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JPH0649031B2 - 心電図測定用着身具における出没自在な電極構造 - Google Patents
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JPH0649031B2 - 心電図測定用着身具における出没自在な電極構造 - Google Patents

心電図測定用着身具における出没自在な電極構造

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JPH0649031B2
JPH0649031B2 JP3140894A JP14089491A JPH0649031B2 JP H0649031 B2 JPH0649031 B2 JP H0649031B2 JP 3140894 A JP3140894 A JP 3140894A JP 14089491 A JP14089491 A JP 14089491A JP H0649031 B2 JPH0649031 B2 JP H0649031B2
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electrode
clothing
sheet
recess
clothing accessory
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、心電図を記録するため
患者の身体に電極を固定するに際し、患者に着用せしめ
ることにより電極を患者の身体の所定位置に密接して配
置することができるようにした着身具に関し、特に、こ
のような着身具における出没自在な電極構造に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、従来より心電図の記録を
行うためには、心臓の起電力を誘導する位置に対応し
て、個々の電極を粘着テープで患者の身体に貼付する方
法が採用されている。
【0003】ところで、心疾患の中でも狭心症や心筋梗
塞、不整脈等は、症状発現時のみに心電図変化が起こる
ため、そのときの心電図を記録することが診断の確定に
必要不可欠である。然しながら、これらの疾患では、心
電図変化が一過性であったり、診察時の誘発試験でも発
作誘発が困難なことも多く、初期の診断確定に手間取る
ことが多々ある。
【0004】このため、症状発現時の心電図を記録する
ためには、日常生活における発作時にその場で心電図を
記録できるように配慮しなければならず、従来より24
時間心電図記録検査が行われてきた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の24時間心電図
記録検査方法では、当然のことながら、患者が記録計を
装着している24時間の間に発作が起こらなければ、2
4時間の記録自体が無意味なものになってしまう。記録
テープを交換すること等により、記録時間の延長を図る
ことはできるが、24時間心電図や病棟内の心電図監視
の場合、従来では電極を粘着テープで患者の身体に貼付
する方法のため、皮膚のかぶれや、かゆみを生じる虞れ
があり、患者に強いる苦痛が大である。また、長時間の
記録検査に際しては、汗や垢により粘着テープが剥離す
るため、作業に困難を伴う。一方、心電図検査室におけ
る心電図記録の場合、従来では手足に大型のクリップ型
の電極をはさんだり、胸部に吸盤式の電極を吸着せしめ
る方法のため、これが持続的にモニターすることを目的
とした心電図記録検査に適当でないことはいうまでもな
い。更に、記録自体が簡易の二極誘導を2ないし3個し
か行っていないため、狭心症の診断に重要なST部解析
には客観性が低下する等、不向きな点が多かった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、種々研究し
た結果、上記課題を解決するためには、下着のようなシ
ート状の着身具に電極を取付け、患者がこのような着身
具を着用して発作までの時間を過ごせば、従来のような
電極を粘着テープで貼付したりクリップではさみつけた
りする方法等に比して、作業が格段に容易であり、特
に、十二誘導心電図の持続的記録のために待機する際に
特効があり、しかも、患者の苦痛が大幅に軽減され、有
利であることを知得した。ところが、このような着身具
を構成するに際しては、次の条件を配慮することが必要
である。
【0007】第一に、本発明者の経験によれば、1カ月
