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JPH0630871B2 - 剪断分割装置における刃物の位置決め方法 - Google Patents
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JPH0630871B2 - 剪断分割装置における刃物の位置決め方法 - Google Patents

剪断分割装置における刃物の位置決め方法

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JPH0630871B2
JPH0630871B2 JP59274289A JP27428984A JPH0630871B2 JP H0630871 B2 JPH0630871 B2 JP H0630871B2 JP 59274289 A JP59274289 A JP 59274289A JP 27428984 A JP27428984 A JP 27428984A JP H0630871 B2 JPH0630871 B2 JP H0630871B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、一対の上下回転刃物の噛合いにより、被切
断物、例えば紙、プラスチツクフイルム、粘着テープ、
金属板等の広幅帯状シートを複数条に剪断分割する剪断
分割装置における刃物の位置決め方法に関する。
(従来の技術) この種の剪断分割装置、通称シアーカツトスリツターに
は、コンピユータにより各上下刃台の現在位置を把握し
ておき、分割仕様変更に伴う位置決め時には、各刃台ご
とに目的位置を指示し、コンピユータが各刃台の現在位
置と、目的位置を比較演算して、各刃台の移動機構に指
令する形式のもの、例えば特開昭49−132685号
公報に記載されているものがある。そして各刃台の移動
機構は、上下刃台夫々の回転駆動ネジ軸と、刃台夫々の
係脱機構とから構成するのが一般的である。尚、この場
合、上下刃台共に移動するが、実際にコンピユータから
目的位置の指示を受けるのは下刃台である。
そして、その位置決め方法は、下刃を目的位置へ向かつ
て移動させると共に、対となる上刃をこれに追従して移
動せしめる工程、目的位置に達して停止した下刃の停止
位置を上刃側に設けた近接スイツチ或いはタツチスイツ
チによつて検出して上刃を停止させる工程、停止した上
刃を下刃に向かって接近させる工程、上刃台は動かさず
に、接近状態にある上刃をホルダーと共に流体圧又はバ
ネの力で下刃の側面に押付け噛合わせる工程、から成
る。従つて、各上刃には、自らの目的位置というものが
設定されないし、又、その刃台の移動はタツチスイツチ
等における検出段階で終了する。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、上記従来技術においては、上刃は単に下刃に追
従して移動するに過ぎず、その移動や停止はタッチスイ
ッチ等で検出される下刃の状態によって決定される。し
たがって、その位置決め作業は上下刃間にある被切断物
を取り除いた状態で行わなければならない。つまり、例
えば帯状シートを挿通した状態での位置決め作業が行え
ず、作業効率の向上を図ることができないという問題が
存在する。また、上刃の位置や移動量を正確に把握する
ことができず、その為、該上刃の位置制御、特に被切断
物に応じた上下刃間の微妙なクリアランスの設定が困難
である。
この発明は、上記したような問題を解決するためになさ
れたもので、被切断物の挿通状態で上下刃を位置決めで
きると共に、被切断物の種類、厚さに合ったクリアラン
スを設定することのできる剪断分割装置における刃物の
位置決め方法を提供する。
(問題点を解決するための手段) そこで、この発明は、上刃を備えた上刃台及び下刃を備
えた下刃台と、被切断物の幅方向に設けられ、上記上刃
台及び下刃台を夫々移動可能に支持する案内基台と、該
案内基台に沿って設けた駆動ネジ軸と、上記駆動ネジ軸
に係脱可能であって、各上刃台及び下刃台に設けられた
係脱機構と、上記上刃台の上刃を上刃台の移動方向と直
交する方向へ移動させ、対となる下刃に対して接近離反
