JPH063089B2 - クロゼットドア用の蝶番 - Google Patents
クロゼットドア用の蝶番Info
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- JPH063089B2 JPH063089B2 JP61111510A JP11151086A JPH063089B2 JP H063089 B2 JPH063089 B2 JP H063089B2 JP 61111510 A JP61111510 A JP 61111510A JP 11151086 A JP11151086 A JP 11151086A JP H063089 B2 JPH063089 B2 JP H063089B2
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Landscapes
- Hinge Accessories (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、扉を閉めた状態に保持するだけでなく、設
定された開き角度以上に開かれるのを確実に防止するこ
とができる蝶番に関する。
定された開き角度以上に開かれるのを確実に防止するこ
とができる蝶番に関する。
従来の技術 従来のこの種蝶番としては、例えば、実公昭48−30
524号公報に開示されたものが知られている。この蝶
番は、2枚の取付片の一側に形成された巻付部を1本の
軸によって枢着し、一方の取付片の両端部を巻回して形
成した筒状部内にボールを収容して該ボールをスプリン
グで軸方向に圧迫し、スプリングの根部を筒状部内に螺
合した係止体で受け止め、他方の取付片の巻付部におけ
るボールの接触する位置の適所に窪穴を穿設したことを
特徴とするものである。
524号公報に開示されたものが知られている。この蝶
番は、2枚の取付片の一側に形成された巻付部を1本の
軸によって枢着し、一方の取付片の両端部を巻回して形
成した筒状部内にボールを収容して該ボールをスプリン
グで軸方向に圧迫し、スプリングの根部を筒状部内に螺
合した係止体で受け止め、他方の取付片の巻付部におけ
るボールの接触する位置の適所に窪穴を穿設したことを
特徴とするものである。
発明が解決しようとする問題点 従来のように、一方の取付片の両端部にそれぞれ筒状部
を形成し、この筒状部内に収納されたボールをスプリン
グによって軸方向に圧迫し、他方の取付片の巻付部に穿
設した窪穴に嵌入させて2個の取付片の間の揺動を一時
停止する場合には、筒状部が形成される取付片の加工に
手数と費用がかかるだけでなく、他方の取付片の両端巻
付部に形成する窪穴の間隔を前記ボールの間隔と一致さ
せなければならないから、窪穴の加工に対して高い寸法
精度が要求される。
を形成し、この筒状部内に収納されたボールをスプリン
グによって軸方向に圧迫し、他方の取付片の巻付部に穿
設した窪穴に嵌入させて2個の取付片の間の揺動を一時
停止する場合には、筒状部が形成される取付片の加工に
手数と費用がかかるだけでなく、他方の取付片の両端巻
付部に形成する窪穴の間隔を前記ボールの間隔と一致さ
せなければならないから、窪穴の加工に対して高い寸法
精度が要求される。
また、一方の取付片の各筒状部には、係止片と螺合する
ねじを刻設しなければならないが、このねじの刻設は、
巻回により形成された筒状部の真円度が必ずしも十分で
ないため、加工に対して熟練者を必要とする。その上、
ボールと窪穴との係止を確実にするため、窪穴が巻付部
を貫通して設けられた場合には、巻付部に枢着された軸
の窪穴の下に位置する場所に窪溝を形成しなければなら
ないから、軸の太さが制約されるだけでなく、加工に余
分の手数と費用とを要する。
ねじを刻設しなければならないが、このねじの刻設は、
巻回により形成された筒状部の真円度が必ずしも十分で
ないため、加工に対して熟練者を必要とする。その上、
ボールと窪穴との係止を確実にするため、窪穴が巻付部
を貫通して設けられた場合には、巻付部に枢着された軸
の窪穴の下に位置する場所に窪溝を形成しなければなら
ないから、軸の太さが制約されるだけでなく、加工に余
分の手数と費用とを要する。
問題点を解決するための手段 この発明は、前記問題点を解決するべくなされたもの
で、長さ方向の両側に側端枢着部を有する一方側蝶番
