JPH0631782B2 - 軽水型原子炉 - Google Patents
軽水型原子炉Info
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- JPH0631782B2 JPH0631782B2 JP60247089A JP24708985A JPH0631782B2 JP H0631782 B2 JPH0631782 B2 JP H0631782B2 JP 60247089 A JP60247089 A JP 60247089A JP 24708985 A JP24708985 A JP 24708985A JP H0631782 B2 JPH0631782 B2 JP H0631782B2
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- core
- pressure vessel
- coolant
- water
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Structure Of Emergency Protection For Nuclear Reactors (AREA)
- Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、冷却材喪失事故時における原子炉の安全性を
確保する軽水型原子炉に係り、特に減圧沸騰により冷却
材が放出されても炉心が露出しないだけの冷却材量の炉
心の燃料発熱部上端より上方に確保するようにした炉心
冠水維持型の原子炉を得ようとするものである。
確保する軽水型原子炉に係り、特に減圧沸騰により冷却
材が放出されても炉心が露出しないだけの冷却材量の炉
心の燃料発熱部上端より上方に確保するようにした炉心
冠水維持型の原子炉を得ようとするものである。
従来の沸騰水型原子炉(以下BWRと称す)について、
第2図により説明する。
第2図により説明する。
第2図は、炉心1を格納する原子炉圧力容器5と、炉心
1での発生熱の除去及び炉熱出力制御の機能をもち、炉
心1より下方に位置する再循環系と、炉水の水位を一定
に保つための給水系6とを有し、さらに非常用炉心冷却
系(以下ECCSと称す)として、高圧炉心スプレイ系
7(以下HPCSと称す)と、低圧炉心スプレイ系(以
下LPCSと称す)と、低圧注水系9(LPCI)とを
有するBWRにおいて、冷却材喪失事故(以下LOCA
と称す)時の原子炉水位及び原子炉圧力の変化を示した
ものである。
1での発生熱の除去及び炉熱出力制御の機能をもち、炉
心1より下方に位置する再循環系と、炉水の水位を一定
に保つための給水系6とを有し、さらに非常用炉心冷却
系(以下ECCSと称す)として、高圧炉心スプレイ系
7(以下HPCSと称す)と、低圧炉心スプレイ系(以
下LPCSと称す)と、低圧注水系9(LPCI)とを
有するBWRにおいて、冷却材喪失事故(以下LOCA
と称す)時の原子炉水位及び原子炉圧力の変化を示した
ものである。
BWRのLOCA事象で炉心1の冷却に最も厳しい事故
は、炉心1より下方に位置する再循環系の吸込み配管1
5の破断である。再循環ポンプ13と、ダウンカマ14
の下部に位置する吸込み配管15と、ダウンカマ14か
ら取り出した冷却材を昇圧しジエツトポンプ16へ駆動
水を供給するための吐出配管17を有する再循環系にお
いて、吸込み配管15に破断が発生するとダウンカマ1
4の水位及び原子炉容器5内の圧力は急激に低下(減
圧)し(第2図の(イ)部分参照)、これに伴い炉心シ
ユラウド内水位も急激に低下する。図に示すように、L
OCA後、約50秒後に炉心1は露出し、このため燃料
被覆管温度は上昇する(第2図の(ロ)の部分参照)。
一方、原子炉圧力が低下するとECCSが注水されるた
め、やがてシユラウド内水位は回復し、炉心1は再冠水
