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JPH0630898B2 - サ−マルプリンタの印字制御装置 - Google Patents
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JPH0630898B2 - サ−マルプリンタの印字制御装置 - Google Patents

サ−マルプリンタの印字制御装置

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JPH0630898B2
JPH0630898B2 JP61188930A JP18893086A JPH0630898B2 JP H0630898 B2 JPH0630898 B2 JP H0630898B2 JP 61188930 A JP61188930 A JP 61188930A JP 18893086 A JP18893086 A JP 18893086A JP H0630898 B2 JPH0630898 B2 JP H0630898B2
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    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/315Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material
    • B41J2/32Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads
    • B41J2/35Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads providing current or voltage to the thermal head
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、複数の発熱要素を配したサーマルヘツドを有
するサーマルプリンタの印字制御装置に関するものであ
り、特に熱履歴制御に関するものである。
〔従来の技術〕
従来からサーマルプリンタでは、サーマルヘツドの連続
使用時の熱蓄積による印字品位の低下を防止するため、
様々な方法が用いられてきている。その中には特公昭5
5−48631のように、ドツトごとに前のデータを記
憶して通電時間を決定する方法や、特公昭57−185
07のように駆動周期によつて通電時間を変える方式等
が用いられている。これらを一般に履歴制御方式と言
う。
更に他の方法として、サーマルヘツド表面の温度を検出
してヘツドへの印加エネルギを決定する方法等が用いら
れてきている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
これら従来例は、シリアル型サーマルヘツドでは不充分
であり、実際にサーマルヘツドの蓄熱を抑制することは
不可能であつた。
それは、履歴制御方式に於いては、発熱要素ごとに履歴
を確認しながら印加エネルギを決定しても隣接する発熱
要素への熱拡散があるためで、これら全ての発熱要素の
状況を演算のみで処理する従来の方法で無理があつた。
又、高速を要求されるシリアル型サーマルヘツドに於い
ては、このような複雑な処理は処理時間が高速性を疎外
することになる。
更に、感熱素子でサーマルヘツド表面の温度を検出する
方法では、発熱要素からの検出時間遅れのために、シリ
アルプリンタに於いては、一行目にはほとんどその効果
を発揮できないというのが実状であつた。
本発明の目的は、これら従来技術の問題点を除去し、高
速でかつ、印字品位の優れたシリアル型サーマルプリン
タの印字制御に最適な制御方法を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明によるサーマルプリンタの印字制御装置は問題点
を解決するための手段として、 サーマルヘッドに搭載された感熱抵抗素子と、感熱抵抗
素子を包含する抵抗回路網と、抵抗回路網の所定の分圧
