JPH0644516B2 - 放電灯始動装置 - Google Patents
放電灯始動装置Info
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- JPH0644516B2 JPH0644516B2 JP8581987A JP8581987A JPH0644516B2 JP H0644516 B2 JPH0644516 B2 JP H0644516B2 JP 8581987 A JP8581987 A JP 8581987A JP 8581987 A JP8581987 A JP 8581987A JP H0644516 B2 JPH0644516 B2 JP H0644516B2
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- Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、進相形安定器と組み合わせて高低圧放電灯を
点灯する放電灯始動装置に関するものである。
点灯する放電灯始動装置に関するものである。
進相形安定器は電源電圧の変動に対する特性、立消え特
性等において優れた特性を示すので、近年、放電灯の安
定器に使用されている。第5図はかかる進相形安定器と
組み合わせた従来の放電灯始動装置の回路図である。第
5図において、1は交流電源、2は磁気漏れ変圧器、3
はコンデンサ、4は放電抵抗、5は双方向性二端子半導
体スイッチング素子、たとえばSSS(Silicon symmet
rical switch)、6はコンデンサ、7は放電灯である。
性等において優れた特性を示すので、近年、放電灯の安
定器に使用されている。第5図はかかる進相形安定器と
組み合わせた従来の放電灯始動装置の回路図である。第
5図において、1は交流電源、2は磁気漏れ変圧器、3
はコンデンサ、4は放電抵抗、5は双方向性二端子半導
体スイッチング素子、たとえばSSS(Silicon symmet
rical switch)、6はコンデンサ、7は放電灯である。
以下第6図をも参照して従来の放電灯始動装置の動作に
ついて説明する。第6図は従来の放電灯始動装置のパル
ス発生状態図である。
ついて説明する。第6図は従来の放電灯始動装置のパル
ス発生状態図である。
交流電源1が印加され、SSS5に加わる電圧がSSS
5のブレークオーバー電圧Vbになると、SSS5は急
激に導通状態となる。このとき磁気漏れ変圧器2のイン
ダクタンスにより、第6図のA点で正の高圧パルスが発
生する。そしてSSS5は電源電圧の零クロス点Bで一
旦非導通状態に移行する。次に、電源電圧が反転してS
SS5に逆方向の電圧が加わると、同様にして、第6図
のC点で今度は負の高圧パルスが発生する。以下正弦波
交流電源の各サイクル毎に正と負の高圧パルスが発生
し、かかる高圧パルスにより放電灯が点灯される。この
高圧パルスは、SSS5のブレークオーバー電圧Vbの
値を適宜選ぶことにより、発生する位置を変えることが
できる。尚、放電抵抗4は、放電灯7の消灯後、コンデ
ンサ3に溜まった電荷を放電し、残留電荷による人体へ
の悪影響を避けるためのものである。
5のブレークオーバー電圧Vbになると、SSS5は急
激に導通状態となる。このとき磁気漏れ変圧器2のイン
ダクタンスにより、第6図のA点で正の高圧パルスが発
生する。そしてSSS5は電源電圧の零クロス点Bで一
旦非導通状態に移行する。次に、電源電圧が反転してS
SS5に逆方向の電圧が加わると、同様にして、第6図
のC点で今度は負の高圧パルスが発生する。以下正弦波
交流電源の各サイクル毎に正と負の高圧パルスが発生
し、かかる高圧パルスにより放電灯が点灯される。この
高圧パルスは、SSS5のブレークオーバー電圧Vbの
値を適宜選ぶことにより、発生する位置を変えることが
できる。尚、放電抵抗4は、放電灯7の消灯後、コンデ
ンサ3に溜まった電荷を放電し、残留電荷による人体へ
の悪影響を避けるためのものである。
ところで、一般に放電灯を点灯するには始動しやすい電
流位相(負荷電流の零クロス点よりも少し後の位相)が
あり、その時点で高圧パルスを印加すると、極めて容易
に放電灯を点灯することができる。このような高圧パル
スを発生する位相制御は、チョークコイルを用いた遅相
