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JPH0631383B2 - アルカリ土類金属ハイドロカービルフェネート類、それらの硫化誘導体、それらの製造及びそれらの使用 - Google Patents
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JPH0631383B2 - アルカリ土類金属ハイドロカービルフェネート類、それらの硫化誘導体、それらの製造及びそれらの使用 - Google Patents

アルカリ土類金属ハイドロカービルフェネート類、それらの硫化誘導体、それらの製造及びそれらの使用

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JPH0631383B2
JPH0631383B2 JP62507102A JP50710287A JPH0631383B2 JP H0631383 B2 JPH0631383 B2 JP H0631383B2 JP 62507102 A JP62507102 A JP 62507102A JP 50710287 A JP50710287 A JP 50710287A JP H0631383 B2 JPH0631383 B2 JP H0631383B2
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concentrate
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    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10MLUBRICATING COMPOSITIONS; USE OF CHEMICAL SUBSTANCES EITHER ALONE OR AS LUBRICATING INGREDIENTS IN A LUBRICATING COMPOSITION
    • C10M159/00Lubricating compositions characterised by the additive being of unknown or incompletely defined constitution
    • C10M159/12Reaction products
    • C10M159/20Reaction mixtures having an excess of neutralising base, e.g. so-called overbasic or highly basic products
    • C10M159/22Reaction mixtures having an excess of neutralising base, e.g. so-called overbasic or highly basic products containing phenol radicals

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  • Compounds Of Alkaline-Earth Elements, Aluminum Or Rare-Earth Metals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、一般的にアルカリ土類金属ハイドロカルビル
フェネート類(alkaline earth metal hydrocarbyl phen
ates)及びそれらの硫化誘導体、それらの製造及び潤滑
油添加剤としてのそれらの使用に関する。特に本発明
は、高い総塩基数(total base number,TBNと許容し
うる粘度とを併せ持った、アルカリ土類金属ハイドロカ
ルビルフェネート類及びそれらの硫化誘導体を含む添加
剤濃縮物、それらの製造及びそれらの潤滑油添加剤とし
ての使用に関する。
内燃エンジンに於ては、燃焼室から出る副産物がピスト
ンで吹きとばされ、潤滑油と混ざることが多い。これら
の副産物の多くは、潤滑油内で酸性物質を形成する。こ
れは特にディーゼルエンジンを低品質の高硫黄含有燃料
で作動した場合に顕著であり、燃焼によって腐食性の酸
類が生産される。その結果潤滑油中に混入する酸類とし
ては硫黄の酸化により生産される硫黄酸類、燃料中のハ
ロゲン鉛補促剤由来のハロゲン化水素酸類、及び燃焼室
内の空気中窒素の酸化により生じる窒素酸類を挙げるこ
とができる。これらの酸類はスラッジの沈澱やベアリン
グ類やエンジン部品の腐食を引きおこしエンジンの急速
な摩損や早期の故障につながる。
酸性物質を中和したり潤滑油中のスラツジを消散させる
のに通常用いられる化合物の一種として金属アルキルフ
ェネート類及び硫化金属アルキルフェネート類があり、
ここで、金属はカルシウム、マグネシウム若しくはバリ
ウムの如きアルカリ土類金属である。“通常の”及び
“過塩基の”アルカリ土類アルキルフェネート類の両者
ともに用いられて来た。“過塩基(overbased)”の語は
フェノール部の価数に対してアルカリ土類金属部の価数
(number of equivalents)の割合が1より大きいアルカ
リ土類金属アルキルフェネート類を記述するのに用いら
れ、通例1.2よりも大きく、4.5かそれよりも大となるこ
ともある。対照的に、フェノール部の価数に対してアル
カリ土類金属部の割合は、“通常の”アルカリ土類金属
アルキルフェネート類では1である。従って、“過塩
基”物質は、対応する“通常の”物質中に存在するアル
カリ土類金属の20%を越える量を余剰に含有する。こ
のために“過塩基”アルカリ土類金属アルキルフェネー
ト類は、対応する“通常の”アルカリ土類金属アルキル
フェネート類よりも段然酸性物質を中和する能力が高
い。
従来の技術は、“通常の”及び“過塩基の”金属アルキ
ルフェネートの両者の製造方法を多数教示している。そ
の様は“過塩基”アルキルフェネートの製造方法の1つ
は、通常、アルキルフェノール、硫黄の存在下若しくは
非存在下で、潤滑油、ヒドロキシル化合物及び過量のア
ルカリ土類金属水酸化物(アルキルフェノールを中和す
るのに必要な化学量論比を上まわる)を反応させて中間
生成物を形成し、続いて炭酸化し、ヘデイング蒸留し
(未反応のヒドロキシル化合物を除去するため)、濾過
することを含む“単回石灰添加(single lime additio
n)”法に関する。中間生成物の製造は粘度の著しい増加
を伴うが、一方引き続く炭酸化により、粘度は比較的低
い水準に減少する。中間生成物の製造に伴う粘度の増加
は、反応混合物を攪拌することが難しくなり引き続く反