点の電位を増幅する増幅回路と、増幅回路の出力電位を
基準電位とし、コンデンサの充放電時間に応じた幅の基
準通電パルスを出力する電圧比較回路とからなる基準通
電幅制御回路と、基準通電パルスのパルス幅を複数の発
熱要素への共通の基準通電時間とする給電制御回路と、
基準通電パルスのパルス幅を計測する計測手段と、基準
通電パルスに同期し、且つ計測手段によって得られた基
準通電パルスのパルス幅に比例した時間幅を有する区間
信号を生成する区間信号生成手段と、複数の発熱要素の
それぞれの駆動履歴を記憶する記憶手段と、この駆動履
歴と印刷データとに基づき、区間信号の内からそれぞれ
の発熱要素に対応した区間信号の組み合わせを選択して
基準通電時間に於ける通電禁止時間を設定する印加エネ
ルギ設定手段とを有することを特徴とする。
更に、区間信号生成手段は、所定量の印刷毎に区間信号
の生成を行う如く構成されてなることを特徴とする。
また、電圧比較回路は基準通電パルスのパルス幅を2種
類以上切り換え可能に構成されてなることを特徴とす
る。
〔作用〕
サーマルヘツドもしくはその周囲温度を検出する感熱抵
抗素子の一種のサーミスタを包含する抵回路網によつて
サーミスタの温度特性を補正し、これを増幅回路である
オペアンプによつて増幅する、このオペアンプの出力電
位を基準電位とし、コンデンサのこの基準電位までの充
電時間を電圧比較回路によつてパルス幅として出力し、
このパルス幅をサーマルヘツド上の発熱要素の基準通電
時間とすることにより、常に温度変動に対して最適なパ
ルス幅が加えられる。
更に、この基準通電時間を計測し、それぞれの発熱要素
の駆動履歴の記憶結果によつて前記基準通電時間からの
削減量を決定し、連続通電時の蓄熱を抑制し、良好な印
字品質を得る。
〔実施例〕
第8図は本発明によるサーマルプリンタの印字制御装置
のサーマルヘツドの構成を示す略図であり、第8図
(a)は斜視図、(b)は断面図である。81はセラミ
ツクスからなるベース基材、82はベース基材の一部を
突出させたガラスグレーズ部、83は発熱要素、84は
発熱要素の電極87を配置したフレキシブル基板、82
は、ガラスグレーズ部の反対側のベース基材の背面に接
触配置された感熱抵抗素子の一種であるサーミスタ、8
6はサーミスタ85と空気との接触を防止する樹脂剤で
あり、ガラスグレーズ部82の直近の温度を正確に検出
できるようにするものである。背面に更に放熱部材を設
置しても良い。
第9図(a),(b),(c)はサーマルヘツドに接触
配置されたサーミスタの設置部位の相異による温度検出
特性の違いを示す説明図である。
第9図(a)はサーミスタの抵抗値変化を、電圧変化で
チエツクするための回路を表わしていて、91は温度の
影響を受けない固定抵抗器であり、92はサーミスタで
ある。
第9図(b)は、従来例に於けるサーミスタの取付け位
置を示し、サーマルヘツド81の表面にサーミスタ85
が設置されている。83は発熱要素である。
第9図(c)は、第8図に示した本発明による印字制御
装置に用いるサーマルヘツドと従来例とのサーミスタの
抵抗値変化の違いを示すものであり、横軸に時間を縦軸
にチエツク端子の電圧をとつている。Toはサーマルヘ
ツドに印字と同じ印加パルスが加えられる時間で、Tf
は休止時間である。93は従来例に於ける特性曲線で、
通電パルスが終了してからも、更にサーミスタの温度は
上昇し、その時の遅れ時間tdは、0.5秒近くに達す
る。94は本発明にに於ける特性曲線を示し、外気温の
影響が少ないため、発熱要素付近の温度をよく検出する
ことが可能となり、検出の遅れ時間tdは30ms前
後となる。このため従来、印字を連続させた場合、1行
目はほとんどサーミスタ等の感熱抵抗素子の効果が表わ
れなかつたが本発明に用いるサーマルヘツドでは応答遅
れがきわめて小さいので一行から感熱素子の効果を用い
ることが可能である。
しかしながら、サーマルヘツド表面に設置されたガラス
グレーズ部への蓄熱の影響及び、背面への熱伝導時間等
によつて、応答遅れが微小時間残る。ガラスグレーズ部
は、紙への応答性のために設置されたもので極部的に発
熱要素の温度を急激に上昇させるために役立つかわり