させる駆動機構を備え、上記上刃と下刃を噛合わせて被
切断物を複数条に剪断分割する剪断分割装置において、
設定された目的位置に対して、下刃を駆動ネジ軸と下刃
台の係脱機構により位置決めすると共に、上記下刃と対
になる上刃を、駆動機構により下刃から離反させた状態
で、駆動ネジ軸と上刃台の係脱機構により、設定された
当該上刃の目的位置に対して所要間隔を保った位置に移
動、停止させ、上記停止した上刃を、駆動機構によって
対となる下刃に接近させ、上記接近した上刃を、駆動ネ
ジ軸と上刃の係脱機構により目的位置に位置決めするこ
とを特徴とする。
(作用) この発明に係る位置決め方法の剪断分割装置における夫
々が刃物を備えた上下台は、その係脱機構を上刃、下刃
夫々共通の駆動ネジ軸に係合離脱することにより、案内
基台上を被切断物の幅方向に適宜移動可能であり、各上
刃台には上刃をその移動方向と直交する方向へ移動さ
せ、対となる下刃に対して接近離反させる為の駆動機構
が設けられている。
そして、位置決め時には、所要上下刃に目的位置を設定
し、上記設定に基づいて、下刃を上記ネジ軸と係脱機構
の組合せで目的位置に位置決めし、上刃は設定された目
的位置に対して所要間隔を保つた所定位置まで上記ネジ
軸と係脱機構の組合せで移動及び停止させ、所定位置に
ついたら、駆動機構によつて上刃を下刃に対して接近さ
せ、その後再び上記ネジ軸と係脱機構の組合せで上刃台
を移動させて、当該上刃を目的位置に位置決めする。
尚、次の分割仕様に基づき位置決めする場合は、上刃を
上刃台ごと目的位置から所定位置へ復帰させ、駆動機構
によつて下刃から離反させた後、前述の要領により行な
う。
(実施例) 第1図はこの発明の一実施例説明図で、第2図は一対の
上下刃物1,1aにより被切断物である帯状シートSを剪
断分割する状態を示し、第3図は上刃1が下刃1aとの接
近位置に移り、目的位置に対して微調整される状態を示
す。
上刃用、下刃用の案内基台である摺動台を夫々2,2a、
各上刃台を3、下刃台を3a、夫々の駆動ネジ軸を4,4
a、このネジ軸4,4aとのメネジ或いはナツトの係合離
脱装置を夫々5,5a、夫々の刃台3,3aに設けられ、一
回転につき所定パルス数が発生する回転パルス発生器
8,8a、回転パルス発生器8,8aの回転軸に設けたピニ
オンを6、上記摺動台2,2aに沿つて敷設し、上記ピニ
オン6と噛合うラツクを7、上刃1を下刃1aに対して接
近離反させる駆動機構である、この場合流体圧シリンダ
を9、制御装置を10としている。制御装置10は、この場
合、位置決め移動する刃台及びその移動手順を算出する
と共に、所要刃物の目的位置迄の距離をパルス数に換算
し、この値を記憶部に記憶されている上下刃1,1aの現
在位置(パルス数)と比較して、その差が無くなるよう
出力して上下所要刃台3,3aを目的位置に向かって移動
せしめる演算処理部10a、上下刃1,1aの現在位置が、
例えば上下刃台の移動領域内の任意の位置に設定された
基準位置零からの加減パルス数として記憶されていると
共に、その他位置決めに必要な要素が記憶されている記
憶部10b、分割幅や分割位置を設定したり、装置の起
動、停止を操作する設定操作部10c、入出力部10d、表示
部10eから成つている。11,11aは夫々ネジ軸4,4aの駆
動装置、12,12aは夫々上刃1、下刃1aの連通駆動軸、1
3は連通駆動軸12,12aを駆動する駆動装置である。従つ
て、上下刃1,1aは連通駆動軸12,12aを介して駆動装
置13により回転駆動される。
制御装置10の入出力部10dから出力される信号は、上
刃台3の係脱機構5にネジ軸4との係合離脱を指令する
信号、′は同様に下刃台3aの係脱機構5aに出力される
信号、同様に制御装置10の入出力部10dから出力される
信号はネジ軸4の駆動装置11に、正逆回転又は回転停
止を指令する信号、′は同様に下刃台用のネジ軸4aの
駆動装置11aに出力される信号である。制御装置10の入
出力部10dに入力される信号は、各上刃台3の回転パ
ルス発生器8からの発信信号、即ち当該上刃1の移動量
計測信号であり、′も同様に各下刃台3aの回転パルス
発生器から発信される信号である。又、制御装置10の入
出力部10dから出力される信号は、上刃1を下刃1aに
対して接近離反させる流体圧シリンダ9への動作指令信
号である。
そして、新規な分割幅又は分割位置が設定操作部10cで
設定された場合、演算処理部10aで上下刃台3,3aの位
置、移動手順、移動距離(パルス数)を記憶部10bのデ
ータに基づいて算出する。
以下、第1図において、上下刃1,1aが1組で、右行さ
せる場合について説明する。尚、上刃1は第1の目的位
置に移動した後、最終目的位置である第2目的位置に移
動し、第1目的位置は第2目的位置までの所定パルス数
よりも何パルスか小さい時点(パルス数がマイナスに向
かって計数されるような場合には大きい時点)に設定さ
れ、記憶部10bに記憶されている。
まず、入出力部10dから流体圧シリンダ9に信号を出
力して上刃1を上刃台3の移動方向と直交する方向へ退
避させ、係脱機構5,5aに信号,′を出力して上下
刃台3,3aを駆動ネジ軸4,4aに対して係合状態にする
と共に、上下刃1,1aを右行させるための信号,′
を駆動装置11,11aに出力して動作させ、駆動ネジ軸
4,4aを、例えば正転させ、上下刃台3,3aを目的位置
に向かって移動させる。
このように駆動ネジ軸4,4aが回転して各刃台が移動を
開始すると、夫々の回転パルス発生器8,8aから入出力
部10cに供給される信号,′に基づいてパルス数が
所定数に達したかを演算処理部10aは監視し、パルス数
が所定数に達すると、個々に信号,′を係脱機構
5,5aに出力して上下刃台3,3aを駆動ネジ軸4,4aか
ら離脱状態にして停止させると共に、駆動装置11aに信
号′を出力して停止させる。この状態で上下刃台3,
3a、すなわち上下刃1,1aは所定間隔を保った状態で位
置決めさせるが、駆動装置11は動作しているので、上刃
台側の駆動ネジ軸4は回転している。
そして、流体圧シリンダ9に信号を出力して上刃1を
対となる下刃1aに向かって接近させた後、信号を出力
して上刃台3の係脱機構5を駆動ネジ軸4に対して係合
状態にさせ、残りパルス数分移動させて目的位置まで移
動せしめて最終位置に位置決めする。
上記した説明は、上下刃1,1aを右行させる例である
が、上下刃1,1aを左行させる場合は、駆動機構11,11
aに駆動ネジ軸4,4aを逆転させる信号,′を出力
し、同様な手順で位置決めすればよい。尚、回転パルス
発生器の回転軸のピニオンを、バネ等によってラックに
軽く押し付けておく等して、ラック、ピニオン間のバッ
クラッシュ(遊び間隔)をなくすようにすることが好ま
しい。尚、位置決めする刃物の選択、上刃1の所定位置
迄の移動、各上刃1の下刃に対する接近動作、目的位置
への最終位置決め動作は、一連のシリーズ制御として全
自動で行なうようにしてもよいし、表示部10eの表示に
基づきその度、作業者が確認してからスイツチ操作によ
つて次の動作を行なうようにしてもよい。位置決めする
刃物の選択は作業者が行なうようにしてもよい。又、位
置決めに際して、上刃の目的位置を下刃と圧接する位置
に設定するか、間隔を持たせた位置に設定するかは、被
切断物の材質等によつて変わることもあるので、そのよ
うな場合は、予め設定時に作業者が考慮するか、或いは
材質等毎の所要間隔を記憶部に記憶させておいて演算処
理の段階でこの値を考慮するようにすればよい。
ところで、この実施例においては、上下刃1,1aを流体
圧シリンダ9によって離反させた状態で移動させてい
る。したがって、従来不可能であった被切断物の挿通状
態での位置決めを行うことができ、作業者の労力の軽
減、及び作業効率の向上を図ることが可能になる。ま
た、従来下刃1aに追従するに過ぎなかった上刃1につい
ても、目的位置を設定し、駆動ネジ軸4と係脱機構5と
の絡みで独立して目的位置へ移動させ、最終的な位置決
めを行っている。したがって、上刃に下刃への圧接機構
の類を設ける必要がなく、上刃台の構造の簡素化を図る
ことができる。さらに、被切断物の材質、厚みにより、
上刃と下刃が圧接ではなく僅かな隙間(クリアランス)
を有して噛み合うことが必要とされる場合であっても、
容易に、且つ精度を落とすことなく対処することができ
るので、より適切な剪断分割を行うことができる。
第4図は、この発明の他の実施例の説明図である。そし
てこの実施例は以下の点において前述の実施例と異な
る。
第1に、この実施例の上刃1は積極的な回転駆動機構を
有していない。従つて上刃1は下刃1aに接触することに
よつて従動回転するに止まる。
第2に、ネジ軸4,4aの端部に、上刃用、下刃用夫々の
回転パルス発生器14,14aを設けており、この回転パル
ス発生器14,14aから発信される信号,′がネジ軸
4,4aの回転数計測信号として入出力部10dに入力され
る。そして、上記信号,′が前述の実施例における
信号,′の役割りを果たすことになる。即ち、刃物
の移動距離、現在位置、目的位置は、ネジ軸の回転に伴
い発生するパルス数によつて明らかにされることになる
のである。尚、駆動装置11,11aをパルスモータにすれ
ば、信号,′は駆動装置11,11aから発信すること
になる。
第3に、この実施例では各刃物ごとの基準位置を、その
作業領域内に設定し、上記基準位置には各個に検出器1
6,16aを、各刃台には検出端15,15aを設けている。そ
して、各刃台が基準位置に達したことを検出した検出信
号が信号,′として入出力部10dに入力される。
尚、上記検出器と検出端の関係は逆であつてもよい。
以上の点においてこの実施例は前述の実施例と異なる
が、その刃物の位置決め方法(ネジ軸との係脱、上刃の
接近等)においては変わることが無い。
次に、下刃及び上刃の位置決め手順を、第5図に示した
実施例によつて説明する。尚、上刃と下刃は夫々独立し
て位置決めされるので、図面上は片側のみ示している。
そしてこの実施例は、破線で示された位置にある5台の
刃物A,B,C,D,E中、3台の刃物を使用し、分割
幅Δl0,W1,W2,Δlmに位置決めする実施例である。
尚、この場合の分割幅の広さは、W1>W2>Δlm>Δl0
であるとする。そして、この実施例は、上記分割幅に基
づいて決定される分割位置間隔中に、実際には使用しな
い刃物(この場合2台)の目的位置を、例えば分割幅の
広い個所から順に設定する。
即ち、この場合は、分割幅W1,W2の間に目的位置を設
定する訳で、この位置を分割幅の中央に求めるとする
と、各分割幅は左から順に、 となる。そして、上記分割幅を各刃物の目的位置に置き
換ると、刃物Aの目的位置は基準点17からl1の距離にあ
るA′の位置、刃物Bの目的位置は基準点17からl 1
つまり の距離にあるB′の位置、刃物Cの目的位置は基準点17
からl2、つまり の距離にあるC′の位置、刃物Dの目的位置は基準点17
からl 2、つまり の距離にあるD′の位置、刃物Eの目的位置は基準点17
からl3、つまり の距離にあるE′の位置ということになる。以上の説明
で明らかなように、この実施例は実際に使用する刃物の
数とは関係なく、すべての刃物に付いての分割幅、目的
位置を設定するものであつて、この場合左からA,B,
C,D,Eの順に並んでいる刃物を分割位置A′には刃
物台AをつけてΔl0の分割幅を確保し、同様に他の刃物
も分割位置につける手順を実行する。もつとも実際に必
要な分割幅はΔl0,W1,W2,Δlmであるから、刃物
B,Dは対となる刃物と噛合わすことがない。又、刃物
A乃至Eが上刃1の場合は、目的位置A′乃至E′に達
する以前に停止させ、下刃に対して接近した後、目的位
置に位置決めすることになる。
そして、上記実施例によれば、刃物の位置がかたよる状
態を防ぐことができ、刃物移動領域(符号18から19の間
の領域)に刃物が常に分散した状態を確保することがで
きる。従つて、取幅変更を繰り返した場合における合計
動作時間の短縮化を計ることができるようになるのであ
る。
尚、刃物数、分割数は1例によつて説明したが、同様な
手順によつて他の条件にも対処しうることは言うまでも
ない。又、実施例では使用しない刃物の目的位置を分割
幅の中央に設定したが、中央以外に目的位置を設定する
ようにしてもよい。更に、分割幅中に、複数の使用しな
い刃物の目的位置を設定するようにしてもよく、これ
は、分割幅が非常に広く、使用しない刃物が増えたよう
な場合に、特に有効である。
尚、刃物の現在位置から、次の分割仕様に対して実行可
能な動作手順を割出し、その内で適正な手順を選択する
方法もある。その選択方法を説明すると、先ず、設定さ
れた新規な分割幅を基に、これを分割位置に演算し、併
せて分割位置相互の間隔を演算する。次に、どの分割位
置にどの刃物を移動させるかという、刃物の割当てを行
なう。次に分割位置に移動する刃物の位置及び分割には
使用しない刃物を退避させる位置を演算する。次に上記
退避が可能か否かを演算する。即ち、分割位置同士の間
等に切断には使用しない刃物の刃物台を退避させる場
合、その間隔内に刃物台が入るかどうか判断するのであ
る。退避が不可能であれば、そのパターンで位置決めを
行なうことは不可能である。退避が可能であれば、次に
移動に要する時間を演算する。その計算要素としては、
刃物の移動時間は勿論、場合によつては、ネジ軸との係
合離脱動作に要する時間、ネジ軸は正回転から逆回転さ
せるのに要する時間も要素となる。そして、この段階
で、算出した時間を、その刃物割当てパターンにおける
移動時間として記憶する。次に、すべて或いは所定数の
刃物割当てパターンが演算終了したか否かを判断する。
終了していなければ他のパターンに基づき移動時間等を
演算させる。すべて或いは所定数の刃物割当てパターン
が終了していれば、例えば記憶されているパターンの中
で最も移動時間が短かかつたパターンを採用して出力す
る。
パターンの選定においては、実行可能な刃物割当てパタ
ーンの内で最も移動時間の短いパターンを、制御装置に
よつて自動的に選択させるようにしてもよいが、表示部
に、実行可能な複数パターンを表示するようにして、作
業者がその内の任意のパターンを選定するようにしても
よい。
次に第6図によつて刃物の位置決め手順の他の実施例を
説明する。この実施例は第4図に示した剪断分割装置を
用いて行なう手順である。尚、第5図の場合と同様、図
面には片側のみを示している。
先ず概略を説明すると、作業者が新しい分割仕様を設定
して始動スイツチを作動すると(10c)演算処理部10aは記
憶部10bに記憶されている各刃物の現在位置、及び各基
準位置から各刃物が移動すべき距離a,b,c,dをネ
ジ軸4(4a)の回転パルス数として算出し、入出力部10d
は、この例ではネジ軸4,4aを正転させると共に(信号
,′)、夫々の基準位置より左側に位置する刃物の
刃物台を選択し(10b)、その係脱機構5,5aに係合指令
を発し(信号,′)、当該刃物1,1aを右行させ
る。移動中の刃物1,1aが、夫々の基準位置検出器16,
16aにより基準位置に達したことが検出されると、信号
,′が発せられ、その信号を受けた制御装置10は係
脱機構5,5aに離脱信号,′を発して刃物台を停止
せしめる。夫々の基準位置の左側にあつた刃物1,1aが
全て基準位置に復帰したら、同様の手順で今度は右側に
あつた刃物1,1aを基準位置に復帰させる。尚、ネジ軸
駆動装置11,11aによるネジ軸4,4aの回転の切り換え
は、制御装置10が自動的に行なつてもよいし、作業者が
行なうようにしてもよい。
全ての刃物が基準位置に復帰したら、この例ではネジ軸
駆動装置11,11aが信号,′を受けて正転駆動を開
始し、制御装置10は右方向へ移動する刃物台を選択して
(10b)、当該刃物の刃物台の係脱機構5,5aに係合指令
信号,′を発して移動せしめる。尚、その後のネジ
軸逆転動作、上刃の所定位置停止及び下刃への接近並び
に目的位置への位置決め等は前述したので、ここでは省
略する。又、上記記述は、上刃が剪断分割後、所定位置
に復帰していることを前提としている。
さて、第6図は刃物台の移動領域内に、基準位置が等間
隔のピツチXとして並んでいる6台の刃物台夫々に設け
られている刃物F,G,H,I,J,Kを、分割幅
1,W2,W3に基づき位置決めする例である。3個の
分割幅であるから分割位置は4ケ所、F′,G′,
H′,I′となる。尚、L1,L2,L3,L4,L5,L6
は刃物F……K夫々の基準位置である。そこで、分割位
置F′には刃物F又はGが来ることになるが、この場
合、分割位置F′には刃物Fの方が近いので、刃物Fが
距離a分右行して位置F′につく。尚、上記選択作業
は、制御装置10が記憶している各刃物台の基準位置と新
規な分割位置とを比較演算して、移動量が少ない方を自
動的に選択するようにしてもよいし、表示部10eの表示
を作業者が確認したうえで選択するようにしてもよい。
そして分割位置F′と同様に、分割位置G′には刃物H
を距離b分左行させ、分割位置H′には刃物Iを距離c
分右行させ、分割位置I′には刃物Kを距離d分左行さ
せる位置決め手順が決定され、実行される。尚、先述し
たように、位置決めは右行する刃物F,Iを先に行な
い、その後刃物H,Kを左行させる。勿論、その逆でも
よい。もつとも、分割位置の設定の仕方によつては、1
個の刃物が、他の刃物よりも2ケ所以上の分割位置に近
くなるような場合が発生するが、この場合は、ネジ軸の
正転或いは逆転により移動する場合の一方を優先的に選
択するような条件を制御装置10に与えておけばよい。
所要刃物(この場合は刃物F,H,I,K)、夫々の基
準位置L1,L3,L4,L6を離れて移動を開始する瞬
間、基準位置検出器16(16a)はパルス検出器からのパ
ルス計数開始の信号(′)を発し、制御装置はパル
ス数の計数を開始する(信号,′)。各刃物1(1
a)の基準位置、回転パルス発生器14(14a)における1
パルス毎の移動距離は予め制御装置10の記憶部10bに記
憶されており、又、移動後の目的位置(所要パルス数)
も設定部10cの設定を演算処理することにより明らかで
あるから、演算処理部10aは所要刃物毎の移動に要する
パルス数と、信号(′)として入力されるパルス数
とを比較して、下刃1aの場合は、両者が一致した刃物台
には離脱信号′を発してネジ軸4aとの係合を解く。上
刃1の場合は、両者の差が予め設定してある所定値にな
つたら離脱信号を発してネジ軸4との係合を解き停止
させ(所定位置)、その後下刃への接近状態にした上で
(信号)、再度係合信号を発してネジ軸4に係合さ
せる。そして、パルス数が一致したら離脱信号を発し
て位置決めする。又、移動中の片側ごとすべての刃物が
目的位置に達したら、入出力部10dが回転停止信号
(′)を発するようにすればよい。
尚、上記位置決め要領例は、全ての刃物を夫々の基準位
置に復帰させた後、目的位置へ移動せしめることを前提
としているが、他の手法によつてもよく、以下に一例を
説明する。まず、ネジ軸4(4a)を正転させて自らの基準
位置の左側にあつた刃物を右行させ、且つ当該刃物が基
準位置に達してもネジ軸4(4a)の回転を続行させると共
に、その刃物の内で自らの基準位置の右側に目的位置が
ある刃物は係合状態のまま目的位置へ位置決めする。次
にネジ軸を逆回転させて、自らの基準位置の右側にあつ
た刃物、及び先に右行して基準位置で停止した刃物の内
で、自らの基準位置の左側に目的位置がある刃物の刃物
台の係脱機構に係合を指令して左行せしめる。この場
合、上記前者の内で自らの基準位置より左側に目的位置
がある刃物はそのまま目的位置迄移動させるが、目的位
置が自らの基準位置を含んだ右側にある刃物及び休止す
る刃物は基準位置で停止させる。又、上記後者はそのま
ま目的位置まで位置決めする。最後に上記前者の内で自
らの基準位置の右側に目的位置がある為、基準位置で停
止している刃物を、ネジ軸を正転させると共にその刃物
の刃台の係脱機構を係合させて右行せしめ位置決めする
のである。この手法によれば、ネジ軸の正転逆転は合計
3回で済み時間の短縮化を計ることができる。尚、この
場合は、パルスの計数を基準位置でリセツトして、その
後新たに計数を開始するようにすればよい。又、基準位
置検出器の検出信号にヒステリシスがあるような場合
は、その分、パルスの計数に考慮しておくようにすれば
よい。
又、全ての刃物の作業領域を、自らの基準位置を含んだ
右又は左側のみに限定すれば、左右何れの方向へも移動
可能とした場合に比して時間を多く費やす場合もある
が、制御及び位置決め動作を簡素化することができる。
即ち、この手法によれば各刃物の基準位置への復帰動
作、目的位置への位置決め動作が夫々一回ずつで足りる
のである。
そして、このように刃物台の移動領域内に各刃物毎の基
準位置を設定して、光電スイツチ、近接スイツチ、タツ
チスイツチ等により各刃物が夫々の基準位置を通過等し
たことを確認可能にしておき、この通過時のカウンター
の計数値を基準値としておけば、これに加減されたパル
ス数と、基準点から基準位置迄のあらかじめ明らかにな
つている距離との比較により各刃物のより正確な現在位
置がわかる。従つて、仮に誤差が生じた場合でも、一旦
各刃物を基準位置に戻すことが可能であり、正確な計数
を再び行なうことができる。この基準位置への復帰は位
置決めの度に行なつてもよいし、非常時、或いは始業時
に行なうようにしてもよい。
以上、簡単な実施例に基づき、この発明を説明したが、
その実施態様が設計者等の公知技術により適宜変化、応
用されることは言うまでも無い。
例えば、取幅変更の為のプログラムや移動手順選定は他
にも様々な方式があり、実施例のものに限定される訳で
はない。
回転パルス発生器から発信する一回転あたりのパルス数
はいくらでも多くすることができ、より多いほど位置決
め、特に上刃の最終位置決め作業を完全に行なうことが
できる。無論、上刃が所定位置に移動する時には一回転
につきパルス数を100程度とし、最終位置決めの時だけ
一回転あたりのパルス数を増やすようにしてもよい。
被切断物の一例である帯状シートは、その材質等を問わ
ないし、適用される装置は各種巻取装置、シート加工装
置等様々である。
(発明の効果) 以上の説明によって明らかなように、この発明によれ
ば、上下刃を駆動機構によって離反させた状態で移動さ
せている。したがって、従来不可能であった被切断物の
挿通状態での位置決めを行うことができ、作業者の労力
の軽減、及び作業効率の向上を図ることが可能になる。
また、従来下刃に追従するに過ぎなかった上刃について
も、目的位置を設定し、駆動ネジ軸と係脱機構との絡み
で独立して目的位置へ移動させ、最終的な位置決めを行
っている。したがって、上刃についても正確な位置制御
が行えると共に、上刃に下刃への圧接機構の類を設ける
必要がなく、上刃台の構造の簡素化を図ることができ
る。さらに、被切断物の材質、厚みにより、上刃と下刃
が圧接ではなく僅かな隙間(クリアランス)を有して噛
み合うことが必要とされる場合であっても、容易に、且
つ精度を落とすことなく対処することができるので、よ
り適切な剪断分割を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例説明図、第2図は上下刃物
の一例を示す側面図、第3図は上刃の位置決め動作を示
す説明図、第4図はこの発明の他の実施例説明図、第5
図及び第6図は夫々刃物の位置決め手順の説明図であ
る。 1…上刃、1a…下刃、3…上刃台、3a…下刃台、4,4a
…ネジ軸、5,5a…係脱機構。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上刃を備えた上刃台及び下刃を備えた下刃
    台と、被切断物の幅方向に設けられ、上記上刃台及び下
    刃台を夫々移動可能に支持する案内基台と、該案内基台
    に沿って設けた駆動ネジ軸と、上記駆動ネジ軸に係脱可
    能であって、各上刃台及び下刃台に設けられた係脱機構
    と、上記上刃台の上刃を上刃台の移動方向と直交する方
    向へ移動させ、対となる下刃に対して接近離反させる駆
    動機構を備え、上記上刃と下刃を噛合わせて被切断物を
    複数条に剪断分割する剪断分割装置において、 設定された目的位置に対して、下刃を駆動ネジ軸と下刃
    台の係脱機構により位置決めすると共に、上記下刃と対
    になる上刃を、駆動機構により下刃から離反させた状態
    で、駆動ネジ軸と上刃台の係脱機構により、設定された
    当該上刃の目的位置に対して所要間隔を保った位置に移
    動、停止させ、 上記停止した上刃を、駆動機構によって対となる下刃に
    接近させ、 上記接近した上刃を、駆動ネジ軸と上刃台の係脱機構に
    より目的位置に位置決めする、 ことを特徴とする剪断分割装置における刃物の位置決め
    方法。
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JPS589751B2 (ja) * 1978-10-17 1983-02-22 レンゴ−株式会社 工具位置決め装置

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