JPH0633745B2 - 内燃機関の始動装置 - Google Patents
内燃機関の始動装置Info
- Publication number
- JPH0633745B2 JPH0633745B2 JP62249149A JP24914987A JPH0633745B2 JP H0633745 B2 JPH0633745 B2 JP H0633745B2 JP 62249149 A JP62249149 A JP 62249149A JP 24914987 A JP24914987 A JP 24914987A JP H0633745 B2 JPH0633745 B2 JP H0633745B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic iron
- iron plate
- magnetic
- clutch
- pinion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02N—STARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F02N2250/00—Problems related to engine starting or engine's starting apparatus
- F02N2250/08—Lubrication of starters; Sealing means for starters
Landscapes
- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は内燃機関の始動装置に係わり、特に防水性及び
防塵性の優れた始動装置に関する。
防塵性の優れた始動装置に関する。
内燃機関の始動装置は、一般的に、リングギアと係合可
能なピニオンと、モータの出力軸とピニオンとの間に配
置され、モータの回転をピニオンに伝える一方向クラッ
チと、ピニオン及びクラッチを囲繞するハウジングとを
備え、少なくともピニオンを、普通はピニオンとクラッ
チの両方を、モータの出力軸上に往復動可能な移動部材
として構成している。
能なピニオンと、モータの出力軸とピニオンとの間に配
置され、モータの回転をピニオンに伝える一方向クラッ
チと、ピニオン及びクラッチを囲繞するハウジングとを
備え、少なくともピニオンを、普通はピニオンとクラッ
チの両方を、モータの出力軸上に往復動可能な移動部材
として構成している。
この始動装置においては、ハウジングの端部が内燃機関
の内部空間に対して開放構造をなしているため、ハウジ
ングの内周面と移動部材の外周面との間の隙間から水や
塵が始動装置内部に侵入し、機器の寿命を短くするとい
う問題があり、防水性、防塵性を確保することが望まれ
ていた。
の内部空間に対して開放構造をなしているため、ハウジ
ングの内周面と移動部材の外周面との間の隙間から水や
塵が始動装置内部に侵入し、機器の寿命を短くするとい
う問題があり、防水性、防塵性を確保することが望まれ
ていた。
従来の始動装置は、この防水性及び防塵性を確保するた
め、実公昭61−36778号に記載のように、ハウジ
ング内周面とピニオン外周面との間に軸受を兼ねたシャ
フト支持部材を配置していた。また実開昭60−871
42号に記載のように、始動装置の内部機器の1つであ
る電磁ソレノイドの駆動端部をベローズなどの弾性体の
カバーで覆い、電磁ソレノイドを内部で水、塵から守る
構造を採用していた。
め、実公昭61−36778号に記載のように、ハウジ
ング内周面とピニオン外周面との間に軸受を兼ねたシャ
フト支持部材を配置していた。また実開昭60−871
42号に記載のように、始動装置の内部機器の1つであ
る電磁ソレノイドの駆動端部をベローズなどの弾性体の
カバーで覆い、電磁ソレノイドを内部で水、塵から守る
構造を採用していた。
更に、特開昭62−20673号公報に記載のように、
ハウジング内周のクラッチ外周面に対向する位置に断面
L字形の仕切壁を取り付け、始動装置の内部と外部とを
分離した例もある。
ハウジング内周のクラッチ外周面に対向する位置に断面
L字形の仕切壁を取り付け、始動装置の内部と外部とを
分離した例もある。
しかしながら、実公昭61−36778号に記載のシャ
フト支持部材により防水性、防塵性を確保するやり方に
おいては、シャフト支持部材をピニオンの外周面に摺動
させるためのピニオン外周面の研磨が必要となり、また
シャフト支持部材の設置に伴い現行生産設備備の変更が
必要となるなど、生産性に関し問題を残していた。また
この構成では、ピニオンギア成形部の隙間はシールされ
ておらず、ここから水、塵が侵入することがあり、防水
性、防塵性が必ずしも十分ではないという問題もあっ
た。
フト支持部材により防水性、防塵性を確保するやり方に
おいては、シャフト支持部材をピニオンの外周面に摺動
させるためのピニオン外周面の研磨が必要となり、また
シャフト支持部材の設置に伴い現行生産設備備の変更が
必要となるなど、生産性に関し問題を残していた。また
この構成では、ピニオンギア成形部の隙間はシールされ
ておらず、ここから水、塵が侵入することがあり、防水
性、防塵性が必ずしも十分ではないという問題もあっ
た。
また、実開昭60−87142号に記載の電磁ソレノイ
ドの駆動端部をベローズで覆うより方では、ベローズを
取り付けるための構造の変更を行わねばならず、部品点
数が増加し形状が複雑となるなどにより、生産性が悪化
するという問題があった。またベローズの強度、ベロー
ズが占める空間の増加についても問題があった。
ドの駆動端部をベローズで覆うより方では、ベローズを
取り付けるための構造の変更を行わねばならず、部品点
数が増加し形状が複雑となるなどにより、生産性が悪化
するという問題があった。またベローズの強度、ベロー
ズが占める空間の増加についても問題があった。
特開昭62−20673号公報に記載の断面L字形の仕
切壁を設けるやり方では、仕切壁のL字部内周端面とク
ラッチ外周面との間には微少隙間が存在し、またエンジ
ン始動時にクラッチが飛び出すとクラッチ外周面が仕切
壁のL字部内周端面から外れて大きな空隙が発生し、こ
こから水、塵が侵入することがあり、防水性、防塵性が
必ずしも十分ではないという問題があった。
切壁を設けるやり方では、仕切壁のL字部内周端面とク
ラッチ外周面との間には微少隙間が存在し、またエンジ
ン始動時にクラッチが飛び出すとクラッチ外周面が仕切
壁のL字部内周端面から外れて大きな空隙が発生し、こ
こから水、塵が侵入することがあり、防水性、防塵性が
必ずしも十分ではないという問題があった。
なお、移動部材の隙間をシールするための一般的な手法
としては、オーリングやメカニカルシールを用いる方法
があるが、この場合は摩擦損が大きくなり、エネルギ損
失が生じる。
としては、オーリングやメカニカルシールを用いる方法
があるが、この場合は摩擦損が大きくなり、エネルギ損
失が生じる。
本発明の目的は、防水性、防塵性に優れかつ生産性及び
量産性にも優れ、エネルギ損失の少ないシール機構を備
えた内燃機関の始動装置を提供することである。
量産性にも優れ、エネルギ損失の少ないシール機構を備
えた内燃機関の始動装置を提供することである。
上記目的は、ハウジング内周面のクラッチ外周面に対向
した位置にリング状の第1及び第2の磁性鉄板とリング
状の永久磁石を、第1の磁性鉄板が始動装置外側に、第
2の磁性鉄板が始動装置内側にそれぞれ位置し、永久磁
石がそれらの間に位置するように取り付け、第1及び第
2の磁性鉄板の内径はクラッチ外周面の外径より大きく
してそれらの間に微少隙間を形成し、永久磁石の内径は
これら磁性鉄板の内径より更に大きくして永久磁石と第
1及び第2の磁性鉄板との間に空間を形成し、始動装置
外側に位置する第1の磁性鉄板の内周側先端を鋭角部分
が上記空間の側に位置するよう傾斜面として形成し、第
1の磁性鉄板の先端傾斜面とクラッチ外周面との磁性流
体を充填し、更に、ハウジング内周面の第1の磁性鉄板
の更に外側に、第1の磁性鉄板に接して、第1の磁性鉄
板と同じ内径で内周側先端に第1の磁性鉄板と同じ向き
の傾斜面を形成した第3の磁性鉄板を取り付け、第1の
磁性鉄板の先端傾斜面と第3の磁性鉄板の側面とで形成
される三角形状の空隙に磁性流体を入り込ませ、これら
第1、第2及び第3の磁性鉄板と、永久磁石及び磁性流
体とでシール機構を構成することにより達成される。
した位置にリング状の第1及び第2の磁性鉄板とリング
状の永久磁石を、第1の磁性鉄板が始動装置外側に、第
2の磁性鉄板が始動装置内側にそれぞれ位置し、永久磁
石がそれらの間に位置するように取り付け、第1及び第
