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JPH0621322B2 - セラミツクスろう付用熱膨張調整合金 - Google Patents
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JPH0621322B2 - セラミツクスろう付用熱膨張調整合金 - Google Patents

セラミツクスろう付用熱膨張調整合金

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JPH0621322B2
JPH0621322B2 JP859786A JP859786A JPH0621322B2 JP H0621322 B2 JPH0621322 B2 JP H0621322B2 JP 859786 A JP859786 A JP 859786A JP 859786 A JP859786 A JP 859786A JP H0621322 B2 JPH0621322 B2 JP H0621322B2
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JP
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alloy
brazing
thermal expansion
present
ceramics
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清行 江刺
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はAl23セラミツクスよりも一段と熱膨張係数
が小さく比較的強度の高い緻密なセラミツクスに対して
ろう付することの出来る熱膨張調整合金に関するもので
ある。
従来、セラミツクスに金属をろう付するには、熱膨張係
数の出来るだけ適合した金属や合金を選定して、ろう付
の際の冷却過程で両者の熱膨張係数の差に起因して発生
する熱応力を極力小さくするようにしたり、あるいは
鋼,銀,アルミニウム等のかなり柔軟な金属を中間緩衝
材として間に挾んでこの熱応力による歪を吸収するよう
に工夫して、実施されて来た。
しかしながら、近年、比較的機械的性質の優れた強度が
高く、かつ熱膨張係数の小さな炭化物系、窒化物系のセ
ラミツクスとして、例えば常圧焼結SiC,反応焼結SiC-S
i,常圧焼結Si3N4,常圧焼結AlN,などのセラミツクス
焼結体が開発されるに及んで、これらのセラミツクスに
ろう付することの出来る熱膨張係数の小さな金属や合金
を開発する必要に迫られて来た。室温〜800℃の銀ろ
う付温度の昇温範囲で熱膨張係数の最も小さな金属はW
であり、その値は45×10-6/℃程度であるので、Si
C,SiC-Si あるいはAlN等の熱膨張係数が4〜5×10-6
/℃の範囲内程度のセラミツクス焼結体のろう付にはか
ろうじて用いることが出来る。しかし、Wは非常に硬質
で脆く、柔軟性に乏しいため、接合部に歪を残留させや
すく、さらに資源的に乏しく高価であるため満足出来る
材料ではない。又従来Al2O3セラミツクスの接合用合金
として知られているCo 17.0重量%,Ni 29.0
重量%,残部実質的にFe よりなるコバール合金は室温
〜430℃までの温度範囲でも熱膨張係数が4.8×1
-6/℃程度であり、室温〜800℃の範囲では平均
8.8×10-6/℃となるため、前記の如き低熱膨張性
のセラミツクスに適用することは困難である。
本発明は、これらの状況に鑑みてなされたものであり、
熱膨張係数の小さな5.0×10-6/℃以下のセラミツ
クスで強度が高く、抗析力20kg/mm2以上の値を有す
る緻密質のセラミツクスに対して比較的強度を損なうこ
となくろう付可能な合金を提供することを目的としてい
る。
本発明のセラミツクスろう付用熱膨張調整合金は、(以
下重量%の重量を省略する)第1図にA領域とし示され
る範囲、即ち、 40%≦Ni%+Co%,24.0%≦Ni%,Ni%
+0.47Co%≧34.0%,Ni%+0.3Co%
≦34.5% Ni%+0.58Co%≦37.8%,の全ての不等式
を満足するような範囲のCoとNi,さらに残部実質的
にFe及び不可避的不純物よりなることを特徴としてい
る。但し、Si,Mn,Cなどの脱酸材成分を合計0.6%
以下含むことも出来る。
本発明の合金の成分は第1図中にB点として示される前
記のコバール合金や、室温から100℃の温度範囲で熱
膨張係数が1.3×10-6/℃という非常に小さな値を
有することで知られている Co4%,Ni13%,残
部鉄よりなり、同図中に点Cとして示されるスーパーイ
ンバー合金や、36%Ni,残部鉄よりなり点Dで示さ
れるインバー合金などと共に示すことが出来る。
従来より一般に知られているこれらの合金はいずれも、
−80℃程度の低温に冷却されても結晶構造をγからα
へと変態してしまうことのない成分範囲として、点a,
b近傍を通る曲線より上側のNi,Coの多い領域に属
している。本発明合金は逆に−80℃程度の温度以上で
はこのγ→α変態を発生するように成分範囲を設定した
ものであるので、Ni%+0.3Co%≦34.5%の
境界線abの下側の範囲のNiとCoの成分とし、さら
に冷却時の熱膨張係数が、低熱膨張セラミツクスとの接
合のためには、最大でも4.0×10-6/℃未満の値に
抑えたい為に直線bあるいはaeの間の領域、即ちNi
%+0.58Co%≦37.8%と40%≦Ni%+C
o%とを満足するNiとCoの成分範囲としている。さ
らに、上記γ→α変態の逆変態、即ち昇温時にγ→α変
態がろう付温度である750〜900℃程度で生じ得る
範囲として直線ed及びdc以上の領域、即ちNi%+
0.47%≧34.0%及び24.0%≦Ni%とを満足す
