を示
す線図である。 次に、本実施例における主に診断データ処理装置71にお
ける作用、即ち本実施例における高炉10への原料装入異
常を診断する機能の作用を説明する。 第6図は、前記実施例における2台のサウンジング計か
ら検出される信号を示す線図である。 この第6図において、旋回シュート24は高炉10内で傾動
角αの角度で旋回しながら原料1の装入を行っている。
Eマイク波サウンジング計26a及びWマイクロ波サウン
ジング計26bは、高炉10上方から装入物表面を見込む位
置で、且つ、旋回シュート24の旋回によるこの旋回シュ
ート24自体又は旋回シュート24から落下中の原料1の通
過を検出できる位置に配置されている。 Dは、高炉10内の原料落下点の旋回移動軌跡である。 Eマイクロ波サウンジング計26aとWマイクロ波サウン
ジング計26bは同一半径の原料落下点の旋回移動軌跡D
上に配置されているが、しかしながら、旋回傾動中心点
Pを中心とする原料落下点の旋回移動軌跡Dの反対側、
即ち、丁度180゜反対側に位置するような形で配置され
ていない。即ち、旋回シュート24が逆旋回しているとき
においては、26aから26bまでの原料落下点の旋回移動時
間t2と、26bから26aまでの原料落下点の旋回移動時間t3
とが等しくならないような位置にそれぞれ配置されてい
る。このEマイクロ波サウンジング計26aとWマイクロ
波サウンジング計26bとの配置位置のそれぞれ180゜反対
側からのずれ量は、|t2−t3|が後述する高炉への原料装
入異常を診断する上での検出(旋回方向診断器86及び96
での異常診断)で容易に検出できる大きさであるような
ずれ量となっている。 この第6図における実線Fは、Eマイク波サウンジング
計26aから検出される信号に従った原料1までの距離l0
信号の波形である。又、実線Gは、Wマイクロ波サウン
ジング計26bで検出される信号に従ったレベル計26から
出力される原料1までの距離l0′信号である。 h1及びh1′は、それぞれ高炉10内における原料1の落下
の通過の検出による各サウンジング計から原料1までの
距離l0及びl0′のピーク値である。h2及びh2′は、それ
ぞれ高炉10内の原料の積載による各サウンジング計から
原料1までの距離l0とl0′とのそれぞれのピーク値であ
る。h3及びh3′は、それぞれ高炉10内の原料が荷下りし
たときのそれぞれのサウンジング計から原料1までの距
離のl0とl0′とのそれぞれの最小値である。 原料落下及び原料落下高さ診断器80及び90では、スレッ
ショルド値eを用いた次式により原料装入異常を診断す
る。 {(h1−h2)−e1}<f1(θ)<{(h1−h2)+e1}…
(9) {(h1′−h2′)−e1}<f1(θ)<{(h1′−h2)+
e1} …(9a) ここで、f1は異常診断におけるパラメータの関数である
が、この関数の値、即ち、f1(θ)は、原料落下及び原
料落下高さ診断器80及び90内のデータテーブルから原料
1の積載傾斜角θにより予め求めておく。 旋回時間診断器82及び92では、それぞれEマイクロ波サ
ウンジング計及びWマイク波サウンジング計により検出
される高炉10内の原料1の落下点の旋回移動の1回転時
間t1(=t2+t3)とスレッシヨルド値e2とを用いた次式
により原料装入異常を診断する。 (t1−e2)<(2π/ω)<(t1+e2) …(10) なお、この1回転時間は、第6図のJ点とK点との間の
実線F(原料1までの距離l0の信号の波形)における、
パルス間隔時間の平均である。 旋回回数診断器84及び94では、それぞれEマイクロ波サ
ウンジング計26a及びWマイクロ波サウンジング計26bに
よりそれぞれ旋回シュート24の旋回による旋回シュート
24自体又は旋回シュート24から落下する原料1の通過を
検出することにより求められる旋回回転数k及びk′と
旋回シュート24の旋回角βから検出された旋回回転数n
とを用いたそれぞれ次式により原料装入異常を診断す
る。 k=n …(11) k′=n …(11a) なお、この旋回回転数k及びk′は、第6図のJ点とK
点との間の実線F又はG(原料1までの距離l0信号又は
l0′信号の波形)における、パルス数である。 旋回方向診断器86では、Eマイクロ波サウンジング計26
aで旋回シュート24自体又は旋回シュート24から落下す
る原料1の通過が検出されてからWマイクロ波サウンジ
ング計26bで旋回シュート24自体又は旋回シュート24か
ら落下する原料1の通過が検出されるまでの時間がt2で
あるかt3であるか(t2≠t3、t1=t2+t3)判定すること
により、旋回シュート24の旋回方向が正旋回(t3)であ
るか逆旋回(t2)であるか判定し、これが目的の回転方
向と一致するかどうかにより原料装入異常を診断する。
又、旋回方向診断器96は、Wマイクロ波サウンジング計
26bで旋回シュート24自体又は旋回シュート24から落下
する原料1の通過が検出されてからEマイクロ波サウン
ジング計26aで旋回シュート24自体又は旋回シュート24
から落下する原料1の通過が検出されるまでの時間がt2
であるかt3であるか(t2≠t3、t1=t2+t3)判定するこ
とにより、旋回シュート24の旋回方向が正旋回(t2)で
あるか逆旋回(t3)であるか判定し、この旋回方向が目
的の旋回方向と一致するかどうかにより原料装入異常を