2の磁性鉄板の内径はクラッチ外周面の外径より大きく
してそれらの間に微少隙間を形成し、永久磁石の内径は
これら磁性鉄板の内径より更に大きくして永久磁石と第
1及び第2の磁性鉄板との間に空間を形成し、始動装置
外側に位置する第1の磁性鉄板の内周側先端を鋭角部分
が上記空間の側に位置するよう傾斜面として形成し、第
1の磁性鉄板の先端傾斜面とクラッチ外周面との磁性流
体を充填し、更に、ハウジング内周面の第1の磁性鉄板
の更に外側に、第1の磁性鉄板に接して、第1の磁性鉄
板と同じ内径で内周側先端に第1の磁性鉄板と同じ向き
の傾斜面を形成した第3の磁性鉄板を取り付け、第1の
磁性鉄板の先端傾斜面と第3の磁性鉄板の側面とで形成
される三角形状の空隙に磁性流体を入り込ませ、これら
第1、第2及び第3の磁性鉄板と、永久磁石及び磁性流
体とでシール機構を構成することにより達成される。
以上のように構成した本発明の始動装置において、第1
の磁性鉄板の先端傾斜面とクラッチ外周面との間に充填
した磁性流体は、クラッチの軸方向移動及び回転の動作
や始動装置に加わる衝撃によっても飛散することなく隙
間を完全にシールし、摩擦損を生じることなく優れた防
水性、防塵性を発揮する。
の磁性鉄板の先端傾斜面とクラッチ外周面との間に充填
した磁性流体は、クラッチの軸方向移動及び回転の動作
や始動装置に加わる衝撃によっても飛散することなく隙
間を完全にシールし、摩擦損を生じることなく優れた防
水性、防塵性を発揮する。
すなわち、内燃機関の始動装置用のシール機構は使用条
件が苛酷であり、エンジン始動時にクラッチが移動する
たびにシール機構には軸方向の力が作用し、更に走行時
には車体の振動等により始動装置に衝撃が加わったりす
る。磁性流体を使うシール機構ではこのような場合でも
磁性流体が飛散しないようにすることが必要である。
件が苛酷であり、エンジン始動時にクラッチが移動する
たびにシール機構には軸方向の力が作用し、更に走行時
には車体の振動等により始動装置に衝撃が加わったりす
る。磁性流体を使うシール機構ではこのような場合でも
磁性流体が飛散しないようにすることが必要である。
本発明では、第1の磁性鉄板の更に外側に第1の磁性鉄
板と同形状の第3の磁性鉄板を取り付け、第1の磁性鉄
板の先端傾斜面と第3の磁性鉄板の側面とで形成される
三角形状の空隙に磁性流体を入り込ませるようにしてい
る。これによりエンジン始動時におけるクラッチ外周面
が軸方向外側に移動したときや振動等で始動装置に衝撃
が加わったときでも、磁性流体は第3の磁性鉄板にしっ
かりと保持され外側に飛散することはなく、信頼性が高
く、優れた防水性、防塵性が発揮される。
板と同形状の第3の磁性鉄板を取り付け、第1の磁性鉄
板の先端傾斜面と第3の磁性鉄板の側面とで形成される
三角形状の空隙に磁性流体を入り込ませるようにしてい
る。これによりエンジン始動時におけるクラッチ外周面
が軸方向外側に移動したときや振動等で始動装置に衝撃
が加わったときでも、磁性流体は第3の磁性鉄板にしっ
かりと保持され外側に飛散することはなく、信頼性が高
く、優れた防水性、防塵性が発揮される。
更に、本発明のシール機構は、磁性鉄板と磁石及び磁性
流体を用いた簡単な構造であるので、少ない部品点数で
現行の製品の構成を大きく変更することなく組み込むこ
とができ、優れた生産性が確保される。
流体を用いた簡単な構造であるので、少ない部品点数で
現行の製品の構成を大きく変更することなく組み込むこ
とができ、優れた生産性が確保される。
また、本発明は始動装置の量産性にも配慮している。す
なわち、磁性流体をシール部へ充填する時期は始動装置
を組立終了後、始動装置外部のピニオン側から注入す
る。このとき、本発明では始動装置外側に位置する第1
の磁性鉄板とクラッチ外周面との間に磁性流体を充填す
るので磁性流体注入時のアクセスが容易であり、また注
入する磁性流体の充填状態が外部から目視でき、別途余
分なシール性の確認作業を行うことが不要となる。更に
磁性流体の注入時、第3の磁性鉄板が更に外側にありか
つその先端傾斜面が外側を向いているので、その傾斜面
をガイドとして円周方向に注入ノズルを移動し磁性流体
を注入することができ、磁性流体の充填作業も容易とな
る。
なわち、磁性流体をシール部へ充填する時期は始動装置
