JPH0613612B2 - 熱可塑性樹脂組成物の製造方法 - Google Patents
熱可塑性樹脂組成物の製造方法Info
- Publication number
- JPH0613612B2 JPH0613612B2 JP62073639A JP7363987A JPH0613612B2 JP H0613612 B2 JPH0613612 B2 JP H0613612B2 JP 62073639 A JP62073639 A JP 62073639A JP 7363987 A JP7363987 A JP 7363987A JP H0613612 B2 JPH0613612 B2 JP H0613612B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thermoplastic resin
- inorganic filler
- kneading
- resin composition
- specific energy
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は熱可塑性樹脂組成物の製造方法、特に熱可塑性
樹脂に無機フィラーを大量に配合した無機フィラー高充
填熱可塑性樹脂組成物の製造方法に関する。
樹脂に無機フィラーを大量に配合した無機フィラー高充
填熱可塑性樹脂組成物の製造方法に関する。
(従来の技術) 熱可塑性樹脂は、その優れた機械的、電気的特性によっ
て、電気および電子部品、建材、自動車部材など幅広い
分野で大量に使用されている。
て、電気および電子部品、建材、自動車部材など幅広い
分野で大量に使用されている。
しかし、この熱可塑性樹脂自体には剛性、耐熱性が劣
り、また燃え易いなどの欠点があり、これら欠点を解決
するため無機フィラーを充填した熱可塑性樹脂組成物が
使用されるようになった。特に、無機フィラーを大量に
配合すると、剛性、耐熱性、難燃性などの特性が一段と
向上することから、このような無機フィラー高充填熱可
塑性樹脂組成物に対するニーズが強く、これが実現され
ると、その用途は飛躍的に拡大すると予想される。
り、また燃え易いなどの欠点があり、これら欠点を解決
するため無機フィラーを充填した熱可塑性樹脂組成物が
使用されるようになった。特に、無機フィラーを大量に
配合すると、剛性、耐熱性、難燃性などの特性が一段と
向上することから、このような無機フィラー高充填熱可
塑性樹脂組成物に対するニーズが強く、これが実現され
ると、その用途は飛躍的に拡大すると予想される。
しかし、大量の無機フィラーを熱可塑性樹脂に配合する
場合、これを樹脂中に均一に分散させることは困難であ
り、混練できても熱可塑性樹脂本来の機械的特性が大幅
に劣化するという問題がある。従って、分散性、機械的
特性の劣化が問題とならない程度の割合で無機フィラー
を配合して無機フィラー充填熱可塑性物が実用化されて
いるに留まっている。
場合、これを樹脂中に均一に分散させることは困難であ
り、混練できても熱可塑性樹脂本来の機械的特性が大幅
に劣化するという問題がある。従って、分散性、機械的
特性の劣化が問題とならない程度の割合で無機フィラー
を配合して無機フィラー充填熱可塑性物が実用化されて
いるに留まっている。
熱可塑性樹脂に大量の無機フィラーを配合して無機フィ
ラー高充填熱可塑性樹脂組成物を製造するための試みと
して、例えば特公昭57−10890、同57−135
78、同56−26251などには無機フィラー自体の
改良が、また特公昭56−38370、同55−211
などには成形方法および装置の改良が提案されている。
ラー高充填熱可塑性樹脂組成物を製造するための試みと
して、例えば特公昭57−10890、同57−135
78、同56−26251などには無機フィラー自体の
改良が、また特公昭56−38370、同55−211
などには成形方法および装置の改良が提案されている。
(発明が解決すべき問題点) しかしながら、上記の公知の方法によっては、成形性、
機械的特性の劣化などの問題を生じることなく、無機フ
ィラーの特性を十分生かし得るほどの量で、例えば熱可
塑性樹脂100重量部当り200重量部以上の量で無機
フィラー熱可塑性樹脂に均一に分散、配合することは到
底不可能であった。
機械的特性の劣化などの問題を生じることなく、無機フ
ィラーの特性を十分生かし得るほどの量で、例えば熱可
塑性樹脂100重量部当り200重量部以上の量で無機
フィラー熱可塑性樹脂に均一に分散、配合することは到
底不可能であった。
従って、本発明は、熱可塑性樹脂本来の特性を損なうこ
となく、無機フィラーを熱可塑性樹脂に均一かつ大量に
配合させて、無機フィラーの特性を付与した無機フィラ
ー高充填可塑性樹脂組成物の製造方法を提供することを
目的とするものである。
となく、無機フィラーを熱可塑性樹脂に均一かつ大量に
配合させて、無機フィラーの特性を付与した無機フィラ
ー高充填可塑性樹脂組成物の製造方法を提供することを
目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは、従来の研究が上述したように、無機フィ
ラーの物性改良あるいは成形装置および方法の改良とい
った一面的であったことから、無機フィラーおよび成形
方法両者をあわせ検討を行ったところ、特定の物理的性
質を有する無機フィラーを熱可塑性樹脂に特定の条件下
で混練すると、大量かつ均一に配合できるだけではな
く、機械的特性も良好な、無機フィラー高充填熱可塑性
樹脂組成物が得られることを知り、この知見に基づいて
本発明を完成するに至った。
ラーの物性改良あるいは成形装置および方法の改良とい
った一面的であったことから、無機フィラーおよび成形
方法両者をあわせ検討を行ったところ、特定の物理的性
質を有する無機フィラーを熱可塑性樹脂に特定の条件下
で混練すると、大量かつ均一に配合できるだけではな
く、機械的特性も良好な、無機フィラー高充填熱可塑性
樹脂組成物が得られることを知り、この知見に基づいて
本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、熱可塑性樹脂100重量部に対し
吸油量が25〜50ml/100g、比表面積が700
0〜20000cm2/gの無機フィラー200〜35
0重量部を比エネルギー0.4〜0.2kw・hr/k
gで混練することを特徴とする熱可塑性樹脂組成物の製
造方法に関する。
吸油量が25〜50ml/100g、比表面積が700
0〜20000cm2/gの無機フィラー200〜35
0重量部を比エネルギー0.4〜0.2kw・hr/k
gで混練することを特徴とする熱可塑性樹脂組成物の製
造方法に関する。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の「比エネルギー」(以下、Espという場合も
ある)とは、混練処理に消費される機械的エネルギーを
意味し、次の式によって示されるものである。
ある)とは、混練処理に消費される機械的エネルギーを
意味し、次の式によって示されるものである。
混練処理における混練の程度は、樹脂が受ける剪断応力
を指標とするのが一般的であるが、この剪断応力を直接
測定するのは困難であることから、本発明においては、
上記混練の程度を比エネルギーによって示すものであ
る。この比エネルギーは剪断応力と剪断歪との積に相関
し、この比エネルギーが高いと剪断応力も高く、従って
樹脂の混練の程度が高いことを意味する。
を指標とするのが一般的であるが、この剪断応力を直接
測定するのは困難であることから、本発明においては、
上記混練の程度を比エネルギーによって示すものであ
る。この比エネルギーは剪断応力と剪断歪との積に相関
し、この比エネルギーが高いと剪断応力も高く、従って
樹脂の混練の程度が高いことを意味する。
本発明の方法においては、無機フィラーと熱可塑性樹脂
との混練を比エネルギーが0.4〜1.2kw・hr/
kgの範囲で実施する。
との混練を比エネルギーが0.4〜1.2kw・hr/
kgの範囲で実施する。
図1、図2は、それぞれ、ポリプロピレン樹脂100重
量部に対しカルシウム・アルミネート水和物を200重
量部および300重量部配合したときの比エネルギーと
引張強度および比エネルギーと衝撃強度の関係を示した
ものであるが(実施例1)、これらグラフから混練時の
比エネルギーが0.4kw・hr/kg未満では機械的
特性が低下し、また1.2kw・hr/kgを超える比
エネルギーで混練しても機械的特性の一層の向上は認め
られず、むしろ若干低下する傾向にあることが理解され
る。
量部に対しカルシウム・アルミネート水和物を200重
量部および300重量部配合したときの比エネルギーと
引張強度および比エネルギーと衝撃強度の関係を示した
ものであるが(実施例1)、これらグラフから混練時の
比エネルギーが0.4kw・hr/kg未満では機械的
特性が低下し、また1.2kw・hr/kgを超える比
エネルギーで混練しても機械的特性の一層の向上は認め
られず、むしろ若干低下する傾向にあることが理解され
る。
本発明で使用する無機フィラーの吸油量は、25〜50
ml/100gである。
ml/100gである。
図3は、カルシウム・アルミネート水和物と炭酸カルシ
ウムとをそれぞれポリプロピレン樹脂100重量部に対
し200重量部および300重量部配合したときの、比
エネルギーと無機フィラーの吸油量との関係を示すもの
であるが(実施例2)、このグラフからも明らかなよう
に、上記比エネルギーとの関係から無機フィラーの吸油
量は25〜50ml/100gの範囲になくてはならな
い。
ウムとをそれぞれポリプロピレン樹脂100重量部に対
し200重量部および300重量部配合したときの、比
エネルギーと無機フィラーの吸油量との関係を示すもの
であるが(実施例2)、このグラフからも明らかなよう
に、上記比エネルギーとの関係から無機フィラーの吸油
量は25〜50ml/100gの範囲になくてはならな
い。
なお、本発明における「吸油量」は、JIS−K510
1に記載された方法に従ってアマニ油の代わりにジオク
チルフタレートを使用して測定した。
1に記載された方法に従ってアマニ油の代わりにジオク
チルフタレートを使用して測定した。
上述のとおり、吸油量が50ml/100g以下の無機
フィラーを熱可塑性樹脂に混合し、これを比エネルギー
が0.4kw.hr/kg以上で混練することによって
目的とする無機フィラー高充填熱可塑性樹脂組成物を製
造することができる。この発明の方法は、特に無機フィ
ラーを熱可塑性樹脂100重量部当り200〜350重
量部を配合するような無機フィラー高充填樹脂組成物の
製造に有効であり、熱可塑性樹脂本来の機械的特性を損
なうことなく無機フィラーの特性を付与することができ
る。
フィラーを熱可塑性樹脂に混合し、これを比エネルギー
が0.4kw.hr/kg以上で混練することによって
目的とする無機フィラー高充填熱可塑性樹脂組成物を製
造することができる。この発明の方法は、特に無機フィ
ラーを熱可塑性樹脂100重量部当り200〜350重
量部を配合するような無機フィラー高充填樹脂組成物の
製造に有効であり、熱可塑性樹脂本来の機械的特性を損
なうことなく無機フィラーの特性を付与することができ
る。
また、本発明で使用する無機フィラーとしては、比表面
積(JIS−R5201の方法によって測定)が700
0〜20000cm2/gであることが必要であり、比
表面積が7000cm2/g未満では、特に引張強度の
低下が著しくなって好ましくない。一方、20000c
m2/gを超える場合には、樹脂への均一な混練が困難
となるとともに機械的強度の低下が見られるなど所望の
特性のものが得られ難くなるので好ましくない。
積(JIS−R5201の方法によって測定)が700
0〜20000cm2/gであることが必要であり、比
表面積が7000cm2/g未満では、特に引張強度の
低下が著しくなって好ましくない。一方、20000c
m2/gを超える場合には、樹脂への均一な混練が困難
となるとともに機械的強度の低下が見られるなど所望の
特性のものが得られ難くなるので好ましくない。
本発明における「混練」とは、無機フィラーと熱可塑性
樹脂とに剪断応力をかけて無機フィラーを熱可塑性樹脂
に均一に混合、分散させることを意味する。従って、本
発明に従って無機フィラーを熱可塑性樹脂に混練するに
は、上記比エネルギーの範囲内で実施できる限り、いず
れの混練機も使用可能であるが、混練を効果的に、また
効率的にできるという点からスクリュウ型押出機、特に
具体的にはKCK押出混練機(KCK80x2−35V
EX、株式会社KCK製)を好適に使用することができ
る。
樹脂とに剪断応力をかけて無機フィラーを熱可塑性樹脂
に均一に混合、分散させることを意味する。従って、本
発明に従って無機フィラーを熱可塑性樹脂に混練するに
は、上記比エネルギーの範囲内で実施できる限り、いず
れの混練機も使用可能であるが、混練を効果的に、また
効率的にできるという点からスクリュウ型押出機、特に
具体的にはKCK押出混練機(KCK80x2−35V
EX、株式会社KCK製)を好適に使用することができ
る。
なお、本発明における比エネルギーの上記範囲への調整
は、種々の方法によって実施することができるが、特に
上記スクリュウ型押出機のシリンダー温度を制御するこ
とによって容易に実施することができる。但し、熱可塑
性樹脂の種類によって最適成型温度範囲があるので、そ
の温度範囲内で調整するする必要がある。
は、種々の方法によって実施することができるが、特に
上記スクリュウ型押出機のシリンダー温度を制御するこ
とによって容易に実施することができる。但し、熱可塑
性樹脂の種類によって最適成型温度範囲があるので、そ
の温度範囲内で調整するする必要がある。
本発明で使用する熱可塑性樹脂としては、ポリエチレ
ン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン樹脂、ポリス
チレン、アクリロニトリルースチレン共重合体などのス
チレン系重合体、塩化ビニル樹脂、ポリメチルメタクリ
レート樹脂などを挙げることができる。
ン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン樹脂、ポリス
チレン、アクリロニトリルースチレン共重合体などのス
チレン系重合体、塩化ビニル樹脂、ポリメチルメタクリ
レート樹脂などを挙げることができる。
本発明で使用する無機フィラーとしては、各種金属の酸
化物、水酸化物、炭酸塩、硫酸塩、けい酸塩、けい酸塩
鉱物、炭化物、セラミックスなどであり、好ましくは周
期律表第II族もしくは第III族の金属の水酸化物、
酸化物、炭酸塩または硫酸塩であり、具体的には水酸化
アルミニウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウ
ム、水酸化バリウム、カルシウム・アルミネート水和物
などの水酸化物;酸化マグネシウム、酸化カルシウム、
酸化アルミニウムなどの酸化物、炭酸カルシウム、炭酸
バリウムなどの炭酸塩および硫酸バリウムなどの硫酸塩
などを挙げることができる。
化物、水酸化物、炭酸塩、硫酸塩、けい酸塩、けい酸塩
鉱物、炭化物、セラミックスなどであり、好ましくは周
期律表第II族もしくは第III族の金属の水酸化物、
酸化物、炭酸塩または硫酸塩であり、具体的には水酸化
アルミニウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウ
ム、水酸化バリウム、カルシウム・アルミネート水和物
などの水酸化物;酸化マグネシウム、酸化カルシウム、
酸化アルミニウムなどの酸化物、炭酸カルシウム、炭酸
バリウムなどの炭酸塩および硫酸バリウムなどの硫酸塩
などを挙げることができる。
(実施例) 以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明する。
実施例1 ポリプロピレン(商品名:チッソK4017、チッソ
(株)製)100重量部に対し、カルシウム・アルミネ
ート水和物(商品名:NCA103、日本軽金属(株)
製)を表1に示す割合にて混合し、それぞれKCK押出
混練機(KCK80x2−35VEX、株式会社KCK
製)、1軸連続押出機(VSK−40、日本プラコン
(株)製)あるいは2軸連続押出機(BT−30−S−
30−L、プラスチック工学研究所製)を使用して表1
に示すシリンダー温度および比エネルギーの条件下に混
練して組成物のペレットを製造した。
(株)製)100重量部に対し、カルシウム・アルミネ
ート水和物(商品名:NCA103、日本軽金属(株)
製)を表1に示す割合にて混合し、それぞれKCK押出
混練機(KCK80x2−35VEX、株式会社KCK
製)、1軸連続押出機(VSK−40、日本プラコン
(株)製)あるいは2軸連続押出機(BT−30−S−
30−L、プラスチック工学研究所製)を使用して表1
に示すシリンダー温度および比エネルギーの条件下に混
練して組成物のペレットを製造した。
なお、本実施例においては、表1に示すように、同一サ
ンプルについて比エネルギーを変えて混練しているが、
2回目の混練には初回の混練で得られたペレットを、ま
た3回目の混練には2回目の混練で得られたペレットを
使用するというように同一混練操作を繰返し、2回目以
降の比エネルギーは、これら繰返し操作に要した比エネ
ルギーの合計を示したものである。
ンプルについて比エネルギーを変えて混練しているが、
2回目の混練には初回の混練で得られたペレットを、ま
た3回目の混練には2回目の混練で得られたペレットを
使用するというように同一混練操作を繰返し、2回目以
降の比エネルギーは、これら繰返し操作に要した比エネ
ルギーの合計を示したものである。
上記のように得られたペレットは、その機械的特性とて
の引張強度およびシャルピー衝撃強度を測定するため、
射出成形機(IS−125A、東芝機械(株)製)を用
いて、成形温度200℃、圧力500kg/cm2にて
所定の厚さの試験片を作成した。
の引張強度およびシャルピー衝撃強度を測定するため、
射出成形機(IS−125A、東芝機械(株)製)を用
いて、成形温度200℃、圧力500kg/cm2にて
所定の厚さの試験片を作成した。
引張強度はJIS−K7113の方法、またシャルビー
衝撃強度はJIS−K7111の方法に従って測定し
た。
衝撃強度はJIS−K7111の方法に従って測定し
た。
結果を表1に示す。表1の結果を図1、図2に表した。
実施例2 実施例1で使用したと同じポリプロピレン100重量部
に対し、吸油量35ml/100gあるいは53ml/
100gに調整した、実施例1で使用したと同じカルシ
ウム・アルミネート水和物(NCA103およびNCA
703)あるいはその表面をステアリン酸で1%表面処
理したカルシウム・アルミネート水和物を表2に示す割
合で混合し、実施例1で使用したと同じ押出機を用いて
混練、押出してペレットを作成した。
に対し、吸油量35ml/100gあるいは53ml/
100gに調整した、実施例1で使用したと同じカルシ
ウム・アルミネート水和物(NCA103およびNCA
703)あるいはその表面をステアリン酸で1%表面処
理したカルシウム・アルミネート水和物を表2に示す割
合で混合し、実施例1で使用したと同じ押出機を用いて
混練、押出してペレットを作成した。
このペレットを用いて実施例1と同様にして試験片を作
成し、引張強度およびシャルピー衝撃強度を測定した。
なお、本実施例においては、実施例1におけるような押
出混練の繰り返しは行っていない。
成し、引張強度およびシャルピー衝撃強度を測定した。
なお、本実施例においては、実施例1におけるような押
出混練の繰り返しは行っていない。
結果を表2に示す。
実験番号6は、実験番号7とその他の条件が同じであっ
ても、比エネルギーが0.17kw・hr/kgと小さ
く、本発明で規定する範囲外であり、このため得られる
組成物の機械的特性が劣っている。
ても、比エネルギーが0.17kw・hr/kgと小さ
く、本発明で規定する範囲外であり、このため得られる
組成物の機械的特性が劣っている。
無機フィラーの表面を長鎖の不飽和脂肪酸、ワックスな
どの滑剤で疎水化表面処理する方法は、無機フィラーの
樹脂への濡れをよくするため一般に用いられているが、
実験番号9、12は、このような表面処理を行った実施
例であり、実験番号12では吸油量が本発明の範囲外で
あるため、得られる組成物の機械的特性が劣っている。
どの滑剤で疎水化表面処理する方法は、無機フィラーの
樹脂への濡れをよくするため一般に用いられているが、
実験番号9、12は、このような表面処理を行った実施
例であり、実験番号12では吸油量が本発明の範囲外で
あるため、得られる組成物の機械的特性が劣っている。
実施例3 実施例1で使用したと同じポリプロピレン100重量部
に対し、無機フィラーとして炭酸カルシウム(P−1
0、P−50:白石カルシウム(株)製)を表3に示す
割合で混合し、実施例1で使用したと同じ押出機を用い
て混練、押出してペレットを作成した。
に対し、無機フィラーとして炭酸カルシウム(P−1
0、P−50:白石カルシウム(株)製)を表3に示す
割合で混合し、実施例1で使用したと同じ押出機を用い
て混練、押出してペレットを作成した。
このペレットを用いて実施例と同様にして試験片を作成
し、引張強度およびシャルピー衝撃強度を測定した。
し、引張強度およびシャルピー衝撃強度を測定した。
結果を表3に示す。
(発明の効果) 本発明の方法によれば、無機フィラーを熱可塑性樹脂に
均一かつ大量に分散、配合することが可能であり無機フ
ィラー高充填熱可塑性樹脂組成物を容易に製造すること
ができる。また、この樹脂組成物は、機械的特性に優れ
ていることから、高い機械的特性が要求されるプラスチ
ック製品の製造に好適に使用することができる。
均一かつ大量に分散、配合することが可能であり無機フ
ィラー高充填熱可塑性樹脂組成物を容易に製造すること
ができる。また、この樹脂組成物は、機械的特性に優れ
ていることから、高い機械的特性が要求されるプラスチ
ック製品の製造に好適に使用することができる。
図1は実施例1における比エネルギーと引張強度の関係
を示し、図2は実施例1における比エンルギーと衝撃強
度の関係を示し、図3は実施例2における比エネルギー
と吸油量との関係を示す。
を示し、図2は実施例1における比エンルギーと衝撃強
度の関係を示し、図3は実施例2における比エネルギー
と吸油量との関係を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小杉 敏己 静岡県浜松市中島町835
Claims (1)
- 【請求項1】熱可塑性樹脂100重量部に対し吸油量が
25〜50ml/100g、比表面積が7000〜20
000cm2/gの無機フィラー200〜350重量部
を比エネルギー0.4〜1.2kw・hr/kgで混練
することを特徴とする熱可塑性樹脂組成物の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62073639A JPH0613612B2 (ja) | 1987-03-27 | 1987-03-27 | 熱可塑性樹脂組成物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62073639A JPH0613612B2 (ja) | 1987-03-27 | 1987-03-27 | 熱可塑性樹脂組成物の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63241036A JPS63241036A (ja) | 1988-10-06 |
| JPH0613612B2 true JPH0613612B2 (ja) | 1994-02-23 |
Family
ID=13524067
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62073639A Expired - Lifetime JPH0613612B2 (ja) | 1987-03-27 | 1987-03-27 | 熱可塑性樹脂組成物の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0613612B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0423508A1 (en) * | 1989-10-20 | 1991-04-24 | General Electric Company | Molding compositions |
| JP3972627B2 (ja) * | 2001-05-24 | 2007-09-05 | 東レ株式会社 | 溶融成形用錠剤、その製造方法およびそれから得られる成形品 |
| JP7244207B2 (ja) * | 2017-02-09 | 2023-03-22 | 株式会社カネカ | スチレン系樹脂組成物、および発泡性スチレン系樹脂粒子の製造方法 |
| JP7144955B2 (ja) * | 2018-03-28 | 2022-09-30 | 株式会社カネカ | スチレン系樹脂組成物および発泡性スチレン系樹脂粒子の製造方法 |
-
1987
- 1987-03-27 JP JP62073639A patent/JPH0613612B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63241036A (ja) | 1988-10-06 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4722858A (en) | Fire-retardant sheet material | |
| CN105073845B (zh) | 制造具有增加填料含量的复合聚合物材料的方法 | |
| CN86102385A (zh) | 以聚丙烯为基料的树脂组合物 | |
| DE69514425T2 (de) | Polyolefinzusammensetzungen für hochfrequenzsiegelfähige Filme und Blätter | |
| JPS61266444A (ja) | 粉末状鉱物材料の含有度が高くポリマ−配合用として使用される熱可塑性組成物 | |
| JP6174910B2 (ja) | 塩化ビニル樹脂薄肉押出成形体および共押出積層体 | |
| US4581406A (en) | Fluoroelastomer containing polyethylene composition and process for extruding same | |
| JPS62115048A (ja) | ポリオレフイン樹脂組成物 | |
| DE69800202T2 (de) | Propylen Harzmischung | |
| DE10318834B4 (de) | Verfahren zum Formen eines Kautschukprodukts | |
| JPH0613612B2 (ja) | 熱可塑性樹脂組成物の製造方法 | |
| KR100521005B1 (ko) | 폴리염화비닐 수지 조성물의 제조 방법 및 폴리염화비닐수지 조성물 | |
| JP6992695B2 (ja) | 硬質ポリ塩化ビニル系成形品及びその製造方法 | |
| CN103221464B (zh) | 具有改善的加工的乙炔黑半导性屏蔽物材料 | |
| DE69428580T2 (de) | Verfahren zur Herstellung einer Acrylkautschukzusammensetzung | |
| JP2574168B2 (ja) | プロピレン重合体組成物 | |
| DE69808248T2 (de) | Geschäumter thermo-elastischer gegenstand | |
| JP3344785B2 (ja) | ポリオレフィン系樹脂組成物及びその製造方法 | |
| DE60022985T2 (de) | Verstärkte polyamide mit hohem modul | |
| JPH06339920A (ja) | フィッシュアイの少ないポリオレフィンの製造方法 | |
| US7211331B2 (en) | Preparation of nano-sized organic-inorganic composite material | |
| JP3734884B2 (ja) | 樹脂微粒子およびゴム組成物 | |
| JP2593902B2 (ja) | 雲母粉末充填プラスチツクシートおよびその製造方法 | |
| JPS60173037A (ja) | 塩化ビニル系樹脂成形品及びその成形方法 | |
| CN115873338B (zh) | 一种低收缩率聚丙烯复合材料及其制备方法 |