JPH0639658B2 - ガラス溶融炉用電極合金 - Google Patents
ガラス溶融炉用電極合金Info
- Publication number
- JPH0639658B2 JPH0639658B2 JP21643085A JP21643085A JPH0639658B2 JP H0639658 B2 JPH0639658 B2 JP H0639658B2 JP 21643085 A JP21643085 A JP 21643085A JP 21643085 A JP21643085 A JP 21643085A JP H0639658 B2 JPH0639658 B2 JP H0639658B2
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- JP
- Japan
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- alloy
- corrosion resistance
- melting furnace
- glass melting
- glass
- Prior art date
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- Glass Melting And Manufacturing (AREA)
- Furnace Details (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は使用済核燃料の再処理によって発生する高レベ
ル廃液のガラス固化技術におけるガラス溶融炉に用いら
れる電極材料の改良に関する。
ル廃液のガラス固化技術におけるガラス溶融炉に用いら
れる電極材料の改良に関する。
使用済核燃料に含まれる核分裂生成物など高レベルの放
射性物質は、再処理過程で核物質と分離され、廃液とし
て濃縮された後、種々の方法で固化され保存される。現
在、固化方法の1つとして、安全性、貯蔵性に優れたガ
ラス固化処理法が考られている。このガラス固化処理技
術については、各国において精力的な研究がなされてい
る。
射性物質は、再処理過程で核物質と分離され、廃液とし
て濃縮された後、種々の方法で固化され保存される。現
在、固化方法の1つとして、安全性、貯蔵性に優れたガ
ラス固化処理法が考られている。このガラス固化処理技
術については、各国において精力的な研究がなされてい
る。
ガラス固化処理技術のうちガラス溶融法としては、電極
から廃液及びガラス原料への直接通電により発生するジ
ュール熱を利用する方法がある。この電極は、1000
℃以上の溶融ガラスという苛酷な腐食環境にさらされる
ことになるため、電極の寿命が溶融炉の寿命を決定する
大きな要因となっている。
から廃液及びガラス原料への直接通電により発生するジ
ュール熱を利用する方法がある。この電極は、1000
℃以上の溶融ガラスという苛酷な腐食環境にさらされる
ことになるため、電極の寿命が溶融炉の寿命を決定する
大きな要因となっている。
従来、ガラス溶融炉の電極材料としては、金属モリブデ
ン、酸化スズ、黒鉛などが検討されてきたが、これらは
いずれも溶融ガラス中での耐食性に難点がある。このた
め現在では、種々検討の結果、比較的耐食性の優れたイ
ンコネル690がパイロットプラントなどに採用されて
いる。しかし、インコネル690の融点は約1350℃
であり、モリブデンなどと比較すると低いため、操炉条
件が限定されるという欠点がある。
ン、酸化スズ、黒鉛などが検討されてきたが、これらは
いずれも溶融ガラス中での耐食性に難点がある。このた
め現在では、種々検討の結果、比較的耐食性の優れたイ
ンコネル690がパイロットプラントなどに採用されて
いる。しかし、インコネル690の融点は約1350℃
であり、モリブデンなどと比較すると低いため、操炉条
件が限定されるという欠点がある。
本発明は上記欠点を解消するためになされたものであ
り、インコネル690と比較して同等以上の耐食性を有
し、しかも融点が少なくとも50℃以上高いガラス溶融
炉用の電極材料を提供しようとするものである。
り、インコネル690と比較して同等以上の耐食性を有
し、しかも融点が少なくとも50℃以上高いガラス溶融
炉用の電極材料を提供しようとするものである。
本発明のガラス溶融炉用電極合金は、重量%でCr:25
〜50%、Ni:10〜40%、Ti:0.1〜1%、Mo:
0.1〜1%、Al:0.005〜0.5%、Si:0.0
1〜0.6%、Mn:0.1〜1.0%を含有し、残部が
実質的にFeからなる組成を有することを特徴とするもの
である。
〜50%、Ni:10〜40%、Ti:0.1〜1%、Mo:
0.1〜1%、Al:0.005〜0.5%、Si:0.0
1〜0.6%、Mn:0.1〜1.0%を含有し、残部が
実質的にFeからなる組成を有することを特徴とするもの
である。
このような合金は溶融ガラス中においてインコネル69
0と同程度あるいは良好な耐食性を有し、しかもインコ
ネル690よりも融点が少なくとも50℃以上高くな
る。
0と同程度あるいは良好な耐食性を有し、しかもインコ
ネル690よりも融点が少なくとも50℃以上高くな
る。
以下、本発明において各成分の含有量を上記の範囲に限
定した理由を説明する。
定した理由を説明する。
Crは基本的に本発明に係る合金の耐食性を維持するため
の元素である。Crの組成を25〜50%としたのは、2
5%未満では溶融ガラス中での耐食性を維持することが
できず、一方50%を超えると合金が脆くなり、加工性
が著しく低下するためである。
の元素である。Crの組成を25〜50%としたのは、2
5%未満では溶融ガラス中での耐食性を維持することが
できず、一方50%を超えると合金が脆くなり、加工性
が著しく低下するためである。
NiはCrとともに合金の耐食性を向上させ、かつ加工性を
向上させるための元素である。Niの含有量を10〜40
%としたのは、10%未満では合金の耐食性及び加工性
を向上させることができず、一方40%を超えると合金
の融点をインコネル690より上昇させることが困難と
なるためである。
向上させるための元素である。Niの含有量を10〜40
%としたのは、10%未満では合金の耐食性及び加工性
を向上させることができず、一方40%を超えると合金
の融点をインコネル690より上昇させることが困難と
なるためである。
Ti、Mo、Alはいずれは本発明に係る合金の溶融ガラス中
での耐食性を向上させる目的で添加される元素である。
このうち、Tiは特に重要である。Tiの添加量を0.1〜
1%としたのは、0.1%未満では合金の溶融ガラス中
での耐食性を向上させる効果が少なく、一方1%を超え
るとイータ相等が析出して合金の耐食性を劣化させるた
めである。Moも同様に0.1%未満では耐食性を向上さ
せる効果が少なく、1%を越えても効果が少なくなる。
Alの添加量を0.005〜0.5%としたのは、0.0
05%未満では合金の耐食性を向上させる効果が少な
く、一方0.5%を超えると反応生成物が生じ、合金表
面が脆化するためである。
での耐食性を向上させる目的で添加される元素である。
このうち、Tiは特に重要である。Tiの添加量を0.1〜
1%としたのは、0.1%未満では合金の溶融ガラス中
での耐食性を向上させる効果が少なく、一方1%を超え
るとイータ相等が析出して合金の耐食性を劣化させるた
めである。Moも同様に0.1%未満では耐食性を向上さ
せる効果が少なく、1%を越えても効果が少なくなる。
Alの添加量を0.005〜0.5%としたのは、0.0
05%未満では合金の耐食性を向上させる効果が少な
く、一方0.5%を超えると反応生成物が生じ、合金表
面が脆化するためである。
Siも本発明に係る合金の耐食性を向上させるために添加
される元素である。Siの添加量を0.01〜0.6%と
したのは、0.01%未満では合金の耐食性を向上させ
る効果が少なく、一方0.6%を超えると合金が脆化す
るためである。
される元素である。Siの添加量を0.01〜0.6%と
したのは、0.01%未満では合金の耐食性を向上させ
る効果が少なく、一方0.6%を超えると合金が脆化す
るためである。
Mnは合金の脱酸剤として添加される元素である。Mnの添
加量を0.1〜1%としたのは、0.1%未満では脱酸
剤としての効果が少なく、一方1%を超えると有害な金
属間化合物を生成するためである。
加量を0.1〜1%としたのは、0.1%未満では脱酸
剤としての効果が少なく、一方1%を超えると有害な金
属間化合物を生成するためである。
また、本発明に係る合金において、上記各元素以外の残
部は実質的にFe、すなわちFeとP、S、Sn等の不可避不
純物とからなるものである。残部をFeとしたのは、Cr−
Ni−Fe系合金はインコネル690よりも高い融点を有す
るためである。ただし、高い融点を得るためにはFeを1
5%以上とすることが望ましい。
部は実質的にFe、すなわちFeとP、S、Sn等の不可避不
純物とからなるものである。残部をFeとしたのは、Cr−
Ni−Fe系合金はインコネル690よりも高い融点を有す
るためである。ただし、高い融点を得るためにはFeを1
5%以上とすることが望ましい。
なお、本発明に係る合金において、強度を向上させる作
用を有するCの添加量については特に限定しないが、C
の添加量が多すぎると粒界に粗大な炭化物が形成され、
耐食性が劣化するおそれがあるため、0.5%以下とす
ることが望ましい。
用を有するCの添加量については特に限定しないが、C
の添加量が多すぎると粒界に粗大な炭化物が形成され、
耐食性が劣化するおそれがあるため、0.5%以下とす
ることが望ましい。
下記表に示す組成を有する合金を溶製した。なお、比較
例1はインコネル690である。これらの合金について
浸漬試験を行ない、耐食性を評価した。この浸漬試験は
各合金をアルミナるつぼ内で1270℃の廃棄物模擬ガ
ラス中に7日間浸漬した後の減肉量を調べたものであ
る。また、各合金の融点も測定した。上記減肉量及び融
点を下記表に併記する。
例1はインコネル690である。これらの合金について
浸漬試験を行ない、耐食性を評価した。この浸漬試験は
各合金をアルミナるつぼ内で1270℃の廃棄物模擬ガ
ラス中に7日間浸漬した後の減肉量を調べたものであ
る。また、各合金の融点も測定した。上記減肉量及び融
点を下記表に併記する。
上記表から明らかなように、実施例1〜4の合金はいず
れもインコネル690(比較例1)と比較して減肉量が
同程度あるいは少なく、耐食性に優れているとともに、
融点が50〜65℃上昇している。また、本発明の組成
からはずれている比較例2,3よりも減肉量が大幅に少
なく、耐食性に優れており、融点も高い。
れもインコネル690(比較例1)と比較して減肉量が
同程度あるいは少なく、耐食性に優れているとともに、
融点が50〜65℃上昇している。また、本発明の組成
からはずれている比較例2,3よりも減肉量が大幅に少
なく、耐食性に優れており、融点も高い。
〔発明の効果〕 以上詳述した如く本発明によれば、耐食性が良好で、し
かも融点の高いガラス溶融炉用電極合金を提供すること
ができ、ひいてはガラス溶融炉の操炉条件を安定化でき
る等顕著な効果を奏するものである。
かも融点の高いガラス溶融炉用電極合金を提供すること
ができ、ひいてはガラス溶融炉の操炉条件を安定化でき
る等顕著な効果を奏するものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F27D 11/08 A 7141−4K G21F 9/30 519 K 9117−2G H05B 7/06 8815−3K
Claims (1)
- 【請求項1】重量%でCr:25〜50%、Ni:10〜4
0%、Mo:0.1〜1%、Ti:0.1〜1%、Al:0.
005〜0.5%、Si:0.01〜0.6%、Mn:0.
1〜1%を含有し、残部が実質的にFeからなる組成を有
することを特徴とするガラス溶融炉用電極合金。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21643085A JPH0639658B2 (ja) | 1985-09-30 | 1985-09-30 | ガラス溶融炉用電極合金 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21643085A JPH0639658B2 (ja) | 1985-09-30 | 1985-09-30 | ガラス溶融炉用電極合金 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6277445A JPS6277445A (ja) | 1987-04-09 |
| JPH0639658B2 true JPH0639658B2 (ja) | 1994-05-25 |
Family
ID=16688429
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21643085A Expired - Fee Related JPH0639658B2 (ja) | 1985-09-30 | 1985-09-30 | ガラス溶融炉用電極合金 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0639658B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5897958B2 (ja) * | 2012-03-30 | 2016-04-06 | 北陸電力株式会社 | 廃アスベスト溶融用坩堝 |
-
1985
- 1985-09-30 JP JP21643085A patent/JPH0639658B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6277445A (ja) | 1987-04-09 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |