JPH0637460B2 - 1α―ヒドロキシ―ビタミンD▲下3▼の製造方法 - Google Patents
1α―ヒドロキシ―ビタミンD▲下3▼の製造方法Info
- Publication number
- JPH0637460B2 JPH0637460B2 JP2055685A JP5568590A JPH0637460B2 JP H0637460 B2 JPH0637460 B2 JP H0637460B2 JP 2055685 A JP2055685 A JP 2055685A JP 5568590 A JP5568590 A JP 5568590A JP H0637460 B2 JPH0637460 B2 JP H0637460B2
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- benzodithiol
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- Heterocyclic Compounds Containing Sulfur Atoms (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、アルファカルシドール即ち1α−ヒドロシ
キビタミンD3の立体構造を選択的に決めることができる
中間体を使ったアルファカルシドールの新規な製造方法
に係るものである。
キビタミンD3の立体構造を選択的に決めることができる
中間体を使ったアルファカルシドールの新規な製造方法
に係るものである。
(従来の技術) アルファカルシドールは外からのカルシウムの吸収と骨
からのカルシウムの動員によって血中カルシウムを上昇
させる作用を持っている薬物であって、ビタミンD代謝
異常に伴う症状の改善に役立っているものである。この
化合物の合成については多くの特許出願がなされている
が、例えば6位をメトキシ基で置換している1α−ヒド
ロキシまたはO−アシル−シクロビタミンD3化合物はソ
ルボリシスにより5,6−シス化合物と共に5,6−ト
ランス化合物を与えるので、目的化合物であるアルファ
カルシドールを純度良く得るためには、分別操作を施さ
なくてはならないとされている。(特公昭58−288
76号) (本発明が解決しようとする問題点) 本発明によって、立体選択的にアルファカルシドールを
作る方法が提供されるのであるが、それは以下に示すよ
うに、原料として本発明者の創製になる新規化合物及び
これを使用する工程とによって達成されるものである。
からのカルシウムの動員によって血中カルシウムを上昇
させる作用を持っている薬物であって、ビタミンD代謝
異常に伴う症状の改善に役立っているものである。この
化合物の合成については多くの特許出願がなされている
が、例えば6位をメトキシ基で置換している1α−ヒド
ロキシまたはO−アシル−シクロビタミンD3化合物はソ
ルボリシスにより5,6−シス化合物と共に5,6−ト
ランス化合物を与えるので、目的化合物であるアルファ
カルシドールを純度良く得るためには、分別操作を施さ
なくてはならないとされている。(特公昭58−288
76号) (本発明が解決しようとする問題点) 本発明によって、立体選択的にアルファカルシドールを
作る方法が提供されるのであるが、それは以下に示すよ
うに、原料として本発明者の創製になる新規化合物及び
これを使用する工程とによって達成されるものである。
式(I) で示される(6R)(又は(6S))−6−ヒドロキシ
−3,5−シクロビタミンD3(I)を用い1,3−ベン
ゾジチオール−2−イル基で6位OHを保護した化合物
(6R)(又は(6S))−6−(1,3−ベンゾジチ
オール−2−イル)オキシ−3,5−シクロビタミンD3
(II)を得る。
−3,5−シクロビタミンD3(I)を用い1,3−ベン
ゾジチオール−2−イル基で6位OHを保護した化合物
(6R)(又は(6S))−6−(1,3−ベンゾジチ
オール−2−イル)オキシ−3,5−シクロビタミンD3
(II)を得る。
ここにおいて1,3−ベンゾジチオール−2−イル基を
導入するために用いられる化合物としては1,3−ベン
ゾジチオリウムテトラフルオロボレートがある。
導入するために用いられる化合物としては1,3−ベン
ゾジチオリウムテトラフルオロボレートがある。
反応は式(I)で示される化合物をジクロロメタン、ク
ロロホルム、四塩化炭素など反応に関与しない溶媒中に
溶かし、ピリジン、ルチジンなどの塩基を加え、氷冷下
1,3−ベンゾジチオリリウムテトラフルオロボレート
を加えて反応させる。かくて得られる式(II)で示され
る化合物は新規化合物であって、アリル酸化を施すと式
(III) で示される化合物(1S,6R(または(6S)))−
1−ヒドロキシ−6−(1,3−ベンゾジチオール−2
−イル)オキシ−3,5−シクロビタミンD3を与える。
ロロホルム、四塩化炭素など反応に関与しない溶媒中に
溶かし、ピリジン、ルチジンなどの塩基を加え、氷冷下
1,3−ベンゾジチオリリウムテトラフルオロボレート
を加えて反応させる。かくて得られる式(II)で示され
る化合物は新規化合物であって、アリル酸化を施すと式
(III) で示される化合物(1S,6R(または(6S)))−
1−ヒドロキシ−6−(1,3−ベンゾジチオール−2
−イル)オキシ−3,5−シクロビタミンD3を与える。
ここにおいてアリル酸化は、ジクロロメタン、クロロホ
ルム、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどの溶媒中、
二酸化セレンを用い室温で行なうことができる。この
際、過酸化水素、t−ブチルヒドロパーオキシドのよう
な過酸化物を併用すると効果的である。
ルム、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどの溶媒中、
二酸化セレンを用い室温で行なうことができる。この
際、過酸化水素、t−ブチルヒドロパーオキシドのよう
な過酸化物を併用すると効果的である。
かくて得られる式(III)で示される化合物は新規化合
物であって、このものは酢酸の存在でソルボリシスする
と式(IV)で示される5,6位がシス配置である1α−
ヒドロキシビタミンD3のアセテートを選択的に与える。
物であって、このものは酢酸の存在でソルボリシスする
と式(IV)で示される5,6位がシス配置である1α−
ヒドロキシビタミンD3のアセテートを選択的に与える。
かくて、得られた化合物は、通常行なわれる加溶媒分解
手法によって1α−ヒドロキシビタミンD3に導かれる。
手法によって1α−ヒドロキシビタミンD3に導かれる。
本発明によって得られる化合物は5,6−シス体のみで
あるため、従前技術におけるごとくシス体とトランス体
の分離操作を必要としない。
あるため、従前技術におけるごとくシス体とトランス体
の分離操作を必要としない。
以下実施例を記述して本発明を具体的に説明する。
参考例1 (6R)−6−(1,3−ベンゾジチオール−2−イ
ル)オキシ−3,5−シクロビタミンD3の合成: (6R)−6−ヒドロキシ−3,5−シクロビタミンD3
0.50gにジクロロメタン15ml,ピリジン0.2
4gを加え、氷水冷却下で1,3−ベンゾジチオリリウ
ムテトラフルオロボレート0.47gを加えた。1時間
攪拌した後トリエチルアミン0.20gを加え、室温で
30分攪拌した。反応液を水洗濃縮後ヘキサンで抽出し
濃縮後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフイ(ヘ
キサン:酢酸エチル=60:1の溶離液)にかけて題記
化合物0.35gを得た。
ル)オキシ−3,5−シクロビタミンD3の合成: (6R)−6−ヒドロキシ−3,5−シクロビタミンD3
0.50gにジクロロメタン15ml,ピリジン0.2
4gを加え、氷水冷却下で1,3−ベンゾジチオリリウ
ムテトラフルオロボレート0.47gを加えた。1時間
攪拌した後トリエチルアミン0.20gを加え、室温で
30分攪拌した。反応液を水洗濃縮後ヘキサンで抽出し
濃縮後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフイ(ヘ
キサン:酢酸エチル=60:1の溶離液)にかけて題記
化合物0.35gを得た。
NMRスペクトル(CDCl3)δ(ppm): 0.51(3H,s,18−H3) 0.80(1H,m,4−H) 4.59(1H,d,J=9.6Hz,6−H) 4.83(1H,m(sharp),19−H) 5.09(1H,m(sharp),19−H) 5.14(1H,d,J=9.6Hz,7−H) 6.55(1H,s, ) 7.03〜7.10(2H,m,芳香環水素) 7.26〜7.34(2H,m,芳香環水素) マススペクトル(m/z):536(M+),367,
153 参考例2 (1S,6R)−1−ヒドロキシ−6−(1,3ベンゾ
ジチオール−2−イル)オキシ−3,5−シクロビタミ
ンD3の合成: 二酸化セレン0.17g,ジクロロメタン8ml,t−
ブチルヒドロパーオキシド0.54gを室温で15分間
攪拌した。これに(6R)−6−(1,3−ベンゾジチ
オール−2−イル)オキシ−3,5−シクロビタミンD3
0.40gをジクロロメタン8mlに溶かしたものを加
え、同温度で5分間反応させ、水酸化カリウム水溶液で
クエンチした。ヘキサンで抽出し、水酸化カリウム水溶
液にて洗浄し、水洗し、濃縮した。残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフイにて精製(ヘキサン:酢酸エチル
=6:1の溶離液)し、題記化合物0.20gを得た。
153 参考例2 (1S,6R)−1−ヒドロキシ−6−(1,3ベンゾ
ジチオール−2−イル)オキシ−3,5−シクロビタミ
ンD3の合成: 二酸化セレン0.17g,ジクロロメタン8ml,t−
ブチルヒドロパーオキシド0.54gを室温で15分間
攪拌した。これに(6R)−6−(1,3−ベンゾジチ
オール−2−イル)オキシ−3,5−シクロビタミンD3
0.40gをジクロロメタン8mlに溶かしたものを加
え、同温度で5分間反応させ、水酸化カリウム水溶液で
クエンチした。ヘキサンで抽出し、水酸化カリウム水溶
液にて洗浄し、水洗し、濃縮した。残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフイにて精製(ヘキサン:酢酸エチル
=6:1の溶離液)し、題記化合物0.20gを得た。
NMRスペクトル(CDCl3)δ(ppm): 0.51(3H,s,18−H3) 0.64(1H,m,4−H) 4.15(1H,m,1(β)−H) 4.67(1H,d,J=9.6Hz,6−H) 5.05(1H,d,J=9.6Hz,7−H) 5.10(1H,d,J=2.0Hz,19−H) 5.27(1H,d,J=2.0Hz,19−H) 6.49(1H,s, ) 7.04〜7.11(2H,m,芳香環水素) 7.27〜7.35(2H,m,芳香環水素) マススペクトル(m/z):552(M+),383,
153 実施例1 1α−ヒドロキシビタミンD3の合成: (1S,6R)−1−ヒドロキシ−6−(1,3ベンゾ
ジチオール−2−イル)オキシ−3,5−シクロビタミ
ンD35.40gに酢酸110gを加え、40℃で50分
間攪拌した。反応液を炭酸水素ナトリウム水溶液で中和
後ジエチルエーテルで抽出し、エーテル層を水洗・濃縮
し、残渣をシリカゲルクロマトグラフイ(ヘキサン:酢
酸エチル=9:1の溶離液)にて精製し、1α−ヒドロ
キシビタミンD3−3−アセテート1.77gを得た。ア
セチル体のNMRスペクトルは次の通りであった。
153 実施例1 1α−ヒドロキシビタミンD3の合成: (1S,6R)−1−ヒドロキシ−6−(1,3ベンゾ
ジチオール−2−イル)オキシ−3,5−シクロビタミ
ンD35.40gに酢酸110gを加え、40℃で50分
間攪拌した。反応液を炭酸水素ナトリウム水溶液で中和
後ジエチルエーテルで抽出し、エーテル層を水洗・濃縮
し、残渣をシリカゲルクロマトグラフイ(ヘキサン:酢
酸エチル=9:1の溶離液)にて精製し、1α−ヒドロ
キシビタミンD3−3−アセテート1.77gを得た。ア
セチル体のNMRスペクトルは次の通りであった。
NMRスペクトル(CDCl3)δ(ppm): 0.56(3H,s,18−H3) 2.03(3H,s,3−OCOCH3) 4.41(1H,m,1(β)−H) 5.03(1H,m(sharp),19−H) 5.21(1H,m,3(α)−H) 5.33(1H,m(sharp),19−H) 6.02(1H,d、J=11.1Hz,7−H) 6.34(1H,d,J=11.1Hz,6−H) 次いで、得られた1α−ヒドロキシビタミンD3−3−ア
セテート1.77gに5%水酸化カリウム/メタノール
53gを加え、室温で10分間攪拌した。ジエチルエー
テルで抽出し、エーテル層を水洗、濃縮し、残渣をギ酸
メチルで結晶化して題記化合物1.20gを得た。
セテート1.77gに5%水酸化カリウム/メタノール
53gを加え、室温で10分間攪拌した。ジエチルエー
テルで抽出し、エーテル層を水洗、濃縮し、残渣をギ酸
メチルで結晶化して題記化合物1.20gを得た。
NMRスペクトル(CDCl3)δ(ppm): 0.54(3H,s,18−H3) 4.22(1H,m,3(α)−H) 4.43(1H,m,1(β)−H) 5.00(1H,m(sharp),19−H) 5.32(1H,m(sharp),19−H) 6.01(1H,d、J=11.2Hz,7−H) 6.38(1H,d,J=11.2Hz,6−H) mp.136.0℃ 〔α〕+51.5°(C=0.52,EtOH)マスス
ペクトル(m/z):400.3347(M+)C27H44
O2としての理論値400.3339
ペクトル(m/z):400.3347(M+)C27H44
O2としての理論値400.3339
Claims (2)
- 【請求項1】式 で示される1α−ヒドロキシ−6−(1,3−ベンゾジ
チオール−2−イル)オキシ−3,5−シクロビタミン
D3を酢酸にて加溶媒分解し、次いでアセチル基を加水
分解し1α−ヒドロキシビタミンD3を得ることを特徴
とする1α−ヒドロキシビタミンD3の製造方法 - 【請求項2】特許請求の範囲第1項において(1S,6
R)−1−ヒドロキシ−6−(1,3−ベンゾジチオー
ル−2−イル)オキシ−3,5−シクロビタミンD3を
使用する特許請求の範囲第1項記載の方法
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2055685A JPH0637460B2 (ja) | 1988-03-25 | 1990-03-07 | 1α―ヒドロキシ―ビタミンD▲下3▼の製造方法 |
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7281388A JPH01246276A (ja) | 1988-03-25 | 1988-03-25 | 1α−ヒドロキシ―6―(1,3−ベンゾジチオール−2−イル)オキシー3,5−シクロビタミンD↓3 |
| JP2055685A JPH0637460B2 (ja) | 1988-03-25 | 1990-03-07 | 1α―ヒドロキシ―ビタミンD▲下3▼の製造方法 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7281388A Division JPH01246276A (ja) | 1988-03-25 | 1988-03-25 | 1α−ヒドロキシ―6―(1,3−ベンゾジチオール−2−イル)オキシー3,5−シクロビタミンD↓3 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02270860A JPH02270860A (ja) | 1990-11-05 |
| JPH0637460B2 true JPH0637460B2 (ja) | 1994-05-18 |
Family
ID=26396591
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2055685A Expired - Lifetime JPH0637460B2 (ja) | 1988-03-25 | 1990-03-07 | 1α―ヒドロキシ―ビタミンD▲下3▼の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0637460B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4565287B2 (ja) * | 1999-06-09 | 2010-10-20 | 株式会社豊田中央研究所 | 非水電解液二次電池 |
| AU7895601A (en) * | 2000-07-18 | 2002-01-30 | Bone Care Int Inc | Stabilized 1alpha-hydroxy vitamin d |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01246276A (ja) * | 1988-03-25 | 1989-10-02 | Teikoku Chem Ind Corp Ltd | 1α−ヒドロキシ―6―(1,3−ベンゾジチオール−2−イル)オキシー3,5−シクロビタミンD↓3 |
-
1990
- 1990-03-07 JP JP2055685A patent/JPH0637460B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02270860A (ja) | 1990-11-05 |
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