取付片と、長さ方向の中央部に中央枢着部を有すると
ともに、この中央枢着部の中間でこれを二分する切断部
を有する他方側蝶番取付片と、前記一方側と他方側の
蝶番取付片を、その枢着部を介して連結する枢支軸と、
この枢支軸が挿通される挿通軸穴、この挿通軸穴と同
心円の円周面を形成する基準面部、この基準面部より大
径である大径部、及び前記基準面部から滑らかに突出す
る第1と第2の係止突部とから成り、前記大径部と第2
係止突部の間の切欠き段部によって前記他方側蝶番取付
片に嵌合されるカム部材と、このカム部材に対向した
位置において、前記枢支軸に直交して前記一方側蝶番取
付片上に設けられ、前記枢支軸と平行な向きの切欠き穴
を有する押圧力発生部と、この切欠き穴に収納され、
内周面にねじ溝を有する板状ナットと、この板状ナッ
トのねじ溝に螺合している調整ねじと、前記押圧力発
生部内において、前記カム部材に対向して配置されるボ
ール部材と、このボール部材と前記調整ねじの間に収
納され、前記調整ねじの回転によって、前記ボール部材
によるカム部材への押圧力が可変されるバネ部材とを備
えるクロゼットドア用の蝶番であって、前記第1係止
突部は、前記二つの蝶番取付片の開き角度が略180度
の状態で前記ボール部材を係止する立ち上がり部と、凸
面を形成する頂上部と、この頂上部から前記基準面部に
向かって滑らかに立ち下がり部とを備え、前記第2係
止突部は、前記二つの蝶番取付片の開き角度が略30度
の状態で前記ボール部材を係止する立ち上がり部と、平
面を形成する頂上部と、前記切欠き段部を兼ねる立ち下
がり部とを備えている。
で、長さ方向の両側に側端枢着部を有する一方側蝶番
取付片と、長さ方向の中央部に中央枢着部を有すると
ともに、この中央枢着部の中間でこれを二分する切断部
を有する他方側蝶番取付片と、前記一方側と他方側の
蝶番取付片を、その枢着部を介して連結する枢支軸と、
この枢支軸が挿通される挿通軸穴、この挿通軸穴と同
心円の円周面を形成する基準面部、この基準面部より大
径である大径部、及び前記基準面部から滑らかに突出す
る第1と第2の係止突部とから成り、前記大径部と第2
係止突部の間の切欠き段部によって前記他方側蝶番取付
片に嵌合されるカム部材と、このカム部材に対向した
位置において、前記枢支軸に直交して前記一方側蝶番取
付片上に設けられ、前記枢支軸と平行な向きの切欠き穴
を有する押圧力発生部と、この切欠き穴に収納され、
内周面にねじ溝を有する板状ナットと、この板状ナッ
トのねじ溝に螺合している調整ねじと、前記押圧力発
生部内において、前記カム部材に対向して配置されるボ
ール部材と、このボール部材と前記調整ねじの間に収
納され、前記調整ねじの回転によって、前記ボール部材
によるカム部材への押圧力が可変されるバネ部材とを備
えるクロゼットドア用の蝶番であって、前記第1係止
突部は、前記二つの蝶番取付片の開き角度が略180度
の状態で前記ボール部材を係止する立ち上がり部と、凸
面を形成する頂上部と、この頂上部から前記基準面部に
向かって滑らかに立ち下がり部とを備え、前記第2係
止突部は、前記二つの蝶番取付片の開き角度が略30度
の状態で前記ボール部材を係止する立ち上がり部と、平
面を形成する頂上部と、前記切欠き段部を兼ねる立ち下
がり部とを備えている。
作用 本願発明は、上記した特徴ある形状のカム部材を備えて
いるので、クロゼットドアを閉じた状態(蝶番取付片の
開き角度が略180度)において適宜な力を加えると、
適当な抵抗の後にドアが開き始めることになる。そし
て、一旦ドアが開き始めると、ボール部材はカム部材の
基準面部を滑るので円滑にドア開放動作が持続され、ク
ロゼットドアがほぼ開いた状態(蝶番取付片の開き角度
が略30度)において、ドア開放動作が終わることにな
る。
いるので、クロゼットドアを閉じた状態(蝶番取付片の
開き角度が略180度)において適宜な力を加えると、
適当な抵抗の後にドアが開き始めることになる。そし
て、一旦ドアが開き始めると、ボール部材はカム部材の
基準面部を滑るので円滑にドア開放動作が持続され、ク
ロゼットドアがほぼ開いた状態(蝶番取付片の開き角度
が略30度)において、ドア開放動作が終わることにな
る。
実施例 第1図ないし第5図において、一方の蝶番取付片1は、
その長さ方向の両側に巻回によって側端枢着部2、2が
形成されている。これに対し、他方の蝶番取付片3に