(約150秒後)し冷却される(第2図の(ハ)の部分
参照)。このように、BWRでは、炉心1より下方に大
口径配管が位置しているため、LOCAが発生すると炉
心1は完全に露出してしまい、炉心冷却はECCS系に
よつて行われていた。
は、炉心1より下方に位置する再循環系の吸込み配管1
5の破断である。再循環ポンプ13と、ダウンカマ14
の下部に位置する吸込み配管15と、ダウンカマ14か
ら取り出した冷却材を昇圧しジエツトポンプ16へ駆動
水を供給するための吐出配管17を有する再循環系にお
いて、吸込み配管15に破断が発生するとダウンカマ1
4の水位及び原子炉容器5内の圧力は急激に低下(減
圧)し(第2図の(イ)部分参照)、これに伴い炉心シ
ユラウド内水位も急激に低下する。図に示すように、L
OCA後、約50秒後に炉心1は露出し、このため燃料
被覆管温度は上昇する(第2図の(ロ)の部分参照)。
一方、原子炉圧力が低下するとECCSが注水されるた
め、やがてシユラウド内水位は回復し、炉心1は再冠水
(約150秒後)し冷却される(第2図の(ハ)の部分
参照)。このように、BWRでは、炉心1より下方に大
口径配管が位置しているため、LOCAが発生すると炉
心1は完全に露出してしまい、炉心冷却はECCS系に
よつて行われていた。
次に新型沸騰水型原子炉(以下ABWRと称す)につい
て第3図より説明する。
て第3図より説明する。
第3図は、炉心1を格納する原子炉圧力容器5と、炉心
1での発生熱の除去および炉熱出力制御の機能をもつた
インターナルポンプ10と、炉水位を一定に保つための
給水系6とを有し、さらにECCS系としてHPCS
7、原子炉隔離時冷却設備11(以下RCICと称
す)、低圧注水系12(以下LPFLと称す)を有する
ABWRにおいて、炉心冷却に最も厳しいHPCSの破
断を想定した場合における解析結果を示す図である。H
PCS配管7に破断が生じるとHPCSスーパジヤ18
の部分から冷却材が原子炉圧力容器5外に放出される。
しかし、ダウンカマ14における水位が低下すると、約
55秒でRCIC11が作動し(第3図の(ニ)の部分
参照)、さらに約150秒で自動減圧系(ADS)が作
動(第3図の(ホ)参照)する。原子炉圧力がLPFL
12の作動する圧力まで低下すると(この時減圧沸騰が
生じ炉心位が上昇する)約33秒でLPFL12が注水
を開始(第3図の(ヘ)参照)するため、炉水位は再び
上昇する。このため炉心1は事故時の全ての期間で冠水
維持される。このように、RCIC11は、LOCA開
始からLPFL12が作動するまでの炉心冠水冷却のた
めに、LPFL12は自動減圧系が作動し減圧沸騰により放出
される冷却材量と崩壊熱により放出される冷却材量を補
うために設けられている。一方、燃料棒被覆管温度変化
はLOCA発生後、インターナルポンプ10の停止によ
る炉心流量の急激な減少により遷移沸騰が発生し、熱伝
導率が低くなるため、燃料棒被覆管温度は上昇する(第
3図の(ト)参照)。しかし、スクラムによる出力低下
により燃料棒被覆管温度の上昇は短期間でおさまる。こ
のように、ABWRではLOCA発生初期にはRCIC
11により、原子炉圧力が低下した後には、LPFL1
2により炉内に冷却材が注水されるため、事故後全ての
期間で冠水維持され十分な炉心冷却が得られる。
1での発生熱の除去および炉熱出力制御の機能をもつた
インターナルポンプ10と、炉水位を一定に保つための
給水系6とを有し、さらにECCS系としてHPCS
7、原子炉隔離時冷却設備11(以下RCICと称
す)、低圧注水系12(以下LPFLと称す)を有する
ABWRにおいて、炉心冷却に最も厳しいHPCSの破
断を想定した場合における解析結果を示す図である。H
PCS配管7に破断が生じるとHPCSスーパジヤ18
の部分から冷却材が原子炉圧力容器5外に放出される。
しかし、ダウンカマ14における水位が低下すると、約
55秒でRCIC11が作動し(第3図の(ニ)の部分
参照)、さらに約150秒で自動減圧系(ADS)が作
動(第3図の(ホ)参照)する。原子炉圧力がLPFL
12の作動する圧力まで低下すると(この時減圧沸騰が
生じ炉心位が上昇する)約33秒でLPFL12が注水
を開始(第3図の(ヘ)参照)するため、炉水位は再び
上昇する。このため炉心1は事故時の全ての期間で冠水
維持される。このように、RCIC11は、LOCA開
始からLPFL12が作動するまでの炉心冠水冷却のた
めに、LPFL12は自動減圧系が作動し減圧沸騰により放出
される冷却材量と崩壊熱により放出される冷却材量を補
うために設けられている。一方、燃料棒被覆管温度変化
はLOCA発生後、インターナルポンプ10の停止によ
る炉心流量の急激な減少により遷移沸騰が発生し、熱伝
導率が低くなるため、燃料棒被覆管温度は上昇する(第
3図の(ト)参照)。しかし、スクラムによる出力低下
により燃料棒被覆管温度の上昇は短期間でおさまる。こ
のように、ABWRではLOCA発生初期にはRCIC
11により、原子炉圧力が低下した後には、LPFL1
2により炉内に冷却材が注水されるため、事故後全ての
期間で冠水維持され十分な炉心冷却が得られる。
第4図は、原子炉圧力が70ATAからの減圧沸騰によ
つて冷却材が原子炉圧力容器5外に放出される割合を示
したものであり、全冷却材保有量の約38%が放出され
ることがわかつている。
つて冷却材が原子炉圧力容器5外に放出される割合を示
したものであり、全冷却材保有量の約38%が放出され
ることがわかつている。
第5図は、LOCA時の原子炉圧力容器5内の水位に対
する残留水量を示す。図から、BWRでは大口径配管が
炉心より下方に存在するため配管破断時に多量の冷却材
流出があり、炉水位は第5図点に低下するが、ABW
Rでは、一次系配管が炉心1の上方に位置すること、及
びRCIC11の作動により、原子炉圧力容器5内の残
留水量がBWRに比べて多く、燃料発熱部上端より上方
の第5図点に低下する。しかし、減圧沸騰により冷却
材が放出され(全冷却材の38%)、かつRCIC11
なしの炉水位は、第5図点であり燃料発熱部上端より
下方になる。
する残留水量を示す。図から、BWRでは大口径配管が
炉心より下方に存在するため配管破断時に多量の冷却材
流出があり、炉水位は第5図点に低下するが、ABW
Rでは、一次系配管が炉心1の上方に位置すること、及
びRCIC11の作動により、原子炉圧力容器5内の残
留水量がBWRに比べて多く、燃料発熱部上端より上方
の第5図点に低下する。しかし、減圧沸騰により冷却
材が放出され(全冷却材の38%)、かつRCIC11
なしの炉水位は、第5図点であり燃料発熱部上端より
下方になる。
第6図に各原子炉固有の安全性を示す。炉心1、冷却系
循環ポンプ2、冷却系中間熱交換器3を配管で結び冷却
材であるナトリウムによつて、炉心1で発生した熱を水
に伝え蒸気を発生させ、タービンを回転し発電する高速
増幅炉(FBR)は、原子炉冷却材バウンダリでLOC
Aが発生した場合においても、一次冷却材の循環に支障
をきたすことなく安全に炉心1の冷却が行えるように、
一次主冷却系の配管及び機器が高所配置になつている。
又、やむを得ず低い位置に配置される配管及び機器に
は、ガードベツセル4を配置し、原子炉容器液位を許容
レベル以上に保持できる設計としている。よつて、EC
CS系がなくとも十分な炉心冷却が得られるため原子炉
固有の安全性が非常に高い。なお、ガードベツセル4
は、原子炉圧力容器5、一次主冷却系中間熱交換器3、
一次主冷却系循環ポンプ2にそれぞれ設置されている。
しかし、BWRでは原子炉一次冷却系等の原子炉圧力容
器に接続されている配管の完全破断によりLOCAが発
生した場合、破断口からの冷却材流出及び減圧沸騰によ
る冷却材流出によつて炉心1は露出するため炉心冷却は
ECCSに担うところが大きい。したがつて、原子炉固
有の安全性は低いといえる。
循環ポンプ2、冷却系中間熱交換器3を配管で結び冷却
材であるナトリウムによつて、炉心1で発生した熱を水
に伝え蒸気を発生させ、タービンを回転し発電する高速
増幅炉(FBR)は、原子炉冷却材バウンダリでLOC
Aが発生した場合においても、一次冷却材の循環に支障
をきたすことなく安全に炉心1の冷却が行えるように、
一次主冷却系の配管及び機器が高所配置になつている。
又、やむを得ず低い位置に配置される配管及び機器に
は、ガードベツセル4を配置し、原子炉容器液位を許容
レベル以上に保持できる設計としている。よつて、EC
CS系がなくとも十分な炉心冷却が得られるため原子炉
固有の安全性が非常に高い。なお、ガードベツセル4
は、原子炉圧力容器5、一次主冷却系中間熱交換器3、
一次主冷却系循環ポンプ2にそれぞれ設置されている。
しかし、BWRでは原子炉一次冷却系等の原子炉圧力容
器に接続されている配管の完全破断によりLOCAが発
生した場合、破断口からの冷却材流出及び減圧沸騰によ
る冷却材流出によつて炉心1は露出するため炉心冷却は
ECCSに担うところが大きい。したがつて、原子炉固
有の安全性は低いといえる。
一方、ABWRは、設計上想定すべき破断口は著しく小
さく、且つ破断位置も炉心1の上部に位置している。こ
のため、LOCA時に原子炉からの冷却材流出量が少な
く炉心が露出しにくいのでBWRに比べプラント固有の
安全性は高い。
さく、且つ破断位置も炉心1の上部に位置している。こ
のため、LOCA時に原子炉からの冷却材流出量が少な
く炉心が露出しにくいのでBWRに比べプラント固有の
安全性は高い。
以上のことから特にABWRではLOCAが発生して
も、減圧沸騰により放出される冷却材(全保有水の38
%)を捕えるだけの保有水量を炉心1上部に確保できれ
ば、プラント固有の安全性を高めることができる。
も、減圧沸騰により放出される冷却材(全保有水の38
%)を捕えるだけの保有水量を炉心1上部に確保できれ
ば、プラント固有の安全性を高めることができる。
第7図にABWRのECCS系統を示す。
ECCS系統は、単一故障を仮定しても装置の安全機能
が達成できるように独立性を有する構造であり、図に示
すように区分I、区分II及び区分IIIの3つに区分さ
れ、それぞれの区分ごとに動力源として非常用デイーゼ
ル発電機19を設置している。例えば、最も炉心冷却に
厳しいHPLS7の破断を考えると、図に示す区分IIの
HPCS7機能が停止し、且つ単一故障を想定すると、
区分IIIのECCS系の機能も同時に停止するという極
めて厳しい事故となる。しかし、残りの区分IのRCI
C11、LPFL12及び区分IIのLPFL12により炉心
を十分冷却できるだけの容量をもつ性能をもつている。
各系統の容量は、RCIC11が1系統で180T/H
r、HPCS7が2系統で730T/Hr、LPFL12は
3系統で950T/Hrである。
が達成できるように独立性を有する構造であり、図に示
すように区分I、区分II及び区分IIIの3つに区分さ
れ、それぞれの区分ごとに動力源として非常用デイーゼ
ル発電機19を設置している。例えば、最も炉心冷却に
厳しいHPLS7の破断を考えると、図に示す区分IIの
HPCS7機能が停止し、且つ単一故障を想定すると、
区分IIIのECCS系の機能も同時に停止するという極
めて厳しい事故となる。しかし、残りの区分IのRCI
C11、LPFL12及び区分IIのLPFL12により炉心
を十分冷却できるだけの容量をもつ性能をもつている。
各系統の容量は、RCIC11が1系統で180T/H
r、HPCS7が2系統で730T/Hr、LPFL12は
3系統で950T/Hrである。
なお、従来の公知例としては、日立評論Vo1.66、No.
4(1984年4月号)の第59頁〜第64頁に記載された
ABWR(新型沸騰水型原子カプラント)の開発と題す
る技術がある。
4(1984年4月号)の第59頁〜第64頁に記載された
ABWR(新型沸騰水型原子カプラント)の開発と題す
る技術がある。
本発明は、原子炉一次系配管のLOCA時においても炉
心が露出せず冠水維持される信頼性の高い軽水型原子炉
を得ることにある。
心が露出せず冠水維持される信頼性の高い軽水型原子炉
を得ることにある。
本発明は、原子炉の炉心と前記炉心上方に装備された上
部プレナムとを格納する原子炉圧力容器、及び前記原子
炉圧力容器に注水系として接続される注水配管及び同じ
く前記原子炉圧力容器に接続される主蒸気配管を有する
軽水型原子炉において、原子炉圧力容器内の圧力が通常
運転時の圧力から大気圧まで急減圧した場合に減圧沸騰
により冷却材が原子炉圧力容器外に放出された場合にお
いても冷却材を炉心の燃料発熱部上端より上方に確保で
きる高さに、前記各配管の前記原子炉圧力容器内におけ
る開口の位置を前記燃料発熱部上端よりも上方に設定し
たことを特徴とする軽水型原子炉であって、事故時の原
子炉圧力容器内での減圧沸騰においても炉心を冠水維持
して原子炉の安全性と信頼性とを向上するものである。
部プレナムとを格納する原子炉圧力容器、及び前記原子
炉圧力容器に注水系として接続される注水配管及び同じ
く前記原子炉圧力容器に接続される主蒸気配管を有する
軽水型原子炉において、原子炉圧力容器内の圧力が通常
運転時の圧力から大気圧まで急減圧した場合に減圧沸騰
により冷却材が原子炉圧力容器外に放出された場合にお
いても冷却材を炉心の燃料発熱部上端より上方に確保で
きる高さに、前記各配管の前記原子炉圧力容器内におけ
る開口の位置を前記燃料発熱部上端よりも上方に設定し
たことを特徴とする軽水型原子炉であって、事故時の原
子炉圧力容器内での減圧沸騰においても炉心を冠水維持
して原子炉の安全性と信頼性とを向上するものである。
本発明の具体的実施例は、軽水型原子炉において、LO
CAが発生しても、破断口と燃料発熱部上端との間に破
断口以下の全保有水の38%以上を確保できる構造とす
ることにより、小容量の低圧ECCSだけで十分に炉心
を冷却することができる点に特徴がある。
CAが発生しても、破断口と燃料発熱部上端との間に破
断口以下の全保有水の38%以上を確保できる構造とす
ることにより、小容量の低圧ECCSだけで十分に炉心
を冷却することができる点に特徴がある。
以下、本発明の一実施例を第1図及び第8図を用いて具
体的に説明する。
体的に説明する。
第1図はABWRに本発明を採用した例で、図において
5は炉心1を格納する原子炉圧力容器、10は炉心1で
の発生熱を除去、及び炉熱出力制御の機能をもつたイン
ターナルポンプ、6は炉水位を一定に保つための給水系
統である。ECCS系統としては、HPCS7,RCI
C11,LPFL12を設置している。上部プレナム2
1は約40cm高くしてあり、その分、上部プレナム21
より上方の原子炉圧力容器5を含む構造物を高くしてい
る。1350MWe級のABWRプラントの通常水位で
の全保有水量は、約30m3であり、減圧沸騰で原子炉圧
力容器5外に放出される割合は全保有水量の38%であ
るので、放出される冷却材量は約11.5m3である。こ
の放出量をHPCSノズル18と燃料棒発熱部上端との間に
確保するにはHPCSノズル18を約40cm上方に高く
位置させればよい。
5は炉心1を格納する原子炉圧力容器、10は炉心1で
の発生熱を除去、及び炉熱出力制御の機能をもつたイン
ターナルポンプ、6は炉水位を一定に保つための給水系
統である。ECCS系統としては、HPCS7,RCI
C11,LPFL12を設置している。上部プレナム2
1は約40cm高くしてあり、その分、上部プレナム21
より上方の原子炉圧力容器5を含む構造物を高くしてい
る。1350MWe級のABWRプラントの通常水位で
の全保有水量は、約30m3であり、減圧沸騰で原子炉圧
