JPH061238B2 - 揺らぎ解析による構造体の動態診断法 - Google Patents
揺らぎ解析による構造体の動態診断法Info
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- JPH061238B2 JPH061238B2 JP23885091A JP23885091A JPH061238B2 JP H061238 B2 JPH061238 B2 JP H061238B2 JP 23885091 A JP23885091 A JP 23885091A JP 23885091 A JP23885091 A JP 23885091A JP H061238 B2 JPH061238 B2 JP H061238B2
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Landscapes
- Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)
- Testing Of Optical Devices Or Fibers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は静止状態ないし運動状態
にある構造体(橋梁、ビルディングなどの建造物や発電
機、エンジンなどの機械、装置類を含む総称)の動態を
診断する方法に関し、詳しく言うと、構造体の外部から
この構造体に光ビームを当て、その反射光を測定し、こ
の測定によって得られたデータを解析することによって
当該構造体の動態が正常であるか異常であるかを診断す
る構造体の動態診断法に関する。
にある構造体(橋梁、ビルディングなどの建造物や発電
機、エンジンなどの機械、装置類を含む総称)の動態を
診断する方法に関し、詳しく言うと、構造体の外部から
この構造体に光ビームを当て、その反射光を測定し、こ
の測定によって得られたデータを解析することによって
当該構造体の動態が正常であるか異常であるかを診断す
る構造体の動態診断法に関する。
【0002】
【従来の技術】ビルディングや橋梁などの静止状態にあ
る構造体は近来巨大化し、その安全性を診断することが
安全管理・危険予測の面で極めて重要な課題となってき
た。この安全性の診断には、特に、その構造体が風力や
地震などの外力に対してどのように応答するかを計測す
ることが重要である。現在そのための計測に多大の努力
が払われているが、これらの努力の対象はおおむね局部
的応答の計測であり、従って、構造体全体の動態が正常
であるか否かの診断はできない。
る構造体は近来巨大化し、その安全性を診断することが
安全管理・危険予測の面で極めて重要な課題となってき
た。この安全性の診断には、特に、その構造体が風力や
地震などの外力に対してどのように応答するかを計測す
ることが重要である。現在そのための計測に多大の努力
が払われているが、これらの努力の対象はおおむね局部
的応答の計測であり、従って、構造体全体の動態が正常
であるか否かの診断はできない。
【0003】また、発電機、船舶、自動車、或はモー
タ、タービンなどの運動状態にある構造体においては、
例えばシリンダ或は回転軸の運動状態を診断することが
安全管理・危険予測の面で同じく非常に重要である。
タ、タービンなどの運動状態にある構造体においては、
例えばシリンダ或は回転軸の運動状態を診断することが
安全管理・危険予測の面で同じく非常に重要である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】構造体の外力に対する
応答は、一般的に言えば、構造体の各部が外部応力に応
答し、その応答が全体として相互相関した結果である。
この構造体全体としての応答結果は種々の周波数の周期
運動からなるが、その中に持続的な特定周波数が見出さ
れるのが一般であり、この特定周波数は当該構造体の外
力に対する共鳴振動数(共鳴周波数)と言うことができ
る。
応答は、一般的に言えば、構造体の各部が外部応力に応
答し、その応答が全体として相互相関した結果である。
この構造体全体としての応答結果は種々の周波数の周期
運動からなるが、その中に持続的な特定周波数が見出さ
れるのが一般であり、この特定周波数は当該構造体の外
力に対する共鳴振動数(共鳴周波数)と言うことができ
る。
【0005】一般に、外部からの応力に対する構造体各
部の応答が相関すると、全体の結果として、高周波分が
失われ、低周波分の共鳴振動が残る。従って、この低周
波分の共鳴振動周波数が計測できれば、構造体の動態が
正常であるか否かが正確に診断できる。しかしながら、
通常、構造体の共鳴振動数を外部から計測することは困
難であり、さらに、低周波の振動の測定は特に困難であ
る。このため、構造体の低周波の共鳴振動数の測定は殆
ど行なわれていないのが実情である。しかも、構造体の
共鳴振動の低周波分が地震災害に際して当該構造体の極
めて重要な事項であることは、例えば先年のカリホルニ
アの地震でも指摘されているところである。
部の応答が相関すると、全体の結果として、高周波分が
失われ、低周波分の共鳴振動が残る。従って、この低周
波分の共鳴振動周波数が計測できれば、構造体の動態が
正常であるか否かが正確に診断できる。しかしながら、
通常、構造体の共鳴振動数を外部から計測することは困
難であり、さらに、低周波の振動の測定は特に困難であ
る。このため、構造体の低周波の共鳴振動数の測定は殆
ど行なわれていないのが実情である。しかも、構造体の
共鳴振動の低周波分が地震災害に際して当該構造体の極
めて重要な事項であることは、例えば先年のカリホルニ
アの地震でも指摘されているところである。
【0006】一方、運動状態にある構造体の動態が正常
であるか否かを正確に診断するには、運動時の構造体の
シリンダ軸或は回転軸が正常位に維持されているか否か
を計測すること、特に、運動量を変えたとき、或は負荷
を変えたとき、構造体の動的特性が如何なる状態にある
か、正常な状態が維持されているか否かなど、運動状態
を続け、しかも運動条件を変えた状況下での構造体の動
的状態を計測することが最も重要な要件であり、この計
測データなしには構造体動態の正常、異常の正確な診断
は行なえない。
であるか否かを正確に診断するには、運動時の構造体の
シリンダ軸或は回転軸が正常位に維持されているか否か
を計測すること、特に、運動量を変えたとき、或は負荷
を変えたとき、構造体の動的特性が如何なる状態にある
か、正常な状態が維持されているか否かなど、運動状態
を続け、しかも運動条件を変えた状況下での構造体の動
的状態を計測することが最も重要な要件であり、この計
測データなしには構造体動態の正常、異常の正確な診断
は行なえない。
【0007】従って、本発明の1つの目的は、静止状態
にある構造体の共鳴振動数を外部から測定して当該構造
体の動態の正常・異常を診断する揺らぎ解析による構造
体の動態診断法を提供することである。
にある構造体の共鳴振動数を外部から測定して当該構造
体の動態の正常・異常を診断する揺らぎ解析による構造
体の動態診断法を提供することである。
【0008】本発明の他の目的は、運動状態にある構造
体の揺らぎを、運動を引き起こす応力の関数として外部
から測定し、当該構造体の動態の正常・異常を診断する
揺らぎ解析による構造体の動態診断法を提供することで
ある。
体の揺らぎを、運動を引き起こす応力の関数として外部
から測定し、当該構造体の動態の正常・異常を診断する
揺らぎ解析による構造体の動態診断法を提供することで
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
揺らぎ解析による構造体の動態診断法によって達成され
る。要約すれば、本発明は、静止状態ないし運動状態に
ある構造体に外部から光ビームを照射する段階と、該構
造体からの反射光を受光する段階と、該受光した反射光
を解析して前記構造体の動的特性を測定する段階とから
なることを特徴とする揺らぎ解析による構造体の動態診
断法である。
揺らぎ解析による構造体の動態診断法によって達成され
る。要約すれば、本発明は、静止状態ないし運動状態に
ある構造体に外部から光ビームを照射する段階と、該構
造体からの反射光を受光する段階と、該受光した反射光
を解析して前記構造体の動的特性を測定する段階とから
なることを特徴とする揺らぎ解析による構造体の動態診
断法である。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について添付図面を参
照して詳細に説明する。
照して詳細に説明する。
【0011】実施例1 本実施例はレーザ光を用いて静止構造体の低周波揺動固
有振動数を計測したものであり、実験対象の静止構造体
として建坪約3000m2 、3階建ての建物を使用し、
この建物から約15メートル離れた2階建ての建物の2
階に測定装置を設置した。上記実験対象の建物を標的と
し、上記測定装置を設置した建物から水平方向の上記実
験対象建物の一点に鏡を固定し、測定装置からこの鏡に
ほぼ水平方向にレーザ光を照射し、その反射光を測定装
置の位置敏感器で検出し、反射光の揺らぎを時系列デー
タとして取得し、これをフーリエ変換した。このフーリ
エ変換図形を図1に示す。
有振動数を計測したものであり、実験対象の静止構造体
として建坪約3000m2 、3階建ての建物を使用し、
この建物から約15メートル離れた2階建ての建物の2
階に測定装置を設置した。上記実験対象の建物を標的と
し、上記測定装置を設置した建物から水平方向の上記実
験対象建物の一点に鏡を固定し、測定装置からこの鏡に
ほぼ水平方向にレーザ光を照射し、その反射光を測定装
置の位置敏感器で検出し、反射光の揺らぎを時系列デー
タとして取得し、これをフーリエ変換した。このフーリ
エ変換図形を図1に示す。
【0012】図1の図形から明白なように、2つの建て
物の相対位置の揺らぎ(揺動)のフーリエ変換図形は、
周波数の増加に伴なって指数関数的に減衰するパターン
に加えて、18.75Hz(ヘルツ)に鋭いピークを示
すものとなり、この特定周波数は実験対象建物の固有低
周波振動数であると考えられる。
物の相対位置の揺らぎ(揺動)のフーリエ変換図形は、
周波数の増加に伴なって指数関数的に減衰するパターン
に加えて、18.75Hz(ヘルツ)に鋭いピークを示
すものとなり、この特定周波数は実験対象建物の固有低
周波振動数であると考えられる。
【0013】このことを確かめるために2つの実験を行
なった。まず、測定装置を載せている台に衝撃を与えな
がら同じ計測を行なった。その結果のフーリエ変換図形
を図2に示す。図2の図形から明瞭なように、上記1
8.75Hzのピーク(図中の矢印で示すピーク)の位
置及び基本パターンは図1の図形と変わらなかったが、
新たに32.25Hzと43.25Hzにピークが見出
された。これら後者のピークは測定装置の固有振動数と
考えられる。次に、実験対象建物の鏡を固定した部分に
打撃(衝撃)を与え続けて同じ計測を行なった。その結
果のフーリエ変換図形を図3に示す。図3の図形から明
瞭なように、周波数の増加に伴って指数関数的に減衰す
るパターンの背景の上に、周波数ゼロの近傍に鋭い立ち
上がりが現われ、さらに18.75Hzのピークが1
9.3125Hzと僅かに高周波側にシフトすることが
見出された。
なった。まず、測定装置を載せている台に衝撃を与えな
がら同じ計測を行なった。その結果のフーリエ変換図形
を図2に示す。図2の図形から明瞭なように、上記1
8.75Hzのピーク(図中の矢印で示すピーク)の位
置及び基本パターンは図1の図形と変わらなかったが、
新たに32.25Hzと43.25Hzにピークが見出
された。これら後者のピークは測定装置の固有振動数と
考えられる。次に、実験対象建物の鏡を固定した部分に
打撃(衝撃)を与え続けて同じ計測を行なった。その結
果のフーリエ変換図形を図3に示す。図3の図形から明
瞭なように、周波数の増加に伴って指数関数的に減衰す
るパターンの背景の上に、周波数ゼロの近傍に鋭い立ち
上がりが現われ、さらに18.75Hzのピークが1
9.3125Hzと僅かに高周波側にシフトすることが
見出された。
【0014】以上の実験結果から18Hz近傍の周波数
は実験対象建物の固有共鳴振動周波数であると断定でき
る。このように、本発明によれば、静止状態にある構造
体の固有共鳴振動周波数を外部から極めて精密な分光法
により高感度、高分解能で計測することができるから、
必要時に構造体の固有共鳴振動周波数を計測することに
より構造体の動態が正常であるか否かの診断が極めて正
確に、かつ容易に行なえ、安全管理・危険予測上で非常
に有効である。
は実験対象建物の固有共鳴振動周波数であると断定でき
る。このように、本発明によれば、静止状態にある構造
体の固有共鳴振動周波数を外部から極めて精密な分光法
により高感度、高分解能で計測することができるから、
必要時に構造体の固有共鳴振動周波数を計測することに
より構造体の動態が正常であるか否かの診断が極めて正
確に、かつ容易に行なえ、安全管理・危険予測上で非常
に有効である。
【0015】実施例2 本実施例はレーザ光を用いて運動状態にある構造体の回
転軸の軸芯の揺れ、傾きなど(これを一括して偏芯と呼
ぶことにする)を計測するものであり、運動状態にある
構造体としてモータを選択し、その回転軸にレーザ光を
照射し、それからの反射光の検出器上での到着点を測定
することにより、回転軸の偏芯を測定した。反射光の到
着点は偏芯の度合により差を生じる。この差を時系列関
数として位置敏感器で検出し、この検出信号をフーリエ
変換することによって周波数分解した。
転軸の軸芯の揺れ、傾きなど(これを一括して偏芯と呼
ぶことにする)を計測するものであり、運動状態にある
構造体としてモータを選択し、その回転軸にレーザ光を
照射し、それからの反射光の検出器上での到着点を測定
することにより、回転軸の偏芯を測定した。反射光の到
着点は偏芯の度合により差を生じる。この差を時系列関
数として位置敏感器で検出し、この検出信号をフーリエ
変換することによって周波数分解した。
【0016】図4〜図6は「弱」、「中」、「強」の3
段階に回転数が切り換えできる小型モータの回転軸の偏
芯を計測した結果のフーリエ変換図形であり、図4はモ
ータの回転数が弱である場合のフーリエ変換図形、図5
はモータの回転数が中である場合のフーリエ変換図形、
図6はモータの回転数が強であるときのフーリエ変換図
形をそれぞれ示す。図4の図形から理解できるように、
モータの回転数が弱の場合にはフーリエ変換による偏位
の周波数分布が3つの対応部、即ち、最も周波数の低い
領域である0〜500Hzの範囲に対数的減衰パターン
を示す第1の領域と、中間周波数領域である500〜1
000Hzの範囲に山型のパターンを示す第2の領域
と、より高い周波数領域である1200〜1400Hz
の範囲に緩やかな山型のパターンを示す第3の領域とか
らなる。また、モータの回転数が中の場合には、図5の
図形から理解できるように、フーリエ変換による偏位の
全体のパターンは図4と同じであるが、各領域の周波数
は高い側にシフトしている。即ち、図4の図形に比べ、
第1の領域は900〜1000Hzに移り、第2の領域
はその中心が1500Hzとなっている。そして、第3
の領域は計測領域外にある。また、図6の図形から理解
できるように、モータの回転数が強の場合には図4の図
形における第1の領域が1800Hzにまで達してい
る。
段階に回転数が切り換えできる小型モータの回転軸の偏
芯を計測した結果のフーリエ変換図形であり、図4はモ
ータの回転数が弱である場合のフーリエ変換図形、図5
はモータの回転数が中である場合のフーリエ変換図形、
図6はモータの回転数が強であるときのフーリエ変換図
形をそれぞれ示す。図4の図形から理解できるように、
モータの回転数が弱の場合にはフーリエ変換による偏位
の周波数分布が3つの対応部、即ち、最も周波数の低い
領域である0〜500Hzの範囲に対数的減衰パターン
を示す第1の領域と、中間周波数領域である500〜1
000Hzの範囲に山型のパターンを示す第2の領域
と、より高い周波数領域である1200〜1400Hz
の範囲に緩やかな山型のパターンを示す第3の領域とか
らなる。また、モータの回転数が中の場合には、図5の
図形から理解できるように、フーリエ変換による偏位の
全体のパターンは図4と同じであるが、各領域の周波数
は高い側にシフトしている。即ち、図4の図形に比べ、
第1の領域は900〜1000Hzに移り、第2の領域
はその中心が1500Hzとなっている。そして、第3
の領域は計測領域外にある。また、図6の図形から理解
できるように、モータの回転数が強の場合には図4の図
形における第1の領域が1800Hzにまで達してい
る。
【0017】以上の結果はモータの回転軸の動的状態、
特にその揺らぎが回転条件により変わることを実測でき
たことを示すものにほかならない。構造体の動的状態に
ついて、特にその運動の揺らぎを、運動を引き起こす応
力の関数として測定することは、構造体の動態が正常で
あるか否かを診断する上で甚だ重要なことであるが、極
めて困難なことであった。本発明によれば、この測定が
可能となるので構造体の動態の正常・異常の診断を正確
に行なうことができ、安全管理・危険予測上で非常に有
効である。
特にその揺らぎが回転条件により変わることを実測でき
たことを示すものにほかならない。構造体の動的状態に
ついて、特にその運動の揺らぎを、運動を引き起こす応
力の関数として測定することは、構造体の動態が正常で
あるか否かを診断する上で甚だ重要なことであるが、極
めて困難なことであった。本発明によれば、この測定が
可能となるので構造体の動態の正常・異常の診断を正確
に行なうことができ、安全管理・危険予測上で非常に有
効である。
【0018】実施例3 上記実施例2において使用したモータの回転軸にさらに
荷重を加えてその軸芯に応力がかかった場合の揺らぎを
上記実施例2と同じ方法で測定した。図7はモータの回
転軸に長さ2cmの鉄棒を連結したときのフーリエ変換
図形である。図7の図形から理解できるように、荷重を
加えた場合には、500Hz以下の第1の領域における
対数的減衰パターンが図4に示す無負荷時のパターンよ
り著しく増幅されることが認められた。
荷重を加えてその軸芯に応力がかかった場合の揺らぎを
上記実施例2と同じ方法で測定した。図7はモータの回
転軸に長さ2cmの鉄棒を連結したときのフーリエ変換
図形である。図7の図形から理解できるように、荷重を
加えた場合には、500Hz以下の第1の領域における
対数的減衰パターンが図4に示す無負荷時のパターンよ
り著しく増幅されることが認められた。
【0019】また、負荷の鉄棒を10cmに変えて同じ
測定を行なった結果のフーリエ変換図形を図8に示す。
図8の図形から明瞭なように、荷重負荷が大きくなる
と、500Hz以下の第1の領域における対数的減衰パ
ターンがより一層顕著に増幅されることが認められ、さ
らに、700Hzから1.5KHzの領域に新たに大き
な揺らぎの振幅が観測された。
測定を行なった結果のフーリエ変換図形を図8に示す。
図8の図形から明瞭なように、荷重負荷が大きくなる
と、500Hz以下の第1の領域における対数的減衰パ
ターンがより一層顕著に増幅されることが認められ、さ
らに、700Hzから1.5KHzの領域に新たに大き
な揺らぎの振幅が観測された。
【0020】上記第2及び第3の実施例の実験結果は、
運動状態にある構造体について、その運動の強弱や、構
造体に荷重する負荷を変えた場合に、その条件変化の効
果を当該構造体の運動を保持したまま外部から測定でき
ることを示したものにほかならない。運動状態にある構
造体の揺らぎを、運動の制御条件を変えつつ外部から測
定することは従来実現できなかったことであり、従っ
て、これを実現した本発明の診断法は静止状態にある構
造体はもとより運動状態にある構造体の動態の正常・異
常を極めて正確に診断できるから、この技術分野で待望
されていた正に画期的な診断法と言えよう。
運動状態にある構造体について、その運動の強弱や、構
造体に荷重する負荷を変えた場合に、その条件変化の効
果を当該構造体の運動を保持したまま外部から測定でき
ることを示したものにほかならない。運動状態にある構
造体の揺らぎを、運動の制御条件を変えつつ外部から測
定することは従来実現できなかったことであり、従っ
て、これを実現した本発明の診断法は静止状態にある構
造体はもとより運動状態にある構造体の動態の正常・異
常を極めて正確に診断できるから、この技術分野で待望
されていた正に画期的な診断法と言えよう。
【0021】なお、本発明の診断法は上記実施例に示さ
れた構造体に限らず、橋梁、ビルディングを始めとする
建造物や、発電機、エンジンなどの機械、装置類に等し
く適用でき、同様の作用効果が得られることは言うまで
もない。
れた構造体に限らず、橋梁、ビルディングを始めとする
建造物や、発電機、エンジンなどの機械、装置類に等し
く適用でき、同様の作用効果が得られることは言うまで
もない。
【0022】
【発明の効果】以上の説明で明白なように、本発明によ
れば、静止状態にある構造体の固有の共鳴振動数、特に
低周波数領域の共鳴振動数(揺らぎ)を外部から極めて
精密な分光法により高感度、高分解能で計測することが
でき、また、運動状態にある構造体の揺らぎを、外部か
ら同じく極めて精密な分光法により高感度、高分解能で
計測することができるから、構造体の動態が正常である
か否かが正確に、かつ容易に診断できる。かくして、ビ
ルディングや橋梁などの静止状態にある構造体や、発電
機、船舶、自動車、或はモータ、タービンなどの運動状
態にある構造体の安全性の確認が極めて正確に行なえ、
安全管理・危険予測の上で非常に有効であるという顕著
な効果がある。さらに、構造体の揺らぎの解析から安全
管理・危険予防の方策をフィードバック的に設計し、施
工することも可能となるという効果もある。
れば、静止状態にある構造体の固有の共鳴振動数、特に
低周波数領域の共鳴振動数(揺らぎ)を外部から極めて
精密な分光法により高感度、高分解能で計測することが
でき、また、運動状態にある構造体の揺らぎを、外部か
ら同じく極めて精密な分光法により高感度、高分解能で
計測することができるから、構造体の動態が正常である
か否かが正確に、かつ容易に診断できる。かくして、ビ
ルディングや橋梁などの静止状態にある構造体や、発電
機、船舶、自動車、或はモータ、タービンなどの運動状
態にある構造体の安全性の確認が極めて正確に行なえ、
安全管理・危険予測の上で非常に有効であるという顕著
な効果がある。さらに、構造体の揺らぎの解析から安全
管理・危険予防の方策をフィードバック的に設計し、施
工することも可能となるという効果もある。
【図1】本発明の診断法により静止構造体から得られた
時系列データのフーリエ変換図形を示す特性図である。
時系列データのフーリエ変換図形を示す特性図である。
【図2】計測システムを載せている台に衝撃を与えた場
合に本発明の診断法により静止構造体から得られた時系
列データのフーリエ変換図形を示す特性図である。
合に本発明の診断法により静止構造体から得られた時系
列データのフーリエ変換図形を示す特性図である。
【図3】静止構造体に衝撃を与えつつ本発明の診断法に
より当該静止構造体から本発明の診断法により得られた
時系列データのフーリエ変換図形を示す特性図である。
より当該静止構造体から本発明の診断法により得られた
時系列データのフーリエ変換図形を示す特性図である。
【図4】モータの回転軸から当該モータの回転数が弱で
ある場合に本発明の診断法により得られた時系列データ
のフーリエ変換図形を示す特性図である。
ある場合に本発明の診断法により得られた時系列データ
のフーリエ変換図形を示す特性図である。
【図5】モータの回転軸から当該モータの回転数が中で
ある場合に本発明の診断法により得られた時系列データ
のフーリエ変換図形を示す特性図である。
ある場合に本発明の診断法により得られた時系列データ
のフーリエ変換図形を示す特性図である。
【図6】モータの回転軸から当該モータの回転数が強で
ある場合に本発明の診断法により得られた時系列データ
のフーリエ変換図形を示す特性図である。
ある場合に本発明の診断法により得られた時系列データ
のフーリエ変換図形を示す特性図である。
【図7】モータの回転軸に長さ2cmの鉄棒を負荷した
ときに当該モータの回転軸から本発明の診断法により得
られた時系列データのフーリエ変換図形を示す特性図で
ある。
ときに当該モータの回転軸から本発明の診断法により得
られた時系列データのフーリエ変換図形を示す特性図で
ある。
【図8】モータの回転軸に長さ10cmの鉄棒を負荷し
たときに当該モータの回転軸から本発明の診断法により
得られた時系列データのフーリエ変換図形を示す特性図
である。
たときに当該モータの回転軸から本発明の診断法により
得られた時系列データのフーリエ変換図形を示す特性図
である。
Claims (3)
- 【請求項1】 静止状態ないし運動状態にある構造体に
外部から光ビームを照射する段階と、該構造体からの反
射光を受光する段階と、該受光した反射光を解析して前
記構造体の動的特性を測定する段階とからなることを特
徴とする揺らぎ解析による構造体の動態診断法。 - 【請求項2】 静止状態にある構造体の特定の部位に外
部から光ビームを照射する段階と、該構造体の特定の部
位からの反射光を受光して時系列のデータを得る段階
と、該データをフーリエ変換して前記構造体の共鳴振動
数を測定する段階とからなることを特徴とする揺らぎ解
析による構造体の動態診断法。 - 【請求項3】 運動状態にある構造体に外部から光ビー
ムを照射する段階と、該構造体からの反射光を受光して
時系列のデータを得る段階と、該データをフーリエ変換
して前記構造体の揺らぎを測定する段階とからなること
を特徴とする揺らぎ解析による構造体の動態診断法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23885091A JPH061238B2 (ja) | 1991-08-27 | 1991-08-27 | 揺らぎ解析による構造体の動態診断法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23885091A JPH061238B2 (ja) | 1991-08-27 | 1991-08-27 | 揺らぎ解析による構造体の動態診断法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0552714A JPH0552714A (ja) | 1993-03-02 |
| JPH061238B2 true JPH061238B2 (ja) | 1994-01-05 |
Family
ID=17036194
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23885091A Expired - Fee Related JPH061238B2 (ja) | 1991-08-27 | 1991-08-27 | 揺らぎ解析による構造体の動態診断法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH061238B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20020016996A (ko) * | 2000-08-28 | 2002-03-07 | 김정태 | 구조 손상 발견을 위한 진동 기초 손상 검색 방법 |
| KR20030018391A (ko) * | 2001-08-28 | 2003-03-06 | 주식회사 레이콤 | 광학식 구조물안전감시장치 |
| WO2004090485A2 (en) * | 2003-04-03 | 2004-10-21 | Sri International | Method and apparatus for real-time vibration imaging |
-
1991
- 1991-08-27 JP JP23885091A patent/JPH061238B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0552714A (ja) | 1993-03-02 |
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