は、前記一方の蝶番取付片1を180度の開き角度(以
下、2つの蝶番取付片の開き角度を、角度と略すること
がある)をなす位置で停止するストッパー3a、3a
が、長さ方向の両端部に上方への折り曲げによって形成
されており、長さ方向の中間部には、前記側端枢着部
2、2の間に嵌合する中央枢着部4が巻回により形成さ
れている。中央枢着部4は、中間部にこれを二分する形
で切断部5が設けられている。各枢着部2、4は、立上
り折れ曲げ部の基部に裏面側からプレスにより押し出さ
れた三角形状の補強リブ6、7が形成されている。
その長さ方向の両側に巻回によって側端枢着部2、2が
形成されている。これに対し、他方の蝶番取付片3に
は、前記一方の蝶番取付片1を180度の開き角度(以
下、2つの蝶番取付片の開き角度を、角度と略すること
がある)をなす位置で停止するストッパー3a、3a
が、長さ方向の両端部に上方への折り曲げによって形成
されており、長さ方向の中間部には、前記側端枢着部
2、2の間に嵌合する中央枢着部4が巻回により形成さ
れている。中央枢着部4は、中間部にこれを二分する形
で切断部5が設けられている。各枢着部2、4は、立上
り折れ曲げ部の基部に裏面側からプレスにより押し出さ
れた三角形状の補強リブ6、7が形成されている。
8は、中央枢着部4の切断部5に挿入されたカム部材
で、該カム部材8は、第8図に示すような形状をしてお
り、点線で示す基準カム面8Aから突出する2個の係止
突部8a,8bを備えている。係止突部8aの下側は、
これに係止される後述のボール20と同じ半径の円弧カ
ム面になっており、上側のカム面は、下側の円弧カム面
より緩やかな曲線によって形成され、係止突部8a,8
bの間は、カム部材8の中心Oを中心とした円弧で連結
されている。カム部材8は、中心部に側端枢着部2、2
と中央枢着部4の中空穴9、10に挿入される枢支軸1
1用の挿通軸穴12が設けられ、係止突部8bの下側に
中央枢着部4の切断部5に嵌合する切欠部8cが形成さ
れている。
で、該カム部材8は、第8図に示すような形状をしてお
り、点線で示す基準カム面8Aから突出する2個の係止
突部8a,8bを備えている。係止突部8aの下側は、
これに係止される後述のボール20と同じ半径の円弧カ
ム面になっており、上側のカム面は、下側の円弧カム面
より緩やかな曲線によって形成され、係止突部8a,8
bの間は、カム部材8の中心Oを中心とした円弧で連結
されている。カム部材8は、中心部に側端枢着部2、2
と中央枢着部4の中空穴9、10に挿入される枢支軸1
1用の挿通軸穴12が設けられ、係止突部8bの下側に
中央枢着部4の切断部5に嵌合する切欠部8cが形成さ
れている。
この実施例では、係止突部8aは、2個の蝶番取付片
1、3が180度の角度をなす位置でボール20を係止
するよう突出され、係止突部8bは、2個の蝶番取付片
1、3が30度の角度をなす位置(第3図参照)でボー
ル20を係止するように突出されているが、これらの突
出位置は、蝶番の用途に合せて種々変更することができ
る。第9図は、第8図に示すカム部材8の中心Oから各
中心角に対応するカム曲面までの距離(カムの半径)r
を、中心角を横軸にしてプロットしたカム線図である。
1、3が180度の角度をなす位置でボール20を係止
するよう突出され、係止突部8bは、2個の蝶番取付片
1、3が30度の角度をなす位置(第3図参照)でボー
ル20を係止するように突出されているが、これらの突
出位置は、蝶番の用途に合せて種々変更することができ
る。第9図は、第8図に示すカム部材8の中心Oから各
中心角に対応するカム曲面までの距離(カムの半径)r
を、中心角を横軸にしてプロットしたカム線図である。
第8図、第9図では、2つの蝶番取付片の開き角度が1
80度(図面では0°と表示)である状態を基準にし
て、カム部材8とボール20の関係を示している。な
お、蝶番取付片の開き角度が180度(図面では0°)
の状態では、カム部材の挿通軸穴12とボール20の中
心を結ぶ中心接続線は、蝶番取付片1側のドア面とθの
角度で交わっている(第8図参照)。
80度(図面では0°と表示)である状態を基準にし
て、カム部材8とボール20の関係を示している。な
お、蝶番取付片の開き角度が180度(図面では0°)
の状態では、カム部材の挿通軸穴12とボール20の中
心を結ぶ中心接続線は、蝶番取付片1側のドア面とθの
