JPH063326B2 - 冷凍サイクル装置 - Google Patents
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- JPH063326B2 JPH063326B2 JP2728585A JP2728585A JPH063326B2 JP H063326 B2 JPH063326 B2 JP H063326B2 JP 2728585 A JP2728585 A JP 2728585A JP 2728585 A JP2728585 A JP 2728585A JP H063326 B2 JPH063326 B2 JP H063326B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、1つの圧縮機にて、3つの異なる冷却温度が
得られる冷凍サイクル装置に関するもので、例えば車両
用冷房、冷蔵、冷凍装置として好適なものである。
得られる冷凍サイクル装置に関するもので、例えば車両
用冷房、冷蔵、冷凍装置として好適なものである。
本出願人においては、特開昭58−11370号公報等
にて車室の冷房用蒸発器と冷蔵用蒸発器の蒸発圧力を異
ならせることにより、冷房作用と冷蔵作用を両立するよ
うにした冷凍サイクル装置を先に提案している。
にて車室の冷房用蒸発器と冷蔵用蒸発器の蒸発圧力を異
ならせることにより、冷房作用と冷蔵作用を両立するよ
うにした冷凍サイクル装置を先に提案している。
上記の従来装置は、いずれも2つの蒸発器における蒸発
圧力を変えて、2温度を得るものであったが、近年、車
両においてもキャンプなどのレジャー用途が拡大される
傾向にあり、その結果冷蔵庫に冷蔵用と冷凍用の2つの
蒸発器を設置して、冷蔵庫内で2つの異なる冷却温度を
得ることが要望されるようになっている。
圧力を変えて、2温度を得るものであったが、近年、車
両においてもキャンプなどのレジャー用途が拡大される
傾向にあり、その結果冷蔵庫に冷蔵用と冷凍用の2つの
蒸発器を設置して、冷蔵庫内で2つの異なる冷却温度を
得ることが要望されるようになっている。
そこで、本発明は上記点に鑑み、3つの異なる冷却温度
を独立に設定し得る冷凍サイクル装置を提供するこを目
的とする。
を独立に設定し得る冷凍サイクル装置を提供するこを目
的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、 (a)少なくとも第1の吸入口、第2の吸入口、および第
3の吸入口を独立に設け、前記3つの吸入口からそれぞ
れ吸入された冷媒を圧縮し、1つの吐出口から吐出する
ように構成された圧縮機と、 (b)この圧縮機より吐出されたガス冷媒を液冷媒に凝縮
するように設けられた凝縮器と、 (c)この凝縮器の冷媒出口側と前記第1の吸入口との間
に設けられた第1の減圧装置および第1の蒸発器と、 (d)前記凝縮器の冷媒出口側と前記第2の吸入口との間
に設けられた第2の減圧装置および第2の蒸発器と、 (e)前記凝縮器の冷媒出口側と前記第3の吸入口との間
に設けられた第3の減圧装置および第3の蒸発器とを具
備し、 (f)前記第1の減圧装置、第2の減圧装置および第3の
減圧装置は、第1の蒸発器、第2の蒸発器、第3の蒸発
器の順に蒸発圧力が低くなるように構成されており、 (g)前記圧縮機には、前記第2の吸入口から吸入された
冷媒をその圧縮前に前記第1の吸入口から吸入された圧
力の高い冷媒と混合する連通機構、および前記第3の吸
入口から吸入された冷媒をその圧縮前に前記第1の吸入
口から吸入された圧力の高い冷媒と混合する連通機構 を備えるという技術的手段を採用する。
3の吸入口を独立に設け、前記3つの吸入口からそれぞ
れ吸入された冷媒を圧縮し、1つの吐出口から吐出する
ように構成された圧縮機と、 (b)この圧縮機より吐出されたガス冷媒を液冷媒に凝縮
するように設けられた凝縮器と、 (c)この凝縮器の冷媒出口側と前記第1の吸入口との間
に設けられた第1の減圧装置および第1の蒸発器と、 (d)前記凝縮器の冷媒出口側と前記第2の吸入口との間
に設けられた第2の減圧装置および第2の蒸発器と、 (e)前記凝縮器の冷媒出口側と前記第3の吸入口との間
に設けられた第3の減圧装置および第3の蒸発器とを具
備し、 (f)前記第1の減圧装置、第2の減圧装置および第3の
減圧装置は、第1の蒸発器、第2の蒸発器、第3の蒸発
器の順に蒸発圧力が低くなるように構成されており、 (g)前記圧縮機には、前記第2の吸入口から吸入された
冷媒をその圧縮前に前記第1の吸入口から吸入された圧
力の高い冷媒と混合する連通機構、および前記第3の吸
入口から吸入された冷媒をその圧縮前に前記第1の吸入
口から吸入された圧力の高い冷媒と混合する連通機構 を備えるという技術的手段を採用する。
上記技術的手段によれば、圧縮機に独立に設けた第1〜
第3の吸入口に、第1〜第3の減圧装置によりそれれ設
定された圧力の異なる冷媒を吸入することができ、その
ため第1〜第3の減圧装置下流に接続された蒸発器にお
ける蒸発圧力がそれぞれ異なる圧力となり、各蒸発器に
より冷却温度が異なるものとなる。
第3の吸入口に、第1〜第3の減圧装置によりそれれ設
定された圧力の異なる冷媒を吸入することができ、その
ため第1〜第3の減圧装置下流に接続された蒸発器にお
ける蒸発圧力がそれぞれ異なる圧力となり、各蒸発器に
より冷却温度が異なるものとなる。
本発明の好ましい実施例においては、第1の蒸発器が冷
房作用を果たし、第2の蒸発器が冷蔵作用を果たし、第
3の蒸発器が冷凍作用を果たし、冷房→冷蔵→冷凍の順
に冷却温度が低くなる。
房作用を果たし、第2の蒸発器が冷蔵作用を果たし、第
3の蒸発器が冷凍作用を果たし、冷房→冷蔵→冷凍の順
に冷却温度が低くなる。
また、第2、第3の吸入口から吸入された冷媒をその圧
縮前に第1の吸入口から吸入された圧力の高い冷媒と混
合する連通機構を圧縮機に備えているため、第2、3の
吸入口を独立に設けているにもかかわらず、第1の吸入
口からの冷媒流量を実質的に増加でき、従って、第1の
蒸発器における冷却能力(例えば冷房能力)を高めるこ
とができる。
縮前に第1の吸入口から吸入された圧力の高い冷媒と混
合する連通機構を圧縮機に備えているため、第2、3の
吸入口を独立に設けているにもかかわらず、第1の吸入
口からの冷媒流量を実質的に増加でき、従って、第1の
蒸発器における冷却能力(例えば冷房能力)を高めるこ
とができる。
以下、本発明を図に示す具体的な図に示す実施例に基づ
いて詳しく説明する。
いて詳しく説明する。
第1図は、車室冷房と物品の冷蔵冷凍を同時に行う自動
車用冷凍サイクル装置に用いた場合の具体的な一実施例
の構成を示す冷凍サイクル図である。圧縮機21は、電
磁クラッチ20を介して図示しない自動車エンジンの駆
動軸に結合される。この圧縮機21は、10気筒の斜板
式であり、そのうち8気筒を冷房用の圧縮部21aとし
て構成し、残り2気筒のうち1気筒を冷蔵用の圧縮部2
1bとして構成し、残り1気筒を冷凍用の圧縮部21c
として構成している。この場合、圧縮機21の各圧縮機
部21a、21b、21cにはそれぞれ冷房用吸入口2
1d、冷蔵用吸入口21e、冷凍用吸入口21fが独立
に設けられている。また、冷房用圧縮部21aと冷蔵用
圧縮部21bは、第1連通路21gによって連通され、
冷房用圧縮部21aと冷凍用圧縮部21cは、第2連通
路21hによって連通され、各吸入口21d、21e、
21fからそれぞれ吸入された圧力の異なる冷媒(R1
2)は、各圧縮部にて圧縮される前に連通路21gおよ
び連通路21hによって連通され、冷房用冷媒の圧力ま
で高められた後、各圧縮部にてそれぞれ圧縮され、共通
の吐出口21iから吐出されるようになっている。
車用冷凍サイクル装置に用いた場合の具体的な一実施例
の構成を示す冷凍サイクル図である。圧縮機21は、電
磁クラッチ20を介して図示しない自動車エンジンの駆
動軸に結合される。この圧縮機21は、10気筒の斜板
式であり、そのうち8気筒を冷房用の圧縮部21aとし
て構成し、残り2気筒のうち1気筒を冷蔵用の圧縮部2
1bとして構成し、残り1気筒を冷凍用の圧縮部21c
として構成している。この場合、圧縮機21の各圧縮機
部21a、21b、21cにはそれぞれ冷房用吸入口2
1d、冷蔵用吸入口21e、冷凍用吸入口21fが独立
に設けられている。また、冷房用圧縮部21aと冷蔵用
