JPH0630587B2 - クロ−ン化されたトウモロコシのppc遺伝子 - Google Patents
クロ−ン化されたトウモロコシのppc遺伝子Info
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- JPH0630587B2 JPH0630587B2 JP60186181A JP18618185A JPH0630587B2 JP H0630587 B2 JPH0630587 B2 JP H0630587B2 JP 60186181 A JP60186181 A JP 60186181A JP 18618185 A JP18618185 A JP 18618185A JP H0630587 B2 JPH0630587 B2 JP H0630587B2
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N9/00—Enzymes; Proenzymes; Compositions thereof; Processes for preparing, activating, inhibiting, separating or purifying enzymes
- C12N9/88—Lyases (4.)
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- Medicinal Chemistry (AREA)
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- Enzymes And Modification Thereof (AREA)
- Saccharide Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、トウモロコシの光合成的炭酸固定において中
心的役割を果たしている酵素、ホスホエノールピルビン
酸カルボキシラーゼ〔EC4.1.1.31〕(以下P
EPCaseと略す)の実質的機能部分をコードしている
DNA配列を有する遺伝子、および該DNA配列を担持
しているプラスミドに関する。
心的役割を果たしている酵素、ホスホエノールピルビン
酸カルボキシラーゼ〔EC4.1.1.31〕(以下P
EPCaseと略す)の実質的機能部分をコードしている
DNA配列を有する遺伝子、および該DNA配列を担持
しているプラスミドに関する。
発明の背景および目的 PEPCaseは全ての高等植物、藻類、大部分の原生動
物および多くの細菌に存在しており、基本的には、下記
の反応式で示す様に、ホスホエノールピルビン酸(PEP)
に炭酸を固定し、オキザロ酢酸(OAA)とリン酸を生成す
る反応を不可逆的に触媒する酵素である: PEPCaseの沈降定数、分子量およびサブユニット数
などの生化学的性状は、生物種間に若干の違いが見られ
る。トウモロコシのPEPCaseについては、電気泳動
的に均一な標品が得られており、その分子量は約40万
と報告されている1)(本明細書に於いて引用した文献
は、肩文字で示した引用番号と共に末尾に一括して示し
た。)その他、トウモロコシのPEPCaseについて
は、それがアロステリックな特質を有すること2)、トウ
モロコシの退色した葉やグリーニング中の植物体に強い
光の刺激を与えるとその活性が約5倍上昇すること3)、
およびこの活性上昇はmRNAレベルの増加によること
4)などが既に知られている。
物および多くの細菌に存在しており、基本的には、下記
の反応式で示す様に、ホスホエノールピルビン酸(PEP)
に炭酸を固定し、オキザロ酢酸(OAA)とリン酸を生成す
る反応を不可逆的に触媒する酵素である: PEPCaseの沈降定数、分子量およびサブユニット数
などの生化学的性状は、生物種間に若干の違いが見られ
る。トウモロコシのPEPCaseについては、電気泳動
的に均一な標品が得られており、その分子量は約40万
と報告されている1)(本明細書に於いて引用した文献
は、肩文字で示した引用番号と共に末尾に一括して示し
た。)その他、トウモロコシのPEPCaseについて
は、それがアロステリックな特質を有すること2)、トウ
モロコシの退色した葉やグリーニング中の植物体に強い
光の刺激を与えるとその活性が約5倍上昇すること3)、
およびこの活性上昇はmRNAレベルの増加によること
4)などが既に知られている。
しかしながら、トウモロコシのPEPCaseをコードし
ている遺伝子については、それが核のみならず葉緑体の
DNAにも存在するらしいという報告5)およびその遺伝
子のcDNAの一部(500bp)をクローニングしたという報
告6)があるに過ぎない。
ている遺伝子については、それが核のみならず葉緑体の
DNAにも存在するらしいという報告5)およびその遺伝
子のcDNAの一部(500bp)をクローニングしたという報
告6)があるに過ぎない。
記述した様に、トウモロコシのPEPCaseは光合成的
炭酸固定において重要な役割を果たしており、従ってこ
の酵素をコードしている遺伝子のクローニングおよびそ
のヌクレオチド配列の決定は、産業上重要な意義を有す
る。即ち、このPEPCase遺伝子のクローニングに成
功すれば、遺伝子操作によって該遺伝子を改良し、これ
を培養植物に組み込んでその炭素同化能力を増強し、効
率よくトウモロコシデンプンを収穫することが可能にな
ると予想される。本発明者は、かかる観点からトウモロ
コシのPEPCase遺伝子のクローニングについて検討
を重ねた結果、mRNAの逆転写によって得られるcD
NAライブラリーから、PEPCaseの実質的機能部分
をコードしているcDNA断片を選択してこれをクロー
ニングし、そのヌクレオチド配列を決定することに成功
した。
炭酸固定において重要な役割を果たしており、従ってこ
の酵素をコードしている遺伝子のクローニングおよびそ
のヌクレオチド配列の決定は、産業上重要な意義を有す
る。即ち、このPEPCase遺伝子のクローニングに成
功すれば、遺伝子操作によって該遺伝子を改良し、これ
を培養植物に組み込んでその炭素同化能力を増強し、効
率よくトウモロコシデンプンを収穫することが可能にな
ると予想される。本発明者は、かかる観点からトウモロ
コシのPEPCase遺伝子のクローニングについて検討
を重ねた結果、mRNAの逆転写によって得られるcD
NAライブラリーから、PEPCaseの実質的機能部分
をコードしているcDNA断片を選択してこれをクロー
ニングし、そのヌクレオチド配列を決定することに成功
した。
即ち、本発明は、トウモロコシのPEPCaseの実質的
機能部分をコードしているDNA配列(遺伝子配列)(以
下、トウモロコシのppcと呼ぶ)を有する遺伝子および
該ppcを担持しているプラスミドを提供するものであ
る。
機能部分をコードしているDNA配列(遺伝子配列)(以
下、トウモロコシのppcと呼ぶ)を有する遺伝子および
該ppcを担持しているプラスミドを提供するものであ
る。
本明細書に於いて、トウモロコシPEPCaseの「実質
的機能部分をコードしているDNA配列」という用語
は、PEPCaseの全アミノ酸配列をコードしているD
NA配列、該DNA配列を含み、その転写および翻訳に
悪影響を及ぼすことのない余分のDNA配列が付加して
いるDNA配列、およびPEPCaseのアミノ酸配列の
全てをコードしていないがPEPCase活性を示すのに
必要な最小限のアミノ酸配列をコードしているDNA配
列、並びにこれらの構造遺伝子に、その発現に必要な調
節遺伝子(レギュレーター)およびその関連遺伝子が付
加しているDNA配列のいずれかを意味するものとす
る。即ち、この用語は、適当な宿主細胞中で、トウモロ
コシのPEPCase活性を実質的に発現することができ
るという意味で機能的に定義された用語であり、物理化
学的に単一の物質を指すものと解釈してはならない。こ
の様なトウモロコシPEPCaseの実質的機能部分をコ
ードしているDNA配列の一例を添付の第1図に示し
た。
的機能部分をコードしているDNA配列」という用語
は、PEPCaseの全アミノ酸配列をコードしているD
NA配列、該DNA配列を含み、その転写および翻訳に
悪影響を及ぼすことのない余分のDNA配列が付加して
いるDNA配列、およびPEPCaseのアミノ酸配列の
全てをコードしていないがPEPCase活性を示すのに
必要な最小限のアミノ酸配列をコードしているDNA配
列、並びにこれらの構造遺伝子に、その発現に必要な調
節遺伝子(レギュレーター)およびその関連遺伝子が付
加しているDNA配列のいずれかを意味するものとす
る。即ち、この用語は、適当な宿主細胞中で、トウモロ
コシのPEPCase活性を実質的に発現することができ
るという意味で機能的に定義された用語であり、物理化
学的に単一の物質を指すものと解釈してはならない。こ
の様なトウモロコシPEPCaseの実質的機能部分をコ
ードしているDNA配列の一例を添付の第1図に示し
た。
以下に本発明を詳細に説明する。
トウモロコシのppcのクローニングおよび塩基配列の決
定 A.実験に供した試薬 制限酵素EcoRIはニッポンジーン社より、その他の制
限酵素および遺伝子の分子量マーカーとして使用するλ
−DNAは宝酒造社より購入した。RNaseA(RNA
分解酵素A)、RNaseT1、リゾチーム、ジチオトレイ
トールおよびBSA(ウシ血清アルブミン)はSigma社
より、エチジウムブロマイド(EtdBr)はAldrich Chem
ical社よりそれぞれ購入した。〔α−32P〕dCTPは
Amersham社より購入した。電気泳動用のアガロースと
しては、ドータイト・アガロースIIを用いた。
定 A.実験に供した試薬 制限酵素EcoRIはニッポンジーン社より、その他の制
限酵素および遺伝子の分子量マーカーとして使用するλ
−DNAは宝酒造社より購入した。RNaseA(RNA
分解酵素A)、RNaseT1、リゾチーム、ジチオトレイ
トールおよびBSA(ウシ血清アルブミン)はSigma社
より、エチジウムブロマイド(EtdBr)はAldrich Chem
ical社よりそれぞれ購入した。〔α−32P〕dCTPは
Amersham社より購入した。電気泳動用のアガロースと
しては、ドータイト・アガロースIIを用いた。
B.実験材料 本発明に用いた大腸菌K−12株は、佐邊らによって分
離された変異株であるPCR17)および京大・ウイルス
研より提供されたDH1である。大腸菌K−12PCR
1株は工業技術院微生物工業技術研究所に寄託されてお
り(FERMP−7783)、DH1株は京大ウイルス
研よる分譲可能である。これらの遺伝子型もしくは表現
型は、それぞれF−,recA,rpsL(Strr),thi,arg,the,le
u,ppc -(Glu-)およびF−,recA1,endA1,gyrA96,thi-1,h
sdR17(r▲- k▲,m▲+ k▲),supE44である。またベクタ
ープラスミドとしては重定らの開発したpSI4001を
用いた(京大ウイルス研より入手可能)。トウモロコシ
の種は京大・農学部・作物学講座より提供された交配種
を用いた。
離された変異株であるPCR17)および京大・ウイルス
研より提供されたDH1である。大腸菌K−12PCR
1株は工業技術院微生物工業技術研究所に寄託されてお
り(FERMP−7783)、DH1株は京大ウイルス
研よる分譲可能である。これらの遺伝子型もしくは表現
型は、それぞれF−,recA,rpsL(Strr),thi,arg,the,le
u,ppc -(Glu-)およびF−,recA1,endA1,gyrA96,thi-1,h
sdR17(r▲- k▲,m▲+ k▲),supE44である。またベクタ
ープラスミドとしては重定らの開発したpSI4001を
用いた(京大ウイルス研より入手可能)。トウモロコシ
の種は京大・農学部・作物学講座より提供された交配種
を用いた。
C.菌の培養およびトウモロコシの栽培 1.大腸菌の培養 大腸菌の培養に用いた液体培地は表1に示すとおりであ
る。通常の培養には、富栄養培地としてLB−培地を用
いた。栄養要求性について選択培地は、最小培地である
E−培地を基本として調製し、大腸菌PCR1の要求ア
ミノ酸に加えて炭素源としてグルコースのみを含むもの
をGlu-培地、Glu-培地にグルタミン酸を添加したもの
をGlu+培地とした。また固体培地は液体培地に1.5%(w
/v)の寒天を加えて調製した。選択圧として抗生物質を
加える場合の濃度は、通常、ストレプトマイシン(Str)
が25μg/m、アンピシリン(Amp)が50μg/m
(富栄養培地の時)および25μg/m(その他の
時)になるように加えた。高圧蒸気滅菌を行うときは、
表1に示したように、培地成分を分けて、別々に滅菌し
た。また抗生物質は培地滅菌後、55℃以下になってか
ら添加した。なお、液体培養はTAIYOインキュベー
ターM−100Nを用いて37℃で振とうして行い、固
体培地での培養は32℃のふ卵器で行った。
る。通常の培養には、富栄養培地としてLB−培地を用
いた。栄養要求性について選択培地は、最小培地である
E−培地を基本として調製し、大腸菌PCR1の要求ア
ミノ酸に加えて炭素源としてグルコースのみを含むもの
をGlu-培地、Glu-培地にグルタミン酸を添加したもの
をGlu+培地とした。また固体培地は液体培地に1.5%(w
/v)の寒天を加えて調製した。選択圧として抗生物質を
加える場合の濃度は、通常、ストレプトマイシン(Str)
が25μg/m、アンピシリン(Amp)が50μg/m
(富栄養培地の時)および25μg/m(その他の
時)になるように加えた。高圧蒸気滅菌を行うときは、
表1に示したように、培地成分を分けて、別々に滅菌し
た。また抗生物質は培地滅菌後、55℃以下になってか
ら添加した。なお、液体培養はTAIYOインキュベー
ターM−100Nを用いて37℃で振とうして行い、固
体培地での培養は32℃のふ卵器で行った。
大腸菌は、LB−培地で生育させ、静止期に入った培養
に、50%になるようにグリセロールを加えて保存し
た。
に、50%になるようにグリセロールを加えて保存し
た。
2.トウモロコシの栽培 一昼夜流水中に浸しておいたトウモロコシの種を適当な
大きさの容器にしきつめた吸水脱脂綿上にまき、28℃
の恒温室で遮光して発芽させ、発芽後10日間を経過し
た葉に3日間光をあてて緑化させたものを採取し、mR
NAの調製を使用した。葉を保存する必要がある時は、
−80℃で保存した。
大きさの容器にしきつめた吸水脱脂綿上にまき、28℃
の恒温室で遮光して発芽させ、発芽後10日間を経過し
た葉に3日間光をあてて緑化させたものを採取し、mR
NAの調製を使用した。葉を保存する必要がある時は、
−80℃で保存した。
D.実験上の基本操作 1.試薬の略号 本明細書中で使用した試薬の略号を表2に示す。
2.DNAおよびRNAの定量 それぞれの場合に応じて、以下の3通りの方法を使いわ
けた。
けた。
i)吸光度による定量 260nmにおけるDNAおよびRNAの吸光度(A260)に
より定量する方法であり、精製されたDNAおよびRN
Aについてかなり正確に定量する場合に用いた。分光光
度計を用い、320nmから220nmまでスキャンさせ、
その時のA260を測定した。ただし、1mg/mの溶液の
吸光度をDNAではA260=20、RNAではA260=23
とした。
より定量する方法であり、精製されたDNAおよびRN
Aについてかなり正確に定量する場合に用いた。分光光
度計を用い、320nmから220nmまでスキャンさせ、
その時のA260を測定した。ただし、1mg/mの溶液の
吸光度をDNAではA260=20、RNAではA260=23
とした。
ii)蛍光法 本方法は、微量DNAを正確に定量する場合に用いた。
すなわち、過塩素酸処理によって遊離したDNAのデオ
キシリボースとm-ジアミノ安息香酸・2HClとの反応
を利用した蛍光による定量法である。これはデブナーミ
ラー(Doebner-Miller)のキナルシン合成で用いられた反
応8)であり、以下の反応式で示すようにデオキシリボー
スに特異的に生ずる強力な蛍光物質であるキナルジン類
似体を定量するものである。
すなわち、過塩素酸処理によって遊離したDNAのデオ
キシリボースとm-ジアミノ安息香酸・2HClとの反応
を利用した蛍光による定量法である。これはデブナーミ
ラー(Doebner-Miller)のキナルシン合成で用いられた反
応8)であり、以下の反応式で示すようにデオキシリボー
スに特異的に生ずる強力な蛍光物質であるキナルジン類
似体を定量するものである。
蛍光測定は、日立204型分光蛍光光度計を用いて励起
光406nm、分析光520nmで測定した。標準DNA標
品(λ−DNAおよびサケの精子DNA)の濃度をA260
測定によって決定し、この希釈シリーズを作製し、これ
をもとに検量線を作製して試料の定量を行った。蛍光測
定法としては、まず標品に最終濃度が0.5Mとなるよう
に過塩素酸を加え、70℃で20分間インキュベートし
た。次に等容の試薬(1MNaOHに溶解させた10mM
Na2CO3と20%(w/v)ジアミノ安息香酸・2HClの
3:1(v/v)混液を37℃で1時間インキュベートした
もの)を加えることによって反応を開始させた。70℃
で1時間インキュベートした後、6.25倍容の1MHCl
を加え、氷冷することによって反応を停止させ蛍光を測
定した。
光406nm、分析光520nmで測定した。標準DNA標
品(λ−DNAおよびサケの精子DNA)の濃度をA260
測定によって決定し、この希釈シリーズを作製し、これ
をもとに検量線を作製して試料の定量を行った。蛍光測
定法としては、まず標品に最終濃度が0.5Mとなるよう
に過塩素酸を加え、70℃で20分間インキュベートし
た。次に等容の試薬(1MNaOHに溶解させた10mM
Na2CO3と20%(w/v)ジアミノ安息香酸・2HClの
3:1(v/v)混液を37℃で1時間インキュベートした
もの)を加えることによって反応を開始させた。70℃
で1時間インキュベートした後、6.25倍容の1MHCl
を加え、氷冷することによって反応を停止させ蛍光を測
定した。
iii)スポット・テスト法 本方法は、カラムなどを通して精製したDNAおよびR
NAがどの分画に含まれているかを決定する場合に用い
た。通常、標品7.5μにEtdBr(2μg/m)2.5μ
を混合し、ペトリ皿上に拡げたサランラップ上にスポッ
トして、短波長UVイルミネーターで観察し、写真を撮
り、蛍光強度を標準標品スポットと比較することによっ
て、標品の濃度を推定した。
NAがどの分画に含まれているかを決定する場合に用い
た。通常、標品7.5μにEtdBr(2μg/m)2.5μ
を混合し、ペトリ皿上に拡げたサランラップ上にスポッ
トして、短波長UVイルミネーターで観察し、写真を撮
り、蛍光強度を標準標品スポットと比較することによっ
て、標品の濃度を推定した。
E.トウモロコシポリA+RNAの調製4),9),10) 1.総RNAの調製 トウモロコシppcを含むcDNAをクローニングするため
にポリA+RNAを調製した。RNA試料の調製からク
ローニングの全過程を通じて最も注意を払わなければな
らないのは、RNaseの混入防止である。したがって、
以下の操作において、容器、ピペット類、蒸留水、緩衝
液類はすべて滅菌したものを用い、操作は手袋をはめて
行い、試料に接触する容器や器具には決して素手で触れ
ないようにした。
にポリA+RNAを調製した。RNA試料の調製からク
ローニングの全過程を通じて最も注意を払わなければな
らないのは、RNaseの混入防止である。したがって、
以下の操作において、容器、ピペット類、蒸留水、緩衝
液類はすべて滅菌したものを用い、操作は手袋をはめて
行い、試料に接触する容器や器具には決して素手で触れ
ないようにした。
遮光した条件で発芽させ、10日を経過したトウモロコ
シに3日間の光誘導を行った葉約3.8gを液体窒素で凍
結させ、予め−20℃に冷やしておいた乳鉢と乳棒で粉
末状になるまで砕いた。これに抽出緩衝液を加えてホモ
ゲナイズした。抽出緩衝液には、50gのフルカ(Fluk
a)社製特級チオシアン酸グアニジン、0.5gのN−ラウ
ロイルサルコシン酸ナトリウム、25mの1Mクエン
酸ナトリウム(pH7.0)および0.7mの2−メルカプトエ
タノールに室温で100mになるまで脱イオン水を加
え、1NNaOHでpHを7.0にあわせて、ミリポアフィル
ターを通したものを用いた。チオシアン酸グアニジンお
よびN−ラウロイルサルコシン酸ナトリウムは、強力な
タンパク質変性剤であり、これらの存在下ではRNase
は失活する。次にホモゲネートを30mのCOREX
チューブに移し、BeckmanJ−21B遠心機JA−20ロ
ーターを用いて10℃において13,000rpmで10分間遠
心して上清を回収した。この上清に対して同様に遠心
し、上清をSW50.1ポリアロマーチューブ中の1.2m
の5.7MCsCl、0.1MNa2・EDTA(pH7.0)上に重層し
た。これを日立65P超遠心機を用いて、25℃、35,0
00rpmで12時間遠心した。遠心後、上清に分離したタ
ンパク質(RNaseを大量に含む)が、底に沈殿したRNA
(透明ゲル状)に接触しないようにアスピレーターを用
いて、注意深く除いた。本方法はRNA分子が全生体高
分子の中で最も密度が高いことを利用したものである。
このRNAを99.5%エタノールで数回洗ってCsClを除い
た後、凍結乾燥して、0.2MNaClに溶かした。これに2.5
倍容の95%エタノール(-20℃)を加え、一夜放置
し、エタノール沈殿させた。これを0.5mの滅菌水に
溶解して総RNA(総量1800μg)とした。
シに3日間の光誘導を行った葉約3.8gを液体窒素で凍
結させ、予め−20℃に冷やしておいた乳鉢と乳棒で粉
末状になるまで砕いた。これに抽出緩衝液を加えてホモ
ゲナイズした。抽出緩衝液には、50gのフルカ(Fluk
a)社製特級チオシアン酸グアニジン、0.5gのN−ラウ
ロイルサルコシン酸ナトリウム、25mの1Mクエン
酸ナトリウム(pH7.0)および0.7mの2−メルカプトエ
タノールに室温で100mになるまで脱イオン水を加
え、1NNaOHでpHを7.0にあわせて、ミリポアフィル
ターを通したものを用いた。チオシアン酸グアニジンお
よびN−ラウロイルサルコシン酸ナトリウムは、強力な
タンパク質変性剤であり、これらの存在下ではRNase
は失活する。次にホモゲネートを30mのCOREX
チューブに移し、BeckmanJ−21B遠心機JA−20ロ
ーターを用いて10℃において13,000rpmで10分間遠
心して上清を回収した。この上清に対して同様に遠心
し、上清をSW50.1ポリアロマーチューブ中の1.2m
の5.7MCsCl、0.1MNa2・EDTA(pH7.0)上に重層し
た。これを日立65P超遠心機を用いて、25℃、35,0
00rpmで12時間遠心した。遠心後、上清に分離したタ
ンパク質(RNaseを大量に含む)が、底に沈殿したRNA
(透明ゲル状)に接触しないようにアスピレーターを用
いて、注意深く除いた。本方法はRNA分子が全生体高
分子の中で最も密度が高いことを利用したものである。
このRNAを99.5%エタノールで数回洗ってCsClを除い
た後、凍結乾燥して、0.2MNaClに溶かした。これに2.5
倍容の95%エタノール(-20℃)を加え、一夜放置
し、エタノール沈殿させた。これを0.5mの滅菌水に
溶解して総RNA(総量1800μg)とした。
2.オリゴ(dT)セルロースカラムによるポリA+RNA
の選別 本方法は、高塩濃度で総RNAをカラムに通した時、ポ
リA+RNAがオリゴ(dT)セルロースと水素結合を形成
して吸着されるので、これを,低塩濃度緩衝液を用いて
水素結合を分離させて溶出することにより、ポリA+R
NAを選別するという原理に基づいている。セルロース
はPharmaciaP−L Biochemical社のオリゴ(dT)セルロ
ースタイプ7を用いた。まず、カラム(ベッド容量0.5
m、内径0.5〜0.8cm)を、3倍容の滅菌水、次に0.1
MNaOH−5mMEDTA、そして滅菌水で順次洗
い、溶出液のpHが8以下になったことをチエックした。
次にカラムを吸着緩衝液(TE緩衝液(pH7.5)、0.5MNaC
l)で平衡化し、5倍容の吸着緩衝液で洗った。次に、予
め65℃で5分間加熱し、2倍容の吸着緩衝液を加えて
氷上で急冷させた総RNAをカラムに乗せた。これは、
分子内で水素結合を形成しているランダムコイル状のR
NAを変性させ、ポリA端が有効にオリゴ(dT)セルロー
スと水素結合するのを助けるためのものである。ここで
の溶出液を再度同様の処理に付し、再びカラム乗せて溶
出させ、30滴(約1.2m)ずつエッペンドルフチュ
ーブに回収した。この時の流速は、0.31m/分とし
た。吸着緩衝液約10mを流し終えた時点で、2m
の溶出緩衝液(TE緩衝液(pH7.5))を流し、10滴(約
0.4m)ずつをそれぞれエッペンドルフチューブに回
収した。ここでの溶出液中にポリA+RNAが含まれて
いる。この時の流速は、0.16m/分とした。次にスポ
ットテスト法により、ポリA+RNAが含まれていると
思われる分画(約1.2m)を決定した。これに4MNa
Cl63μを加え、2.5倍容の95%エタノール(−
20℃)でエタノール沈殿を行い、−70℃で一夜放置
した。ここで沈殿を水に溶かし、A260で定量したがRN
Aは存在しなかった。そこで上清を0.1M酢酸ナトリウ
ム(pH5.2)に調整し、エタノール沈殿を行ったところ、A
260での測定によると、3.51μg(234μg/m)のR
NAが得られた。このとき、A260/A280=2.75であ
った。このTE緩衝液に溶解させたポリA+RNA溶液
は、これに2.5倍容の95%エタノールを加えて、−7
0℃で保存し、cDNAクローニングのための標品として
用いた。
の選別 本方法は、高塩濃度で総RNAをカラムに通した時、ポ
リA+RNAがオリゴ(dT)セルロースと水素結合を形成
して吸着されるので、これを,低塩濃度緩衝液を用いて
水素結合を分離させて溶出することにより、ポリA+R
NAを選別するという原理に基づいている。セルロース
はPharmaciaP−L Biochemical社のオリゴ(dT)セルロ
ースタイプ7を用いた。まず、カラム(ベッド容量0.5
m、内径0.5〜0.8cm)を、3倍容の滅菌水、次に0.1
MNaOH−5mMEDTA、そして滅菌水で順次洗
い、溶出液のpHが8以下になったことをチエックした。
次にカラムを吸着緩衝液(TE緩衝液(pH7.5)、0.5MNaC
l)で平衡化し、5倍容の吸着緩衝液で洗った。次に、予
め65℃で5分間加熱し、2倍容の吸着緩衝液を加えて
氷上で急冷させた総RNAをカラムに乗せた。これは、
分子内で水素結合を形成しているランダムコイル状のR
NAを変性させ、ポリA端が有効にオリゴ(dT)セルロー
スと水素結合するのを助けるためのものである。ここで
の溶出液を再度同様の処理に付し、再びカラム乗せて溶
出させ、30滴(約1.2m)ずつエッペンドルフチュ
ーブに回収した。この時の流速は、0.31m/分とし
た。吸着緩衝液約10mを流し終えた時点で、2m
の溶出緩衝液(TE緩衝液(pH7.5))を流し、10滴(約
0.4m)ずつをそれぞれエッペンドルフチューブに回
収した。ここでの溶出液中にポリA+RNAが含まれて
いる。この時の流速は、0.16m/分とした。次にスポ
ットテスト法により、ポリA+RNAが含まれていると
思われる分画(約1.2m)を決定した。これに4MNa
Cl63μを加え、2.5倍容の95%エタノール(−
20℃)でエタノール沈殿を行い、−70℃で一夜放置
した。ここで沈殿を水に溶かし、A260で定量したがRN
Aは存在しなかった。そこで上清を0.1M酢酸ナトリウ
ム(pH5.2)に調整し、エタノール沈殿を行ったところ、A
260での測定によると、3.51μg(234μg/m)のR
NAが得られた。このとき、A260/A280=2.75であ
った。このTE緩衝液に溶解させたポリA+RNA溶液
は、これに2.5倍容の95%エタノールを加えて、−7
0℃で保存し、cDNAクローニングのための標品として
用いた。
F.トウモロコシppcのcDNAのクローニングと塩基配
列の決定 1.トウモロコシppcのcDNAライブラリーの作製 上述のポリA+RNAを用いてcDNAのライブラリーを
作製した。ここで用いた方法はOkayama−Berg法
9),10),11)である。従来のcDNAクローニングの方法と
しては、一般に逆転写酵素反応で合成した第一鎖cDNA
から、セルフプライミング現象を利用して一端にヘアピ
ン構造を持った二重鎖DNAをつくり、このヘアピン部
をS1ヌクレアーゼで削り取った後、ホモポリマー鎖あ
るいは適当な制限酵素に対するリンカーを介してベクタ
ーDNAに組み込むという手続きが取られていた。しか
し、この方法では原理的にmRNAの5′末端配列が必
然的に失われるという欠点があるほか、素材上、操作上
の制約から全体としての効率が低く、長いcDNAが得に
くい。これらの難点を大幅に解消した新しい方法がOka
yama−Berg法である。
列の決定 1.トウモロコシppcのcDNAライブラリーの作製 上述のポリA+RNAを用いてcDNAのライブラリーを
作製した。ここで用いた方法はOkayama−Berg法
9),10),11)である。従来のcDNAクローニングの方法と
しては、一般に逆転写酵素反応で合成した第一鎖cDNA
から、セルフプライミング現象を利用して一端にヘアピ
ン構造を持った二重鎖DNAをつくり、このヘアピン部
をS1ヌクレアーゼで削り取った後、ホモポリマー鎖あ
るいは適当な制限酵素に対するリンカーを介してベクタ
ーDNAに組み込むという手続きが取られていた。しか
し、この方法では原理的にmRNAの5′末端配列が必
然的に失われるという欠点があるほか、素材上、操作上
の制約から全体としての効率が低く、長いcDNAが得に
くい。これらの難点を大幅に解消した新しい方法がOka
yama−Berg法である。
本方法の概要を第3図に、使用するベクタープライマー
DNAとリンカーDNAの構造を第2図に示す(このリ
ンカーDNAも京大ウイルス研より入手可能である)。
まず第一鎖cDNAの合成には、ベクターとなるDNA片
の一端にdT鎖を付けたもの(ベクター・プライマー)を
プライマーとして使う。次に第二鎖の合成は、RNA鎖
はそのままで、先に、第1鎖cDNAの3′末端をベクタ
ー・プライマーDNAの他端に継いで環状化しておいて
から、最後のRNaseH、DNAポリメラーゼIおよび
DNAリガーゼを組み合わせた修復反応でRNAをDN
Aに置き換えるという方法をとる。セルフプライミング
とその後のSIヌクレアーゼによる消化という操作がな
いために、本方法では第一鎖cDNAの3′端末配列が失
われることがない。またcDNA第二鎖合成の際、単鎖D
NA鋳型では部分的に2次構造が生じ易く、DNAポリ
メラーゼIの複製反応がそこで中断する可能性があった
が、ここではmRNA:cDNAハイブリッドを修復反応
で二重鎖DNAに変えるため、そのような危険性が減っ
ている。以上のような原理上の特徴に加えて、実験操作
上でも各反応が微量遠心チューブ内で連続して行えるよ
うに工夫してあり、面倒で損失の多い産物のサイズ選別
操作を途中に含まないために、cDNAの合成とベクター
への組み込みの全過程を収率良く、しかも短時間で完了
することができる。
DNAとリンカーDNAの構造を第2図に示す(このリ
ンカーDNAも京大ウイルス研より入手可能である)。
まず第一鎖cDNAの合成には、ベクターとなるDNA片
の一端にdT鎖を付けたもの(ベクター・プライマー)を
プライマーとして使う。次に第二鎖の合成は、RNA鎖
はそのままで、先に、第1鎖cDNAの3′末端をベクタ
ー・プライマーDNAの他端に継いで環状化しておいて
から、最後のRNaseH、DNAポリメラーゼIおよび
DNAリガーゼを組み合わせた修復反応でRNAをDN
Aに置き換えるという方法をとる。セルフプライミング
とその後のSIヌクレアーゼによる消化という操作がな
いために、本方法では第一鎖cDNAの3′端末配列が失
われることがない。またcDNA第二鎖合成の際、単鎖D
NA鋳型では部分的に2次構造が生じ易く、DNAポリ
メラーゼIの複製反応がそこで中断する可能性があった
が、ここではmRNA:cDNAハイブリッドを修復反応
で二重鎖DNAに変えるため、そのような危険性が減っ
ている。以上のような原理上の特徴に加えて、実験操作
上でも各反応が微量遠心チューブ内で連続して行えるよ
うに工夫してあり、面倒で損失の多い産物のサイズ選別
操作を途中に含まないために、cDNAの合成とベクター
への組み込みの全過程を収率良く、しかも短時間で完了
することができる。
ステップ1 cDNA合成 ポリA+RNA溶液15μ(234μg/m)を熱処
理して変性させ、減圧乾燥した後、16μの水と1μ
のメチル水銀を加え、10分間室温で放置した。これ
に3μの0.7Mβ−メルカプトエタノールを加えて5
分間室温で放置した。これに、予め37℃にしておいた
反応混液40μ〔50mMトリス−HCl緩衝液(pH8.3)、
8mMMgCl2、30mMKCl、3mMジチオトレイトール、2mM
dATP、dTTP、dGTP、dCTP、0.25μCi/nmol〔α
−32P〕dCTP、ベクター・プライマーDNA1μg〕
を加え、5分間37℃でプレインキュベートした後、リ
バーストランスクリプターゼ(12.9単位/μ,生化学
工業)5μを加え、37℃で60分間反応を行わせ
た。反応開始時、30分後および60分後に1μずつ
抜き取って32PのTCA沈殿への取り込みを測定し、cD
NA合成反応をモニターした。4.5μの0.25MEDT
Aと4.5μの10%SDSを加えて反応を止めた後攪
拌し、60μのフェノール・クロロホルムで抽出し
た。水層に60μの4M酢酸アンモニウムと240μ
の95%エタノールを加えて混合した後、−70℃で
15分間凍らせた。これを15,000rpmで10分間遠心
し、沈殿を30μのTE緩衝液(pH7.3)に溶かし、3
0μの4M酢酸アンモニウムと120μの95%エ
タノールを加え、同様のエタノール沈殿操作を行い、次
のステップに移った。
理して変性させ、減圧乾燥した後、16μの水と1μ
のメチル水銀を加え、10分間室温で放置した。これ
に3μの0.7Mβ−メルカプトエタノールを加えて5
分間室温で放置した。これに、予め37℃にしておいた
反応混液40μ〔50mMトリス−HCl緩衝液(pH8.3)、
8mMMgCl2、30mMKCl、3mMジチオトレイトール、2mM
dATP、dTTP、dGTP、dCTP、0.25μCi/nmol〔α
−32P〕dCTP、ベクター・プライマーDNA1μg〕
を加え、5分間37℃でプレインキュベートした後、リ
バーストランスクリプターゼ(12.9単位/μ,生化学
工業)5μを加え、37℃で60分間反応を行わせ
た。反応開始時、30分後および60分後に1μずつ
抜き取って32PのTCA沈殿への取り込みを測定し、cD
NA合成反応をモニターした。4.5μの0.25MEDT
Aと4.5μの10%SDSを加えて反応を止めた後攪
拌し、60μのフェノール・クロロホルムで抽出し
た。水層に60μの4M酢酸アンモニウムと240μ
の95%エタノールを加えて混合した後、−70℃で
15分間凍らせた。これを15,000rpmで10分間遠心
し、沈殿を30μのTE緩衝液(pH7.3)に溶かし、3
0μの4M酢酸アンモニウムと120μの95%エ
タノールを加え、同様のエタノール沈殿操作を行い、次
のステップに移った。
ステップ2 dC鎖の付加 ステップ1の沈殿を反応混液45μ〔140mMカコジ
ル酸ナトリウム、30mMトリス−HCl緩衝液(pH6.
8)、1mMCoCl2、0.1mMジチオトレイトール、0.66μポ
リA、330μM〔α−32P〕dCTP(10μCi)〕に
溶かし、37℃で2〜3分温めた後、54Uのターミナ
ルトランスフェラーゼ(Life Science社)を加えた。5
分間インキュベートした後、0℃に急冷して反応を中断
し、1μを抜きとって、32PのTCA沈殿への取り込
みを測り、dC鎖の長さを見積もった。その結果平均20
塩基のdC鎖が付加したと推測されたので(10〜20塩
基が適当)、0.25MEDTAと10%SDSの混液
(1:1,v/v)6.75μを加えて、反応を止めた。フエノ
ール・クロロホルム(45μ)抽出、エタノール沈殿(2
回)、エタノール洗浄を前ステップと同様に行った。
ル酸ナトリウム、30mMトリス−HCl緩衝液(pH6.
8)、1mMCoCl2、0.1mMジチオトレイトール、0.66μポ
リA、330μM〔α−32P〕dCTP(10μCi)〕に
溶かし、37℃で2〜3分温めた後、54Uのターミナ
ルトランスフェラーゼ(Life Science社)を加えた。5
分間インキュベートした後、0℃に急冷して反応を中断
し、1μを抜きとって、32PのTCA沈殿への取り込
みを測り、dC鎖の長さを見積もった。その結果平均20
塩基のdC鎖が付加したと推測されたので(10〜20塩
基が適当)、0.25MEDTAと10%SDSの混液
(1:1,v/v)6.75μを加えて、反応を止めた。フエノ
ール・クロロホルム(45μ)抽出、エタノール沈殿(2
回)、エタノール洗浄を前ステップと同様に行った。
ステップ3 HindIIIによる切断 沈殿を30μのHindIII切断用緩衝液に溶かし、5U
のHindIII(NEB社製)を加え、37℃で60分間消化
した。EDTA・SDS混液(前出)3μで反応を停
止させ、フエノール・クロロホルム(30μ)抽出、エ
タノール沈殿(2回)と洗浄を前記と同様に行った。沈
殿を15μのTE緩衝液(pH7.3)に溶かし、15μ
のエタノールを加え、−20℃で保存した。これよりト
ランスフォーメーションまでのステップは、1μずつ
の試料を様々な条件下でテストし、その結果に従って実
験計画をたてた。
のHindIII(NEB社製)を加え、37℃で60分間消化
した。EDTA・SDS混液(前出)3μで反応を停
止させ、フエノール・クロロホルム(30μ)抽出、エ
タノール沈殿(2回)と洗浄を前記と同様に行った。沈
殿を15μのTE緩衝液(pH7.3)に溶かし、15μ
のエタノールを加え、−20℃で保存した。これよりト
ランスフォーメーションまでのステップは、1μずつ
の試料を様々な条件下でテストし、その結果に従って実
験計画をたてた。
ステップ4 dG鎖付加リンカーDNAによる環状化 ベクター・cDNA:mRNAは収率40%として0.03pmol
/μ、リンカーDNAは0.10pmol/μであった。ベク
ター・cDNA:mRNAとリンカーDNAの混合比を0.1
μと0.2μ(#1)、1.0μと0.4μ(#2A、2B、
2C)、1.0μと0.6μ(#3)として、それぞれに以下の
操作を行った。10μのTE緩衝液(pH7.5)+0.1MNaC
l中、65℃で5分間、ついで42℃で30分間(アニ
ーリング)インキュベートした後0℃に冷やした。これ
は先にGC対をつくらせて環状化した後、ライゲーショ
ンを行うためである。次に環状化反応緩衝液〔1mMDT
T、20mMトリス−NCl緩衝液(pH7.5)、4mMMgCl2、10
mM(NH4)2SO4、0.1MRCl、0.1mMβ−NAD(ニコチンアミ
ドアデニンジヌクレオチド)、50μg/mBSA〕
90μを加え、#1、#2、#3にそれぞれ2U、#
2Aに0.5U、#2Cに10Uの大腸菌DNAリガーゼ
(NEB社製)を加え、12℃で一夜インキュベートし
た。
/μ、リンカーDNAは0.10pmol/μであった。ベク
ター・cDNA:mRNAとリンカーDNAの混合比を0.1
μと0.2μ(#1)、1.0μと0.4μ(#2A、2B、
2C)、1.0μと0.6μ(#3)として、それぞれに以下の
操作を行った。10μのTE緩衝液(pH7.5)+0.1MNaC
l中、65℃で5分間、ついで42℃で30分間(アニ
ーリング)インキュベートした後0℃に冷やした。これ
は先にGC対をつくらせて環状化した後、ライゲーショ
ンを行うためである。次に環状化反応緩衝液〔1mMDT
T、20mMトリス−NCl緩衝液(pH7.5)、4mMMgCl2、10
mM(NH4)2SO4、0.1MRCl、0.1mMβ−NAD(ニコチンアミ
ドアデニンジヌクレオチド)、50μg/mBSA〕
90μを加え、#1、#2、#3にそれぞれ2U、#
2Aに0.5U、#2Cに10Uの大腸菌DNAリガーゼ
(NEB社製)を加え、12℃で一夜インキュベートし
た。
ステップ5 RNA鎖のDNA鎖への置換 上記反応液に4μの基質混液〔1mMdATP、dTTP、dGTP、d
CTP、1.25mMβ−NAD〕を加え、大腸菌DNAリガー
ゼ、大腸菌DNAポリメラーゼI(Pharmacia PL Bioche
micals)、大腸菌RNaseH(Pharmacia PL Biochemicals)
を、それぞれ#1、#2、#3に0.6U、2.8U、0.2
U、#2Aに1.0U、0.7U、0.1U、 #2Cに3
U、14U、1.0Uをそれぞれに加え、これらを12℃
および25℃で順次60分間ずつインキュベートして−
20℃で凍結保存した。
CTP、1.25mMβ−NAD〕を加え、大腸菌DNAリガー
ゼ、大腸菌DNAポリメラーゼI(Pharmacia PL Bioche
micals)、大腸菌RNaseH(Pharmacia PL Biochemicals)
を、それぞれ#1、#2、#3に0.6U、2.8U、0.2
U、#2Aに1.0U、0.7U、0.1U、 #2Cに3
U、14U、1.0Uをそれぞれに加え、これらを12℃
および25℃で順次60分間ずつインキュベートして−
20℃で凍結保存した。
ステップ6 大腸菌(DH1株)のトランスフォーメー
ション −70℃で凍結保存したDH1株のコンピテント細胞を
融かし、200μずつを微量遠心チューブにとり、0
℃で15分間放置した。これに適量の試料DNAを加
え、30分間0℃に放置し、42℃で90秒間熱ショッ
クを加えた後、氷浴上に2分間置いた。Ψ培容(室温)
〔2%(w/v)バクト・トリプトン、0.5%バクト・酵母エ
キス(共にDifco社のもの)、10mMNaCl、2.5mMKCl、
10mMMgSO4、10mMMgCl2;KOHでpH=7.6に調整〕
を、1本当たり800μ加え、37℃で緩やかに振盪
しながら60分間インキュベートした。これを適量、5
0μg/mのアンピシリンを含むL−ブロスプレート
にまいた。また、トランスフォーメーション後、菌を全
部まとめて50倍容のブロス中に投入し、37℃で3時
間振盪培養した後、アンピシリンを100μg/mに
なるように加え、さらに一昼夜培養し、これをトウモロ
コシcDNAのライブラリーとした。
ション −70℃で凍結保存したDH1株のコンピテント細胞を
融かし、200μずつを微量遠心チューブにとり、0
℃で15分間放置した。これに適量の試料DNAを加
え、30分間0℃に放置し、42℃で90秒間熱ショッ
クを加えた後、氷浴上に2分間置いた。Ψ培容(室温)
〔2%(w/v)バクト・トリプトン、0.5%バクト・酵母エ
キス(共にDifco社のもの)、10mMNaCl、2.5mMKCl、
10mMMgSO4、10mMMgCl2;KOHでpH=7.6に調整〕
を、1本当たり800μ加え、37℃で緩やかに振盪
しながら60分間インキュベートした。これを適量、5
0μg/mのアンピシリンを含むL−ブロスプレート
にまいた。また、トランスフォーメーション後、菌を全
部まとめて50倍容のブロス中に投入し、37℃で3時
間振盪培養した後、アンピシリンを100μg/mに
なるように加え、さらに一昼夜培養し、これをトウモロ
コシcDNAのライブラリーとした。
実験結果 以上のcDNAクローニングのいくつかのステップにおけ
る標品をアガロースゲル電気泳動、アルカリアガロース
ゲル電気泳動、オートラジオグラフィー等に付して途中
経過の確認を行ったので、その結果を以下に示す。
る標品をアガロースゲル電気泳動、アルカリアガロース
ゲル電気泳動、オートラジオグラフィー等に付して途中
経過の確認を行ったので、その結果を以下に示す。
ステップ3におけるHindIII消化後の標品1μとベク
ター・プライマーDNA0.7μgをHindIII消化したもの
を、アガロースゲル電気泳動に付した。ベクター・プラ
イマーDNAのHindIII消化後の標品では、ベクター・
プライマーDNAに特異的な2つのHindIII断片、即ち
約2.6kbと約0.35kbのバンドが観察された。またステッ
プ3のHindIII消化後の標品において、ベクター・プラ
イマーDNAのHindIII消化後の標品の約2.6kbのバンド
に相当する部位が、泳動開始点に向かって大きく広がっ
ていた。これは、様々の長さのトウモロコシmRNAがベ
クター・プライマーDNAに組み込まれたためである。
トウモロコシppcのmRNAは約3kbと予想されるが、レ
ーン1には約5.6kb付近にも相当なDNAがあり、以後
のスクリーニングにあたって十分なライブラリーが得ら
れることが有望であることが確認された。
ター・プライマーDNA0.7μgをHindIII消化したもの
を、アガロースゲル電気泳動に付した。ベクター・プラ
イマーDNAのHindIII消化後の標品では、ベクター・
プライマーDNAに特異的な2つのHindIII断片、即ち
約2.6kbと約0.35kbのバンドが観察された。またステッ
プ3のHindIII消化後の標品において、ベクター・プラ
イマーDNAのHindIII消化後の標品の約2.6kbのバンド
に相当する部位が、泳動開始点に向かって大きく広がっ
ていた。これは、様々の長さのトウモロコシmRNAがベ
クター・プライマーDNAに組み込まれたためである。
トウモロコシppcのmRNAは約3kbと予想されるが、レ
ーン1には約5.6kb付近にも相当なDNAがあり、以後
のスクリーニングにあたって十分なライブラリーが得ら
れることが有望であることが確認された。
2.トウモロコシppccDNAのスクリーニング A.概要 トウモロコシppcのcDNAを組み込んだプラスミド(以
下pMと呼ぶ)を保持している大腸菌DH1株をアルカリ
法14)で処理することによってプラスミド(cDNAライ
ブラリー)を調製し、ルビジウム法15),16),17)によ
り、グルタミン酸要求性の大腸菌株PCR1をトランス
フォームし、グルタミン酸要求性を相補することを指標
として、スクリーニングを行った。アルカリ法でプラス
ミドを調製するときは、その時の目的に応じてアルカリ
処理を1回にするか2回にするか、およびRNaseAま
たはRNaseT1処理をするかしないかなど適宜変えた。
下pMと呼ぶ)を保持している大腸菌DH1株をアルカリ
法14)で処理することによってプラスミド(cDNAライ
ブラリー)を調製し、ルビジウム法15),16),17)によ
り、グルタミン酸要求性の大腸菌株PCR1をトランス
フォームし、グルタミン酸要求性を相補することを指標
として、スクリーニングを行った。アルカリ法でプラス
ミドを調製するときは、その時の目的に応じてアルカリ
処理を1回にするか2回にするか、およびRNaseAま
たはRNaseT1処理をするかしないかなど適宜変えた。
またpMのトウモロコシcDNAの転写のためのプロモータ
ーが大腸菌の野生株の1acプロモーターであるので、Gl
u-培地でpMによってトランスフォームされたPCR1を
スクリーニングするときは、培容に1acオペロンのイン
デューサでラクトース類似体であるIPTG(イソプロ
ピルβ−D−チオガラクトサイド)を、2.5×10-5M
加え、炭素源としては、異化産物抑制が解除されるよう
に、グルコースの代わりにグリセロールを用いた。スク
リーニングの操作のときは、常に培地にアンピシリンを
規定濃度加えておいた。培養温度はトウモロコシPEP
Caseの至適温度と思われる30℃とした。PCR1の
Glu要求性を相補すると思われるプラスミドは、適宜制
限酵素処理を行い、アガロースゲル電気泳動に付してそ
の特性化を行った。
ーが大腸菌の野生株の1acプロモーターであるので、Gl
u-培地でpMによってトランスフォームされたPCR1を
スクリーニングするときは、培容に1acオペロンのイン
デューサでラクトース類似体であるIPTG(イソプロ
ピルβ−D−チオガラクトサイド)を、2.5×10-5M
加え、炭素源としては、異化産物抑制が解除されるよう
に、グルコースの代わりにグリセロールを用いた。スク
リーニングの操作のときは、常に培地にアンピシリンを
規定濃度加えておいた。培養温度はトウモロコシPEP
Caseの至適温度と思われる30℃とした。PCR1の
Glu要求性を相補すると思われるプラスミドは、適宜制
限酵素処理を行い、アガロースゲル電気泳動に付してそ
の特性化を行った。
B.実験結果 トウモロコシcDNAライブラリーのプラスミドを保持す
る大腸菌DH1株の菌体よりアルカリ法(アルカリ処理
2回)で、1.77mg/m(3.55mg)〔A260による〕のプラ
スミドDNA(pM)を得た。このうち0.5mをRNaseA
およびRNaseT1で処理して、1.11mg/m(0.44mg)〔A
260による〕のpM′を得た。pMおよびpM′を、それぞれ
アガロースゲル電気泳動に付したところ、それぞれ3.30
kb、2.30kb付近にメインバンドが観察された。
る大腸菌DH1株の菌体よりアルカリ法(アルカリ処理
2回)で、1.77mg/m(3.55mg)〔A260による〕のプラ
スミドDNA(pM)を得た。このうち0.5mをRNaseA
およびRNaseT1で処理して、1.11mg/m(0.44mg)〔A
260による〕のpM′を得た。pMおよびpM′を、それぞれ
アガロースゲル電気泳動に付したところ、それぞれ3.30
kb、2.30kb付近にメインバンドが観察された。
これらpMおよびpM′を用いてルビジウム法により大腸菌
PCR1(ppc-)をトランスフォームした。アンピシリン
耐性を獲得したトランスフォーマント約8400コロニ
ーをレプリカ法によりGlu-培地プレートにまいたとこ
ろ、この培地で成長したコロニーを1個得た。この菌体
が保持するプラスミドがPCR1のGlu要求性を相補し
たことになる。このプラスミドをpM5とした。PCR1
/pM5からアルカリ法により、138μgのプラスミド
DNA(pM5)を得た。pM5を用いて再びPCR1をトラ
ンスフォームしたところ、アンピシリン耐性を獲得した
トランスフォーマントは、全てGlu-培地でも生長し
た。以上のことから、pM5はPCR1のGlu要求性を相
補する能力を有することが確認された。さらにpM5をP
vuI処理したところ、cDNAクローニング・ベクターに
特異的な1.82kbのDNA断片が得られ、pM5がクローニ
ング・ベクター由来であることが確認された。
PCR1(ppc-)をトランスフォームした。アンピシリン
耐性を獲得したトランスフォーマント約8400コロニ
ーをレプリカ法によりGlu-培地プレートにまいたとこ
ろ、この培地で成長したコロニーを1個得た。この菌体
が保持するプラスミドがPCR1のGlu要求性を相補し
たことになる。このプラスミドをpM5とした。PCR1
/pM5からアルカリ法により、138μgのプラスミド
DNA(pM5)を得た。pM5を用いて再びPCR1をトラ
ンスフォームしたところ、アンピシリン耐性を獲得した
トランスフォーマントは、全てGlu-培地でも生長し
た。以上のことから、pM5はPCR1のGlu要求性を相
補する能力を有することが確認された。さらにpM5をP
vuI処理したところ、cDNAクローニング・ベクターに
特異的な1.82kbのDNA断片が得られ、pM5がクローニ
ング・ベクター由来であることが確認された。
pM5は約6.30kbのプラスミドであり、組み込まれたDN
Aは約3.40kbであるので、トウモロコシPEPCaseの
分子量から判断して、これはppc cDNA全長が組み込ま
れているのに十分な長さであることがわかる。次にPC
R1/pM5から単一コロニーを得、それからプラスミド
pM52(106μg)を調製した。さらに、このプラス
ミドの制限酵素切断点地図を作製するために、pM52を
13種類の6カッター制限酵素で処理して、、アガロー
スゲル電気泳動に付し、pM52の制限酵素切断点地図を
作製した(第4図)。プラスミドpM52を導入した大腸
菌K−12PCR1/pM52は前記微生物工業技術研究
所に寄託されている(FERM P−8413、寄託
日:昭和60年8月14日)。
Aは約3.40kbであるので、トウモロコシPEPCaseの
分子量から判断して、これはppc cDNA全長が組み込ま
れているのに十分な長さであることがわかる。次にPC
R1/pM5から単一コロニーを得、それからプラスミド
pM52(106μg)を調製した。さらに、このプラス
ミドの制限酵素切断点地図を作製するために、pM52を
13種類の6カッター制限酵素で処理して、、アガロー
スゲル電気泳動に付し、pM52の制限酵素切断点地図を
作製した(第4図)。プラスミドpM52を導入した大腸
菌K−12PCR1/pM52は前記微生物工業技術研究
所に寄託されている(FERM P−8413、寄託
日:昭和60年8月14日)。
pM52から挿入されたppcを切断し、その塩基配列をサ
ンガー(Sanger,F)により開発され18)、(Messing,J)らに
より改良された配列決定法19)により決定した(第1
図)。
ンガー(Sanger,F)により開発され18)、(Messing,J)らに
より改良された配列決定法19)により決定した(第1
図)。
G.組換えプラスミドを保持するPCR1の無細胞抽出
液の検討 1.大腸菌の無細胞抽出液のPEPCase活性の測定お
よびエフェクター感受性の検討7) i)概要 pMでトランスフォームすることによって、Glu要求性が
相補されたPCR1の無細胞抽出液を調製し、PEPC
ase活性を測定した。PEPCaseの活性測定はリンゴ酸
脱水素酵素(MDH,〔EC1.1.1.37〕)との共
役系を用い、NADHの酸化に伴う340nmにおける吸
収減少を測定することによって行った20)。測定の大部
分は片桐の方法21)に従った。すなわち、菌を懸濁する
緩衝液として、100mMリン酸カリウム緩衝液(pH7.5)
を用い、音波破砕の際は同じ緩衝液に20%グリセロー
ルと1mMジチオトレイトールを加えた。また適宜、エフ
ェクターと思われる物質を加え活性の変化を測定した。
表3に活性測定に用いた反応混液の組成をあげる。片桐
の方法と異なるのはトリス−HCl緩衝液(pH8.0)の代
わりにトリス−H2SO4緩衝液(pH8.0)を用いた点であ
る。これはCl-が大腸菌PEPCaseを阻害するからであ
る22)。なお、タンパク質定量は、Lowry法23)によっ
た。
液の検討 1.大腸菌の無細胞抽出液のPEPCase活性の測定お
よびエフェクター感受性の検討7) i)概要 pMでトランスフォームすることによって、Glu要求性が
相補されたPCR1の無細胞抽出液を調製し、PEPC
ase活性を測定した。PEPCaseの活性測定はリンゴ酸
脱水素酵素(MDH,〔EC1.1.1.37〕)との共
役系を用い、NADHの酸化に伴う340nmにおける吸
収減少を測定することによって行った20)。測定の大部
分は片桐の方法21)に従った。すなわち、菌を懸濁する
緩衝液として、100mMリン酸カリウム緩衝液(pH7.5)
を用い、音波破砕の際は同じ緩衝液に20%グリセロー
ルと1mMジチオトレイトールを加えた。また適宜、エフ
ェクターと思われる物質を加え活性の変化を測定した。
表3に活性測定に用いた反応混液の組成をあげる。片桐
の方法と異なるのはトリス−HCl緩衝液(pH8.0)の代
わりにトリス−H2SO4緩衝液(pH8.0)を用いた点であ
る。これはCl-が大腸菌PEPCaseを阻害するからであ
る22)。なお、タンパク質定量は、Lowry法23)によっ
た。
さらに大腸菌のPEPCase活性を阻害する3種のモノ
クローナル抗体24)および抗トウモロコシPEPCase抗
血清25)が本酵素活性に与える影響を検討した。
クローナル抗体24)および抗トウモロコシPEPCase抗
血清25)が本酵素活性に与える影響を検討した。
ii)実験結果 PCR1/pM51の無細胞抽出液のPEPCase活性と
エフェクター感受性を測定した(表4)。対照として大
腸菌K−12野生株のW3110を用いた。その結果、
PCR1/pM51はPEPCase活性を有し、そのエフ
ェクター感受性はトウモロコシに特徴的なものであるこ
とが分かった。
エフェクター感受性を測定した(表4)。対照として大
腸菌K−12野生株のW3110を用いた。その結果、
PCR1/pM51はPEPCase活性を有し、そのエフ
ェクター感受性はトウモロコシに特徴的なものであるこ
とが分かった。
2.組み換えプラスミド産物の電気泳動的特性化 i)概要 PCR1およびPCR1/pMの無細胞抽出液を、ポリア
クリルアミド電気泳動(PAGE)、SDS−ポリアクリル
アミドゲル電気泳動(SDS−PAGE)および活性染色に
付して比較検討し、トウモロコシPEPCaseの分子量
などの特性化を行った。
クリルアミド電気泳動(PAGE)、SDS−ポリアクリル
アミドゲル電気泳動(SDS−PAGE)および活性染色に
付して比較検討し、トウモロコシPEPCaseの分子量
などの特性化を行った。
ii)実験結果 大腸菌無細胞抽出液を、PAGEに付した後、活性染色
および蛋白染色を行なった。さらに、SDS−PAGE
に付した後、蛋白染色を行なった。活性染色では、PC
R1/pM52は大腸菌PEPCaseよりも下方に幅広い
バンドが観察された。
および蛋白染色を行なった。さらに、SDS−PAGE
に付した後、蛋白染色を行なった。活性染色では、PC
R1/pM52は大腸菌PEPCaseよりも下方に幅広い
バンドが観察された。
3.抗トウモロコシPEPCase抗血清との反応性の検
討 i)概要 pMによってGlu要求性が相補されたPCR1の無細胞抽
出液と抗トウモロコシPEPCase抗血清が反応するか
どうか、反応するとすればどれぐらいの抗血清濃度が適
当か、あるいは他生物種PEPCaseとの交差反応性は
どうかということをDot-Immnoblotting法24を用いて検
討した。
討 i)概要 pMによってGlu要求性が相補されたPCR1の無細胞抽
出液と抗トウモロコシPEPCase抗血清が反応するか
どうか、反応するとすればどれぐらいの抗血清濃度が適
当か、あるいは他生物種PEPCaseとの交差反応性は
どうかということをDot-Immnoblotting法24を用いて検
討した。
本方法は、膜上に標品をスポットし、一次抗体(ウサギ
の抗トウモロコシPEPCase抗血清)と反応後、二次
抗体(ヒツジの抗−ウサギIgG、複合ペルオキシダーゼ
と共に)と反応させ、発色剤と二次抗体のペルオキシダ
ーゼによる呈色反応を行わせ、各スポットの色の濃淡を
比較することによって抗原と一次抗体との反応性、さら
には抗原あるいは一次抗体の希釈シリーズを作製するこ
とによって、抗原の定量あるいは一次抗体の力価を決定
するものである。
の抗トウモロコシPEPCase抗血清)と反応後、二次
抗体(ヒツジの抗−ウサギIgG、複合ペルオキシダーゼ
と共に)と反応させ、発色剤と二次抗体のペルオキシダ
ーゼによる呈色反応を行わせ、各スポットの色の濃淡を
比較することによって抗原と一次抗体との反応性、さら
には抗原あるいは一次抗体の希釈シリーズを作製するこ
とによって、抗原の定量あるいは一次抗体の力価を決定
するものである。
実験操作は、Bio-DotTM装置(BIO−RAD社)を用い
て行った。操作手順はBIO−RAD社のマニュアルに
従ったが多少の変更があるので以下にそれを述べる。ニ
トロセルロース膜をTBS緩衝液〔50mMトリス−HCl
緩衝液(pH7.4)、0.2MNaCl〕に浸し、ろ紙上に5分間放
置して、ニトロセルロース膜を装置にセットアップし
た。吸引しながらTBSで1回各ウェルを洗浄した。吸
引装置をはずしてから抗原溶液(無細胞抽出液)1μ
をスポットして、自然ろ過後吸引して乾燥した。各ウェ
ルに250μのブロッキング溶液〔3%(w/v)ゼラチ
ン(BIO−RAD社,EIA等級)/TBS〕を加え、
30分間自然ろ過させ、残ったブロッキング溶液は吸引
して乾燥させた。各ウェルに200μのTTBS緩衝
液〔0.05%(V/V)ツウイーン20/TBS〕を吸引しなが
ら加えた。これに5μの一次抗体を加え、30分から
1時間自然ろ過させて吸引乾燥させた。なお一次抗体の
希釈にはABS緩衝液〔1%ゼラチン/TBS〕を用い
た。上記と同様に200μのTTBS緩衝液で各ウェ
ルおよびスポットを3回洗浄した。この後、100μ
の二次抗体を加え30分から1時間ろ過させて吸引乾燥
して、200μのTTBS緩衝液で3回洗浄した。こ
の時点で抗原・一次抗体・二次抗体複合体が膜上に固定
されたことになる。この膜を発色溶液〔使用直前に、6
0mgの4−クロロ−α−ナフトールを20mの冷メタ
ノールを溶かしたものと、約40%H2O260μを10
0mTBSに加えたものを混合したもの〕に浸して適
当に発色したところで水洗して反応を止めた。膜は暗所
で乾燥させた後、黄色のフィルターを用いて写真を撮っ
た。
て行った。操作手順はBIO−RAD社のマニュアルに
従ったが多少の変更があるので以下にそれを述べる。ニ
トロセルロース膜をTBS緩衝液〔50mMトリス−HCl
緩衝液(pH7.4)、0.2MNaCl〕に浸し、ろ紙上に5分間放
置して、ニトロセルロース膜を装置にセットアップし
た。吸引しながらTBSで1回各ウェルを洗浄した。吸
引装置をはずしてから抗原溶液(無細胞抽出液)1μ
をスポットして、自然ろ過後吸引して乾燥した。各ウェ
ルに250μのブロッキング溶液〔3%(w/v)ゼラチ
ン(BIO−RAD社,EIA等級)/TBS〕を加え、
30分間自然ろ過させ、残ったブロッキング溶液は吸引
して乾燥させた。各ウェルに200μのTTBS緩衝
液〔0.05%(V/V)ツウイーン20/TBS〕を吸引しなが
ら加えた。これに5μの一次抗体を加え、30分から
1時間自然ろ過させて吸引乾燥させた。なお一次抗体の
希釈にはABS緩衝液〔1%ゼラチン/TBS〕を用い
た。上記と同様に200μのTTBS緩衝液で各ウェ
ルおよびスポットを3回洗浄した。この後、100μ
の二次抗体を加え30分から1時間ろ過させて吸引乾燥
して、200μのTTBS緩衝液で3回洗浄した。こ
の時点で抗原・一次抗体・二次抗体複合体が膜上に固定
されたことになる。この膜を発色溶液〔使用直前に、6
0mgの4−クロロ−α−ナフトールを20mの冷メタ
ノールを溶かしたものと、約40%H2O260μを10
0mTBSに加えたものを混合したもの〕に浸して適
当に発色したところで水洗して反応を止めた。膜は暗所
で乾燥させた後、黄色のフィルターを用いて写真を撮っ
た。
ii)実験結果 PCR1、PCR1/pM52の無細胞抽出液およびトウ
モロコシPEPCase粗酵素標品と、抗トウモロコシP
EPCase抗体血清との反応性をDot-Immunoblotting法
を用いて検討した。トウモロコシPEPCase粗酵素標
品との比較により、pM52の産物は、トウモロコシPE
PCaseであることが確認された。
モロコシPEPCase粗酵素標品と、抗トウモロコシP
EPCase抗体血清との反応性をDot-Immunoblotting法
を用いて検討した。トウモロコシPEPCase粗酵素標
品との比較により、pM52の産物は、トウモロコシPE
PCaseであることが確認された。
4.ウェスタン・ブロッティング26) i)概要 この方法はSDS−PAGEに付されたタンパク質を、
そのバンド・パターンをそのままに電気的にポリアクリ
ルアミドゲルから、タンパク質吸着性の膜に移す方法と
して考案されたものである。膜上に固定されたタンパク
質は特定のタンパク質に特異的な一次抗体と、ラベルさ
れたり、蛍光物質やペルオキシダーゼなどと結合させて
検出可能となった一次抗体に特異的な二次抗体を用いる
ことによって、特定のタンパク質を検出、同定すること
ができる。さらにSDS−PAGEのバンド・パターン
は膜上でも維持されているので、分子量マーカーの移動
度と比較することによって特定タンパク質の分子量を決
定することができる。本研究では、pMによってGlu要求
性が相補されたPCR1の無細胞抽出液をSDS−PA
GEに付したあと、ゲル上のトウモロコシPEPCase
に相当するバンドを同定し、さらにその分子量を決定す
るために本方法を用いた。膜上でトウモロコシPEPC
ase抗血清と反応するバンドが見出されればpMがトウモ
ロコシppccDNAを保持している。即ちトウモロコシppc
cDNAがクローニングされたという有力な証拠の一つと
なる。
そのバンド・パターンをそのままに電気的にポリアクリ
ルアミドゲルから、タンパク質吸着性の膜に移す方法と
して考案されたものである。膜上に固定されたタンパク
質は特定のタンパク質に特異的な一次抗体と、ラベルさ
れたり、蛍光物質やペルオキシダーゼなどと結合させて
検出可能となった一次抗体に特異的な二次抗体を用いる
ことによって、特定のタンパク質を検出、同定すること
ができる。さらにSDS−PAGEのバンド・パターン
は膜上でも維持されているので、分子量マーカーの移動
度と比較することによって特定タンパク質の分子量を決
定することができる。本研究では、pMによってGlu要求
性が相補されたPCR1の無細胞抽出液をSDS−PA
GEに付したあと、ゲル上のトウモロコシPEPCase
に相当するバンドを同定し、さらにその分子量を決定す
るために本方法を用いた。膜上でトウモロコシPEPC
ase抗血清と反応するバンドが見出されればpMがトウモ
ロコシppccDNAを保持している。即ちトウモロコシppc
cDNAがクローニングされたという有力な証拠の一つと
なる。
PCR1/pMおよびPCR1の無細胞抽出液とトウモロ
コシPEPCase部分精製標品をATTO社のミニスラ
ブディスク電気泳動装置を用いて、SDS−PAGE
(7.5%ゲル、80mm×60mm×1mm)に付した。泳動
後、ガラス板をはずしてゲルをあらかじめ冷やしたトラ
ンスファー緩衝液〔25mMトリス・192mMグリシン/
20%(v/v)メタノール(pH8.3)〕に浸し、5分間放置し
てゲルをX線フィルムの不要なものですくいあげ、予め
トランスファー緩衝液に浸したろ紙(Tpyo No.526)にの
せた。この際ゲルとろ紙の間に空気が入らないようにし
た。ゲルの上にトランスファー緩衝液に浸した膜(Milli
pore社,GVHP)をのせた。この時も膜とゲルの間に
空気が入らないようにした。その上に同様にトランスフ
ァー緩衝液に浸したろ紙をのせ、スポンジパッドとホル
ダーではさみトランスファー装置〔Trans-BlotTMSyste
m〕(BIO−RAD社)に入れた。これに予め冷した
(約4℃)トランスファー緩衝液を3加えておき、そ
の中にパッドではさまれたゲルを入れた。このとき、あ
わはできる限り取り除いた(装置を軽く上下に動かし振
動させるとよい。)。65Vにて2〜3時間で膜上にタ
ンパク質を移した。膜上のタンパク質の検出、同定法
は、Dot-Immunobotting法と同様である。まず、膜をブ
ロッキング溶液に浸し室温で30分から1時間放置し
た。これを一次抗体(現役を70倍希釈したもの)中で
1〜2時間インキュベートし、水で1回、TTBS緩衝
液で2回、それぞれ10分間洗浄した。次に二次抗体中
で1時間インキュベートし、同様に洗浄した。洗浄操作
が十分ではいと非特異的な結合がおこり結果が汚くなる
ので注意を要する。膜の水分をよくきった後、発色溶液
に浸し適当な発色がみられたところで水洗し反応を停止
した。なお分子量を決定するために分子量マーカーと共
に泳動したゲルは別に染色するか、あるいは膜に移した
後、膜を切って当該部位をアミドブラック(0.1%アミド
ブラック10B、5%酢酸、50%メタノール)で染色
した。
コシPEPCase部分精製標品をATTO社のミニスラ
ブディスク電気泳動装置を用いて、SDS−PAGE
(7.5%ゲル、80mm×60mm×1mm)に付した。泳動
後、ガラス板をはずしてゲルをあらかじめ冷やしたトラ
ンスファー緩衝液〔25mMトリス・192mMグリシン/
20%(v/v)メタノール(pH8.3)〕に浸し、5分間放置し
てゲルをX線フィルムの不要なものですくいあげ、予め
トランスファー緩衝液に浸したろ紙(Tpyo No.526)にの
せた。この際ゲルとろ紙の間に空気が入らないようにし
た。ゲルの上にトランスファー緩衝液に浸した膜(Milli
pore社,GVHP)をのせた。この時も膜とゲルの間に
空気が入らないようにした。その上に同様にトランスフ
ァー緩衝液に浸したろ紙をのせ、スポンジパッドとホル
ダーではさみトランスファー装置〔Trans-BlotTMSyste
m〕(BIO−RAD社)に入れた。これに予め冷した
(約4℃)トランスファー緩衝液を3加えておき、そ
の中にパッドではさまれたゲルを入れた。このとき、あ
わはできる限り取り除いた(装置を軽く上下に動かし振
動させるとよい。)。65Vにて2〜3時間で膜上にタ
ンパク質を移した。膜上のタンパク質の検出、同定法
は、Dot-Immunobotting法と同様である。まず、膜をブ
ロッキング溶液に浸し室温で30分から1時間放置し
た。これを一次抗体(現役を70倍希釈したもの)中で
1〜2時間インキュベートし、水で1回、TTBS緩衝
液で2回、それぞれ10分間洗浄した。次に二次抗体中
で1時間インキュベートし、同様に洗浄した。洗浄操作
が十分ではいと非特異的な結合がおこり結果が汚くなる
ので注意を要する。膜の水分をよくきった後、発色溶液
に浸し適当な発色がみられたところで水洗し反応を停止
した。なお分子量を決定するために分子量マーカーと共
に泳動したゲルは別に染色するか、あるいは膜に移した
後、膜を切って当該部位をアミドブラック(0.1%アミド
ブラック10B、5%酢酸、50%メタノール)で染色
した。
ii)実験結果 ウェスタン・ブロッテイングの結果を第5図に示す。P
CR1/pM52およびトウモロコシPEPCaseのレー
ンに有意とみなされるバンドが形成された。これよりク
ローン化されたトウモロコシppcのcDNAの産物は、分
子量約9万と推定された。活性染色の場合と同様に抗体
と反応した領域は幅が広くなっている。
CR1/pM52およびトウモロコシPEPCaseのレー
ンに有意とみなされるバンドが形成された。これよりク
ローン化されたトウモロコシppcのcDNAの産物は、分
子量約9万と推定された。活性染色の場合と同様に抗体
と反応した領域は幅が広くなっている。
以下に、本明細書に於いて引用した文献を列挙する。
1)ウエダン(Uedan,K.F.)およびスギヤマ(Sugiyama,T.)
(1976);プラント・フィジオロジィー(Plant Physio
l.),57,906-910 2)ウォング(Wong,K.F.)およびデービス(Davis,D.D.)(19
73);バイオケミカル・ジャーナル(Biochem.J.),131,45
1-458 3)ヘイグ(Haugue,D.R.)およびシームス(Sims,T.L.)(198
0);プラント・フィジオロジー(Plant Physioi.),66,50
5-509 4)シームス(Sims,T.L.)(1981);ジャーナル・オブ・バ
イオロジカル・ケミストリィー(J.Biol.Chem.)256,8252
-8255 5)マリエー(Marie,S.)およびシリア(Sylia.L.)(1983);
フォトシンセチカ(Photosynthetica),17,379-385 6)ネルソン(Nelson,T.),ハープスター(Harpster,M.H.),
メイフィールド(Mayfield,S.P.)およびテイラー(Taylo
r,W.C.)(1984);ジャーナル・オブ・セル・ハイオロジ
ィー(J.Cell.Biol.)98,558-564 7)佐邉壽孝(1982)昭和56年度 修士学位論文 8)キセン(Kissane,J.M.)およびロビン(Robin,E.)(195
8);ジャーナル・オブ・バイオロジカル・カミストリー
(J.Biol.Chem.),233,184-188 9)マニアティス(Maniatis,T.),フリッシュ(Fritsch,E.
F.)およびサムブロック(Sambrook,J.)(1982);モレキュ
ラー・クローニング(in“Molecular Cloning”)p.197,C
old Spring Habor Laboratory 10)重定勝哉(1983)細胞工学,2,616-626 11)オカヤマ(Okayama,H.)およびバーグ(Berg,P.)(198
2);モレキュラー・アンド・セルラー・バイオロジィー
(Mol.Cell.Bioi.)2,161-170 12)オカヤマ(Okayama,H.)およびバーグ(Berg,P.)(198
3);モレキュラー・アンド・セルラー・バイオロジィー
(Mol.Cell.Bioi.)3,280-289 13)=10) 14)バーンボイム(Birnboim,H.C.)およびドリィー(Doly,
J.)(1979);ヌクレイック・アシッド・リサーチ(Nucl.A
cids Res.),7,1513-1523 15)クスナー(Kusnner,S,R.)(1978);ジェネティック・
エンジニアリング(in“Genetic Enginieering”)p1
7,Elsevier 16)ボリバーL(Bolivar,F.)およびバックマン(Backman,
K.)(1979);メソッド・イン・エンザイモロジー(in
“Methods in Enzymology"),68p.253,Academic Press,N
ew York 17)高木康敬:遺伝子操作マニュアル,PP.47−49
(講談社,1982) 18)サンガー(Sanger,F);サイエンス(Science),214,120
5-1210 19)メッシング(Messing,J.),クレア(Crea,R.)およびシ
ーバーグ(Seeburg,P.H.);ヌクレイック・アシッド・リ
サーチ(Nucl.Acids.Res.),9,309-321(1981) 20)ヨシナガ(Yoshinaga,T.),イズイ(Izui,K.)およびカ
ツキ(Katsuki,H.)(1970);ジャーナル・オブ・バイオケ
ミストリー(J.Biochem.),68,747-750 21)片桐文章(1984)昭和58年度 特殊研究論文 22)イズイ(izui,K.),ニシキド(Nishikido,T.),イシハラ
(Ishihara,K.)およびカツキ(Katsuki,H)(1970);ジャーナ
ル・オブ・バイオケミストリー(J.Biochem.),68,215-22
6 23)ローリー(Lowry,O.H.),ローズブロー(Rosebrough,N.
J.),ファール(Farr,A.L.)およびロンダル(Rondall,R.
J.)(1951);ジャーナル・オブ・モレキュラー・バイオ
ロジー(J.Mol.Bioi.),193,265-275 25)石嶌純夫、田口正明、平井圭介、難波雄二郎、花岡
正男、泉井桂、香月裕彦(1983)生化学,55,815 25)パーソナル・コミュニケーション(personal communi
cation) 26)トービン(Towbin,H.),スターヘリン(Staehelin,T.)
およびゴードン(Gordon,J.)(1979);プロシーディング
ス・オブ・ナショナル・アカデミー・オブ・サイエンス
(Proc.Natl.Acad.Sci.)USA,76,4350-4354
(1976);プラント・フィジオロジィー(Plant Physio
l.),57,906-910 2)ウォング(Wong,K.F.)およびデービス(Davis,D.D.)(19
73);バイオケミカル・ジャーナル(Biochem.J.),131,45
1-458 3)ヘイグ(Haugue,D.R.)およびシームス(Sims,T.L.)(198
0);プラント・フィジオロジー(Plant Physioi.),66,50
5-509 4)シームス(Sims,T.L.)(1981);ジャーナル・オブ・バ
イオロジカル・ケミストリィー(J.Biol.Chem.)256,8252
-8255 5)マリエー(Marie,S.)およびシリア(Sylia.L.)(1983);
フォトシンセチカ(Photosynthetica),17,379-385 6)ネルソン(Nelson,T.),ハープスター(Harpster,M.H.),
メイフィールド(Mayfield,S.P.)およびテイラー(Taylo
r,W.C.)(1984);ジャーナル・オブ・セル・ハイオロジ
ィー(J.Cell.Biol.)98,558-564 7)佐邉壽孝(1982)昭和56年度 修士学位論文 8)キセン(Kissane,J.M.)およびロビン(Robin,E.)(195
8);ジャーナル・オブ・バイオロジカル・カミストリー
(J.Biol.Chem.),233,184-188 9)マニアティス(Maniatis,T.),フリッシュ(Fritsch,E.
F.)およびサムブロック(Sambrook,J.)(1982);モレキュ
ラー・クローニング(in“Molecular Cloning”)p.197,C
old Spring Habor Laboratory 10)重定勝哉(1983)細胞工学,2,616-626 11)オカヤマ(Okayama,H.)およびバーグ(Berg,P.)(198
2);モレキュラー・アンド・セルラー・バイオロジィー
(Mol.Cell.Bioi.)2,161-170 12)オカヤマ(Okayama,H.)およびバーグ(Berg,P.)(198
3);モレキュラー・アンド・セルラー・バイオロジィー
(Mol.Cell.Bioi.)3,280-289 13)=10) 14)バーンボイム(Birnboim,H.C.)およびドリィー(Doly,
J.)(1979);ヌクレイック・アシッド・リサーチ(Nucl.A
cids Res.),7,1513-1523 15)クスナー(Kusnner,S,R.)(1978);ジェネティック・
エンジニアリング(in“Genetic Enginieering”)p1
7,Elsevier 16)ボリバーL(Bolivar,F.)およびバックマン(Backman,
K.)(1979);メソッド・イン・エンザイモロジー(in
“Methods in Enzymology"),68p.253,Academic Press,N
ew York 17)高木康敬:遺伝子操作マニュアル,PP.47−49
(講談社,1982) 18)サンガー(Sanger,F);サイエンス(Science),214,120
5-1210 19)メッシング(Messing,J.),クレア(Crea,R.)およびシ
ーバーグ(Seeburg,P.H.);ヌクレイック・アシッド・リ
サーチ(Nucl.Acids.Res.),9,309-321(1981) 20)ヨシナガ(Yoshinaga,T.),イズイ(Izui,K.)およびカ
ツキ(Katsuki,H.)(1970);ジャーナル・オブ・バイオケ
ミストリー(J.Biochem.),68,747-750 21)片桐文章(1984)昭和58年度 特殊研究論文 22)イズイ(izui,K.),ニシキド(Nishikido,T.),イシハラ
(Ishihara,K.)およびカツキ(Katsuki,H)(1970);ジャーナ
ル・オブ・バイオケミストリー(J.Biochem.),68,215-22
6 23)ローリー(Lowry,O.H.),ローズブロー(Rosebrough,N.
J.),ファール(Farr,A.L.)およびロンダル(Rondall,R.
J.)(1951);ジャーナル・オブ・モレキュラー・バイオ
ロジー(J.Mol.Bioi.),193,265-275 25)石嶌純夫、田口正明、平井圭介、難波雄二郎、花岡
正男、泉井桂、香月裕彦(1983)生化学,55,815 25)パーソナル・コミュニケーション(personal communi
cation) 26)トービン(Towbin,H.),スターヘリン(Staehelin,T.)
およびゴードン(Gordon,J.)(1979);プロシーディング
ス・オブ・ナショナル・アカデミー・オブ・サイエンス
(Proc.Natl.Acad.Sci.)USA,76,4350-4354
第1図はトウモロコシのPEPCaseの実質的機能部分
をコードしている遺伝子の塩基配列およびそれに対応す
るアミノ酸配列の模式図、第2図はトウモロコシcDNA
ライブラリー作製に使用するベクター・プライマーおよ
びリンカーDNAの構造を示す模式図、第3図はOka
yama−Berg法の工程図、第4図はpM52の制限
酵素切断点地図の模式図、第5図は各種無細胞抽出液を
ウエスタン・ブロッティングにかけた結果を撮影した写
真の模式図である。
をコードしている遺伝子の塩基配列およびそれに対応す
るアミノ酸配列の模式図、第2図はトウモロコシcDNA
ライブラリー作製に使用するベクター・プライマーおよ
びリンカーDNAの構造を示す模式図、第3図はOka
yama−Berg法の工程図、第4図はpM52の制限
酵素切断点地図の模式図、第5図は各種無細胞抽出液を
ウエスタン・ブロッティングにかけた結果を撮影した写
真の模式図である。
Claims (3)
- 【請求項1】トウモロコシのホスホエノールピルビン酸
カルボキシラーゼの実質的機能部分をコードし、第1図
に記載のDNA配列を有する遺伝子。 - 【請求項2】トウモロコシのホスホエノールピルビン酸
カルボキシラーゼの実質的機能部分をコードし、第1図
に記載のDNA配列を含有しているプラスミド。 - 【請求項3】第4図に記載の制限酵素切断点地図で表さ
れる特許請求の範囲第2項に記載のプラスミドpM5
2。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60186181A JPH0630587B2 (ja) | 1985-08-23 | 1985-08-23 | クロ−ン化されたトウモロコシのppc遺伝子 |
| DE8686111680T DE3686007T2 (de) | 1985-08-23 | 1986-08-22 | Gen fuer kornphosphoenolpyruvatcarboxylase. |
| EP86111680A EP0212649B1 (en) | 1985-08-23 | 1986-08-22 | Gene for corn phosphoenolpyruvate carboxylase |
| US06/899,001 US4970160A (en) | 1985-08-23 | 1986-08-22 | Gene for corn phosphoenolpyruvate carboxylase |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60186181A JPH0630587B2 (ja) | 1985-08-23 | 1985-08-23 | クロ−ン化されたトウモロコシのppc遺伝子 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6248384A JPS6248384A (ja) | 1987-03-03 |
| JPH0630587B2 true JPH0630587B2 (ja) | 1994-04-27 |
Family
ID=16183806
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60186181A Expired - Lifetime JPH0630587B2 (ja) | 1985-08-23 | 1985-08-23 | クロ−ン化されたトウモロコシのppc遺伝子 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4970160A (ja) |
| EP (1) | EP0212649B1 (ja) |
| JP (1) | JPH0630587B2 (ja) |
| DE (1) | DE3686007T2 (ja) |
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|---|---|---|---|---|
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| GB2223754B (en) * | 1988-09-12 | 1992-07-22 | Degussa | Dna encoding phosphoenolpyruvate carboxylase |
| NZ233184A (en) * | 1989-04-10 | 1991-10-25 | Kyowa Hakko Kogyo Kk | Preservative compositions for plants, fruits and vegetables comprising an olefin, pyridyl urea, epoxy compound, dipicolinic acid or an sh-reagent |
| DE19531783C2 (de) * | 1995-08-30 | 1999-12-02 | Ahmed Sheriff | Verfahren zur Erhöhung der pflanzlichen Samenproduktion und zur Beschleunigung des Pflanzenwachstums durch zusätzliche plastidäre Pyruvat, Phosphat Dikinase |
| ID21006A (id) * | 1997-02-10 | 1999-04-08 | Japan Tobacco Inc | Siklus c4 jenis pck |
| US6653535B1 (en) | 1999-05-28 | 2003-11-25 | Pioneer Hi-Bred International, Inc. | Methods for modulating water-use efficiency or productivity in a plant by transforming with a DNA encoding a NAPD-malic enzyme operably linked to a guard cell or an epidermal cell promoter |
| CA2377488A1 (en) * | 1999-06-29 | 2001-01-04 | Archer-Daniels-Midland Company | Regulation of carbon assimilation |
| US6599732B1 (en) | 1999-06-29 | 2003-07-29 | Archer-Daniels-Midland Company | Regulation of carbon assimilation |
| FR2823064B1 (fr) | 2001-04-04 | 2004-05-28 | Biogemma Fr | Procede d'obtention de plantes c4 a metabolisme carbone modifie |
| FR2823063B1 (fr) * | 2001-04-04 | 2004-05-28 | Biogemma Fr | Procede d'obtention de plantes c4 a metabolisme carbone modifie |
-
1985
- 1985-08-23 JP JP60186181A patent/JPH0630587B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1986
- 1986-08-22 EP EP86111680A patent/EP0212649B1/en not_active Expired
- 1986-08-22 DE DE8686111680T patent/DE3686007T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1986-08-22 US US06/899,001 patent/US4970160A/en not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (2)
| Title |
|---|
| J.CellBiol.,98(2)(1984)P.558−564 |
| PlantPhysiol.,57(1976)P.906−910 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| DE3686007T2 (de) | 1993-02-25 |
| JPS6248384A (ja) | 1987-03-03 |
| EP0212649A2 (en) | 1987-03-04 |
| US4970160A (en) | 1990-11-13 |
| EP0212649A3 (en) | 1987-10-07 |
| EP0212649B1 (en) | 1992-07-15 |
| DE3686007D1 (de) | 1992-08-20 |
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