角度で交わっている(第8図参照)。
この状態から、蝶番取付片の開き角度を閉じてゆくと、
ボール20はカム部材8の周面を移動してゆき(30
°,60°,90°……と表示された位置)、150°
と表示された位置にまで移動する。
ボール20はカム部材8の周面を移動してゆき(30
°,60°,90°……と表示された位置)、150°
と表示された位置にまで移動する。
蝶番取付片1側のドア面は、中心接続線とθの角度で交
わっているので、ボール20が150°と表示された位
置にまで移動した状態では、蝶番取付片の開き角度は、
30度となる。
わっているので、ボール20が150°と表示された位
置にまで移動した状態では、蝶番取付片の開き角度は、
30度となる。
一方の蝶番取付片1の上面には、カム部材8と対向して
第6図に示すようなばね収納部材13がスポット溶接そ
の他の手段により固着されている。ばね収納部材13
は、上端部が半円形の逆U字形の突条をしており、下端
部の両側には、外側への折り曲げフランジ部13a、1
3aが形成されている。14は各フランジ部13a、1
3aに形成された下向きのプレス突起で、ばね収納部材
13の固着は、このプレス突起14、14を一方の蝶番
取付片1の対応する位置に設けた穴15、15に挿入し
て位置決めした後、スポット溶接S、Sにより行なわれ
る。ばね収納部材13は、カム部材8と対向する側の上
面に切欠き16が形成され、この切欠き16の両側の肉
厚部13b、13bは、蝶番取付片1、3を枢支軸11
によって結合する前にボール20が突条内先端部から飛
び出さないようにするため、若干内側に折り曲げられて
いる。さらに、逆U字形の突条部は、カム部材8から離
れた後端部に、ばね収納部材13の長さ方向と直角をな
す方向に一定幅の切欠き17が設けられ、この切欠き1
7の部分には、前記突条と同じ断面形状を有し、下端面
に突部18aを備えた板状ナット18が、突部18aと
対応する一方の蝶番取付片1に設けられた同形状の開口
19に突部18aを嵌合して装着されている。
第6図に示すようなばね収納部材13がスポット溶接そ
の他の手段により固着されている。ばね収納部材13
は、上端部が半円形の逆U字形の突条をしており、下端
部の両側には、外側への折り曲げフランジ部13a、1
3aが形成されている。14は各フランジ部13a、1
3aに形成された下向きのプレス突起で、ばね収納部材
13の固着は、このプレス突起14、14を一方の蝶番
取付片1の対応する位置に設けた穴15、15に挿入し
て位置決めした後、スポット溶接S、Sにより行なわれ
る。ばね収納部材13は、カム部材8と対向する側の上
面に切欠き16が形成され、この切欠き16の両側の肉
厚部13b、13bは、蝶番取付片1、3を枢支軸11
によって結合する前にボール20が突条内先端部から飛
び出さないようにするため、若干内側に折り曲げられて
いる。さらに、逆U字形の突条部は、カム部材8から離
れた後端部に、ばね収納部材13の長さ方向と直角をな
す方向に一定幅の切欠き17が設けられ、この切欠き1
7の部分には、前記突条と同じ断面形状を有し、下端面
に突部18aを備えた板状ナット18が、突部18aと
対応する一方の蝶番取付片1に設けられた同形状の開口
19に突部18aを嵌合して装着されている。
ばね収納部材13の突条内には、カム部材8と対向する
先端側から順にボール20、ばね21、および調整ねじ
22が収納されている。調整ねじ22は、板状ナット1
8に刻設されためねじ18bと螺合され、回転によって
進退されるときにばね21の圧縮度合を変化し、カム部
材8とボール20との間の押圧力を調整する。
先端側から順にボール20、ばね21、および調整ねじ
22が収納されている。調整ねじ22は、板状ナット1
8に刻設されためねじ18bと螺合され、回転によって
進退されるときにばね21の圧縮度合を変化し、カム部
材8とボール20との間の押圧力を調整する。
ばね収納部材13が固着されている一方の蝶番取付片1
には、フランジ部13a、13aの外側にそれぞれ複数
個の取付穴23が設けられており、他方の蝶番取付片3
には、取付穴23と対称をなす位置に取付穴24が設け
られている。
には、フランジ部13a、13aの外側にそれぞれ複数
個の取付穴23が設けられており、他方の蝶番取付片3
には、取付穴23と対称をなす位置に取付穴24が設け
られている。