圧縮部21bは、第1連通路21gによって連通され、
冷房用圧縮部21aと冷凍用圧縮部21cは、第2連通
路21hによって連通され、各吸入口21d、21e、
21fからそれぞれ吸入された圧力の異なる冷媒(R1
2)は、各圧縮部にて圧縮される前に連通路21gおよ
び連通路21hによって連通され、冷房用冷媒の圧力ま
で高められた後、各圧縮部にてそれぞれ圧縮され、共通
の吐出口21iから吐出されるようになっている。
次に、上記圧縮機21の具体的な構成を第2図〜第7図
により説明すると、本実施例の圧縮機21は、自動車エ
ンジンにより電磁クラッチ20を介して、駆動されるシ
ャフト210の回転力を斜板211によってピストン2
12の往復運動に変換する斜板式のものであって、斜板
211はシャフト210にキー止めされてそれと一体に
回転する。斜板211の回転はシュー213およびボー
ル214を介してピストン212に伝達される。このピ
ストン212は5個あり、その表面はテフロンのような
樹脂系材料でコーティングされている。これらのピスト
ン212はシリンダブロック215に形成されている5
つのシリンダボア(第3図ではそのうちの1つのボア2
16を示している)内の軸方向に往復可動に配設されて
いる。ピストン212の両端面がシリンダボア216と
協働して10個のシリンダ(気筒室)217、217
a、217bを形成し、それら10個のシリンダのうち
の1個のシリンダ217a(第3図、第4図参照)が前
記第1図における冷蔵用圧縮部21bを構成し、別の1
個のシリンダ217b(第4図参照)が冷凍用圧縮部2
1cを構成し、残り8個のシリンダ217が冷房用圧縮
部21aを構成している。シリンダブロック215の中
央にはシャフト210用の軸孔と斜板211を収容して
している斜板室218とが形成されており、この斜板室
218はシリンダボア216と連通している。一方、シ
リンダブロック215内の下部には通常:潤滑油で充満
しているオイルチャンバ219も形成されている。
により説明すると、本実施例の圧縮機21は、自動車エ
ンジンにより電磁クラッチ20を介して、駆動されるシ
ャフト210の回転力を斜板211によってピストン2
12の往復運動に変換する斜板式のものであって、斜板
211はシャフト210にキー止めされてそれと一体に
回転する。斜板211の回転はシュー213およびボー
ル214を介してピストン212に伝達される。このピ
ストン212は5個あり、その表面はテフロンのような
樹脂系材料でコーティングされている。これらのピスト
ン212はシリンダブロック215に形成されている5
つのシリンダボア(第3図ではそのうちの1つのボア2
16を示している)内の軸方向に往復可動に配設されて
いる。ピストン212の両端面がシリンダボア216と
協働して10個のシリンダ(気筒室)217、217
a、217bを形成し、それら10個のシリンダのうち
の1個のシリンダ217a(第3図、第4図参照)が前
記第1図における冷蔵用圧縮部21bを構成し、別の1
個のシリンダ217b(第4図参照)が冷凍用圧縮部2
1cを構成し、残り8個のシリンダ217が冷房用圧縮
部21aを構成している。シリンダブロック215の中
央にはシャフト210用の軸孔と斜板211を収容して
している斜板室218とが形成されており、この斜板室
218はシリンダボア216と連通している。一方、シ
リンダブロック215内の下部には通常:潤滑油で充満
しているオイルチャンバ219も形成されている。
シリンダブロック216の両端面には、環状のバルブプ
レート220および弾性金属板から形成された吸入弁2
21を介して、端板222および223が取付けられ、
これらの部品215、220、221、222、223
がスルーボルト224によって互いに締め付け固定され
ている。左、右のバルブプレート220、220には吸
入ボート225がそれぞれ5個形成されていて、これら
の吸入ポート225がそれぞれ吸入弁221を介して1
0個のシリンダ217、217a、217bと連通可能
となっている。
レート220および弾性金属板から形成された吸入弁2
21を介して、端板222および223が取付けられ、
これらの部品215、220、221、222、223
がスルーボルト224によって互いに締め付け固定され
ている。左、右のバルブプレート220、220には吸
入ボート225がそれぞれ5個形成されていて、これら
の吸入ポート225がそれぞれ吸入弁221を介して1
0個のシリンダ217、217a、217bと連通可能
となっている。
両方の端板222と223は同様な構造のものである
が、一方の端板222に第1副吸入口である冷蔵用吸入
口21eおよび第2副吸入口である冷凍用吸入口21f
が形成され、他方の端板223にはシャフト210が回
転自在に貫通する中央孔226がある点で互いに異なっ
ている。この両端板222、223は皿状の形状であ
り、その内側面にはそれぞれ略円形の仕切壁227、2
28が軸方向に突設され、この仕切壁227、228の
内側が吐出室229となっており、また、仕切壁22
7、228と各端面222、223の外周壁との間に吸
入室231が形成されている。端板222は、仕切壁2
27とは別の仕切壁233及び240を有し、この仕切
壁233、240によって冷蔵用副吸入室234と冷凍
用副吸入室241を吸入室231から仕切っている(第
4図参照)点においても端板223と異なる。冷蔵用副
吸入室234には前記冷蔵用吸入口21eが、また冷凍
用副吸入室241には冷凍用吸入口21fがそれぞれ開
口している。この副吸入室234、241は、それぞれ
シリンダ217a、217bと対応する吸入ポート22
5を介してこのシリンダ217a、217bと連通し、
一方吸入室231は残余の全シリンダ217と連通す
る。左右のバルブプレート220、220には5つのシ
リンダにそれぞれ対応する5つの吐出ポート235が設
けられており、これらの吐出ポート235は図示しない
吐出弁によって開閉され、これが開かれた時は吐出室2
29に連通する。この吐出室229は第4図の通路23
6を介して第1図、第2図の吐出21iと連通する。
が、一方の端板222に第1副吸入口である冷蔵用吸入
口21eおよび第2副吸入口である冷凍用吸入口21f
が形成され、他方の端板223にはシャフト210が回
転自在に貫通する中央孔226がある点で互いに異なっ
ている。この両端板222、223は皿状の形状であ
り、その内側面にはそれぞれ略円形の仕切壁227、2
28が軸方向に突設され、この仕切壁227、228の
内側が吐出室229となっており、また、仕切壁22
7、228と各端面222、223の外周壁との間に吸
入室231が形成されている。端板222は、仕切壁2
27とは別の仕切壁233及び240を有し、この仕切
壁233、240によって冷蔵用副吸入室234と冷凍
用副吸入室241を吸入室231から仕切っている(第
4図参照)点においても端板223と異なる。冷蔵用副
吸入室234には前記冷蔵用吸入口21eが、また冷凍
用副吸入室241には冷凍用吸入口21fがそれぞれ開
口している。この副吸入室234、241は、それぞれ
シリンダ217a、217bと対応する吸入ポート22
5を介してこのシリンダ217a、217bと連通し、
一方吸入室231は残余の全シリンダ217と連通す
る。左右のバルブプレート220、220には5つのシ
リンダにそれぞれ対応する5つの吐出ポート235が設
けられており、これらの吐出ポート235は図示しない
吐出弁によって開閉され、これが開かれた時は吐出室2
29に連通する。この吐出室229は第4図の通路23
6を介して第1図、第2図の吐出21iと連通する。
以上の説明から明らかなように、冷蔵用副吸入室234
と連通可能な1個のシリンダ217aが冷蔵用の副圧縮
部21bを構成し、また冷凍用副吸入室241と連通可
能な1個のシリンダ217bが冷凍用圧縮部21cを構
成し、他の8個のシリンダ217が冷房用の主圧縮部2
1aを構成している。主吸入口である冷房用吸入口21
dは第2図、第3図に示すようにシリンダブロック21
5の外周面上部に設けられており、かつ後述の構造によ
り斜板室218と連通している。斜板室218はスルー
ボルト224とボルト孔224aとの間隙により形成さ
れた通路を介して左、右の吸入室231と連通する。従