診断するものである。 ダンプ高さ診断器88及び98は、それぞれ、Eマイクロ波
サウンジング計26aから原料1までの距離l0から求めら
れる高炉10内の原料1の積載レベルh2とh3、又はWマイ
クロ波サウンジング計26bから原料1までの距離l0′か
ら求められる高炉10内における原料1の積載レベルh2′
とh3′とスレッシヨルド値e3とを用いたそれぞれ次式に
より原料装入異常の診断を行う。 {(h2−h3)−e3}<f2(θ,W)<{(h2−h3)−e3}
…(12) {(h2′−h3′)−e3}<f2(θ,W)<{(h2′−
h3′)−e3} ……(12a) ここで、関数f2は異常診断のパラメータの関数であり、
この関数の値、即ち、f2(θ,W)はダンプ高さ診断器88
及び98内部のデータテーブルから原料1の積載傾斜角θ
及び原料1の1ダンプ当りの原料量Wとにより予め求め
ておく。 このように、主に診断データ処理装置71でなされる処理
により高炉への原料装入異常を診断することができる。 例えば、原料落下及び原料落下高さ診断器80及び90で
は、流調ゲート22の故障等により旋回シュート24から装
入される原料1の中断を検出することができる。旋回時
間診断器82及び92では、インダクションモータ37やこの
インダクションモータ37に取付けられたパルス発生器37
aの故障等により旋回シュート24の旋回角速度ωに異常
があった場合に、この異常を検出することができる。旋
回回数診断器84及び94では、インダクションモータ37に
取付けられたパルス発生器37aの異常や旋回シュート回
転速度演算器50での旋回回数カウントの異常を検出する
ことができる。旋回方向診断器86及び96では、旋回駆動
機構39や旋回制御装置35等の異常により旋回シュート24
の旋回方向が目的の回転方向と不一致であることを検出
することができる。ダンプ高さ診断器88及び98では、流
調ゲート22の故障や旋回シュート24の傾動動作の異常に
より高炉10内における原料1のダンプ高さの異常を検出
することができる。 これらの高炉10への原料1の装入異常を診断するように
することにより、高炉10への原料装入装置の異常が比較
的小さなものでも速かに診断検出できるようになり、従
って、種々の異常が拡大して高炉10の操業に支障をきた
すことを防ぐことができる。 なお、高炉10への原料装入異常を診断する機能上におい
ては、Eマイクロ波サウンジング計26aやWマイクロ波
サウンジング計26b等の反射型距離計は、高炉10上方か
ら装入物表面を見込む位置で、且つ、旋回シュート24の
傾動角αがいかなる角度であっても、この旋回シュート
24の旋回による、この旋回シュート24自体又はこの旋回
シュート24から落下する原料1の通過を検出できる位置
に配置することが好ましい。しかしながら、種々の取付
け上の制約により、例えば、旋回シュート24の傾動角α
がある一定角度以下ではこの旋回シュート24自体又はこ
の旋回シュート24から落下する原料1の通過がいずれも
検出できないような位置にこのような反射型距離計を配
置せざるを得ない場合においては、この反射型距離計が
旋回シュート24自体又は旋回シュート24から落下する原
料1の通過を検出できる旋回シュート24の傾動角αの範
囲内では、この反射型距離計を用いた高炉10への原料装
入異常を診断する処理を行うようにすればよい。又、こ
の考え方は本発明の考えに含まれるものである。
の実施例を詳細に説明する。 第1図は、本発明が実施された高炉への原料装入装置の
構成図である。 この第1図において、上部ホッパ20には高炉10へ装入さ
れる原料1が蓄えられている。流調ゲート22は、排出速
度wに従った開度で、所定時間だけ開くことにより、旋
回シュート24へ原料1を供給するものである。旋回シュ
ート24は、角速度ωで旋回しながら傾動角αを可変する
ことができるものであり、これにより高炉内の原料上面
の炉壁側円周部にも炉芯部にも原料1を装入できるよう
になっている。なお、旋回シュート24の旋回角はβとす
る。 レベル計26は、図示されぬEマイクロ波サウンジング計
26aと、Wマイクロ波サウンジング計26bとにより、これ
らそれぞれのサウンジング計から高炉10内の原料1上面
までの距離l0及びl0′の測定を行い、これらそれぞれ測
定された距離l0及びl0′を旋回シュート回転速度演算器
50と原料装入監視装置54とへ出力する。 これらEマイクロ波サウンジング計26aをWマイクロ波
サウンジング計26bにおいては、それぞれのサウンジン
グ計から高炉10内の原料1上面までの距離の測定中に、
旋回シュート24の旋回による、この旋回シュート24自体
又はこの旋回シュート24から落下する原料1の通過が検
出される。 傾動制御装置30は、旋回シュート回転速度演算器50から
の傾動角指令に従ってサーボモータ31の位置決めを行
い、これにより傾動駆動機構32を介して旋回シュート24
を指令された傾動角αにするものである。 旋回制御装置35は、旋回シュート回転速度演算器50から
与えられる旋回シュート回転角速度指令に従ってインダ
クションモータ37の速度制御を行い、これにより、旋回
駆動機構39を介して旋回シュート24を角速度ωで旋回さ
せるものである。インダクションモータ37にはパルス発