この実施例のものは以上のように構成されているので、
第10図、第11図に示すようなクロゼットドアの内面
の上下に取付けると、ドアを閉めた場合(第11図の
I)、蝶番は第3図の実線で示すようになり、ばね21
に押圧されたボール20は、カム部材8の一方の係止突
部8aの係止されるから(第8図)、ドアは閉めた状態
に確実に保持される。ドアを開ける方向に力を加える
と、係止突部8aによって係止されていたボール20
は、カム部材8の円弧カム面によりばね21の付勢力に
抗してばね収納部材13の後方に移動されるから、係止
突部8aを乗り越えたボール20は、次の係止突部8b
によって係止される位置(第3図二点鎖線、第8図参
照)までドアの開きを許す。
第10図、第11図に示すようなクロゼットドアの内面
の上下に取付けると、ドアを閉めた場合(第11図の
I)、蝶番は第3図の実線で示すようになり、ばね21
に押圧されたボール20は、カム部材8の一方の係止突
部8aの係止されるから(第8図)、ドアは閉めた状態
に確実に保持される。ドアを開ける方向に力を加える
と、係止突部8aによって係止されていたボール20
は、カム部材8の円弧カム面によりばね21の付勢力に
抗してばね収納部材13の後方に移動されるから、係止
突部8aを乗り越えたボール20は、次の係止突部8b
によって係止される位置(第3図二点鎖線、第8図参
照)までドアの開きを許す。
この場合、クロゼットドアは、第11図のIIに示すよう
に30度の角度をなして係止され、上レールRに吊り下
げられた上吊り車W、Wの間隔lを適当な値に保つか
ら、ドアが二点鎖線のIIIで示すように折りたたまれた
場合に比べて、矢印PまたはP′方向への移動を安定し
た状態で行なうことができる。また、開かれた状態にあ
るドアIIを矢印QまたはQ′方向に引張ると、両方の係
止突部8a,8b間は円弧によって連結され、一方の係
止突部8aの上側カム面は下側カム面より緩やかに形成
されているから、開かれていたドアIIは、容易にドアI
のように閉じられる。
に30度の角度をなして係止され、上レールRに吊り下
げられた上吊り車W、Wの間隔lを適当な値に保つか
ら、ドアが二点鎖線のIIIで示すように折りたたまれた
場合に比べて、矢印PまたはP′方向への移動を安定し
た状態で行なうことができる。また、開かれた状態にあ
るドアIIを矢印QまたはQ′方向に引張ると、両方の係
止突部8a,8b間は円弧によって連結され、一方の係
止突部8aの上側カム面は下側カム面より緩やかに形成
されているから、開かれていたドアIIは、容易にドアI
のように閉じられる。
しかもこの蝶番では、ばね収納部材13は、蝶番取付片
1と別個に形成され、蝶番取付片の両端部に筒状部を形
成する必要がないから、手数と費用をかけずにばね収納
部材13内に収納されたボール20を、他方の蝶番取付
片3に装着されたカム部材8に対して容易に位置合せす
ることができる。また、カム部材8を取替えるだけで、
ドアの係止される位置を自由に変更することができる。
その上、調整ねじ22と螺合するめねじ18bの刻設
は、中空巻付部の内面でなく板状ナット18に設ければ
よいから、めねじ18bの刻設には熟練者を必要としな
い。
1と別個に形成され、蝶番取付片の両端部に筒状部を形
成する必要がないから、手数と費用をかけずにばね収納
部材13内に収納されたボール20を、他方の蝶番取付
片3に装着されたカム部材8に対して容易に位置合せす
ることができる。また、カム部材8を取替えるだけで、
ドアの係止される位置を自由に変更することができる。
その上、調整ねじ22と螺合するめねじ18bの刻設
は、中空巻付部の内面でなく板状ナット18に設ければ
よいから、めねじ18bの刻設には熟練者を必要としな
い。
第12図は蝶番に用いられるカム部材の他の実施例を示
すもので、前記実施例において円弧であった両係止突部
8a,8b間のカム曲面を、ドアを閉じた状態に保持す
る係止突部8aからドアを設定された開き角度に係止す
る係止突部8bの方向に、カムの半径rが少しずつ小さ
くなる曲線によって形成した場合である。
すもので、前記実施例において円弧であった両係止突部
8a,8b間のカム曲面を、ドアを閉じた状態に保持す
る係止突部8aからドアを設定された開き角度に係止す
る係止突部8bの方向に、カムの半径rが少しずつ小さ
くなる曲線によって形成した場合である。