って、斜板室218から吸入室231に流入した冷媒は
吸入ポート225を通ってシリンダ217a、217b
以外の全シリンダ217に吸入される。一方、冷蔵用吸
入口21eから冷蔵用副吸入室234に流入した冷媒は
シリンダ217aに対応する吸入ポート225を通って
このシリンダ217a、すなわち冷蔵用副圧縮部21b
に吸入される。同様に、冷凍用吸入口21fから冷凍用
副吸入室241に流入した冷媒はシリンダ217bに対
応する吸入ポート225を通って、このシリンダ217
b、すなわち冷蔵用副圧縮部21cに吸入される。
と連通可能な1個のシリンダ217aが冷蔵用の副圧縮
部21bを構成し、また冷凍用副吸入室241と連通可
能な1個のシリンダ217bが冷凍用圧縮部21cを構
成し、他の8個のシリンダ217が冷房用の主圧縮部2
1aを構成している。主吸入口である冷房用吸入口21
dは第2図、第3図に示すようにシリンダブロック21
5の外周面上部に設けられており、かつ後述の構造によ
り斜板室218と連通している。斜板室218はスルー
ボルト224とボルト孔224aとの間隙により形成さ
れた通路を介して左、右の吸入室231と連通する。従
って、斜板室218から吸入室231に流入した冷媒は
吸入ポート225を通ってシリンダ217a、217b
以外の全シリンダ217に吸入される。一方、冷蔵用吸
入口21eから冷蔵用副吸入室234に流入した冷媒は
シリンダ217aに対応する吸入ポート225を通って
このシリンダ217a、すなわち冷蔵用副圧縮部21b
に吸入される。同様に、冷凍用吸入口21fから冷凍用
副吸入室241に流入した冷媒はシリンダ217bに対
応する吸入ポート225を通って、このシリンダ217
b、すなわち冷蔵用副圧縮部21cに吸入される。
冷房用吸入口21dと斜板室218とを連通させるため
に、各シリンダボア216の内面にはこのシリンダボア
216の軸方向中央部に連通溝237が形成されてお
り、この溝237はシリンダボア216内のピストン2
12の周りの1部分にわたって円周方向に延びる環状を
なしている。この連通溝237が斜板室218に直接開
口すると共に、図示しない連通孔を介して上記冷房用吸
入口21dに連通している。
に、各シリンダボア216の内面にはこのシリンダボア
216の軸方向中央部に連通溝237が形成されてお
り、この溝237はシリンダボア216内のピストン2
12の周りの1部分にわたって円周方向に延びる環状を
なしている。この連通溝237が斜板室218に直接開
口すると共に、図示しない連通孔を介して上記冷房用吸
入口21dに連通している。
なお、圧縮機21の吐出口21iは第2図に示すように
冷房用吸入口21dと並んだ状態でシリンダブロック2
15の外側面上部に設けられており、この吐出口21i
が第4図、第5図に示される通路236を介して、左右
の端板222、223内の吐出室229、229と連通
している。
冷房用吸入口21dと並んだ状態でシリンダブロック2
15の外側面上部に設けられており、この吐出口21i
が第4図、第5図に示される通路236を介して、左右
の端板222、223内の吐出室229、229と連通
している。
第1図において示した冷蔵用連通路21gは、冷蔵用副
圧縮部21bを構成するシリンダ217a内のピストン
212の下死点近傍の位置においてこのシリンダ217
aの内周面にその全周にわたって形成された円周方向の
環状溝238を有し、この溝238はピストン212を
囲んでシリンダ217aの周壁内に円周方向に相互に隔
てて穿設された複数の軸方向の連通孔239(第5図)
を介して斜板室218および連通溝237に常時連通し
ている。従って、シリンダ217a内のピストン212
が第3図の矢印G方向に動いて冷蔵用吸入口21eから
の低圧冷媒を副吸入室234、吸入ポート225を介し
て吸込み、しかる後ピストン22が下死点付近に達し
て、円周方向環状溝238をシリンダ217aに開口さ
せると、今後は冷房用の低圧冷媒が溝237および斜板
室218から連通路21gをなす連通孔239、環状溝
238を通ってシリンダ217aに流入して、このシリ
ンダ217a内の冷蔵用低圧冷媒と混ざり合う。こで、
冷蔵用低圧冷媒の圧力を1.2kg/cm2G、冷房用の低圧冷
媒の圧力を2.5kg/cm2Gとすると、シリンダ217a内
に連通路21gを介して冷房用低圧冷媒が流入して冷蔵
用低圧冷媒と混ざり合った時には、このシリンダ217
a内の冷媒の圧力は主圧縮部21aを構成する他のシリ
ンダ217の圧縮開始時点における圧力、即ち、2.5kg
/cm2Gとほぼ等しくなる。
圧縮部21bを構成するシリンダ217a内のピストン
212の下死点近傍の位置においてこのシリンダ217
aの内周面にその全周にわたって形成された円周方向の
環状溝238を有し、この溝238はピストン212を
囲んでシリンダ217aの周壁内に円周方向に相互に隔
てて穿設された複数の軸方向の連通孔239(第5図)
を介して斜板室218および連通溝237に常時連通し
ている。従って、シリンダ217a内のピストン212
が第3図の矢印G方向に動いて冷蔵用吸入口21eから
の低圧冷媒を副吸入室234、吸入ポート225を介し
て吸込み、しかる後ピストン22が下死点付近に達し
て、円周方向環状溝238をシリンダ217aに開口さ
せると、今後は冷房用の低圧冷媒が溝237および斜板
室218から連通路21gをなす連通孔239、環状溝
238を通ってシリンダ217aに流入して、このシリ
ンダ217a内の冷蔵用低圧冷媒と混ざり合う。こで、
冷蔵用低圧冷媒の圧力を1.2kg/cm2G、冷房用の低圧冷
媒の圧力を2.5kg/cm2Gとすると、シリンダ217a内
に連通路21gを介して冷房用低圧冷媒が流入して冷蔵
用低圧冷媒と混ざり合った時には、このシリンダ217
a内の冷媒の圧力は主圧縮部21aを構成する他のシリ
ンダ217の圧縮開始時点における圧力、即ち、2.5kg
/cm2Gとほぼ等しくなる。
上記と同様の構成が冷凍用連通路21hにも採用されて
おり、冷凍用副圧縮部21cを構成するシリンダ217
b内のピストン212の下死点近傍の位置においてこの
シリンダ217bの内周面にその全周にわたって円周方
向の環状溝(図示せず、前記環状238と同じ)を形成
し、この環状溝は、ピストン212を囲んでシリンダ2
17bの周壁内に円周方向に相互に隔てて穿設された複
数の軸方向の連通孔242(第5図)を介して斜板室2
18および連通溝237に常時連通している。従って、
シリンダ217b内のピストン212が第3図の矢印G
方向に動いて冷凍用吸入口21fからの低圧冷媒を副吸
入室241、吸入ポート225を介して吸込んだ後、ピ
ストン212が下死点付近に達して、円周方向の環状溝
がシリンダ217bに開口すると、今後は冷房用の低圧
冷媒が溝237および斜板室218から連通路21hを
なす連通孔242及び環状溝を通ってシリンダ217b
に流入して、このシリンダ217b内の冷凍用低圧冷媒
と混り合う。ここで、冷凍用低圧冷媒の圧力を例えば0.
5kg/cm2Gとすると、シリンダ217b内に連通路21
hを介して冷房用低圧冷媒が流入して冷凍用低圧冷媒と
混り合った時には、このシリンダ217b内の冷媒圧力
は冷房用主圧縮部21aを構成する他のシリンダ217
の圧縮開始時点における圧力(2.5kg/cm2G)とほぼ等
しくなる。
おり、冷凍用副圧縮部21cを構成するシリンダ217
b内のピストン212の下死点近傍の位置においてこの
シリンダ217bの内周面にその全周にわたって円周方
向の環状溝(図示せず、前記環状238と同じ)を形成
し、この環状溝は、ピストン212を囲んでシリンダ2
17bの周壁内に円周方向に相互に隔てて穿設された複
数の軸方向の連通孔242(第5図)を介して斜板室2
18および連通溝237に常時連通している。従って、
シリンダ217b内のピストン212が第3図の矢印G
方向に動いて冷凍用吸入口21fからの低圧冷媒を副吸
入室241、吸入ポート225を介して吸込んだ後、ピ
ストン212が下死点付近に達して、円周方向の環状溝
がシリンダ217bに開口すると、今後は冷房用の低圧
冷媒が溝237および斜板室218から連通路21hを
なす連通孔242及び環状溝を通ってシリンダ217b
に流入して、このシリンダ217b内の冷凍用低圧冷媒
と混り合う。ここで、冷凍用低圧冷媒の圧力を例えば0.
5kg/cm2Gとすると、シリンダ217b内に連通路21
hを介して冷房用低圧冷媒が流入して冷凍用低圧冷媒と
混り合った時には、このシリンダ217b内の冷媒圧力
は冷房用主圧縮部21aを構成する他のシリンダ217
の圧縮開始時点における圧力(2.5kg/cm2G)とほぼ等
しくなる。
以上のことから、冷蔵冷凍用シリンダ217a、217
b内の圧縮工程は冷房用の他のシリンダ217の圧縮開
始圧力とほぼ同じ圧力から始まり、圧縮された冷媒は共
通の吐出室229に吐出されて他のシリンダ217から
吐出された冷媒と合流し、通路236を経て第1図、第
2図の吐出口21iから凝縮器22に向けて吐出され
る。
b内の圧縮工程は冷房用の他のシリンダ217の圧縮開
始圧力とほぼ同じ圧力から始まり、圧縮された冷媒は共
通の吐出室229に吐出されて他のシリンダ217から
吐出された冷媒と合流し、通路236を経て第1図、第
2図の吐出口21iから凝縮器22に向けて吐出され
る。
従って、冷蔵冷凍用圧縮部21b、21cもピストンに
よる冷媒の圧縮は冷房用圧縮部21aと同じ圧力の状態
から圧縮すればよいため、圧縮機21は、それぞれ異な
る吸入圧力の状態から、圧縮をする場合に比べ省動力と
なる。
よる冷媒の圧縮は冷房用圧縮部21aと同じ圧力の状態
から圧縮すればよいため、圧縮機21は、それぞれ異な
る吸入圧力の状態から、圧縮をする場合に比べ省動力と
なる。
ところで、前述した円周方向の環状溝238(以下、便
宜上「スリット」と呼ぶ)を通って冷蔵冷凍用シリンダ
217a、217bに入る冷房用低圧冷媒の流入量(こ
れを「スリット流入率」と呼ぶ)と、冷蔵冷凍用副吸入
口21e、21fからシリンダ217a、217b内に
吸入される冷蔵冷凍用低圧冷媒の流入量(これを「体積
効率と呼ぶ)はスリット238の幅、すなわち、シリン
ダ217a、217bの軸方向寸法l(第6図)で決定
される。第7図はこの点に関する種々の実験の結果を示
すもので、実験においてはスリット238をシリンダ2
17a、217bの内面の全周ににわたって設け、スリ
ット幅lをそれぞれ種々変化させてみた。ここで、ピス
トン212のストロークに対するスリット238の幅l
の比を100倍したものを「スリット開口比」と呼び、
このスリット開口比を第7図の横軸にとっている。
宜上「スリット」と呼ぶ)を通って冷蔵冷凍用シリンダ
217a、217bに入る冷房用低圧冷媒の流入量(こ
れを「スリット流入率」と呼ぶ)と、冷蔵冷凍用副吸入
口21e、21fからシリンダ217a、217b内に
吸入される冷蔵冷凍用低圧冷媒の流入量(これを「体積
効率と呼ぶ)はスリット238の幅、すなわち、シリン
ダ217a、217bの軸方向寸法l(第6図)で決定
される。第7図はこの点に関する種々の実験の結果を示
すもので、実験においてはスリット238をシリンダ2
17a、217bの内面の全周ににわたって設け、スリ
ット幅lをそれぞれ種々変化させてみた。ここで、ピス
トン212のストロークに対するスリット238の幅l
の比を100倍したものを「スリット開口比」と呼び、
このスリット開口比を第7図の横軸にとっている。
第7図から明らかなように、冷蔵側及び冷凍側の体積効
率(低圧冷媒の流入量)はスリット開口比の増加に伴っ
て減少するので、この減少を抑えるにはスリット幅lは
短い方が良く、一方、スリット流入率(スリット238
から流入する冷房用低圧冷媒の流入量)は、スリツト開
口比の増加に伴って増加はするが、この増加はそれぞれ
スリット開口比のある値の点で終り、それ以上は増加し
ない(この点を「飽和点」と呼ぶ)。従って、シリンダ
217a、217bの吸入行程の途中においてピストン
212の移動によってスリット238がシリンダ217
a、217bに対して開くこととによって生じる体積効
率の減少を最小限に抑えかつスリツト流入率を十分に確
保するためには、スリット238をシリンダ217a、
217bの内面の全周にわたって設けると共にスリット
開口率を冷蔵側は約1.6%〜2.4%の範囲に、また冷凍側
は2.0%〜2.8%の範囲に、設定するのが最適であること
が第7図から明らかである。
率(低圧冷媒の流入量)はスリット開口比の増加に伴っ
て減少するので、この減少を抑えるにはスリット幅lは
短い方が良く、一方、スリット流入率(スリット238
から流入する冷房用低圧冷媒の流入量)は、スリツト開
口比の増加に伴って増加はするが、この増加はそれぞれ
スリット開口比のある値の点で終り、それ以上は増加し
ない(この点を「飽和点」と呼ぶ)。従って、シリンダ
217a、217bの吸入行程の途中においてピストン
212の移動によってスリット238がシリンダ217
a、217bに対して開くこととによって生じる体積効
率の減少を最小限に抑えかつスリツト流入率を十分に確
保するためには、スリット238をシリンダ217a、
217bの内面の全周にわたって設けると共にスリット
開口率を冷蔵側は約1.6%〜2.4%の範囲に、また冷凍側
は2.0%〜2.8%の範囲に、設定するのが最適であること
が第7図から明らかである。
上記圧縮機21の吐出口21iは、第1図に示すように
凝縮器22に接続され、凝縮器22の吐出側はレシーバ
23に接続されている。レシーバ23の吐出側には冷房
用減圧装置、本例では温度作動式膨張弁24、およびこ
れに接続する冷房用蒸発器25が設けられており、この
蒸発器25の空気上流側には、冷房用空気の送風ファン
50が配設されている。蒸発器25の冷媒出口側には冷
房用吸入配管45によって圧縮機21の冷房用吸入口2
1dに接続されている。
凝縮器22に接続され、凝縮器22の吐出側はレシーバ
23に接続されている。レシーバ23の吐出側には冷房
用減圧装置、本例では温度作動式膨張弁24、およびこ
れに接続する冷房用蒸発器25が設けられており、この
蒸発器25の空気上流側には、冷房用空気の送風ファン
50が配設されている。蒸発器25の冷媒出口側には冷
房用吸入配管45によって圧縮機21の冷房用吸入口2
1dに接続されている。
一方、冷蔵用冷却ユニット26は、前記の冷房用膨張弁
24および蒸発器25と並列に設けられており、この冷
蔵用ユニット26は、冷蔵用減圧装置の具体例である定
圧膨張弁27と、これに接続する冷蔵用蒸発器28a
と、冷媒ガスを圧縮機吸入側への一方向にのみ通過させ
る逆止弁29とを有している。この逆止弁29の吐出側
は、冷蔵用吸入配管46によっ前記圧縮機21の冷蔵用
吸入口21eに接続されている。前記定圧膨張弁27は
その下流圧力すなわち冷蔵用蒸発器28a内の圧力が設
定圧力例えば1.2kg/cm2G以下に低下すると開弁するも
のである。
24および蒸発器25と並列に設けられており、この冷
蔵用ユニット26は、冷蔵用減圧装置の具体例である定
圧膨張弁27と、これに接続する冷蔵用蒸発器28a
と、冷媒ガスを圧縮機吸入側への一方向にのみ通過させ
る逆止弁29とを有している。この逆止弁29の吐出側
は、冷蔵用吸入配管46によっ前記圧縮機21の冷蔵用
吸入口21eに接続されている。前記定圧膨張弁27は
その下流圧力すなわち冷蔵用蒸発器28a内の圧力が設
定圧力例えば1.2kg/cm2G以下に低下すると開弁するも
のである。
上記冷蔵用冷却ユニット26に並列して、冷凍用の冷却
ユニット30が設けられており、この冷凍用冷却ユニッ
ト30は、冷凍用減圧装置の具体例である定圧膨張弁3
1と、これに接続する冷凍用蒸発器32aと、冷媒ガス
を圧縮機吸入側への一方向にのみ通過させる逆止弁33
とを有している。この逆止弁33の吐出側は、配管47
によって前記圧縮機21の冷凍用吸入口21fに接続さ
れている。また、定圧膨張弁31はその下流圧力すなわ
ち冷凍用蒸発器32a内の圧力が設定圧力例えば0.5kg
/cm2G以下に低下すると開弁するものである。
ユニット30が設けられており、この冷凍用冷却ユニッ
ト30は、冷凍用減圧装置の具体例である定圧膨張弁3
1と、これに接続する冷凍用蒸発器32aと、冷媒ガス
を圧縮機吸入側への一方向にのみ通過させる逆止弁33
とを有している。この逆止弁33の吐出側は、配管47
によって前記圧縮機21の冷凍用吸入口21fに接続さ
れている。また、定圧膨張弁31はその下流圧力すなわ
ち冷凍用蒸発器32a内の圧力が設定圧力例えば0.5kg
/cm2G以下に低下すると開弁するものである。
なお、前記冷房用吸入配管45と冷蔵用吸入配管46を
直結する連通路49には電磁弁48aが設置され、この
電磁弁48の開弁により上記両配管45、46が連通す
るようになっている。
直結する連通路49には電磁弁48aが設置され、この
電磁弁48の開弁により上記両配管45、46が連通す
るようになっている。
同様に、前記冷房用吸入配管45と冷凍用吸入配管47
を直結する連通路50には電磁弁48bが設けられ、こ
の電磁弁48bの開弁により吸入配管45と47が連通
するようになっている。
を直結する連通路50には電磁弁48bが設けられ、こ
の電磁弁48bの開弁により吸入配管45と47が連通
するようになっている。
また、冷蔵用蒸発器28aは蓄冷剤28bが満たされた
蓄冷器35の内に収められており、同様に冷凍用蒸発器
32aは蓄冷剤32bが満たされた蓄冷器36の内に収
められており、その詳細構造は後述する。
蓄冷器35の内に収められており、同様に冷凍用蒸発器
32aは蓄冷剤32bが満たされた蓄冷器36の内に収
められており、その詳細構造は後述する。
次に、上記のように構成される冷凍サイクル装置の電気
回路について説明すると、1は車載バッテリであり、こ
のバッテリ1には冷房用スイッチ2を介して冷房用制御
回路3が接続されている。4は冷蔵庫スイッチであり、
冷房用スイッチ2を介してバッテリ1に接続されてお
り、そして冷蔵庫スイッチ4には、冷蔵庫制御回路5が
接続されている。6は冷房用蒸発器25の空気吹出側に
取付けられた温度センサで、サーミスタよりなり、冷房
用制御回路3に接続されている。この温度センサ6は冷
房用蒸発器25の凍結を防止するために吹上空気温度が
設定温度以下になると抵抗値が増大し、冷房用制御回路
3はこの抵抗値の変化を判別し、電磁クラッチ20への
通電をオフし、圧縮機21を停止させるようになってい
る。
回路について説明すると、1は車載バッテリであり、こ
のバッテリ1には冷房用スイッチ2を介して冷房用制御
回路3が接続されている。4は冷蔵庫スイッチであり、
冷房用スイッチ2を介してバッテリ1に接続されてお
り、そして冷蔵庫スイッチ4には、冷蔵庫制御回路5が
接続されている。6は冷房用蒸発器25の空気吹出側に
取付けられた温度センサで、サーミスタよりなり、冷房
用制御回路3に接続されている。この温度センサ6は冷
房用蒸発器25の凍結を防止するために吹上空気温度が
設定温度以下になると抵抗値が増大し、冷房用制御回路
3はこの抵抗値の変化を判別し、電磁クラッチ20への
通電をオフし、圧縮機21を停止させるようになってい
る。
7は冷蔵用蒸発器28aが収められた蓄冷器35の外表
面温度を感知するように取付けられた温度センサで、サ
ーミスタよりなる。8は冷凍用蒸発器32aが収められ
た蓄冷器36の外表面温度を感知するように取付けられ
た温度センサで、サーミスタよりなる、これら両温度セ
ンサ7、8は共に冷蔵庫制御回路5に接続されている。
面温度を感知するように取付けられた温度センサで、サ
ーミスタよりなる。8は冷凍用蒸発器32aが収められ
た蓄冷器36の外表面温度を感知するように取付けられ
た温度センサで、サーミスタよりなる、これら両温度セ
ンサ7、8は共に冷蔵庫制御回路5に接続されている。
電磁弁48aおよび48bはいずれも冷蔵庫制御回路5
からの出力信号により開閉制御されるようになってお
り、そしてこの両電磁弁48aおよび48bとして、本
例では通電されたときに閉じ、通電が遮断されたときに
開く構造のものを用いている。また、冷蔵庫制御回路5
は温度センサ7、8の検出する温度に基づき、ランプ、
LED等の表示装置9、10を点燈させるようになてい
る。
からの出力信号により開閉制御されるようになってお
り、そしてこの両電磁弁48aおよび48bとして、本
例では通電されたときに閉じ、通電が遮断されたときに
開く構造のものを用いている。また、冷蔵庫制御回路5
は温度センサ7、8の検出する温度に基づき、ランプ、
LED等の表示装置9、10を点燈させるようになてい
る。
前述した冷蔵用蒸発器28aを収納する冷蔵用蓄冷器3
5および冷凍用蒸発器32aを収納する冷凍用蓄冷器3
6は1つの冷凍冷蔵庫内に設置されるものであり、次に
この冷凍冷蔵庫の構造を第8図、第9図により説明する
と、本発明による冷凍冷蔵庫60は例えばトラツクの車
室内において運転席71の後方に位置する仮眠用後部座
席72の上部壁面に図示しないブラケットにより取付け
られている。冷凍冷蔵庫60のケース61の前面にはド
ア62が開閉自在に設けられている。冷凍冷蔵庫60の
ケース61はポリエチレンまたはポリプロピレンなどか
らなる2重の樹脂製部材を用いたいわゆる2重壁構造の
箱体であって、断熱性向上のために2重壁構造の間には
硬質ポリウレタンなどの断熱材を注入してある。ドア6
2も同様に2重壁構造と硬質ポリウレタンなどの断熱材
とを組み合わせた構造であって、図示しないヒンジによ
り開閉自在にケース61と連結されている。冷蔵庫60
のケース内部には熱伝導性に優れた硬質部材よりなる仕
切板63により上下方向に仕切られている。仕切板63
の上側とされた庫内の左側上部に前記ケース61と同様
な2重の樹脂製部材を用い、内部には樹脂製の断熱材が
注入された断熱部材よりなる冷凍庫64が設置され、冷
凍庫64にはこれと同様な2重壁構造と硬質ポリウレタ
ンなどの断熱部材とを組み合わせたドア65がヒンジに
より開閉自在に連結されている。冷凍庫64内の奥方に
はステンレスやアルミニウムなどの熱伝導性および耐食
性に優れた部材より形成され、内部に適度の容量を有し
冷凍用蓄冷器36が配置されている。冷凍用蓄冷器36
の内部には、冷凍温度を長時間維持すべく冷凍用蓄冷材
32bとして例えば−11℃の融点を備えた塩化カリウ
ム19.7%共晶溶液が400g封入されるとともに、
銅パイプ等を蛇行状に折曲した冷凍用冷媒蒸発器32a
が配置されている、冷凍用冷媒蒸発器32aの冷媒入口
側には定圧膨張弁31が設けられ、冷媒出口側には逆止
弁33が設けられ、冷凍用蓄冷器36を除く冷凍庫64
の内部は仕切板66により上下に仕切られており、上側
および下側に分割された空間は被冷凍物Aを収納するス
ペースとされる。一方、前述した仕切板63の上側の室
の右側奥方には前記冷凍用蓄冷器36と同様に熱伝導性
および耐食性に優れた部材より形成され、内部に適度の
容量を有する冷蔵用蓄冷器36が設置されており、この
冷蔵用蓄冷器35の内部には冷蔵用蓄冷材28bとして
水が1000g封入されていると共に、パイプ等により
折曲げられ蛇行状に形成された冷蔵用冷媒蒸発器28a
が設置されている。冷蔵用冷媒蒸発器28aの冷媒入口
側には、定圧膨張弁27が設けられ、冷媒出口側には逆
支弁29が設けられている。冷凍庫64および冷蔵用蓄
冷器35を除くケース61内部は被冷蔵物Bを収納する
スペースとする。ケース61の内部から外部へ4本の冷
媒配管が導出されており、第1図の電磁弁48a、48
bはケース61の外部において適宜の場所に設置されて
いる。
5および冷凍用蒸発器32aを収納する冷凍用蓄冷器3
6は1つの冷凍冷蔵庫内に設置されるものであり、次に
この冷凍冷蔵庫の構造を第8図、第9図により説明する
と、本発明による冷凍冷蔵庫60は例えばトラツクの車
室内において運転席71の後方に位置する仮眠用後部座
席72の上部壁面に図示しないブラケットにより取付け
られている。冷凍冷蔵庫60のケース61の前面にはド
ア62が開閉自在に設けられている。冷凍冷蔵庫60の
ケース61はポリエチレンまたはポリプロピレンなどか
らなる2重の樹脂製部材を用いたいわゆる2重壁構造の
箱体であって、断熱性向上のために2重壁構造の間には
硬質ポリウレタンなどの断熱材を注入してある。ドア6
2も同様に2重壁構造と硬質ポリウレタンなどの断熱材
とを組み合わせた構造であって、図示しないヒンジによ
り開閉自在にケース61と連結されている。冷蔵庫60
のケース内部には熱伝導性に優れた硬質部材よりなる仕
切板63により上下方向に仕切られている。仕切板63
の上側とされた庫内の左側上部に前記ケース61と同様
な2重の樹脂製部材を用い、内部には樹脂製の断熱材が
注入された断熱部材よりなる冷凍庫64が設置され、冷
凍庫64にはこれと同様な2重壁構造と硬質ポリウレタ
ンなどの断熱部材とを組み合わせたドア65がヒンジに
より開閉自在に連結されている。冷凍庫64内の奥方に
はステンレスやアルミニウムなどの熱伝導性および耐食
性に優れた部材より形成され、内部に適度の容量を有し
冷凍用蓄冷器36が配置されている。冷凍用蓄冷器36
の内部には、冷凍温度を長時間維持すべく冷凍用蓄冷材
32bとして例えば−11℃の融点を備えた塩化カリウ
ム19.7%共晶溶液が400g封入されるとともに、
銅パイプ等を蛇行状に折曲した冷凍用冷媒蒸発器32a
が配置されている、冷凍用冷媒蒸発器32aの冷媒入口
側には定圧膨張弁31が設けられ、冷媒出口側には逆止
弁33が設けられ、冷凍用蓄冷器36を除く冷凍庫64
の内部は仕切板66により上下に仕切られており、上側
および下側に分割された空間は被冷凍物Aを収納するス
ペースとされる。一方、前述した仕切板63の上側の室
の右側奥方には前記冷凍用蓄冷器36と同様に熱伝導性
および耐食性に優れた部材より形成され、内部に適度の
容量を有する冷蔵用蓄冷器36が設置されており、この
冷蔵用蓄冷器35の内部には冷蔵用蓄冷材28bとして
水が1000g封入されていると共に、パイプ等により