を組立終了後、始動装置外部のピニオン側から注入す
る。このとき、本発明では始動装置外側に位置する第1
の磁性鉄板とクラッチ外周面との間に磁性流体を充填す
るので磁性流体注入時のアクセスが容易であり、また注
入する磁性流体の充填状態が外部から目視でき、別途余
分なシール性の確認作業を行うことが不要となる。更に
磁性流体の注入時、第3の磁性鉄板が更に外側にありか
つその先端傾斜面が外側を向いているので、その傾斜面
をガイドとして円周方向に注入ノズルを移動し磁性流体
を注入することができ、磁性流体の充填作業も容易とな
る。
以下、本発明の好適実施例を図面を参照して説明する。
内燃機関の始動装置の全体構成を示す第1図において、
符号1は始動装置のハウジングであり、このハウジング
1はアルミダイカスト型製品である。ハウジング1に
は、回転自在に支持された電機子2とこの電機子2の半
径方向に設置された界磁コイル3とで構成されるモータ
のケーシング4が装着されている。電機子2の出力軸5
上にはピニオン6が位置し、出力軸5とピニオン6は一
方向クラッチ7を介して連結されている。このクラッチ
7により、ピニオン6は駆動方向に出力軸5と共に回転
する一方、反駆動方向には出力軸5と相対的に回転す
る。またピニオン6とクラッチ7は、出力軸上を軸線方
向に往復動可能な移動部材として構成されている。ハウ
ジング1はこのピニオン6とクラッチ7を囲繞してい
る。
符号1は始動装置のハウジングであり、このハウジング
1はアルミダイカスト型製品である。ハウジング1に
は、回転自在に支持された電機子2とこの電機子2の半
径方向に設置された界磁コイル3とで構成されるモータ
のケーシング4が装着されている。電機子2の出力軸5
上にはピニオン6が位置し、出力軸5とピニオン6は一
方向クラッチ7を介して連結されている。このクラッチ
7により、ピニオン6は駆動方向に出力軸5と共に回転
する一方、反駆動方向には出力軸5と相対的に回転す
る。またピニオン6とクラッチ7は、出力軸上を軸線方
向に往復動可能な移動部材として構成されている。ハウ
ジング1はこのピニオン6とクラッチ7を囲繞してい
る。
ハウジング1にはまた電磁ソレノイド8が装着されてお
り、電磁ソレノイド8の起動によりこのシフトレバー9
を介して、ピニオン6をクラッチ7と共に往復動させ
る。ピニオン6はシフトレバー9に押されて移動したと
き、図示しない内燃機関のリングギアに係合する。
り、電磁ソレノイド8の起動によりこのシフトレバー9
を介して、ピニオン6をクラッチ7と共に往復動させ
る。ピニオン6はシフトレバー9に押されて移動したと
き、図示しない内燃機関のリングギアに係合する。
クラッチ6の外周部は磁性材でできており、ハウジング
1の内周面とクラッチ6の外周面との間の隙間10には
シール機構30が配置されている。
1の内周面とクラッチ6の外周面との間の隙間10には
シール機構30が配置されている。
シール機構30は、第2図から良く分かるように、ハウ
ジング1の内周面のクラッチ7の外周面に対向した位置
に固定されたリング状の永久磁石12を有し、この両側
にはやはりハウジング1の内周面に固定されたリング状
の2枚の磁性鉄板13,31及び1枚の磁性鉄板32
が、磁石12に接触配置されている。すなわち、磁性鉄
板13は始動装置外側に、磁性鉄板32は始動装置内側
にそれぞれ位置し、磁石12がそれらの間に位置してい
る。磁性鉄板13,32の内径はクラッチ外周面の外径
より大きく設定されそれらの間に微少隙間を形成し、磁
石12の内径は磁性鉄板13,32の内径より更に大き
く設定され磁石12と磁性鉄板13,32との間に空間
15を形成している。外側の磁性鉄板13の内周側先端
は鋭角部分17が空間15の側に位置するように傾斜面
として形成され、磁性鉄板13の先端傾斜面とクラッチ
外周面との間に磁性流体20が充填されている。
ジング1の内周面のクラッチ7の外周面に対向した位置
に固定されたリング状の永久磁石12を有し、この両側
にはやはりハウジング1の内周面に固定されたリング状
の2枚の磁性鉄板13,31及び1枚の磁性鉄板32
が、磁石12に接触配置されている。すなわち、磁性鉄
板13は始動装置外側に、磁性鉄板32は始動装置内側
にそれぞれ位置し、磁石12がそれらの間に位置してい
る。磁性鉄板13,32の内径はクラッチ外周面の外径
