Deprecated: The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php on line 456
JPH0633504B2 - アルミニウム又はアルミニウム合金の白色処理方法 - Google Patents
[go: Go Back, main page]

JPH0633504B2 - アルミニウム又はアルミニウム合金の白色処理方法 - Google Patents

アルミニウム又はアルミニウム合金の白色処理方法

Info

Publication number
JPH0633504B2
JPH0633504B2 JP62039618A JP3961887A JPH0633504B2 JP H0633504 B2 JPH0633504 B2 JP H0633504B2 JP 62039618 A JP62039618 A JP 62039618A JP 3961887 A JP3961887 A JP 3961887A JP H0633504 B2 JPH0633504 B2 JP H0633504B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
treatment
bath
aluminum
white
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62039618A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63206499A (ja
Inventor
征一郎 伊藤
隆 大中
慎一 石田
清二 萩野
四郎 間中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FUJITA SHOJI KK
NIPPON ARUMI KK
Original Assignee
FUJITA SHOJI KK
NIPPON ARUMI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FUJITA SHOJI KK, NIPPON ARUMI KK filed Critical FUJITA SHOJI KK
Priority to JP62039618A priority Critical patent/JPH0633504B2/ja
Publication of JPS63206499A publication Critical patent/JPS63206499A/ja
Publication of JPH0633504B2 publication Critical patent/JPH0633504B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
    • C25DPROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PRODUCTION OF COATINGS; ELECTROFORMING; APPARATUS THEREFOR
    • C25D11/00Electrolytic coating by surface reaction, i.e. forming conversion layers
    • C25D11/02Anodisation
    • C25D11/04Anodisation of aluminium or alloys based thereon
    • C25D11/18After-treatment, e.g. pore-sealing
    • C25D11/20Electrolytic after-treatment
    • C25D11/22Electrolytic after-treatment for colouring layers

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)
  • Printing Plates And Materials Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、アルミニウム又はアルミニウム合金からなる
製品、例えばアルミニウムサッシ、引戸、玄関等の建築
製品、ショーケース、日用品、脚立、梯子、装飾用品、
鋳物、ダイカスト、車輌又は船舶等の部品に使用される
アルミニウム又はアルミニウム合金の白色処理方法に関
する。
(従来の技術) 近年の消費生活、需要嗜好の多様化に伴い、アルミニウ
ム又はアルミニウム合金からなる製品についても、種々
の色に着色することが要求されるようになってきてい
る。特に、従来のアルミニウム又はアルミニウム合金に
施された着色皮膜の色調は、ゴールド又はシルバー等の
金属色を基調とした冷たい印象を与える色合いであった
ため、白色を基調とした温かい感じを与える着色皮膜の
需要が高まってきている。そして、そのような着色皮膜
を得るために、従来、幾つかの不透明白色処理方法が提
案されてきた。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、従来の白色処理方法では、使用される薬品が
有害物質であるために公害防止手段を講じなければなら
ず、また、得られる不透明白色皮膜の程度によっては実
用上不適当な場合もあった。従って、現状では塗装法な
どで対処されていた。
また、このような問題点を解決するために特開昭60−
197897号公報において、以下の方法が提案されて
いた。即ち、陽極酸化皮膜の孔中に金属イオンを導入さ
せた後、導入された金属イオンを反応させて白色ないし
灰白色の化合物を生成させる方法である。
しかし、上記方法では、金属イオンを反応させて白色化
合物を生成させる際に、析出むらが生じていることを発
見しても、既に陽極酸化皮膜の孔中に導入されている金
属イオンの量が決定しているために上記析出むらを修正
することができず、着色むらが生じてしまうという不具
合があった。
また、上記方法では、鍋形状やコの字形のような凹凸の
ある複雑な形状の製品を着色する場合に、陽極酸化皮膜
の孔中に導入される金属イオンの量が対極から近い部分
と遠い部分とでは異なってくるために析出むらが生じや
すいという不具合があった。
そこで、本件出願人は、既に次のような発明を出願して
いる(特願昭60−297590)。即ち、アルミニウ
ム又はアルミニウム合金に陽極酸化皮膜を形成し、次
に、陽極酸化皮膜の孔径をリン酸、硫酸等の無機酸、ス
ルホサリチル酸、シュウ酸等の有機酸、又は水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム等のアルカリ性の水溶液を用い
て拡大した後、酸化物が白色であるCa、Ba、Ti、
Zn、Mg、Al等の金属の水溶液中で再び陽極酸化処
理を行ない、更に、同浴中で陽極酸化皮膜を陰極として
直流電圧又は交流電圧を印加することを特徴とするアル
ミニウム又はアルミニウム合金の白色処理方法である。
上記処理方法を採用することにより、均一で暖かな色調
の白色陽極酸化皮膜が生成される。ところが、上記処理
方法では、着色処理後の封孔処理において脱色が生じる
おそれがあった。そのような不具合を解決するために、
着色後、別の工程としてアルコール類、アセトン、キレ
ート剤の内の少なくとも1種とを含む浴中で、浸漬処理
又は電解処理を施すことが考えられる。しかし、その方
法では、工程が多くなり、生産性の低下を回避できな
い。
本発明は、アルミニウム又はアルミニウム合金の表面
に、均一な色調で高い白色度を有する白色陽極酸化皮膜
を生成でき、しかも、耐久性があり、また、封孔処理を
施しても脱色することのない白色陽極酸化皮膜を生成す
ることのできる白色処理方法を提供することを目的とし
ている。
(問題点を解決するための手段) 本件発明者は、アルミニウム又はアルミニウム合金を白
色に着色する場合における上記問題点を解決する方法を
研究した結果、少なくとも1種の金属塩と、アルコール
類、アセトン、キレート剤の内の少なくとも1種とを含
む水溶液の浴中で、陽極酸化皮膜に陽極酸化処理を施し
た後、同浴中で陽極酸化皮膜を陰極として直流電圧又は
交流電圧を印加して、陽極酸化皮膜の孔中に白色化合物
を析出させることが極めて有効であることを見出し、本
発明を完成させるに至った。なお、上記水溶液の浴中に
おいては、キレート剤を用いた場合には、上記金属塩と
反応して形成された錯塩がキレート剤と上記金属塩との
平衡定数に基づいて所定の割合で含まれている。
即ち、本発明は、アルミニウム又はアルミニウム合金
に、硫酸水溶液の浴中で第1の陽極酸化処理を施して多
孔質形陽極酸化皮膜を形成し、その陽極酸化皮膜に、リ
ン酸水溶液の浴中で第2の陽極酸化処理を施して、多孔
質形陽極酸化皮膜の孔径を拡大するとともに陽極酸化皮
膜の孔壁面にリン酸イオンを結合させ、次いでAl、C
a、Ba、Mg、Znの塩の内の少なくとも1種の金属
塩と、アルコール類、アセトン、キレート剤の内の少な
くとも1種とを含み、且つキレート剤を用いた場合には
上記金属塩と反応して形成された錯塩をキレート剤と上
記金属塩との平衡定数に基づいて所定の割合で含む水溶
液の浴中で、陽極酸化皮膜に第3の陽極酸化処理を施
し、第3の陽極酸化処理は、第2の陽極酸化処理時の電
圧値より高い直流電圧値まで20秒以内で昇圧させ且つ
その電圧を2秒以内の時間だけ保持する条件で行ない、