折曲げられ蛇行状に形成された冷蔵用冷媒蒸発器28a
が設置されている。冷蔵用冷媒蒸発器28aの冷媒入口
側には、定圧膨張弁27が設けられ、冷媒出口側には逆
支弁29が設けられている。冷凍庫64および冷蔵用蓄
冷器35を除くケース61内部は被冷蔵物Bを収納する
スペースとする。ケース61の内部から外部へ4本の冷
媒配管が導出されており、第1図の電磁弁48a、48
bはケース61の外部において適宜の場所に設置されて
いる。
次に、上記構成において本実施例の作動を説明する。い
ま、自動車用エンジンが作動しているときに、冷房用ス
イッチ2を入れると、冷房用制御回路3を介して電磁ク
ラッチ20の励磁コイルに電流が流れて、電磁クラッチ
20が接続されるので、エンジンの駆動力が圧縮機21
に伝達され、圧縮機21は回転し、冷媒ガスの圧縮を行
う。
ま、自動車用エンジンが作動しているときに、冷房用ス
イッチ2を入れると、冷房用制御回路3を介して電磁ク
ラッチ20の励磁コイルに電流が流れて、電磁クラッチ
20が接続されるので、エンジンの駆動力が圧縮機21
に伝達され、圧縮機21は回転し、冷媒ガスの圧縮を行
う。
上記状態において、冷蔵庫スイッチ4の開閉、および蓄
冷、28b、32bの凍結、未凍結の各場合について順
次説明する。
冷、28b、32bの凍結、未凍結の各場合について順
次説明する。
まず最初に、冷蔵庫スイッチ4を閉じている場合で、か
つ蓄冷材28b、32bが共に凍結していない場合につ
いて述べる。
つ蓄冷材28b、32bが共に凍結していない場合につ
いて述べる。
ここで、蓄冷材28b、32bの凍結度合は、蓄冷器3
5、36の表面温度がそれぞれ−2℃、−12℃以下で
あれば十分に凍結していることが実験より判明している
ので、上記−2℃、−12℃をそれぞれ制御回路5にお
いて設定温度として定め、この設定温度と温度センサ
7、8の検出温度とを制御回路5内の比較器にて比較判
断して、蓄冷材28b、32bの凍結有無を判断する。
そして、蓄冷材28b、32bが凍結していない時に
は、上記比較器の出力により2個の電磁弁48a、48
bに通電して、この電磁弁48a、48bを常時閉弁状
態とする。
5、36の表面温度がそれぞれ−2℃、−12℃以下で
あれば十分に凍結していることが実験より判明している
ので、上記−2℃、−12℃をそれぞれ制御回路5にお
いて設定温度として定め、この設定温度と温度センサ
7、8の検出温度とを制御回路5内の比較器にて比較判
断して、蓄冷材28b、32bの凍結有無を判断する。
そして、蓄冷材28b、32bが凍結していない時に
は、上記比較器の出力により2個の電磁弁48a、48
bに通電して、この電磁弁48a、48bを常時閉弁状
態とする。
圧縮機21より吐出された冷媒ガスは、凝縮器22によ
り冷却されて凝縮し、レシーバ23に液化冷媒がたくわ
えられる。この液化冷媒は冷房用の温度作動式膨張弁2
4、冷蔵用の定圧膨張弁27および冷凍用定圧膨張弁3
1の作用により減圧して、低温低圧の気液二相冷媒とな
り、その後蒸発器25、28a、32aにおいて蒸発
し、周囲の熱を奪う。そして、冷房用蒸発器25を通過
した冷媒は配管45を経て冷房用吸入口21dより圧縮
機21に吸入される。一方、冷蔵用蒸発器28aを通過
した冷媒は逆止弁29、配管46を経て冷蔵用吸入口2
1eに吸入され、また冷凍用蒸発器32aを通過した冷
媒は逆止弁33、配管47を経て冷凍用吸入口21fよ
り圧縮機21に吸入される。ここで、冷蔵および冷凍用
圧縮部21b、21cは前述した通り吸入工程の終わり
で、連通路21g、21hによって冷房用圧縮部21a
に連通して、冷房用蒸発器25を経た冷媒の圧力(例え
ば25kg/cm2G)まで圧力が上昇するので、圧縮機2
1の全気筒は全て圧力が2.5kg/cm2Gの冷媒を圧縮す
る。そして、冷蔵用冷却ユニット26に供給された冷媒
は、定圧膨張弁27(設定圧1.2kg/cm2G)の作用によ
り、冷蔵用蒸発器28a内において蒸発圧力1.2kg/cm2
G、蒸発温度−10.5℃の状態となり、蓄冷器35内
の蓄冷剤28bが次第に凍結される。また、冷凍用冷却
ユニット30に供給された冷媒は、定圧膨張弁31の作
用により、冷凍用蒸発器32a内において蒸発圧力0.5k
g/cm2G、蒸発温度−21℃の状態になり、蓄冷器36
内の蓄冷剤32bが次第に凍結される。また、冷房用蒸
発器25において膨張弁24の作用により通常の冷房負
荷の下では蒸発圧力2.5kg/cm2G、蒸発温度4℃の状態
となる。
り冷却されて凝縮し、レシーバ23に液化冷媒がたくわ
えられる。この液化冷媒は冷房用の温度作動式膨張弁2
4、冷蔵用の定圧膨張弁27および冷凍用定圧膨張弁3
1の作用により減圧して、低温低圧の気液二相冷媒とな
り、その後蒸発器25、28a、32aにおいて蒸発
し、周囲の熱を奪う。そして、冷房用蒸発器25を通過
した冷媒は配管45を経て冷房用吸入口21dより圧縮
機21に吸入される。一方、冷蔵用蒸発器28aを通過
した冷媒は逆止弁29、配管46を経て冷蔵用吸入口2
1eに吸入され、また冷凍用蒸発器32aを通過した冷
媒は逆止弁33、配管47を経て冷凍用吸入口21fよ
り圧縮機21に吸入される。ここで、冷蔵および冷凍用
圧縮部21b、21cは前述した通り吸入工程の終わり
で、連通路21g、21hによって冷房用圧縮部21a
に連通して、冷房用蒸発器25を経た冷媒の圧力(例え
ば25kg/cm2G)まで圧力が上昇するので、圧縮機2
1の全気筒は全て圧力が2.5kg/cm2Gの冷媒を圧縮す
る。そして、冷蔵用冷却ユニット26に供給された冷媒
は、定圧膨張弁27(設定圧1.2kg/cm2G)の作用によ
り、冷蔵用蒸発器28a内において蒸発圧力1.2kg/cm2
G、蒸発温度−10.5℃の状態となり、蓄冷器35内
の蓄冷剤28bが次第に凍結される。また、冷凍用冷却
ユニット30に供給された冷媒は、定圧膨張弁31の作
用により、冷凍用蒸発器32a内において蒸発圧力0.5k
g/cm2G、蒸発温度−21℃の状態になり、蓄冷器36
内の蓄冷剤32bが次第に凍結される。また、冷房用蒸
発器25において膨張弁24の作用により通常の冷房負
荷の下では蒸発圧力2.5kg/cm2G、蒸発温度4℃の状態
となる。
第10図は本発明による冷凍サイクルのモリエル線図で
あって、90は冷房用蒸発器25における蒸発圧力を示
し、91は冷蔵用蒸発器28aにおける蒸発圧力を示
し、92は冷凍用蒸発器32aにおける蒸発圧力を示
す。
あって、90は冷房用蒸発器25における蒸発圧力を示
し、91は冷蔵用蒸発器28aにおける蒸発圧力を示
し、92は冷凍用蒸発器32aにおける蒸発圧力を示
す。
次に、冷蔵庫スイッチ4を閉じている場合で、かつ冷凍
用蓄冷剤32bだけが十分に凍結している場合、すなわ
ち冷凍用蓄冷器36の外表面温度が−12℃以下のとき
について述べる。このときは、温度センサ8の検出信号
を制御回路5内の比較器が判別して電磁弁48bへの通
電を遮断し、電磁弁48bを常に開いたままとする。ま
た、電磁弁48aは閉弁したままである。電磁弁48b
の開弁により連結部50を介して圧縮機21の冷凍用副
吸入口21fに冷房側の冷媒(圧力は2.5kg/cm2G)が
流入するので、冷凍用定圧膨張弁31が閉じ、冷凍用冷
却ユニット30に冷媒が流れなくなる。一方、冷蔵用蒸
発器28aには冷媒が流れ、冷蔵用蓄冷剤28bの凍結
を行う。また、制御回路5は上記電磁弁48bへの通電
を遮断すると共に、冷凍用表示装置10に通電して点灯
することにより、冷凍用蓄冷剤32bの凍結終了を表示
する。
用蓄冷剤32bだけが十分に凍結している場合、すなわ
ち冷凍用蓄冷器36の外表面温度が−12℃以下のとき
について述べる。このときは、温度センサ8の検出信号
を制御回路5内の比較器が判別して電磁弁48bへの通
電を遮断し、電磁弁48bを常に開いたままとする。ま
た、電磁弁48aは閉弁したままである。電磁弁48b
の開弁により連結部50を介して圧縮機21の冷凍用副
吸入口21fに冷房側の冷媒(圧力は2.5kg/cm2G)が
流入するので、冷凍用定圧膨張弁31が閉じ、冷凍用冷
却ユニット30に冷媒が流れなくなる。一方、冷蔵用蒸
発器28aには冷媒が流れ、冷蔵用蓄冷剤28bの凍結
を行う。また、制御回路5は上記電磁弁48bへの通電
を遮断すると共に、冷凍用表示装置10に通電して点灯
することにより、冷凍用蓄冷剤32bの凍結終了を表示
する。
なお、冷凍用蒸発器32aの下流には、逆止弁33が配
設されているので、冷房側の冷媒が配管47を通って冷
凍用蒸発器32a内の圧力を急激に上昇させるというこ
とはない。
設されているので、冷房側の冷媒が配管47を通って冷
凍用蒸発器32a内の圧力を急激に上昇させるというこ
とはない。
次に、冷蔵庫スイッチ4を閉じている場合で、かつ冷蔵
用蓄剤剤28bだけ十分に凍結している場合、すなわち
冷蔵用蓄冷器35の表面温度が−2℃以下のときについ