るNiとCoの成分範囲としている。
本発明のabcdeで囲まれた成分範囲のNiとCo,
さらに残部実質的にFeよりなる熱膨張調整合金は上記
の説明の如く、室温から400℃までの熱膨張係数が
4.0×10-6/℃未満であり、さらにろう付後の冷却
中、あるいは強制的に−80℃程度まで徐々に過冷却する
ことにより、あるいは加工することにより、容易にγ→
α変態を生じる合金である。同図中の実線の曲線は冷却
に際してのγ→α変態の開始温度を、点線はキユーリー
点の温度を示す。
第2図中にコバール合金の熱膨張曲線(1),及び本発明
の合金の例として0℃まで冷却されて、αとγが共存す
る成分と、−80℃まで過冷却されて殆んどαだけとな
つた成分との熱膨張曲線を各々(2),(3)として示す。即
ち、本発明合金は、加熱,昇温時に履歴を生じるので、
この履歴を上手に利用して前記のろう付によつて生じる
応力,歪を吸収しようとするものである。
第3図に本発明の合金とSi3N4などの熱膨張係数が3.
2×10-6/℃程度のメタライズ処理を施した焼結体と
を融点が780℃の共晶銀ろうを用いてろう付接合する
場合の原理を熱膨張曲線によつて説明する。本発明合金
と窒化珪素の冷却による収縮はイロハニ,及びチニの線
で表わされ、今、合金の収縮を示す線の方を基準にして
考えると、ろう付後銀ろうの柔軟な温度範囲の780℃
〜500℃の領域では、合金及びセラミツクスは各々独
自にイロ,及びチリの如く収縮する。しかし500℃以
下では銀ろうによつて互いに拘束されながら変形し、セ
ラミツクスはチリニと平行な収縮を示す線ロヘヌの如く
収縮しようとするので、室温ではヌニの分に相当する歪
が残留すると考えられる。しかしながら本発明合金の本
例の合金は0℃まで冷却すると、一部γ→α変態を生じ
熱膨張曲線に変化を生じるので、次に昇温する場合には
ホヘトイの如く膨張し、400℃の点で前記の残留歪を
殆んど吸収してしまうことができる。その後さらに昇温
を続けると若干逆の方向の歪が生じるろうがろう材自身
が軟化し柔軟となるので合成とセラミツクスは互いに独
自に膨張出来るようになるので問題とはなりにくい。さ
らに点トでα→γ変態を生じ殆んどγのみの単一の相と
なる。
本発明の熱膨張調整合金は上記の如く、γα変態を利用
して、ろう付の際の残留応力,歪を消滅あるいは軽減し
ようとするものであり、従来の一般に知られているコバ
ールや42%ニツケル−鉄合金等とは本質的に思想を異
つたものとしている。本発明は、前記の如く、窒化物や
炭化物などのセラミツクスの熱膨張係数が3×10
-6台、あるいは4×10-6台のセラミツクスを対象とす
る金属とのろう付を可能とするものであり、タングステ
ンなどの希少金属を使う必要がないことも考慮に入れる
と、本発明の効果は極めて大きい。
以下実施例によつて本発明を説明する。
実施例1. 本発明合金として、第1表に記載の成分の合金を配合溶
解しさらに熱間圧延によつて10mmより5mmの板厚と
し、さらに冷間厚延によつて3mmの板材とした。その
後、熱膨張試験片を切り出して1000℃の熱処理後、
0℃あるいは−80℃に冷却して、熱膨張係数及び熱膨
張曲線によりα,γの識別をして同表記載の如き結果を
得、いずれも−80℃以上でγ→α変態を生じ、γの熱
膨張係数は4.0×10-6/℃未満であることを証明し
た。
実施例2. 本発明合金として前記実施例中のNo.5,No.10を選び
Si3N4の常圧焼結セラミツクスをNi,Cr,Zrを含
むメタライズ用組成物を用いて、メタライズ処理後、共
晶銀ろうを用い、2mmの厚みの中間緩衝材料としてこれ
らの合金を用い、直径12mmの炭素鋼にろう付後、−8
0℃に過冷さ却せて、室温の剪断強度を測定した。又、
比較の為にコバール合金を用いた場合についても測定し
た。No.10は7.9kg/mm2,No.5は9.5kg/mm2,コ
バールの場合は8.5kg/mm2の値を示し、本発明合金が
室温においても残留応力を緩和していることを示した。
以上の如く本発明は低熱膨張セラミツクスのろう付に関
して新規な手法を提供するものであり、従来解決出来な
かつた困難な問題を解決するうえで非常に有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の熱膨張調整合金の成分範囲を示すFe,C
o,Ni の3元組成図であり、A領域は本発明合金の成分
範囲、B,C,D点は各々従来より公知のコバール,ス
ーパーインバー,インバーの各合金を示し、各黒点は第
1表中記載の各合金の成分を示す。又実線は冷却に際し
てγ→α変態が開始する温度を示し、点線はキユーリー
点を示す。 第2図はコバール合金,本発明合金第1表記載のNo.9
の合金及びNo.7の合金の熱膨張曲線を各々(1),(2),
(3)で示し、(1),(2)は0℃まで冷却、(3)は−80℃ま
で過冷却させた場合である。 第3図は本発明合金の1組成のものと、窒化珪素セラミ
ツクス焼結体の熱膨張及びろう付による残留歪を図示
し、本発明合金の原理を示す図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】40%≦Ni%+Co%,24.0%≦N
    i%,Ni%+0.47Co%≧34.0%,Ni%+
    0.3Co%≦34.5%,Ni%+0.58Co%≦
    37.8%(重量%の重量を省略)の全ての不等式を満
    足するような範囲の、CoとNi,さらに残部実質的に
    Fe及び不可避的不純物よりなることを特徴とするセラ
    ミツクスろう付用熱膨張調整合金。
JP859786A 1986-01-17 1986-01-17 セラミツクスろう付用熱膨張調整合金 Expired - Lifetime JPH0621322B2 (ja)

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