形安定器の場合は、簡単に行うことができる。しかしな
がら、進相形安定器を使用した場合はかかる高圧パルス
を発生する位相制御は容易ではない。
流位相(負荷電流の零クロス点よりも少し後の位相)が
あり、その時点で高圧パルスを印加すると、極めて容易
に放電灯を点灯することができる。このような高圧パル
スを発生する位相制御は、チョークコイルを用いた遅相
形安定器の場合は、簡単に行うことができる。しかしな
がら、進相形安定器を使用した場合はかかる高圧パルス
を発生する位相制御は容易ではない。
第7図は進相形安定器を使用した場合の動作波形図であ
る。第7図においてV02は無負荷波形、V2は負荷電圧
波形、I2は負荷電流波形を示す。コンデンサを用いた
進相形安定器の場合は、第7図に示すように、負荷電流
I2は、二次無負荷電圧V02に対して進み位相(約40
度)となる。したがって、この負荷電流I2が零となる
位置を少し越えた位相、たとえば第7図P点において、
負荷電流I2と同方向の高圧パルスを印加すれば、放電
灯を確実に点灯することができる。
る。第7図においてV02は無負荷波形、V2は負荷電圧
波形、I2は負荷電流波形を示す。コンデンサを用いた
進相形安定器の場合は、第7図に示すように、負荷電流
I2は、二次無負荷電圧V02に対して進み位相(約40
度)となる。したがって、この負荷電流I2が零となる
位置を少し越えた位相、たとえば第7図P点において、
負荷電流I2と同方向の高圧パルスを印加すれば、放電
灯を確実に点灯することができる。
しかし、従来の放電灯始動装置は、SSS5のブレーク
オーバー電圧Vbを変えても、電源電圧と同相である無
負荷電圧の零クロス点より進んだ位置にパルスを発生す
ることはできないので、進相形安定器を使用した放電灯
を点灯するのは容易ではなかった。
オーバー電圧Vbを変えても、電源電圧と同相である無
負荷電圧の零クロス点より進んだ位置にパルスを発生す
ることはできないので、進相形安定器を使用した放電灯
を点灯するのは容易ではなかった。
本発明は、上記実情に基づいてなされたものであり、進
相形安定器を用いた放電灯を容易かつ確実に点灯するこ
とができる放電灯始動装置を提供することを目的とす
る。
相形安定器を用いた放電灯を容易かつ確実に点灯するこ
とができる放電灯始動装置を提供することを目的とす
る。
上記の目的を達成するための本発明は、コンデンサを有
する進相形安定器と組み合わせて、交流電源により放電
灯を点灯する放電灯始動装置において、前記交流電源に
調整可能なバイアス電圧を加えるために前記進相形安定
器の出力端に設けられたバイアス回路と、半導体スイッ
チング素子を含み前記放電灯と並列に接続されたパルス
発生回路とを設け、前記バイアス回路の回路素子の値を
変えることにより前記交流電源に加えるバイアス電圧を
変えて前記交流電源の各サイクル毎に、少なくとも正負
いずれかのパルスをその位相を順次変えて発生するよう
に構成したものである。
する進相形安定器と組み合わせて、交流電源により放電
灯を点灯する放電灯始動装置において、前記交流電源に
調整可能なバイアス電圧を加えるために前記進相形安定
器の出力端に設けられたバイアス回路と、半導体スイッ
チング素子を含み前記放電灯と並列に接続されたパルス
発生回路とを設け、前記バイアス回路の回路素子の値を
変えることにより前記交流電源に加えるバイアス電圧を
変えて前記交流電源の各サイクル毎に、少なくとも正負
いずれかのパルスをその位相を順次変えて発生するよう
に構成したものである。
本発明は前記の手段により、進相形安定器に使用してい
るコンデンサを利用して交流電源に調整可能なバイアス
電圧を加え、交流電源の各サイクル毎に半導体スイッチ
ング素子が急激に導通状態となったときに発生するパル
スの位置を、コンデンサの充電量に応じて交流電源の各
サイクル毎に少しづつ移行することができる。また、バ
イアス電圧や半導体スイチング素子のブレークオーバー
電圧を適宜変えることにより、発生するパルスの発生開
始位置や発生終了位置を容易に制御することができる。
これにより、交流電源の各サイクル毎に、負荷電流の零
クロス点より少し遅れた位置に負荷電流と同方向のパル
スを発生することができるので、進相形安定器と組み合
わせた放電灯を容易かつ確実に点灯することができる。
るコンデンサを利用して交流電源に調整可能なバイアス
電圧を加え、交流電源の各サイクル毎に半導体スイッチ
ング素子が急激に導通状態となったときに発生するパル
スの位置を、コンデンサの充電量に応じて交流電源の各
サイクル毎に少しづつ移行することができる。また、バ
イアス電圧や半導体スイチング素子のブレークオーバー
電圧を適宜変えることにより、発生するパルスの発生開
始位置や発生終了位置を容易に制御することができる。
これにより、交流電源の各サイクル毎に、負荷電流の零
クロス点より少し遅れた位置に負荷電流と同方向のパル
スを発生することができるので、進相形安定器と組み合
わせた放電灯を容易かつ確実に点灯することができる。
以下に本発明の1実施例である放電灯始動装置を第1図
乃至第4図を参照して説明する。第1図は本発明の1実
施例である放電灯始動装置の回路図である。第1図にお
いて、第5図と同様の機能を有するものは同一の符号を
付してその詳細な説明を省略する。第1図において、P
Tはパルストランス、pはパルストランスPTの1次巻
線、sはパルストランスPTの2次巻線、Dはダイオー
ド、Cpはバイパス用のコンデンサ、Crはパルス幅調
整用のコンデンサ、Rnはコンデンサ3の放電抵抗、R
fはヒューズ作用とSSS5の最大許容電流調整用の抵
抗、Rcはコンデンサ3の充放電回路を構成する抵抗、
TRはタイマ、trはタイマTRの接点である。
乃至第4図を参照して説明する。第1図は本発明の1実
施例である放電灯始動装置の回路図である。第1図にお
いて、第5図と同様の機能を有するものは同一の符号を
付してその詳細な説明を省略する。第1図において、P
Tはパルストランス、pはパルストランスPTの1次巻
線、sはパルストランスPTの2次巻線、Dはダイオー
ド、Cpはバイパス用のコンデンサ、Crはパルス幅調
整用のコンデンサ、Rnはコンデンサ3の放電抵抗、R
fはヒューズ作用とSSS5の最大許容電流調整用の抵
抗、Rcはコンデンサ3の充放電回路を構成する抵抗、
TRはタイマ、trはタイマTRの接点である。
次に、上記のように構成された放電灯始動装置の動作に
ついて第2図乃至第4図をも参照して説明する。今、S
SS5のブレークオーバー電圧Vbとコンデンサ3への
充電電圧Vi(以下バイアス電圧とも称する)との和が
正弦波交流電源の最高値Vmよりも小さなるように設定
してあるとする。第2図はこのときのパルス発生状態図
である。交流電源1が投入されると、正弦波交流電源1
の第1の正の半サイクルの電圧がコンデンサ3を通じ
て、パルストランスPTの1次巻線pと抵抗Rfとコン
デンサCrとSSS5と接点trとから成る直列回路に
印加する。そして、SSS5に印加する電圧がSSS5
のブレークオーバー電圧Vb以上になると、SSS5は
急激に導通状態となる。この時、磁気漏れ変圧器2のイ
ンダクタンスにより、第2図のX1点で正の高圧パルス
が発生する。そして、SSS5は電源電圧の零クロス点
で、一旦非導通状態に移行する。次に、電源電圧が反転
してSSS5に逆方向の電圧が加わると正の半サイクル
においても、同様にして今度は第2図のX2点で負の高
圧パルスが発生する。また、この負の半サイクルでは、
充放電抵抗RcとダイオードDを通じてコンデンサ3に
充電電流が流れ、第1図に示す向きに充電が行われる。
ついて第2図乃至第4図をも参照して説明する。今、S
SS5のブレークオーバー電圧Vbとコンデンサ3への
充電電圧Vi(以下バイアス電圧とも称する)との和が
正弦波交流電源の最高値Vmよりも小さなるように設定
してあるとする。第2図はこのときのパルス発生状態図
である。交流電源1が投入されると、正弦波交流電源1
の第1の正の半サイクルの電圧がコンデンサ3を通じ
て、パルストランスPTの1次巻線pと抵抗Rfとコン
デンサCrとSSS5と接点trとから成る直列回路に
印加する。そして、SSS5に印加する電圧がSSS5
のブレークオーバー電圧Vb以上になると、SSS5は
急激に導通状態となる。この時、磁気漏れ変圧器2のイ
ンダクタンスにより、第2図のX1点で正の高圧パルス
が発生する。そして、SSS5は電源電圧の零クロス点
で、一旦非導通状態に移行する。次に、電源電圧が反転
してSSS5に逆方向の電圧が加わると正の半サイクル
においても、同様にして今度は第2図のX2点で負の高
圧パルスが発生する。また、この負の半サイクルでは、
充放電抵抗RcとダイオードDを通じてコンデンサ3に
充電電流が流れ、第1図に示す向きに充電が行われる。
次に、第2の正の半サイクルの電圧がコンデンサ3を通
じて前記直列回路に印加すると、コンデンサ3は第1の
負の半サイクルの間に第1図のように充電されているた
め、SSS5に印加する電圧がSSS5のブレークオー
バー電圧Vb以上になるのは、第1の正の半サイクルの
ときよりも遅れる。したがって、第2の正の半サイクル
で発生した高圧パルスの位相は第1の正の半サイクルの
間に発生した高圧パルスの発生開始位相X1よりも若干
遅れる。また、第2の負の半サイクルでは、コンデンサ
3の充電電圧Viに正弦波電圧が加わった電圧が前記直
列回路に加わるので、SSS5に印加する電圧がSSS
5のブレークオーバー電圧Vb以上になるのは、第1の
負の半サイクルのときよりも早くなる。したがって、第
2の負の半サイクルで発生する高圧パルスの位相は第1
の負の半サイクルの間に発生した高圧パルスの発生開始
位相X2よりも若干進む。また、第2の負の半サイクル
でコンデンサ3は充電され、その充電量は第1の負のサ
イクルにおける充電量よりも若干多くなる。ここでコン
デンサ3の充電量、すなわち直流バイアスの程度は、抵
抗RcとダイオードDとから成るコンデンサ3の充電回
路と、抵抗Rnと抵抗Rcとから成る放電回路とにより
決まる。したがって、抵抗Rcと抵抗Rnとの値を調整
することにより、各サイクル毎に発生する高圧パルスの
位相角差を調整することができる。ここで、抵抗Rnと
抵抗Rcとを加えた値は放電抵抗4による影響を少なく
するため放電抵抗4の約1/3位とする。また、高圧パ
ルスの発生開始位相と最終発生位相は、SSS5のブレ
ークオーバー電圧Vbとバイアス電圧Viによって決ま
る。すなわち、高圧パルスの発生開始位相は直流バイア
スを零にすることにより、SSS5のブレークオーバー
電圧Vbと一致する。また高圧パルスの最終発生位相は
直流バイアスとSSS5のブレークオーバー電圧Vbを
加えた値によって定まる。したがって、その値が正弦波
交流電源の最高値Vmと同じになるように両者の値を選
ぶことにより、正弦波交流電源の最高値Vmの位置で高
圧パルスを発生することもできる。
じて前記直列回路に印加すると、コンデンサ3は第1の
負の半サイクルの間に第1図のように充電されているた
め、SSS5に印加する電圧がSSS5のブレークオー
バー電圧Vb以上になるのは、第1の正の半サイクルの
ときよりも遅れる。したがって、第2の正の半サイクル
で発生した高圧パルスの位相は第1の正の半サイクルの
間に発生した高圧パルスの発生開始位相X1よりも若干
遅れる。また、第2の負の半サイクルでは、コンデンサ
3の充電電圧Viに正弦波電圧が加わった電圧が前記直
列回路に加わるので、SSS5に印加する電圧がSSS
5のブレークオーバー電圧Vb以上になるのは、第1の
負の半サイクルのときよりも早くなる。したがって、第
2の負の半サイクルで発生する高圧パルスの位相は第1
の負の半サイクルの間に発生した高圧パルスの発生開始
位相X2よりも若干進む。また、第2の負の半サイクル
でコンデンサ3は充電され、その充電量は第1の負のサ
イクルにおける充電量よりも若干多くなる。ここでコン
デンサ3の充電量、すなわち直流バイアスの程度は、抵
抗RcとダイオードDとから成るコンデンサ3の充電回
路と、抵抗Rnと抵抗Rcとから成る放電回路とにより
決まる。したがって、抵抗Rcと抵抗Rnとの値を調整
することにより、各サイクル毎に発生する高圧パルスの
位相角差を調整することができる。ここで、抵抗Rnと
抵抗Rcとを加えた値は放電抵抗4による影響を少なく
するため放電抵抗4の約1/3位とする。また、高圧パ
ルスの発生開始位相と最終発生位相は、SSS5のブレ
ークオーバー電圧Vbとバイアス電圧Viによって決ま
る。すなわち、高圧パルスの発生開始位相は直流バイア
スを零にすることにより、SSS5のブレークオーバー
電圧Vbと一致する。また高圧パルスの最終発生位相は
直流バイアスとSSS5のブレークオーバー電圧Vbを
加えた値によって定まる。したがって、その値が正弦波
交流電源の最高値Vmと同じになるように両者の値を選
ぶことにより、正弦波交流電源の最高値Vmの位置で高
圧パルスを発生することもできる。
以下、第3、第4・・・・と電源電圧の正弦波が移行するに
したがって、コンデンサ3の充電量が多くなるので正の
高圧パルスは位相が徐々に遅れ、逆に負の高圧パルスの
位相は徐々に進み、高圧パルスの最終発生位相は正の高
圧パルスの場合は、コンデンサ3の充電電圧Vi(バイ
アス電圧)とSSS5のブレークオーバー電圧Vbとを
加えた値(第2図Y1点)となり、また負の高圧パルス
の場合はSSS5のブレークオーバー電圧Vbからコン
デンサ3の充電電圧Viを引いた値(第2図Y2点)と
なる。すなわち、コンデンサ3の充電が完了するまで、
正の高圧パルスは第2図に示す発生開始位相X1点から
最終発生位相Y1点までの間、正弦波交流電源の正の各
サイクル毎に順次遅れた位置に発生し、同様に負の高圧
パルスは第2図X2点からY2点までの間、正弦波交流
電源の負の各サイクル毎に順次進んだ位置に発生する。
したがって、コンデンサ3の充電量が多くなるので正の
高圧パルスは位相が徐々に遅れ、逆に負の高圧パルスの
位相は徐々に進み、高圧パルスの最終発生位相は正の高
圧パルスの場合は、コンデンサ3の充電電圧Vi(バイ
アス電圧)とSSS5のブレークオーバー電圧Vbとを
加えた値(第2図Y1点)となり、また負の高圧パルス
の場合はSSS5のブレークオーバー電圧Vbからコン
デンサ3の充電電圧Viを引いた値(第2図Y2点)と
なる。すなわち、コンデンサ3の充電が完了するまで、
正の高圧パルスは第2図に示す発生開始位相X1点から
最終発生位相Y1点までの間、正弦波交流電源の正の各
サイクル毎に順次遅れた位置に発生し、同様に負の高圧
パルスは第2図X2点からY2点までの間、正弦波交流
電源の負の各サイクル毎に順次進んだ位置に発生する。
このように、正の高圧パルスは各サイクル毎にX1点か
らY1点に向けて順次遅れた位置に発生し、負の高圧パ
ルスは各サイクル毎にX2からY2点に向けて順次進ん
だ位置に発生するので、コンデンサの充電電圧すなわち
バイアス電圧Viを変えたり、SSS5のブレークオー
バー電圧Vbを変えることにより、負の高圧パルスの発
生位相を正弦波交流電源の零クロス点よりも進んだ位
置、すなわち負荷電流の零クロス点よりも少し遅れた位
置にすることができる。この結果、進相形安定器を使用
した放電灯7でも、負荷電流の零クロス点よりも少し遅
れた位相でも高圧パルスを発生することができ、放電灯
7を容易かつ確実に点灯することができる。また、高圧
パルスの高さはSSS5のブレークオーバー電圧Vbと
パルストランスPTの巻数比とヒューズ抵抗Rfとの値
によって決定され、高圧パルスの幅はパルストランスP
Tの一次巻線pのインダクタンスとコンデンサCrの容
量との積により決定される。このように高圧パルスの高
さや幅は抵抗RfやコンデンサCrの値を変えることに
より調整することができるので、放電灯の始動に最適の
パルス、たとえばパルス電圧が高いと始動し易い放電灯
には電圧の高いパルスを、また、パルス幅が広いと始動
し易い放電灯には幅の広いパルスを供給することができ
る。
らY1点に向けて順次遅れた位置に発生し、負の高圧パ
ルスは各サイクル毎にX2からY2点に向けて順次進ん
だ位置に発生するので、コンデンサの充電電圧すなわち
バイアス電圧Viを変えたり、SSS5のブレークオー
バー電圧Vbを変えることにより、負の高圧パルスの発
生位相を正弦波交流電源の零クロス点よりも進んだ位
置、すなわち負荷電流の零クロス点よりも少し遅れた位
置にすることができる。この結果、進相形安定器を使用
した放電灯7でも、負荷電流の零クロス点よりも少し遅
れた位相でも高圧パルスを発生することができ、放電灯
7を容易かつ確実に点灯することができる。また、高圧
パルスの高さはSSS5のブレークオーバー電圧Vbと
パルストランスPTの巻数比とヒューズ抵抗Rfとの値
によって決定され、高圧パルスの幅はパルストランスP
Tの一次巻線pのインダクタンスとコンデンサCrの容
量との積により決定される。このように高圧パルスの高
さや幅は抵抗RfやコンデンサCrの値を変えることに
より調整することができるので、放電灯の始動に最適の
パルス、たとえばパルス電圧が高いと始動し易い放電灯
には電圧の高いパルスを、また、パルス幅が広いと始動
し易い放電灯には幅の広いパルスを供給することができ
る。
次に、正の正弦波電源電圧の最高値Vmからバイアス電
圧Viを引いた値がSSS5のブレークオーバー電圧V
bよりも少なくなるように設定する。第3図はこのとき
のパルス発生状態図である。交流電源1の投入当初は正
の高圧パルスは第3図のX1点で、また負の高圧パルス
はX2点で発生し、各サイクル毎に正と負の高圧パルス
を発生するが、コンデンサ3への充電が安定すると、正
の正弦波電源電圧の最高値Vmからバイアス電圧Viを
引いた値がSSS5のブレークオーバー電圧Vb以下に
なるので、正の高圧パルスは発生しなくなる。すなわ
ち、正の高圧パルスはSSS5のブレークオーバー電圧
Vbとバイアス電圧Viとの和が正弦波電源電圧の最高
値Vmと等しくなった時点(第3図Y1点)が最終発生
位相となり、以後のサイクルでは発生しない。したがっ
てY1点で正の高圧パルスが発生した以後のサイクルで
は負の高圧パルスのみが発生するようになる。また、負
の高圧パルスはコンデンサの充電が飽和した時点(第3
図Y2点)が最終発生位相になる。したがって、負荷電
流の零クロス点よりも少し遅れた位相で負荷電流と同方
向の負の高圧パルスが多数発生する反面、不要な正の高
圧パルスの発生数が減少する。このため、回路に使用し
ている他の電子部品への高圧パルスによる悪影響を最小
限に押さえることができる。
圧Viを引いた値がSSS5のブレークオーバー電圧V
bよりも少なくなるように設定する。第3図はこのとき
のパルス発生状態図である。交流電源1の投入当初は正
の高圧パルスは第3図のX1点で、また負の高圧パルス
はX2点で発生し、各サイクル毎に正と負の高圧パルス
を発生するが、コンデンサ3への充電が安定すると、正
の正弦波電源電圧の最高値Vmからバイアス電圧Viを
引いた値がSSS5のブレークオーバー電圧Vb以下に
なるので、正の高圧パルスは発生しなくなる。すなわ
ち、正の高圧パルスはSSS5のブレークオーバー電圧
Vbとバイアス電圧Viとの和が正弦波電源電圧の最高
値Vmと等しくなった時点(第3図Y1点)が最終発生
位相となり、以後のサイクルでは発生しない。したがっ
てY1点で正の高圧パルスが発生した以後のサイクルで
は負の高圧パルスのみが発生するようになる。また、負
の高圧パルスはコンデンサの充電が飽和した時点(第3
図Y2点)が最終発生位相になる。したがって、負荷電
流の零クロス点よりも少し遅れた位相で負荷電流と同方
向の負の高圧パルスが多数発生する反面、不要な正の高
圧パルスの発生数が減少する。このため、回路に使用し
ている他の電子部品への高圧パルスによる悪影響を最小
限に押さえることができる。
次に、SSS5のブレークオーバー電圧Vbを正弦波電
源電圧の最高値Vmよりも高い値に設定する。第4図は
このときパルス発生状態図である。交流電源1の投入当
初はSSS5のブレークオーバー電圧Vbは正弦波電源
電圧の最高値Vmよりも高いので、正、負双方の高圧パ
ルスとも発生しないが、コンデンサ3への充電量が増え
て、コンデンサ3の充電電圧Viと正弦波電源電圧の負
の最高値Vmとの和がSSS5のブレークオーバー電圧
Vbよりも高くなったときに、その時点(第4図X
2点)から負の高圧パルスが発生し、コンデンサ3の充
電が安定する時点(第4図Y2点)まで各サイクル毎に
順次位相の進んだ負の高圧パルスが発生する。このよう
に、交流電源1の投入の当初から負の高圧パルスのみを
発生することもできる。これにより、正の高圧パルスに
よる他の電子部品に与える悪影響を防止することができ
る。
源電圧の最高値Vmよりも高い値に設定する。第4図は
このときパルス発生状態図である。交流電源1の投入当
初はSSS5のブレークオーバー電圧Vbは正弦波電源
電圧の最高値Vmよりも高いので、正、負双方の高圧パ
ルスとも発生しないが、コンデンサ3への充電量が増え
て、コンデンサ3の充電電圧Viと正弦波電源電圧の負
の最高値Vmとの和がSSS5のブレークオーバー電圧
Vbよりも高くなったときに、その時点(第4図X
2点)から負の高圧パルスが発生し、コンデンサ3の充
電が安定する時点(第4図Y2点)まで各サイクル毎に
順次位相の進んだ負の高圧パルスが発生する。このよう
に、交流電源1の投入の当初から負の高圧パルスのみを
発生することもできる。これにより、正の高圧パルスに
よる他の電子部品に与える悪影響を防止することができ
る。
ところで、充電されたコンデンサ3は、放電灯7が第1
図の矢印の方向に放電するとコンデンサ3の電荷が零と
なって初期状態に戻り、本来の進相形安定器のコンデン
サとしての役目を果たす。
図の矢印の方向に放電するとコンデンサ3の電荷が零と
なって初期状態に戻り、本来の進相形安定器のコンデン
サとしての役目を果たす。
尚、コンデンサCpは発生した高圧パルスを、磁気漏れ
変圧器2を介さずに放電灯7に供給するためのバイパス
用のコンデンサであり、これにより、高圧パルスを効率
よく放電灯7に供給することができる。また、タイマT
Rは放電灯7が点灯するのに必要な充分の時間の経過後
に、前記直列回路をOFF状態とする。これにより、放
電灯7の始動後は、高圧パルスの発生を停止することが
できる。
変圧器2を介さずに放電灯7に供給するためのバイパス
用のコンデンサであり、これにより、高圧パルスを効率
よく放電灯7に供給することができる。また、タイマT
Rは放電灯7が点灯するのに必要な充分の時間の経過後
に、前記直列回路をOFF状態とする。これにより、放
電灯7の始動後は、高圧パルスの発生を停止することが
できる。
上記の本実施例によれば、SSS5のブレークオーバー
電圧から正弦波交流電源の最高値までの間で、任意の位
置で高圧パルスを発生し、任意の位置で高圧パルスの発
生を停止することができる。
電圧から正弦波交流電源の最高値までの間で、任意の位
置で高圧パルスを発生し、任意の位置で高圧パルスの発
生を停止することができる。
また、本実施例によれば、高圧パルスの発生位置の調整
範囲が広く、しかも進相形安定器と組み合わせて使用し
たときに必要な負の高圧パルスのみを発生することもで
きる。
範囲が広く、しかも進相形安定器と組み合わせて使用し
たときに必要な負の高圧パルスのみを発生することもで
きる。
また、本実施例は高圧パルスを順次発生するのに、進相
形安定器のコンデンサを用いるので、特別にコンデンサ
を設ける必要がなく、回路が簡易なものとなり、しかも
安価な装置とすることができる。
形安定器のコンデンサを用いるので、特別にコンデンサ
を設ける必要がなく、回路が簡易なものとなり、しかも
安価な装置とすることができる。
更に、上記の本実施例によれば、パルストランスを有し
ているので、ステップアップしたパルス電圧を発生する
ことができるだけでなく、パルストランスの2次巻線の
直列リアクタンスを調整することにより、負荷電流の波
形の改善や、放電灯のフリッカ防止、メタルハライドラ
ンプの再点弧電圧の上昇による立消え防止等を図ること
ができる。また、パルストランスをフリッカ・立消え防
止用チョークと兼用することもできる。
ているので、ステップアップしたパルス電圧を発生する
ことができるだけでなく、パルストランスの2次巻線の
直列リアクタンスを調整することにより、負荷電流の波
形の改善や、放電灯のフリッカ防止、メタルハライドラ
ンプの再点弧電圧の上昇による立消え防止等を図ること
ができる。また、パルストランスをフリッカ・立消え防
止用チョークと兼用することもできる。
尚、上記実施例では半導体スイッチング素子として、S
SSを用いたが、たとえばSCR等の他の半導体スイッ
チング素子を用いてもよい。
SSを用いたが、たとえばSCR等の他の半導体スイッ
チング素子を用いてもよい。
以上説明したように本発明によれば、進相形安定器のコ
ンデンサを利用して正弦波交流電圧にバイアス電圧を加
え、そのバイアス電圧と半導体スイッチング素子のブレ
ークオーバー電圧を変えることにより、負荷電流の零ク
ロス点より少し遅れた位置に負荷電流と同方向のパルス
を発生するので、進相形安定器を用いた放電灯を容易か
つ確実に点灯することができる放電灯始動装置を提供す
ることができる。
ンデンサを利用して正弦波交流電圧にバイアス電圧を加
え、そのバイアス電圧と半導体スイッチング素子のブレ
ークオーバー電圧を変えることにより、負荷電流の零ク
ロス点より少し遅れた位置に負荷電流と同方向のパルス
を発生するので、進相形安定器を用いた放電灯を容易か
つ確実に点灯することができる放電灯始動装置を提供す
ることができる。
第1図は本発明の1実施例である放電灯始動装置の回路
図、第2図から第4図はパルス発生状態図、第5図は進
相形安定器と組み合わせた従来の放電灯始動装置の回路
図、第6図は従来の放電灯始動装置のパルス発生状態
図、第7図は進相形安定器を使用した場合の動作波形図
である。 1……交流電圧、2……磁気漏れ変圧器、3……コンデ
ンサ、4……放電抵抗、5……双方向性二端子半導体ス
イッチング素子、7……放電灯、PT……パルストラン
ス、D……ダイオード、Cp・Cr……コンデンサ、R
n・Rf・Rc……抵抗、TR……タイマ
図、第2図から第4図はパルス発生状態図、第5図は進
相形安定器と組み合わせた従来の放電灯始動装置の回路
図、第6図は従来の放電灯始動装置のパルス発生状態
図、第7図は進相形安定器を使用した場合の動作波形図
である。 1……交流電圧、2……磁気漏れ変圧器、3……コンデ
ンサ、4……放電抵抗、5……双方向性二端子半導体ス
イッチング素子、7……放電灯、PT……パルストラン
ス、D……ダイオード、Cp・Cr……コンデンサ、R
n・Rf・Rc……抵抗、TR……タイマ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−138695(JP,A) 特開 昭53−83362(JP,A) 特開 昭53−148174(JP,A) 特開 昭50−45477(JP,A) 特開 昭61−151999(JP,A) 実開 昭60−177495(JP,U) 実開 昭56−51296(JP,U) 実開 昭63−9800(JP,U) 実公 昭51−16609(JP,Y1)
Claims (3)
- 【請求項1】コンデンサを有する進相形安定器と組み合
わせて、交流電源により放電灯を点灯する放電灯始動装
置において、前記交流電源に調整可能なバイアス電圧を
加えるために前記進相形安定器の出力端に並列に設けら
れたバイアス回路と、半導体スイッチング素子を含み前
記出力端に並列に接続されたパルス発生回路とを設け、
前記バイアス回路の回路素子の値を変えることにより前
記交流電源に加えるバイアス電圧を変えて前記交流電源
の各サイクル毎に、少なくとも正負いずれかのパルスを
その位相を順次変えて発生するように構成したことを特
徴とする放電灯始動装置。 - 【請求項2】前記パルス発生回路は、発生したパルスを
昇圧するパルストランスを含むものであることを特徴と
する特許請求の範囲第1項記載の放電灯始動装置。 - 【請求項3】前記バイアス回路は、前記コンデンサに電
荷を充電する充電回路と、前記コンデンサに充電した電
荷を放電する放電回路とから成ることを特徴とする特許
請求の範囲第1項又は第2項記載の放電灯始動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8581987A JPH0644516B2 (ja) | 1987-04-09 | 1987-04-09 | 放電灯始動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8581987A JPH0644516B2 (ja) | 1987-04-09 | 1987-04-09 | 放電灯始動装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63252394A JPS63252394A (ja) | 1988-10-19 |
| JPH0644516B2 true JPH0644516B2 (ja) | 1994-06-08 |
Family
ID=13869464
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8581987A Expired - Lifetime JPH0644516B2 (ja) | 1987-04-09 | 1987-04-09 | 放電灯始動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0644516B2 (ja) |
-
1987
- 1987-04-09 JP JP8581987A patent/JPH0644516B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63252394A (ja) | 1988-10-19 |
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