カム曲面をこのように形成した場合、前記実施例効果に
加えて両係止突部8a,8b間のドアの開きをより円滑
に行なうことができる。
加えて両係止突部8a,8b間のドアの開きをより円滑
に行なうことができる。
また、この構成の蝶番は、クロゼットドアだけでなくそ
の他の各種ドアにも用いることができる。
の他の各種ドアにも用いることができる。
発明の効果 この発明は、第1係止突部と第2係止突部を有するカム
部材を備えているので、クロゼットドアを閉じた状態
(蝶番取付片の開き角度が略180度)から適宜な力を
加えるとドアが開き始め、クロゼットドアがほぼ開いた
状態(蝶番取付片の開き角度が略30度)において、ド
ア開放動作が終わることになる。つまり、ドアとドアが
衝突することがなく、快適な開閉動作を保証する。
部材を備えているので、クロゼットドアを閉じた状態
(蝶番取付片の開き角度が略180度)から適宜な力を
加えるとドアが開き始め、クロゼットドアがほぼ開いた
状態(蝶番取付片の開き角度が略30度)において、ド
ア開放動作が終わることになる。つまり、ドアとドアが
衝突することがなく、快適な開閉動作を保証する。
また、この発明は、圧力発生部の切欠き穴に収納され内
周面にねじ溝を有する板状ナットや、この板状ナットの
ねじ溝に螺合している調整ねじを備えているので、圧力
発生部内でねじ溝を切るという必要もなくなり便利であ
る。
周面にねじ溝を有する板状ナットや、この板状ナットの
ねじ溝に螺合している調整ねじを備えているので、圧力
発生部内でねじ溝を切るという必要もなくなり便利であ
る。
第1図はこの発明の一実施例の斜視図、第2図は平面
図、第3図は正面図、第4図(a)は1つの蝶番取付片の
平面図、第4図(b)は同正面図、第5図(a)は別の蝶番取
付片の平面図、第5図(b)は同正面図、第6図はばね収
納部材で、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は同左側面
図、(d)は同右側面図、第7図は板状ナットの正面図、
第8図はカム部材の拡大正面図、第9図は同カム曲線の
展開図、第10図はクロゼットドアの正面図、第11図
は同ドアの開閉状態を示す作動説明図、第12図はカム
部材の他の実施例を示す拡大正面図、第13図は同カム
曲線の展開図である。 1…一方の蝶番取付片、2…側端枢着部、3…他方の蝶
番取付片、4…中央枢着部、5…切断部、8…カム部
材、8A…基準カム面、8a、8b…係止突部、11…
枢支軸、13…ばね収納部材、17……切欠き、18…
板状ナット、20…ボール、21…ばね、22…調整ね
じ
図、第3図は正面図、第4図(a)は1つの蝶番取付片の
平面図、第4図(b)は同正面図、第5図(a)は別の蝶番取
付片の平面図、第5図(b)は同正面図、第6図はばね収
納部材で、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は同左側面
図、(d)は同右側面図、第7図は板状ナットの正面図、
第8図はカム部材の拡大正面図、第9図は同カム曲線の
展開図、第10図はクロゼットドアの正面図、第11図
は同ドアの開閉状態を示す作動説明図、第12図はカム
部材の他の実施例を示す拡大正面図、第13図は同カム
曲線の展開図である。 1…一方の蝶番取付片、2…側端枢着部、3…他方の蝶
番取付片、4…中央枢着部、5…切断部、8…カム部
材、8A…基準カム面、8a、8b…係止突部、11…
枢支軸、13…ばね収納部材、17……切欠き、18…
板状ナット、20…ボール、21…ばね、22…調整ね
じ
Claims (1)
- 【請求項1】長さ方向の両側に側端枢着部(2)を有する
一方側蝶番取付片(1)と、 長さ方向の中央部に中央枢着部(4)を有するとともに、
この中央枢着部の中間でこれを二分する切断部(5)を有
する他方側蝶番取付片(3)と、 前記一方側と他方側の蝶番取付片(1,3)を、その枢着部
(2,4)を介して連結する枢支軸(11)と、 この枢支軸が挿通される挿通軸穴(12)、この挿通軸穴と
同心円の円周面を形成する基準面部、この基準面部より
大径である大径部、及び前記基準面部から滑らかに突出
する第1と第2の係止突部(8a,8b)とから成り、前記大
径部と第2係止突部の間の切欠き段部(8c)によって前記
他方側蝶番取付片(3)に嵌合されるカム部材(8)と、 このカム部材に対向した位置において、前記枢支軸に直
