JPH0619964B2 - 電子顕微鏡 - Google Patents
電子顕微鏡Info
- Publication number
- JPH0619964B2 JPH0619964B2 JP60250104A JP25010485A JPH0619964B2 JP H0619964 B2 JPH0619964 B2 JP H0619964B2 JP 60250104 A JP60250104 A JP 60250104A JP 25010485 A JP25010485 A JP 25010485A JP H0619964 B2 JPH0619964 B2 JP H0619964B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens
- objective
- magnetic field
- objective lens
- magnification
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は高倍における高分解能観察と低倍における良質
で広視野な像の観察を両立させることのできる電子顕微
鏡に関する。
で広視野な像の観察を両立させることのできる電子顕微
鏡に関する。
[従来の技術] 電子顕微鏡を用いて生物切片試料の観察が行なわれてい
る。このような生物切片試料の観察は一般に1000〜50,0
00倍の倍率範囲で行なわれるが、この際の像質を良好な
ものにするためには、以下の2点の要請が満足されねば
ならない。
る。このような生物切片試料の観察は一般に1000〜50,0
00倍の倍率範囲で行なわれるが、この際の像質を良好な
ものにするためには、以下の2点の要請が満足されねば
ならない。
(1)コントラストを高める。
(2)軸外色収差によるボケを少なくする。
まず、第1の要請について検討する。
生物切片試料観察でのコントラストは主に振幅コントラ
ストであり、第3図に示すように、試料からの電子線の
開き角αが小さい程コントラストは高くなる。但し第3
図において、1は対物レンズ,2は試料,3は対物絞
り、4は試料2の対物レンズ1による像,5は電子線で
ある。対物絞り3の位置は対物レンズ1の位置に略等し
いと看なせるため、対物レンズ1の焦点距離をf0とす
ると、前記αと対物絞り3の孔径Dapとの間に以下の関
係が成立する。
ストであり、第3図に示すように、試料からの電子線の
開き角αが小さい程コントラストは高くなる。但し第3
図において、1は対物レンズ,2は試料,3は対物絞
り、4は試料2の対物レンズ1による像,5は電子線で
ある。対物絞り3の位置は対物レンズ1の位置に略等し
いと看なせるため、対物レンズ1の焦点距離をf0とす
ると、前記αと対物絞り3の孔径Dapとの間に以下の関
係が成立する。
αtanα=Dap/2f0 ……(1) 上式より、コントラストを高めるためには、対物レンズ
1の焦点距離を大きくするか、対物絞り3の孔径を小さ
くすることが必要であることが分る。
1の焦点距離を大きくするか、対物絞り3の孔径を小さ
くすることが必要であることが分る。
ところが、後述するように対物レンズ1の焦点距離f0
を大きくすると、軸上差即ち、球面収差係数Cs及び軸
上収差係数Ccが大きくなってしまうため、焦点距離f0
をさほど大きくすることはできない。そのため、上記低
倍像のコントラストを高めるなめには、対物絞り3の孔
径Dapをかなり小さいものにする必要がある。
を大きくすると、軸上差即ち、球面収差係数Cs及び軸
上収差係数Ccが大きくなってしまうため、焦点距離f0
をさほど大きくすることはできない。そのため、上記低
倍像のコントラストを高めるなめには、対物絞り3の孔
径Dapをかなり小さいものにする必要がある。
次に第2の要請について検討する。
軸外色収差係数をCmr,Uを電子線の加速電圧,ΔUを
試料による電子線のエネルギー損失量,Rをフィルム面
上における中心からの距離とすると、フィルム面上での
像のボケ量Dcmrは以下の式で表わされる。
試料による電子線のエネルギー損失量,Rをフィルム面