て述べる。このときは、温度センサ7の検出信号に応じ
て制御回路5が電磁弁48aへの通電を遮断し、この電
磁弁48aを開く。これにより、連通路49を介して圧
縮機21の冷蔵用副吸入口21eに冷房側の冷媒が流入
するので、冷蔵用定圧膨張弁27が閉じ、冷蔵用冷却ユ
ニット26に冷媒が流れなくなる。一方、冷凍用蒸発器
28aには冷媒が流れ、冷凍用蓄冷剤32bの凍結を行
う。制御回路5は冷蔵用蓄冷器35の外表面温度が設定
温度(−2℃)以下に低下すると、温度センサ7の検出
信号を比較判別して、冷蔵用表示装置9を点灯させ、冷
蔵用蓄冷剤28bの凍結終了を表示する。このときも、
逆止弁29によって冷房側の冷媒が冷蔵用蒸発器28a
内に逆流することを阻止する。
用蓄剤剤28bだけ十分に凍結している場合、すなわち
冷蔵用蓄冷器35の表面温度が−2℃以下のときについ
て述べる。このときは、温度センサ7の検出信号に応じ
て制御回路5が電磁弁48aへの通電を遮断し、この電
磁弁48aを開く。これにより、連通路49を介して圧
縮機21の冷蔵用副吸入口21eに冷房側の冷媒が流入
するので、冷蔵用定圧膨張弁27が閉じ、冷蔵用冷却ユ
ニット26に冷媒が流れなくなる。一方、冷凍用蒸発器
28aには冷媒が流れ、冷凍用蓄冷剤32bの凍結を行
う。制御回路5は冷蔵用蓄冷器35の外表面温度が設定
温度(−2℃)以下に低下すると、温度センサ7の検出
信号を比較判別して、冷蔵用表示装置9を点灯させ、冷
蔵用蓄冷剤28bの凍結終了を表示する。このときも、
逆止弁29によって冷房側の冷媒が冷蔵用蒸発器28a
内に逆流することを阻止する。
最後に、冷蔵庫スイッチ4を閉じている場合で、かつ蓄
冷剤28b、32bが両方とも十分に凍結している場
合、すなわち冷蔵用蓄冷器35の外表面温度が−2℃以
下で、冷凍用蓄冷器36の外表面温度が−12℃以下の
とき、あるいは冷蔵庫スイッチ4を開いている場合につ
いて述べる。
冷剤28b、32bが両方とも十分に凍結している場
合、すなわち冷蔵用蓄冷器35の外表面温度が−2℃以
下で、冷凍用蓄冷器36の外表面温度が−12℃以下の
とき、あるいは冷蔵庫スイッチ4を開いている場合につ
いて述べる。
この場合は、冷蔵用冷却ユニット26および冷凍用冷却
ユニット30に冷媒を流す必要がないので、制御回路5
の出力信号により電磁弁48a、48bをいずれも開弁
して連通路49、50を介して配管45を配管46、4
7に連通する。これにより、冷房側の冷媒が連通路4
9、50、配管46、47を経て、冷蔵、冷凍用吸入口
21e、21fから冷蔵用圧縮部21b、冷凍用圧縮部
21cにも流入するので、圧縮機21の全気筒を冷房用
に用いることができる。このとき、冷蔵用、冷凍用蒸発
器28a、32aの下流にはそれぞれ逆止弁29、33
が配設されているので、冷房用蒸発器25を通った冷媒
ガスが冷蔵用、冷凍用蒸発器28a、32a内に逆流し
て、この蒸発器28a、32a内の圧力を急激に上昇さ
せるということはない。一方、定圧膨張弁27、31は
低圧側圧力が各々設定圧力1.2、0.5kg/cm2Gより高く
なると自動的に閉じるので冷媒の供給を止める。このと
き、表示装置9、10は共に点灯して、蓄冷剤28b、
32bの凍結終了を表示する。
ユニット30に冷媒を流す必要がないので、制御回路5
の出力信号により電磁弁48a、48bをいずれも開弁
して連通路49、50を介して配管45を配管46、4
7に連通する。これにより、冷房側の冷媒が連通路4
9、50、配管46、47を経て、冷蔵、冷凍用吸入口
21e、21fから冷蔵用圧縮部21b、冷凍用圧縮部
21cにも流入するので、圧縮機21の全気筒を冷房用
に用いることができる。このとき、冷蔵用、冷凍用蒸発
器28a、32aの下流にはそれぞれ逆止弁29、33
が配設されているので、冷房用蒸発器25を通った冷媒
ガスが冷蔵用、冷凍用蒸発器28a、32a内に逆流し
て、この蒸発器28a、32a内の圧力を急激に上昇さ
せるということはない。一方、定圧膨張弁27、31は
低圧側圧力が各々設定圧力1.2、0.5kg/cm2Gより高く
なると自動的に閉じるので冷媒の供給を止める。このと
き、表示装置9、10は共に点灯して、蓄冷剤28b、
32bの凍結終了を表示する。
また、自動車用空調装置においては、周知のごとく種々
の信号により圧縮機21が断続制御されるが、この断続
制御により圧縮機21が停止した場合には、冷房用の蒸
発器25内の蒸発圧力は次第に上昇するが、上記と同様
にして冷凍冷蔵用の蒸発器28a、32a内の圧力は上
昇しない。
の信号により圧縮機21が断続制御されるが、この断続
制御により圧縮機21が停止した場合には、冷房用の蒸
発器25内の蒸発圧力は次第に上昇するが、上記と同様
にして冷凍冷蔵用の蒸発器28a、32a内の圧力は上
昇しない。
以上のように、冷凍サイクルを運転し、蓄冷剤28b、
32bを凍結させておくことにより、駐車時などの冷凍
サイクル停止時にも、庫内の温度は融解潜熱により低く
保たれ、内容物を低い温度の状態で維持できる。
32bを凍結させておくことにより、駐車時などの冷凍
サイクル停止時にも、庫内の温度は融解潜熱により低く
保たれ、内容物を低い温度の状態で維持できる。
なお、上記の説明において、冷蔵庫制御回路5の具体的
構成の図示を省略したが、この制御回路5を、周知の比
較器、論理回路等を組み合わせて容易に構成できること
は当業者にとって自明である。
構成の図示を省略したが、この制御回路5を、周知の比
較器、論理回路等を組み合わせて容易に構成できること
は当業者にとって自明である。
本発明は上述の実施例に限定されることなく、種々の態
様で幅広く実施可能であり、以下代表的な変形例を列記
する。
様で幅広く実施可能であり、以下代表的な変形例を列記
する。
(1)圧縮機21として斜板式の多気筒のものを使用する
場合に、冷蔵および冷凍用圧縮部21b、21cはそれ
ぞれ1気筒のみでなく、冷凍冷蔵庫に必要な能力に応じ
て適宜増加させてもよいことはもちろんである。
場合に、冷蔵および冷凍用圧縮部21b、21cはそれ
ぞれ1気筒のみでなく、冷凍冷蔵庫に必要な能力に応じ
て適宜増加させてもよいことはもちろんである。
(2)また、圧縮機21は上記のような斜板式の多気筒の
ものの他に、ベーン型圧縮機についても適用できる。そ
の場合、ロータの回転方向に沿って吸入圧力の低い順に
冷凍用吸入口21f、冷蔵用吸入口21e冷房用吸入口
21dを順次開口すれば、それぞれの圧縮部21c、2
1b、21aは全て最も高い吸入圧2.5kg/cm2Gになっ
た状態で冷媒の圧縮を開始することが可能となる。
ものの他に、ベーン型圧縮機についても適用できる。そ
の場合、ロータの回転方向に沿って吸入圧力の低い順に
冷凍用吸入口21f、冷蔵用吸入口21e冷房用吸入口
21dを順次開口すれば、それぞれの圧縮部21c、2
1b、21aは全て最も高い吸入圧2.5kg/cm2Gになっ
た状態で冷媒の圧縮を開始することが可能となる。
(3)冷凍および冷蔵用の蓄冷剤28b、32bの凍結度
合を検出する温度センサ7、8は、冷凍および冷凍庫内
温度を検出してもよく、また温度センサ7、8として、
サーミスタ代わりにリードスイッチ等を用いた温度スイ
ッチを用いてもよい。
合を検出する温度センサ7、8は、冷凍および冷凍庫内
温度を検出してもよく、また温度センサ7、8として、
サーミスタ代わりにリードスイッチ等を用いた温度スイ
ッチを用いてもよい。
(4)冷凍冷蔵側の減圧装置としては、定圧膨張弁27、
31以外に温度作動式の通常の膨張弁、あるいは電磁弁
と固定絞りの組合せ等を使用できる。
31以外に温度作動式の通常の膨張弁、あるいは電磁弁
と固定絞りの組合せ等を使用できる。
(5)冷房用制御回路3および冷蔵庫制御回路5は一体化
してもよく、またこの両回路3.5をディジタル演算処理
を行うマイクロコンピュータを用いて構成してもよい。
してもよく、またこの両回路3.5をディジタル演算処理
を行うマイクロコンピュータを用いて構成してもよい。
(6)定圧膨張弁27、31の設定圧は、庫内を冷却した
い温度および蓄冷剤28b、32bの凍結温度等によ
り、自由に変更し得る。
い温度および蓄冷剤28b、32bの凍結温度等によ
り、自由に変更し得る。
(7)蓄冷剤28b、32bとしては、何を用いてもよ
く、また蓄冷器35、36内に蓄冷剤28b、32を満
たし、その中に蒸発器配管を浸す方式に限らず、アルミ
箔や樹脂製の変形容易な薄肉袋体内に密封された蓄冷剤
を用い、この蓄冷剤を蒸発器28a、32aの配管に圧
着する構造としてもよい。
く、また蓄冷器35、36内に蓄冷剤28b、32を満
たし、その中に蒸発器配管を浸す方式に限らず、アルミ
箔や樹脂製の変形容易な薄肉袋体内に密封された蓄冷剤
を用い、この蓄冷剤を蒸発器28a、32aの配管に圧
着する構造としてもよい。
(8)蒸発器28a、32aは蓄冷剤28b、32bを冷
却するものに限らず、庫内空気を直接冷却するものにも
