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JPH0611673B2 - 基板表面処理剤 - Google Patents
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JPH0611673B2 - 基板表面処理剤 - Google Patents

基板表面処理剤

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JPH0611673B2
JPH0611673B2 JP23699689A JP23699689A JPH0611673B2 JP H0611673 B2 JPH0611673 B2 JP H0611673B2 JP 23699689 A JP23699689 A JP 23699689A JP 23699689 A JP23699689 A JP 23699689A JP H0611673 B2 JPH0611673 B2 JP H0611673B2
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JP
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substrate surface
surface treatment
solid content
treatment agent
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洋治 藤井
通行 入江
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は基板表面処理剤に関し、更に詳しくは珪酸アン
モニウム及びコロイダルシリカを含有し、更に、それら
の硬化剤を添加してなる基板表面処理剤に関するもので
ある。
[従来の技術] 従来から使用されている基板表面処理剤は有機物で構成
されており、無機物の基板表面処理剤は基板との密着性
が悪く、特に珪酸カルシウム板等にその傾向がある。例
えば、特開昭50−127930号公報、特開昭50−127932号公
報、特開昭50−127933号公報、特開昭50−157423号公報
には、コロイダルシリカ、珪酸塩に燐酸塩を硬化剤とす
る硬化性無機質組成物が開示されている。しかし、無機
質の基板表面処理剤として使用する場合、基板と無機質
基板表面処理剤の間で凝集破壊が生じ、密着性が有機物
の基板表面処理剤に比較して劣るとされ、無機質の基板
表面処理剤の改良品が望まれている。
[発明が解決しようとする課題] 珪酸アンモニウム及びコロイダルシリカを結合剤とした
場合、硬化剤にリン酸アルミニウム及びリン酸塩(カル
シウム、マグネシウム、珪素)等を添加すると急激な硬
化反応を起こし、基板表面処理剤に必要な可使時間を得
ることが困難であり、できたとしても耐熱水性及び耐水
性が得られない。また、上記公報に記載されている無機
組成物は塗料に関するもので、基板表面処理剤としての
使用用途ではない。
基板表面処理剤は基板と塗料の密着性を向上する目的で
使用されており、塗料を塗装する際には、一般に基板表
面処理剤を予め使用することが通例となっている。表面
状態の悪い基板に表面処理剤の厚めに塗布した場合、基
板に平滑性を付与するため、基板表面処理剤の塗膜を研
磨して基板表面に平滑性を与える必要がある。
また、基板表面処理剤の塗膜強度が高過ぎると研磨作業
能率が低下し、また、塗膜強度が低過ぎると塗膜の付着
強度が低下するので、基板表面処理剤の研磨性、塗膜の
接着強度等には適性範囲内とする必要がある。
一般的な基板表面処理剤は有機系バインダーを使用した
ものが多く、無機系バインダーを使用したものは少な
い。これは基板と有機系バインダーの間では凝集破壊が
起こりにくいが、基板と無機系バインダー(水系バイン
ダー)の間では凝集破壊が起こり易いためであり、その
ために水系バインダー使用の基板表面処理剤は非常に少
ない。
従って、本発明の目的は安定性、耐水性、耐熱性、密着
性及び塗膜強度に優れ、特に被塗剤吸い込みムラ防止並
びに耐熱水性に優れた塗膜を形成し得る基板表面処理剤
を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 即ち、本発明は全固形分の55〜70重量%の骨材、固
形分で3〜20重量%の珪酸アンモニウム、結合剤とし
て固形分で1〜15重量%のコロイダルシリカ及び硬化
剤としてメタリ酸アルミニウムA型1〜10重量%を含
有してなることを特徴とする基板表面処理剤に係る。
更に、本発明は全固形分の55〜70重量%の骨材、固
形分で3〜20重量%の珪酸アンモニウム、結合剤とし
て固形分で1〜15重量%のコロイダルシリカ並びに固
形分で2〜8重量%の有機エマルジョン、及び硬化剤と
してメタリン酸アルミニウムA型1〜10重量%を含有
してなることを特徴とする基板表面処理剤に係る。
[作用] 本発明による基板表面処理剤は基板との間の凝集破壊を
生じ難くし、基板との密着性を向上させたものである。
基板表面処理剤の乾燥は自然乾燥でも必要強度は得られ
るが、80〜100℃で20分間程度乾燥することでよ
り優れた基板表面処理剤塗膜の特性が得られる。
また、通常の無機質塗料は骨材の比重が高く、それによ
って骨材とバインダーの分離が生じ易く、ケーキングの
発生が起こり易い。従って、このケーキングを防止する
ために、本発明の基板表面処理材では骨材として雲母ま
たは粘土を併用することが望ましい。
全固形分の55〜70重量%の骨材に珪酸アンモニウム
3〜20重量%(固形分として)とコロイダルシリカ1
〜15重量%(固形分として)またはコロイダルシリカ
1〜15重量%(固形分として)及び有機エマルジョン
3〜10重量%(固形分として)を結合剤として、メタ
リン酸アルミニウムA型を50%以上含有するメタリン
酸アルミニウムとして1〜10重量%を硬化剤として用
いる本発明の基板表面処理剤は水系バインダーの水分が
蒸発して生ずる気候の部分を埋めることが可能となり基
板表面処理剤に必要とされる吸い込みムラを防止するこ
とが可能となる。
珪酸アンモニウムについて 市販されている珪酸アンモニウムは4級珪酸アンモニウ
ムであり、アルカリ金属を含まないので耐エフロレッセ
ンス性(塗膜の表面に白い粉を吹き出すようになる現
象)があり、バインダーとしての結合力が大である。4
級珪酸アンモニウムの添加量は3〜20重量%(固形分
として)が好ましく、3重量%未満では塗膜強度が弱
く、耐熱水性を向上させる効果が得られない。また、2
0重量%を越えると塗膜強度が大きすぎて塗膜の研磨作
業が非常に困難となる。
コロイダルシリカについて 本発明においてバインダーとして用いられるコロイダル
シリカとは無水珪酸(SiO)の超微粒子の水中に分
散させたものである。これは商品名スノーテックス(日
産化学社勢)等として一般に市販されていて、分散質で
ある無水珪酸の粒子の大きさが1〜100μm程度のも
のである。また、市販されているコロイダルシリカは固
形分20〜30%程度で0.7%以下のNaOを含も
のである。本発明においては通常以上のようなコロイダ
ルシリカのうち、pHが8〜10のアルカリ安定化された
コロイダルシリカが用いられる。コロイダルシリカの添
加量は1〜15重量%(固形分として)である。コロイ
ダルシリカの添加量が1重量%未満であると、耐水性を
向上される効果が得られない。また、15重量%を超え
ると塗膜強度が増大し、基板処理剤の表面加工性が劣
る。
有機エマルジョンについて 有機エマルジョンとしては酢酸ビニル系エマルジョン、
アクリル系エマルジョン等を使用することができる。有
機エマルジョンの添加量は2〜8重量%(固形分とし
て)が好ましく、2重量%未満では水系バインダーの蒸
発による連続気孔を防止できない。また、8重量%を越
えると、300℃加熱により塗膜が変色する。
骨材について 基板表面処理剤に含まれる無機質骨材としてはシリカ、
アルミナ、ジルコン質、酸化チタン、シャモット質、合
成雲母、天然雲母及び粘土よりなる群から選択された無
機質骨材から構成され、その粒度構成も最密充填により
なり得る粒度構成に配合されている。
しかし、その最大粒径は150μm以下に限定されてい
る。また、基板表面処理剤のケーキング防止及び再分散
性を良くするため骨材として粘土及び/または雲母を使
用することを必須とする。
粘土及び雲母は結合剤を吸収して膨潤する。無機質骨材
は比重も大きく、且つ粒度構成も最密充填になるように
構成されているため、ケーキングし易い無機質骨材で構
成されている。しかし、粘土及び雲母が結合剤を吸収
し、膨潤されるため、無機質骨材が沈澱しても最密充填
とならず、ケーキング防止効果を発揮し得る基板表面処
理剤が得られる。
骨材の使用量は全固形分の55〜70重量%である。骨
材の使用量が55重量%未満であると、骨材の比重が
2.0〜2.8と高いため、骨材量が少なく、不均一な
塗膜となり、基板表面処理剤としての効果が得られな
い。また、70重量%を超えると塗料の粘度が増大し、
均一な塗膜が得られない。
硬化剤について メタリン酸アルミニウムA型は、各種のリン酸アルミニ
ウムの熱処理(加熱温度と加熱時間)によって生成する
ことが可能である。従来市販のメタリン酸アルミニウム
はA、B、C、D、E型の5種類が混在しており、B、
C、D、E型の4種類は直鎖型であるが、A型は環状型
であり、他の1種類とは異質な特性を有している。B、
C、D、E型の4種類はコロイダルシリカ及び珪酸アン
モニウムと反応して即硬化反応を起こし、基板表面処理
剤として必要な可使時間が得られなかった。しかし、メ
タリン酸アルミニウムA型を50%以上、好ましくは9
0%以上含有するメタリン酸アルミニウムを使用しれ
ば、基板表面処理剤として必要な可使時間が得られ、更
に、80〜100℃で硬化する基板表面処理剤として使
用可能である。また、耐水性、耐熱水性、塗膜強度も改
善され得る基板表面処理剤が得られる。次に、塗膜の硬
化性、耐水性、耐熱水性を向上させるために使用するメ
タリン酸アルミニウムA型を50%以上含有するメタリ
ン酸アルミニウム量は1〜10重量%の範囲内である。
1重量%未満では塗膜の耐水性、耐熱水性の向上特性は
得られない。また、10重量%を超えると塗料の可使時
間が短くなり、塗布作業に支障を来す。
上述の各成分をミキサー等で混合することにより、所望
の種々の可使時間をもつ本発明の基板表面処理剤を得る
ことができる。
[実施例] 実施例1 シリカ(微粉) 15.2重量% アルミナ(微粉) 15.2重量% 水ヒ粘土 3.8重量% 4級珪酸アンモニウム (固形分40%含有品) 30重量% コロイダルシリカ (固形分30%含有品) 30重量% メタリン酸アルミニウムA型 (50%以上含有品) 5.8重量% よりなる配合品をミキサーで混合することにより基板表
面処理剤を得た。得られた基板表面処理剤の可使時間は
14時間であった。また、試験結果を以下の第1表に記
載する。
実施例2 シャモット(微粉) 20.3重量% アルミナ(微粉) 20.3重量% 合成雲母 3.4重量% 4級珪酸アンモニウム (固形分40%含有品) 30.5重量% コロイダルシリカ (固形分20%含有品) 23.3重量% メタリン酸アルミニウムA型 (50%以上含有品) 1.9重量% よりなる配合品をミキサーで混合することにより基板表
面処理剤を得た。得られた基板表面処理剤の可使時間は
10時間であった。また、試験結果を以下の第1表に記
載する。
実施例3 シャモット(微粉) 20.3重量% 水ヒ粘土 8.1重量% シリカ(微粉) 16.3重量% 4級珪酸アンモニウム (固形分40%含有品) 32.5重量% コロイダルシリカ (固形分30%含有品) 20.3重量% メタリン酸アルミニウムA型 (50%以上含有品) 2.5重量% よりなる配合品をミキサーで混合することにより基板表
面処理剤を得た。得られた基板表面処理剤の可使時間は
12時間であった。また、試験結果を以下の第1表に記
載する。
実施例4 天然雲母 8重量% アルミナ(微粉) 20重量% ジルコン 16重量% 4級珪酸アンモニウム (固形分40%含有品) 20重量% コロイダルシリカ (固形分30%含有品) 32重量% メタリン酸アルミニウムA型 (50%以上含有品) 4重量% よりなる配合品をミキサーで混合することにより基板表
面処理剤を得た。得られた基板表面処理剤の可使時間は
8時間であった。また、試験結果を以下の第1表に記載
する。
実施例5 ジルコン(微粉) 19.2重量% 天然雲母 7.7重量% アルミナ(微粉) 11.5重量% 水ヒ粘土 3.8重量% 4級珪酸アンモニウム (固形分40%含有品) 15.4重量% コロイダルシリカ (固形分30%含有品) 30.8重量% 酢酸ビニル系エマルジョン (固形分50%含有品) 7.7重量% メタリン酸アルミニウムA型 (50%以上含有品) 3.9重量% よりなる配合品をミキサーで混合することにより基板表
面処理剤を得た。得られた基板表面処理剤の可使時間は
10時間であった。また、試験結果を以下の第1表に記
載する。
実施例6 ジルコン(微粉) 20.4重量% 天然雲母 8.2重量% アルミナ(微粉) 16.3重量% 4級珪酸アンモニウム (固形分40%含有品) 32.6重量% コロイダルシリカ (固形分30%含有品) 16.3重量% アクリル系エマルジョン (固形分50%含有品) 4.0重量% メタリン酸アルミニウムA型 (50%以上含有品) 2.2重量% よりなる配合品をミキサーで混合することにより基板表
面処理剤を得た。得られた基板表面処理剤の可使時間は
12時間であった。また、試験結果を以下の第1表に記
載する。
比較例1 シリカ38.1重量%、アルミナ19重量%及び硬化剤
としてメタリン酸アルミニウムB、C、D並びにE型を
合計量4.8重量%添加して基板表面処理剤を得た。得
られた基板表面処理剤の試験結果を以下の第1表に併記
する。第1表の結果からも明らかなように、初期耐水性
試験で十字カット面(JIS A−5400 6.15碁盤目試
験)から塗膜が溶出し、満足のいくものではなかった。
比較例2 アルミナ(微粉) 19.4重量% シャモット(微粉) 9.7重量% 酸化チタン 9.7重量% 合成雲母 9.7重量% 4級珪酸アンモニウム (固形分40%含有品) 14.5重量% コロイダルシリカ (固形分30%含有品) 9.7重量% メタリン酸アルミニウムB、C、D、E型 7.9重量% よりなる配合品をミキサーで混合することにより基板表
面処理剤を得た。得られた基板表面処理剤の試験結果を
以下の第1表に併記する。第1表の結果からも明らかな
ように、耐熱水性試験で塗膜が溶出し、満足のいくもの
ではなかった。
[発明の効果] 本発明の基板表面処理剤の特徴は、従来の基板表面処理
剤に比べ耐熱性が優れ、硬化塗膜の耐水性、耐熱水性、
塗膜の密着性が著しく改良されることにあり、更に本発
明の基板表面処理剤はその形成成分の大部分が無機質化
合物から構成されていることから、ガスの炎で焼いても
完全に不燃であること等が挙げられる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】全固形分の55〜70重量%の骨材、固形
    分で3〜20重量%の珪酸アンモニウム、結合剤として
    固形分で1〜15重量%のコロイダルシリカ及び硬化剤
    としてメタリン酸アルミニウムA型1〜10重量%を含
    有してなることを特徴とする基板表面処理剤。
  2. 【請求項2】全固形分の55〜70重量%の骨材、固形
    分で3〜20重量%の珪酸アンモニウム、結合剤として
    固形分で1〜15重量%のコロイダルシリカ並びに固形
    分で2〜8重量%の有機エマルジョン、及び硬化剤とし
    てメタリン酸アルミニウムA型1〜10重量%を含有し
    てなることを特徴とする基板表面処理剤。
JP23699689A 1989-09-14 1989-09-14 基板表面処理剤 Expired - Lifetime JPH0611673B2 (ja)

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