第3の陽極酸化処理後に、第3の陽極酸化処理と同じ浴
中で、陽極酸化皮膜を陰極として直流電圧又は交流電圧
を印加して、陽極酸化皮膜の孔中に白色化合物を析出さ
せることを特徴とするアルミニウム又はアルミニウム合
金の白色処理方法である。
具体的には、上記第1の陽極酸化処理は、直流、交流、
パルスス、PR波、又は交直重畳法による電解を施して
行ない、上記第2及び第3の陽極酸化処理は、直流、交
流、パルスによる電解を施して行なう。
上記アルコール類としては、メタノール、エタノール、
ブタノール等の低級アルコールが好ましく用いられる。
上記キレート剤としては、例えば、エチレンジアミン四
酢酸やそのナトリウム塩、トランス−1,2−シクロヘ
キサンジアミン四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、
エチレジアミミン二酢酸、3,6−ジオキサ−1,8−
オクタンジアミン四酢酸、N−(2−ヒドロキシエチ
ル)イミノ二酢酸、トリエチレンテトラミン六酢酸等の
ポリアミノカルボン酸類、エチレンジアミン等のジアミ
ン類、トリエタノールアミン、トリエチレンテトラミン
等の一分子中に2以上のアミノ基を有するアミノ化合
物、アセト酢酸エチル、ニトリロ三酢酸、ホルマリン、
シュウ酸、マレイン酸、酒石酸、リンゴ酸、クエン酸、
コハク酸、グルコン酸又はグリシン等の多塩基酸及びこ
れらの可溶性金属塩が挙げられる。
(作用) 上記第1の陽極酸化処理により、アルミニウム又はアル
ミニウム合金の表面に、第1図に示すような陽極酸化皮
膜が形成される。第1図は得られた陽極酸化皮膜の断面
模式図である。第1図において、1は陽極酸化皮膜、2
は孔、4はアルミニウム又はアルミニウム合金である母
材、5はバリヤー層である。硫酸の浴中で行なわれるの
で、孔2の径は、一般には10nm程度となり、あまり
大きくはない。
上記第2の陽極酸化処理により、第1図の陽極酸化皮膜
1は第2図に示すように孔2の径が拡大されたものとな
る。孔2の径aは、一般には30nm程度となる。な
お、孔2の径は約200Å以上に拡大することが好まし
い。
上記第2の陽極酸化処理は、リン酸の浴中で行なってい
るので、浴中に含まれるPO 3-(リン酸イオン)に基
づき、陽極酸化皮膜1の孔壁では次式(I)、(II)に基づ
く反応が生じる。
Al3++PO 3-AlPO …(I) Al3++SO 2-Al(SO…(II) 反応(I)、(II)の平衡定数は、(I)>(II)であるので、第
1の陽極酸化処理で生成したAl(SOが解離
し、SO 2-は溶液中に溶出し、Al3+はPO 3+と結
合して陽極酸化皮膜1の孔壁にはリン酸を含有したAl
POからなる壁が生成する。また、その壁面には、浴
中に過剰に存在しているPO 3-が陽性に帯電している
陽極酸化皮膜1に引き付けられて結合する。このPO
3-がキレート化作用を発揮する(「無機リン化学」、1
10〜111頁、1985年、(株)講談社発行)た
め、後の工程で生じる白色化合物3(第3図)は孔2の
中に強固に固着されることとなる。即ち、第3の陽極酸
化処理及びその後の直流電圧又は交流電圧の印加におい
て用いる金属は、その浴中においては金属イオンに水分
子が配位結合してなる金属水和物の錯イオンの状態で存
在しており、この錯イオンは加水分解により架橋してい
き複数個の金属イオンを有したものとなり、更に加水分
解が進むことによって水酸化物となって沈澱するが、錯
イオンの状態にあるものが、第3の陽極酸化処理後の直
流電圧又は交流電圧の印加によって陽極酸化皮膜1の孔
2中に泳動析出する際にPO 3-によりキレート化さ
れ、即ち壁面に固着される。第11図は最終的に着色さ
れ陽極酸化皮膜のEPMAによる線分析結果を示すグラ
フであり、第11図から、リン酸が陽極酸化皮膜1の孔
壁の中及び表面に存在していることがわかる。
上記のように、本発明では、硫察水溶液の浴中で第1の
陽極酸化処理を行ない、リン酸水溶液の浴中で第2の陽
極酸化処理を行なっているが、最初からリン酸水溶液の
みで陽極酸化処理を行なわないのは、次の理由による。
即ち、(i)JIS規格に合わせるため、(ii)実用的耐久
性を確保するため、である。即ち、 (i)JIS規格において、H9500は、アルミニウム
及びアルミニウム合金の陽極酸化処理作業標準を示して
おり、この規格における陽極酸化電解条件は、硫酸法及
びしゅう酸法の2種類である。一方、H8601、86
02は、H9500に従って得られた陽極酸化皮膜の物
性について規定している。即ち、JIS規格に対応させ
るためには、硫酸又はしゅう酸を用いることが必須とな
る。従って、本発明では、まず、硫酸を用いて陽極酸化
処理を行ない、JIS規格に対応させている。
(ii)リン酸のみで陽極酸化処理した場合に得られる皮膜
