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JPH0653209B2 - 熱煙道ガスから硫黄酸化物を除去する方法と装置 - Google Patents
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JPH0653209B2 - 熱煙道ガスから硫黄酸化物を除去する方法と装置 - Google Patents

熱煙道ガスから硫黄酸化物を除去する方法と装置

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JPH0653209B2
JPH0653209B2 JP58243025A JP24302583A JPH0653209B2 JP H0653209 B2 JPH0653209 B2 JP H0653209B2 JP 58243025 A JP58243025 A JP 58243025A JP 24302583 A JP24302583 A JP 24302583A JP H0653209 B2 JPH0653209 B2 JP H0653209B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は硫黄酸化物およびその他の酸性ガスを熱煙道ガ
スから除去する方法に関するものであり、その場合、吸
収剤と液状の水を反応帯中で熱煙道ガス流の中に導入お
よび分散させ、その反応帯中において硫黄酸化物と他の
酸性ガスは蒸発する液状水の存在下で吸収剤によって吸
収されかつそれと反応して煙道ガス中に浮遊した反応生
成物と未反応吸収剤とから成る乾燥粉末を生成し、その
後、この粉末を分離帯の中で煙道ガスから分離し、そし
て一部は反応帯へ循環させる。本発明はまたこの方法を
実施するための装置にも関するものである。
硫黄酸化物と他の酸性ガスを例えば発電所および焼却炉
からの煙道ガスから除去する各種の方法が知られてい
る。
このような方法の概観は米国特許第4,197,278
号に示されている。
これらの方法の大部分は次の主な群の一つに入る: i)煙道ガスをアルカリまたはアルカリ土類金属の水酸
化物または炭酸塩の懸濁体または溶液で以て洗浄し、そ
の場合に反応生成物をスラッジとしてとり出す、湿式
法。
この湿式法の主要利点は、熱煙道ガス中の硫黄酸化物濃
度が高い場合でも高度に硫黄酸化物を除去することと吸
収剤の高度利用とである。主な欠点は、重大な廃棄問題
を提示するスラッジ並びに大気中へ放出する前に加熱し
なければならない水で飽和した排出ガス、として生ずる
望ましくない最終生成物である。さらに、スクラバーの
詰まりと腐蝕は運転の困難性と湿式スクラバーの使用不
能に連がる。
ii)煙道ガスを、乾燥した吸収剤と接触させかつ反応さ
せそして反応生成物を乾燥粉末としてとり出す乾式法。
乾式法の主な利点は、詰りの危険性の除去、乾燥した固
体最終生成物及び大気へ容易に排出できる排出ガス、で
ある。しかし、気体・固体の反応は比較的おそいので硫
黄酸化物の除去率および吸収剤の利用率は低い。
iii)煙道ガスをアルカリ金属またはアルカリ土類金属
の水酸化物または炭酸塩の水性の懸濁体または溶液と、
水が蒸発しかつ反応生成物が乾燥粉末としてとり出され
るような条件の下で、接触させる半乾式法。
半乾式法は、一般的には湿式によって得られるほどでは
ないが乾式法に比較してきわめて改善された硫黄酸化物
の除去率と吸収剤利用率を示し、最終生成物として容易
に排出し得る脱硫煙道ガスと乾燥した流動性の固体粉末
を提供する。
半乾式法は多数の特許および特許願に記載されている。
米国特許第3932587号は熱煙道ガスからフライア
ッシュを除去したのちにスプレードライヤー中において
アルカリ金属炭酸塩および/または重炭酸塩の水溶液ま
たは水性スラリーで以て熱煙道ガスを処理することによ
るSO除去を記載している。
英国特許願第2021086号はより安価な吸収剤、す
なわち水中懸濁のCa(OH)を利用する類似の方法
を記載している。改善された石灰利用率が、熱導入ガス
からのフライアッシュの除去を行なわないことにより、
そしてスプレードライヤーへ向けられている水性スラリ
ーに、スプレードライヤーから粉状最終生成物の一部を
循環させることによって達成される。吸収剤と循環粉末
との水性スラリーの粘度は、しかし、循環する粉末量に
狭い制限を与える。
