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JPH064829B2 - 粘着シート - Google Patents
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JPH064829B2 - 粘着シート - Google Patents

粘着シート

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JPH064829B2
JPH064829B2 JP31929787A JP31929787A JPH064829B2 JP H064829 B2 JPH064829 B2 JP H064829B2 JP 31929787 A JP31929787 A JP 31929787A JP 31929787 A JP31929787 A JP 31929787A JP H064829 B2 JPH064829 B2 JP H064829B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、貼付する場合は湿潤せずにそのまま貼着出
来、剥離を必要とする場合には、水を付与することによ
って容易に剥離することができる粘着シートに関するも
のである。
(従来技術) 通常の切手、収入印紙のような印紙類は、その裏面にデ
キストリン、澱粉、ポリビニルアルコール等の水溶性高
分子の接着剤が塗布されているものが使用されている。
従って印紙収集家が葉書や封筒等から使用済の印紙類を
剥がす場合は、水に漬けることにより容易に剥がすこと
が可能である。しかし印紙類を葉書や封筒等に貼付する
場合は、水溶性接着剤層面を例えば水で濡らして貼付す
るという方法が採られることになる。しかし印紙類を貼
付する際に手元に水がない場合がある。このような場合
はしばしば唾液で濡らして貼付する場合がある。これは
甚だ衛生的にも良くないし、又外見的にも感じの良いも
のではない。そこで、水や唾液で湿潤させなくてもその
ままで貼付できる形態にした印紙タックシートが、実開
昭56-108167号に紹介されている。即ち、この文献に記
載されている印紙タックシートは、剥離紙上に粘性の接
着剤を介して裏面に水溶性接着剤を塗布した官製の切手
を貼合したもので、剥離紙から切手を剥がせば、そのま
ま貼付できるように構成されたものである。しかし現実
にこの種の印紙タックシートを構成した場合には、印紙
(水溶性接着剤層)と粘着剤層との間の接着力が充分で
ないため、貼付した後の印紙が水に漬けなくても水溶性
接着剤層と粘着剤層との間から簡単に剥がれてしまうと
いう難点のあることが判った。貼付した印紙が、かくも
簡単に剥離してしまうことは、実用面からすると印紙と
しての適性を欠くことになる。従って、現実に使用でき
るものにするには、この問題を解決することが必要であ
る。
又、粘着シートで構成した従来のラベル、シール、ワッ
ペン、配送伝票等は、水で濡らさずともそのまま被着体
に貼付することができるのが特徴であるが、一方、これ
らを被着体に貼付してしまうと、使用済のものから収集
乃至他の目的の為に剥離しようとしても、一旦貼付した
ものからは簡単には剥離することが出来ない。そこでこ
のような、ラベル、シール、ワッペン類も使用済の被着
体から収集乃至その他の目的で剥離を希望する場合に
は、前記の印紙類の場合のように、水に漬ければ容易に
剥離できるように裏面に水溶性接着剤層を設けた形態の
ものにすることが考えられる。
しかしながら、現実に印紙類にしてもラベル、シール、
ワッペン等(以下、これらを総称して上紙という)にし
ても、裏面に水溶性接着剤層を設け、粘着剤層を介して
剥離紙と接合した形態のものに構成した場合に、水溶性
接着剤層と粘着剤層との間に於ける接着力が必ずしも充
分なものにはならない為、被着体に貼付した後にも簡単
に剥がれてしまうという難点のあることが判った。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は、裏面に水溶性接着剤層を有する上紙を粘着剤
層を介して剥離紙に接合して成る粘着シートにおいて、
水溶性接着剤層と粘着剤層との接合力を高め、貼付した
後水に漬けない限り上紙が簡単には剥がれないものを提
供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成する為に鋭意検討した結果、本発明者
等は以下の構成から成る粘着シートを開発した。即ち、
本発明は水溶性接着剤層を裏面に有する上紙を、粘着剤
層を介して剥離紙に接合して成る粘着シートにおいて、
水溶性接着剤層に顔料を含有させたことを特徴とするも
のである。
(作用) 上記の構成において、上紙用の原紙は上質紙或いは表面
に顔料を塗布した塗被紙が使用され、この裏面に水溶性
接着剤層を有するが、この水溶性接着剤の種類として
は、デキストリン、澱粉、ポリビニルアルコール、カル
ボキシメチルセルロース、カゼイン、メチルセルロー
ル、エチルセルロール、ヒドロキシエチルセルロース、
ポリエチレンオキシド、カルボキシメチルスターチ、ジ
アルデヒドスターチ、ポリビニルメチルエーテル、ポリ
ビニルピロリドン、アラビアゴム、トラガントゴム、ポ
リアクリル酸ソーダ、水溶性アクリル樹脂、酸化澱粉、
流動性澱粉等があり、これらの単独または2種以上を混
合して使用できる。
これらの水溶性接着剤層中に含有する顔料としては例え
ば、カオリン、クレー、シリカ粉末、コロイダルシリ
カ、タルク、アルミナホワイト、サチンホワイト、亜鉛
華、リトポン、その他マグネシウム、アルミニウム、カ
ルシウム、バリウム、亜鉛、チタン、又はシリコンの酸
化物、水酸化物、炭酸塩、硫酸塩又は珪酸塩で、水酸化
マグネシウム、炭酸マグネシウム、硫酸マグネシウム、
珪酸マグネシウム、酸化アルミニウム、水酸化アルミニ
ウム、酸化カルシウム、水酸化カルシウム、炭酸カルシ
ウム、硫酸カルシウム、珪酸カルシウム、酸化バリウ
ム、炭酸バリウム、硫酸バリウム、酸化亜鉛、炭酸亜
鉛、硫酸亜鉛、酸化チタン、酸化珪素等を単独または2
種以上を併用することができる。
水溶性接着剤層中に含有させる顔料の量は、水溶性接着
剤の固形分に対して3〜95重量%の範囲内、好ましく
は5〜80重量%でり、更に好ましくは10〜50重量
%である。因に3重量%以下では、水溶性接着剤層と粘
着剤層との接着力が充分に発揮することが出来ない。一
方、95重量%以上を含有させると被着体から剥離させ
ようとして水に漬けても剥離性が悪く、目的のものを得
ることができない。
なお、水溶性接着剤中には、顔料の他にその性質を阻害
しない範囲で例えば、スチレン−ブタジェン共重合体、
メチルメタクリレート−ブタジェン共重合体、塩化ビニ
ル共重合体、塩化ビニリデン共重合体、アクリル共重合
体、酢酸ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合
体等のラテックス類などを始め目的に応じて種々の助剤
等をも添加することが可能である。
而して、顔料を含有した水溶性接着剤は、上紙を構成す
る表面基材に塗布するが、その塗布方法は、例えばエア
ーナイフコーター、ロールコーター、ブレードコーター
又はバーコーター等で塗布することになる。そして塗布
量は乾燥重量で2〜20g/m2程度が良い。因に、2g
/m2以下では水に漬けても充分な剥離性が得られない。
又20g/m2以上は効果の面からは必要性に乏しい。
に、裏面に塗布する水溶性接着剤層の中に顔料を含有さ
せると、粘着剤層との間で接合力が飛躍的に向上する理
由については、明確なことは判らないが、現象からして
投錨効果が発揮されると共に更に顔料の金属イオンによ
る電気的な結合効果がプラスされる為ではないかと考え
られる。なお、水溶性接着剤を塗布し巻き取る場合、ブ
ロッキングが発生し易く、中でもデキストリンを使用す
る場合は特にこの傾向が強い。しかし、これに顔料を含
有するとブロッキングの発生は有効に改良することがで
きる。
次いで、粘着剤はアクリル系エマルジョン型、アクリル
系溶剤型、アクリル系ホットメルト型、アクリル系放射
線硬化型等のアクリル系の粘着剤、ゴム系エマルジョン
型、ゴム系溶剤型、ゴム系ホットメルト型、ゴム系放射
線硬化型等のゴム系の粘着剤、シリコーン系溶剤型、ウ
レタン系溶剤型またはビニルエーテル系等の一般に知ら
れている粘着剤がそのまま使用することができる。
更に、剥離紙としてはグラシン紙、クレーコート紙、ク
ラフト紙、上質紙あるいはこれらにポリエチレン等をラ
ミネートしたもの等に、シリコン化合物や弗素化合物の
如き離型剤を塗布または含浸したものが使用される。
而して、本発明の粘着シートを構成するには、上紙用の
原紙の裏面に、顔料を含有した水溶性接着剤を塗布して
おき、一方、剥離紙には粘着剤を塗布しておき、これら
を互いに接合する方法をとることになる。
以下、本発明の実施例を記載するが、本発明がこれらの
実施例のみに限定されないことは勿論である。なお、実
施例のなかで特に断らないかぎり、部とあるのは重量部
を意味する。
実施例1 アート紙(神崎製紙(株)製「スーパーアート金藤80
g/m2」)の裏面に以下の組成からなる水溶性接着剤の
塗液 ポリビニルアルコール(クラレ(株)製「PVA−10
5」) 50部 炭酸カルシウム(白石工業(株)製PZ) 1
0部 水 54
0部 を乾燥重量で7g/m2となるようにエアーナイフコータ
ーで塗布乾燥し上紙を得た。
一方、市販のポリエチレンラミネート剥離紙上に、アク
リル系エマルジョン粘着剤(サイデン化学(株)製「サ
イビノールAT−94A」)を乾燥重量が25g/m2
なるようにリバースロールコーターで塗布乾燥した。
上記の上紙と粘着剤塗布紙とを接合して20時間熟成し
た。
この粘着シートに於ける水溶性接着剤層と粘着剤層との
接合状態をテストするため、該粘着シートから剥離紙を
剥ぎ取り、ステンレス製板に貼り付け、1時間後に剥が
したところ剥離はステンレス板と粘着剤層との界面で剥
離し、水溶性接着剤層と粘着剤層との間は強固に接合し
ていることが観察された。
また、該切手の水剥離性をテストするため粘着シートか
ら剥離紙を剥ぎ取り、上紙をクラフト紙に貼り付け、こ
れを水中に10分間漬けておいた後に取り出し、剥離す
ると上紙は水溶性接着剤層と粘着剤層との間から簡単に
剥離することができた。
実施例2 キャストコーテッド紙(神崎製紙(株)製「ミラーコー
トゴールド84.7g/m2」)の裏面に下記の組成の水溶性
接着剤の塗液 デキストリン(松谷化学(株)製「クリームデキストリ
ン#15」) 50部 カオリン 20
部 水 28
0部 を乾燥重量で7g/m2となるようにエアーナイフコータ
ーで塗布乾燥し上紙を得た。
これ以外は実施例1と同様にして粘着シートを得、そし
て水溶性接着剤層と粘着剤層との接合力と、水に漬けた
場合の上紙の剥離性について実施例1の場合と同様にし
てテストを行った。テストの結果は別表のごとくであっ
た。
実施例3 上質紙の裏面に下記の組成からなる水溶性接剤の塗液 ポリビニルアルコール(クラレ(株)製「PVA−10
5」) 50部 酸化澱粉(松谷化学(株)製「アミコート#10」)
20部 シチレン・ブタジェン共重合体ラテックス (日本ゼオン(株)製「Nipol Lx204) 10部 炭酸マグネシウム 20
部 水 90
0部 を乾燥重量で7g/m2となるようにエアーナイフコータ
ーで塗布乾燥し上紙を得た。
これ以外は実施例1と同様にして粘着シートを得た。そ
して水溶性接着剤層と粘着剤層との接合力と、水に漬け
た場合の上紙の剥離性について実施例1の場合と同様に
してテストを行った。テストの結果は別表のごとくであ
った。
比較例1 実施例1において、水溶性接着剤層に炭酸カルシウムを
添加しなかった以外は、実施例1と同様にして粘着シー
トを得た。
この粘着シートにおける水溶性接着剤層と粘着剤層との
間における接合力と、水に漬けた場合の上紙の剥離性に
ついて実施例1の場合と同様にしてテストを行った。テ
ストの結果は別表のごとくであった。
比較例2 実施例2において、水溶性接着剤層にカオリンが添加し
なかった以外は、実施例2と同様にして粘着シートを得
た。
この粘着シートにおける水溶性接着剤層と粘着剤層との
間における接合力と、水に漬けた場合の上紙の剥離性に
ついて実施例1の場合と同様にしてテストを行った。テ
ストの結果は別表のごとくであった。
比較例3 実施例3において、水溶性接着剤層に炭酸マグネシウム
を添加しなかった場合以外は、実施例1と同様にして粘
着シートを得た。
この粘着シートにおける水溶性接着剤層と粘着剤層との
間における接合力と、水に漬けた場合の上紙の剥離性に
ついて実施例1の場合と同様にしてテストを行った。テ
ストの結果は別表のごとくであった。
比較例4 上質紙の裏面に下記の組成から成る塗液 スチレン・ブタジェン共重合体ラテックス (日本ゼミン(株)製「Nipol Lx204」) 80部 炭酸マグネシウム 10
部 水 10
部 を乾燥重量で7g/m2となるようにエアーナイフコータ
ーで塗布乾燥して上紙を得た。
これ以外は実施例1と同様にして粘着シートを得た。そ
してラテックスの塗被層と粘着剤層との間における接合
力と、水に漬けた場合の上紙の剥離性について実施例1
の場合と同様にしてテストを行った。テストの結果は別
表のごとくであった。
(効果) 本発明は、裏面に水溶性接着剤層を有する上紙を粘着剤
層を介して剥離紙と接合した形態の、印紙、ラベル、ス
テッカー、シール、ワッペン、配送伝票等用の粘着シー
トにおいて、これまで水溶性接着剤層と粘着剤層との間
における接合力が不充分であったため、この間で容易に
剥離してしまい実用適性を満たせなかったものが、該水
溶性接着剤層中に顔料を含有させたことにより、接合力
を高めることができ、充分に実用適性を持たせるものが
提供出来ることとなった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G09F 3/10 J 7028−5G

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】裏面に水溶性接着剤層を有する上紙を粘着
    剤層を介して剥離紙と接合してなる粘着シートにおい
    て、水溶性接着剤層中に顔料を含有したことを特徴とす
    る粘着シート。
  2. 【請求項2】上紙が印紙であることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の粘着シート。
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