交して前記一方側蝶番取付片(1)上に設けられ、前記枢
支軸と平行な向きの切欠き穴(17)を有する押圧力発生部
(13)と、 この切欠き穴(17)に収納され、内周面にねじ溝(18b)を
有する板状ナット(18)と、 この板状ナットのねじ溝に螺合している調整ねじ(22)
と、 前記押圧力発生部(13)内において、前記カム部材に対向
して配置されるボール部材(20)と、 このボール部材と前記調整ねじの間に収納され、前記調
整ねじの回転によって、前記ボール部材によるカム部材
への押圧力が可変されるバネ部材(21)とを備えるクロゼ
ットドア用の蝶番であって、 前記第1係止突部(8a)は、前記二つの蝶番取付片の開き
角度が略180度の状態で前記ボール部材を係止する立
ち上がり部と、凸面を形成する頂上部と、この頂上部か
ら前記基準面部に向かって滑らかに連なる立ち下がり部
とを備え、 前記第2係止突部(8b)は、前記二つの蝶番取付片の開き
角度が略30度の状態で前記ボール部材を係止する立ち
上がり部と、平面を形成する頂上部と、前記切欠き段部
を兼ねる立ち下がり部とを備えていることを特徴とする
クロゼットドア用の蝶番。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61111510A JPH063089B2 (ja) | 1986-05-14 | 1986-05-14 | クロゼットドア用の蝶番 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61111510A JPH063089B2 (ja) | 1986-05-14 | 1986-05-14 | クロゼットドア用の蝶番 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62268483A JPS62268483A (ja) | 1987-11-21 |
| JPH063089B2 true JPH063089B2 (ja) | 1994-01-12 |
Family
ID=14563134
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61111510A Expired - Lifetime JPH063089B2 (ja) | 1986-05-14 | 1986-05-14 | クロゼットドア用の蝶番 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH063089B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2010064529A1 (ja) * | 2008-12-05 | 2010-06-10 | 株式会社ティムス | 車両用ドアヒンジ装置 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE10321043B3 (de) * | 2003-05-10 | 2004-05-06 | Edscha Ag | Montagehilfe und Verfahren für das reproduzierbare Positionieren eines Scharniers |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5635504U (ja) * | 1979-08-29 | 1981-04-06 | ||
| JPS5732474U (ja) * | 1980-08-01 | 1982-02-20 |
-
1986
- 1986-05-14 JP JP61111510A patent/JPH063089B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2010064529A1 (ja) * | 2008-12-05 | 2010-06-10 | 株式会社ティムス | 車両用ドアヒンジ装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62268483A (ja) | 1987-11-21 |
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