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JPH0615742B2 - 絹繊維の塩縮加工方法 - Google Patents
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JPH0615742B2 - 絹繊維の塩縮加工方法 - Google Patents

絹繊維の塩縮加工方法

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JPH0615742B2
JPH0615742B2 JP24572989A JP24572989A JPH0615742B2 JP H0615742 B2 JPH0615742 B2 JP H0615742B2 JP 24572989 A JP24572989 A JP 24572989A JP 24572989 A JP24572989 A JP 24572989A JP H0615742 B2 JPH0615742 B2 JP H0615742B2
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JP
Japan
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salt
weight
silk fiber
shrinking
water
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JP24572989A
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準治 佐野
俊也 井田
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Kanebo Ltd
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Kanebo Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は絹繊維の塩縮加工方法に係わり、更に詳しくは
均一で再現性のあるしぼ織物やストレッチ織物を得る絹
繊維の塩縮加工方法に関するものである。
〔従来技術〕 塩縮加工は昔からの絹繊維の化学加工の一つとしてよく
知られており、Ca(NO3)2、CaCl2、ZnCl等が塩縮加工
の代表的な中性塩として挙げられている。これ等の中性
塩の濃厚溶液を用いて、高温で短時間絹繊維を処理し、
著しく膨潤及び収縮せしめることによりしぼ織物やスト
レッチ織物が作られている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、塩縮加工は中性塩水溶液の濃度(比重)
や温度が少しでも変動すると、すぐに収縮班に繁り、し
ぼの大きさや、ストレッチ性に差異が生じ易い。また部
分的に溶解劣化する場合もある。このことは、ロット
内、ロット間とも、いえることで、均一なしぼやストレ
ッチ性を持つ繊維を再現性よく得ることが難しく、手工
業的生産は行われても、一般的な工業生産が未だ実施さ
れていない大きな原因となっている。
〔問題を解決するための手段〕
本発明者等は、絹繊維の塩縮加工に先立って、水溶性エ
ポキシ化合物によって処理することにより、塩縮加工の
際、中性塩水溶液の濃度や温度が少々変動しても収縮斑
が起こらず、均一なしぼやストレッチ性を持つ織物を再
現性よく得られることを見出し、本発明を完成した。
すなわち本発明は、絹繊維を水溶性エポキシ化学物及び
触媒を含む水溶液で処理し、しかる後中性塩の濃厚溶液
で処理することを特徴とする絹繊維の塩縮加工方法であ
る。
以下本発明を詳細に説明する。
本発明に用いられる水溶性エポキシ化合物としては、エ
チレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレ
ングリコール、ポリプロピレングリコール、グリセリ
ン、ソルビトール、ポリグリセロール、ペンタエリスリ
トール、トリス(2ヒドロキシエチル)イソシアヌレー
ト、トリメチロールプロパン、ネオペンチルグリコー
ル、フェノールエチレンオキサイド、ラウリルアルコー
ルエチレンオキサイドのモノ、及びポリグリシジルエー
テルが挙げられる。ポリグリセロール、エチレングリコ
ール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ポリプロピレングリコール、フェノールエチレンオ
キサイド、ラウリルアルコールエチレンオキサイド等の
エチレンオキサイド及びプロピレンオキサイドのポリグ
リシジルエーテルが好ましい。特に、エチレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、
ポリプロピレングリコールのジグリシジルエーテルが効
果の点で好ましい。これらの水溶性エポキシ化合物は水
に溶解して使用するが、溶解度が低い物の場合には少量
の有機溶剤例えばジオキサンまたはイソプロピルアルコ
ールと水よりなる媒体に溶解される。水溶性エポキシ化
合物の付与量はエポキシ当量等によっても異なるが、絹
繊維に対して、浸漬法では1〜20重量%好ましくは3
〜10重量%、パッド−スチーム法及びパッド−ドライ
−スチーム法では3〜50重量%、好ましくは6〜40
重量%、コールドバッチ法では5〜50重量%、好まし
くは10〜40重量%である。
本発明で用いられる触媒としては、中性塩、弱アルカリ
性塩、アルカリ性塩、酸性塩、アルカリ金属の水酸化
物、アンモニア水、及びアミン類である。中性塩として
は硫酸、塩酸、硝酸、チオシアン酸及びチオ硫酸のナト
リウム及びカリウム塩が好ましく、弱アルカリ性として
は酒石酸、クエン酸、酢酸、プロピオン酸及び炭酸水素
酸のナトリウム塩及びカリウム塩及びカリウム塩が好ま
しく、アルカリ性塩としては炭酸、硅酸及びアミノポリ
カルボン酸のナトリウム塩が好ましく、酸性塩としては