生器37aが取付けられており、旋回制御装置35はこのパ
ルス発生器37aからの信号により旋回シュート24の旋回
角βを求め、この旋回角βは旋回シュート回転速度演算
器50に出力される。 この旋回シュート回転速度演算器50では、従来からの技
術に従って、最適量の排出速度wで原料1が上部ホッパ
20から旋回シュート24へ排出されるように流調ゲート22
を制御し、同時に旋回シュート24が原料1の装入中に角
速度ωで旋回するように旋回制御装置35へ旋回シュート
回転角速度指令を出力しながら、経時的に旋回シュート
24の傾動角αを可変させるように傾動制御装置30へ傾動
角指令を出力する。これにより、高炉内10上面に、最適
な分布の原料1の装入を行うことができる。 この旋回シュート回転速度演算器50では、このような従
来からの処理に加え、本発明が適用された処理を行う原
料装入監視装置54へ、旋回シュート24の傾動角α及び旋
回角β及び旋回角速度ω及び旋回角βから検出された旋
回回転数n及び、流調ゲート22を介して上部ホッパ20か
ら旋回シュート24へ排出される原料1の排出落下速度
v、及び高炉10内の原料1の積載傾斜角θを出力する処
理と、又、原料装入監視装置54から入力される異常警告
信号Armに対応する処理を行う。 原料装入監視装置54は、第2図に示されるような構成に
なっており、前述のレベル計26と旋回シュート回転速度
演算器50からの入力により、高炉への原料装入モニタリ
ング処理を行う。 第2図は、第1図を用て前述した本発明の実施された高
炉への原料装入装置に用いられる、原料装入監視装置54
の構成図である。 この第2図において、軌跡演算器70は、旋回シュート24
の傾動角αと旋回角βと予め設定された旋回シュート24
の長さLとから旋回シュート先端の座標を求めると共
に、この旋回シュート先端の座標とこの旋回シュートの
傾動角αと高炉内装入物表面レベルl0又はl0′と予め設
定又は求められた原料排出落下速度vとから高炉内の原
料落下点の位置座標を求める。更に、この軌跡演算器70
は、グラフィックCRT60及びX−Yプロッタ62に旋回シ
ュート24の動きや高炉内の原料落下点の移動を表示又は
プロットするためのデータをも作成する。 診断データ処理装置71は、高炉10上方から装入物表面を
見込む位置で、且つ、旋回シュート24の旋回によるこの
旋回シュート24自体又はこの旋回シュート24から落下す
る原料1の通過を検出できる位置に配置されたEマイク
ロ波サウンジング計26aとWマイクロ波サウンジング計2
6bとが入力されているレベル計26からの入力信号によ
り、高炉10への原料装入の異常を診断する。 データ記憶装置72は、軌跡演算器70や診断データ処理装
置71で作成されたデータを記憶保存し、例えば将来の高
炉10の運用方法の改善のためのデータを蓄積できるよう
にする。 グラフィックCRT60は、前述のような旋回シュート24の
先端の動きと高炉10内の原料落下点の動きをグラフィッ
ク表示すると共に、キーボード61と共に用いることによ
り、この原料装入監視装置54の種々の操作や設定を行っ
たり、又、データ記憶装置72に記憶されている実績デー
タを印字プリンタ63に帳票出力するための操作を行うた
めのキャラクタCRTとしても用いられる。この原料装入
監視装置54では、診断データ処理装置71で原料装入装置
の異常が検出された場合にはグラフィックCRT60に警告
表示がされたり旋回シュート回転速度演算器50へ異常警
告信号Armが出力されたりするようになっているが、更
に、作業者が原料装入装置の異常発生を容易に認識でき
るように、警告ランプ64が点灯したり、警告ブザー65が
鳴動するようになっている。 第3図は、前述の原料装入監視装置54内の診断データ処
理装置71の構成図である。 この第3図において、診断データ処理装置71は、原料落
下及び原料落下高さ診断器80及び90と、旋回時間診断器
82及び92と、旋回回数診断器84及び94と、旋回方向診断
器86及び96と、ダンプ高さ診断器88及び98とにより構成
され、更に診断データ外部出力75とにより構成されてい
る。 この診断データ処理装置71において同種の診断器がそれ
ぞれ2台ずつ配置されているのは、2台のサウンジング
計、即ちEマイクロ波サウンジング計26aとWマイクロ
波サウンジング計26bとを用いながらほぼ同じ処理を2
重に行うことにより、原料装入装置の異常診断の信頼性
を向上させるためである。 これらそれぞれの診断器で行われる処理は、後述するよ
うなそれぞれの診断器における異常診断ルールに従って
行われる。 又、診断データ外部出力75はこの診断データ処理装置71
内での原料装入装置の異常診断処理により作成されたデ
ータを出力するための出力インターフェイス処理を行う
ものである。 以下、図を用いて本実施例の作用を説明する。 第4図は、旋回シュート24の先端の座標及び旋回シュー
ト24から落下する原料1の落下点の位置座標を示す線図
である。 この図において、旋回シュート24は長さLであり、出力
落下速度vで排出されている原料1を、傾動角αの状態
で高炉10へ装入している。 又、高炉10内の原料1の上面の形状は炉壁側よりも炉芯
側が低くなるような擂鉢状の形状であり、このときの原
料1の積載傾斜角はθである。 この図において、Aは高炉10内で旋回している旋回シュ
ート24の旋回の軌跡である。 このとき、この旋回シュート24の先端の軌跡が描かれる
平面と平行な平面をX−Y軸平面とし、X軸及びY軸を
定義する。又、Z軸は高炉10において上方から下方方向
の座標軸として定義する。 Sは高炉10内における原料1の積載レベル測定の基準面
であるストックラインであり、Pは旋回シュート24の旋
回及び傾動動作の中心点であり、Bは高炉10内での原料
落下点であり、Cは高炉10内の積載原料上面のサウジン
グ測定点である。 旋回シュート24の旋回半径R1は、旋回シュート24の長さ
即ち旋回傾動中心点Pから旋回シュート24の先端までの
長さLとし、旋回シュート24の傾動角αと次式から求め
ることができる。 R1=L×sinα …(1) この第4図におけるX−Y軸平面における旋回シュート
24の先端の座標(X1,Y1)は、旋回シュート24の旋回半
径R1と旋回シュート24の旋回角βと次式により求めるこ
とができる。 X1=R1×sinβ =L×sinα×sinβ …(2) Y1=R1×cosβ =L×sinα×cosβ …(3) ここで、旋回シュート24の傾動角α及び旋回シュート24
の旋回角βは、旋回シュート24を旋回させながら原料1
を高炉10へ装入している最中においては、時々刻々変化
する時間関数である。 旋回シュート24の先端の座標は前述のように(2)式と
(3)式とにより求めることができるが、グラフィック
CRT60やX−Yプロッタ62等に表示又はプロットする場
合においては、これらのCRT画面や印字用紙上の中心に
旋回傾動中心点Pが描かれる必要があるため、バイアス
値を加味する必要がある。即ち、例えばこのバイアス値
を旋回シュート24の長さLとすれば、CRT表示又はプロ
ットにおける旋回シュート24の先端の座標(X1′,
Y1′)は次式のようになる。 X1′=L×sinα×sinβ+L …(2a) Y1′=L×sinα×cosβ+L …(3a) 次に、旋回シュート24から落下する原料1の落下点Bの
位置座標は次のようにして求める。 旋回シュート24に排出される上部ホッパ20からの原料1
の排出落下速度はvであるが、旋回シュート24から高炉
10内に落下する原料1の初速度はv cosαになるとす
る。このとき、旋回シュート24の先端から原料1が落下
して高炉10内の原料1の積載面上面に到達するまでの時
間をtとし、重力加速度をgとし、高炉10内の原料1の
積載傾斜角をθとし、旋回傾動中心点Pとストックライ
ンSとの間のZ軸方向の距離をlとし、ストックライン
Sから原料落下点BまでのZ軸方向の距離をl1とし、サ
ウンジング測定により得られるストックラインSからの
高炉10内の原料1の積載面上面までのZ軸方向の距離を
l2とし、サウンジング測定を行っているC点のX−Y軸
平面における旋回傾動中心点Pからの距離R′とすれ
ば、高炉10内の原料1の落下点の旋回移動半径R0と旋回
シュート24の先端から原料落下点BまでのZ軸方向の距
離Z0とは次式のように表わすことができる。 R0=(v×cosα×sinα)×t+L×sinα …(4) Z0=(v×cosα×cosα)×t+g×t2/2 …(5) Z0=l1+l−L cosα =l2+(R′−R0)×tanθ+l−L cosα…(6) 以上の(4)式から(5)式と(6)式とを用いてtを
消去し旋回移動半径R0を求め、これを用いることによ
り、高炉10内の原料1の落下点Bの位置座標(X2,Y2)
を、サウンジング計によって求められる長さl2(l0又は
l0′から予め求める)と原料1の積載傾斜角θと旋回シ
ュート24の傾動角αとの関数として次式のように求める
ことができる。 X2=R0×sinβ …(7) Y2=R0×cosβ …(8) 以上のようにして、原料1の落下点Bの位置座標(X2,Y
2)を求めることができるが、グラフィックCRT60及びX
−Yプロッタ62にグラフィック表示あるいはプロットす
る場合に原料1の落下点Bの旋回移動軌跡の中心点(旋
回傾動中心点P)がグラフィックCRT画面上乃至はプロ
ット用紙上の中心にくるようにするために、バイアス値
をmとし、表示又はプロットするための高炉10内の原料
1の落下点Bの位置座標(X2′,Y2′)を次式のように
表わす。 X2′=R0×sinβ+m …(7a) Y2′=R0×cosβ+m …(8a) 以上、(2)式及び(3)式と、(7)式及び(8)式
とにより、旋回シュート24の先端の座標及びこの座標の
軌跡と、高炉10内の原料1の落下点Bの位置座標及びこ
の座標の軌跡を、容易に具体的に把握できる。又(2a)
式及び(3a)式と、(7a)式及び(8a)式とにより、こ
れら旋回シュート24の先端の座標及びこの座標の軌跡
と、高炉10内の原料1の落下点Bの位置座標及びこの座
標の軌跡を、グラフィックCRT60やX−Yプロッタ62等
に容易に表示することができる。 又、この表示やプロットを高炉10への原料搬入中にリア
ルタイムに行うことにより、あたかも高炉10内を上方か
ら直接目視しているように高炉10内の内部モニタリング
を行うことができ、これにより高炉の操業の安定度や稼
動率の向上を図ることができることはいうまでもない。 なお、第5図は、前記実施例による旋回シュート24から
落下する原料1の落下点Bの位置座標のプロット例を示