に、蓄熱効果を有している。このため同一発熱要素への
通電が連続するとサーミスタが感知できる以前に、ガラ
スグレーズ部表面の温度が上昇し、尾引き現象が発生し
ドツト形状が乱れ、印字品質を低下させる。従来サーミ
スタを用いたサーマルプリンタに於いてはこのような問
題点が放置されていた。
本発明に於いては、サーマルヘツドのベース基材の温度
を検出するだけではなく更に、ガラスグレーズ部の温度
上昇を補正するため、既に駆動された発熱要素の駆動履
歴によつて通電パルス幅を可変する方法を用いている。
この駆動履歴による補正は、最大、基本となる文字の一
文字以内で充分である。例えば縦nドツト×横mドツト
ならmドツト列分以内を記憶する記憶手段を準備すれば
良い。
〔実施例〕
第2図は本発明による印字制御装置の基準通電幅、制御
回路の一実施例を示す回路図の略図である。
1は、サーマルヘツドもしくは周囲温度を検出する感熱
抵抗素子の一種であるサーミスタ7を包含する抵抗回路
網であり、11,12は抵抗器、13は、ノイズ防止用
のコンデンサである。コンデンサ13は特性には全く関
係しない。
2はオペアンプ8を有する増幅回路であり、オペアンプ
の入力として、前記抵抗回路網の所定の分圧点と、可変
抵抗器16を有する分圧回路14の所定の分圧点とを有
している。又、このオペアンプ8は、フイードバツク用
抵抗器19、ダイオード20、入力抵抗器18を有して
いる。前記分圧回路14は抵抗器15,17、及び可変
抵抗器16から構成され、オペアンプ8の基準入力部を
形成している。
3は電圧比較部で、電圧比較回路9、コンデンサ10、
抵抗器23,24、トランジスタ21,22を基本構成
要素として有している。
4は、給電制御回路で、バツフア25、ヘツドドライバ
26、スイツチング用トランジスタ27で構成されてい
る。
5は、発熱要素である発熱抵抗体30を有するサーマル
ヘツドである。
6はサーマルプリンタを統括制御するCPUである。
〔動作〕
抵抗回路網1はサーミスタの温度特性を補償する曲線補
正部である。
サーミスタの抵抗値Rtは一般にB定数を用いて、20
℃の値をR(20)、絶対温度Tとして次の式で表わさ
れる。
T(t)=任意の温度に於ける絶対温度 T(20)=20℃時の絶対温度 式1を見るとexpの項が入つているため、温度の逆数
が1ogリニアになつている。すなわち抵抗値は温度上
昇と共に減少し、その割合は高温側の方が変化量が少く
なる。
サーマルヘツドの場合、高温時ほど印加エネルギを減少
させた方が、良い印字品質となり、かつ発熱要素にとつ
て安全であり、このサーミスタの特性を補償する必要が
ある。
第5図はサーミスタの抵抗値Rtと抵抗回路網1の分圧
点Aの出力電圧と増幅回路2の出力電圧の特性を示すグ
ラフであり、横軸は絶対温度、縦軸は抵抗値Rtと分圧
点A及び増幅回路2の出力電位を示している。
51は、サーミスタの抵抗値Rtの温度特性を、52
は、分圧点Aの電位の温度特性を、53は増幅回路2の
出力電位の温度特性をそれぞれ示す特性曲線である。
このような補償を行う特徴として以下の事項が上げられ
る。
周辺素子が少なくバラツキ等の変動が少ない。
比較的広い範囲でリニアリテイが持たせられる。
使用温度範囲外、例えば0℃以下、40℃以上等で
の温度に対する出力電圧の変化が小さくでき、サーマル
ヘツドを破壊から守ることができる。
増幅回路2は、補償された温度特性を用い部分的に拡大
するためで、特性曲線52を得る分圧点Aを一方の入力
とし、抵抗器による分圧回路を他方の入力としている。
本回路の倍率は以下で表わされる。
抵抗器18の値をR18、抵抗器19の値をR19とす
ると倍率ρは となる。
ダイオード20の働きとしては、 低温時の基準電位の急激な上昇を抑制するため、結
果として電圧比較回路9の出力ルス幅の低温時に於ける
増大を防止する。
部分拡大の変曲点を変えることができる。
,の特性を利用し、ダイオードの本数を変える等し
て、様々な特性曲線を作り出すことができる。
分圧回路14内の可変抵抗器16は、温度に対する出力
電位の変化率を変えずに出力電位Vopを調整するもの
であり、後段の電圧比較部の出力パルス幅を所定の値に
設定しサーマルヘツドへの印加エネルギの初期値を設定
するものである。
前記抵抗回路網1、増幅回路2によつて電圧比較回路9
の基準電圧発生回路を形成している。
電圧比較部3はコンデンサ10の基準電圧発生回路の出
力電圧Vopまでの充電時間をパルス幅に変換する回路
部であり、トランジスタ21はコンデンサ10をトリガ
入力によつて瞬時放電する放電用トランジスタであり、
27は入力用のカツプリングコンデンサである。
第6図は、電圧比較部の入力信号と出力波形を示す説明
図であり、61は、CPU6から送出されるトリガ信号
である。62,63は出力波形を示し、62はパルス幅
切換え用トランジスタ22がオフしている時の出力を、
63はこれがオンしている時の出力をそれぞれ示してい
る。出力波形62のパルス幅TW1は出力波形63のパ
ルス幅TW2より大きくなつている。このパルス幅の切
換えは、インクリボンの特性や、印刷用紙の表面状態等
に応じてサーマルヘツドへの印加エネルギを変え最適な
条件を得る時に行うものである。
このパルス幅TWは、抵抗器23、抵抗器24の値をそ
れぞれR23,R24とし、コンデンサ10の値をC1
0とし、オペアンプの出力電位をVopとすると、トラ
ンジスタ22がオフの時は以下で表わされる。この時ト
リガ入力のパルス幅はきめめて小さいので無視する。
又トランジスタ22がオンの時は、以下である Vcは回路電圧で一般に5V一定であるため、Vopの
電位によつてパルス幅TWが決定される。C10,R2
3,R24の値と、かつ前段の増幅回路2の値を選択す
ることにより、限られた温度範囲で温度変化にリニアな
パルス幅の変化率を有する特性を実現できる。又、逆に
温度特性を自由に変えることも可能である。
電圧比較回路9の出力はインバータバツフア25を介し
てスイツチング用トランジスタ27に伝達される。
トランジスタ27はヘツドドライバ26の電源供給端子
26aに接続され、パルス幅TW時間だけ、ヘツドドラ
イバは動作可能となり、発熱要素30の基準通電時間が
決定される。
以上の抵抗回路網1、増幅回路2、電圧比較回路9とに
よつて基準通電幅制御回路を形成している。この出力パ
ルス幅TWは発熱要素の基準通電時間となるものであ
り、主に通電の終端を決定するものである。
カツブリングコンデンサ27はCPU6が何らかの故障
により暴走し、トリガ入力がハイレベルとなつても出力
パルス幅TWは所定時間しか出力しないよう設置されて
いる。このためサーマルヘツドはいかなる場合も所定時
間しか通電されず安全である。
一般に、熱履歴制御等では発熱要素30への連続通電時
は、その発熱要素への通電時間を、パルス幅TWから所
定時間削滅する方法がとらている。
この場合、ヘツドドライバ26が動作可能状態の時にC
PU側からのデータ出力信号6aを用いて通電時間の削
滅を行う。
尚、Vcは回路電源、Vhはサーマルヘツド用電源をそ
れぞれさしている。
又、ダイオード20は、必要のない場合もあり、かつツ
エナーダイオードとすることも可能である。
更に、感熱抵抗素子はサーミスタを用いて説明したが、
温度に対して正特性を有するポジスターを用いることが
できる。この時、オペアンプの入力方向を入れかえるな
どして特性を反転すれば良い。
第77図は本発明による印字制御装置によつて得られる
サーマルヘツドの印加エネルギと温度の関係を示す特性
図である。
印加エネルギEはサーマルヘツドの抵抗値をRh、ヘツ
ドドライバのサチユレーシヨン電圧をVsとすると次の
式で表わされる。
第7図の縦軸はこの印加エネルギを、横軸はサーミスタ
7の温度を示し、71はトランジスタ22がオフしてい
る時の特性曲線を、72はトランジスタ22がオンして
いる時のものを表わしている。
このように、温度変化に対してリニアな特性を持たせる
ことが可能で、かつトランジスタ22のオン,オフによ
つても温度に対する印加エネルギの変化率がほぼ同じと
いう特性を有し、サーマルヘツドの印字濃度を温度変化
に対して安定させることが可能である。
第1図は本発明によるサーマルプリンタの印字制御装置
の一実施例の構成を示すブロツク図の略図である。第2
図と同一物は同一番号で示し説明を略す。
