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JPH0637438B2 - ビス(p―アミノクミル)ベンゼン類の精製方法 - Google Patents
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JPH0637438B2 - ビス(p―アミノクミル)ベンゼン類の精製方法 - Google Patents

ビス(p―アミノクミル)ベンゼン類の精製方法

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JPH0637438B2
JPH0637438B2 JP27375985A JP27375985A JPH0637438B2 JP H0637438 B2 JPH0637438 B2 JP H0637438B2 JP 27375985 A JP27375985 A JP 27375985A JP 27375985 A JP27375985 A JP 27375985A JP H0637438 B2 JPH0637438 B2 JP H0637438B2
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洋三 重城
初 大吉
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明はビス(p-アミノクミル)ベンゼン類の精製方法
に関し、さらに詳しくは、特定の溶媒系を用いたビス
(p-アミノクミル)ベンゼン類の精製方法に関する。
発明の技術的背景ならびにその問題点 ビス(p-アミノクミル)ベンゼン類は、ポリアミド、ポ
リイミド、ポリアミドイミド、エポキシなどの合成樹脂
原料、樹脂添加剤、染料などとして有用な化合物であ
る。
このビス(p-アミノクミル)ベンゼン類を合成するため
の方法に関しては、たとえば米国特許第3,267,145号明
細書に、原料としてのα,α′-ジヒドロキシ、-ジイソ
プロピルペンゼン類とアニリン類とを活性白土触媒の存
在下に反応させる方法が開示されており、また米国特許
第3,365,347号明細書にジイソプロペニルベンゼン類と
アニリン類とを活性白土触媒の存在下に反応させる方法
が開示されている。さらに西独特許第2,111,193号明細
書および同第2,111,194号明細書にも酸性白土触媒を用
いた同様な反応によるビス(p-アミノクミル)ベンゼン
類の製造方法が開示されている。
上記のような方法では、ビス(p-アミノクミル)ベンゼ
ン類は種々の反応副生物とともに得られるため、ビス
(p-アミノクミル)ベンゼン類を分離精製する必要があ
る。ところが、上記西独特許明細書にはビス(p-アミノ
クミル)ベンゼン類の精製方法については何らの記載は
なく、また上記米国特許明細書にはエタノールまたはイ
ソプロパノールを溶媒として用いた晶析操作により再結
晶させることが記載されているにすぎない。
ところが上記米国特許明細書に教示されたメタノールま
たはイソプロパノールを用いたビス(p-アミノクミル)
ベンゼン類の精製方法によれば、ある種のビス(p-アミ
ノクミル)ベンゼン類の場合には晶析操作により該化合
物を晶析させることはできないという問題点があった。
また、ある種のビス(p-アミノクミル)ベンゼン類の場
合は、メタノール、イソプロパノール、またはテトラヒ
ドロフランを用いると該化合物の晶析作用における回収
率があまり良好ではなく、しかも得られる精製品の純度
においても必ずしも満足しうるものではないという問題
点があった。
本発明者らは、上記のような従来技術に伴なう問題点を
解決して、高純度のビス(p-アミノクミル)ベンゼン類
を高回収率で回収しうるビス(p-アミノクミル)ベンゼ
ン類の精製方法について鋭意検討したところ、特定の溶
媒系を用いて化合物の晶析操作を行なえばよいことを見
出して本発明を完成するに到った。
発明の目的 本発明は上記のように従来技術に伴なう問題点を解決し
