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JPH0611531B2 - トノカバ− - Google Patents
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JPH0611531B2 - トノカバ− - Google Patents

トノカバ−

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JPH0611531B2
JPH0611531B2 JP9747186A JP9747186A JPH0611531B2 JP H0611531 B2 JPH0611531 B2 JP H0611531B2 JP 9747186 A JP9747186 A JP 9747186A JP 9747186 A JP9747186 A JP 9747186A JP H0611531 B2 JPH0611531 B2 JP H0611531B2
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JP
Japan
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tonneau cover
synthetic resin
resin emulsion
thickness
present
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義征 住井
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Japan Vilene Co Ltd
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Japan Vilene Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は自動車の荷室などのカバーとして用いられるト
ノカバーに関する。
[従来の技術およびその問題点] トノカバーはワゴン、バン、ハッチバックタイプの自動
車の荷室のカバーとして用いられているが、その開閉
は、トノカバーの巻き取り装置によって行なわれている
(特開昭59-92228号公報参照)。
このようなトノカバーの素材としては、その巻き取りを
容易ならしめるために従来より塩化ビニル樹脂製のシー
トが用いられている。
近年、自動車の内装材には高級感を付与せしめるために
従来のレザー調の塩化ビニル樹脂製のシートにかわって
ソフトな暖かさを有する布様の素材が使用されてきてい
る。かかる布様の素材としては不織布や編織布などが使
用されているが、これらの素材を直接トノカバーとして
使用したばあい、巻き取り装置による巻き上げ時のすべ
りがわるく、またこれらの素材は一般に通気性を呈する
ので、リアウインドなどから直射日光を受けたばあい、
昇温した空気が荷室内に入れたものに熱による悪影響を
及ぼすという欠点があった。
かかる欠点を解決するために前記布様の素材の裏面にフ
ィルムを添付したものの提案がなされているが、一般に
これは風合が硬く、しかもツノが出やすいこと、厚さが
増すので巻き取り径が大きくなること、加工が煩雑であ
り、コストが高くなることなどの理由により今日のとこ
ろ、まだその実用化がなされるまでには至っていない。
[発明が解決しようとする問題点] そこで本発明者は、上記のような従来の技術の問題点に
鑑みて、かかる問題点を解決するべく鋭意研究を重ねた
結果、布様の外観を有し、風合がソフトでツノの発生が
なく、平滑で巻き取り時のすべりがよく、表面の耐久性
に優れしかも通気性がないという全く新しいトノカバー
を見出し、本発明を完成するに至った。
[問題点を解決するための手段] すなわち、本発明は繊維質基材の片面に微小中空体を含
有する合成樹脂エマルジョンの含浸層が設けられ、かつ
該含浸層が緻密化されてなることを特徴とするトノカバ
ーに関する。
[作用および実施例] 本発明に用いる繊維質基材としては、不織布、編織布、
フエルト、繊維ウェブなど、その繊維自体に柔軟性のあ
る素材が用いられる。これらの素材の厚さは、目的とす
るトノカバーの強度や厚さならびにその素材の種類など
によって異なるので一概には決定することはできない
が、通常 0.3〜 4.0mm、なかんづく 0.7〜 3.0mmのもの
が使用される。
本発明に用いる合成樹脂エマルジョンに含有せられる微
小中空体とは、外壁が熱可塑性樹脂、内部が熱膨張性物
質からなる中空体をいうが、本発明においては、上記組
成の平均粒子径5〜50μmの微小球体を、トノカバーの
製造工程中に加熱処理を施して内部の熱膨張性物質を膨
張させることにより使用される。かかる微小中空体の配
合割合はエマルジョンの全固型分に対して5〜50重量%
、なかんづく10〜30% であるのが好ましい。かかる配
合割合は5重量%未満のばあい、通気性が存在し、また
50重量%をこえると表皮材の耐久性が低下する。微小中
空体の具体例としては、外壁が塩化ビニリデン共重合体
であり、内部がたとえばイソブタンなどの低沸点炭化水
素であるマイクロスフェアーF−30(松本油脂製薬
(株)製、熱処理前の微小球の粒径:10〜20μm)など
があげられる。
前記合成樹脂エマルジョンとしては、たとえば塩化ビニ
リデン系、エチレン -酢酸ビニル系、エチレン -塩化ビ
ニル系、アクリル -スチレン系、アクリル -塩化ビニル
系、ポリエステル系などの合成樹脂エマルジョンをあげ
ることができるが、かかる合成樹脂エマルジョンには必
要に応じて増粘剤、難燃剤、分散剤、pH調整剤、湿潤剤