5は第8図に示したようにサーミスタを背面に接触配置
したサーマルヘツドであり、31は第3バツフア、32
は第2バツフア、33は第1バツフアを示し、サーマル
ヘツド用のデータを一時記憶するラツチ回路で形成され
ている。34は計測手段で、基準通電幅制御回路40の
出力パルス幅TWを計測する。37はROM(リードオ
ンリイメモリ)でCPU6を制御するコントロールプロ
グラム及び印加エネルギ判定手段の一種の印加エネルギ
判定表を有し、44は発熱要素の駆動履歴を格納する記
憶手段を含むRAM(ランダムアクセスメモリ)であ
り、41は次回の印字データ、42は現印字データ、4
3は前回の印字データを記憶しているレジスタをそれぞ
れ示している。
36は、サーマルヘツド5は印刷紙と相対的に移送する
モータ、35はモータ36の移送速度を制御するモータ
制御手段を、39はモータ速度を含めた印字モードを選
択するスイツチをそれぞれ示している。
第3図は駆動履歴の程度と発熱要素への通電時間の関係
を示す印加エネルギ判定手段の一種である印加エネルギ
判定表の一実施例である。
TWは基準通電幅制御回路40の出力パルス幅であり、
これに係数Kを掛けてそれぞれパルス幅を算出する。こ
の係数KをROM37内の印加エネルギ判定表38に記
憾させておく。この係数Kは、この表に限定されるもの
ではなく実際の印字品質によつて最適値を決定する。
又、過去の履歴を何回記憶するかによつても係数Kの
値、及び記憶するデータ数が変る。この表をROM37
に記憶させておく。
〔動作〕
第4図は本発明のサーマルプリンタの印字制御装置の動
作を示す説明図であり、一例として第3図に示した4種
類の履歴が記憶手段44に蓄えらている場合の実際の駆
動方法を示すものである。
45は発熱要素の数が8の場合に於ける各発熱要素の駆
動履歴を格納する記憶手段41、42、43に記憶され
た過去の印字データを示す。尚、印字データは1が印
字、即ち通電を、0が非印字、即ち非通電をそれぞれ示
している。例えば3ドット目の発熱要素では前回及び次
回の印字データが1、現在の印字データが0であり、5
ドット目の発熱要素では前回の印字データが0、現在及
び次回の印字データが1である。
47、48、49はそれぞれ1ドット目、2ドット目、
3ドット目の通電波形を示す。通電波形の立ち上がり部
、t、tはそれぞれ前回、現在、次回の通電開
始タイミングを示し、波形中の斜線部は通電禁止区間を
示している。
50は通電パルスの詳細を示す説明図である。r1、r
2、r3はそれぞれサーマルヘッド用のデータを一時記
憶するラッチ回路である第1、第2、第3バッフアのデ
ータをヘッドドライバに対して送出するタイミングであ
り、r4は基準通電幅制御回路40で決定されるヘッド
ドライバへの給電の終期、即ち通電時間の終了時期を示
している。r1は通電開始タイミングともなり、基準通
電パルスの立ち上がりに同期してCPUが発生する。
T1、T2、T3はそれぞれの通電区間を示し、第4図
の実施例に於いては、その値は次式の関係を満たしてい
る。
TW=T1+T2+T3 T1=0.2×TW T2=0.15×TW T3=0.65×TW こらの幅を有する区間信号を用いて、第3図に示す通電
時間を実現することができる。即ち、第4図の47、4
9に示すように、2つの連続した通電タイミングで通電
される場合は、区間T1に於ける通電が禁止されるた
め、r2乃至r4の区間、即ちT+T3の時間だけ通電
される。上記の式より、この通電時間は0.8×TWと
なる。47には3つの連続した通電タイミングで通電が
行われる場合の例があるが、この時は区間T1及びT2
に於ける通電が禁止されるため、r3乃至r4の区間、
即ちT3の時間だけ通電が行われ、その時間は0.65
×TWである。
また、48に示すように1の通電タイミングを休止し、
その前後の通電タイミングに於いて通電を行う場合に
は、区間T2に於ける通電が禁止され、通電時間はT1
+T3、即ち0.85×TWとなる。
このように、第3図のの通電履歴対通電時間の関係を実
現する事によって、 T3<T2+T3<T1+T3 となることから、それぞれの発熱要素の過去の通電履歴
に対応して適切な通電幅制御が可能となり、例えば一行
印字中の微少な印字区間に於ける印字濃度を一定にする
ことができ、印字品質を向上させることが可能となる。
第1図に示すように第1乃至第3バッファにはCPU6
よりストローブ信号線が配線されており、CPUはこの
ストローブ信号を出力することにより第3、第2、第1
バッファのデータをそれぞれ第2、第1、ヘッドドライ
バへと同時にシフトすることができるように構成されて
いる。従って、CPUがr1のタイミングでこのストロ
ーブ信号を出力すれば、第1バッファのデータがヘッド
ドライバへ出力されると同時に、第3、第2バッファの
データがそれぞれ第2、第1バッファへとシフトされ
る。次に、CPUがr2のタイミングでストローブ信号
を出力すれば、元々第2バッファに格納されていたデー
タでr1のタイミングで第1バッファにシフトされたデ
ータが、ヘッドドライバへ出力される。更に、r3のタ
イミングでCPUがストローブ信号を出力すれば、同様
にして、元々第3バッファに格納されていたデータが、
ヘッドドライバへと出力される。
従って、第1バッファのデータはr1乃至r2の間、即
ちT1の時間だけヘッドドライバに出力され、同様に第
2、第3バッファのデータはT2、T3の時間だけヘッ
ドドライバに出力されることとなる。言い替えれば、T
1、T2、T3の各区間に通電を行う場合には、対応す
る第1、第2、第3の各バッファのデータを1とすれば
良い。
46は通電タイミングt2に先立って第1乃至第3バッ
ファ33、32、31に格納されるデータを示す。第
1、第2、第3の各バッファのデータは、第3図の関係
を満たすべく上術の手順によって区間T1乃至T3から
適当な組み合わせを選択し、CPUによって各通電タイ
ミングに先立ってそれぞれのバッファに格納されてい
る。即ち、1ドット目はT3のみの通電であるので第3
バッファのみ1とし、3ドット目はT1+T3の通電を
行うので第1及び第3バッファのデータが1となってい
る。第1から第3のバッファは一般にラツチ回路やシフ
トレジスタが用いられるが、RAMに内蔵することも可
能で、CPUが順次所定のタイミングにRAMから読み
出して、ヘツドドライバにデータを送出すれば良い。
は前記した如く、基準通電幅制御回路40で決定さ
れる通電パルスの終了である。この基準通電幅制御回路
40は、上述した履歴による駆動方法によつても除々に
上昇するサーマルヘつドの温度を正確に検出して、基準
通電時間を決定し、更に発熱を防止し、印字品質の向上
に役立てるために設置されている。
TWは、通常一行の印字に於いてもサーマルヘツド5の
温度上昇によつて微小に小さくなるが、通電タイミング
ごとに、これを計測することは、CPUの処理能力等の
制約を受け困難である。本発明ではこれを解決するた
め、印刷に先立つて、計測手段34を用いてTWを計測
して記憶させ、一行の印字中はこれを用いて、駆動履歴
に合わせたパルス幅を決定している。又、画面コピー等
の印刷に於いて、印字デユーテイが小さい場合は一画面
の先頭でのみTWを計測することも可能である。
本実施例では、熱履歴を2ドツト列前まで記憶する方法
を記述しているが、3ドツト列、4ドツト列と数を増
し、かつデータの送出回数を4回、5回とすることによ
つて更に効果は著るしい。しかし、印字スピードと、C
PUの処理時間によつて限界があり、通常の文字、n×
mドツトマトリツクスの文字ならばmドツト列以内で充
分その効果を発揮することが可能である。それは、第1
図に示した如く、発熱要素のあるガラスグレーズ部の直
後のベース基材に接して配置されたサーミスタがガラス
グレーズ部の直近の温度をきわめて正確にかつすばやく
検出し、サーマルヘツドの印加エネルギにフイードバツ
クするためである。
熱転写プリンタに於いては、普通紙印字が可能なため、
従来のサーマル紙と違い様々な種類の紙をカバーしなけ
ればならない。特に表面の平滑度によつて印字品質が左
右される。これを解決するため本発明にに於いては、低
速印字モードと高速印字モードの選択が可能となつてい
る。スイツチ39によつて低速印字モードが選択される
と、モータ制御手段35がモータ36を高速時の約2分