に2、3回しか発作を起こさない患者もおり、時には相
当の長期間にわたる記録検査を行わなければならないこ
とも予想されるため、前記着身具は、着用時における患
者の負担を最低限に抑えることが必要であり、発作まで
の待機中に身体を圧迫したり、違和感を生じないことが
要求される。特に、着身具の内側に電極を設けた構成に
おいては、着用時に電極が着用者の皮膚を圧迫したり、
皮膚を擦傷したりしないように配慮することが必要であ
り、また、電極用ゲルや粘着剤又は金属等を長期間にわ
たり皮膚に接触すると、アレルギー性の接触性皮膚炎を
起こすことがある点も配慮しなければならない。
【0008】第二に、いざ発作という時には、電極と身
体の関係が速やかに良好な記録を可能とする状態に整備
されていなければならない。
【0009】第三に、入浴時等に着身具を脱いだりする
ことを考慮して、身体に対する着脱が容易なものでなけ
ればならない。
【0010】そこで、本発明者は、待機中においては患
者が着身具をゆとりをもって着用できると共に、電極が
患者の皮膚を圧迫したり擦傷することがない一方、発作
等が起きて急遽、心電図記録を行わなければならないと
きには、電極を速やかに身体表面の目的部位に密着でき
るように構成することが有利であることを知得し、これ
を可能とするために、電極を着身具に対して出没自在に
設け、必要時に電極を突出せしめて身体に密着させるよ
うに構成することにより本発明を達成できたものであ
る。
【0011】而して、本発明が第一の手段として構成し
たところは、着用時に心臓の起電力を誘導する位置に対
応して電極を設けたシート状の着身具において、前記電
極に対応するシート状部分に着身具の内面に開口する凹
陥部を形成すると共に、該凹陥部内に電極を設けて成
り、前記凹陥部を外側から押圧して電極を着身具の内面
より突出せしめるための押圧手段を設けて成り、前記凹
陥部が着身具のシート状部分に形成した凹状ポケットに
より構成されて成る点にある。
【0012】また、本発明が第二の手段として構成した
ところは、着用時に心臓の起電力を誘導する位置に対応
して電極を設けたシート状の着身具において、前記電極
に対応するシート状部分に着身具の内面に開口する凹陥
部を形成すると共に、該凹陥部内に電極を設けて成り、
前記凹陥部を横断方向に伸長せしめることにより電極を
着身具の内面より突出せしめるように着身具を緊締自在
とする緊締手段を設けて成り、前記凹陥部が着身具のシ
ート状部分に形成した溝状ギャザーにより構成されて成
点にある。
【0013】尚、前記緊締手段又は押圧手段による動作
を解除すると、凹陥部は元の形状に復元し、電極を没入
せしめるので、以後の繰り返し使用が可能になる。
【0014】
【実施例】以下図面に基づいて本発明の実施例を詳述す
る。
【0015】図1及び図2に示す全体構成において、1
例として示した着身具1は、図1に示すように、前身頃
2aを備えた帯胴部2と、該帯胴部の前面中央より上方
に延長された一対の帯肩部3、3を備えたシート状のも
のに形成されている。このような着身具1は、織物や編
物生地又は合成皮革等を裁断して縫製したり、或いは合
成樹脂フィルム等を裁断して溶着することにより製作可
能であり、その材質は問わないが、全体又は部分的に伸
縮性のある編地を組み込むことにより着用感を良好なら
しめることができる。
【0016】前記帯胴部2は、着用者(患者、以下同
じ)の脇腹部分に対応して分離され且つ着脱自在に構成
され、この着脱自在のためのファスナ4を有する。前記
帯肩部3、3は、着用者の両肩を経て帯胴部2の後部に
着脱自在となるよう構成され、この着脱自在のためのフ
ァスナ5を有する。これらのファスナ4、5は、ホッ
ク、ボタン、面ファスナ、ジッパー等、適宜のものを採
用できる。
【0017】着身具1の内側には、着用時に着用者の心
臓の起電力を誘導する位置に対応して複数の電極6を設
けている。図例の場合、単極胸部誘導に従って配置され
た電極6a〜6jを有する。これらの電極6から延びる
リード線は、着身具1の内部を通じて配線され、着身具
1の外側に設けられたコネクタ7に結線され、該コネク
タ7に多軸ピンを介して着脱自在に挿着されるプラグ8
によりケーブル9を経て心電図計に導かれる構成とする
ことが好ましい。
【0018】図2(A)に示すように、前記電極6は、
着身具1の対応するシート状部分により形成され且つ着
身具1の内面に開口する凹陥部10の底部に取付けら
れ、常時は電極6が凹陥部10の開口から突出しないよ
うに凹陥部10内に埋没されている。このような凹陥部