適用でき、その場合、庫内ファンの使用の有無は問わな
い。
却するものに限らず、庫内空気を直接冷却するものにも
適用でき、その場合、庫内ファンの使用の有無は問わな
い。
(9)第1図の冷凍サイクルでは、冷蔵庫側に冷蔵用およ
び冷凍用の2つの冷却ユニット26、30を有している
が、これらと並列に電磁弁、定圧膨張弁、蒸発器、逆止
弁およびその接続配管を設けた冷却ユニットを更に追加
してもよく、冷却ユニットの数は何ら限定するものでは
ない。
び冷凍用の2つの冷却ユニット26、30を有している
が、これらと並列に電磁弁、定圧膨張弁、蒸発器、逆止
弁およびその接続配管を設けた冷却ユニットを更に追加
してもよく、冷却ユニットの数は何ら限定するものでは
ない。
(10)電磁弁48a、48bの代わりに、圧電素子の変位
により弁体の開閉を行う電気制御弁とか、モータ作動式
の弁を用いることもでき、要は電気制御弁であればどの
ような弁でも使用できる。
により弁体の開閉を行う電気制御弁とか、モータ作動式
の弁を用いることもでき、要は電気制御弁であればどの
ような弁でも使用できる。
(11)また、前述の実施例では、冷房、冷蔵、冷凍の3機
能を得る場合について説明したが、本発明は機能を必要
としない用途にも適用可能であり、例えば、単一の冷蔵
庫において、三つ以上の異なる冷却温度(蒸発圧力)を
設定する場合などに、本発明は有効に実施できる。
能を得る場合について説明したが、本発明は機能を必要
としない用途にも適用可能であり、例えば、単一の冷蔵
庫において、三つ以上の異なる冷却温度(蒸発圧力)を
設定する場合などに、本発明は有効に実施できる。
上述したように、本発明によれば、1つの圧縮機、1つ
の凝縮器を共通利用する簡単な冷凍サイクルでもって、
3つの異なる冷却温度を得ることができるという優れた
効果がある。
の凝縮器を共通利用する簡単な冷凍サイクルでもって、
3つの異なる冷却温度を得ることができるという優れた
効果がある。
しかも、第1〜第3の3つの吸入口21d、21e、2
1fを独立に設けているにもかかわらず、第2、第3の
吸入口21e、21fから吸入された冷媒に対してその
圧縮前に第1の吸入口21dからの圧力の高い冷媒を混
入するようにしているから、第1の吸入口21dからの
冷媒流量を実質的に増加でき、第1の蒸発器における冷
却能力(例えば冷房能力)を高めることができる。換言
すれば、第2、第3の蒸発器による冷却作用(例えば冷
蔵冷凍作用)を得ているにもかかわらず、第1の蒸発器
による冷却能力(例えば冷房能力)の低下を僅かにする
ことができる。
1fを独立に設けているにもかかわらず、第2、第3の
吸入口21e、21fから吸入された冷媒に対してその
圧縮前に第1の吸入口21dからの圧力の高い冷媒を混
入するようにしているから、第1の吸入口21dからの
冷媒流量を実質的に増加でき、第1の蒸発器における冷
却能力(例えば冷房能力)を高めることができる。換言
すれば、第2、第3の蒸発器による冷却作用(例えば冷
蔵冷凍作用)を得ているにもかかわらず、第1の蒸発器
による冷却能力(例えば冷房能力)の低下を僅かにする
ことができる。
図面はすべて本発明の実施例を示すものであって、第1
図は本発明の冷凍サイクル図で、電気回路を含んでい
る。第2図は第1図の圧縮機21の要部破断斜視図、第
3図は同圧縮機21の縦断面図、第4図は第3図の部分
断面側面図、第5図は第3図のA−A矢視断面図、第6
図は第5図のB−B矢視断面図、第7図は本発明におけ
る圧縮機の連通機構の作動説明図、第8図は冷凍冷蔵庫
の取付位置を例示する車室内の部分斜視図、第9図は冷
凍冷蔵庫の開ドア状態における透視斜視図、第10図は
冷凍サイクルのモリエル線図である。 21…圧縮機,21i…吐出口,21d…冷房用吸入口
(第1の吸入口),21e…冷蔵用吸入口(第2の吸入
口),21f…冷凍用吸入口(第3の吸入口),21
g,21h…連通機構,22…凝縮器,24…冷房用減
圧装置(第1の減圧装置),25…冷房用蒸発器(第1
の蒸発器),27…冷蔵用減圧装置(第2の減圧装
置),28a…冷蔵用蒸発器(第2の蒸発器),31…
冷凍用減圧装置(第3の減圧装置),32a…冷凍用蒸
発器(第3の蒸発器)。
図は本発明の冷凍サイクル図で、電気回路を含んでい
る。第2図は第1図の圧縮機21の要部破断斜視図、第
3図は同圧縮機21の縦断面図、第4図は第3図の部分
断面側面図、第5図は第3図のA−A矢視断面図、第6
図は第5図のB−B矢視断面図、第7図は本発明におけ
る圧縮機の連通機構の作動説明図、第8図は冷凍冷蔵庫
の取付位置を例示する車室内の部分斜視図、第9図は冷
凍冷蔵庫の開ドア状態における透視斜視図、第10図は
冷凍サイクルのモリエル線図である。 21…圧縮機,21i…吐出口,21d…冷房用吸入口
(第1の吸入口),21e…冷蔵用吸入口(第2の吸入
口),21f…冷凍用吸入口(第3の吸入口),21
g,21h…連通機構,22…凝縮器,24…冷房用減
圧装置(第1の減圧装置),25…冷房用蒸発器(第1
の蒸発器),27…冷蔵用減圧装置(第2の減圧装
置),28a…冷蔵用蒸発器(第2の蒸発器),31…
冷凍用減圧装置(第3の減圧装置),32a…冷凍用蒸
発器(第3の蒸発器)。
Claims (1)
- 【請求項1】(a)少なくとも第1の吸入口、第2の吸入
口、および第3の吸入口を独立に設け、前記3つの吸入
口からそれぞれ吸入された冷媒を圧縮し、1つの吐出口
から吐出するように構成された圧縮機と、 (b)この圧縮機より吐出されたガス冷媒を液冷媒に凝縮
するように設けられた凝縮器と、 (c)この凝縮器の冷媒出口側と前記第1の吸入口との間
に設けられた第1の減圧装置および第1の蒸発器と、 (d)前記凝縮器の冷媒出口側と前記第2の吸入口との間
に設けられた第2の減圧装置および第2の蒸発器と、 (e)前記凝縮器の冷媒出口側と前記第3の吸入口との間
に設けられた第3の減圧装置および第3の蒸発器とを具
備し、 (f)前記第1の減圧装置、第2の減圧装置および第3の
減圧装置は、第1の蒸発器、第2の蒸発器、第3の蒸発
器の順に蒸発圧力が低くなるように構成されており、 (g)前記圧縮機には、前記第2の吸入口から吸入された
冷媒をその圧縮前に前記第1の吸入口から吸入された圧
力の高い冷媒と混合する連通機構、および前記第3の吸
入口から吸入された冷媒をその圧縮前に前記第1の吸入
口から吸入された圧力の高い冷媒と混合する連通機構が
備えられているとを特徴とする冷凍サイクル装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2728585A JPH063326B2 (ja) | 1985-02-13 | 1985-02-13 | 冷凍サイクル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2728585A JPH063326B2 (ja) | 1985-02-13 | 1985-02-13 | 冷凍サイクル装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61186764A JPS61186764A (ja) | 1986-08-20 |
| JPH063326B2 true JPH063326B2 (ja) | 1994-01-12 |
Family
ID=12216803
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2728585A Expired - Fee Related JPH063326B2 (ja) | 1985-02-13 | 1985-02-13 | 冷凍サイクル装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH063326B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002046663A1 (en) * | 2000-12-08 | 2002-06-13 | Daikin Industries, Ltd. | Refrigerator |
-
1985
- 1985-02-13 JP JP2728585A patent/JPH063326B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002046663A1 (en) * | 2000-12-08 | 2002-06-13 | Daikin Industries, Ltd. | Refrigerator |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61186764A (ja) | 1986-08-20 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |