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JPH0645451B2 - チタニア/シリカ複合体及びその製法 - Google Patents
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JPH0645451B2 - チタニア/シリカ複合体及びその製法 - Google Patents

チタニア/シリカ複合体及びその製法

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JPH0645451B2
JPH0645451B2 JP3376986A JP3376986A JPH0645451B2 JP H0645451 B2 JPH0645451 B2 JP H0645451B2 JP 3376986 A JP3376986 A JP 3376986A JP 3376986 A JP3376986 A JP 3376986A JP H0645451 B2 JPH0645451 B2 JP H0645451B2
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titania
aqueous solution
titanium
silica composite
silica
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義明 古賀
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徳山曹達株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は新規なチタニア/シリカ複合体及びその製法に
関する。特に紙、塗料、プラスチックゴムへ内填又はコ
ートして不透明性を要求される充填剤として優れた性状
を有するチタニア/シリカ複合体を提供するものであ
る。
<従来技術> 従来、不透明性を付与する充填剤として酸化チタンが使
用されている。しかし酸化チタンは吸油量が15〜30
ml/100g程度である。このため酸化チタンを紙に
充填すると紙の印刷性が悪くなり、塗料に混合すると沈
降安定性が悪くなるため、酸化チタン単独で十分な充填
効果を発揮する場合が少ない。従って、一般には微粉シ
リカと併用される場合が多い。しかし、微粉シリカの屈
折率は1.4〜1.6と小さいため微粉シリカを充填剤
として紙に併用して充填した場合はインペイ性が小さく
実用的に難点となる。
<発明が解決しようとする問題点と解決手段> 本発明は上記従来技術の欠点を改良することにあり、特
に不透明性を付与し、吸油量が100ml/100g以
上で且つ屈折率が1.6以上の充填剤を提供することを
目的とする。
上記目的を達成すべく本発明者は鋭意研究を重ねて来
た。その結果、特定の製法によって得られるチタニア/
シリカ複合体が優れた充填剤の性状を有することを確認
し、更に研究を続けて本発明を完成し提供するに至っ
た。
即ち本発明は一次粒子径が10〜100nm、容積法に
よって測定した不透明度が0.5〜30、吸油量が10
0ml/100g〜300ml/100g及び比表面積
が50〜400m2/gで且つチタニアがシリカに対して
0.5〜30重量%含まれてなる非晶質のチタニア/シ
リカ複合体である。
また本発明は酸化チタンの存在下又は不存在下、珪酸ア
ルカリ水溶液にpHが1〜7になるようにチタンの酸性不
溶液を少くとも30分以上の時間を費やして添加し、8
0℃〜該水溶液の沸点の温度に加熱することを特徴とす
るチタニア/シリカの複合体の製法をも提供する。
本発明において容積法によって測定した不透明度とは、
内容積100mlのメスシリンダーの底部に白紙に黒点
を書いた紙を敷き、ラッカー塗料(木材用クリヤーラッ
カー)100mlに充填剤試料2gを混合し、この試料
を分散させた塗料を少しづつメスシリンダー内に投入
し、黒点が見えなくなった時の、投入塗料の合計容積
(ml)を測定し、この容積を表示したものである。従
って、本発明における容積法によって測定した不透明度
はその数値が小さい程、その充填剤試料は不透明性を付
与する性状を有することになる。
本発明で提供するチタニア/シリカ複合体は容積法によ
って測定した不透明度は0.5〜30の範囲にあること
が必要である。上記不透明度を0.5より小さくしよう
とするとチタニア/シリカ複合体を工業的に製造するこ
とが難しくあるか、可能であっても著しいコストアップ
になるので、工業的な観点から好ましくない。また前記
不透明度が30を越えると本発明で目的とする不透明性
の付与が満されないので好ましくない。
また本発明で提供するチタニア/シリカ複合体は一次粒
子径が10〜100nmで凝集性を有する固体状物であ
る。上記一次粒子径は、後述する吸油量及び比表面積に
影響を与えるもので、専らチタニア/シリカ複合体の製
造工程に於ける諸条件によって制御されるものである。
該一次粒子径が10nmより小さい場合は後述する吸油
量が100ml/100g以上の該複合体にするのが難
しいし、100nmより大きくなると該複合体の比表面
積が50m2/gより小さくなり、該複合体の沈降安定性
が劣るので好ましくない。
更に本発明に提供するチタニア/シリカ複合体は吸油量
が100ml/100g〜300ml/100gの範囲
であることが好ましい。該吸油量が100ml/100
gより小さい場合は印刷性が十分でなく、塗料に混合し
たとき沈降安定性を良好に保つことが出来ない。また逆
に吸油量が300ml/100gを越えるチタニア/シ
リカ複合体は製造することが難しく技術的に困難を伴う
のでコストアップになり好適ではない。
更に本発明で提供するチタニア/シリカ複合体はその比
表面積が50〜400m2/gの範囲であることが好まし
い。該比表面積が50m2/gより小さいときは吸油量が
小さくなり印刷性が悪くなるし、ゴムに充填するときは
補助性が十分でなくなる。また逆に該比表面積が400
m2/gより大きくなると吸油量が低下し粒子間の凝集力
が強くなりシリカの分散性が悪くなるので好ましくな
い。
更に本発明で提供するチタニア/シリカ複合体の屈折率
は1.665以上〜2.6の間の特定の屈折率を有して
いる。しかしながら現在の屈折率の測定方法では適当な
測定溶媒がないので該複合体の屈折率を特定することは
出来ない。該屈折率が1.665より大きいことは溶媒
として1−ブロムナフタリン溶液を使用し、アッベの屈
折計で、温度と屈折率を測定する測定方法で確認出来、
また屈折率が2.6より小さいときは酸化チタンの屈折
率と比較することによって確認出来る。
更に本発明のチタニア/シリカ複合体はチタニアがシリ
カに対して0.5〜30重量%の範囲の組成である。該
チタニアが0.5重量%より小さいと不透明性がなくな
り、30重量%以上では不透明性において大差なくまた
コストアップになるので経済的に好ましくない。
本発明に於ける複合体はX線測定のチャートによって非
晶質であることが確認出来る。しかしながら該複合体を
構成するチタニアとシリカとがどのような形態で相互に
存在しているのか明らかではない。一般にチタニアとシ
リカとの混合物はブフナーで濾過すると下層にチタニア
がまた上層にシリカが来るように層分離で区別出来る
が、本発明の複合体はこのような区別は出来ない。しか
も屈折率は唯一の特定のものが存在することが確認出来
る。このような観察から本発明の複合体のチタニアとシ
リカは相互に結合して単一の化合物を形成しているか、
上記性状を有するミクロブレンドとなっているかあるい
はこの両方の形態で混在するかのいずれかであろうと推
定される。
本発明のチタニア/シリカ複合体の製造方法の代表的な
態様を例示すれば次の通りである。
即ち、酸化チタンの存在下又は不存在下、珪酸アルカリ
水溶液にpHが1〜7になるようにチタンの酸性水溶液を
少くとも30分以上の時間を費やして添加し、80℃〜
該水溶液の沸点の温度に加熱することによって製造する
ことが出来る。
該酸化チタンは特に限定されず、ルチル型、アナターゼ
型のどちらでも良い。また存在量はまた珪酸アルカリ水
溶液は特に限定的ではないが一般には珪酸ソーダ水溶液
又は珪酸カリ水溶液が好適に使用される。該珪酸アルカ
リ水溶液のモル濃度は特に限定的ではないが一般にはモ
ル比2.0〜3.4の範囲から選ぶのが好適である。
更にまた本発明の使用するチタンの酸性水溶液は公知の
ものが特に制限されず用いうる。一般には例えばチタン
の塩酸酸性水溶液、チタンの硫酸酸性水溶液、四塩化チ
タンの水溶液等が好適に使用される。また一般にはチタ
ンの濃度を1〜8%好ましくは3〜5%、酸性濃度を1
0〜30%好ましくは20〜24%の範囲で使用すると
好適である。
本発明のチタニア/シリカ複合体を製造するとき最も重
要なことは予め酸化チタンの存在又は不存在の珪酸アル
カリ水溶液を用意しておき、該珪酸アルカリ水溶液にチ
タンの酸性水溶液を加えていくことである。該チタンの
酸性水溶液の添加時間も重要な要件で、一般には少くと
も30分以上の時間を費やして、珪酸アルカリ水溶液の
pHが1〜7になるように加える必要がある。更に該珪酸
アルカリ水溶液、珪酸アルカリ水溶液へチタンの酸性水
溶液を加えるとき或いは該チタンの酸性水溶液の添加後
の水溶液を80℃〜該水溶液の沸点の温度下に加熱す
る。
上記製造方法の態様は具体的には次ぎのような態様とす
れば好適である。
(イ) 珪酸アルカリ水溶液にpHが1〜7好ましくは
2.5〜5.5となるに必要なチタンの酸性水溶液を8
0℃以上の該珪酸アルカリ水溶液に保持して30分〜1
20分程度の時間好ましくは出来るだけゆっくり添加す
る方法。
(ロ) 20〜50℃の珪酸アルカリ水溶液に該珪酸ア
ルカリ水溶液の25〜50%を中和するに必要な量のチ
タンの酸性水溶液を5〜20分あるいはそれ以上の時間
で添加する。この状態ではシリカ、チタニア或いはチタ
ニア/シリカ複合体の粒子の沈澱はない。勿論予め酸化
チタンの存在下に上記反応を実施するときは該酸化チタ
ンは分散した状態である。次いで上記水溶液に最終の水
溶液pHが1〜7好ましくは2.5〜5.5となるように
残余のチタンの酸性水溶液を40分〜120分あるいは
それ以上の時間を費やして、80℃以上の温度下に加え
る方法。
前記方法に於ける80℃以上〜水溶液の沸点の温度での
加熱は好ましくは反応時に上記温度に保持するのが好適
であるが、前記(ロ)に示したように該反応の前段では
該温度に加熱せず実施する場合が良好なケースもある。
従ってチタニア/シリカ複合体の製造条件に応じて予め
決定して実施するのがよい。
上記方法で得られたチタニア/シリカ複合体は前記した
ような性状を有する固体状物として得られる。これらの
固体状物は必要に応じて粉砕して使用するとよい。
<効 果> 本発明のチタニア/シリカ複合体は前記のようにすぐれ
た不透明度を付与するだけでなく、吸油量が大きくしか
も屈折率が大きい充填剤となる。従って、従来シリカ及
びチタニアが使用されている分野例えば紙用充填剤、塗
料用充填、ゴム用補強充填剤等として好適に使用され
る。
<実施例> 本発明を更に具体的に説明するために以下実施例を挙げ
て説明するが本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。
尚実施例において測定した種々の性状の測定方法は次ぎ
の通りである。
(i)一粒子径 透過型電子顕微鏡により測定した。
(ii)比表面積 簡易型BET法により測定した。
(iii)吸油量 JIS K5101顔料試験方法により測定した。
(iv)不透明度 内容積100mlのメスシリンダーの底部に、白紙に黒
点を書いた紙を敷き、ラッカー塗料(木材用クリヤーラ
ッカ(関西ペイント(株)製、セルバNo.61)に試料
2gを分散させ、このラッカー塗料を少しづつメスシリ
ンダー内に投入し、黒点が見えなくなる時の、投入塗料
の合計容積(ml)を計った。
(v)屈折率 試料1〜2gを試験管へ入れ、1ブロムナフタリン溶液
を5〜10ml添加し、スラリー化する。次ぎに試験管
へ温度計を入れ、軽く撹拌した後、温度を5〜50℃ま
で変化させ、溶液が赤色に変色した時の温度を測定し
た。この温度より屈折率を算出した。
(vi)非晶質の確認 X線回析装置により結晶ピーク位置の有無により確認し
た。
実施例1 市販の珪酸ソーダSiO248.99%、Na2O22.32
%、710mlと水5290mlを8の外部加熱方式
の反応槽へ投入し撹拌する。次に酸化チタン17gと硫
酸濃度23%(TiO2濃度40%)の硫酸チタン382m
lを添加する。添加後昇温し反応温度を95℃とし、こ
の状態で5分間撹拌した後、前記硫酸チタン664ml
を90分で添加し反応液のpHを3.0とし反応を終了す
る。この反応液を濾過水洗した後、乾燥、粉砕しチタニ
ア/シリカの複合体を得た。結果を第1表に示した。
実施例2 実施例1においてNa2O濃度1.9%のボウ硝3157ml、
水2133mlにした以外は同様にして製造した。その
結果を第1表に示した。
実施例3 市販の珪酸ソーダSiO224.87%、Na2O7.63%1
399mlとNa2O濃度1.9%のボウ硝3157ml、
水1444mlを外部加熱方式の反応槽へ投入し、第1
硫酸チタン257ml、第2硫酸チタン440mlとし
た以外は実施例1と同様にして製造した。結果を第1表
に示した。
実施例4 市販の珪酸ソーダSiO228.26%、Na2O9.50%、
1231mlとボウ硝3157ml、水1612mlを
外部加熱方式の反応槽へ投入し、撹拌しながら、前記硫
酸チタン161mlを添加し、95℃まで昇温し、この
温度で5分間撹拌した後、22%硫酸650mlを90
分で添加し、反応液のpHを3.4とし反応を終了した。
以下は実施例1と同様にした。
結果を第1表に示した。
実施例5 市販の珪酸ソーダSiO248.99%、Na2O22.32
%、710mlと水5290mlを8の外部加熱方式
の反応槽へ投入し撹拌する。次に酸化チタン17gを投
入し、良く分散させる。その後昇温し、反応温度95℃
とした後硫酸濃度23%(TiO2濃度4.0%)の硫酸チ
タン1046mlを120分で添加し反応液のpHを3.
1として反応を終了した。この反応液を濾過・水洗した
後乾燥・粉砕し、チタニア/シリカ複合体を得た。
結果を第1表に示した。
比較例1 市販の含水珪酸であるトクシールP、ファインシールX
−40(徳山曹達製)ミズカシールP526(水沢化学製)
サイカイド244(富士デビソンK.K.製)について
不透明度を測定した結果を第1表に示した。
比較例2 市販の酸化チタン(チタン工業製)について実施例1と
同様に測定した結果を第1表に示した。
比較例3 実施例5において、反応温度を50℃にした以外は同様
にして製造した。その結果を第1表に示した。
比較例4 市販の珪酸ソーダSiO224.87%、Na2O7.63%1
930mlと試薬のNa2OSO4687gを水4070ml
に溶解した溶液を外部加熱方式の反応槽へ投入し、第1
段硫酸チタン202ml、第2段硫酸チタン790ml
とした以外は実施例1と同様にして製造した。結果を第
1表に示した。
比較例5 実施例5において、硫酸チタンの添加時間を15分とし
た以外は同様に実施した。その結果を第1表に示した。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一次粒子径が10〜100nm、容積法に
    よって測定した不透明度が0.5〜30、吸油量が10
    0ml/100g〜300ml/100g及び比表面積
    が50〜400m2/gで且つチタニアがシリカに対して
    0.5〜30重量%含まれてなる非晶質のチタニア/シ
    リカ複合体。
  2. 【請求項2】酸化チタンの存在下又は不存在下、珪酸ア
    ルカリ水溶液にpHが1〜7になるようにチタンの酸性水
    溶液を少くとも30分以上の時間を費やして添加し、8
    0℃〜該水溶液の沸点の温度に加熱することを特徴とす
    るチタニア/シリカの複合体の製法。
JP3376986A 1986-02-20 1986-02-20 チタニア/シリカ複合体及びその製法 Expired - Lifetime JPH0645451B2 (ja)

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