す線図である。 次に、本実施例における主に診断データ処理装置71にお
ける作用、即ち本実施例における高炉10への原料装入異
常を診断する機能の作用を説明する。 第6図は、前記実施例における2台のサウンジング計か
ら検出される信号を示す線図である。 この第6図において、旋回シュート24は高炉10内で傾動
角αの角度で旋回しながら原料1の装入を行っている。
Eマイク波サウンジング計26a及びWマイクロ波サウン
ジング計26bは、高炉10上方から装入物表面を見込む位
置で、且つ、旋回シュート24の旋回によるこの旋回シュ
ート24自体又は旋回シュート24から落下中の原料1の通
過を検出できる位置に配置されている。 Dは、高炉10内の原料落下点の旋回移動軌跡である。 Eマイクロ波サウンジング計26aとWマイクロ波サウン
ジング計26bは同一半径の原料落下点の旋回移動軌跡D
上に配置されているが、しかしながら、旋回傾動中心点
Pを中心とする原料落下点の旋回移動軌跡Dの反対側、
即ち、丁度180゜反対側に位置するような形で配置され
ていない。即ち、旋回シュート24が逆旋回しているとき
においては、26aから26bまでの原料落下点の旋回移動時
間t2と、26bから26aまでの原料落下点の旋回移動時間t3
とが等しくならないような位置にそれぞれ配置されてい
る。このEマイクロ波サウンジング計26aとWマイクロ
波サウンジング計26bとの配置位置のそれぞれ180゜反対
側からのずれ量は、|t2−t3|が後述する高炉への原料装
入異常を診断する上での検出(旋回方向診断器86及び96
での異常診断)で容易に検出できる大きさであるような
ずれ量となっている。 この第6図における実線Fは、Eマイク波サウンジング
計26aから検出される信号に従った原料1までの距離l0
信号の波形である。又、実線Gは、Wマイクロ波サウン
ジング計26bで検出される信号に従ったレベル計26から
出力される原料1までの距離l0′信号である。 h1及びh1′は、それぞれ高炉10内における原料1の落下
の通過の検出による各サウンジング計から原料1までの
距離l0及びl0′のピーク値である。h2及びh2′は、それ
ぞれ高炉10内の原料の積載による各サウンジング計から
原料1までの距離l0とl0′とのそれぞれのピーク値であ
る。h3及びh3′は、それぞれ高炉10内の原料が荷下りし
たときのそれぞれのサウンジング計から原料1までの距
離のl0とl0′とのそれぞれの最小値である。 原料落下及び原料落下高さ診断器80及び90では、スレッ
ショルド値eを用いた次式により原料装入異常を診断す
る。 {(h1−h2)−e1}<f1(θ)<{(h1−h2)+e1}…
(9) {(h1′−h2′)−e1}<f1(θ)<{(h1′−h2)+
e1} …(9a) ここで、f1は異常診断におけるパラメータの関数である
が、この関数の値、即ち、f1(θ)は、原料落下及び原
料落下高さ診断器80及び90内のデータテーブルから原料
1の積載傾斜角θにより予め求めておく。 旋回時間診断器82及び92では、それぞれEマイクロ波サ
ウンジング計及びWマイク波サウンジング計により検出
される高炉10内の原料1の落下点の旋回移動の1回転時
間t1(=t2+t3)とスレッシヨルド値e2とを用いた次式
により原料装入異常を診断する。 (t1−e2)<(2π/ω)<(t1+e2) …(10) なお、この1回転時間は、第6図のJ点とK点との間の
実線F(原料1までの距離l0の信号の波形)における、
パルス間隔時間の平均である。 旋回回数診断器84及び94では、それぞれEマイクロ波サ
ウンジング計26a及びWマイクロ波サウンジング計26bに
よりそれぞれ旋回シュート24の旋回による旋回シュート
24自体又は旋回シュート24から落下する原料1の通過を
検出することにより求められる旋回回転数k及びk′と
旋回シュート24の旋回角βから検出された旋回回転数n
とを用いたそれぞれ次式により原料装入異常を診断す
る。 k=n …(11) k′=n …(11a) なお、この旋回回転数k及びk′は、第6図のJ点とK
点との間の実線F又はG(原料1までの距離l0信号又は
l0′信号の波形)における、パルス数である。 旋回方向診断器86では、Eマイクロ波サウンジング計26
aで旋回シュート24自体又は旋回シュート24から落下す
る原料1の通過が検出されてからWマイクロ波サウンジ
ング計26bで旋回シュート24自体又は旋回シュート24か
ら落下する原料1の通過が検出されるまでの時間がt2で
あるかt3であるか(t2≠t3、t1=t2+t3)判定すること
により、旋回シュート24の旋回方向が正旋回(t3)であ
るか逆旋回(t2)であるか判定し、これが目的の回転方
向と一致するかどうかにより原料装入異常を診断する。
又、旋回方向診断器96は、Wマイクロ波サウンジング計
26bで旋回シュート24自体又は旋回シュート24から落下
する原料1の通過が検出されてからEマイクロ波サウン
ジング計26aで旋回シュート24自体又は旋回シュート24
から落下する原料1の通過が検出されるまでの時間がt2
であるかt3であるか(t2≠t3、t1=t2+t3)判定するこ
とにより、旋回シュート24の旋回方向が正旋回(t2)で
あるか逆旋回(t3)であるか判定し、この旋回方向が目
的の旋回方向と一致するかどうかにより原料装入異常を
診断するものである。 ダンプ高さ診断器88及び98は、それぞれ、Eマイクロ波
サウンジング計26aから原料1までの距離l0から求めら
れる高炉10内の原料1の積載レベルh2とh3、又はWマイ
クロ波サウンジング計26bから原料1までの距離l0′か
ら求められる高炉10内における原料1の積載レベルh2′
とh3′とスレッシヨルド値e3とを用いたそれぞれ次式に
より原料装入異常の診断を行う。 {(h2−h3)−e3}<f2(θ,W)<{(h2−h3)−e3}
…(12) {(h2′−h3′)−e3}<f2(θ,W)<{(h2′−
h3′)−e3} ……(12a) ここで、関数f2は異常診断のパラメータの関数であり、
この関数の値、即ち、f2(θ,W)はダンプ高さ診断器88
及び98内部のデータテーブルから原料1の積載傾斜角θ
及び原料1の1ダンプ当りの原料量Wとにより予め求め
ておく。 このように、主に診断データ処理装置71でなされる処理
により高炉への原料装入異常を診断することができる。 例えば、原料落下及び原料落下高さ診断器80及び90で
は、流調ゲート22の故障等により旋回シュート24から装
入される原料1の中断を検出することができる。旋回時
間診断器82及び92では、インダクションモータ37やこの
インダクションモータ37に取付けられたパルス発生器37
aの故障等により旋回シュート24の旋回角速度ωに異常
があった場合に、この異常を検出することができる。旋
回回数診断器84及び94では、インダクションモータ37に
取付けられたパルス発生器37aの異常や旋回シュート回
転速度演算器50での旋回回数カウントの異常を検出する
ことができる。旋回方向診断器86及び96では、旋回駆動
機構39や旋回制御装置35等の異常により旋回シュート24
の旋回方向が目的の回転方向と不一致であることを検出
することができる。ダンプ高さ診断器88及び98では、流
調ゲート22の故障や旋回シュート24の傾動動作の異常に
より高炉10内における原料1のダンプ高さの異常を検出
することができる。 これらの高炉10への原料1の装入異常を診断するように
することにより、高炉10への原料装入装置の異常が比較
的小さなものでも速かに診断検出できるようになり、従
って、種々の異常が拡大して高炉10の操業に支障をきた
すことを防ぐことができる。 なお、高炉10への原料装入異常を診断する機能上におい
ては、Eマイクロ波サウンジング計26aやWマイクロ波
サウンジング計26b等の反射型距離計は、高炉10上方か
ら装入物表面を見込む位置で、且つ、旋回シュート24の
傾動角αがいかなる角度であっても、この旋回シュート
24の旋回による、この旋回シュート24自体又はこの旋回
シュート24から落下する原料1の通過を検出できる位置
に配置することが好ましい。しかしながら、種々の取付
け上の制約により、例えば、旋回シュート24の傾動角α
がある一定角度以下ではこの旋回シュート24自体又はこ
の旋回シュート24から落下する原料1の通過がいずれも
検出できないような位置にこのような反射型距離計を配
置せざるを得ない場合においては、この反射型距離計が
旋回シュート24自体又は旋回シュート24から落下する原
料1の通過を検出できる旋回シュート24の傾動角αの範
囲内では、この反射型距離計を用いた高炉10への原料装
入異常を診断する処理を行うようにすればよい。又、こ
の考え方は本発明の考えに含まれるものである。
以上説明した通り、本発明によれば、ホッパから排出さ
れる原料を、旋回半径を可変することのできる旋回シュ
ートの先端を移動させながら装入するに際し、この高炉
への原料装入のリアルタイムなモニタリング及びこのモ
ニタリングによる高炉への原料装入操業実績収集を効果
的に行い、これにより、製品品質の向上や高炉の操業の
安定度や稼動率の向上や、更には種々のトラブルを未然
に防ぐと共に、高炉運用方法の改善のための貴重なデー
タを多く得ることができるという優れた効果を有する。
れる原料を、旋回半径を可変することのできる旋回シュ
ートの先端を移動させながら装入するに際し、この高炉
への原料装入のリアルタイムなモニタリング及びこのモ
ニタリングによる高炉への原料装入操業実績収集を効果
的に行い、これにより、製品品質の向上や高炉の操業の
安定度や稼動率の向上や、更には種々のトラブルを未然
に防ぐと共に、高炉運用方法の改善のための貴重なデー
タを多く得ることができるという優れた効果を有する。
第1図は、本発明が実施された高炉への原料装入装置の
構成図、 第2図は、前記実施例に用いられる原料装入監視装置の
構成図、 第3図は、前記原料装入監視装置に用いられる診断デー
タ処理装置の構成図、 第4図は、旋回シュートの先端の座標及び旋回シュート
から落下する原料の落下点の位置座標を示す線図、 第5図は、前記実施例による旋回シュートから落下する
原料の落下点の位置座標のプロット例を示す線図、 第6図は、前記実施例における2台のサウンジング計か
ら検出される信号を示す線図である。 1……原料、 10……高炉、 20……上部ホッパ、 22……流調ゲート(FCG)、 24……旋回シュート、 26……レベル計、 26a……Eマイクロ波サウンジング計、 26b……Wマイクロ波サウンジング計、 30……傾動制御装置、 31……サーボモータ、 32……傾動駆動機構、 35……旋回制御装置、 37……インダクションモータ、 37a……パルス発生器、 39……旋回駆動機構、 50……旋回シュート回転速度演算器、 54……原料装入監視装置、 60……グラフィックCRT、 61……キーボード、 62……X−Yプロッタ、 63……印字プリンタ、 64……警告ランプ、 65……警告ブザー、 70……軌跡演算器、 71……診断データ処理装置、 72……データ記憶装置、 L……旋回シュートの長さ、 α……旋回シュートの傾動角、 β……旋回シュートの旋回角、 ω……旋回シュートの旋回角速度、 l0……Eマイクロ波サウンジング計から原料までの距
離、 l0′……Wマイクロ波サウンジング計から原料までの距
離、 S……ストックライン、 R′……X−Y軸平面での旋回傾動中心点からサウンジ
ング測定点までの距離、 R0……高炉内の原料落下点の旋回移動半径、 R1……旋回シュートの旋回半径、 Z0……旋回シュート先端から原料落下点までのZ軸方向
の距離、 n……旋回シュートの旋回角から検出された旋回回転
数、 v……原料の旋回シュートへの排出速度、 θ……高炉内の原料の積載傾斜角、 Arm……異常警告信号。
構成図、 第2図は、前記実施例に用いられる原料装入監視装置の
構成図、 第3図は、前記原料装入監視装置に用いられる診断デー
タ処理装置の構成図、 第4図は、旋回シュートの先端の座標及び旋回シュート
から落下する原料の落下点の位置座標を示す線図、 第5図は、前記実施例による旋回シュートから落下する
原料の落下点の位置座標のプロット例を示す線図、 第6図は、前記実施例における2台のサウンジング計か
ら検出される信号を示す線図である。 1……原料、 10……高炉、 20……上部ホッパ、 22……流調ゲート(FCG)、 24……旋回シュート、 26……レベル計、 26a……Eマイクロ波サウンジング計、 26b……Wマイクロ波サウンジング計、 30……傾動制御装置、 31……サーボモータ、 32……傾動駆動機構、 35……旋回制御装置、 37……インダクションモータ、 37a……パルス発生器、 39……旋回駆動機構、 50……旋回シュート回転速度演算器、 54……原料装入監視装置、 60……グラフィックCRT、 61……キーボード、 62……X−Yプロッタ、 63……印字プリンタ、 64……警告ランプ、 65……警告ブザー、 70……軌跡演算器、 71……診断データ処理装置、 72……データ記憶装置、 L……旋回シュートの長さ、 α……旋回シュートの傾動角、 β……旋回シュートの旋回角、 ω……旋回シュートの旋回角速度、 l0……Eマイクロ波サウンジング計から原料までの距
離、 l0′……Wマイクロ波サウンジング計から原料までの距
離、 S……ストックライン、 R′……X−Y軸平面での旋回傾動中心点からサウンジ
ング測定点までの距離、 R0……高炉内の原料落下点の旋回移動半径、 R1……旋回シュートの旋回半径、 Z0……旋回シュート先端から原料落下点までのZ軸方向
の距離、 n……旋回シュートの旋回角から検出された旋回回転
数、 v……原料の旋回シュートへの排出速度、 θ……高炉内の原料の積載傾斜角、 Arm……異常警告信号。
Claims (2)
- 【請求項1】ホッパから排出される原料を、旋回半径を
可変することのできる旋回シュートの先端を移動させな
がら装入するに際し、 前記旋回シュートの傾動角と旋回角と高炉内装入物表面
レベルとを測定し、 予め求められた前記旋回シュートの長さと、前記傾動角
と旋回角とから、該旋回シュート先端の座標を求めると
共に、 前記旋回シュート先端の座標と前記傾動角と前記高炉内
装入物表面レベルと、予め設定又は求められた原料排出
時のその落下速度とから、重力による該原料の落下速度
の増加をも配慮しながら、高炉内の原料落下点の位置座
標を求めることを特徴とする高炉への原料装入モニタリ
ング方法。 - 【請求項2】ホッパから排出される原料を、旋回半径を
可変することのできる旋回シュートの先端を移動させな
がら装入するに際し、 高炉上方から装入物表面を見込む位置で、且つ、前記旋
回シュートの旋回による該旋回シュート自体又は該旋回
シュートから落下中の原料の通過を検出できる位置に反
射型距離計を配置し、 この反射型距離計により、高炉内装入物表面レベルを測
定すると共に、前記旋回シュートの旋回による、該旋回
シュート自体又は該旋回シュートから落下中の原料の通
過を検出し、 予め決定されている異常診断ルールに従って、前記高炉
内装入物表面レベルの測定値と、前記旋回シュート自体
又は落下中の原料の通過の検出から、高炉への原料装入
異常を診断することを特徴とする高炉への原料装入モニ
タリング方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2132004A JPH06104841B2 (ja) | 1990-05-22 | 1990-05-22 | 高炉への原料装入モニタリング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2132004A JPH06104841B2 (ja) | 1990-05-22 | 1990-05-22 | 高炉への原料装入モニタリング方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0426712A JPH0426712A (ja) | 1992-01-29 |