10は、後述するように、着身具1を構成するシート状
部材を波状に屈曲せしめることにより形成した溝状ギャ
ザーにより構成するか、或いは、該シート状部材にスポ
ット状に形成した杯状ポケットにより構成することがで
きる。
【0019】前記凹陥部10は、常時は凹陥形状に保た
れているが、後述する緊締手段11により着身具1を緊
締したときはシート状部材のテンションにより該凹陥部
10の横断方向に伸長せしめられ、該凹陥部10をフラ
ットな状態又はフラットに近い状態に変形するように構
成されている。或いは、後述する押圧手段16により外
側から押圧されたき凹陥部10を圧迫しつつフラットに
近い状態に変形するように構成されている
【0020】(緊締手段の構成図1及び図2に示す実施例において 、前記凹陥部10の
伸縮を可能とするために着身具1を緊締自在とする緊締
手段11が設けられている。この緊締手段11は、図例
の場合、着身具1の全体又は一部に形成された単数又は
複数のバルーン部12と、該バルーン部12に流体を供
給して膨張せしめる流体供給手段(図示せず)とから構
成されている。このようなバルーン部12は、着身具1
を合成樹脂フィルムにより形成した場合は、該合成樹脂
フィルムを内外二重構造にすると共に、内外フィルムを
高周波溶着等により袋状に閉塞することにより容易に形
成することができる。一方、着身具1を織物や編物によ
り形成している場合は、ゴム又は合成樹脂エラストマ等
により形成した別体のバルーン部材を着身具1に取付け
れば良い。
【0021】図示省略した流体供給手段は、電動又は手
動のエアポンプや、圧搾エアを噴出可能とするエアボン
ベを用いることにより、容易に実現可能である。この
際、バルーン部12を膨張せしめる物質としては、エア
やガスの気体の他、液体を用いることが自由であり、流
体であれば良い。
【0022】図例において、流体供給手段とバルーン部
12の連結を便利とするため、バルーン部12から延び
るインレットチューブ13と、流体供給手段から延びる
サプライチューブ14とを、着脱自在な継手15により
連結している。
【0023】尚、図1において、ベスト形状とした着身
具1の実施例を示したが、着身具1の形状は、これに限
定されるものでなく、適宜設計自由である。
【0024】図示実施例において、図2に示すように、
電極6は、着用者の前部Fに配置され、バルーン部12
は、着用者の背部Rに位置して設けられている。そし
て、図2(A)に示す通常の着用状態において、着身具
1は、身体に対してある程度の余裕ないしゆとりをもっ
ており、着用者の身体を圧迫することなくリラックスで
きるようにサイズを設定してある。また、この状態にお
いて、電極6は凹陥部10内に埋没されており、着用者
の皮膚を圧迫しない。
【0025】そこで、着用者が発作を起こしたとき等、
症状発現が見られたときは、流体供給手段を作動して流
体供給を開始し、図2(B)に示すようにバルーン部1
2を膨張せしめる。即ち、流体供給手段が前述したエア
ポンプの場合は、該ポンプを作動せしめ、流体供給手段
が前述したエアボンベの場合は、該ボンベのバルブを開
放することにより、バルーン部12は、短時間で膨張す
る。このようにバルーン部12が膨張することにより、
図2(B)に矢印Tで示すように、着身具1は着用者の
背部Rに向けて緊張される。その結果、着身具1の前身
頃2aがテンションを受けて伸長し、凹陥部10をフラ
ット又はフラットに近い状態に変形せしめるので、電極
6を矢印Pで示すように身体に密接せしめる。これによ
り、電極6を身体の所定位置に確実に密着した状態で正
確な心電図を記録することが可能になる。
【0026】このように、緊締手段11に基づく実施例
においては、バルーン部12により構成された緊締手段
11により凹陥部10を横断方向に伸長せしめ、その結
果、電極6を着身具1の内面より突出せしめることを基
本的構成としている。因に、凹陥部10を溝状ギャザー
により構成する場合は、緊締手段11により全てのギャ
ザーを等しく伸長せしめるために、着用者の前部中心線
に対してギャザーを左右対照となるように配置しておく
ことが好ましい。換言すれば、電極6を取付けないギャ
ザーをこの目的のために設ける場合がある。
【0027】ところで、継手15を分離したり、或い
は、バルーン部12の排気口(図示せず)を開放するこ
とにより、バルーン部12内の流体を排出してバルーン
部12を収縮させると、凹陥部10は再度凹陥状に復元
し、以後、前記と同様の作用を繰り返し行うことができ
る。このため、凹陥部10を含む着身具1のシート状部