は、非常に薄いものとなり、耐久性の点で実用的ではな
いものとなる。このことは、例えば特公昭57−819
8から理解される。即ち、該出願には、リン酸のみで陽
極酸化する例、硫酸で陽極酸化する例等があり、硫酸の
例では、「皮膜の厚さは用途に応じた耐久性を保つため
に必要な膜圧とする」としている。即ち、リン酸では耐
久性のある皮膜は得られず、硫酸によって耐久性のある
皮膜が得られることが示されている。なお、リン酸の場
合には、皮膜厚さは1μm以下になると思われる。
また、硫酸水溶液のみで陽極酸化処理を行なわないの
は、上述した第2の陽極酸化処理におけるリン酸に基づ
く作用効果が得られなくなるからである。即ち、孔径を
拡大したことに基づいて白色度を高くでき、孔壁面にリ
ン酸イオンを結合させたことに基づいて白色化合物の密
着度を向上させて着色された陽極酸化皮膜の耐久性を向
上できるという作用効果が得られなくなる。
上記第3の陽極酸化処理を行なう水溶液の浴中には、ア
ルコール類、アセトン、キレート剤の内の少なくとも1
種が含まれており、しかも、第3の陽極酸化処理の条件
は、第2の陽極酸化処理時の電圧値より高い直流電圧
値であること、昇圧時間が20秒以内であること、
保持時間が2秒以内であること、であるので、次の工程
で、陽極酸化皮膜1を陰極として直流電圧又は交流電圧
を印加すると、対極からの遠近に拘らず、陽極酸化処理
1全体に均等に且つ十分に電流が流れ、従って、後述の
ように、陽極酸化皮膜1は均等に且つ白色度高く着色さ
れることとなる。即ち、上記の条件を満たすことによ
り、陽極酸化皮膜1のバリヤー層5は確実に変化するこ
ととなり、アルコール類、アセトン、又はキレート剤に
基づく陽極酸化反応に起因して、バリヤー層5は、対極
に近い部分ほど厚くなり、対極に遠い部分ほど薄くな
る。上記の条件を外れると、即ち、昇圧時間が20秒
より長いと、バリヤー層5が厚くなりすぎ、電流が流れ
にくくなるため、白色化合物3の析出量が少なくなり、
白色度が低くなる。上記の条件を外れると、即ち、保
持時間が2秒より長いと、上記の条件を外れた場合と
同様に、白色度が低くなる。
陽極酸化皮膜1を陰極として直流電圧又は交流電圧を印
加すると、前述のように、Al、Ca、Ba、Mg、又
はZnの錯イオンが、陽極酸化皮膜1の孔2中に析出し
て白色の水酸化物となり、PO 3-によって固着された
状態で白色化合物が生成し、第3図に示すように、陽極
酸化皮膜1の孔2中に白色化合物3が析出する。これに
より、陽極酸化皮膜1は白色に着色されたこととなる。
孔2は径が拡大されているので、白色化合物3は円滑に
且つ多量に孔2中に析出する。この工程は、上記第3の
陽極酸化処理と同じ浴中で行なわれるので、処理工程が
簡単となり、生産性が向上する。なお、直流電圧又は交
流電圧の印加において用いる上記金属は、水溶液の浴組
成としてキレート剤を用いた場合には、両者の平衡定数
に基づいてキレート剤と反応して錯塩を形成する。即
ち、浴中には、上記金属とキレート剤と錯塩とが存在す
ることとなるが、白色化合物の析出反応に影響はない。
また、電解浴中には、アルコール類、アセトン、キレー
ト剤の内の少なくとも1種が含まれているので、陽極酸
化皮膜1の孔2中に析出した白色化合物3は、用いたア
ルコール類、アセトン、又はキレート剤によって熱水に
対して強固な不溶性を有するものとなる。従って、封孔
処理を行なっても脱色することはない。
(発明の効果) (1)本発明によれば、第2の陽極酸化処理によって陽極
酸化皮膜1の孔2の径を拡大しているので、白色化合物
3を円滑に且つ多量に孔2中に析出させることができ
る。従って、白色度を高いものにできる。
(2)本発明によれば、第2の陽極酸化処理をリン酸の浴
中で行なっているので、陽極酸化皮膜1の孔壁面に結合
したリン酸イオンによって白色化合物3を強固に固着で
きる。従って、白色化合物3の密着度を向上でき、着色
された陽極酸化皮膜1の耐久性を向上できる。
(3)本発明によれば、上記第3の陽極酸化処理によっ
て、陽極酸化皮膜1のバリヤー層5の厚さを、対極に近
い部分と遠い部分とで確実に異ならせることができ、し
かも、バリヤー層5の厚さを電流の流れやすい適度な厚
さにできるので、次の工程で、陽極酸化皮膜1を陰極と
して直流電圧又は交流電圧を印加した際に、対極からの
遠近に拘らず、陽極酸化皮膜1全体に均等に且つ十分に
電流を流すことができる。従って、アルミニウム又はア
ルミニウム合金からなる試料の形状が複雑であっても、
陽極酸化皮膜1全体に均等に且つ十分に白色化合物3を
析出させることができ、陽極酸化皮膜1全体を均一な白
色度の高い色調に着色することができる。即ち、着色む
らを防止できる。
(4)本発明によれば、上記第3の陽極酸化処理及びその
後の直流電圧又は交流電圧の印加ににおいて、アルコー
ル類、アセトン、キレート剤の内の少なくとも1種を用
いているので、白色化合物3を熱水に対して強固な不溶
性を有するものにできる。従って、封孔処理によって脱
色されるのを防止できる。
(5)本発明によれば、陽極酸化皮膜1を陰極として直流
電圧又は交流電圧を印加することを、上記第3の陽極酸
化処理と同じ浴中で行ななっているので、処理工程が簡
単となり、生産性を向上できる。
(6)以上のように、本発明によれば、アルミニウム又は
アルミニウム合金の表面に、均一な色調で高い白色度を
有する白色陽極酸化皮膜を生成することができ、しか
も、耐久性があり、また、封孔処理しても脱色すること
のない白色陽極酸化皮膜を生成することができる。従っ
て、本発明によれば、多様な市場の需要に対応すること
ができる。
(実施例) 以下に説明する実施例は、試料として、アルミニウム又
合金を用いて行なったものであるが、アルミニウムを用
いても同様に行なうことができることはいうまでもな
い。
まず、第4図及び第4図の側面図である第5図に示すよ
うに、アルミニウム合金(A6063S−T5材)から
なる平板状の試料10を電解枠12の電解棒14に吊
り、試料10に170g/lのHSO浴中で陽極酸
化処理を施して、試料10表面に膜厚9μmの陽極酸化
皮膜を形成した。
次に、その陽極酸化皮膜に、カーボンを対極として、2
0℃、100g/lのリン酸浴中で陽極酸化処理を施し
て、陽極酸化皮膜の孔径を拡大した。なお、この陽極酸
化処理は、直流電圧16Vを10分間印加して行なっ
た。
次に、孔径の拡大された陽極酸化皮膜を、以下に示す第
1〜第5実施例のように処理した。
[第1実施例] 10g/lのMgSO及び5%のメタノールの浴中
で、第6図に示す電圧を印加した結果、試料10の中央
部10a及び端部10b(第4図、第5図)共に、均一
な色調の白色陽極酸化皮膜を得た。得られた皮膜の白色
度は、ハンター方式によれば、92.5であり、高いも
のであった。第6図に示す電圧とは、直流の電圧E=2
4ボルト、交流の電圧V=20ボルト、直流の電圧Eの
昇圧時間t=20秒、保持時間t=2秒、交流の電
圧Vの昇圧時間t=5秒、保持時間t=300秒で
ある。
更に、封孔処理として、7g/lの酢酸ニッケル系封孔
助剤(商品名「シーリングソルトAS」、サンド社製)
の浴中で90℃で20分間の浸漬処理を行なったが、試
料10の中央部10a及び端部10b(第4図、第5
図)のいずれも全く脱色しなかった。
これに対し、5%のメタノールを含まない浴中で上記と
同様の処理を行なったとこう、封孔処理前は均一な色調
の白色陽極酸化皮膜を得ることができたが、封孔処理に
より脱色が生じ、ハンター方式による白色度はどの部分
も71.5に低下した。
[第2実施例] 5g/lのBaCO及び1%のアセトンの浴中で、第
7図に示す電圧を印加した結果、試料10の中央部10
a及び端部10b(第4図、第5図)共に、均一な色調
の白色陽極酸化皮膜を得た。得られた皮膜の白色度は、
ハンター方式によれば89.2であり、高いものであっ
た。第7図に示す電圧とは、正の極性の電圧E=20
ボルト、負の極性の電圧E=18ボルト、正の極性の
電圧Eの昇圧時間t=15秒、保持時間t=1
秒、負の極性の電圧Eの昇圧時間t=30秒、保持
時間t=180秒である。
更に、封孔処理として、7g/lの酢酸ニッケル系封孔
助剤(商品名「シーリングソルトAS」、サンド社製)
の浴中で90℃で20分間の浸漬処理を行なったが、試
料10の中央部10a及び端部10b(第4図、第5
図)のいずれも全く脱色しなかった。
これに対し、1%のアセトンを含まない浴中で上記とと
同様の処理を行なったところ、封孔処理前は均一な色調
の白色陽極酸化皮膜を得ることができたが、封孔処理に
より脱色が生じ、ハンター方式による白色度はどの部分
も79.3に低下した。
[第3実施例] 2g/lのZn(NO、10g/lのAl(S
、2g/lのEDTAの浴中で、第8図に示す
電圧を印加した結果、試料10の中央部10a及び端部
10b(第4図、第5図)共に、均一な色調の白色陽極
酸化皮膜を得た。得られた皮膜の白色度は、ハンター方
式によれば、91.5であり、高いものであった。第8
図に示す電圧とは、正の極性の電圧E=18ボルト、
負の極性の電圧E=18ボルト、正の極性の電圧E
の昇圧時間t=10秒、保持時間t=2秒、負の極
性の電圧Eの昇圧時間t=10秒、保持時間t
5秒、休止時間t=1秒として反復回数n=30回で
ある。
更に、封孔処理として、7g/lの酢酸ニッケル系封孔
助剤(商品名「シーリングソルトAS」、サンド社製)
の浴中で90℃で20分間の浸漬処理を行なったが、試
料10の中央部10a及び端部10b(第4図、第5
図)のいずれも全く脱色しなかった。
これに対し、2g/lのEDTAを含まない浴中で上記
と同様の処理を行なったところ、封孔処理前は均一な色
調の白色陽極酸化皮膜を得ることができたが、封孔処理
により脱色が生じ、ハンター方式による白色度はどの部
分も80.6に低下した。
[第4実施例] 10g/lのTiOSO、5%のジメチルホルムアミ
ド、及び5g/lのグリシンの浴中で、第9図に示す電
圧を印加した結果、試料10の中央部10a及び端部1
0b(第4図、第5図)共に、均一な色調の白色陽極酸
化皮膜を得た。得られた皮膜の白色度は、ハンター方式
によれば、92.3であり、高いものであった。第9図
に示す電圧とは、直流の電圧E=26ボルト、交流の電
圧V=20ボルト、直流の電圧Eの昇圧時間t=15
秒、保持時間t=2秒、交流の電圧Vの昇圧時間t
=10秒、保持時間t=300秒である。
更に、封孔処理として、7g/lの酢酸ニッケル系封孔
助剤(商品名「シーリングソルトAS」、サンド社製)
の浴中で90℃で20分間の浸漬処理を行なったが、試
料10の中央部10a及び端部10b(第4図、第5
図)のいずれも全く脱色しなかった。
これに対し、5%のジメチルホルムアミド及び5g/l
のグリシンを含まない浴中で上記と同様の処理を行なっ
たところ、封孔処理前は均一な色調の白色陽極酸化皮膜
を得ることができたが、封孔処理により脱色が生じ、ハ
ンター方式による白色度はどの部分も73.7に低下し
た。
[第5実施例] 10g/lのAl(SO、2g/lのCaSO
、及び1%のグルコン酸の浴中で、第10図に示す電
圧を印加した結果、試料10の中央部10a及び端部1
0b(第4図、第5図)共に、均一な色調の白色陽極酸
化皮膜を得た。得られた皮膜の白色度は、ハンター方式
によれば90.7であり、高いものであった。第10図
に示す電圧とは、正の極性の電圧E=18ボルト、負
の極性の電圧E=18ボルト、正の極性の電圧E
昇圧時間t=10秒、保持時間t=1秒、負の極性
の電圧Eの昇圧時間t=30秒、保持時間t=1
80秒である。第11図は得られた白色陽極酸化皮膜の
断面のEPMAによる線分析結果を示すグラフである。
更に、封孔処理として、7g/lの酢酸ニッケル系封孔
助剤(商品名「シーリングソルトAS」、サンド社製)
の浴中で90℃で20分間の浸漬処理を行なったが、試
料10の中央部10a及び端部10b(第4図、第5
図)のいずれも全く脱色しなかった。
これに対し、1%のグルコン酸を含まない浴中で上記と
同様の処理を行なったところ、封孔処理前は均一な色調
の白色陽極酸化皮膜を得ることができたが、封孔処理に
より脱色が生じ、ハンター方式による白色度はどの部分
も81.2に低下した。
以上説明したように、第1〜第5実施例によれば、対極
からの遠近に拘らず、均一な色調の白色陽極酸化皮膜を
得ることができた。しかも、その白色陽極酸化皮膜は、
高い白色度を有するものであり、更に、封孔処理を行な
っても、脱色しないものであった。
第1実施例のメタノール、第2実施例のアセトン、第3
実施例のEDTA、第4実施例のジメチルホルムアミド
及びグリシン、第5実施例のグルコン酸をそれぞれ含ま
ない浴中で処理して得られた白色陽極酸化皮膜は、封孔
処理により脱色してしまった。このことから、封孔処理
を行なっても脱色しない白色陽極酸化皮膜を得るために
は、アルコール類、アセトン、キレート剤の内の少なく
とも1種が必要であることがわかる。
更に、第3の陽極酸化処理の条件を外れた例を比較例1
〜3として挙げる。なお、第3の陽極酸化処理の条件
は、第2の陽極酸化処理時の電圧値より高い直流電圧
値であること、昇圧時間が20秒以内であること、
保持時間が2秒以内であること、であり、比較例1は上
記の条件を外れた例、比較例2は上記の条件を外れ
た例、比較例3は上記の条件を外れた例である。
[比較例1] ・第1実施例において、E=14Vとした場合。
・結果…資料10の中央部10aの白色度は85.2で
あり、端部10bの白色度は92.7であった。即ち、
均一には着色されていなかった。これは、処理電圧が第
2の陽極酸化処理時の電圧(直流電圧16V)より低い
ために、第2の陽極酸化処理により形成されたバリヤー
層5が変化することはなく、そのため、第3の陽極酸化
処理後の電解着色処理において、所謂「端部集中」によ
って電流が中央部よりも端部に集中してしまい、端部の
方に多量に白色化合物が析出してしまうからである。
[比較例2] ・第1実施例ににおいて、t=30秒、t=2秒と
した場合。
・結果…中央部10a及び端部10b共に、白色度は7
7.5であった。即ち、均一に着色されてはいたが、白
色度が低かった。これは、tが長すぎたために、バリ
ヤー層5が厚くなりすぎ、第3の陽極酸化処理後の電解
着色処理において電流が流れにくくなり、そのため、白
色化合物の析出量が少なくなったからである。
[比較例3] ・第1実施例において、t=20秒、t=5秒とし
た場合。
・結果…比較例2と同じである。これも、比較例2と同
様に、バリヤー層5が厚くなりすぎ、そのため、白色化
合物の析出量が少なくなったからである。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1の陽極酸化処理により得られた陽極酸化皮
膜の断面模式図、第2図は第2の陽極酸化処理により得
られた陽極酸化皮膜の断面模式図、第3図は孔中に白色
化合物が析出した状態の陽極酸化皮膜の断面模式図、第
4図は第1〜第5実施例で用いる吊り具に取付けた試料
の正面略図、第5図は第4図の側面図、第6図は第1実
施例の電圧印加方法を示すグラフ、第7図は第2実施例
の電圧印加方法を示すグラフ、第8図は第3実施例の電
圧印加方法を示すグラフ、第9図は第4実施例の電圧印
加方法を示すグラフ、第10図は第5実施例の電圧印加
方法を示すグラフ、第11図は第5実施例で得られた白
色皮膜の断面のEPMAによる線分析結果を示すグラフ
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大中 隆 大阪府大阪市淀川区三国本町3丁目9番39 号 日本アルミニウム工業株式会社内 (72)発明者 石田 慎一 大阪府大阪市淀川区三国本町3丁目9番39 号 日本アルミニウム工業株式会社内 (72)発明者 萩野 清二 大阪府大阪市淀川区三国本町3丁目9番39 号 日本アルミニウム工業株式会社内 (72)発明者 間中 四郎 大阪府大阪市東区農人橋詰町23番地 藤田 商事株式会社内 (56)参考文献 特開 昭57−92194(JP,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アルミニウム又はアルミニウム合金に、硫
    酸水溶液の浴中で第1の陽極酸化処理を施して多孔質形
    陽極酸化皮膜を形成し、 その陽極酸化皮膜に、リン酸水溶液の浴中で第2の陽極
    酸化処理を施して、多孔質形陽極酸化皮膜の孔径を拡大
    するとともに陽極酸化皮膜の孔壁面にリン酸イオンを結
    合させ、 次いでAl、Ca、Ba、Mg、Znの塩の内の少なく
    とも1種の金属塩と、アルコール類、アセトン、キレー
    ト剤の内の少なくとも1種とを含み、且つキレート剤を
    用いた場合には上記金属塩と反応して形成された錯塩を
    キレート剤と上記金属塩との平衡定数に基づいて所定の
    割合で含む水溶液の浴中で、陽極酸化皮膜に第3の陽極
    酸化処理を施し、第3の陽極酸化処理は、第2の陽極酸
    化処理時の電圧値より高い直流電圧値まで20秒以内で
    昇圧させ且つその電圧を2秒以内の時間だけ保持する条
    件で行ない、 第3の陽極酸化処理後に、第3の陽極酸化処理と同じ浴
    中で、陽極酸化皮膜を陰極として直流電圧又は交流電圧
    を印加して、陽極酸化皮膜の孔中に白色化合物を析出さ
    せることを特徴とするアルミニウム又はアルミニウム合
    金の白色処理方法。
  2. 【請求項2】上記キレート剤は、ポリアミノカルボン酸
    類、多塩基酸類、又は1分子中に2個以上のアミノ基を
    有するアミノ化合物である特許請求の範囲第1項記載の
    アルミニウム又はアルミニウム合金の白色処理方法。
JP62039618A 1987-02-23 1987-02-23 アルミニウム又はアルミニウム合金の白色処理方法 Expired - Lifetime JPH0633504B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62039618A JPH0633504B2 (ja) 1987-02-23 1987-02-23 アルミニウム又はアルミニウム合金の白色処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62039618A JPH0633504B2 (ja) 1987-02-23 1987-02-23 アルミニウム又はアルミニウム合金の白色処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63206499A JPS63206499A (ja) 1988-08-25
JPH0633504B2 true JPH0633504B2 (ja) 1994-05-02

Family

ID=12558096