1に減速する。これを連動して、基準通電幅制御回路4
0のトランジスタ22がオフし、出力パルス幅は約1.5
倍から2倍程度となる。このように制御することによつ
て米国のオフイス等で一般に用いられているボンド紙の
ような低平滑紙に於いても鮮明な印字が可能となる。
それは、サーマルヘツドの移動速度を減じ、印加エネル
ギを増加させることによつて、紙の繊維にインクが充分
に浸透することができるためである。
この時、転写専用紙と比較して、約2分1程度の印字速
度でかつ印加エネルギが約1.5倍から2倍程度が最も効
果があることが確認できた。又この時の印字濃度も、パ
ルス幅に応じて変化するため、前述の印加エネルギ判定
表の係数をそのまま用いることによつて、印字速度の違
いがあつても同様に履歴制御が可能となる。
本実施例では印加エネルギ判定表は、係数で記憶した
が、TWの数値に対する、T1,T2,T3の数値を時
間で記憶しても良い。
又、計測手段34は、CPU6に内蔵されているタイマ
ーもしくは、ソフト手段によつて実現することも可能で
ある。
〔発明の効果〕
本発明は以下の効果を有している。
本願発明のサーマルプリンタの印字制御装置は、サーマ
ルヘッドに搭載された感熱抵抗素子と、感熱抵抗素子を
包含する抵抗回路網と、抵抗回路網の所定の分圧点の電
位を増幅する増幅回路と、増幅回路の出力電位を基準電
位とし、コンデンサの充放電時間に応じた幅の基準通電
パルスを出力する電圧比較回路とからなる基準通電幅制
御回路を有するので、サーマルヘッドの温度を検出して
これに応じたパルス幅、即ち、サーマルヘッドの温度が
高いほど短いパルス幅の信号を基準通電パルスとして発
生することによって、サーマルヘッドの各発熱要素を平
均した使用状態及び環境温度に適応した基準通電パルス
を自動的に発生することができる。これにより、従来の
履歴制御のみによる印字制御方法の欠点であるサーマル
ヘッドの畜熱の問題を解決することができる。
また、基準通電パルスのパルス幅を複数の発熱要素への
共通の基準通電時間とする給電制御回路を有するので、
上記の基準通電パルスの有する各発熱要素を平均した使
用状態及び環境温度に適したパルス幅を用いて各発熱要
素の共通の基準通電時間とすることによって、個々の発
熱要素が他の発熱要素あるいは環境温度から受ける影響
を反映した基準の通電時間を各発熱要素に共通に設定す
ることができる。
更に、基準通電パルスのパルス幅を計測する計測手段
と、基準通電パルスに同期し、且つ計測手段によって得
られた基準通電パルスのパルス幅に比例した時間幅を有
する区間信号を生成する区間信号生成手段と、複数の発
熱要素のそれぞれの駆動履歴を記憶する記憶手段と、こ
の駆動履歴と印刷データとに基づき、区間信号の内から
それぞれの発熱要素に対応した区間信号の組み合わせを
選択して基準通電時間に於ける通電禁止時間を設定する
印加エネルギ設定手段を有するので、それぞれの発熱要
素の個別の使用状態を示す駆動履歴と、当該発熱要素に
対応する印刷データの有無とに応じて上記の区間信号を
組み合わせることにより、上記の基準通電時間の変化を
勘案せずに基準通電時間に於ける通電禁止時間を区間信
号の組み合わせの数だけきめ細かく、且つ適切に設定す
ることができる。言い替えれば、上記の区間信号の組み
合わせによってそれぞれの発熱要素の個別の通電履歴に
応じた通電禁止時間を設定すば、その通電禁止時間は基
準通電時間に比例しているため、自動的に他の発熱要素
あるいは環境温度から受ける影響を反映したものとする
ことができる。これにより、感熱素子のみを用いた従来
の印字制御方法の欠点である、印字濃度斑の問題を解決
することができる。また、このような最適な印加エネル
ギを供給することにより、電力消費の低減やサーマルヘ
ッドの寿命の大幅な延長が可能となる。
更に、区間信号生成手段は所定量の印刷毎に区間信号の
生成を行うように構成されているので、全ての通電タイ
ミング毎に区間信号を生成する必要がなくなり、当該区
間信号生成手段を比較的低価格の低機能のCPU等によ
り実現することができる。また、所定量の印字に先立っ
て区間信号の生成を行うため、サーマルヘッドの異常な