材を編織生地により形成する場合は、伸長と復元を可能
とするようにゴム糸等の弾性糸を編組することにより復
元手段を構成しておくことが好ましい。一方、凹陥部1
0を含む着身具のシート状部材を合成樹脂フィルム等に
より形成する場合は、凹陥部10の屈曲部位に凹陥形状
を保持するゴムシート等の弾性シートをライニングする
ことにより復元手段を構成しておくことが好ましい。
【0028】(押圧手段の構成) 本発明が目的とする電極6の出没手段は、前述のような
緊締手段11の他に、凹陥部10を外側から押圧して電
極6を着身具1の内面より突出せしめるための押圧手段
16により構成することができる。
【0029】この押圧手段16は、図3及び図4に示す
ように、着身具1のシート状部材を凹陥部10の外側に
おいて二重構造とすることにより形成した流体充填室1
7と、該充填室17に流体を供給する流体供給手段(図
示せず)とから構成することができる。
【0030】流体供給手段は、前述した緊締手段に関す
実施例と同様のポンプ又はボンベにより構成されてお
り、流体充填室17に一定の圧力で流体を供給する。こ
のため、流体充填室17内の圧力が上昇すると、凹陥部
10が着身具1の内側に押出され、電極6を突出せしめ
る。
【0031】上記において、緊締手段の構成に関して
は、バルーン部12による緊締手段11により凹陥部1
0を変形せしめる構成を説明し、押圧手段の構成に関し
ては、流体充填室17による押圧手段16により凹陥部
10を変形せしめる構成を説明したが、本発明におい
て、このような緊締手段11と押圧手段16を一つの着
身具1に併用して設けることも自由である。これによ
り、着用者の身体に凹凸がある場合でも、電極6を着用
者の身体に密接せしめることを確実に保証できるからで
ある。
【0032】(第1実施例本発明の心電図測定用着身具1は、押圧手段16を設け
たものにおいては 、図4に示すように、凹陥部10がス
ポット状の杯状ポケット20により構成されており、該
ポケット20を外側から包囲するように流体充填室17
が形成されている。流体充填室17を構成する外側シー
ト21はフレキシブルであってもリジッドなものであっ
ても良い。
【0033】そこで、図4(B)に示すように、流体充
填室17に流体を充填すると、閉塞された流体充填室1
7内に生じる充填圧は、ポケット20の底部を内側に押
出す方向Pへの圧力を生じる。このため、凹陥部10
(ポケット20)は、着身具1の内側に押出されるよう
に変形され、電極6を突出せしめる。尚、流体充填室1
7内の流体を排出したときは、凹陥部10を元のポケッ
ト形状に復元せしめるように、凹陥部10をゴムやエラ
ストマーから成る吸盤状の部材により形成することによ
り復元手段を構成しておくことが好ましい。
【0034】このように、凹陥部10を杯状ポケット2
0により構成し、押圧手段16によりポケット20を外
側から圧迫せしめる構成であるから、電極6は、ポケッ
ト20に没入された状態から、押圧手段16の動作に伴
って突出し、着用者の肌に圧接されることになる
【0035】(第2実施例一方、本発明の心電図測定用着身具1として緊締手段1
1を設けたものにおいては、凹陥部10を溝状ギャザー
により構成している
【0036】図3に示すように、溝状ギャザー18は、
着身具1を構成するシート状素材を断面コ字形に形成す
ることにより内側面に凹陥部10を構成する。尚、溝状
ギャザー18の外側には、同様に断面コ字形とした外側
シート19を設け、ギャザー18及び外側シート19を
フレキシブルに形成することにより溝の横断方向に伸縮
自在ならしめている
【0037】そこで、前述した図2の緊締手段11によ
り着身具1を緊締せしめると、図3(B)に示すよう
に、伸長力Eにより溝状ギャザー18が底を浅くする方
向へ変形されると共に、着身具1の内側に押出されるよ
うに変形され、電極6をP方向に突出せしめる。尚、緊
締手段11を解除した場合は、凹陥部10(ギャザー1
)を元の溝形状に復元せしめるように、外側シート1
9及び凹陥部10をゴム糸により編組したり、弾性シー
トによるライニングを設けることにより復元手段を構成
しておくことが好ましい。
【0038】このように、凹陥部10を溝状ギャザー1
8により構成し、緊締手段11により着身具1を伸長せ
しめながらギャザー18を偏平に変形せしめる構成であ
るから、電極6は、溝状ギャザー18により形成された
凹陥部10に没入された状態から、緊締手段11の動作
に伴って内側に突出し、着用者の肌に圧接されることに
なる
【0039】尚、本発明は、前述のように、緊締手段1
1に加えて押圧手段16を併用しても良く、図3に示す
ように、溝状ギャザー18と外側シート19との間に流
体充填室17を構成しても良い。この場合、前述したよ
うな緊締手段11による伸長作用と併せて、流体充填室
17に流体を充填すると、閉塞された流体充填室17内
に生じる充填圧により凹陥部10の底部を内側に押出す
押圧手段16が同時に構成される
【0040】(ギャザーの他の実施例溝状ギャザーにより凹陥部10を構成する技術は 、図5
及び図6に示すような変形実施例を採用することが可能
である。
【0041】図5に示す変形実施例において、凹陥部1
0を構成する溝状ギャザーは、着身具1の一部分を断面
がほぼV形になるように折曲して形成された伸展自在な
折曲部22から成り、電極10は、該折曲部22の内面
に同様に伸展自在に折曲して固着されている。即ち、電
極10は、屈折自在なフレキシブル構成とされるか、或
いは、折曲自在なヒンジ構造を有する。そこで、図5
(A)に示すように電極10を凹陥部10に没入せしめ
た折曲状態から、着身具1を前述のような緊締手段11
により緊張せしめ、矢印T、T方向にテンションを付与
すると、前記折曲部22は、図5(B)に示すように伸
展して電極10を矢印P方向に突出せしめ、着用者の皮
膚に圧接する。尚、テンションを解いたとき、折曲部2
2は、元の形状に復帰するように上述と同様の復元手段
を備えていることが好ましい。
【0042】図6に示す別の変形実施例において、凹陥
部10を構成する溝状ギャザーは、着身具1の一部分を
断面がほぼZ形になるように折畳状に折曲された伸展自
在な折畳部23から成り、電極10は、該折畳部23の
内部に固着されている。従って、この構成によれば、図
6(A)に示すように電極10を凹陥部10に没入せし
めた折畳状態から、上記と同様の緊締手段11により着
身具1を矢印T、T方向に緊張せしめると、前記折畳部
23が図6(B)に示すように伸展して電極10を矢印
P方向に突出せしめ、着用者の皮膚に圧接する。この変
形実施例においても、前記と同様に、緊締手段11の動
作を解除したとき、折畳部23は、元の形状に復帰する
復元手段を備えていることが好ましい。
【0043】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成した結果、
次の効果を奏する。
【0044】本発明によれば、シート状の着身具1が着
用時に心臓の起電力を誘導する位置に対応して電極を設
けた構成であるから、従来のような複数の電極をそれぞ
れ粘着テープで身体の所定個所に貼付したりクリップで
はさみつけたりする方法等に比して、着用者に着身具1
を着せるだけで良く、粘着テーブその他による皮膚のか
ぶれやかゆみを生じないだけでなく、電極の配備作業を
極めて簡単容易に行うことができる。このことは、長時
間の記録検査に際して、入浴等のため着身具1を脱いだ
り、入浴後に着身具1を再度着用する場合も、その作業
を迅速容易に行うことができることから、その効果は著
大である。
【0045】請求項1に記載の本発明によれば、常時は
電極6が凹陥部10を構成する凹状ポケット20に没入
され患者の肌に接しないので、着用時に電極6により患
者の皮膚を圧迫したり、皮膚を擦過することはなく、患
者の苦痛を最低限に抑えて患者がリラックスできるよう
に保証できる。その一方において、症状発現時には、押
圧手段16を作動せしめることにより、電極6をポケッ
ト20から内側に向けて突出せしめ、直ちに身体に密着
せしめることにより正確な心電図記録を可能とすること
ができるので、長時間の心電図記録検査に顕著な効果を
有する
【0046】特に、請求項1に記載の本発明によれば、
電極6を埋入状に取付けるための凹陥部10を凹状ポケ
ット20により構成し、該ポケット20を変形すること
により電極6を突出させるための手段として押圧手段1
6を構成したものであるから、仮に、着身具1を患者の
肌にフィットした状態で着用せしめ、着身具1にある程
度のテンションが作用するような場合でも、凹状ポケッ
ト20をスポット状に点在するように構成しておけば、
このようなテンションにより電極6が不慮に突出するこ
とはない。従って、予め用意された着身具1が患者の体
格に対して充分に大きくなく身体にフィットするような
場合でも、着用者が電極6の圧迫による苦痛を受けるこ
とはないという効果がある
【0047】請求項2に記載の本発明によれば、常時は
電極6が凹陥部10を構成する溝状ギャザー18に没入
され患者の肌に接しないので、着用時に電極6により患
者の皮膚を圧迫したり、皮膚を擦過することはなく、患