応に有害となるので望ましくない。一方、この粘度の増
加は、該反応中にアルカリ土類金属水酸化物をより少量
で混入することにより、許容しうるレベルに調節するこ
ともできるが、該過塩基アルキルフェネート生成物は必
然的に中和する能力が減じられている。高い中和能力を
有する生成物に達し、かつ同時に中間生成物の粘度を許
容しうる限界内に調節するため、該アルカリ土類金属水
酸化物を2つ(通常2回石灰添加法,double lime addi
tion processと呼ばれる)、若しくは3つの隔たった反
応段階で加え、引き続き炭酸化段階とすることもでき
る。しかし、この方法は比較的長いバッチ時間を伴う。
他の選択できる方法は、トリデカノール、2−エチルヘ
キサノール、若しくは類似の沸点範囲のヒドロキシル溶
媒の如き粘度低下剤を中間生成物の製造の際に使用する
ことであるが、このような解決策は該方法の原材料コス
トを上昇させる。最も高い総塩基数(the highest total
base number,TBN,mg KOH/gで表示)は許容
しうる粘度と一致し、通常従来技術の方法により達成さ
れるのは約300であるが、通常の従来技術のTBNは
200から300の範囲である。アルカリ土類金属アル
キルフェネート類若しくはその硫化誘導体を含み、高い
TBN、つまりTBNが300より大きく、好ましくは
350より大きいTBNを有する添加剤濃縮物を製造す
ることは明らかに望ましい目的である。さらに高い濃度
のアルカリ土類金属塩基を用いると高粘稠生成物とな
り、引き続き過剰の二酸化炭素を用いた炭酸化を試みて
も“希釈”されるよりは、不溶となってしまうので、今
日までこの様に高いTBNを有する生成物を得ることは
不可能とされてきた。本発明者は本目的を達成し、それ
により、300を越え、350を越える場合もあるTB
Nを有し、一方許容しうる粘度、つまり100℃におい
て、1,000cStより小い粘度を有し、かつ反応混合物中に
混合されても不溶とならず、少なくとも10炭素原子を
分子中に有する所定量のカルボン酸類、若しくは酸誘導
体類を有する生成物を得た。
カルボン酸類をアルカリ土類金属アルキルフェネート及
びそれらの硫化誘導体の製造に用いること、若しくは潤
滑油組成物中でそれらと結合して用いることは新規では
なく、例えば US−A−3372116;GB−A−1440261;US−A−40
49560及びEP−A−0094814に見ることができる。
US−A−3372116号明細書は、約25℃から還流する
温度の間で(A)炭化水素置換基に少なくとも6個の炭
素原子を有する炭化水素置換フェノール、該フェノール
の少なくとも6個の炭素原子を炭化水素置換基に有する
炭化水素置換コハク酸若しくは無水物の等量までの混合
物、または前記の実質的に中性のアルカリ金属、若しく
はアルカリ土類金属の塩、またはその両者と、(B)
(A)の当量あたり約1〜10当量のカルシウム若しく
はストロンチウム塩基、及び(C)二酸化炭素を反応さ
せて塩基性金属フェネートを製造するにあたり、該カル
シウム若しくはストロンチウム塩基の当量あたり約0.00
2−0.2当量の約100までの炭素原子を有するカルボン
酸、若しくはそのアルカリ金属、アルカリ土類金属、亜
鉛若しくは鉛の塩の存在下で反応させることを特徴とす
る改良方法について開示する。好ましいカルボン酸類
は、約10までの炭素原子を含み、さらに好ましくは1
0までの炭素原子を有するモノカルボン酸類及びそのア
ルカリ土類金属塩類である。実施例の多くで、水及びカ
ルボン酸塩とが用いられている。本発明者は水の存在を
避けることを望んでいるばかりでなく、カルボン酸塩も
本系中に本質的に不溶であるので、本発明の方法で用い
ることができないことをも見い出した。US−A−3372
116号の該方法は、アルカリ土類金属塩基の割合に対し
て、300を越えるTBNを有するフェネートを製造す
るのに十分なフェノールを用いていない。
GB−A−1440261号明細書は、潤滑油、洗剤若しくは
分散剤添加剤、及び少なくとも2つのカルボン酸の混合
物であって、そのうちの一方の酸は融点が少なくとも2
0℃で1分子あたりの炭素数が30以下であり、他方の
酸は、融点が20℃より低い酸であり、低融点の酸が高
融点の酸に対して重量比1.5:1〜8:1であるような
混合物を含む潤滑油組成物を開示する。該洗剤は過塩基
のフェネートであることができ、至適と考えられる50
から100のTBNを有する。該潤滑油組成物中、該酸
類の混合物は0.05から2.0重量%の量で存在する。
US−A−4049560号明細書は、 (a)1かそれ以上のハイドロカービル置換基を有する硫
化フェノール若しくは硫化チオフェノール、又は1かそ
れ以上のハイドロカービル置換基を有するフェノール若
しくはチオフェノール、又は1かそれ以上のハイドロカ
ービル置換基を硫黄とともに有する該フェノール若しく
はチオフェノールを15−40重量%、 (b)有機スルホン酸、有機スルホン酸塩、若しくは有機
硫酸塩を5−15重量%、 (c)グリコール、CからCのモノハイドロキシアル
カノール、若しくはCからCのアルコキシアルカノ
ールを5−15重量%、 (d)水酸化マグネシウム若しくは活性酸化マグネシウム
を2−15重量%、 (e)CからC18のカルボン酸、その無水物、若しく
はアンモニウム、アミンの塩、該CからC18のカル
ボン酸のグループIの金属若しくはグループIIの金属塩
を少なくとも0.1重量%、かつ (f)希釈オイル((a)及び(b)の成分中にあるいかなるも
のも含む)を少なくとも10重量%を含む反応混合物中
に、二酸化炭素を導入する方法による過塩基マグネシウ
ム洗剤の製造が開示されている。カルボン酸(成分
(e))の量は好ましくは0.5から2.0重量%の範囲であ
る。該反応により製造される生成物は、約200から2
50、例えば約225のTBNを有するという。
EP−A−0094814は、潤滑油、及び 式(I) 0.1から10、好ましくは2から6重量%(添加剤濃縮
物の重量に対して)の (式中RはC10からC24の分枝を有しないアルキル
若しくはアルケニル基てあり、かつRは水素、C
いしCのアルキル基若しくは−CH−COOH基で
ある)で示される酸、若しくはその無水物又はその塩
と、過塩基化工程中若しくはそれに引き続く工程で処理
した、過塩基アルカリ土類金属ハイドロカービル硫化フ
ェネートとを10から90重量%含む、潤滑油組成物に
添加するための添加剤濃縮物を開示する。EP−A−00
94814の発明の目的は、過塩基添加剤を含む添加剤濃縮
物の多くが直面する問題点、つまり安定性を欠くので沈
澱が生じたり、発泡するという問題を解決することにあ
る。EP−A−0094814の課題は300よりも大きいT
BNを有するフェネート添加剤濃縮物の製造や、それに
該発明の方法により製造されるフェネート添加剤濃縮物
という課題ではなく、300より小さなTBN値で安定
性及び発泡という問題の解決を具体的に示すことが課題
であった。
カルボン酸類を用いた従来の技術は、300を越えるT
BN、及び許容できる粘度を有する過塩基アルカリ土類
金属ハイドロカービルフェネートを含む添加剤濃縮物の
製造という課題を扱っていないと結論できるのである。
従って、本発明の1つの態様は、最終潤滑油組成物中に
混入するのに適する添加剤濃縮物を提供するものであ
り、該添加剤濃縮物は、最終潤滑油組成物用添加剤濃縮
物であって、 (a)潤滑油、 (b)(i)式(I) (式中RはC10からC24のアルキル若しくはアルケ
ニル基であり、かつRは水素、CからCのアルキ
ル基若しくはCH−COOH基のいずれかである)を
有する少なくとも1のカルボン酸、又はその無水物、若
しくはエステル、又は(ii)36から100の炭素原子
を含むジ−若しくはポリカルボン酸、又はその無水物、
若しくはエステルのいずれかを、該濃縮物重量に対して
2重量%を越え40重量%未満の割合で反応させ、取り
込ませることにより改質した、潤滑油に可溶で硫化若し
くは非硫化の、アルカリ土類金属ハイドロカービルフェ
ネート、 を含み、TBNが300を越え、かつ100℃における
粘度が1000cSt未満である添加剤濃縮物である。
上記添加剤濃縮物の成分(a)は潤滑油である。該潤滑油
は、動物油、植物油若しくは鉱物油が好適である。該潤
滑油は、ナフテン油、パラフィン油若しくは混合基原油
等の石油由来の潤滑油であることが好ましい。溶剤中性
油類は特に好適である。あるいはまた、該潤滑油は合成
潤滑油でもよい。合成潤滑油として好ましくは合成エス
テル潤滑油類をあげることができ、該油としてはジ−オ
クチルアジペート、ジ−オクチルセバケート及びトリデ
シルアジペートの様なジエステル類、若しくは液状ポリ
イソブテン類及びポリ−アルファオレフィン類の如きポ
リ炭化水素潤滑油を挙げることができる。該潤滑油を該
組成物に対して10から90重量%好ましくは10から
70重量%含むことが好適である。
成分(b)は該添加剤濃縮物重量に対して(i)若しくは
(ii)のいずれかを2を越え40重量%未満で混入する
ことで改質された、潤滑油に可溶で、硫化若しくは非硫
化の、好ましくは硫化の、アルカリ土類金属ハイドロカ
ービルフェネートである。該アルカリ土類金属はストロ
ンチウム、カルシウム、マグネシウム若しくはバリウム
が好適であり、好ましくはカルシウム、バリウム若しく
はマグネシウムであり、さらに好ましくはカルシウムで
ある。該アルカリ土類金属ハイドロカービルフェネート
の該ハイドロカービルフェネート部は、好ましくは少な
くとも1つのアルキルフェノール由来である。該アルキ
ルフェノールのアルキル基は分枝していても分枝してい
なくてもよい。好適なアルキル基は4から50、好まし
くは9から28の炭素原子を含む。特に好適なアルキル
フェノールは、フェネールをプロピレン4量体でアルキ
ル化して得られるC12−アルキルフェノールである。
該アルカリ土類金属ハイドロカービルフェネートは、
(i)若しくは(ii)を混入することにより改質され
る。(i)に関しては、これは式(I)を有する少なく
とも1のカルボン酸、若しくはその酸無水物、酸クロリ
ド又はエステルである。式(I)中Rは好ましくは枝分
かれのないアルキル若しくはアルケニル基である。式
(I)の酸で好ましいものは、RがC10からC24
あり、さらに好ましくはC18からC24の直鎖アルキ
ル基であり、かつRが水素の酸である。式(I)の飽
和カルボン酸の好適な例としては、カプリン酸、ラウリ
ン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ア
ラキン酸、ベヘン酸及びリグノセリン酸を挙げることが
できる。式(I)の不飽和酸の好適な例としては、ラウ
ロレン酸、ミリストレン酸、パルミトレン酸、オレイン
酸、ガドレン酸、エリカ酸、リシノール酸、リノール
酸、リノレン酸を挙げることができる。酸類の混合物、
例えばナタネ油初留分脂肪酸(rape top fatty acid)
類、も用いることができる。特に好適な酸混合物は、飽
和及び不飽和の両者の酸類を含む、ある範囲の酸を含有
する商用銘柄(commercial grade)のものである。その様
な混合物は合成により得ることができ、若しくは綿油、
食用塊根油(ground nut oil)、ココナツ油、亜麻仁油、
ヤシ種油(palm keinel oil)、オリーブ油、とうもろこ
し油、ヤシ油、ひまし油、大豆油、ひまわり油、ニシン
油、イワシ油、及び牛脂等の天然物由来である。硫化酸
類及び酸混合物も使用することができる。該カルボン酸
に代え、若しくはそれに加えて、該酸の酸無水物、酸ク
ロリド、若しくはエステル誘導体、好ましくは酸無水物
を用いることができる。もっとも、カルボン酸若しくは
カルボン酸混合物を用いることが好ましい。式(I)の
好ましいカルボン酸はステアリン酸である。
(i)に代え、若しくはそれに加えて、該アルカリ土類
金属ハイドロカービルフェネートは(ii)の混合により
改質されることができ、それは、36から100の炭素
原子を含むジ−若しくはポリカルボン酸、若しくはその
酸無水物、又はエステル誘導体、好ましくはその酸無水
物である。好ましくは(ii)ポリイソブテンコハク酸若
しくはポリイソブテンコハク酸無水物である。
好ましくは、式(I)で示される該カルボン酸(類)、
該ジ−若しくはポリカルボン酸、又はその酸無水物、若
しくはエステルは、該組成物重量に対して10を越え3
5重量%まで、さらに好ましくは12から20重量%、
例えば約16重量%の量で混合される。10%を越える
カルボン酸若しくはその誘導体を混合する利点は、通
常、比較的低い濃縮剤粘度を与えることにある。
該アルカリ土類金属は好適には該組成物中で、該組成物
の重量に対して10から20重量%の範囲の量で存在す
ることができる。
該アルカリ土類金属ハイドロカービルフェネートは硫化
若しくは非硫化のいずれでもよく、好ましくは硫化され
ている。
好適には、硫黄は該添加剤濃縮物中、該添加剤濃縮物の
重量に対し1から6、好ましくは1.5から3重量%の範
囲の量で存在することができる。
好適には、二酸化炭素は該添加剤濃縮物中で該添加剤濃
縮物の重量に対し、5から20、好ましくは9から15
重量%の範囲の量で存在することができる。
好ましくは該添加剤濃縮物のTBNは、350よりも大
きく、さらに好ましくは400よりも大きい。
該添加剤濃縮物は、100℃で測定して1000cSt
よりも小さく、さらに好ましくは500cStよりも小
さい粘度を有することが好ましい。
他の面では、本発明は完成品潤滑油中に混入するのに適
した添加剤濃縮物を与えるが、該濃縮物は昇温下で
(A)(i)ハイドロカービルフェノール若しくは(ii
i)ハイドロカービルフェノール及び硫黄のいずれか、
(B)単回添加、若しくは反応の途中の中間点での複数
回添加のいずれかで添加されたアルカリ土類金属塩基、
(C)2から4の炭素原子を有する多価アルコール、ジ
−若しくはトリ−(CないしC)グリコール、アル
キレングリコールアルキルエーテル若しくはポリアルキ
レングリコールアルキルエーテルのいずれか、(D)潤
滑油、(E)成分(B)の単回添加若しくは各回の添加
に引き続いて添加される二酸化炭素、及び(F)該濃縮
物の重量に対し2を越え40重量%未満となるのに十分
量の(i)式(I)を有するカルボン酸、又はその酸無
水物、若しくはエステル、又は(ii)36から100の
炭素原子を含むジ−若しくはポリカルボン酸、又はその
酸無水物、若しくはエステルを反応させることにより得
られ、、成分(A)ないし(F)の重量割合は300を
越えるTBNを有する濃縮物を製造する様な割合であ
る。
さらに別の態様として本発明は最終潤滑油中に混入する
添加剤濃縮物の製造方法を提供するが、該方法は昇温下
で前述した成分(A)ないし(F)を反応させることを
含み、成分(A)ないし(F)の重量割合は、300を
越えるTBNを有する濃縮剤を製造する様な割合であ
る。
反応混合物の成分(A)は(i)ハイドロカービルフェ
ノール若しくは(ii)ハイドロカービルフェノール及び
硫黄のいずれかである。成分(A)(i)を用いれば、
生成物はアルカリ土類金属ハイドロカービルフェネート
であり、成分(A)(ii)を用いれば、生成物は硫化ア
ルカリ土類金属ハイドロカービルフェネートである。使
用されるハイドロカービルフェノールは、前述した好適
なハイドロカービルフェネート部分がこれ由来の、アル
キルフェノールである。
アルカリ土類金属塩基(成分B)は、アルカリ土類金属
酸化物若しくは水酸化物、好ましくは水酸化物であるこ
とが好適である。例えば水酸化カルシウムは例えば消石
灰の形態で添加することができる。好ましいアルカリ土
類金属はカルシウム、マグネシウム及びバリウムであ
り、さらに好ましくはカルシウムである。該アルカリ土
類金属塩基は成分(A)に比例して、300を越え、好
ましくは350を越えるTBNを有する生成物を製造す
るのに十分な量を添加しなければならない。この量は硫
化アルキルフェノールの性質を含む種々の要素に依存す
るが、従来技術の方法で一般に用いられる量よりも多い
であろう。典型的には、成分(A)に対する成分(B)
の重量割合は、0.2から50が適し、0.4から10である
ことが好ましい。該アルカリ土類金属塩基(B)は、当
初の反応体に全部を添加することもでき、若しくは当初
の反応体に一部分を加え、残りを1若しくはそれ以上の
部分として、該方法中の引き続く一工程、若しくは数工
程に於て加えることもできる。約350を越えるTB
N、及び100℃で1000cStを下まわる粘度を有
する添加剤濃縮物を製造するためには、成分(B)を少
なくとも2回、好ましくはそれ以上の添加数で加え、成
分(F)を添加剤濃縮生成物の重量に対して10重量%
を越える量で添加することが特に好ましい。
成分(C)は2から4の炭素原子を有する多価アルコー
ル、ジ−若しくはトリ−(CないしCの)グリコー
ルアルキルエーテルのいずれかである。該多価アルコー
ルは、エチレングリコール若しくはプロビレングリコー
ルの様な2価アルコール、又はグリセロールの様な3価
アルコールであることが好ましい。該ジ−若しくはトリ
−(CないしCの)グリコールは、ジエチレングリ
コール若しくはトリエチレングリコールのいずれかであ
ることが好ましい。該アルキレングリコールアルキルエ
ーテル若しくはポリアルキレングリコールアルキルエー
テルは、 式(II) R(OROR ・・・(II) (式中RはCからCのアルキル基であり、Rはア
ルキレン基、Rは水素若しくはCからCのアルキ
ルであり、かつxは1から6の範囲の整数である。)で
あることが好ましい。式(II)を有する好適な溶媒とし
ては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ト
リエチレングリコール若しくはテトラエチレングリコー
ルのモノメチル若しくはジメチルエーテル類を挙げるこ
とができる。特に好適な溶媒はメチルジゴール (CHOCHCHOCHCHOH)である。
式(II)のグリコール類及びグリコールエーテル類の混
合物も使用できる。式(IIのグリコール若しくはグリコ
ールエーテルを溶媒として用いるには、それらと供にア
ンモニウムクロリドの様な無機ハライド、及び低級、す
なわちCからCである、例えば酢酸の如きカルボン
酸を組み合わせて用いることが好ましい。好ましくは成
分(C)はエチレングリコール若しくはメチルジゴール
のいずれかであり、後者はアンモニウムクロリド及び酢
酸との組みあわせである。
成分(D)は、添加剤濃縮物に関して前述した様な潤滑
油である。
成分(E)は二酸化炭素であり、ガス若しくは固体の形
態で、好ましくはガス状で添加することができる。ガス
状態では反応混合物を通して吹き込むのが好適である。
本発明者は一般的に成分(F)の濃度が増加するに従っ
て、混入する二酸化炭素の量が増加することを見出し
た。約350を越えるTBNを有する濃縮物を製造する
為には、二酸化炭素を、成分(B)の2回、若しくは好
ましくはさらに多数の添加のそれぞれに引き続いて添加
することが好ましい。
成分(F)は該添加濃縮組成物に関して前述した様に式
(I)のカルボン酸、36から100の炭素原子を含む
ジ−若しくはポリカルボン酸、又はその酸無水物、酸ク
ロリド若しくはエステルである。該濃縮物の重量に対し
て、2を越え40重量%未満となるのに必要となる前述
した量は、まず最初に得られる概数値として該濃縮物で
所望される量である。この量を計算するには、例えばカ
ルボン酸からの水の消失を許容すべきである。
該反応は希釈剤の存在下で行うことができる。好適な希
釈剤は、該方法の操作に適合した揮発性を有する、すな
わち反応終了時に反応混合物から容易に除くことができ
る様な揮発性を有する液体である。好適な希釈剤として
は2−エチルヘキサノール、イソ−オクタノール、イソ
−ペプタノール及びトリ−デカノールを挙げることがで
きる。
該反応は、該反応にとって触媒となる成分をさらに存在
させて行うことが好ましい。触媒としては、好ましくは
ハロゲン化水素、ハロゲン化アンモニウム若しくはハロ
ゲン化金属のいずれかである無機ハライドを用いること
ができる。ハロゲン化金属の金属部は、亜鉛、アルミニ
ウム若しくはアルカリ土類金属、好ましくはカルシウム
であることが好適である。ハライドのうちではクロライ
ドが好ましい。好適な触媒としては、塩化水素、塩化カ
ルシウム、塩化アンモニウム、塩化アルミニウム及び及
び塩化亜鉛、好ましくは塩化カルシウムを挙げることが
できる。使用する触媒の量は2.0%(重量/重量)まで
が好ましい。
成分(A)−(F)の反応及び炭酸化反応は、120か
ら200、好ましくは約130から165℃の範囲の高
温下で行うことが好ましいが、成分(A)−(F)の該
反応、及び炭酸化の為に選択される実際の温度は、必要
ならば異なってもよい。圧力は大気圧、減圧、若しくは
加圧とすることができる。
該濃縮物は通常の方法、例えば成分(C)と希釈剤(も
しあるならば)の蒸留による分離によって回収すること
ができる。
最後に、その様にして得られた該濃縮物を濾過すること
が好ましい。一般的に、本発明の方法は許容しうる粘
度、すなわち100℃で1000cStより小さい粘度
を有する濃縮物を製造し、100℃で750若しくは5
00cStより小さい粘度を有する濃縮物を製造でき
る。そればかりか、該濃縮物は一般的に好ましい粘度指
数特性を有する。この様な粘度特性は該濃縮物の工程
(ろ過を含む)を容易にするので有利である。もっと
も、一般的に高いTBN水準に於て、100℃で100
0cStを越える粘度を有する濃縮物を製造することも
可能である。その様な濃縮物をろ過するには問題がある
が、ろ過に先だって希釈剤を加え、ろ過後に希釈剤を除
くことにより解決することができる。他方、例えば10
0℃で1000cStを越える粘度を有し、例えば35
0を越える様な高TBNをも有する高粘性濃縮物は、さ
らに潤滑油を加えて希釈しつつもTBNを300より大
きく維持することもでき、それによってろ過が容易とな
る。
最後の態様として、本発明は最終潤滑油組成物を提供す
るが、該組成物は潤滑油、及びTBNが0.5から120
の範囲になる様に前述の添加剤濃縮物を十分量含む。
好ましくは最終潤滑油組成物は、TBNが0.5から10
0の範囲になる様に該添加剤濃縮物を十分量含む。
最終潤滑油中に存在する添加剤濃縮物の量は、最終的な
使用の種類に依存する。従って、船舶用潤滑油(marine
lubricating oil)では、存在する添加剤濃縮物の量は、
TBNが9から100の範囲となるのに十分な量であ
り、自動車用エンジン潤滑油ではその量は好適にはTB
Nが4から20の範囲となるのに十分な量であることが
好ましい。
該最終潤滑油は、1若しくはそれ以上の、他の種の従来
型潤滑油添加剤、例えば粘度指数改良剤、耐磨耗剤、抗
酸化剤、分散剤、防錆剤、流動点降下剤等を有効量含む
ことができ、それらは、最終潤滑油組成物中に直接、若
しくは該濃縮組成物を介して混入することができる。
それらを潤滑油中に混入する添加剤として用いることに
加えて、本発明の添加剤濃縮物は燃料添加剤としての応
用も見出すことができる。
ここで、以下の実施例により、本発明をさらに具体的に
説明する。
すべての例で“TBN”の語を用いる。TBNはAST
M D2896の方法で測定した場合の、mgKOH/gで
表わされる総塩基数である。
粘度はASTM D445の方法で測定した。
特に言及する場合を除くほかすべての例において、フェ
ノールをプロピレン4量体でアルキル化した市販品C
12−アルキルフェノールを使用した。
実施例1 充填量:C12−アルキルフェノール: 75g 潤滑油(100 SN) :131g 石灰 : 82g 硫黄 : 23g ステアリン酸 : 70g 塩化カルシウム : 4g 2−エチルヘキサノール :112g 方法 (a)該充填物を145−165℃/700mmHgに加熱し
つつエチレングリコール(36g)を加え、 (b)該混合物を165℃/700mmHgで1時間加熱し、 (c)二酸化炭素(40g)を165℃/1バールで加
え、 (d)該混合物を12.5℃/700mmHgに冷却し、 (e)石灰(35g)を125℃/700mmHgで加え、 (f)該混合物を165℃/700mmHgで1時間加熱し、 (g)二酸化炭素(20g)を165℃/1バールで加
え、 (h)その後該生成物から200℃/10mmHgで溶媒を除
去し、かつ (i)該生成物をろ過した。ろ過速度は迅速であった。
生成物重量 粗生成物 :436g 蒸留物 :169g ろ過後の生成物組成 カルシウム : 14.1% w/w 硫黄 : 2.9% w/w CO : 12.4% w/w TBN :396 V100 :308 cSt BPHV 150 : 1 ステアリン酸 : 16.1% w/w 本実施例は、許容しうる粘度の高TBN添加剤濃縮物
が、本発明による“2回石灰添加”法で製造できること
を具体的に示した。
実施例2 充填量: 充填物中の石灰の量を、実施例1で2回添加した石灰総
量に対応して82gから117gに増加させたことを除
いて、実施例1と同様である。
方法 (c)工程で加える二酸化炭素の量を40gから60gに
増加させ、かつ(d),(e),(f)及び(g)の工程を省いたこ
とを除いて、実施例1と同様である。最終工程における
ろ過速度は遅かった。
生成物重量 粗生成物 :514gろ過後の生成物組成 カルシウム : 14.1% w/w 硫黄 : 3.0% w/w CO : 12.3% w/w TBN : 390 V100 :7600 cSt ステアリン酸 : 13.6% w/w 本実施例は高TBNを有する添加濃縮剤フェネートが単
回石灰添加法で製造できることを示すが、実施例の条件
では、生成物の粘度は潤滑油で希釈しないと商用の操作
で許容されないものである。
実施例3 充填量: 実施例1と同様である。
方法 工程(g)で二酸化炭素量を20gから40gに増加し、
かつ以下の工程を工程(g)の後で工程(h)及び(i)の前に
加えることを除いては、実施例1と同じである: (j)該混合物を120℃に冷却し、 (k)石灰(35g)を120℃で加え、 (l)該混合物を165℃/700mmHgで加熱し、かつ (m)二酸化炭素(50g)を該混合物に添加した。
生成物重量 粗生成物 :484g 蒸留物 :169g ろ過後の生成物組成 カルシウム : 15.8% w/w 硫黄 : 2.6% w/w CO : 15.0% w/w TBN : 439 V100 : 506 cSt ステアリン酸 : 14.5% w/w 本実施例は、高TBN添加剤濃縮物が3回石灰添加によ
る本発明の方法で製造できることを具体的に示した。
実施例4 充填量: 潤滑油量を131gから158gに減じ、かつステアリ
ン酸の量を70gから43gに減じたことを除き実施例
1と同様である。
方法 工程(d)で混合物を125℃にかえて135℃に冷却し
たことを除いて実施例1と同様である。
生成物重量 粗生成物 :442g 蒸留生成物 :155g ろ過後の生成物組成 カルシウム : 14.1% w/w 硫黄 : 2.9% w/w CO : 11.9% w/w TBN : 393 V100 :3440 cSt ステアリン酸 : 9.8% w/w 本実施例は実施例1と比較することにより、酸含量が1
0%w/wより低くても高TBN生成物が製造できるが、
該生成物の粘度が高いことを具体的に示した。
実施例5 充填剤: C12−アルキルフェノール : 35.3g 潤滑油(SN 100) :131 g 硫黄 : 14.7g 塩化カルシウム : 4.0g ステアリン酸 :109.1g 2−エチルヘキサノール :224 g 方法 (a)該混合物を120℃に加熱し、 (b)石灰(82g)を120℃/2インチHg減圧下で加
え、 (c)エチレングリコール(36g)を145−165℃
/2インチHgで加え、 (d)該混合物を165℃/2インチHgで1時間放置し、 (e)二酸化炭素(40g)を加え、 (f)該混合物を130℃に冷却し、かつ石灰(35g)
を130℃/2インチHgで加え、 (g)該混合物を165℃/2インチHgで1時間放置し、 (h)二酸化炭素(20g)を165℃で加え、 (i)該生成物から200℃/30インチHgで溶媒を除去
し、かつ (j)該生成物をろ過した。
生成物重量 粗生成物 :397g 蒸留生成物 :245g ろ過後の生成物組成 カルシウム : 13.6% w/w 硫黄 : 1.2% w/w CO : 13.9% w/w TBN : 376 V100 : 142 cSt V40 :1881 cSt VI : 180 カルボン酸 : 27.5% w/w 本実施例は、許容できる粘度を有する高TBN生成物
が、ステアリン酸を最終生成物の重量に対して27.5%w/
wで添加使用することにより得られることを具体的に示
した。
実施例6 充填量: C12−アルキルフェノールの量を35.3gから15.6gに
減じ、かつステアリン酸の量を109.1gから128.7gに増
加させたことを除いては、実施例5と同様である。
方法 実施例5と同様である。
生成物重量 粗生成物 :416g 蒸留生成物 :242g ろ過後の生成物組成 カルシウム : 14.5% w/w 硫黄 : 1.0% w/w CO : 13.6% w/w TBN(mg KOH/g) : 395 V100 : 255 cSt V40 :3100 cSt VI : 221 ステアリン酸 : 30.9% w/w 本実施例は、高TBN生成物がステアリン酸含有量30.9
%w/wで得られることを具体的に示した。
実施例7ないし13 充填量: 表に示す通りである。
方法 (a)アルキルフェノール、潤滑油、塩化カルシウム、ス
テアリン酸及び2−エチルヘキサノールの混合物を12
0℃/700mmHgに加熱し、 (b)石灰を120℃/700mmHgで加え、 (c)エチレングリコールを145から165℃/700m
mHgで加え、かつ該混合物を165℃/700mmHgで1
時間放置し、 (d)二酸化炭素を165℃/1バールで加え、 (e)溶媒を200℃/10mmHgで回収し、かつ (f)該生成物をろ過した。
生成物重量 表に示す通りである。
ろ過後の生成物組成 表に示す通りである。
本実施例は、300を越えるTBNを有する添加剤濃縮
物が、ステアリン酸含有範囲が濃縮物重量に対して2.6
から29.7%w/wの範囲の全体で、単回石灰添加法により
製造できることを具体的に示した。
実施例14 充填量:C12−アルキルフェノール: 64g 潤滑油(SN 100) :111g 硫黄 : 20g ステアリン酸 : 59g 塩化カルシウム : 4g 2−エチルヘキサノール :190g 方法 (a)該充填物を120℃/700mmHgで加熱し、 (b)石灰(70g)を添加し、 (c)該混合物を145℃から165℃/700mmHgに加
熱しつつ、エチレングリコール(32g)を加え、 (d)該混合物を165℃/700mmHgに5分間放置し、 (e)二酸化炭素(44g)を165℃/1バールで加
え、 (f)該混合物を120℃に冷却し、かつ石灰(60g)
を加え、 (g)該混合物を165℃/700mmHgに5分間放置し、 (h)二酸化炭素(44g)を165℃/1バールで加
え、 (i)溶媒を200℃/10mmHgで生成物から除去して回
収し、かつ (j)該生成物をろ過した。
生成物重量 粗生成物 :408g 蒸留生成物 :245g ろ過後の生成物組成 カルシウム : 16.0% w/w 硫黄 : 2.6% w/w CO : 14.6% w/w TBN : 450 V100 : 488 cSt ステアリン酸 : 14.5% w/w 本実施例は、450という高いTBNを有し、かつ許容
しうる粘度を有する添加剤濃縮物が、本発明の方法で製
造できることを具体的に示した。
実施例15 充填量:C12−アルキルフェノール: 64g 潤滑油(SN 100) :111g 硫黄 : 20g ステアリン酸 : 59g 酢酸 : 2g 塩化アンモニウム : 3g メチルジグリコール : 40g 方法 (a)該充填物を120℃/100mmHgで加熱し、 (b)石灰(70g)を加え、 (c)該混合物を145℃から165℃/700mmHgに加
熱しつつ、メチルジグリコール(90g)を加え、 (d)該混合物を165℃/700mmHgに1時間放置し、 (e)二酸化炭素(34g)を加え、 (f)該混合物を120℃に冷却し、かつ石灰(30g)
を加え、 (g)該混合物を165℃/700mmHgに1時間放置し、 (h)二酸化炭素(17g)を加え、 (i)溶媒を200℃/10mmHgで除去して回収し、かつ (j)該生成物をろ過した。
生成物重量 粗生成物 :361g 蒸留生成物 :146g ろ過後の生成物組成 カルシウム : 14.1% w/w 硫黄 : 2.7% w/w CO : 12.4% w/w TBN : 394 V100 : 164 cSt ステアリン酸 : 16.3% w/w 本実施例は、メチルジグリコールを成分(C)として用
いることができ、かつ塩化アンモニウムが本発明の方法
において触媒として使用できることを具体的に示した。
実施例16 充填量:C12−アルキルフェノール: 64g 潤滑油(SN 100) : 73g C18−直鎖アルファ−オレフィン: 38g 硫黄 : 23g ステアリン酸 : 59g 塩化カルシウム : 3g 2−エチルヘキサノール :190g 方法 工程(C)でメチルグリコール(90g)のかわりにエ
チレングリコール(31g)を用い、かつ工程(d)及び
(g)で混合物を165℃/700mmHgに1時間ではなく
10分間放置したことを除いて、実施例15と同様であ
る。
生成物重量 粗生成物 :373g 蒸留生成物 :239g ろ過後の生成物組成 カルシウム : 14.4% w/w 硫黄 : 2.3% w/w CO : 13.3% w/w TBN : 405 V100 : 460 cSt ステアリン酸 : 15.8% w/w 本実施例は、長炭素鎖アルファ−オレフィンが反応中に
混合できることを具体的に示した。
実施例17 充填量:C18−アルファ−オレフィン(38g)にか
えてMnが500のポリイソブテン(38g)を用いたこ
とを除き、実施例16と同様である。
方法 実施例16と同様である。
生成物重量 粗生成物 :363g 蒸留生成物 :246g ろ過後の生成物組成 カルシウム : 14.3% w/w 硫黄 : 2.8% w/w CO : 13.8% w/w TBN : 406 V100 : 697 cSt V40 :26,600 cSt VI : 175 ステアリン酸 : 16.3% w/w 本実施例はポリイソブテンが反応中に混合できることを
具体的に示した。
実施例18 充填量:C12−アルキルフェノール: 55.2g 潤滑油(SN 100) :131g 硫黄 : 23g 塩化カルシウム : 4g 牛脂脂肪酸(Tallow Fally Acid): 89.8g 2−エチルヘキサノール :112g 方法 工程(f),(g)及び(h)を省略、すなわち単回石灰添加方法
としたことを除き実施例5と同様である。
生成物重量 粗生成物 :396g 蒸留生成物 :151g ろ過後の生成物組成 カルシウム : 10.8% w/w 硫黄 : 3.1% w/w CO : 11.3% w/w TBN : 305 V100 : 388 cSt V40 :20,000 cSt VI : 101 カルボン酸 : 22.7% w/w 本実施例は、牛脂脂肪酸を用いて高TBN添加濃縮剤が
得られることを具体的に示した。
比較例 充填量:C12−アルキルフェノール: 75g 潤滑油(SN 100) :131g 硫黄 : 23g 塩化カルシウム : 4g 酢酸 : 15g 2−エチルヘキサノール :112g 方法 実施例5の(a)−(d)と同様である。その後に該混合物は
濃厚な不均一塊となった。攪拌は有効ではなく、該混合
物は冷却するとゲル化した。反応の継続は行なわなかっ
た。
本比較例は本発明の方法で酢酸を用いることができない
ことを具体的に示した。
実施例19 充填量:C12−アルキルフェノール:135g 潤滑油(SN 100) :131g 石灰 : 82g 硫黄 : 23g ステアリン酸 : 10g 塩化カルシウム : 4g 方法 (a)該充填物を145℃/700mmHgに加熱し、イソ−
オクタノール(112g)を添加し、 (b)該混合物を145℃から165℃/700mmHgに加
熱し、かつエチレングリコール(36g)を添加し、 (c)該混合物を165℃/700mmHgで1時間放置し、 (d)二酸化炭素(28g)を165℃/1バールで添加
し、 (e)溶媒を210℃/10mmHgで除去して回収し、かつ (f)該生成物をろ過した。
生成物重量 粗生成物 :380g 蒸留生成物 :144g ろ過後の生成物組成 カルシウム : 10.8% w/w 硫黄 : 3.6% w/w CO : 6.0% w/w TBN : 301 V100 : 216 cSt ステアリン酸 : 2.6% w/w
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C10M 125:00 125:06 125:10 129:08 129:10 129:16 129:40 129:42 129:70 129:93 129:95 145:24) C10N 10:04 20:00 Z 8217−4H 20:02 30:02 40:25 70:00 (72)発明者 クロフォード ジョン 英国 サリー シーアール3 6ビーエイ チ ケイタラム ロックスフォード ロー ド 13 サウスコット (番地なし) (72)発明者 オコーナー ショーン パトリック 英国 ノース ハンバーサイド ビヴァリ ー セイント マーティンズ コート 31 (56)参考文献 特開 昭59−25343(JP,A) 米国特許4328111(US,A)

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】最終潤滑油組成物用添加剤濃縮物であっ
    て、 (a)潤滑油、 (b)(i)式(I) (式中RはC10からC24のアルキル若しくはアルケ
    ニル基であり、かつRは水素、CからCのアルキ
    ル基若しくはCH−COOH基のいずれかである)を
    有する少なくとも1のカルボン酸、又はその無水物、若
    しくはエステル、又は(ii)36から100の炭素原子
    を含むジ−若しくはポリカルボン酸、又はその無水物、
    若しくはエステルのいずれかを、該濃縮物重量に対して
    2重量%を越え40重量%未満の割合で反応させ、取り
    込ませることにより改質した、潤滑油に可溶で硫化若し
    くは非硫化の、アルカリ土類金属ハイドロカービルフェ
    ネート、 を含み、TBNが300を越え、かつ100℃における
    粘度が1000cSt未満である添加剤濃縮物。
  2. 【請求項2】該潤滑油が、該濃縮物の10から90重量
    %の量で含まれる、請求の範囲第1項記載の添加剤濃縮
    物。
  3. 【請求項3】潤滑油に可溶なアルカリ土類金属ハイドロ
    カービルフェネートのアルカリ土類金属が、カルシウ
    ム、マグネシウム、若しくはバリウムのいずれかであ
    る、請求の範囲第1項若しくは第2項記載の添加剤濃縮
    物。
  4. 【請求項4】アルカリ土類金属がカルシウムである請求
    の範囲第3項記載の添加剤濃縮物。
  5. 【請求項5】アルカリ土類金属ハイドロカービルフェネ
    ートが硫化アルカリ土類金属ハイドロカービルフェネー
    トである、請求の範囲第1項ないし第4項のいずれか1
    項に記載の添加剤濃縮物。
  6. 【請求項6】該アルカリ土類金属ハイドロカービルフェ
    ネートのハイドロカービルフェネート部分が、少なくと
    も1のアルキルフェノール由来であり、該アルキルフェ
    ノール若しくはフェノール類のアルキル基若しくは基類
    が9から28の炭素原子を含む、請求の範囲第1項ない
    し第5項のいずれか1項に記載の添加剤濃縮物。
  7. 【請求項7】ハイドロカービルフェネート部が、フェノ
    ールをプロピレン4量体でアルキル化して得られるC
    12−アルキルフェノール由来である、請求の範囲第5
    項記載の添加剤濃縮物。
  8. 【請求項8】式(I)(式中Rは枝分かれのないアルキ
    ル若しくはアルケニル基である)を有する少なくとも1
    のカルボン酸が混入された、請求の範囲第1項ないし第
    7項のいずれか1項に記載の添加剤濃縮物。
  9. 【請求項9】式(I)のカルボン酸において、RがC
    10からC24の直鎖アルキル基であり、かつRが水
    素である、請求の範囲第8項記載の添加剤濃縮物。
  10. 【請求項10】飽和及び不飽和酸の両者を含む、式
    (I)のカルボン酸類の混合物が混入されている、請求
    の範囲第1項ないし第7項のいずれか1項に記載の添加
    剤濃縮物。
  11. 【請求項11】ステアリン酸か混入された、請求の範囲
    第1項ないし第7項のいずれか1項に記載の添加剤濃縮
    物。
  12. 【請求項12】36から100の炭素数を含むジ−若し
    くはポリカルボン酸若しくはその無水物が混入された、
    請求の範囲第1項ないし第7項のいずれか1項に記載の
    添加剤濃縮物。
  13. 【請求項13】ポリイソブテンコハク酸若しくはポリイ
    ソブテンコハク酸無水物のいずれかが混入された、請求
    の範囲第12項記載の添加剤濃縮物。
  14. 【請求項14】成分(b)(i)若しくは成分(b)(ii)の
    いずれかが、該濃縮物の重量に対し10を越え35重量
    %までの量で混入された、請求の範囲第1項ないし第1
    3項のいずれか1項に記載の添加剤濃縮物。
  15. 【請求項15】成分(b)(i)若しくは(b)(ii)が、該
    濃縮物の重量に対し12から20重量%の範囲の量で混
    入された、請求の範囲第14項記載の添加剤濃縮物。
  16. 【請求項16】該組成物のTBNが350を越える、請
    求の範囲第1項ないし第15項のいずれか1項に記載の
    添加剤濃縮物。
  17. 【請求項17】該組成物のTBNが400を越える、請
    求の範囲第15項記載の添加剤濃縮物。
  18. 【請求項18】100℃における粘度が500cStを下
    まわる、請求の範囲第1項ないし第17項のいずれか1
    項に記載の添加剤濃縮物。
  19. 【請求項19】高温下で(A)(i)ハイドロカービル
    フェノール又は(ii)ハイドロカービルフェノール及び
    硫黄のいずれか、(B)単回添加、若しくは反応の途中
    の中間点での複数回添加のいずれかで添加されたアルカ
    リ土類金属塩基、(C)2から4の炭素原子を有する多
    価アルコール、ジ−若しくはトリ−(CないしC
    グリコール、アルキレングリコールアルキルエーテル若
    しくはポリアルキレングリコールアルキルエーテルのい
    ずれか、(D)潤滑油、(E)成分(B)の単回添加若
    しくは各回の添加に引き続いて添加される二酸化炭素、
    及び(F)該濃縮物の重量に対し2重量%を越え40重
    量%未満となるのに十分量の(i)下記式(I)を有す
    るカルボン酸、又はその酸無水物、若しくはエステル、
    又は(ii)36から100の炭素原子を含むジ−若しく
    はポリカルボン酸、又はその酸無水物、若しくはエステ
    ル、を反応させることを含み、成分(A)ないし(F)
    の重量割合が、300を越えるTBNを有する濃縮物を
    製造するような割合である、最終潤滑油組成物用添加剤
    濃縮物の製造方法。 (式中RはC10からC24のアルキル若しくはアルケ
    ニル基であり、かつRは水素、CからCのアルキ
    ル基若しくはCH−COOH基のいずれかである)。
  20. 【請求項20】成分(B)が石灰である、請求の範囲第
    19項記載の方法。
  21. 【請求項21】成分(A)に対して成分(B)の重量割
    合が0.4から10の範囲である、請求の範囲第19項又
    は第20項に記載の方法。
  22. 【請求項22】成分(C)がエチレングリコールであ
    る、請求の範囲第19項ないし第21項のいずれか1項
    に記載の方法。
  23. 【請求項23】成分(C)がメチルジゴールである、請
    求の範囲第19項ないし第21項のいずれか1項に記載
    の方法。
  24. 【請求項24】二酸化炭素(成分E)を、成分(B)の
    2以上の添加に引き続いて添加する、請求の範囲第19
    項ないし第23項のいずれか1項に記載の方法。
  25. 【請求項25】希釈剤が存在する、請求の範囲第19項
    ないし第24項のいずれか1項に記載の方法。
  26. 【請求項26】触媒の存在下で該反応を行う、請求の範
    囲第19頁ないし第25項のいずれか1項に記載の方
    法。
  27. 【請求項27】該触媒が塩化カルシウムである、請求の
    範囲第26項の記載の方法。
  28. 【請求項28】潤滑油及び、最終潤滑油組成分中に混入
    するのに適する添加剤濃縮物であって、 (a)潤滑油、 (b)(i)式(I) (式中RはC10からC24のアルキル若しくはアルケ
    ニル基であり、かつRは水素、CからCのアルキ
    ル基若しくはCH−COOH基のいずれかである)を
    有する少なくとも1のカルボン酸、その無水物、若しく
    はエステル、又は(ii)36から100の炭素原子を含
    むジ−若しくはポリカルボン酸、その無水物、若しくは
    エステルのいずれかを、該濃縮物重量に対して2重量%
    を越え40重量%未満の割合で混入することにより改質
    した、潤滑油に可溶で硫化若しくは非硫化の、アルカリ
    土類金属ハイドロカービルフェネート、 を含み、TBNが300を越え、かつ100℃における
    粘度が1000未満である添加剤濃縮物を、TBNを0.
    5から120の範囲とするのに十分な量で含む、最終潤
    滑油組成物。
  29. 【請求項29】潤滑油が船舶用潤滑油であり、かつ該添
    加剤濃縮物がTBNを9から100の範囲とするに十分
    な量存在する、請求の範囲第28項記載の最終潤滑油組
    成物。
  30. 【請求項30】潤滑油が自動車用潤滑油であり、かつ該
    添加剤濃縮物がTBNを4から20の範囲とするのに十
    分な量存在する、請求の範囲第28項記載の最終潤滑油
    組成物。
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