塩化マグネシウムが好ましく、アミン類としてはエチレ
ンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテト
ラミン、ジメチルアミノプロピルアミン、m−フェニレ
ンジアミン、2,4,6−トリス(ジメチルアミノメチ
ル)フェノール、2−メチルイミダゾール及びジメチル
アニリンが好ましい。触媒は加工液のpHを9以上とす
るものであることが好ましい。触媒の使用量は絹繊維に
対して0.3〜15重量%、好ましくは1〜15重量%
である。
絹繊維の水溶性エポキシ化合物及び触媒による処理法と
しては、浸漬加熱法、パッド−スチーム法、パッド−ド
ライ−スチーム法、コールドバッチ法等を用いることが
できる。浸漬加熱法ではたとえば50〜110℃、好ま
しくは60℃〜95℃の温度で処理する。パッド−スチ
ーム法ではたとえば、絹繊維に対して50〜200重量
%、好ましくは80〜120重量%の水性液を付与した
後、120℃以下好ましくは110℃未満の飽和蒸気で
スチーミングする。パッド−ドライ−スチーム法ではた
とえば、絹繊維に対して50〜200重量%、好ましく
は80〜120重量%の水性液を付与した後、50〜1
00℃の温度で乾燥し、次いで150℃以下の加熱蒸気
でスチーミング又は120℃以下好ましくは110℃未
満の飽和蒸気でスチーミングする。コールドバッチ法で
はたとえば、絹繊維に対して50〜200重量%、好ま
しくは80〜120重量%の水性液を付与して、次いで
乾燥することなく、たとえば巻き込んでフィルム等で被
って水分の蒸散を防止した状態で室温に置く。室温は1
0℃以上、好ましくは20℃以上40℃以下で、時間は
20時間以上、好ましくは20時間以上50時間以下で
ある。
処理後は常法に従って湯洗、ソーピングする。
本発明において重要なことは、水溶性エポキシ化合物及
び触媒を含む水性液により処理された絹繊維が、5重量
%水酸化ナトリウム水溶液に65℃で60分間浸漬した
際の溶解度として10〜40重量%、好ましくは12〜
35重量%に設定されていることである。10重量%未
満であると、塩縮加工の効果が無くなり、40重量%よ
り多いと塩縮加工の安定化効果が悪くなる。また安定化
の程度は塩縮加工の強さも考慮すべきで、強い塩縮加工
を行う時はアルカリ溶解度を低めに設定し、弱い塩縮加
工を行うときはアルカリ溶解度を高めに設定する。
本発明に用いられる中性塩としては、家蚕絹にあっては
Ca(NO3)2、CaCl等が、野蚕絹にあってはZnCl、Ca(CN
S)等が挙げられる。特にCa(NO3)2が安定化効果の点で
好ましい。絹繊維の中性塩による処理法としては、浸漬
加熱法を用いることができる。この時の処理濃度は目的
とする収縮率によって異なるが、Ca(NO3)2の場合、40
〜60重量%、好ましくは45〜55重量%である。ま
た処理温度は70〜100℃、好ましくは80〜90
℃、更に処理時間は0.5〜20分、好ましくは1〜1
0分である。
〔作用〕
塩縮はチロシンと隣接フィブロイン分子の水素結合を切
ることにより、収縮を起こさせる加工であるが、塩縮に
先立ってエポキシ化合物によってチロシンのOH基を封
鎖すると、その程度により収縮がコントロールでき、絹
繊維の中性塩水溶液の濃度や温度の変化に対する感受性
が緩和出来るのである。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明する。
実施例1〜4及び比較例1〜2 経緯糸に140番手双糸を用いた経糸密度122本/イ
ンチ、緯糸密度105本/インチの富士絹を、常法によ
り精錬後、エポキシ化合物としてエチレングリコールジ
グリシジールエーテル(ナガセ化成工業製,デナコール
EX−810:商標)を5〜30g/、触媒としてク
エン酸ナトリウムを100g/1含む水溶液に浴比1:
50で浸漬し、90℃で1時間処理後、湯洗、ソーピン
グ、湯洗、水洗および乾燥を行った。
得られた加工品及び末加工品の溶解度(5%NaOH,65
℃,60分間での溶解度重量%)を第1表に示す。
第1表に示したアルカリ溶解度の異なるエポキシ化合物
処理布を、Ca(NO3)2を48重量%含む水溶液に浸漬し、
90℃で1分間処理後、湯洗、水洗および乾燥を行っ
た。収縮率、及び加工の均一性を第2表に示す。収縮率
は5点の平均値で示し、加工の均一性は経糸方向収縮率
の最大値と最小値の差で示した。
第2表から明らかなように、本発明実施例で得られる製
品は収縮率が高くしかも収縮率にばらつきがないことが
わかる。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明の絹繊維塩縮加工法では、均一な
しぼやストレッチ性を持つ織物を再現性よく得ることが
できる。従来の技術では、このように均一なしぼやスト
レッチ性を持つ製品を再現性よく得ることが困難であっ
た点に鑑み、本発明の効果は顕著である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // D06M 101:12 D06M 15/53

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絹繊維を水溶性エポキシ化合物及び触媒を
    含む水性液で処理し、しかる後中性塩の濃厚溶液で処理
    することを特徴とする絹繊維の塩縮加工方法。
  2. 【請求項2】水溶性エポキシ化合物及び触媒を含む水性
    液により処理された絹繊維が、5重量%水酸化ナトリウ
    ム水溶液に65℃で60分間浸漬した際の溶解度として
    10〜40重量%に設定されている請求項(1)記載の
    絹繊維の塩縮加工方法。
JP24572989A 1989-09-21 1989-09-21 絹繊維の塩縮加工方法 Expired - Lifetime JPH0615742B2 (ja)

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