者の苦痛を最低限に抑えて患者がリラックスできるよう
に保証できる。その一方において、症状発現時には、緊
締手段11を作動せしめることにより、電極6を溝状ギ
ャザー18の伸長に伴って内側に向けて突出せしめ、直
ちに身体に密着せしめることにより正確な心電図記録を
可能とすることができるので、長時間の心電図記録検査
に顕著な効果を有する
【0048】特に、請求項2に記載の本発明によれば、
電極6を埋入状に取付けるための凹陥部10を溝状ギャ
ザー18により構成し、該ギャザー18を伸長すること
により電極6を突出させるための手段として緊締手段1
1を構成したものであるから、例えば着身具1に面ファ
スナー等のサイズ調節機構を具備せしめておくことによ
り、患者の体格に対して、ある程度のだぶつきを有する
ようにルーズな状態で着用せしめ、リラックスさせた場
合でも、測定時には緊締手段11を作動せしめることに
より着身具1を患者の身体にフィットさせ、しかも、同
時にギャザー18を伸長することにより電極6を突出さ
せて皮膚に圧着し心電図測定を好適に行い得るものであ
り、殊に、患者の異なる体格を想定して大小様々な着身
具1を用意する必要がないという利点がある
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例に係る着身具の1例を示し、
(A)は斜視図、(B)は着用時の正面図である。
【図2】本発明の1実施例を示し、(A)は緊締手段を
弛めて電極を凹陥部に没入させた状態を示す平面図、
(B)は緊締手段により電極を突出せしめた状態を示す
平面図である。
【図3】本発明の実施例におけるギャザーから成る凹陥
部と緊締手段の実施態様を示し、(A)は電極を凹陥部
に没入させた状態を一部断面により示す要部の斜視図、
(B)は緊締手段により電極を突出せしめた状態を一部
断面により示す要部の斜視図である。
【図4】本発明の実施例におけるポケットから成る凹陥
部と押圧手段の実施態様を示し、(A)は電極を凹陥部
に没入させた状態を一部断面により示す要部の斜視図、
(B)は押圧手段により電極を突出せしめた状態を一部
断面により示す要部の斜視図である。
【図5】本発明の凹陥部を溝状ギャザー構成とした実施
例について、凹陥部の異なる態様を示す変形実施例の断
面図であり、(A)は電極を突出せしめる前の状態を示
す断面図、(B)は電極を突出せしめた状態を示す断面
図である。
【図6】本発明の凹陥部を溝状ギャザー構成とした実施
例について、凹陥部の更に異なる態様を示す別の変形実
施例の断面図であり、(A)は電極を突出せしめる前の
状態を示す断面図、(B)は電極を突出せしめた状態を
示す断面図である。
【符号の説明】
1 着身具 2 帯胴部 2a 前身頃 6 電極 10 凹陥部 11 緊締手段 12 バルーン部 16 押圧手段 17 流体充填室 18 ギャザー 20 ポケット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着用時に心臓の起電力を誘導する位置に
    対応して電極を設けたシート状の着身具において、前記
    電極に対応するシート状部分に着身具の内面に開口する
    凹陥部を形成すると共に、該凹陥部内に電極を設けて成
    り、前記凹陥部を外側から押圧して電極を着身具の内面
    より突出せしめるための押圧手段を設けて成り、前記凹
    陥部が着身具のシート状部分に形成した凹状ポケットに
    より構成されて成ることを特徴とする心電図測定用着身
    具における出没自在な電極構造。
  2. 【請求項2】 着用時に心臓の起電力を誘導する位置に
    対応して電極を設けたシート状の着身具において、前記
    電極に対応するシート状部分に着身具の内面に開口する
    凹陥部を形成すると共に、該凹陥部内に電極を設けて成
    り、前記凹陥部を横断方向に伸長せしめることにより電
    極を着身具の内面より突出せしめるように着身具を緊締
    自在とする緊締手段を設けて成り、前記凹陥部が着身具
    のシート状部分に形成した溝状ギャザーにより構成され
    て成ることを特徴とする心電図測定用着身具における出
    没自在な電極構造。
JP3140894A 1991-05-15 1991-05-15 心電図測定用着身具における出没自在な電極構造 Expired - Lifetime JPH0649031B2 (ja)

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