力容器5外に放出される割合は全保有水量の38%であ
るので、放出される冷却材量は約11.5m3である。こ
の放出量をHPCSノズル18と燃料棒発熱部上端との間に
確保するにはHPCSノズル18を約40cm上方に高く
位置させればよい。
本発明では、上部プレナム21を約40cm高くし、その
分HPCSノズル18を高く位置させることにより、炉
心冷却に最も厳しいHPCS破断によるLOCAが発生
しても自動減圧系が作動する間約150秒間はRCIC
11を注水しなくとも、発熱部上端より上方に冷却材を
多く確保できるので、炉心は露出しない。また減圧沸騰
によつて原子炉圧力容器5外に全保有水量の38%が放
出されても炉心は露出しないため、LOCA後、LPF
Lが作動するまでの間約330秒の間炉心は冠水維持さ
れる。よつて、本発明によれば、RCIC11がなくと
もLPFL12だけで十分な炉心冷却が得られる。ま
た、LPFL12の容量も、減圧沸騰によつて放出され
る冷却材量を考慮しなくともよいため、崩壊熱により放
出される冷却材相当の量だけで十分である。
分HPCSノズル18を高く位置させることにより、炉
心冷却に最も厳しいHPCS破断によるLOCAが発生
しても自動減圧系が作動する間約150秒間はRCIC
11を注水しなくとも、発熱部上端より上方に冷却材を
多く確保できるので、炉心は露出しない。また減圧沸騰
によつて原子炉圧力容器5外に全保有水量の38%が放
出されても炉心は露出しないため、LOCA後、LPF
Lが作動するまでの間約330秒の間炉心は冠水維持さ
れる。よつて、本発明によれば、RCIC11がなくと
もLPFL12だけで十分な炉心冷却が得られる。ま
た、LPFL12の容量も、減圧沸騰によつて放出され
る冷却材量を考慮しなくともよいため、崩壊熱により放
出される冷却材相当の量だけで十分である。
以上述べたように、炉心冷却に最も厳しいHPCS破断
によるLOCAの場合でも炉心は冠水維持されるため、
他の原子炉圧の容器に接続されるRCIC11,LPF
L12,給水系の6配管(HPCS配管7よりも上方に
設置)の破断が生じても破断口と燃料発熱部上端との間
に減圧沸騰で放出される全保有水量の38%を確保でき
れば炉心は冠水維持されるため、次に示すようにECC
S系の簡素化が計れる。
によるLOCAの場合でも炉心は冠水維持されるため、
他の原子炉圧の容器に接続されるRCIC11,LPF
L12,給水系の6配管(HPCS配管7よりも上方に
設置)の破断が生じても破断口と燃料発熱部上端との間
に減圧沸騰で放出される全保有水量の38%を確保でき
れば炉心は冠水維持されるため、次に示すようにECC
S系の簡素化が計れる。
第8図に本発明によるECCS系統の新しい構成を示
す。先に述べたように、LOCA時においては、RCI
C12に作動の必要はないが、過渡事象時の原子炉隔離
時における炉心の冷却を目的として設置しておく必要が
あるため、RCIC12を削減することはできない。し
かし、高圧ECCSがなくとも炉心は冠水維持されるた
め従来必要とされた第7図中のHPCS7は不要とな
る。したがつて、LOCA及び単一故障を仮定して、第
8図に示すECCS系統とすることができる。ECCS容量
としては、従来のABWRが、RCIC11:180T
/Hr(1系統)、HPCS7:730T/Hr(2系
統)、LPFL12:950T/Hr(3系統)に対
し、本発明におけるABWRによれば、RCIC11:
180T/Hr(1系統)、LPFL12:約230T
/Hr(3系統)のECCS系統で十分炉心1は冷却さ
れる。なお、230T/Hrの根拠は、LOCA後、約
3分後の崩壊熱(トータル出力の2%以下)による冷却
材喪失相当分の量にいくらかの余裕を含んだ値である。
す。先に述べたように、LOCA時においては、RCI
C12に作動の必要はないが、過渡事象時の原子炉隔離
時における炉心の冷却を目的として設置しておく必要が
あるため、RCIC12を削減することはできない。し
かし、高圧ECCSがなくとも炉心は冠水維持されるた
め従来必要とされた第7図中のHPCS7は不要とな
る。したがつて、LOCA及び単一故障を仮定して、第
8図に示すECCS系統とすることができる。ECCS容量
としては、従来のABWRが、RCIC11:180T
/Hr(1系統)、HPCS7:730T/Hr(2系
統)、LPFL12:950T/Hr(3系統)に対
し、本発明におけるABWRによれば、RCIC11:
180T/Hr(1系統)、LPFL12:約230T
/Hr(3系統)のECCS系統で十分炉心1は冷却さ
れる。なお、230T/Hrの根拠は、LOCA後、約
3分後の崩壊熱(トータル出力の2%以下)による冷却
材喪失相当分の量にいくらかの余裕を含んだ値である。
本発明によれば、LOCAが発生しても炉心は露出せ
ず、冠水維持されるためプラント固有の安全性を得るこ
とができ、しかも同時にECCS系統を簡略化できると
共にその容量も従来のものに対し1/5以下とすること
ができる。このように本発明によれば、信頼性が高く、
しかも製品価格を大幅に低減することのできる軽水型原
子炉を得ることができる。
ず、冠水維持されるためプラント固有の安全性を得るこ
とができ、しかも同時にECCS系統を簡略化できると
共にその容量も従来のものに対し1/5以下とすること
ができる。このように本発明によれば、信頼性が高く、
しかも製品価格を大幅に低減することのできる軽水型原
子炉を得ることができる。
第1図は、本発明の軽水型原子炉の一実施例を示す概略
縦断面図、第2図は従来のBWRの構造とその事故解析
結果を示す線図、第3図は従来のABWR構造とその事
故解析結果を示す線図、第4図は減圧沸騰割合を示す線
図、第5図は、原子炉水位に対するベツセル内体積の関
係を示す図、第6図は従来の各原子炉固有の安全性及び
本発明の一実施例としてのABWRにおける固有の安全
性を比較して示す図、第7図は、従来のABWRのECCS系統
を説明する図、第8図は、本発明の一実施例におけるE
CCS系統を説明する図である。 1…炉心、2…冷却系循環ポンプ、3…冷却系中間熱交
換器、4…ガードベツセル、5…原子炉圧力容器、6…
給水系、7…高圧炉心スプレイ系(HPCS)、9…低
圧注水系(LPCI)、10…インターナルポンプ、1
1…原子炉隔離時冷却設備(RCIC)、12低圧注入
系(LPFL)、13…再循環ポンプ、14…ダウンカマ、
15…再循環系吸込み配管、16…ジエツトポンプ、1
7…再循環系吐出配管、18…高圧炉心スプレイスパー
ジヤ、19…非常用デイーゼル発電機、20…主蒸気
系、21…上部プレナム。
縦断面図、第2図は従来のBWRの構造とその事故解析
結果を示す線図、第3図は従来のABWR構造とその事
故解析結果を示す線図、第4図は減圧沸騰割合を示す線
図、第5図は、原子炉水位に対するベツセル内体積の関
係を示す図、第6図は従来の各原子炉固有の安全性及び
本発明の一実施例としてのABWRにおける固有の安全
性を比較して示す図、第7図は、従来のABWRのECCS系統
を説明する図、第8図は、本発明の一実施例におけるE
CCS系統を説明する図である。 1…炉心、2…冷却系循環ポンプ、3…冷却系中間熱交
換器、4…ガードベツセル、5…原子炉圧力容器、6…
給水系、7…高圧炉心スプレイ系(HPCS)、9…低
圧注水系(LPCI)、10…インターナルポンプ、1
1…原子炉隔離時冷却設備(RCIC)、12低圧注入
系(LPFL)、13…再循環ポンプ、14…ダウンカマ、
15…再循環系吸込み配管、16…ジエツトポンプ、1
7…再循環系吐出配管、18…高圧炉心スプレイスパー
ジヤ、19…非常用デイーゼル発電機、20…主蒸気
系、21…上部プレナム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上妻 宣昭 茨城県日立市幸町3丁目2番1号 日立エ ンジニアリング株式会社内 (72)発明者 杉崎 利彦 茨城県日立市幸町3丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (56)参考文献 特開 昭59−231484(JP,A) 特開 昭60−202390(JP,A)
