JPH0617904B2 - 燃料油中のスラッジ分析方法およびその装置 - Google Patents
燃料油中のスラッジ分析方法およびその装置Info
- Publication number
- JPH0617904B2 JPH0617904B2 JP6948589A JP6948589A JPH0617904B2 JP H0617904 B2 JPH0617904 B2 JP H0617904B2 JP 6948589 A JP6948589 A JP 6948589A JP 6948589 A JP6948589 A JP 6948589A JP H0617904 B2 JPH0617904 B2 JP H0617904B2
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- Japan
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- sludge
- filter paper
- fuel oil
- oil
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、低質燃料油中のスラッジを迅速、かつ簡便
に、しかも正確に分析する方法およびその装置に関する
ものである。
に、しかも正確に分析する方法およびその装置に関する
ものである。
スラッジの定量的な測定法については、ISOやCIMAC等の
規格にも規定されておらず、定義すら定まっていない状
態である。唯一、現場で時として使用されているもの
に、シェル石油のSHF(Shell Hot Filtration)法があ
り、簡易的でかつ自動分析できるものはないのが現状で
ある。
規格にも規定されておらず、定義すら定まっていない状
態である。唯一、現場で時として使用されているもの
に、シェル石油のSHF(Shell Hot Filtration)法があ
り、簡易的でかつ自動分析できるものはないのが現状で
ある。
このSHF法は、吸引可能な容器の上側に、熱湯を供給す
るジャケットを有する加熱容器を載置し、これらの容器
間にろ紙を挟持し、このろ紙上に試料油を供給した後、
上側の容器内を加圧するとともに、下側の容器内を吸引
し、ジャケット内に熱湯を供給して、ろ紙上に残留した
残渣を乾燥・固化し、これを秤量してスラッジ分とする
ものである。
るジャケットを有する加熱容器を載置し、これらの容器
間にろ紙を挟持し、このろ紙上に試料油を供給した後、
上側の容器内を加圧するとともに、下側の容器内を吸引
し、ジャケット内に熱湯を供給して、ろ紙上に残留した
残渣を乾燥・固化し、これを秤量してスラッジ分とする
ものである。
低質燃料油を、たとえば舶用エンジンに用いる場合、船
内でのトラブルの約50%が油清浄機やろ過器の故障であ
り、その大半はスラッジが原因となるものである。この
ため、燃料油タンクを切り換えた場合などに、油清浄機
やろ過器へ通油する量、およびスラッジ排出間隔などを
適正に変更して、燃料油に合わせた前処理を行わなけれ
ばならない。したがって、このスラッジを船内で迅速・
簡便に定量することが要求される。
内でのトラブルの約50%が油清浄機やろ過器の故障であ
り、その大半はスラッジが原因となるものである。この
ため、燃料油タンクを切り換えた場合などに、油清浄機
やろ過器へ通油する量、およびスラッジ排出間隔などを
適正に変更して、燃料油に合わせた前処理を行わなけれ
ばならない。したがって、このスラッジを船内で迅速・
簡便に定量することが要求される。
しかしながら、前記のSHF法では、吸引装置、加圧装置
など特殊な機器を必要とし、手間および時間がかかりす
ぎるという不都合がある。
など特殊な機器を必要とし、手間および時間がかかりす
ぎるという不都合がある。
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、環状にした
ろ紙を2枚のガラス板などの透明板で挟み、環状の内側
に試料油を滴下すると、ろ紙内壁(側面)に油中のマル
テン分のみが吸収されることを利用して、スラッジを簡
易的に定量する方法およびその装置を提供することを目
的とするものである。
ろ紙を2枚のガラス板などの透明板で挟み、環状の内側
に試料油を滴下すると、ろ紙内壁(側面)に油中のマル
テン分のみが吸収されることを利用して、スラッジを簡
易的に定量する方法およびその装置を提供することを目
的とするものである。
上記の目的を達成するために、本発明の燃料油中のスラ
ッジ分析方法は、第1図〜第5図に示すように、中央部
に円形切欠部1を有する一定厚さのろ紙2を2枚の透明
板3、4で挟み、円形切欠部1に低質燃料油、または低
質燃料油を溶剤で一定倍率に希釈した液を一定量滴下し
て、ろ紙2の側面内壁に低質燃料油中のマルテン分、ま
たはマルテン分と溶剤とを吸収させ、一定時間経過後ろ
紙側面端部に残存・堆積したスラッジ5の幅bまたは底
面に相当する面積を測定して、燃料油中のスラッジ分を
推定するものである。
ッジ分析方法は、第1図〜第5図に示すように、中央部
に円形切欠部1を有する一定厚さのろ紙2を2枚の透明
板3、4で挟み、円形切欠部1に低質燃料油、または低
質燃料油を溶剤で一定倍率に希釈した液を一定量滴下し
て、ろ紙2の側面内壁に低質燃料油中のマルテン分、ま
たはマルテン分と溶剤とを吸収させ、一定時間経過後ろ
紙側面端部に残存・堆積したスラッジ5の幅bまたは底
面に相当する面積を測定して、燃料油中のスラッジ分を
推定するものである。
また、本発明の燃料油中のスラッジ分析装置は、第6図
に示すように、中央部に円形切欠部1を有するろ紙2
と、このろ紙を水平に挟持する2枚の透明板3、4と、
上側の透明板3に穿設された試料油滴下口6と、ろ紙側
面端部の近傍に設けられろ紙側面端部に残存・堆積する
スラッジ5の幅bまたは底面に相当する面積を光学的に
測定する光学的測定部7と、この光学的測定部に接続さ
れた演算・出力部8とを包含するものである。
に示すように、中央部に円形切欠部1を有するろ紙2
と、このろ紙を水平に挟持する2枚の透明板3、4と、
上側の透明板3に穿設された試料油滴下口6と、ろ紙側
面端部の近傍に設けられろ紙側面端部に残存・堆積する
スラッジ5の幅bまたは底面に相当する面積を光学的に
測定する光学的測定部7と、この光学的測定部に接続さ
れた演算・出力部8とを包含するものである。
光学的測定部7は、たとえば発光素子10と受光素子1
1とから構成される。また、演算・出力部8は表示機能
を含んでいる。12は試料油注入器、13は止めバサ
ミ、14はゲル状物質、aは堆積後の収縮部分幅であ
る。
1とから構成される。また、演算・出力部8は表示機能
を含んでいる。12は試料油注入器、13は止めバサ
ミ、14はゲル状物質、aは堆積後の収縮部分幅であ
る。
〔作用〕 中央部に円形切欠部1を設けて環状にろ紙2を2枚の透
明板3、4で挟み、円形切欠部1に試料油を滴下する。
試料油はろ紙内壁に到達し、マルテン分のみがろ紙2の
内部に吸収されていき、スラッジがろ紙内壁に沿って堆
積する。
明板3、4で挟み、円形切欠部1に試料油を滴下する。
試料油はろ紙内壁に到達し、マルテン分のみがろ紙2の
内部に吸収されていき、スラッジがろ紙内壁に沿って堆
積する。
試料油滴下終了後、ある一定時間経過すると、堆積スラ
ッジ中に含まれていたマルテンもろ紙に徐々に吸収され
ていくため、堆積スラッジが縮小して、第3図〜第5図
に示すように、レジン分などのゲル状物質14とスラッ
ジ5とに分離する。
ッジ中に含まれていたマルテンもろ紙に徐々に吸収され
ていくため、堆積スラッジが縮小して、第3図〜第5図
に示すように、レジン分などのゲル状物質14とスラッ
ジ5とに分離する。
試料油の注入量と、スラッジ量との間には、後述の第7
図に示すように、直線関係があるので、試料油注入量を
適当な一定量に保つと、良い再現性が得られる。
図に示すように、直線関係があるので、試料油注入量を
適当な一定量に保つと、良い再現性が得られる。
一定時間経過後のろ紙側面端部に残存・堆積した黒色物
質、すなわちスラッジ5の幅bまたはスラッジ5の底面
に相当する面積を測定すれば、スラッジ量を推定するこ
とができる。たとえば、第6図に示すように、光学的測
定部7で堆積したスラッジの幅または面積を読み取り、
演算・出力部8で、試料油の希釈割合、試料油量、スラ
ッジの幅または面積の値などを演算するように構成すれ
ば、自動的に燃料油中のスラッジ含有量を得ることがで
きる。
質、すなわちスラッジ5の幅bまたはスラッジ5の底面
に相当する面積を測定すれば、スラッジ量を推定するこ
とができる。たとえば、第6図に示すように、光学的測
定部7で堆積したスラッジの幅または面積を読み取り、
演算・出力部8で、試料油の希釈割合、試料油量、スラ
ッジの幅または面積の値などを演算するように構成すれ
ば、自動的に燃料油中のスラッジ含有量を得ることがで
きる。
第8図は本発明の装置の他の例を示している。本例は、
ろ紙2の下側に油吸収綿20を設けたものである。21
は保持台、22はマルテン除去口兼吸引口、23はゴム
板、24は試料油.洗浄液注入口である。他の構成は第
6図の場合と同様である。
ろ紙2の下側に油吸収綿20を設けたものである。21
は保持台、22はマルテン除去口兼吸引口、23はゴム
板、24は試料油.洗浄液注入口である。他の構成は第
6図の場合と同様である。
以下、本発明の実施例を挙げて説明する。
実施例1 スラッジ含有量既知の低質燃料油とトルエンとn−ヘプ
タンとを容量比で1:1:10の割合に混合して試料油1
2.0mlを作製した。第1図に示す装置を用い、試料油4.0
mlをガラスセンイ東洋GA100からなるろ紙の円形切欠
部に滴下し、10分後のろ紙端部のスラッジの環状の面積
(スラッジの底面に相当する面積)を測定した。同様
に、試料油注入量を0.5ml、1.0ml、2.0mlとした場合に
ついて試験を行い、10分後のろ紙端部のスラッジの環状
の面積を測定した。
タンとを容量比で1:1:10の割合に混合して試料油1
2.0mlを作製した。第1図に示す装置を用い、試料油4.0
mlをガラスセンイ東洋GA100からなるろ紙の円形切欠
部に滴下し、10分後のろ紙端部のスラッジの環状の面積
(スラッジの底面に相当する面積)を測定した。同様
に、試料油注入量を0.5ml、1.0ml、2.0mlとした場合に
ついて試験を行い、10分後のろ紙端部のスラッジの環状
の面積を測定した。
この結果をプロットすると、第7図に示すようなグラフ
が得られた。第7図から、試料油の注入量と、スラッジ
の面積との間には、高い相関性があることがわかる。
が得られた。第7図から、試料油の注入量と、スラッジ
の面積との間には、高い相関性があることがわかる。
本発明は、上記のように構成されているので、つぎのよ
うな効果を奏する。
うな効果を奏する。
(1)従来方式における吸引装置、加圧装置などの特殊な
機器を必要とせず、スラッジを湿潤下において観察を可
能とするとともに、迅速・簡便にスラッジを測定するこ
とができる。このため、本発明の方法では、測定時間を
大幅に短縮することができる。
機器を必要とせず、スラッジを湿潤下において観察を可
能とするとともに、迅速・簡便にスラッジを測定するこ
とができる。このため、本発明の方法では、測定時間を
大幅に短縮することができる。
(2)測定精度がきわめて高い。
(3)光学的手法で堆積したスラッジを読み取るように構
成すれば、容易に自動化することができる。
成すれば、容易に自動化することができる。
第1図は本発明の燃料油中のスラッジ分析方法を実施す
る装置の一例を示す断面説明図、第2図は同平面図、第
3図は第2図において一点鎖線で囲まれた部分の一定時
間経過後の拡大図、第4図は第3図において鎖線円で囲
まれた部分の拡大図、第5図は第4図におけるA−A線
断面図、第6図は本発明の装置の他の例を示す断面説明
図、第7図は試料油注入量と試料油注入10分後のスラッ
ジ面積との関係を示すグラフ、第8図は本発明の装置の
さらに他の例を示す断面説明図である。 1…円形切欠部、2…ろ紙、3、4…透明板、5…スラ
ッジ、6…試料油滴下口、7…光学的測定部、8…演算
・出力部、10…発光素子、11…受光素子、12…試
料油注入器、13…止めバサミ、14…ゲル状物質、a
…堆積後の収縮部分幅、b…スラッジの幅、20…油吸
収綿、21…保持台、22…マルテン除去口兼吸引口、
23…ゴム板、24…試料油・洗浄液注入口
る装置の一例を示す断面説明図、第2図は同平面図、第
3図は第2図において一点鎖線で囲まれた部分の一定時
間経過後の拡大図、第4図は第3図において鎖線円で囲
まれた部分の拡大図、第5図は第4図におけるA−A線
断面図、第6図は本発明の装置の他の例を示す断面説明
図、第7図は試料油注入量と試料油注入10分後のスラッ
ジ面積との関係を示すグラフ、第8図は本発明の装置の
さらに他の例を示す断面説明図である。 1…円形切欠部、2…ろ紙、3、4…透明板、5…スラ
ッジ、6…試料油滴下口、7…光学的測定部、8…演算
・出力部、10…発光素子、11…受光素子、12…試
料油注入器、13…止めバサミ、14…ゲル状物質、a
…堆積後の収縮部分幅、b…スラッジの幅、20…油吸
収綿、21…保持台、22…マルテン除去口兼吸引口、
23…ゴム板、24…試料油・洗浄液注入口
Claims (2)
- 【請求項1】中央部に円形切欠部(1)を有する一定厚さ
のろ紙(2)を2枚の透明板(3、4)で挟み、円形切欠部(1)
に低質燃料油、または低質燃料油を溶剤で一定倍率に希
釈した液を一定量滴下して、ろ紙(2)の側面内壁に低質
燃料油中のマルテン分、またはマルテン分と溶剤とを吸
収させ、一定時間経過後のろ紙側面端部に残存・堆積し
たスラッジ(5)の幅bまたは底面に相当する面積を測定
して、燃料油中のスラッジ分を推定することを特徴とす
る燃料油中のスラッジ分析方法。 - 【請求項2】中央部に円形切欠部(1)を有するろ紙(2)
と、このろ紙を水平に挟持する2枚の透明板(3、4)と、
上側の透明板(3)に穿設された試料油滴下口(6)と、ろ紙
側面端部の近傍に設けられろ紙側面端部に残存・堆積す
るスラッジ(5)の幅bまたは底面に相当する面積を光学
的に測定する光学的測定部(7)と、この光学的測定部に
接続された演算・出力部(8)とを包含することを特徴と
する燃料油中のスラッジ分析装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6948589A JPH0617904B2 (ja) | 1989-03-22 | 1989-03-22 | 燃料油中のスラッジ分析方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6948589A JPH0617904B2 (ja) | 1989-03-22 | 1989-03-22 | 燃料油中のスラッジ分析方法およびその装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02248861A JPH02248861A (ja) | 1990-10-04 |
| JPH0617904B2 true JPH0617904B2 (ja) | 1994-03-09 |
Family
ID=13404053
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6948589A Expired - Lifetime JPH0617904B2 (ja) | 1989-03-22 | 1989-03-22 | 燃料油中のスラッジ分析方法およびその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0617904B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011112362A (ja) * | 2009-11-24 | 2011-06-09 | Ship Partners Ltd | 液体の品質分析方法及び液体の品質分析装置 |
| CZ306562B6 (cs) * | 2015-10-26 | 2017-03-08 | Unipetrol Výzkumně Vzdělávací Centrum, A. S. | Postup hodnocení stability topného oleje |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2018185520A2 (en) * | 2016-12-02 | 2018-10-11 | AD Systems S.A.S. | Fuel compatibility and stability analyzer |
-
1989
- 1989-03-22 JP JP6948589A patent/JPH0617904B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011112362A (ja) * | 2009-11-24 | 2011-06-09 | Ship Partners Ltd | 液体の品質分析方法及び液体の品質分析装置 |
| CZ306562B6 (cs) * | 2015-10-26 | 2017-03-08 | Unipetrol Výzkumně Vzdělávací Centrum, A. S. | Postup hodnocení stability topného oleje |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02248861A (ja) | 1990-10-04 |
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