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62039618A Expired - Lifetime JPH0633504B2 (ja) 1987-02-23 1987-02-23 アルミニウム又はアルミニウム合金の白色処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0633504B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5315308B2 (ja) 2010-08-25 2013-10-16 トヨタ自動車株式会社 内燃機関とその製造方法
US8993921B2 (en) * 2012-06-22 2015-03-31 Apple Inc. Method of forming white appearing anodized films by laser beam treatment
US9181629B2 (en) 2013-10-30 2015-11-10 Apple Inc. Methods for producing white appearing metal oxide films by positioning reflective particles prior to or during anodizing processes
US9839974B2 (en) 2013-11-13 2017-12-12 Apple Inc. Forming white metal oxide films by oxide structure modification or subsurface cracking

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5792194A (en) * 1980-12-01 1982-06-08 Nippon Light Metal Co Ltd Formation of opaque white film on aluminum

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63206499A (ja) 1988-08-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
NL8201599A (nl) Passieve laag met chroomuiterlijk vormende oplossing alsmede werkwijze voor het aanbrengen daarvan.
US4659439A (en) Surface treatment of aluminum or aluminum alloys
JPH0633504B2 (ja) アルミニウム又はアルミニウム合金の白色処理方法
JPH0312159B2 (ja)
JP4253716B2 (ja) マグネシウム材料製品の表面処理方法
JPH01205094A (ja) マグネシウム塩を用いたアルミニウムまたはアルミニウム合金の白色処理方法
GB2242201A (en) Colouring anodized aluminium
JP3302582B2 (ja) アルミニウム材の電解着色法及びそれにより得られるグレー着色アルミニウム材
JPS6346157B2 (ja)
GB2146042A (en) Treating anodized aluminium
JPH01139798A (ja) 酸化皮膜を有するアルミニウム系金属の表面処理剤
JP2707008B2 (ja) アルミニウムまたはアルミニウム合金の青色着色法
JPH06240494A (ja) アルミニウム陽極酸化皮膜の着色方法
JPS63179098A (ja) アルミニウム又はアルミニウム合金の白色処理方法
JPS5948879B2 (ja) アルミニウムの電解着色法
JPH01205093A (ja) アルミニウムまたはアルミニウム合金の着色方法
JP3344973B2 (ja) アルミニウム材料の着色方法
JPH11269696A (ja) 電着塗装アルミ材の製造方法
JPH0422993B2 (ja)
JP3239828B2 (ja) アルミニウム又はアルミニウム合金の電解着色方法
JPH0313598A (ja) アルミニウム又はアルミニウム合金からなる部材上の虹効果を回避するための化学的方法
JP3499328B2 (ja) アルミニウムまたはアルミニウム合金製部材の無色クロメート皮膜形成方法
JPH11335892A (ja) 半透明乃至不透明の陽極酸化皮膜−塗膜複合皮膜を有するアルミニウム材の製造方法
JPH11106993A (ja) アルミニウムまたは合金の陽極酸化皮膜の電解中和処理方法
JPS608316B2 (ja) アルミニウムまたはアルミニウム合金材の交流電解着色方法