より大きく設定されそれらの間に微少隙間を形成し、磁
石12の内径は磁性鉄板13,32の内径より更に大き
く設定され磁石12と磁性鉄板13,32との間に空間
15を形成している。外側の磁性鉄板13の内周側先端
は鋭角部分17が空間15の側に位置するように傾斜面
として形成され、磁性鉄板13の先端傾斜面とクラッチ
外周面との間に磁性流体20が充填されている。
また、磁性鉄板31は磁性鉄板13の更に外側に、第1
の磁性鉄板に接して位置し、磁性鉄板31は磁性鉄板1
3と同じ内径で内周側先端に同じ向きの傾斜面を形成
し、磁性鉄板13の先端傾斜面と磁性鉄板31の側面と
で形成される三角形状の空隙に磁性流体2を入り込ませ
ている。これにより磁性流体20は、磁性鉄板13,3
1,32及び磁石12とクラッチ7との間で形成される
磁気回路により磁気的に保持されかつ磁性鉄板31によ
り保持される。
の磁性鉄板に接して位置し、磁性鉄板31は磁性鉄板1
3と同じ内径で内周側先端に同じ向きの傾斜面を形成
し、磁性鉄板13の先端傾斜面と磁性鉄板31の側面と
で形成される三角形状の空隙に磁性流体2を入り込ませ
ている。これにより磁性流体20は、磁性鉄板13,3
1,32及び磁石12とクラッチ7との間で形成される
磁気回路により磁気的に保持されかつ磁性鉄板31によ
り保持される。
磁性鉄板32は圧入で強固に磁石12を固定するため磁
性鉄板13より厚く作られ、かつクラッチ外周面に平行
な端面18を有している。磁性鉄板32の側には磁性流
体は充填していない。
性鉄板13より厚く作られ、かつクラッチ外周面に平行
な端面18を有している。磁性鉄板32の側には磁性流
体は充填していない。
なお、使用する磁性流体20,21は、比重1.02〜
1.31、粘度50〜120cps /30℃、磁化力20
0〜500ガウス程度の物性値を持つ。
1.31、粘度50〜120cps /30℃、磁化力20
0〜500ガウス程度の物性値を持つ。
このようにシール機構30を構成することにより、クラ
ッチ7の往復動、回転の動作や始動装置に加わる衝撃に
よってもシール材である磁性流体20は飛散することな
く保持され、クラッチ7の外周面とハウジング1の内周
面との間の隙間を通過し、始動装置内部に侵入しようと
する水、油、塵を完全に防ぎ、摩擦損を生じることなく
優れた防水性、防塵性を発揮することができる。
ッチ7の往復動、回転の動作や始動装置に加わる衝撃に
よってもシール材である磁性流体20は飛散することな
く保持され、クラッチ7の外周面とハウジング1の内周
面との間の隙間を通過し、始動装置内部に侵入しようと
する水、油、塵を完全に防ぎ、摩擦損を生じることなく
優れた防水性、防塵性を発揮することができる。
すなわち、本実施例では、磁性鉄板13の先端傾斜面と
クラッチ外周面との間に磁性流体20を単に充填するだ
けでなく、磁性鉄板13の更に外側に磁性鉄板13と同
形状の磁性鉄板31を取り付け、磁性鉄板の先端傾斜面
と第3の磁性鉄板の側面とで形成される三角形状の空隙
に磁性流体を入り込ませるようにしている。これにより
エンジン始動時におけるクラッチ外周面が軸方向外側に
移動したときや振動等で始動装置に衝撃が加わったとき
でも、磁性流体20は磁性鉄板31に保持され外側に飛
散することはなく、信頼性が高く、優れた防水性、防塵
性が発揮される。
クラッチ外周面との間に磁性流体20を単に充填するだ
けでなく、磁性鉄板13の更に外側に磁性鉄板13と同
形状の磁性鉄板31を取り付け、磁性鉄板の先端傾斜面
と第3の磁性鉄板の側面とで形成される三角形状の空隙
に磁性流体を入り込ませるようにしている。これにより
エンジン始動時におけるクラッチ外周面が軸方向外側に
移動したときや振動等で始動装置に衝撃が加わったとき
でも、磁性流体20は磁性鉄板31に保持され外側に飛
散することはなく、信頼性が高く、優れた防水性、防塵
性が発揮される。
また、本実施例のシール機構30は、磁性鉄板13,3
1,32と磁石12及び磁性流体20を用いた簡単な構
造であるので、少ない部品点数で、現行の製品の構成を
大きく変更することなく組み込むことができ、高い生産
性を確保できる。
1,32と磁石12及び磁性流体20を用いた簡単な構
造であるので、少ない部品点数で、現行の製品の構成を
大きく変更することなく組み込むことができ、高い生産
性を確保できる。
また、本実施例のシール機構30は始動装置の量産性に
も考慮している。すなわち、磁性流体320をシール部
へ充填する磁気は始動装置を組立終了後、始動装置外部
のピニオン側から注入する。このとき、本実施例では始
動装置外側に位置する磁性鉄板13とクラッチ外周面と
の間に磁性流体20を充填するので磁性流体注入時のア
クセスが容易であり、また注入する磁性流体30の充填
状態が外部から目視でき、別途余分なシール性の確認作
業が行うことが不要となる。更に磁性流体の注入時、磁
性鉄板31が更に外側にありかつその先端傾斜面が外側
を向いているので、その傾斜面をガイドとして円周方向
に注入ノズルを移動し磁性流体20を注入することがで
き、磁性流体の充填作業も容易となる。このように本実
施例の始動装置は防水性、防塵性に優れかつ量産性にも
優れている。
も考慮している。すなわち、磁性流体320をシール部
へ充填する磁気は始動装置を組立終了後、始動装置外部
のピニオン側から注入する。このとき、本実施例では始
動装置外側に位置する磁性鉄板13とクラッチ外周面と
の間に磁性流体20を充填するので磁性流体注入時のア
クセスが容易であり、また注入する磁性流体30の充填
状態が外部から目視でき、別途余分なシール性の確認作
業が行うことが不要となる。更に磁性流体の注入時、磁
性鉄板31が更に外側にありかつその先端傾斜面が外側
を向いているので、その傾斜面をガイドとして円周方向
に注入ノズルを移動し磁性流体20を注入することがで
き、磁性流体の充填作業も容易となる。このように本実
施例の始動装置は防水性、防塵性に優れかつ量産性にも
優れている。
また、ハウジング1のピニオン6に隣接した部分には排
水通路22が設けられている。これにより内燃機関のリ
ングギアによりかき上げられた水はシール機構11によ
りシールされると共に、ピニオン6に隣接したハウジン
グ1内に流れ込んだ水は、この背水通路22から速やか
に排出され、水、油の侵入を一層効果的に防ぐことがで
きる。
水通路22が設けられている。これにより内燃機関のリ
ングギアによりかき上げられた水はシール機構11によ
りシールされると共に、ピニオン6に隣接したハウジン
グ1内に流れ込んだ水は、この背水通路22から速やか
に排出され、水、油の侵入を一層効果的に防ぐことがで
きる。
〔発明の効果〕 以上明らかなように、本発明の内燃機関の始動装置によ
れば、クラッチが往復動及び回転をしかつ始動装置に衝
撃が加わっても磁性流体は飛散することなく保持され、
優れた防水性、防塵性を発揮し、始動装置の長寿命化を
達成することができる。また、現行の製品の構成を大き
く変更する必要がなく生産性に優れ、かつ磁性流体の充
填も容易で量産性に優れ、更に摩擦損がなくエネルギ損
失を低減できる。
れば、クラッチが往復動及び回転をしかつ始動装置に衝
撃が加わっても磁性流体は飛散することなく保持され、
優れた防水性、防塵性を発揮し、始動装置の長寿命化を
達成することができる。また、現行の製品の構成を大き
く変更する必要がなく生産性に優れ、かつ磁性流体の充
填も容易で量産性に優れ、更に摩擦損がなくエネルギ損
失を低減できる。
第1図は本発明の一実施例による内燃機関の始動装置の
要部断面概略図であり、第2図はその始動装置のシール
機構の拡大断面図である。 符号の説明 1……ハウジング 5……出力軸 6……ピニオン 7……クラッチ 10……隙間 12……磁石 13……(第1の)磁性鉄板 20……磁性流体 30……シール機構 31……(第3の)磁性鉄板 32……(第2の)磁性鉄板
要部断面概略図であり、第2図はその始動装置のシール
機構の拡大断面図である。 符号の説明 1……ハウジング 5……出力軸 6……ピニオン 7……クラッチ 10……隙間 12……磁石 13……(第1の)磁性鉄板 20……磁性流体 30……シール機構 31……(第3の)磁性鉄板 32……(第2の)磁性鉄板
Claims (2)
- 【請求項1】リングギアと係合可能なピニオンと、モー
タの出力軸とピニオンとの間に配置され、モータの回転
をピニオンに伝える一方向クラッチと、ピニオン及びク
ラッチを囲繞するハウジングとを備え、ピニオンとクラ
ッチをモータの出力軸上を往復動可能な移動部材として
構成した内燃機関の始動装置において、 ハウジング内周面のクラッチ外周面に対向した位置にリ
ング状の第1及び第2の磁性鉄板とリング状の永久磁石
を、第1の磁性鉄板が始動装置外側に、第2の磁性鉄板
が始動装置内側にそれぞれ位置し、永久磁石がそれらの
間に位置するように取り付け、第1及び第2の磁性鉄板
の内径はクラッチ外周面の外径より大きくしてそれらの
間に微少隙間を形成し、永久磁石の内径はこれら磁性鉄
板の内径より更に大きくして永久磁石と第1及び第2の
磁性鉄板との間に空間を形成し、始動装置外側に位置す
る第1の磁性鉄板の内周側先端を鋭角部分が上記空間の
側に位置するよう傾斜面として形成し、第1の磁性鉄板
の先端傾斜面とクラッチ外周面との間に磁性流体を充填
し、更に、ハウジング内周面の第1の磁性鉄板の更に外
側に、第1の磁性鉄板に接して、第1の磁性鉄板と同じ
内径で内周側先端に第1の磁性鉄板と同じ向きの傾斜面
を形成した第3の磁性鉄板を取り付け、第1の磁性鉄板
の先端傾斜面と第3の磁性鉄板の側面とで形成される三
角形状の空隙に磁性流体を入り込ませ、これら第1、第
2及び第3の磁性鉄板と、永久磁石及び磁性流体とでシ
ール機構を構成したことを特徴とする内燃機関の始動装
置。 - 【請求項2】上記ハウジングのピニオンに隣接した部分
に排水通路を設けたことを特徴とする特許請求の範囲第
1項記載の内燃機関の始動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62249149A JPH0633745B2 (ja) | 1987-10-02 | 1987-10-02 | 内燃機関の始動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62249149A JPH0633745B2 (ja) | 1987-10-02 | 1987-10-02 | 内燃機関の始動装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0192574A JPH0192574A (ja) | 1989-04-11 |
| JPH0633745B2 true JPH0633745B2 (ja) | 1994-05-02 |
Family
ID=17188640
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62249149A Expired - Lifetime JPH0633745B2 (ja) | 1987-10-02 | 1987-10-02 | 内燃機関の始動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0633745B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2518379B2 (ja) * | 1989-03-03 | 1996-07-24 | 三菱電機株式会社 | 始動電動機の防水装置 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5814949A (ja) * | 1981-07-16 | 1983-01-28 | バ−レン・テクノロジ− | 固体重合体酸触媒重合体および製法 |
| JPS5843633A (ja) * | 1981-09-09 | 1983-03-14 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 送信出力制御回路 |
| JPS5962344U (ja) * | 1982-10-20 | 1984-04-24 | 日本発条株式会社 | 油圧緩衝器 |
| JPS6220673A (ja) * | 1985-07-19 | 1987-01-29 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | エンジンのシフト式スタ−タ装置 |
-
1987
- 1987-10-02 JP JP62249149A patent/JPH0633745B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0192574A (ja) | 1989-04-11 |
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