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JPH0644875B2 - 組換え遺伝子産物の製造方法 - Google Patents
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JPH0644875B2 - 組換え遺伝子産物の製造方法 - Google Patents

組換え遺伝子産物の製造方法

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JPH0644875B2
JPH0644875B2 JP61198140A JP19814086A JPH0644875B2 JP H0644875 B2 JPH0644875 B2 JP H0644875B2 JP 61198140 A JP61198140 A JP 61198140A JP 19814086 A JP19814086 A JP 19814086A JP H0644875 B2 JPH0644875 B2 JP H0644875B2
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    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N15/00Mutation or genetic engineering; DNA or RNA concerning genetic engineering, vectors, e.g. plasmids, or their isolation, preparation or purification; Use of hosts therefor
    • C12N15/09Recombinant DNA-technology
    • C12N15/63Introduction of foreign genetic material using vectors; Vectors; Use of hosts therefor; Regulation of expression
    • C12N15/70Vectors or expression systems specially adapted for E. coli

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は組換え遺伝子産物の製法に関する。
〔従来技術〕
組換え遺伝子産物の生産性を向上させる事を目的とした
培地、培養法の改良に関する報告は少なく、わずかに菌
の高濃度培養を主眼におきデービス培地を改変させた培
地を用いて、pHコントロールしながらグルコースを分割
して添加する培養法が報告されている。(H.Merietal.,
Journal of Chemical Engineering of Japan12.3
13−319(1979)、T.Kobayashi etal.Proc.−
Pac.Chem.Eng.Conger.,3rd147−50(198
3))しかし、これらでは、菌の高濃度培養は達成され
ているが、大腸菌全菌体蛋白に対する目的産物の割合が
明記されていない。
〔発明が解決すべき問題点〕
前記培養法では本発明者らの実験によると確かに菌濃度
は上昇するが、全大腸菌蛋白当りの目的産物の量は通常
の培養法に比し逆に著しく低下し、その生産性は何ら改
善されないことが判明した。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで本発明者らは組換え遺伝子産物の生産性を向上さ
せる方法につき種々検討した結果、カゼイン加水分解
物、酵母エキス、無機塩及び大腸菌資化性炭素源を必須
成分とする培地中にチオ硫酸塩を添加し、組換え遺伝子
をもつ大腸菌を培養すると遺伝子産物の生産性が大巾に
向上することを見い出した。
本発明は上記知見に基づいて完成されたものである。
即ち本発明は、カゼイン加水分解物、酵母エキス、無機
塩及び大腸菌資化性炭素源を必須成分とする培地中にチ
オ硫酸塩を添加し、組換え遺伝子を持つ大腸菌を培養
し、その培養物より組換え遺伝子産物を採取する事を特
徴とする組換え遺伝子産物の製法に関する。
本発明で使用するガゼイン加水分解物はカゼインを加水
分解したものなら特に制限ないが、カゼインをトリプシ
ン、ペプシン、パパイン等のプロテアーゼで加水分解し
たものが好ましく例えばバクトートリプトン(ディフコ
社製)やペプトンなどが好ましい。この使用量は培地1
当り1〜100g好ましくは5〜50g、さらに好ま
しくは10〜30g程度である。
酵母エキスの使用量は培地1当り1〜100g、好ま
しくは2〜30g、さらに好ましく5〜15g程度であ
る。
無機塩としては例えばNaCl,KCl,Na2SO4,CaCl2,CaCO3,Mg
SO4,CuSO4,FeSO4,ZnSO4,MnCl2,リン酸塩などが好ましく
はNaClがあげられ、それらの使用量は培地1当り0.
1〜50g、好ましくは1〜30g、さらに好ましくは
2〜10g程度である。
又、大腸菌資化性の炭素源としては例えば、グリセロー
ル、グルコース、アラビノース、マンニトール、マルト
ース、トレハロース、ソルビトールなどがあげられ、グ
リセロール、ソルビトール、トレハロースが好ましい。
その使用量は培地1当り5%以下、好ましくは0.001
〜3%、さらに好ましくは0.01〜2.5%程度であ
る。
本発明で使用する培地には他の成分も添加することがで
きる。他の成分としては例えば炭酸カルシウムなどのpH
調節剤や産生される遺伝子産物に取り込まれる微量元素
の供給源例えば遺伝子産物がCu−Zn−スーパーオキシド
ディスムターゼ(SOD)の場合における硫酸銅や硫酸亜
鉛などがあげられる。
又、チオ硫酸塩としては特に制限はなく、例えばチオ硫
酸ソーダ(Na2S2O3)、チオ硫酸カリウム(K2S2O3)、チオ
硫酸アンモニウム(NH4)2S2O3、チオ硫酸カルシウム(CaS
2O3)などがあげられ、なるべく特級試薬のものが好まし
い、この使用濃度は、0.01%〜1%、好ましくは、
0.05%〜0.35%、さらに好ましくは、0.2〜
0.3%程度である。
本発明で使用する培地は固体培地でもよいが上記培地成
分を蒸留水に溶解した液体培地の方が実用的で好まし
い。
本発明の製法を実施するには、上記培地中で組換え遺伝
子を持つ大腸菌を培養し、その培養物より組換え遺伝子
産物を採取すればよい。
組換え遺伝子としては大腸菌にその遺伝子産物を産生さ
せるものであれば特に制限なく、例えば、ヒトSOD遺伝
子、牛SOD遺伝子、酵母SOD遺伝子などに適用できる。
培養は常法によりおこなうことができ、例えば空気を吹
き込みながら20〜50℃好ましくは25〜40℃で3
〜120時間好ましくは10〜36時間程度振盪培養な
どの方法でおこなえばよい。
培養物よりの組換え遺伝子産物の採取は常法によりおこ
なうことができ、例えば培養物を遠心処理して集菌し、
遺伝子産物がその上清中に存在する場合は、その上清液
をクロマトグラフィー処理などの処理によりおこなうこ
とができる。又、遺伝子産物が菌体中に存在する場合
は、集菌した菌体を緩衝液に懸濁した後例えば超音波処
理などで破菌し、次いで遠心処理して得られる上清をク
ロマトグラフィーなどで処理することによりその遺伝子
産物を得ることができる。
〔効 果〕
次に本発明の効果を実施例により説明する。
実験例1. (1) 実験方法 L培地(培地1中バクトトリプトン10g、酵母エキ
ス5g、食塩5g含有)に0.1mMCu SO4,0.1mMZnS
O4,20μg/mlアンピシリン及び下記表1の成分を添
加した培地を用い、後記実施例1記載の形質転換した大
腸菌を実施例1と同様に培養して培養物を得、集菌、破
菌した後遠心分離し、上清を得た。この上清につきSOD
の産生量をFridoviclr法で測定し、又総蛋白量をLowry
−Foline法(O.H.Lowry,etal.J.Biol.Chem.193,2
65(1951))で測定し、全菌体蛋白に対するSOD
蛋白の比を算出した。
(2) 結 果 結果を表1に示す。
この表から明らかなようにチオ硫酸塩を添加するとSOD
の産生量は増大し、又、全菌体蛋白あたりのSOD蛋白の
割合も増大する。
実施例1. 後記参考例の7)で得られたpRTac SOD8〜13を大腸
菌W3110株(ATCC27325)にHaniatisらの方法(Molecu
lar Cloning;cold spring harbor laboratory254−
255(1982))で挿入し、形質転換した大腸菌を
20μg/mlのアンピシリンと0.1mMCuSO4及び0.
1mMZnSO4、5g/のグリセロールを含みかつ、別殺
菌したチオ硫酸ソーダを終濃度0.2%となる様に添加
したL培地(他に培地1中バクトトリプトン10g、
酵母エキス5g、食塩5g含有)に接種し、30℃で振
盪培養し、550nmにおける吸光度が0.2となったと
ころで培養温度を37℃に上昇した。更に振盪培養を約
24時間続けた。
こうして得た培養液19を6000rpm10分間の遠
心沈降にかけ集菌した。菌は培養液の1/10容の50
mMTris−HCl(7.5)−mMCuSO4−1mMZnSO4緩衝液に
懸濁した。これを氷冷下で超音波処理し、菌を破砕し
た。処理液の550nmにおける吸光度が、処理前の1/
10にまで減少したところで処理を終了した。
最後に、この処理液を30000rpm30分間超遠心沈
降し、上清を得た。この上清には、SODが抽出されてい
る。
得られた溶菌上清液715ml(総活性:5815Ku、比
活性188.2u/mg・p)を用いてSODの精製を行っ
た。
HP−20カラムクロマトグラフィー 予め50mMの食塩水で平衡化したダイアイオンHP−2
0を5.8φ×39cmHのカラムに充填し充分平衡化す
る。溶菌上清液715mlに50mMの食塩水560mlを加
えこの混合液をカラムに吸着後、直ちに50mM酢酸ソー
ダ緩衝液、pH5でカラム容量の約9倍洗滌する。ついで
0.1Mグリシン−苛性ソーダ緩衝液の60%メタノー
ル溶液、pH10.0で溶出しSOD活性を示す画分を集め
た。(画分A、382ml) この画分を約0.5Nの塩酸でpH7.0に調節後、40
℃の水浴上でエバポレートにより濃縮乾涸する。乾涸物
を100mlの水に溶解後、40mM食塩を含む5mMリン酸
緩衝液、pH7.5に対し透析チューブを用いて透析を行
う。
DEAE−トヨパールカラムクロマトグラフィー 透析されたSODを含む溶液を予め40mM食塩を含む5mM
リン酸緩衝液pH7.5 で平衡化されたDEAE−トヨパールの
充填されたカラム(3φ×28cmH)に通導する。つい
で同じ緩衝液で溶出させてSODを吸着させずに通過液と
して得る。(画分B、176ml) セファデックスG−100ゲルクロマトグラフィー 画分B176mlを限外過膜(YM−5)を用いて8ml
に濃縮した液を予め1%食塩を含んだ5mMリン酸緩衝
液、pH7.0で平衡化したセファデックスG−100
(2φ×159cmH)カラムに吸着させ、平衡化緩衝液
で溶出しSOD活性を示す画分を得た(画分C、80ml) これを、ミリフォアフィルターでろ過した後、限外過
で濃縮し、次いで凍結乾燥した。この結果、比活性38
10Unit/mg・pのSOD粉末1.07g力価を得た。
参考例 (1) ヒト胎盤からのmRNAの分離とSOD mRNAの同定: 新生児誕生より1時間以内の新鮮な胎盤約300gをリ
ン酸生理食塩水(PBS溶液)で洗い、グラニジン・チオシ
アネート法〔Chirgwins.Biochem,18,5294−52
99(1979)〕によって細胞質の全RNAを抽出し
た。この抽出した全RNAを高塩濃度の緩衝液(Tris,0.5M
NaClを含む、pH7.4)に溶かし、これをオリゴ(dT)セ
ルロース(ファルマシア社製)カラムに通し、ポリARN
A(mRNA)を吸着させた後、低塩濃度の緩衝液(Tris,Na
Clを含まず、pH7.4)で溶出してエタノール沈澱させ
た。全RNA150mgより1.7mgのmRNAを得た。沈澱を
200μの減菌水に溶かし、80℃2分間加温後急冷
して、5〜20%ショ糖密度勾配遠心法により分子量の
大きさの順に分離した。
実際には日立RPN40Tローターを用い、35Krpm、17
時間0℃で遠心した。
次いで分離した各画分(0.5ml)の一部を、ウサギ網
状赤血球ライセート(アマシャム社製)の系で翻訳さ
せ、合成された蛋白質を免疫学的方法(エンザイム・イ
ムノアッセイ法)(J.Pharm.Dyn.,5 394−402
(1982))で調べた。このようにしてmRNAの10〜
12S画分にSOD mRNAの存在が認められた。
(2) mRNAのアニーリングとcDNAの合成: (1)で得られた分画を用い、岡山−Bergの方法〔Mol.Cel
l.Biol.,2,161−170(1982)〕に従って以下のように
合成した。
あらかじめ50mM Tris(pH8.3),30mMKC,0.
3mMジチオスイトール(DTT)、8mMMgCl2、40μg/ml
アクチノマイシンD、各2mMのdATP、dCTP、dGTP、TT
P、30μCl〔α−32P〕dCTP(600Ci/mmol)(NEN社
製)、280単位のリボヌクレアーゼインヒビター(和光
純薬社製)、および2.8μgのプラスミドプライマー
〔大腸菌プラスミドpSV7186(ファルマシア社製)を
用い、岡山−Berg法に順じて合成したT−テーリング約
60塩基のプライマー〕を含む溶液10μを調製し、
37℃に保つ。次に10mM Tris(pH8)、1mM EDTAと
3μgのmRNAを含む溶液10μを調製し、65℃で5
分間加温後直ちに37℃に移した後、上記溶液10μ
と混合して、さらに5分間加温した。つづいて5単位の
逆転写酵素(ライフサイエンス社製)を加え、37℃で
20分間加温した。2μの250mM EDTA(pH8.
0)と1μの10%SDS溶液を加えて反応を停止させ
た後、フェノール・クロロホルム抽出、エタノール沈澱
をそれぞれ2回経て次の段階へ進んだ。
(3) 式(1)の塩基配列を含有するプラスミドの合成: (2)で得られた沈澱物を140mMカコジル酸ナトリウム
−30mMTris(pH6.8)、1mMCoCl2、0.1mMDTT、
1mMdCTPおよび50μCi〔α−32P〕dCTPを含む溶液に
溶かし、37℃で2〜3分間加温後、18単位のターミ
ナルデオキシヌクレオチジルトランスフェラーゼ(ファ
ルマシア社製)を加え、全体を15μとした。37℃
で3分間加温した後、逆転写反応と同様な後処理を行っ
てエタノール沈澱物を得た。
次に該沈澱物を50mMNaCl、50mMTris(pH8.0)、
10mMMgCl2、100μgウシ血清アルブミン(BSA)、お
よび12単位のHindIII(ニッポンジーン社製)を含む
溶液に溶かして37℃、2〜4時間加温した。フェノー
ル・クロロホルム抽出、エタノール沈澱後、これを10
μの10mMTris(pH7.3)、1mM EDTAを含む溶液
に溶かし、さらに3μのエタノールを加えて全体を1
3μとした。この溶液1μに0.04pmolのオリゴ
(dG)リンカー〔大腸菌プラスミドpSV1932(ファルマ
シア社製)を用い、岡山−Berg法に順じて合成したdG−
テーリング約12塩基のリンカー〕、10mMTris(pH7
5)、0.1MNaCl、1mMEDTAの10倍濃縮液1μと蒸
留水8μを加えて全体を10μとし、該溶液を65
℃5分間、42℃30分間と経時加温後0℃に保った。
これに20mMTris(pH7.5)、4-mMMgCl2、10mM硫
酸アンモニウム、0.1MKCl、50μg/mlBSA、0.
1mMβ−ニコチンアミドアデノシンジヌクレオチド(NA
D)および0.6μgの大腸菌DNAリカーゼ(ファルマシ
ア社製)を含む濃縮液を加えて最終的に該濃度溶液10
0μとし、12℃で一液加温した。次いで、各20mM
を含んだdATP、dCTP、dGTPおよびTTPを0.4μ、
1.5mMβ−NADを1μ、大腸菌DNAリガーゼを0.4
μg、大腸菌DNAポリメラーゼを0.3μg、そして大
腸菌リポヌクレアーゼHを1単位それぞれ添加して(全
体として104μ)、さらに12℃で1時間、25℃
で1時間加温した。
(4) 大腸菌への形質転換: 大腸菌としてx1776(ATCC31244)を使用した。コンピテ
ントセルはManiatisら〔Molecular Cloning、cold spri
ng harbor laboratory、254−255(1982)〕
と全く同様の方法で調製し、0.2mlづつ分注した。該
DNA溶液を20μづつ5本形質転換し、バクトトリプ
トン10g/、イーストエクストラクト5g/、ジ
アミノピメリン酸0.01%、チミジン0.004%お
よびアンピシリン(Ap)50μg/mlを含む1.5%寒
天培地上にコロニー約3万個を得た。
(5) コロニーハイブリダイゼーション: 得られたコロニーのうち約1万個を同組成の寒天培地上
に移し換え(512個/14×10cmプレート;2枚1
組とし、1枚をマスタープレートとして保存した。)、
直径約3mmに成長するまで培養した。これにワットマン
541ロ紙をゆっくりとのせ、コロニーを完全にロ紙に
移行させてから、クロラムフエニコール250μg/ml
を含む同組成寒天培地上に該ロ紙を密着させ一昼夜培養
した。ロ紙へのDNA固定は次のように行った。
培養後のロ紙を0.5MNaOHで5分間、2回処理し、
0.5MTris(pH7.4)で中性にもどし、2×SSC(p
H7)(1×SSC:0.15MNaCl、0.015Mクエン
酸ナトリウム)処理を経、95%エタノール水溶液で軽
く洗浄した後風乾した。プローブとして(A)17ヌクレ
オチド:AA(Tor C)TT(Tor C)GA(Aor G)CA(Aor G)AA(Aor
G)GAの32種類(B)14ヌクレオチド:GA(Tor C)CA(To
r C)TG(Tor C)AT(T,Cor A)ATの24種類をそれぞれトリ
エステル法で化学合成し、以下に述べるハイプリダイゼ
ーションに使用した。
(イ) プレハイブリダイゼーション ロ紙を6×SET(1×SET:0.15MBNaCl、0.01
5MTris(pH7.5)、1mMEDTA)、0.5%ソニデッ
トP40(半井化学社製)および100μg/mlの変性
大腸菌DNA(ファルマシア社製の大腸菌DNAを5分間煮沸
後急冷したもの)を含む溶液で55℃、2時間加温し
た。
(ロ) ハイプリダイゼーション 次に変性大腸菌DNAの代りに100μg/mlの酵母tRNA
(BRL社製)と、〔γ−32P〕ATP(5000Ci/mmol NEN
社製)とポリヌクレオチドキナーゼ(NEB社製)を用い
て5′位を〔32P〕標識したプローブ0.2ng/mlとを
用いて29℃、2時間ハイブリダイゼーションを行っ
た。
(ハ) 式(1)の塩基配列を含むプラスミドの単離洗浄は各
々(A)39℃で5分間(B)29℃で20分間、続いて室温
で10分間の処理を6×SSC溶液を用いて各段階3回づ
つ繰返した。ロ紙を風乾後、X線フイルム(コダックXA
R5)を用いてオートラジオグラフィーを行ない、(A)、
(B)両方にポジティブなコロニーを1個選別し、その菌
体よりプラスミドを取り出し、そのプラスミドをpHS3
237と命名した。
(6) 発現ベクターの構築 大腸菌プラスミドpUC13(ファルマシア社製)上のラク
トース・プロモーターに最近接したHae II部位を切断
後、エキソヌクレアーゼBal31(NEB社製)で両端を約
100bp削除し、T4DNAリカーゼ(宝酒造社製)で再閉
環させたプラスミドpΔUC13を調製した(このプラスミ
ドはラクトース・プロモーターとしての機能を失ってい
る)。次いでこのプラスミドのHincII切断部位にTrpAタ
ーミネーター(ファルマシア社製)を挿入し、プラスミ
ドpΔUCT13を得た。
(A) SODをコードするDNAの調製 前記(5)の(ハ)で得られたpH3237をPvu IIで消化し、
XbaIリンカー(NEB社製)をT4DNAリーガーゼで連結し
てXbaI部位を設けこのプラスミドをpHSX3237と命
名した。pHSX3237をPstIで消化し、エキソヌクレ
アーゼBal 31で遂次消化した。さらにT4DNAポリメラー
ゼで末端を平滑にそろえ、BamHIリンカー(宝酒造社
製)を連結してBamHIとXbaI(いずれもニッポン・ジー
ン社製)で消化後約630〜700bpのDNAを2−16
%グラジエントポリアクリルアミドゲルで回収した。
(B) Tac プロモーターおよびSOD DNAを挿入したプラス
ミドの調製 プラスミドpDR540(ファルマシア社製)をEcoRI(ニッ
ポン・ジーン社製)とBamHIで消化しTac プロモーター
を含む121bpをポリアクリルアミドゲルで回収し、p
ΔUCT13のEcoRI−BamHI間に挿入して得られた約3Kbの
プラスミドをpTacIと命名した(第3図)。pTacIのBamH
I−XbaI間に(7)(A)で得られた約630−700bpのDN
Aを挿入して得られたプラスミドを大腸菌DHl(ATCC3384
9)に形質転換した。得られた種々のプラスミドの塩基
配列を決定し、SD配列(AGGA)から開始コドンATGまで
の距離が8〜13ヌクレオチド長のプラスミドをpTac S
OD8〜13と命名した。
(7) ランナウェイ型SOD発現ベクターの構築 ATCCより購入したランナウィイプラスミドpMOB45(AT
CC37106)(M.Bitter and D.Vapnek,Gene15,319-329,
(1981))をEcoRIとHindIII(宝酒造、以下すべて同社製
品)で切断し、ランナウェイ複製起点を含む6.7Kbの
DNA断片を切り出した。このDNAを精製し、Bal 31酵素
で処理し、両端各々0.3Kbぐらい消化後、DNAポリメ
ラーゼで処理してDNA未満を平滑にした。一方、ATCCよ
り購入したpBR322をTth111IIで切断しアンピシリ
ン耐性遺伝子を含む1.3KbのDNAを切り出した。このD
NAも精製後、上記方法と同様にBal 31酵素、DNAポリ
メラーゼで順次処理した。こうして得られた2本のDNA
断片を等モルで混合し、更にHindIIIリンカー及びEcoRI
リンカー(宝酒造)を10倍モル量加えてから、T4DN
Aリガーゼで処理し、DNAを連結した。
次に、このDNA試料を大腸菌W3110(ATCC27325)株へ
Maniatisらの方法で(Molecular Cloning;cold spring
harbor laboratory254−255(1982)、形質
転換し、アンピシリン耐性株を選別した。任意に選んだ
12株について、その保有するプラスミドの制限酵素解
析を行った。この結果、上記2本のDNA断片が連結し、
かつひとつの連結部にのみ2種のリンカー(Hind IIIと
EcoRI)が挿入されたプラスミドpR4が得られた。次にpR
4をEcoRIとHindIIIで切断して開裂し、この部位間にpΔ
UCT13(前記(6)(A)参照)に由来し、マルチクローニン
グ部位と転写終結因子を含む0.4KbのEcoRI−HindIII
断片を挿入してpR3を構築した。更に、このpR3をEcoRI
とXbaIで切断開裂し、この部位間にpTacSOD8〜13
(前記(6)(B)参照)に由来しtacプロモーターとヒトSOD
遺伝子を含む約0.7KbのEcoRI−XbaIDNA断片を挿入
し、pRTac SO48〜13を構築した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 (C12P 21/02 C12R 1:19) (C12N 9/02 C12R 1:19) (C12N 1/38 C12R 1:19)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カゼイン加水分解物、酵母エキス、無機塩
    及び大腸菌資化性炭素源及びチオ硫酸塩を必須成分とす
    る培地中で組換え遺伝子を持つ大腸菌を培養し、その培
    養物より、組換え遺伝子産物を採取する事を特徴とする
    組換え遺伝子産物の製法
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