高温状態を検出した場合には、サーマルヘッドの冷却の
ために休止時間を設けるなどの回復処理を行うことによ
って当該所定量の印字を正常に行うことができる。これ
により、サーマルヘツドの破損を防止できるほか、印字
の信頼性を向上させることができる。
また、電圧比較回路は基準通電パルスのパルス幅を2種
類以上切り換え可能に構成されているので、インクリボ
ンの特性や印刷用紙の種類等に応じて基準通電時間を設
定することができる。
以上のように、本発明はすぐれた特徴,効果を有してい
て、サーマルプリンタにきわめて有用なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のサーマルプリンタの一実施例の構成を
示すブロック図の概図。 第2図は本発明の基準通電幅制御回路の一実施例の回路
図。 第3図は本発明の印加エネルギ判定手段の一実施例を示
す説明図。 第4図は本発明のサーマルプリンタの印字制御装置の動
作を示す説明図。 第5図はサーミスタの抵抗値とサーミスタを有する抵抗
回路網の分圧点と増幅回路の出力の電位の温度特性を示
す特性図。 第6図は電圧比較部の入力信号と出力波形を示す説明
図。 第7図は本発明による印字制御装置の特性を示す特性
図。 第8図は本発明に用いるサーマルヘツドの構成を示す略
図。 第9図はサーマルヘツドに接触配置されたサーミスタの
温度検出特性の説明図。 1……抵抗回路網 2……増幅回路 4……給電制御回路 9……電圧比較回路 10……コンデンサ 5……サーマルヘツド 6……CPU 7……サーミスタ 44……記憶手段 38……印加エネルギ判定表

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の発熱要素を有し、感熱紙又は転写フ
    ィルムを介して普通紙に対し相対的に移動しながら印刷
    を行うサーマルヘッドを用いたサーマルプリンタに於い
    て、 a 前記サーマルヘッドに搭載された感熱抵抗素子と、 b 該感熱抵抗素子を包含する抵抗回路網と、 c 該抵抗回路網の所定の分圧点の電位を増幅する増幅
    回路と、 d 該増幅回路の出力電位を基準電位とし、コンデンサ
    の充放電時間に応じた幅の基準通電パルスを出力する電
    圧比較回路と、 からなる基準通電幅制御回路と、 e 前記基準通電パルスのパルス幅を前記複数の発熱要
    素への共通の基準通電時間とする給電制御回路と、 f 前記基準通電パルスのパルス幅を計測する計測手段
    と、 g 前記基準通電パルスに同期し、且つ前記計測手段に
    よって得られた前記基準通電パルスのパルス幅に比例し
    た時間幅を有する区間信号を生成する区間信号生成手段
    と、 h 前記複数の発熱要素のそれぞれの駆動履歴を記憶す
    る記憶手段と、 i 前記駆動履歴と印刷データとに基づき、前記区間信
    号の内からそれぞの発熱要素に対応した区間信号の組み
    合わせを選択して前記基準通電時間に於ける通電禁止時
    間を設定する印加エネルギ設定手段と、 を有することを特徴とするサーマルプリンタの印字制御
    装置。
  2. 【請求項2】前記区間信号生成手段は、所定量の印刷毎
    に前記区間信号の生成を行う如く構成されてなることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載のサーマルプリン
    タの印字制御装置。
  3. 【請求項3】前記電圧比較回路は前記基準通電パルスの
    パルス幅を2種類以上切り換え可能に構成されてなるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項又は第2項記載の
    サーマルプリンタの印字制御装置。
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JPS58222664A (ja) * 1982-06-18 1983-12-24 Ricoh Co Ltd 記録ヘツドの駆動制御方式

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