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JPH0641797B2 - 配管施工方法及び配管施工治具 - Google Patents
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JPH0641797B2 - 配管施工方法及び配管施工治具 - Google Patents

配管施工方法及び配管施工治具

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JPH0641797B2
JPH0641797B2 JP14602588A JP14602588A JPH0641797B2 JP H0641797 B2 JPH0641797 B2 JP H0641797B2 JP 14602588 A JP14602588 A JP 14602588A JP 14602588 A JP14602588 A JP 14602588A JP H0641797 B2 JPH0641797 B2 JP H0641797B2
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construction drawing
pipe
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、ビル、工場、マンションその他の建築構造
物、特にコンクリート製の建築構造物における各種の配
管施工を簡単、迅速に、材料の無駄なく行なえるように
し、更には空調用のダクト、その他の建築工事の指示に
も役立て得るようにした配管施工方法及び配管施工治具
に関する。
(従来の技術) ビル、工場その他の建築構造物において、水道管、給湯
管、排水管、ガス管その他の配管、ダクト、建築躯体等
を設備するには、その構造躯体である床スラブ、梁スラ
ブ等に貫通させて設ける。そのため、スラブを構成する
とき、各種の配管を貫挿させる場所に配管の貫挿スペー
スを確保する筒状のスリーブを型枠に固定し、コンクリ
ート材を打設し、それが凝固し型枠を取り外した後でス
リーブに所定の配管を貫挿させるものである。また、こ
れらの配管設備の施工に際しては、既定の設計にしたが
って行なわれるのであり、その指示された配管施工図を
参照しながら現場において配管の貫挿位置を割り出す寸
法取り(スミ出し)を行ない、実施しているものであ
る。
(発明が解決しようとする課題) すなわち、このような配管設備の施工に際してのスリー
ブの固定位置を割り出すスミ出しは、構枠した型枠表面
に定規をあてがい配管施工図にしたがって基準位置から
順次に計測して配管の貫挿位置、配管接続位置を指示
し、これを型枠表面に表示することで行なう。
ところが、配管現場において寸法取りを実施する場合、
型枠の構枠施工者と配管施工者とは全く別の業者によっ
て実施され、また、管理監督されている。そのため、型
枠の構枠終了後に、スラブの芯となる鉄筋の配筋作業が
実施され、スリーブ固定のためのスミ出しが行なわれる
としても、それらの作業が同時に行なわれると、互いの
連携が不十分で、お互いに作業の邪魔になっているのが
現状である。こうした場合には、特に寸法取りが不正
確、不十分になり易く、また、そうでなくても寸法取り
の間違いや誤差が多く、その結果、コンクリート材の打
設後に既定の設計にしたがった所定位置に配管の貫挿位
置が設定されていないことが判明すると、ドリルその他
でスラブに孔を貫通させなければならず、極めて面倒
で、人件費が掛かる。
一方、こうした配管作業には、スラブに対する貫挿位置
の設定のみならず、各種の配管に対応したそれら毎の配
管の接続が実施される。すなわち、水道管、給湯管、排
水管、ガス管その他の配管、並びにダクトの種別に対応
してそれらの系路別に接続し、また、スリーブに貫挿
し、接続する。場合によっては適当な勾配を設定しなけ
ればならない場合もある。
その際、スラブ上あるいはスラブ下において、系路毎の
配管種別の識別が困難になることがあり、もし、配管の
種別を混同し、それらを間違えて接続した場合には、重
大な事故の発生を招くことがある。
また、配管接続に際しての配管材料の長さの決定は、配
管の勾配の有無にかかわらず、現場においての実際上の
寸法の測定にしたがって行なわれている。特に、排水管
等の勾配がある配管の場合は施工図その他による予め寸
法取り、加工ができなく現場寸法実測にしたがって行な
われている。すなわち、現場に長尺な配管材料を搬入
し、実際の寸法に合致させて配管材料から切断して行な
っているのが現状である。ところが、狭い現場である
と、長尺な配管材料の搬入は実際上は困難であるから現
場においての配管作業に大きな制約が生じ、それに伴な
って配管材料を無駄に使用することが多い。
以上のように、従来の配管作業の実態は、作業の多くが
現場に依存せざるを得ず、しかもそれに伴ない他の作業
との進行に関連しての制約が多く、時間的、精神的要素
から施工ミスが生じる余地が多く、総じて非能率的であ
った。
そこで、本発明は、叙上のような従来存した諸事情に鑑
み、これらを解消すべく創出されたもので、配管現場で
実施されていた各種の現場作業を配管現場とは別の場所
で併行的に実施するものとして現場作業を可能な限り省
略したものであり、寸法取りによるスリーブの固定位置
の指示、管部材の長さの予めの設定・切断その他を配管
現場にこだわらずに別の現場で実施し、現場では単に接
続するだけで済み、このため、簡単、迅速に行なうこと
ができ、能率向上、施工ミスの減少を図れるようにした
配管施工方法及び配管施工治具の提供を目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上述した目的を達成するため、本発明にあっての配管施
工方法は、スラブ構築用のパネル上に敷設される施工図
盤を用意し、配管現場とは別の場所で方眼目盛を利用し
て施工図盤上に各種の配管部材、配管その他の実際上の
配管形態の施工図を表示し、この配管形態をもとにし
て、設備、接続される実際上の管部材の各別の長さを得
て配管材料からそれらの管部材を各別に予め切断用意す
る一方、配管形態を表示した前記施工図盤を配管現場の
パネル上に、また、スラブに貫通させる配管スペースを
確保するスリーブを施工図盤上に固定し、次いで、コン
クリー材を打設し、凝固後でパネルを脱型し、しかる
後、スラブ下面に露出された施工図盤に表示されていた
配管形態にしたがって配管施工することを特徴としたも
のである。
また、この方法の実施に直接使用する配管施工治具は、
スラブ構築用パネル上に敷設される施工図盤と、この施
工図盤上に固定されるよう、実際上の配管部材を象った
型紙片とを備えて成ることを特徴とする。
(作用) 本発明に係る配管施工方法及び配管施工治具において、
コンクリート建築物の構築現場においてパネルの構枠が
行なわれる一方、この構築現場における配管現場とは別
の場所において用意した施工図盤上に、配管施工図にし
たがった位置に所定の型紙片を貼付固定し、また、スリ
ーブの固定位置を表示する。そして、それらの間には、
貫通位置、配管部材相互間に接続される所定径の配管を
表示する。
このようにして、施工図盤上には、実際の配管形態に対
応した実測的な配管設備が平面的にあたかも投影状態で
現出される。
そこで、それを参照しながら実際上の配管長さを計測、
算出し、それによって必要とされる各別の管部材を配管
材料から切断して用意する。このとき、配管種別に対応
した各系路毎に異なることを夫々指示する識別表示を、
必要に応じて施工図盤上の配管位置に色別その他によっ
て表示する。
また、所定の勾配が設定されている場合の管部材長さ
は、平面上での実測長さを計測し、その計測値をもとに
して勾配に対応した三角関数計算によって得ることがで
き、その計算に際してはプログラムソフトを利用でき
る。
施工図盤上での計測、算出によって得られた管部材の長
さによる配管材料の切断は、配管現場での各種の作業と
は全く別個に実施し、現場作業を必要としない。
一方、配管形態を指示した施工図盤をパネル上に、ま
た、スリーブを施工図盤上に固定する。このときのスリ
ーブの固定位置は、実際上の配管形態を表示するものと
なっている施工図盤上の配管形態図によって指示されて
いる。
そのスリーブの固定後にコンクリー材を打設し、所定の
養生期間の経過後で凝固されてパネルを脱型すると、構
築されたスラブ下面に施工図盤が露出され、スラブ下方
から施工図盤を直接に見ることができる、すると、施工
図盤に貼付した各種配管部材の位置を表示する型紙片、
及び貫通配管すべき管部材の貫通位置をそのまま見るこ
とでき、そのまま見ることでこれが配管現場での指示書
となり、それを目印にして各種の配管作業その他を行な
う。
また、現場での配管作業の完了後では、施工図盤をその
まま残置することで、これによって各種の配管内容をそ
のままで確認できるからメンテナンスに役立てることが
できる。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
<施工図盤> 図において示される符号1は、配管現場に敷設される施
工図盤であり、既定の設計にしたがって構枠されたパネ
ルP上に敷設セットされる。この施工図盤1は、図示の
ように、所定の肉厚を有する透明な合成樹脂その他にて
シート状に形成されており、その表裏のいずれか一面に
は、距離の実測を直接に行なうため、方眼目盛2が印刷
その他によって表示されている。方眼目盛2は、図示例
のように原尺通りの10mmを1ピッチの単位として施され
ており、その2単位毎に、また、10単位毎に表示線の線
幅を順次幅広なもの例えば2mm、3mm、5mm幅にするこ
とでそれらの間での識別が容易になるようにし、距離の
実測を簡易に行なえるようにしてある(1図、第2図参
照)。
なお、施工図盤1のいずれか表面に方眼目盛2を表示す
ることなく、例えば自身に方眼目盛2が直接表示されて
いる適当な台盤上に、あるいは方眼目盛2が表示されて
いる部材、例えば方眼紙を介して台盤上に施工図盤1を
載置し、透視される方眼目盛2を目印として施工図盤1
上での距離の実測を行なうようにしてもよい。
また、この施工図盤1自体を耐火性のある素材によって
形成することで、後述するように、構築されたスラブ下
面に露出させたままで固定しておけば防火性能を向上で
きる。
更に、図示は省略したが、施工図盤1自体に適当な大き
さの小さい孔を開穿しておくとよく、そうすると、この
小さい孔は、パネルP上に敷設セット後でのコンクリー
ト材の設、凝固時においての施工図盤1上に溜まるコン
クリート材中の水分の除去、排出に役立てることができ
る。
また、施工図盤1を格子状のメッシュ材料を利用して形
成するもよく、このとき、このメッシュ構造の施工図盤
1はそのメッシュ間隔が方眼目盛2の代用となる。更
に、このメッシュ構造の施工図盤1によると、凹凸があ
って、そのまま構造支持材となるデッキプレート、キー
ストンプレートの如き、脱型を要しないパネルPに対し
ての使用に好適である。すなわち、デッキプレート、キ
ーストンプレート等は凹凸があるからシート構造の施工
図盤1の敷設セットに不都合があるからであり、こうし
た敷設困難な場所での使用に適し、後述する指示片9と
ともにスリーブ10の固定位置の指示に役立つ。
<型紙片> そして、この施工図盤1は、配管用の各種の配管部材J
を表示する型紙片5ととに、配管を必要とする配管現場
のパネルP上にセットされる。型紙片5は、適宜肉厚の
合成樹脂シートその他によって形成されており、配管部
材J更にはダクト部材の実物に沿った外形、断面形を有
する実物大の大きさで、配管用の各種の継手を象ってあ
る。例えば給水用、排水用、給湯用、通気用、ガス用、
冷温水用、ドレン用その他の配管系路に対応した溶接継
手、管用ネジ継手、ユニオン継手、フランジ継手、膨脹
継手等の各種の管継手形態に対応する。また、この型紙
片5は、配管現場において実際上に使用される各種の配
管部材Jに対応し、また、配管方向、分岐方向を指示す
るもので、その開口端である開口縁においては各種の配
管用の管部材Eとの結合形態をも表示し、重なり合う接
続代の長さをも表示されるよう、凹状としてある。
<指示片> また、スラブを貫通して配管される管部材Eの貫挿位置
を指示するため、施工図盤1上に貼付固定されるワッペ
ン状の指示片9が別に用意されており、この指示片9
は、円形状の適宜肉厚の合成樹脂シートその他によって
形成されている。
なお、スリーブ10の固定位置の指示のためには、施工
図盤1上に直接に描くことも可能である。ただ、この指
示片9を使用すると、例えばスリーブ10径に比しやや
大径の円形状に形成させておくことで、後述するように
配管の貫通作業後で行なわれる防火上の処置のために、
スリーブ10内に貫通させた管部材周囲を孔埋めさせる
孔埋め作業に際し、コンクリート材の落下を防止する押
さえ支持にも利用することができる。
<施工図盤、型紙片、指示片の組み合わせ> しかして、これらの施工図盤1、型紙片5、指示片9
は、配管現場とは別の場所において、既定の配管施工図
にしたがって組み合わせ、構成される。すなわち、配管
現場の平面状の形状、面積の広さに対応した施工図盤1
を用意し、この施工図盤1上には、配管施工図にしたが
った位置に各種の配管部材Jに対応した所定の型紙片5
を貼付固定し、また、スラブにおける配管を貫通さるた
めの貫挿スペースを確保するスリーブ10の固定位置を
指示片9の貼付固定によって表示する。そして、それら
の間には、貫通位置、配管部材J相互間に接続される所
定径の管部材Eを表示するのであり、要は、実際の配管
形態の施工情況を施工図盤1上に平面的に現出させるも
のである。なお、型紙片5、支持片9の施工図盤1上へ
の貼付は、打設されるコンクリート材Cによって剥離さ
れないよう、しっかりと固定されるのは勿論である。
<管部材、配管部材の指示> しそして、管部材Eの材質は、配管系路の種別によって
ほぼ対応しており、例えば給水、排水、消火、通気、冷
温水、ガス用にはS.G.P.を、給湯、給水、冷温用にはS.
G.P.またはCuP(銅管)を、給水、排水用にはV.P.(塩
化ビニール管)を、排水用にはT.P.(トミジ管)、鋳鉄
管を、給水、排水用にはL.P.(鉛管)を主として使用す
るものとなっているから、その材質の指示は施工図盤1
上に記載することで行なわれることもある。
このとき、例えば給水系路は水色、給湯系路は黄色、消
火栓系路は赤色、排水系路は茶色等に色別に分けておく
とよく、また、それに対応して型紙片5、指示片9更に
は配管系路も色別表示する。
<施工手順> 次に、本発明による施工作業の手順を説明する。
すなわち、ビル、工場、マンションその他のコンクリー
ト建築物の建築に際し、その構築現場においてパネルP
の構枠が行なわれる一方、配管現場とは別の場所におい
て用意した配管現場に対応している大きさの施工図盤1
上に、配管施工図にしたがった位置に所定の型紙片5を
貼付固定し、また、スリーブ10の固定位置を表示する
ための指示片9を貼付固定する。そして、それらの間に
は、貫通位置、配管部材J相互間に接続される所定径の
管部材Eである配管を表示する。すなわち、これは、配
管形態が平面的な投影状態として現出されたものとな
る。もし、このとき、必要があれば、これをそのまま縮
小して施工図面とすることができる。
≪管部材の長さの計測≫ このようにして、施工図盤1上に平面的に現出された実
際の配管形態に対応して、それを参照しながら実際上に
配管設備される管部材Eの長さを計測、算出し、それに
よって必要とされる各別の管部材Eを配管材料から切断
して用意する。このとき、実際上の必要とされる管部材
Eの長さは、施工図盤1上で実測することで得ることが
でき、管部材E端部でのネジ込み代の如き接続代の設定
等を考慮して配管材料からの切断長さが決定され、この
長さ、更には給水用、給湯用、排水用、ガス用等の異な
る種別の配管系路であることを識別させる識別表示は、
必要に応じて施工図盤1上の配管位置に表示され、後日
に実施される接続作業時での夫々の管部材Eを特定する
のに役立たせる。また、所定の勾配、例えば1/100ある
いは1/50の勾配が設定されている場合は、平面上での実
測を計測し、その計測値をもとにして勾配に対応した三
角関数計算によって得ることができ、その計算に際して
はプログラムソフトを利用できる。あるいは、こうした
プログラムソフトを利用せずに施工図盤1上に側面図を
描き、それによって管部材Eの長さを実測することも可
能である。すなわち、施工図盤1上に表示される管部材
Eのいずれか一端を起点として、側方から見て勾配に対
応した管部材Eを他端位置まで描き、それを実測する。
こうして得た管部材Eの長さ、また、その素材等は、施
工図盤1の所定位置に記載される。
また、施工図盤1上で管部材の長さが計測できない場合
には、特開平1−244311号公報に係る距離測定装
置およびその測定方法によって計測するもよい。すなわ
ち、管部材Eの長さの決定は、配管現場において、所定
の光源からの光線を互いに直交する第1光線と第2光線
とに分岐させ、これらの第1、第2の光線を目的点に集
束させ、かつ目的点に至る第1、第2光線の角度を計測
し、三角法によって計算して行なうのである。
≪管部材、配管部材の準備≫ 施工図盤1上の計測、算出によって得られた管部材Eの
長さによる配管材料の切断は、配管現場での各種の作業
とは全く別個に実施でき、現場作業を必要としない。な
お、配管材料の切断作業に際し、特に勾配がある場合に
は、その勾配に対応した加工台を用意することもよく、
その加工台上では載置した配管材料を施工図盤1上の平
面から見た長さに対応して切断する。こうした管部材E
の用意と併行して各種の配管部材Jをその種別、数量に
対応して準備する。
≪施工図盤の敷設セット≫ 次いで、このようにして作成された実測的な配管形態を
表示した施工図である施工図盤1をパネルP上に敷設セ
ットし(3図参照)、これを適当に固定する一方、管部
材Eのスラブへの貫通部位として指示された位置にスリ
ーブ10を固定し、コンクリー材Cを打設する(第4図
参照)。このとき、施工後の管部材Eを固定するための
吊りボルト固定用のインサート具を利用すれば、施工図
盤1をパネルP上に固定する釘代用とすることができ
る。また、施工図盤1がスラブから剥離されないようシ
ート固定用材料を使用するとよい。
≪スリーブの固定≫ なお、本発明において使用されるスリーブ10は、例え
ば第4図に示すように、構築されるスラブ厚さに対応し
た高さを有する帯状で、釘挿通孔を有する複数の挿通部
12を長さ方向で適当な間隔を隔てて突設して成る筒部
材11と、この筒部材11を所定長さで切断し、筒状に
形成後での開口部を閉塞する蓋体13と、蓋体13上か
ら打ち込まれ、前記釘挿通孔に挿通されてパネルPに打
ち込まれる釘の如き固定具14とから成る。すなわち、
筒部材11を配管スペースに対応した径を有するよう所
定長さで切断し、切断端相互を接合して筒体を形成す
る。そして、これをパネルP上の所定位置にセットし、
この筒体の径に比しやや大きく形成されている円形状の
前記蓋体13を筒体上部開口に載置し、前記釘挿通孔に
挿通させる固定具14を蓋体上から打ち込むことで、パ
ネルP面に固定できるものとしてある。なお、コンクリ
ー材Cは、図示のように、蓋体13上に被る程度の厚さ
に打設され、凝固後で、蓋体13上の部分は破砕除去さ
れるものとしてある。
≪他の関連作業等の実施≫ また、以上の配管作業の準備に伴ない、配電用の電線管
の施工、空調用のダクトDの施工、建築間仕切材の施
工、各種の建築躯体の施工その他に施工図盤1を役立て
ることも可能である。すなわち、実際上の施工図面が施
工図盤1上に現出されることで、上記した各種の施工に
際し、例えば電線管の配管形態の指示、ダクトD支持用
の吊りボルト位置の設定に対応してのパネルP面に固定
するインサート具の固定位置の指示、建築間仕切材の取
付位置の指示等を実際上の現況位置で指示、確認でき
る。
≪コンクリート材の打設、パネルの脱型≫ しかる後、コンクリート材Cを打設し、所定の養生期間
の経過後で凝固されるとパネルPを脱型する(第5図参
照)。パネルPを脱型すると、図示のように、構築され
たスラブ下面に施工図盤1が露出され、スラブ下方から
施工図盤1を直接に見ることができる。
≪配管作業≫ そこで、施工図盤1自体が透明であるから、施工図盤1
上に貼付した各種配管部材Jの位置を表示する型紙片
5、及び貫通配管すべき管部材Eの貫通位置を表示した
指示片9をそのまま見ることができるから、それを目印
にして、また、各配管系路毎に対応して色分けされ他型
紙片5、指示片9によって、異なる種別毎の各種の管部
材E、配管部材Jの配管作業を行なう。
すなわち、現場においては、配管施工図面を詳細に参照
することなく、ただ、スラブ下面に露出された施工図盤
1に表示されている配管指示にしたがって行なえばよ
い。しかも、この配管の指示によって接続される各種の
配管部材J、管部材Eは、前述のように、配管現場とは
全く別の場所で予め用意、切断されているのであり、配
管現場においてはそれらを単にノックダウン方式で接続
していくだけでよい(第6図参照)。
なお、前述したように、切断された管部材Eを、配管現
場とは別の場所で予め組み立て、配管現場に搬入するよ
うにしてもよく、こうすると、配管現場での組み立て作
業を省略でき、能率向上に大きく役立つ。
≪施工図面の作成、メンテナンス≫ なお、配管形態を指示してパネルP上に敷設される施工
図盤1は、写真その他によってそれをそのまま1/50等に
縮小することで、それを施工図面として利用できる。そ
の場合、従来用意されていた施工図面は、あらためて用
意する必要がなく、また、施主における施工内容の確認
を容易にでき、後日における設計ミス、施工ミスの発生
を極めて少なくする。
また、現場での配管作業の完了後では、施工図盤1を取
り外してもよいが、そのまま残置するも差し支えない。
むしろ、そのまま残置することで、施工図盤1によって
各種の配管内容をそのままで確認できるからビル、工
場、マンションその他の建築構造物のメンテナンスに役
立てることができ、極めて便利である。
[発明の効果] 本発明は以上のように構成されており、これがため、配
管現場においては、スラブに貫通させる配管スペースを
確保するためのパネルPに対してのスリーブ10位置の
設定、配管接続作業に伴なう夫々の配管部材J、管部材
Eの接続のための実測等の各種の計測作業が不要になる
のである。すなわち、現場が錯綜、混乱していることで
生じていた従来の計測作業の不完全さ、不正確さを除去
でき、しかも、正確な配管位置の設定、予め決定された
配管長さを有する各種の管部材Eの現場への搬入によっ
て、現場では単に接続、組立てるだけでよく、したがっ
て、複雑、面倒な現場作業が不要になるから、施工ミス
も少なく、工期を著しく短縮でき、人件費を節約できる
ものである。
すなわち、これは、本発明方法が、スラブ構築用のパネ
ルP上に敷設される施工図盤1を用意し、配管現場とは
別の場所で方眼目盛2を利用して施工図盤1上に各種の
配管部材、配管その他の実際上の配管形態の施工図を表
示し、この配管形態をもとにして、設備、接続される実
際上の管部材Eの各別の長さを得て配管素材からそれら
の管部材Eを各別に予め切断用意する一方、配管形態を
表示した前記施工図盤1を配管現場のパネルP上に、ま
た、スラブに貫通させる配管スペースを確保するスリー
ブを施工図盤1上に固定し、次いで、コンクリー材Cを
打設し、凝固後でパネルPを脱型し、しかる後、スラブ
下面に露出された施工図盤1に表示された配管形態にし
たがって配管施工することとしたからである。
また、本発明方法の実施に直接使用する配管施工治具
が、スラブ構築用のパネルP上に敷設される施工図盤1
と、この施工図盤1上に固定されるよう、実際上の配管
部材Jを象った型紙片5とを備えて成るからである。
しかも、配管現場での面倒な寸法取りが不要であるか
ら、配管現場で実施されている各作業者の作業の邪魔に
ならず、全く独自の実施できることで、特に、給水、ガ
ス用のものに限らず、電気、空調、その他のためのもの
として配管であってもその位置の特定が確実で、その精
度が100%のものとなり、後日での面倒なハツリ工事そ
の他が不要になる。
そして、配管現場とは別の場所で、施工図盤1上に各種
の配管部材J、配管その他の実際上の配管形態の施工情
況を表示するに際し、方眼目盛2を利用して行なうから
面倒な寸法取りの作業を要せず、能率的である。
また、パネルPの脱型後で実施される作業に際し、それ
はスラブ天井に写し出されたものとなるから、作業員に
よる組立て精度が100%アップしたものとなり、配管形
態が表示された施工図盤1にしたがえば、各種の配管状
況が判明していることで、後日での孔開け作業が必要に
なっても、誤ってスラブ中に埋め込まれている各種設
備、例えば電気配線を損傷することが少ない。
更に、配管現場ではない他の広い場所で予め準備できる
から、配管材料からの切断に無駄を生じさせず、綺麗な
仕事ができ、現場作業が少ないから工期が短縮でき、人
件費が少なくなり、スラブ下面に露出された施工図盤1
は、スラブ面を綺麗にし、体裁がよいものとする。
以上説明したように、本発明の配管施工方法及び配管施
工治具によれば、配管現場で行なわれていた寸法取りに
よるスリーブの固定位置の指示、管部材の長さの予めの
設定・切断その他を配管現場にこだわらずに別の場所で
実施でき、現場では単に接続し、組み立てるだけで済む
から簡単、迅速に無駄なく行なうことができ、能率向
上、施工ミスの減少を図れ、しかも、空調用のダクト、
その他の建築工事の指示にも役立て得る等の優れた効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図は配管施
工治具の分解斜視図、第2図は実際の配管形態を平面的
に、また、スリーブ固定位置を指示した例の平面図、第
3図乃至第6図はその施工順序を説明する各工程におけ
る第2図におけるA−A線矢視断面図であり、第3図は
パネル上に施工図盤を敷設した状態の断面図、第4図は
スリーブを固定し、コンクリート材を打設した状態の断
面図、第5図はパネルを取り外した状態の断面図、第6
図は配管完了後での断面図である。 C……コンクリー材、D……ダクト、E……管部材、J
……配管部材、P……パネル、 1……施工図盤、2……方眼目盛、5……型紙片、9…
…指示片、10……スリーブ、11……筒部材、12…
…挿通部、13……蓋体、14……固定具。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スラブ構築用のパネル上に敷設される施工
    図盤を用意し、配管現場とは別の場所で方眼目盛を利用
    して施工図盤上に各種の配管部材、配管その他の実際上
    の配管形態の施工図を表示し、この配管形態をもとにし
    て、設備、接続される実際上の管部材の各別の長さを得
    て配管材料からそれらの管部材を各別に予め切断用意す
    る一方、配管形態を表示した前記施工図盤を配管現場の
    パネル上に、また、スラブに貫通させる配管スペースを
    確保するスリーブを施工図盤上に固定し、次いで、コン
    クリー材を打設し、凝固後でパネルを脱型し、しかる
    後、スラブ下面に露出された施工図盤に表示されていた
    配管形態にしたがって配管施工することを特徴とした配
    管施工方法。
  2. 【請求項2】方眼目盛は、施工図盤に表示されている請
    求項1記載の配管施工方法。
  3. 【請求項3】方眼目盛は、配管現場とは別の場所に設置
    されていて、施工図盤を支持する適当な台盤に表示され
    ているか、または、方眼目盛を表示した部材が施工図盤
    下方に載置されることで表示されている請求項1記載の
    配管施工方法。
  4. 【請求項4】施工図盤上には、配管形態の外に、空調用
    のダクト、機器、建築躯体の施工図のいずれかをも表示
    する請求項1乃至3のいずれか記載の配管施工方法。
  5. 【請求項5】施工図盤上に配管形態を表示した後、これ
    を縮小して施工図面とする請求項1乃至4のいずれか記
    載の配管施工方法。
  6. 【請求項6】管部材の長さの決定は、施工図盤上での実
    測、計算により行なう請求項1乃至5のいずれか記載の
    配管施工方法。
  7. 【請求項7】切断された管部材を、配管現場とは別の場
    所で予め組み立て、配管現場に搬入する請求項1乃至6
    のいずれか記載の配管施工方法。
  8. 【請求項8】スラブ構築用のパネル上に敷設される施工
    図盤と、この施工図盤上に固定されるよう、実際上の配
    管部材を象った型紙片とを備えて成ることを特徴とする
    配管施工治具。
  9. 【請求項9】更に、同じく施工図盤上に固定されるよ
    う、スリーブの固定位置を表示する指示片とを備えて成
    る請求項8記載の配管施工治具。
  10. 【請求項10】指示片は、スリーブ内に貫通させた管部
    材周囲を孔埋めさせるコンクリート材を支持するように
    なっている請求項9記載の配管施工治具。
  11. 【請求項11】指示片は、配管系路の種別によって色別
    されている請求項9または10記載の配管施工治具。
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