などを合成樹脂エマルジョン中の全固型分に対して5〜
35重量%、なかんづく10〜30重量% の範囲内で添加して
もよい。
本発明に用いられる合成樹脂エマルジョンに添加しうる
増粘剤としては、セルロース系、アルギン酸系あるいは
ポリアクリル酸系化合物など、難燃剤としては、リン酸
系、シュウ素系、塩素系化合物や三酸化アンチモン、水
酸化アンモニウムなど、分散剤としては、顔料や水酸化
アルミニウム、カオリンなどの無機化合物など、pH調整
剤としては、アンモニア、水、酢酸、シュウ酸など、ま
た湿潤剤としては、ノニオン系あるいはアニオン系界面
活性剤、エチレングリコールなどがあげられるが、これ
らの成分は、単独で用いてもよく、また上記合成樹脂エ
マルジョン中の全固形分に対して添加可能な範囲内であ
れば、各種成分を混合して用いてもよい。
前記繊維質基材の重量(以下、F という)と、合成樹脂
エマルジョン中の全固形分量(以下、B という)との比
の値(以下、F/B という)が60/40 〜95/5、好ましくは
70/30 〜90/10 となるように調整して繊維質基材に合成
樹脂エマルジョンが付着される。かかるF/B は、60/ 40
よりも小さいばあい、えられるトノカバーの風合が硬
く、成形性に劣り、また95/5よりも大きいばあい、耐久
性が低下し、通気性が生ずる。
繊維質基材の片面に微小中空体を含有する合成樹脂エマ
ルジョンの含浸層を設けたのち、該含浸層は緻密化され
るが、通常、緻密化を施すためにはカレンダーなどを用
いて合成樹脂エマルジョンの含浸面を加圧または加熱加
圧処理がなされる。前記緻密化は、通常えられるトノカ
バーが通気性を呈しない程度にまで施される。
上記のようにして緻密化された含浸層の厚さは、えられ
るトノカバーの全厚さの10〜50% 程度、なかんづく25〜
50% 程度であるのが好ましい。
かくしてトノカバーは形成されるが、該トノカバーの合
成樹脂エマルジョン含浸層の反対面には耐摩耗性を高
め、装飾効果を付与せしめるために樹脂プリントを施し
てもよい。この樹脂プリントとしては、たとえばアクリ
ル系樹脂やポリエステル系樹脂などがあげられるが、そ
の付着量は5〜15g/m2となるように調整して用いられ
る。
また、えられるトノカバーは、厚さが 3.0mmをこえると
巻き取ったときの径が大きくなり、 1.0未満では強度が
低下するので厚さは 1.0〜 3.0mmが好ましい。一方、目
付は100g/m2未満では耐久性のあるものがえられにく
く、また300g/m2をこえると重くなり、経済的にも不利
となるので、 150〜 300g/m2であるのが好ましい。
つぎに本発明のトノカバーを実施例に基づいてさらに詳
細に説明するが、本発明はかかる実施例のみに限定され
るものではない。
実施例 1 ポリエステル繊維(繊度:3デニール、繊維長:64mm)
からなるウェブを形成したのち、ニードルバンチ法によ
りパンチフエルト不織布(目付: 144g/m2、厚さ:
2.0mm)をえた。
えられた不織布に、イソブタンを内包し、外殻が塩化ビ
ニリデン共重合体からなる微小球マイクロスフェアー F
-30 (松本油脂製薬(株)製)を固形分量で15重量% 含
有してなるアクリル -塩化ビニル系樹脂エマルジョンを
泡立て含浸法により不織布の片面に含浸せしめた。
この後、ドライヤーにより 150℃で乾燥させると同時に
微小球を発泡させて微小中空体とし、ついでカレンダー
処理を施した。
えられたトノカバーは目付が 180g/m2、F/B が80/20
、総厚さ 1.5mmに対して含浸層の厚さは約1/3 であっ
た。
このトノカバーは、その表面が布様の外観と感触とを待
ち合せ、裏面が平滑で全体としてソフトで柔軟なもので
あり、トノカバーの巻取り装置を用いて巻き取った際の
巻き取りがスムーズでトノカバー表面にツノが出ること
もなかった。またこのトノカバーの通気度を測定したと
ころ、0cc/cm2/sec で通気性が全くないことを示し
た。
なお、通気度の測定は、下記の方法に従って行なった。
(通気度の測定) JIS L-1079 5.20 を準用し、フランジール形試験機を用
い、円筒の一端に試験片を取付けたのち、加減抵抗器に
よって傾斜形気圧計が水柱1.27cmの圧力を示すように吸
込み、ポンプを調整し、そのときの垂直形気圧計の示す
圧力と、使用した空気孔の種類とから、試験機に付属の
表によって試験片を通過する空気量(cc/ cm2/sec)を
求める。測定は5回とし、その平均値を通気度とする。
[発明の効果] 本発明のトノカバーは微小中空体を含む合成樹脂エマル
ジョンの含浸層が緻密化されたものであり、通気性を呈
さないので、自動車のトノカバーとして使用し、リアウ
インドなどから直射日光を受けたばあいであっても荷室
内が異常に昇温することはなく、またその裏面は平滑で
あるので、巻き取り、引き出しがスムーズに行なうこと
ができる。
しかも上記含浸層はトノカバーの片面のみに設けられて
いるので、その表面層は布様の外観と触感とを有し、か
つトノカバー全体としてもソフトな肌触りを有し、ドレ
ープ性にも富むという効果を奏する。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】繊維質基材の片面に微小中空体を含有する
    合成樹脂エマルジョンの含浸層が設けられ、かつ該含浸
    層が緻密化されてなることを特徴とするトノカバー。
  2. 【請求項2】含浸層の厚さが、繊維質基材の厚さの10〜
    50% である特許請求の範囲第1項記載のトノカバー。
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