Claims (4)
- 【請求項1】原子炉の炉心と前記炉心上方に装備された
上部プレナムとを格納する原子炉圧力容器、及び前記原
子炉圧力容器に注水系として接続される注水配管及び同
じく前記原子炉圧力容器に接続される主蒸気配管を有す
る軽水型原子炉において、原子炉圧力容器内の圧力が通
常運転時の圧力から大気圧まで急減圧した場合に減圧沸
騰により冷却材が原子炉圧力容器外に放出された場合に
おいても冷却材を炉心の燃料発熱部上端より上方に確保
できる高さに、前記各配管の前記原子炉圧力容器内にお
ける開口の位置を前記燃料発熱部上端よりも上方に設定
したことを特徴とする軽水型原子炉。 - 【請求項2】特許請求の範囲第1項において、原子炉圧
力容器に接続されている配管の開口位置と燃料発熱部上
端の間に確保できる冷却材量を、前記配管の開口位置よ
り下方の原子炉圧力容器内に確保できる冷却材の全量に
対し38%以上とすることを特徴とする軽水型原子炉。 - 【請求項3】特許請求の範囲第2項において、上部プレ
ナムを高くし原子炉圧力容器に接続される注水配管の原
子炉圧力容器内での開口の位置を燃料発熱部上端から前
記開口の位置との間に約11.5m3以上の冷却材が確保
できる高さにしたことを特徴とする軽水型原子炉。 - 【請求項4】特許請求の範囲第2項において、注水配管
による注水系は、原子炉隔離時冷却設備系と低圧注水系
とを含んで構成され、前記低圧注水系の容量は約230
T/Hr以下であることを特徴とする軽水型原子炉。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60247089A JPH0631782B2 (ja) | 1985-11-06 | 1985-11-06 | 軽水型原子炉 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60247089A JPH0631782B2 (ja) | 1985-11-06 | 1985-11-06 | 軽水型原子炉 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62228197A JPS62228197A (ja) | 1987-10-07 |
| JPH0631782B2 true JPH0631782B2 (ja) | 1994-04-27 |
Family
ID=17158261
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60247089A Expired - Lifetime JPH0631782B2 (ja) | 1985-11-06 | 1985-11-06 | 軽水型原子炉 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0631782B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01214796A (ja) * | 1988-02-24 | 1989-08-29 | Hitachi Ltd | 原子炉の非常用炉心冷却系 |
| JP2537538B2 (ja) * | 1988-06-16 | 1996-09-25 | 株式会社日立製作所 | 自然循還型原子炉 |
-
1985
- 1985-11-06 JP JP60247089A patent/JPH0631782B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62228197A (ja) | 1987-10-07 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |