JPH0612680B2 - 点火栓 - Google Patents
点火栓Info
- Publication number
- JPH0612680B2 JPH0612680B2 JP58150060A JP15006083A JPH0612680B2 JP H0612680 B2 JPH0612680 B2 JP H0612680B2 JP 58150060 A JP58150060 A JP 58150060A JP 15006083 A JP15006083 A JP 15006083A JP H0612680 B2 JPH0612680 B2 JP H0612680B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ground electrode
- spark plug
- corrosion
- alloy
- weight
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Spark Plugs (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明は内燃機関のシリンダヘッドに装着される点火栓
に係り、特に耐食性と熱伝導性の両特性に優れた接地電
極を備えた点火栓に関する。
に係り、特に耐食性と熱伝導性の両特性に優れた接地電
極を備えた点火栓に関する。
[発明の技術的背景とその問題点] 従来から内燃機関の点火栓として、第1図に示すような
構造の点火栓が知られている。この点火栓は、内燃機関
への取付金具となる筒状の点火栓金具1と、この点火栓
金具1の下端にバット溶接等により固着されたL字状接
地電極2と、この点火栓金具1にOリング3a、3bを
介して固着された絶縁体4と、この絶縁体4の先端に設
けられた接地電極2と対向する中心電極5とから構成さ
れている。
構造の点火栓が知られている。この点火栓は、内燃機関
への取付金具となる筒状の点火栓金具1と、この点火栓
金具1の下端にバット溶接等により固着されたL字状接
地電極2と、この点火栓金具1にOリング3a、3bを
介して固着された絶縁体4と、この絶縁体4の先端に設
けられた接地電極2と対向する中心電極5とから構成さ
れている。
近年、排気ガス規制や省エネルギーの見地からガソリン
エンジンの高燃焼率化の要求が高まっており、その一つ
の手段として突き出し型の点火栓を用いることが行なわ
れている。
エンジンの高燃焼率化の要求が高まっており、その一つ
の手段として突き出し型の点火栓を用いることが行なわ
れている。
すなわち、一般の点火プラグは、第1図における中心電
極5の長さlが4.5mm程度とされているが、この突き
出し型点火栓においては、中心電極5の長さlが9.5
mm程度とされ、点火火花が内燃機関内壁から離れた位置
で発生するようにされている。したがって突き出し型点
火栓の直接燃焼ガスと接する接地電極には、従来の点火
栓におけるよりも苛酷な熱的条件が加えられることにな
る。このため一般の点火栓の接地電極に使用されてきた
Ni−2Cr−3Mn−2Si等のNi基低合金で接地
電極を構成すると、第2図に示すように粒界に沿った異
常腐食6を生じ、特にこの異常腐食6が湾曲部で生じや
すいため、使用中接地電極が破損するおそれがあった。
極5の長さlが4.5mm程度とされているが、この突き
出し型点火栓においては、中心電極5の長さlが9.5
mm程度とされ、点火火花が内燃機関内壁から離れた位置
で発生するようにされている。したがって突き出し型点
火栓の直接燃焼ガスと接する接地電極には、従来の点火
栓におけるよりも苛酷な熱的条件が加えられることにな
る。このため一般の点火栓の接地電極に使用されてきた
Ni−2Cr−3Mn−2Si等のNi基低合金で接地
電極を構成すると、第2図に示すように粒界に沿った異
常腐食6を生じ、特にこの異常腐食6が湾曲部で生じや
すいため、使用中接地電極が破損するおそれがあった。
一方、耐熱性耐食性の良好なインコネル600等のCr
を10重量%以上含むNi基耐熱合金で接地電極を構成
すると異常腐食の問題は解消されるが、熱伝導性が通常
の接地電極に用いられている合金の半分以下となるた
め、接地電極は使用中非常に高温となり、接地電極の早
期消耗や接地電極が熱源となって早期着火をひきおこす
という問題があった。
を10重量%以上含むNi基耐熱合金で接地電極を構成
すると異常腐食の問題は解消されるが、熱伝導性が通常
の接地電極に用いられている合金の半分以下となるた
め、接地電極は使用中非常に高温となり、接地電極の早
期消耗や接地電極が熱源となって早期着火をひきおこす
という問題があった。
[発明の目的] 本発明はこのような問題を解消するためなされたもの
で、耐食性と熱伝導性の両特性に優れた接地電極を有す
る点火栓を提供することを目的する。
で、耐食性と熱伝導性の両特性に優れた接地電極を有す
る点火栓を提供することを目的する。
[発明の概要] すなわち本発明の点火栓は、点火栓金具の下端に固着す
る接地電極を、合金元素総量10重量%以下のNi基低
合金もしくは純Niからなる芯材の外周をCr10重量
%以上を含むNi基耐熱合金からなる被覆材で被覆して
なるクラッド材で構成したことを特徴とする。
る接地電極を、合金元素総量10重量%以下のNi基低
合金もしくは純Niからなる芯材の外周をCr10重量
%以上を含むNi基耐熱合金からなる被覆材で被覆して
なるクラッド材で構成したことを特徴とする。
本発明に使用するNi基低合金としてはNi−2Cr−
3Mn−2Si、Ni−1Mn−1Si、工業用純Ni
等の合金元素総量10重量%以下のNi基低合金があげ
られる。このNi基低合金は特に熱伝導性に寄与する部
分であり、その合金元素総量が多すぎると熱伝導性が低
下し接地電極の早期消耗や早期着火を起すようになるた
め10重量%以下が好ましい。
3Mn−2Si、Ni−1Mn−1Si、工業用純Ni
等の合金元素総量10重量%以下のNi基低合金があげ
られる。このNi基低合金は特に熱伝導性に寄与する部
分であり、その合金元素総量が多すぎると熱伝導性が低
下し接地電極の早期消耗や早期着火を起すようになるた
め10重量%以下が好ましい。
また本発明に使用するNi基耐熱合金としては、インコ
ネル600、(Ni−16Cr−8Fe)、ニクロム合
金(Ni−20Cr)等があげられる。このNi基耐熱
合金のCrは特に耐食性を改善するものである。この量
が少なすぎると耐食性が低下し、異常腐食を生ずるよう
になるため10重量%以上が好ましい。
ネル600、(Ni−16Cr−8Fe)、ニクロム合
金(Ni−20Cr)等があげられる。このNi基耐熱
合金のCrは特に耐食性を改善するものである。この量
が少なすぎると耐食性が低下し、異常腐食を生ずるよう
になるため10重量%以上が好ましい。
本発明における接地電極は、断面から見た幅が通常2.
2〜3.0mm、厚さが1.4〜1.8mm程度に成形さ
れ、かつ芯部の外径と被覆部の外径との比は1:1.1
〜1:1.6程度が適している。
2〜3.0mm、厚さが1.4〜1.8mm程度に成形さ
れ、かつ芯部の外径と被覆部の外径との比は1:1.1
〜1:1.6程度が適している。
本発明における接地電極は、例えば次のようにして製造
される。すなわち、まずNi基耐熱合金製のパイプに、
このパイプの内径よりわずかに小径のNi基底合金もし
くは純Ni製の丸棒を挿入し、スェージング加工および
熱間圧延加工の後、所定サイズまで冷間で線引きして所
定のサイズおよび断面形状のクラッド材を製造する。こ
のようにして得られる複合平角線を一定長さに切断し、
点火栓金具に溶接した後L字型の曲げ加工が施される。
なおこのとき接地電極の先端部から芯材が露出するのを
防ぐため、先端をかしめたり、先端にNi基耐熱合金を
溶射することが望ましい。
される。すなわち、まずNi基耐熱合金製のパイプに、
このパイプの内径よりわずかに小径のNi基底合金もし
くは純Ni製の丸棒を挿入し、スェージング加工および
熱間圧延加工の後、所定サイズまで冷間で線引きして所
定のサイズおよび断面形状のクラッド材を製造する。こ
のようにして得られる複合平角線を一定長さに切断し、
点火栓金具に溶接した後L字型の曲げ加工が施される。
なおこのとき接地電極の先端部から芯材が露出するのを
防ぐため、先端をかしめたり、先端にNi基耐熱合金を
溶射することが望ましい。
[発明の実施例] 次に本発明の実施例について説明する。
実施例1 外径60mm、内径50mmのインコネル600製のパイプ
に、このパイプの内径よりわずかに小さい外径を有する
Ni−2Cr−3Mn−2Si製の丸棒を挿入し、スェ
ージング加工、熱間圧延加工の後冷間で線引きして、幅
2.8mm、厚さ1.6mmのクラッド材を製造した。これ
を所定長さ(約18mm)に切断し、次いで炭素鋼からな
る点火栓金具に一端を溶接した後曲げ加工を行なって第
3図に示すような芯部2aがNi基底合金、外周部2b
がNi基耐熱合金で構成された接地電極2を形成した。
なお、この接地電極の他の部分の構成は第1図に示した
従来の接地電極と同一である。
に、このパイプの内径よりわずかに小さい外径を有する
Ni−2Cr−3Mn−2Si製の丸棒を挿入し、スェ
ージング加工、熱間圧延加工の後冷間で線引きして、幅
2.8mm、厚さ1.6mmのクラッド材を製造した。これ
を所定長さ(約18mm)に切断し、次いで炭素鋼からな
る点火栓金具に一端を溶接した後曲げ加工を行なって第
3図に示すような芯部2aがNi基底合金、外周部2b
がNi基耐熱合金で構成された接地電極2を形成した。
なお、この接地電極の他の部分の構成は第1図に示した
従来の接地電極と同一である。
この接地電極を高燃焼率型ガソリンエンジンに装着し、
毎分6000回転で100時間連続運転を行なったとこ
ろ、接地電極の湾曲部には腐食は全く認められなかっ
た。なお接地電極の芯部2aの露出した先端部には若干
の腐食がみられたが、機能上の障害は生じなかった。
毎分6000回転で100時間連続運転を行なったとこ
ろ、接地電極の湾曲部には腐食は全く認められなかっ
た。なお接地電極の芯部2aの露出した先端部には若干
の腐食がみられたが、機能上の障害は生じなかった。
実施例2 実施例1で得た接地電極の先端部をかしめて第4図に示
し形状にして実施例1と同一条件で実機試験を行なった
ところ、接地電極先端部の露出した小部分7にのみ若干
の腐食が認められた。
し形状にして実施例1と同一条件で実機試験を行なった
ところ、接地電極先端部の露出した小部分7にのみ若干
の腐食が認められた。
実施例3 実施例1で得た接地電極の先端部に溶射によりインコネ
ル600を被覆して第5図に示す形状の接地電極を得
た。図において符号3は溶射されたインコネル600を
示している。
ル600を被覆して第5図に示す形状の接地電極を得
た。図において符号3は溶射されたインコネル600を
示している。
これを用いて実施例1と同一条件で実機試験を行なった
ところ、接地電極の先端部の腐食は全く生じなかった。
ところ、接地電極の先端部の腐食は全く生じなかった。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明の点火栓においては、接地
電極の腐食を受ける外周部を耐食性に優れたNi基耐熱
合金で構成し、芯部を熱伝導性の良好なNi基底合金も
しくは純Niで構成しているので、湾曲部の異常腐食や
早期着火をひきおこすおそれがなくなり、長期にわたっ
て安定した特性を得ることができる。
電極の腐食を受ける外周部を耐食性に優れたNi基耐熱
合金で構成し、芯部を熱伝導性の良好なNi基底合金も
しくは純Niで構成しているので、湾曲部の異常腐食や
早期着火をひきおこすおそれがなくなり、長期にわたっ
て安定した特性を得ることができる。
第1図は従来の点火栓を示す縦断面図、第2図は従来金
属で構成した接地電極の使用後の状態を示す縦断面図、
第3図ないし第5図はそれぞれ本発明の実施例の点火栓
における接地電極の拡大縦断面図である。 1……点火栓金具 2……接地電極 2a……芯部 2b……外周部 4……絶縁体 5……中心電極 6……異常腐食
属で構成した接地電極の使用後の状態を示す縦断面図、
第3図ないし第5図はそれぞれ本発明の実施例の点火栓
における接地電極の拡大縦断面図である。 1……点火栓金具 2……接地電極 2a……芯部 2b……外周部 4……絶縁体 5……中心電極 6……異常腐食
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−163786(JP,A) 特公 昭38−9355(JP,B1) 特公 昭48−15531(JP,B1) 米国特許2266318(US,A)
Claims (3)
- 【請求項1】接地電極を、合金元素総量10重量%以下
のNi基低合金もしくは純Niからなる芯材の外周をC
r10重量%以上を含むNi基耐熱合金からなる被覆材
で被覆してなる材料で構成したことを特徴とする点火
栓。 - 【請求項2】接地電極の先端部が、Cr10重量%以上
を含むNi基耐熱合金で被覆されている特許請求の範囲
第1項記載の点火栓。 - 【請求項3】点火栓は、突き出し型である特許請求の範
囲第1項記載の点火栓。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58150060A JPH0612680B2 (ja) | 1983-08-17 | 1983-08-17 | 点火栓 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58150060A JPH0612680B2 (ja) | 1983-08-17 | 1983-08-17 | 点火栓 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6041785A JPS6041785A (ja) | 1985-03-05 |
| JPH0612680B2 true JPH0612680B2 (ja) | 1994-02-16 |
Family
ID=15488630
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58150060A Expired - Lifetime JPH0612680B2 (ja) | 1983-08-17 | 1983-08-17 | 点火栓 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0612680B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6244544A (ja) * | 1985-08-21 | 1987-02-26 | Ngk Spark Plug Co Ltd | スパ−クプラグ用電極材料 |
| EP2884604B1 (en) * | 2012-08-09 | 2019-10-09 | NGK Spark Plug Co., Ltd. | Spark plug |
| JP6230348B2 (ja) * | 2013-09-13 | 2017-11-15 | 日本特殊陶業株式会社 | スパークプラグ |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US2266318A (en) | 1940-08-23 | 1941-12-16 | Gen Motors Corp | Alloy for use in spark plug electrodes and the like |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55163786A (en) * | 1979-03-13 | 1980-12-20 | Texas Instruments Inc | Ignition plug |
| JPS5859579A (ja) * | 1981-10-01 | 1983-04-08 | 株式会社東芝 | 点火プラグ |
-
1983
- 1983-08-17 JP JP58150060A patent/JPH0612680B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US2266318A (en) | 1940-08-23 | 1941-12-16 | Gen Motors Corp | Alloy for use in spark plug electrodes and the like |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6041785A (ja) | 1985-03-05 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP5249205B2 (ja) | スパークプラグ | |
| JP3425973B2 (ja) | スパークプラグおよびその製造方法 | |
| JP4871165B2 (ja) | 内燃機関用スパークプラグ | |
| EP0418055B1 (en) | Spark plug | |
| US7671521B2 (en) | Spark plug with multi-layer firing tip | |
| US5465022A (en) | Spark plug for internal-combustion engine and manufacture method of the same | |
| JP2007522617A5 (ja) | ||
| EP3306762B1 (en) | Sparkplug | |
| US20200259315A1 (en) | Spark plug for internal combustion engine | |
| JP4255519B2 (ja) | 内燃機関用スパークプラグ及びその製造方法 | |
| JP2002520792A (ja) | イリジウムベースの球体を有する点火プラグ電極およびその製造方法 | |
| JPH0612680B2 (ja) | 点火栓 | |
| JP3226294B2 (ja) | スパークプラグ | |
| JP2000331770A (ja) | スパークプラグ及び放電チップの製造方法 | |
| JP4676912B2 (ja) | 内燃機関用スパークプラグ | |
| JP3128270B2 (ja) | スパークプラグ | |
| JP5815649B2 (ja) | スパークプラグ | |
| JP2008053017A (ja) | 内燃機関用スパークプラグ | |
| JPH0513147A (ja) | スパークプラグ | |
| JP4507475B2 (ja) | スパークプラグおよびその製造方法 | |
| JPH05159856A (ja) | スパークプラグ | |
| JP4814671B2 (ja) | 内燃機関用スパークプラグ | |
| JPH05283142A (ja) | 点火栓 | |
| JP2016154130A (ja) | 点火プラグ | |
| JP2902161B2 (ja) | スパークプラグおよびその中心電極の製造方法 |