ようとするものであって、純度の低いビス(p-アミノク
ミル)ベンゼン類の粗結晶から、高純度のビス(p-アミ
ノクミル)ベンゼン類を高回収率で回収しうる精製方法
を提供することを目的としている。
発明の概要 本発明に係る第1の態様のビス(p-アミノクミル)ベン
ゼン類の精製方法は、低純度のビス(p-アミノクミル)
ベンゼン類を炭素数7〜13のアルキルベンゼン類を溶
媒として用いて晶析させることを特徴としている。
また本発明に係る第2の態様のビス(p-アミノクミル)
ベンゼン類の精製方法は、低純度のビス(p-アミノクミ
ル)ベンゼン類を、炭素数7〜13のアルキルベンゼン
類と炭素数7〜13の脂肪族炭化水素類との混合溶媒を
用いて晶析させることを特徴としている。
本発明では、ビス(p-アミノクミル)ベンゼン類を精製
するに際して、炭素数7〜13のアルキルベンゼン類を
晶析溶媒として、または炭素数7〜13のアルキルベン
ゼン類と炭素数7〜13の脂肪族炭化水素類との混合溶
媒を晶析溶媒として用いてビス(p-アミノクミル)ベン
ゼン類を晶析させているので、高純度のビス(p-アミノ
クミル)ベンゼン類が高回収率で得られる。
発明の具体的説明 以下本発明に係るビス(p-アミノクミル)ベンゼン類の
精製方法について具体的に説明する。
本発明において精製されるビス(p-アミノクミル)ベン
ゼン類は、下記の一般式[I]で示される。
(式中、R,Rは同一であってもよくまた異なって
いてもよく、炭素数1〜5のアルキル基、アミノ基、ハ
ロゲン、フェニル基などを意味し、m,nは0〜4であ
る。) このビス(p-アミノクミル)ベンゼン類の製造方法の一
例としては、たとえば以下のような方法が挙げられる。
下記一般式[II]で示される芳香族アミンと、一般式
[III]で示されるアラルキルアルコール類またはこの
アラルキルアルコール類の脱水反応によって得られるオ
レィン類とを、固体酸触媒の存在下で反応させることに
よって得られる。
(式中R、Rは上記と同じであり、R、Rは炭
素数1〜3のアルキル基である。) 上記反応に際して用いられる固体酸触媒としては、合成
ゼオライト、活性白土、酸性白土、シリカアルミナ、合
成雲母、酸性イオン交換樹脂あるいはこれらのナトリウ
ムイオンを他の金属イオンで交換したものなどが使用さ
れる。
反応は一般式[II]で表わされる芳香族アミン類の大過
剰下で行なうのが好ましく、通常は一般式[III]で表
わされるアラルキルアルコール類あるいはこれに相当す
るオレフィン類1モルに対し、芳香族アミン類[II]を
4モル以上とくに5〜20モルの割合で使用すると選択
性良く反応が進行するので好都合である。反応に際して
は、キシレン、クメン、メシチレンなどの反応に悪影響
を及ぼさない溶媒を使用することもできる。
反応温度は60〜260℃、とくに130〜210℃の
範囲が適当である。反応時間は一般式[III]で表わさ
れるアラルキルアルコール類あるいはこれに相当するオ
レフィン類の反応率がほぼ100%となるように選択す
ればよく、触媒の種類、反応温度、反応方法などに応じ
て適宜定めればよい。
反応混合物からビス(p-アミノクミル)ベンゼン類を単
離するには、反応混合物から触媒を分離した後、未反応
の一般式[II]で表わされる芳香族アミン類、場合によ
って使用される溶媒などを蒸溜によって除去する方法あ
るいは触媒を分離した後、反応混合物を冷却する方法な
どが用いられる。
このようにして得られたビス(p-アミノクミル)ベンゼ
ン類は純度が低い粗結晶であるため、本発明に係る精製
方法によって精製される。
本発明では、ビス(p-アミノクミル)ベンゼン類を精製
するに際して、晶析溶媒として、炭素数7〜13のアル
キルベンゼン類が用いられる、また炭素数7〜13のア
ルキルベンゼン類と炭素数7〜13の脂肪族炭化水素類
との混合溶媒を用いることができる。
晶析溶媒として用いられるアルキルベンゼン類の炭素数
が14以上であると、ビス(p-アミノクミル)ベンゼン
類の該溶媒に対する溶解度が低下するとともに、晶析操
作終了後該溶媒を揮散させて除去しにくくなるため好ま
しくない。
このような炭素数7〜13のアルキルベンゼン類として
は、具体的には、トルエン、エチルトルエン、キシレ
ン、クメン、トリメチルベンゼン、ジエチルベンゼン、
ジメチルエチルベンゼン、テトラメチルベンゼン、n-ブ
チルベンゼン、イソブチルベンゼン、sec-ブルベンゼ
ン、tert-ブチルベンゼン、イソアミルベンゼン、ジイ
ソプロピルベンゼンあるいはこれらの混合物などが用い
られる。
また上記のようなアルキルベンゼン類とともに用いられ
る脂肪族炭化水素としては、好適には炭素数7〜13の
ものを用いることができる。炭素数1〜4の脂肪族炭化
水素は常温で気体であるため晶析溶媒として使用でき
ず、炭素数5〜6の脂肪族炭化水素はアルキルベンゼン
類と比重差があり相分離を起こすこともあるので通常は
好ましくないが、もちろん操作に差支えない程度に混合
使用することは差支えない。また炭素数14以上では晶
析操作終了後該溶媒を揮散させて除去しにくくなるため
好ましくない。
本発明ではアルキルベンゼン類と脂肪族炭化水素類との
混合溶媒を晶析溶媒として用いた場合には、ビス(p-ア
ミノクミル)ベンゼン類が高純度でかつ高回収率で回収
されるので好ましい。この場合のアルキルベンゼン類と
脂肪族炭化水素類とは互いにあまり比重差がないもので
あることが好ましく、その混合割合は脂肪族炭化水素類
に対してアルキルベンゼン類が重量比で表わして通常は
0.25〜5の範囲にある。
このような晶析溶媒を用いたビス(p-アミノクミル)ベ
ンゼン類の晶析操作は常法に従って行なわれるが、通常
上記溶媒100重量部に対して粗製品であるビス(p-ア
ミノクミル)ベンゼン類を5〜40重量部程度混合し、
この溶媒を40〜150℃の温度に加温して該ベンゼン
類を溶解させ、次いで得られた溶液を室温程度に冷却し
ビス(p-アミノクミル)ベンゼン類を晶析させることに
よって行なわれる。このようにしてビス(p-アミノクミ
ル)ベンゼン類の精製された結晶が得られるが、この晶
析操作を繰返すことによってさらにビス(p-アミノクミ
ル)ベンゼン類の純度を高めることができる。
発明の効果 本発明では、ビス(p-アミノクミル)ベンゼン類を精製
するに際して、炭素数7〜13のアルキルベンゼン類を
晶析溶媒として、または炭素数7〜13のアルキルベン
ゼン類と炭素数7〜13の脂肪族炭化水素類との混合溶
媒を晶析溶媒として用いてビス(p-アミノクミル)ベン
ゼン類を晶析させているので、高純度のビス(p-アミノ
クミル)ベンゼン類が高回収率で得られる。
以下本発明を実施例により説明するが、本発明はこれら
実施例に限定されるものではない。
実施例1 α,α′-ジヒドロキシ-1,3-ジイソプロピルベンゼンと
アニリンとを固体酸触媒の存在下に反応させて得られる
反応生成物から触媒を濾過して除き、未反応のアニリン
を減圧蒸溜で除いて粗製品の1,3-ビス(p-アミノクミ
ル)ベンゼン(純度85%)20gを得た。この1,3-ビ
ス(p-アミノクミル)ベンゼンを40gのトルエン中に
添加した後90℃に加熱し混合した後、室温まで温度を
下げたところ、白色の粉末が晶析した。約1時間室温で
放置した後濾過し、この粉末を乾燥させたところ1,3-ビ
ス(p-アミノクミル)ベンゼン8.6gが得られた。ガ
スクロマトグラフィーで分析したところ純度は99.0
%であった。またこれの融点をDSCを用いて測定した
ところ114℃であった。なお1,3-ビス(p-アミノクミ
ル)ベンゼンの溶媒に対する溶解性をも表1に合せて示
す。
実施例2〜12 実施例1と同様にして得た1,3-ビス(p-アミノクミル)
ベンゼンの粗製品を、表1に示す各種の晶析溶媒を用い
て晶析操作により精製した。
得られた精製品の純度、回収率および結晶形状を表1に
示す。
比較例1〜8 実施例1と同様にして得た1,3-ビス(p-アミノクミル)
ベンゼンの粗製品を、表1に示す各種の晶析溶媒を用い
て晶析操作により精製した。
得られた精製品の純度、回収率および結晶形状を表1に
示す。
実施例13〜19 p-ジイソプロペニルベンゼンとアニリンとを固体酸触媒
の存在下に反応させて得られる反応生成物から触媒を濾
過して除き、未反応のアニリンを減圧蒸溜で除いて1,4-
ビス(p-アミノクミル)ベンゼン類(純度89%)の粗
製品を得た。この1,4-ビス(p-アミノクミル)ベンゼン
を表2に示す各種の晶析溶媒から晶析操作により精製し
た。
得られた精製品の純度、回収率および結晶形状を表2に
示す。
比較例9〜11 実施例13〜19で得られる1,4-ビス(p-アミノクミ
ル)ベンゼンを用いて、表2に示す各種の晶析溶媒から
晶析操作により精製した。
結果を表2に示す。
実施例20〜22 p-ジイソプロペニルベンゼンと2,6-キシリジンとを固体
酸触媒の存在下に反応させて得られる反応生成物から触
媒を濾過して除き、未反応の2,6-キシリジンを減圧蒸溜
で除いて1,4-ビス(3,5-ジメチル-4-アミノクミル)ベ
ンゼン(純度88%)の粗製品を得た。この1,4-ビス
(3,5-ジメチル-4-アミノクミル)ベンゼンを表3に示
す各種の晶析溶媒から晶析操作により精製した。
得られた精製品の純度、回収率および結晶形状を表3に
示す。
実施例23〜24 p-ジイソプロペニルベンゼンと0-フェニレンジアミンと
を固体酸触媒の存在下に反応させて得られる反応生成物
から触媒を濾過して除き、未反応の0-フェニレンジアミ
ンを減圧蒸溜で除いて1,4-ビス(3,4-ジアミノクミル)
ベンゼン(純度74%)の粗製品を得た。この1,4-ビス
(3,4-ジアミノクミル)ベンゼンを表4に示す各種の晶
析溶媒から晶析操作により精製した。
得られた精製品の純度、回収率および結晶形状を表4に
示す。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】低純度のビス(p-アミノクミル)ベンゼン
    類を炭素数7〜13のアルキルベンゼン類を溶媒として
    用いて晶析させることを特徴とするビス(p-アミノクミ
    ル)ベンゼン類の精製方法。
  2. 【請求項2】炭素数7〜13のアルキルベンゼン類が、
    トルエン、エチルトルエン、キシレン、クメン、トリメ
    チルベンゼン、ジエチルベンゼン、ジメチルエチルベン
    ゼン、テトラメチルベンゼン、n-ブチルベンゼン、イソ
    ブチルベンゼン、sec-ブチルベンゼン、tert-ブチルベ
    ンゼン、イソアミルベンゼン、ジイソプロピルベンゼン
    あるいはこれらの混合物である特許請求の範囲第1項に
    記載の方法。
  3. 【請求項3】低純度のビス(p-アミノクミル)ベンゼン
    類を、炭素数7〜13のアルキルベンゼン類と炭素数7
    〜13の脂肪族炭化水素類との混合溶媒を用いて晶析さ
    せることを特徴とするビス(p-アミノクミル)ベンゼン
    類の精製方法。
  4. 【請求項4】炭素数7〜13のアルキルベンゼン類が、
    トルエン、エチルトルエン、キシレン、クメン、トリメ
    チルベンゼン、ジエチルベンゼン、ジメチルエチルベン
    ゼン、テトラメチルベンゼン、n-ブチルベンゼン、イソ
    ブチルベンゼン、sec-ブチルベンゼン、tert-ブチルベ
    ンゼン、イソアミルベンゼン、ジイソプロピルベンゼン
    あるいはこれらの混合物であり、炭素数7〜13の脂肪
    族炭化水素類がヘプタン、オクタン、ノナン、デカン、
    ウンデカン、ドデカン、トリデカンあるいはこれらの混
    合物である特許請求の範囲第3項に記載の方法。
  5. 【請求項5】前記アルキルベンゼン類と前記脂肪族炭化
    水素類との重量比で表わした混合比が0.25〜5であ
    る特許請求の範囲第3項に記載の方法。
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