上における中心からの距離とすると、フィルム面上での
像のボケ量Dcmrは以下の式で表わされる。
Dcmr=Cmr・(ΔU/U)・R …(2) 一方、第4図に示すように、試料2を照射する電子線が
光軸Cと交差する点と対物レンズ1との距離をδ,試料
2と対物レンズ1までの距離をZ0,対物レンズ1と対
物レンズ1による像4との距離をZ1とすると、Cmrは
以下のように表されることが知られている。
光軸Cと交差する点と対物レンズ1との距離をδ,試料
2と対物レンズ1までの距離をZ0,対物レンズ1と対
物レンズ1による像4との距離をZ1とすると、Cmrは
以下のように表されることが知られている。
Cmr(1/Z0−1/Z1)/(1/δ−1/Z0)…(3) 従って、軸外色収差をできるだけ小さくするためには、
8が無限大であれば良く、このことは無限遠点からの電
子線によって、換言すれば平行度の良い電子線によって
試料が照射されることが望ましい。
8が無限大であれば良く、このことは無限遠点からの電
子線によって、換言すれば平行度の良い電子線によって
試料が照射されることが望ましい。
一方、電子顕微鏡において、高倍観察を行なう際の分解
能を高めるには、対物レンズの球面収差係数Cs及び軸
上色収差係数Ccを小さくすることが必要であり、それ
には対物レンズの焦点距離f0を小さくすることが必要
である。又、適当な前方磁界を利用すると、前記Cs及
びCcを小さくするための効果が得られるため、従来の
電子顕微鏡に対物レンズ近傍の光学図は第5図のような
ものであった。
能を高めるには、対物レンズの球面収差係数Cs及び軸
上色収差係数Ccを小さくすることが必要であり、それ
には対物レンズの焦点距離f0を小さくすることが必要
である。又、適当な前方磁界を利用すると、前記Cs及
びCcを小さくするための効果が得られるため、従来の
電子顕微鏡に対物レンズ近傍の光学図は第5図のような
ものであった。
第5図において、1は対物レンズ、1a,1bは各々対
物レンズ近傍の前方及び後方磁界レンズであり、第5図
においては、第3図及び第4図と同一の構成要素は同一
符号で示されている。この第5図より明らかなように、
前述した理由から対物レンズ1の焦点距離f0が極めて
短くされているため、高倍の際に高分解能が得られる
が、電子線5のクロスオーバーする位置Pが対物絞り3
の位置よりかなり前方になるため、電子線5一部がカツ
トされてしまう。このような電子線5のカツトは高倍観
察の際には問題にならないが、低倍観察の際には視野を
狭めることになり、広い視野の観察が行なえなくなる。
勿論、前記位置Pに対物絞り3を配置できれば、このよ
うな問題は生じないわけであるが、対物絞り3を試料2
に近付けると、試料2の傾斜角等が制限させるため対物
絞り3と試料2との間は少なくとも第5図に示されてい
る距離程度離す必要がある。
物レンズ近傍の前方及び後方磁界レンズであり、第5図
においては、第3図及び第4図と同一の構成要素は同一
符号で示されている。この第5図より明らかなように、
前述した理由から対物レンズ1の焦点距離f0が極めて
短くされているため、高倍の際に高分解能が得られる
が、電子線5のクロスオーバーする位置Pが対物絞り3
の位置よりかなり前方になるため、電子線5一部がカツ
トされてしまう。このような電子線5のカツトは高倍観
察の際には問題にならないが、低倍観察の際には視野を
狭めることになり、広い視野の観察が行なえなくなる。
勿論、前記位置Pに対物絞り3を配置できれば、このよ
うな問題は生じないわけであるが、対物絞り3を試料2
に近付けると、試料2の傾斜角等が制限させるため対物
絞り3と試料2との間は少なくとも第5図に示されてい
る距離程度離す必要がある。
[発明が解決しようとする問題点] そのため従来においては、高倍において高分解能観察を
行なうことはできても、低倍において良質な像を観察し
ようとすると、狭い視野の像しか観察することはできな
かった。
行なうことはできても、低倍において良質な像を観察し
ようとすると、狭い視野の像しか観察することはできな
かった。
本発明はこのような従来の欠点を解決し、高倍における
高分解能観察と、低倍における良質で広視野の像を観察
することのできる電子顕微鏡を提供することを目的とし
ている。
高分解能観察と、低倍における良質で広視野の像を観察
することのできる電子顕微鏡を提供することを目的とし
ている。
[問題点を解決するための手段] そのため本発明は、照射レンズ系と、強い前方磁界レン
ズを有する対物レンズと、該対物レンズの前方磁界レン
ズと後方磁界レンズとの間に配置された試料と、対物絞
りと、前記対物レンズの後段に配置された結像レンズ系
を備える電子顕微鏡において、高倍観察時には前記対物
レンズの前方磁界レンズに略平行に入射した電子線が前
記対物レンズの後方磁界レンズと対物絞りとの間の位置
にクロスオーバーを結び、低倍観察時には前記対物レン
ズの前方磁界レンズに入射する直前で一旦クロスオーバ
ーを結んだ電子線が前記対物レンズにより略平行な電子
線束として試料に入射した後前記対物絞りの位置でクロ
スオーバーを結ぶように、前記照射レンズ系の励磁強度
が前記対物レンズの励磁状態を強励磁に維持した状態で
観察倍率の切換えに連動して変えられるように構成され
ている電子顕微鏡を特徴としている。
ズを有する対物レンズと、該対物レンズの前方磁界レン
ズと後方磁界レンズとの間に配置された試料と、対物絞
りと、前記対物レンズの後段に配置された結像レンズ系
を備える電子顕微鏡において、高倍観察時には前記対物
レンズの前方磁界レンズに略平行に入射した電子線が前
記対物レンズの後方磁界レンズと対物絞りとの間の位置
にクロスオーバーを結び、低倍観察時には前記対物レン
ズの前方磁界レンズに入射する直前で一旦クロスオーバ
ーを結んだ電子線が前記対物レンズにより略平行な電子
線束として試料に入射した後前記対物絞りの位置でクロ
スオーバーを結ぶように、前記照射レンズ系の励磁強度
が前記対物レンズの励磁状態を強励磁に維持した状態で
観察倍率の切換えに連動して変えられるように構成され
ている電子顕微鏡を特徴としている。
[実施例] 以下、図面に基づき本発明の実施例を詳述する。
本発明の一実施例を示す第1図において、図中6は電子
銃であり、電子銃6よりの電子線5は第1,第2,第3
の集束レンズ7,8,9に集束された後、対物レンズ1
の前方磁界レンズ1aを介して試料2に入射する。試料
2を透過した電子線5は対物レンズ1の後方磁界レンズ
1b及び対物絞り3の開口3aを通過した後、第1,第
2,第3の中間レンズ10,11,12及び投影レンズ
13より成る結像レンズ系14に入射する。その結果、
蛍光板15上には試料2の電子顕微鏡像が結像される。
16は前記第3の集束レンズ9の励磁電源であり、17
は第1,第2,第3の中間レンズ10,11,12の各
レンズに励磁電流を供給するための結像レンズ系励磁電
源である。18は演算制御装置であり、演算制御装置1
8には記憶装置19が接続されている。記憶装置19に
は各観察倍率値に対応して結像レンズ系励磁電源17よ
り各レンズ10,11,12に送られる励磁電流値を指
定するためのデータがテーブルとして記憶されている。
又、記憶装置19には、各観察倍率値に対応して集束レ
ンズ電源16より第3の集束レンズ9に送られる励磁電
流を指定するためのデータがテーブルとして記憶されて
いる。20は演算制御装置18に接続された観察倍率を
指示するための操作卓である。
銃であり、電子銃6よりの電子線5は第1,第2,第3
の集束レンズ7,8,9に集束された後、対物レンズ1
の前方磁界レンズ1aを介して試料2に入射する。試料
2を透過した電子線5は対物レンズ1の後方磁界レンズ
1b及び対物絞り3の開口3aを通過した後、第1,第
2,第3の中間レンズ10,11,12及び投影レンズ
13より成る結像レンズ系14に入射する。その結果、
蛍光板15上には試料2の電子顕微鏡像が結像される。
16は前記第3の集束レンズ9の励磁電源であり、17
は第1,第2,第3の中間レンズ10,11,12の各
レンズに励磁電流を供給するための結像レンズ系励磁電
源である。18は演算制御装置であり、演算制御装置1
8には記憶装置19が接続されている。記憶装置19に
は各観察倍率値に対応して結像レンズ系励磁電源17よ
り各レンズ10,11,12に送られる励磁電流値を指
定するためのデータがテーブルとして記憶されている。
又、記憶装置19には、各観察倍率値に対応して集束レ
ンズ電源16より第3の集束レンズ9に送られる励磁電
流を指定するためのデータがテーブルとして記憶されて
いる。20は演算制御装置18に接続された観察倍率を
指示するための操作卓である。
このような構成において、操作者が操作卓20により高
倍、例えば倍率M1での観察を指示すると、操作卓20
よりの指示信号に基づいて演算制御装置18は記憶装置
19に記憶されている第3の集束レンズ9の励磁電流値
データテーブルから倍率M1に対応する励磁電流データ
を読み出し、DA変換した後、集束レンズ電源16に送
る。これと同時に、操作卓20よりの観察倍率M1を指
示する信号に基づいて、演算制御装置18は記憶装置1
9に記憶されている第1,第2,第3の中間レンズ1
0,11,12の励磁電流値データからこの倍率M1に
対応するデータを読み出し、結像レンズ系励磁電源17
に送る。その結果、第2集束レンズ9は第2図(a)に
示すように無あるいは弱励磁にされ、第2集束レンズ9
において電子線は殆んど集束させることなく、対物レン
ズ1の前方磁界レンズ1aに入射する。前方磁界レンズ
1aに入射した電子線5は前方磁界レンズ1aにより更
に集束された後、試料2に入射し、試料2より散乱され
た電子線5は対物レンズ1の後方磁界レンズ1bによっ
て更に集束される。後方磁界レンズ1bを経た電子線は
対物絞り3よりもかなり手前でクロスオーバーした後、
絞り3を通過して更に後段の結像レンズ系14に入射す
る。この第2図(a)の光学図からも明らかなように、
対物レンズ1の焦点距離f0は充分短い値に設定されて
いるため、軸上色収差計数Ccや球面収差計数Cs等が小
さい値をとり、高分解能の高倍率像を観察することがで
きる。
倍、例えば倍率M1での観察を指示すると、操作卓20
よりの指示信号に基づいて演算制御装置18は記憶装置
19に記憶されている第3の集束レンズ9の励磁電流値
データテーブルから倍率M1に対応する励磁電流データ
を読み出し、DA変換した後、集束レンズ電源16に送
る。これと同時に、操作卓20よりの観察倍率M1を指
示する信号に基づいて、演算制御装置18は記憶装置1
9に記憶されている第1,第2,第3の中間レンズ1
0,11,12の励磁電流値データからこの倍率M1に
対応するデータを読み出し、結像レンズ系励磁電源17
に送る。その結果、第2集束レンズ9は第2図(a)に
示すように無あるいは弱励磁にされ、第2集束レンズ9
において電子線は殆んど集束させることなく、対物レン
ズ1の前方磁界レンズ1aに入射する。前方磁界レンズ
1aに入射した電子線5は前方磁界レンズ1aにより更
に集束された後、試料2に入射し、試料2より散乱され
た電子線5は対物レンズ1の後方磁界レンズ1bによっ
て更に集束される。後方磁界レンズ1bを経た電子線は
対物絞り3よりもかなり手前でクロスオーバーした後、
絞り3を通過して更に後段の結像レンズ系14に入射す
る。この第2図(a)の光学図からも明らかなように、
対物レンズ1の焦点距離f0は充分短い値に設定されて
いるため、軸上色収差計数Ccや球面収差計数Cs等が小
さい値をとり、高分解能の高倍率像を観察することがで
きる。
次に操作卓20により観察倍率として低倍の例えばM2
を指示したとすると、演算制御装置18は記憶装置19
に記憶されている第3の集束レンズ9の励磁電流値デー
タのうちから倍率M2 に対応する励磁電流値データを読
み出す。この読み出された励磁電流値データはAD変換
された後、励磁電源16に送られる。又、この際同時
に、前記操作卓20よりの倍率M2 を指示する信号に基
づいて演算制御装置18は、記憶装置19に記憶されて
いる第1,第2,第3の中間レンズ10,11,12の
励磁電流値データのうちから、倍率M2 に対応するデー
タを読み出し結像レンズ系励磁電源17に送る。その結
果、第3の集束レンズ9は高倍観察時より強励磁される
ため、電子線5は第2図(b)に示すように、第3集束
レンズ9と前方磁界レンズ1aとの間において一旦クロ
スオーバーした後、前方磁界レンズ1aに入射する。前
方磁界レンズ1aに入射した電子線5はレンズ1aによ
り更に集束されて略平行な電子線束として試料2に入射
し、試料2を透過した電子線5は後方磁界レンズ1bに
入射して、レンズ1bにより対物絞り3の開口部3aに
おいて丁度クロスオーバーして、対物絞り3を通過す
る。このように、対物レンズの焦点距離f0を極めて短
く設定して高倍における高分解能像の観察が可能にされ
ていると共に、対物絞り3の径Dapを小さな値に設定し
て高コントラストの低倍像が得られるようにしているに
もかかわらず、電子線が対物絞りにより殆んどカットさ
れないため広い視野の像を観察できる。又、この際、試
料2に平行度の良好な電子線束が照射されるため、軸外
色収差計数が小さな値となり、ボケの少ない像を観察す
ることができる。
を指示したとすると、演算制御装置18は記憶装置19
に記憶されている第3の集束レンズ9の励磁電流値デー
タのうちから倍率M2 に対応する励磁電流値データを読
み出す。この読み出された励磁電流値データはAD変換
された後、励磁電源16に送られる。又、この際同時
に、前記操作卓20よりの倍率M2 を指示する信号に基
づいて演算制御装置18は、記憶装置19に記憶されて
いる第1,第2,第3の中間レンズ10,11,12の
励磁電流値データのうちから、倍率M2 に対応するデー
タを読み出し結像レンズ系励磁電源17に送る。その結
果、第3の集束レンズ9は高倍観察時より強励磁される
ため、電子線5は第2図(b)に示すように、第3集束
レンズ9と前方磁界レンズ1aとの間において一旦クロ
スオーバーした後、前方磁界レンズ1aに入射する。前
方磁界レンズ1aに入射した電子線5はレンズ1aによ
り更に集束されて略平行な電子線束として試料2に入射
し、試料2を透過した電子線5は後方磁界レンズ1bに
入射して、レンズ1bにより対物絞り3の開口部3aに
おいて丁度クロスオーバーして、対物絞り3を通過す
る。このように、対物レンズの焦点距離f0を極めて短
く設定して高倍における高分解能像の観察が可能にされ
ていると共に、対物絞り3の径Dapを小さな値に設定し
て高コントラストの低倍像が得られるようにしているに
もかかわらず、電子線が対物絞りにより殆んどカットさ
れないため広い視野の像を観察できる。又、この際、試
料2に平行度の良好な電子線束が照射されるため、軸外
色収差計数が小さな値となり、ボケの少ない像を観察す
ることができる。
尚、上述した実施例は本発明の一実施例にすぎず、幾多
の変形が考えられる。
の変形が考えられる。
例えば、上述した実施例においては、第3の集束レンズ
の励磁電流を記憶装置に記憶されている励磁電流値テー
ブルを読み出すことにより指定するようにしたが、演算
により求めた励磁電流値信号に基づいて指定するように
しても良い。
の励磁電流を記憶装置に記憶されている励磁電流値テー
ブルを読み出すことにより指定するようにしたが、演算
により求めた励磁電流値信号に基づいて指定するように
しても良い。
[発明の効果] 上述した説明から明らかなように、本発明に基づく電子
顕微鏡においては、高倍観察時には前記対物レンズの前
方磁界レンズに略平行に入射した電子線が前記対物レン
ズの後方磁界レンズと対物絞りとの間の位置にクロスオ
ーバーを結び、低倍観察時には前記対物レンズの前方磁
界レンズに入射する直前で一旦クロスオーバーを結んだ
電子線が前記対物レンズにより略平行な電子線束として
試料に入射した後前記対物絞りの位置でクロスオーバー
を結ぶように、前記照射レンズ系の励磁強度が前記対物
レンズの励磁状態を強励磁に維持した状態で観察倍率の
切換えに連動して変えられるように構成したため、対物
レンズの軸上色収差の影響が支配的となるような高倍観
察時にはこの軸上色収差が小さい条件で使用できると共
に、軸外色収差の影響が支配的となるような低倍観察時
にはこの軸外色収差が小さな条件で使用することができ
る。従って、本発明に基づく電子顕微鏡によれば、高分
解能の高倍像が観察できるだけでなく、広視野を維持し
たまま低倍像の像質をも向上させることができる。
顕微鏡においては、高倍観察時には前記対物レンズの前
方磁界レンズに略平行に入射した電子線が前記対物レン
ズの後方磁界レンズと対物絞りとの間の位置にクロスオ
ーバーを結び、低倍観察時には前記対物レンズの前方磁
界レンズに入射する直前で一旦クロスオーバーを結んだ
電子線が前記対物レンズにより略平行な電子線束として
試料に入射した後前記対物絞りの位置でクロスオーバー
を結ぶように、前記照射レンズ系の励磁強度が前記対物
レンズの励磁状態を強励磁に維持した状態で観察倍率の
切換えに連動して変えられるように構成したため、対物
レンズの軸上色収差の影響が支配的となるような高倍観
察時にはこの軸上色収差が小さい条件で使用できると共
に、軸外色収差の影響が支配的となるような低倍観察時
にはこの軸外色収差が小さな条件で使用することができ
る。従って、本発明に基づく電子顕微鏡によれば、高分
解能の高倍像が観察できるだけでなく、広視野を維持し
たまま低倍像の像質をも向上させることができる。
第1図は本発明の一実施例を示すための図、第2図は上
述した一実施例装置の動作を説明するための光学図、第
3図は対物絞りの孔径に要求される条件を説明するため
の図、第4図は軸外色収差係数と試料を照射する電子線
との関係を説明するための図、第5図は従来装置の欠点
を説明するための図である。 1:対物レンズ 1a:対物レンズの前方磁界レンズ 1b:対物レンズの後方磁界レンズ 2:試料、3:対物絞り 4:対物レンズによる試料の像 5:電子線、6:電子銃 7,8,9:集束レンズ 10,11,12:中間レンズ 13:投影レンズ、14:結像レンズ系 15:蛍光板、16:集束レンズ電源 17:結像レンズ系電源 18:演算制御装置 19:記憶装置、20:操作卓
述した一実施例装置の動作を説明するための光学図、第
3図は対物絞りの孔径に要求される条件を説明するため
の図、第4図は軸外色収差係数と試料を照射する電子線
との関係を説明するための図、第5図は従来装置の欠点
を説明するための図である。 1:対物レンズ 1a:対物レンズの前方磁界レンズ 1b:対物レンズの後方磁界レンズ 2:試料、3:対物絞り 4:対物レンズによる試料の像 5:電子線、6:電子銃 7,8,9:集束レンズ 10,11,12:中間レンズ 13:投影レンズ、14:結像レンズ系 15:蛍光板、16:集束レンズ電源 17:結像レンズ系電源 18:演算制御装置 19:記憶装置、20:操作卓
Claims (1)
- 【請求項1】照射レンズ系と、強い前方磁界レンズを有
する対物レンズと、該対物レンズの前方磁界レンズと後
方磁界レンズとの間に配置された試料と、対物絞りと、
前記対物レンズの後端に配置された結像レンズ系を備え
る電子顕微鏡において、高倍観察時には前記対物レンズ
の前方磁界レンズに略平行に入射した電子線が前記対物
レンズの後方磁界レンズと対物絞りとの間の位置にクロ
スオーバーを結び、低倍観察時には前記対物レンズの前
方磁界レンズに入射する直前で一旦クロスオーバーを結
んだ電子線が前記対物レンズにより略平行な電子線束と
して試料に入射した後前記対物絞りの位置でクロスオー
バーを結ぶように、前記照射レンズ系の励磁強度が前記
対物レンズの励磁状態を強励磁に維持した状態で観察倍
率の切換えに連動して変えられるように構成されている
電子顕微鏡。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60250104A JPH0619964B2 (ja) | 1985-11-08 | 1985-11-08 | 電子顕微鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60250104A JPH0619964B2 (ja) | 1985-11-08 | 1985-11-08 | 電子顕微鏡 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62110246A JPS62110246A (ja) | 1987-05-21 |
| JPH0619964B2 true JPH0619964B2 (ja) | 1994-03-16 |
Family
ID=17202872
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60250104A Expired - Lifetime JPH0619964B2 (ja) | 1985-11-08 | 1985-11-08 | 電子顕微鏡 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0619964B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE2623926C3 (de) * | 1975-06-03 | 1981-10-29 | E.I. du Pont de Nemours and Co., 19898 Wilmington, Del. | Photographisches Aufzeichnungsmaterial und Bildreproduktionsverfahren |
| JPS57212755A (en) * | 1981-06-25 | 1982-12-27 | Internatl Precision Inc | Transmission-type electron microscope |
-
1985
- 1985-11-08 JP JP60250104A patent/JPH0619964B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62110246A (ja) | 1987-05-21 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| WO2015045476A1 (ja) | 電子顕微鏡 | |
| US4633085A (en) | Transmission-type electron microscope | |
| JPS614142A (ja) | 電子顕微鏡 | |
| US6140645A (en) | Transmission electron microscope having energy filter | |
| JPS6029186B2 (ja) | 電子顕微鏡 | |
| JPH03134944A (ja) | 電子線装置 | |
| JPH0619964B2 (ja) | 電子顕微鏡 | |
| US4283627A (en) | Electron microscope | |
| US5304801A (en) | Electron microscope | |
| JP3354846B2 (ja) | 倍率制御型荷電粒子ビーム照射装置 | |
| JPS5919408B2 (ja) | 電子顕微鏡 | |
| JPS61193349A (ja) | 電子顕微鏡における電子線照射方法 | |
| JP2839683B2 (ja) | フーコー電子顕微鏡 | |
| JPS6329928B2 (ja) | ||
| JPH0234142B2 (ja) | ||
| JPS6029187B2 (ja) | 電子顕微鏡 | |
| JP2541931B2 (ja) | 収束電子線回折装置 | |
| JPS6029185B2 (ja) | 電子顕微鏡 | |
| SU1243046A1 (ru) | Электронный микроскоп | |
| JPS6332219B2 (ja) | ||
| JPH04336B2 (ja) | ||
| JPH0234750Y2 (ja) | ||
| JPH037880Y2 (ja) | ||
| JPS586267B2 (ja) | 走査電子顕微鏡 | |
| JPH03233846A (ja) | 電子顕微鏡 |