| JPH06104841B2 true JPH06104841B2 (ja) | 1994-12-21 |
Family
ID=15071301
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2132004A Expired - Lifetime JPH06104841B2 (ja) | 1990-05-22 | 1990-05-22 | 高炉への原料装入モニタリング方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06104841B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| TW447194B (en) * | 1999-04-12 | 2001-07-21 | Matsushita Electric Industrial Co Ltd | Viterbi decoding device and method |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6012403B2 (ja) * | 1977-11-25 | 1985-04-01 | 三菱電機株式会社 | 高炉用旋回シユ−ト制御装置 |
| JPS61227108A (ja) * | 1985-03-30 | 1986-10-09 | Nippon Steel Corp | ベルレス式高炉の原料装入方法 |
| JPH0811805B2 (ja) * | 1986-07-03 | 1996-02-07 | 住友金属工業株式会社 | ベルレス式高炉の原料装入方法 |
-
1990
- 1990-05-22 JP JP2132004A patent/JPH06104841B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0426712A (ja) | 1992-01-29 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6737014B2 (en) | Slag detector for molten steel transfer operations | |
| EP3835779A1 (en) | Steelmaking-continuous casting process equipment control and state analysis method using laser vibration measurement, and system using same | |
| JPS5938553B2 (ja) | 測距レ−ダ−装置 | |
| KR100203995B1 (ko) | 입자충전방법 및 장치 | |
| JPH0611328A (ja) | 竪型炉の装入物プロフィール測定方法および測定装置 | |
| JPH06104841B2 (ja) | 高炉への原料装入モニタリング方法 | |
| US20210148008A1 (en) | Saw gin stand seed roll monitoring feature | |
| CA1203308A (en) | Method and apparatus for controlling the movement of an oscillating spout | |
| JP3018943B2 (ja) | 高炉炉壁プロフィール測定方法及びその装置 | |
| CN1118431A (zh) | 料仓贮料量检测方法和装置 | |
| CN114536563B (zh) | 卸料控制方法及搅拌站 | |
| CN102839248A (zh) | 高炉摆动溜槽在线检测装置及检测方法 | |
| JPS6043406B2 (ja) | 原料コントロ−ルゲ−トの制御方法 | |
| US5166589A (en) | Level probe for a shaft furnace | |
| JP2783006B2 (ja) | ベルレス高炉装入装置における原料装入時間の測定方法 | |
| KR970002045Y1 (ko) | 불출기(Reclaimer)의 자동원료 불출장치 | |
| KR20010005345A (ko) | 장입물 위치 추적장치 | |
| CN110921514A (zh) | 一种随车吊用的抓斗控制系统 | |
| JP2914990B2 (ja) | 湯面異常状況検出方法および湯面異常防止方法並びにその防止装置 | |
| KR20230151014A (ko) | 선회 슈트 내면 마모 검사 장치 및 선회 슈트 내면 마모 검사 방법 | |
| JPS6038446B2 (ja) | 高炉の装入物堆積分布状況検知方法 | |
| JPS63195205A (ja) | ベル式高炉における原料装入方法 | |
| JPH0586446B2 (ja) | ||
| JPH09262517A (ja) | 自動塗装装置の劣化度合監視装置 | |
| CN119330099A (zh) | 一种防止斗轮堆取料机悬臂与物料堆刮碰的方法 |