この欠点を克服するために、乾燥粉末をスプレードライ
ヤーの中へ直接吹き込むことによって粉末を循環させる
ことがデンマーク特許願第3959179号において提
示されている。
半乾式法の操作条件を述べる鍵となる要因はAST、す
なわち「飽和温度への近接(反応帯排出ガス温度からガ
ス飽和温度を差引いたものと定義される)」であり、そ
して、スプレードライヤー中並びに関連する布フィルタ
ー中における硫黄酸化物除去率がASTがゼロに近づく
ときに劇的に増大すること、が知られている。
しかし、スプレードライヤーを低AST値で操作するこ
とは、「湿潤塔底物」の危険性、すなわちスプレードラ
イヤーの壁および底における湿った生成物または濡れた
生成物の堆積の危険性、のために実際的ではない。何故
なら、この種の堆積はスプレードライヤー中に沈降する
固体物質の面倒な取扱と排出に連がるのできわめて望ま
しくない。低AST値はまた関連バックフィルターにお
ける操作不能条件に連がるので望ましくない。
スプレードライヤーを使用する半乾式煙道ガス脱硫法の
開発のために多大の努力がなされてきたが、そして、こ
の種の方法は低硫黄石炭の燃焼により生成されかつ反応
性のアルカリ性フライアッシュ、すなわちスプレードラ
イヤー中の硫黄酸化物および他の酸性ガスの吸収に貢献
するアルカリ含量を含むフライアッシュ、を含む煙道ガ
スについて操作して、全規模で実現されてきたが、煙道
ガス特に発電所および焼却炉において生成する煙道ガス
から硫黄酸化物および他の酸性ガスを除去して適切な硫
黄酸化物の除去と吸収剤の有効利用を提供する、効果的
な商業性のある方法および単純な小型能率装置を求める
必要性が存在している。
熱排気ガスから酸性成分を除去する方法が、1981年
にベルリンのテクニカル・ユニバーシティで開催された
第12回ウエスト・エコノミー・セミナーで公表された
論文「ラウッヒガスライニウング・ナッハ・デル・アプ
フォルフェアブレヌング(Rauchgasreinigung nach der
Abfallverbrennung)」の242〜259頁に記載されて
いる。
該方法では、熱煙道ガスの上昇流を、垂直円筒型室によ
り形成される反応室及び上方に末広がりの環状逆円錐台
状底壁部を有する底端部からなる反応帯中の下方部分
に、中央導入管を介して軸線方向に導入する。そうする
ことにより、ガス流の速度が急速に減少し当該ガス流の
乱気流がおこり、それによって、反応室の内壁及び底端
部の内壁表面に沿って下降する乾燥粉末の流れが生じ、
反応帯の下方部分においてこの下降乾燥粉末の最も反応
帯の軸線に近接している表面薄層、即ち、アッパーモス
ト層が上昇熱煙道ガスの境界層の流れに同伴するように
剥離されることにより分離される(以下、このような現
象を「熱煙道ガスの境界層による分離」ということがあ
る。)。一方、吸収剤、水及び循環粉末を、前記上方に
末広がりの環状逆円錐台状底壁部に取り付けられた導入
管を介して各々別々に導入し、それらは前記熱煙道ガス
の上昇流中に分散且つ浮遊される。熱煙道ガス及び吸収
剤の反応により得られた乾燥粉末は煙道ガス中に浮遊し
同伴して、反応帯の上部から去り、分離帯中で浮遊物か
ら分離する。ここで、上記「上昇熱煙道ガスの境界層」
とは、上記下降する乾燥粉末の流れに最も近接して連続
的に上昇する当該ガスの薄層であって、下降乾燥粉末流
のアッパーモスト層の下降運動と干渉する当該ガスの層
をいう。当該方法では、既にガス流の乱気流がおこって
いる状態の中に吸収剤等が導入されるため、これらの効
率的な均質混合を得ることができずこれらの浮遊物質の
大濃度の導入ができなかった。
今や、反応帯中の浮遊物質の大濃度を可能とし根本的に
気固接触を増加させ、その結果、スプレードライヤーの
塔底物湿潤現象をおこす危険もなくかつ設計が複雑でな
い小型能率装置の中で作業することができる、本明細書
の第一節において規定した通りの方法を行なうことが可
能であるということが見い出されたのである。
本発明は、熱煙道ガスを反応帯に供給する中央導入管に
吸収剤と水とを直接導入して反応室に供給することを特
徴とする。それにより、水と吸収剤は、導入管中の煙道
ガスの高速のために、煙道ガスと供給後均質に混合され
る。
この方法はいくつかの理由で極度に均質な気固接触を提
供する:その理由は次の通りである。
(1)熱煙道ガスの境界層による分離は反応帯下方部分に
おける吸収剤と循環粉末との激しい分散をもたらす激烈
な乱流状ガスを発生する。
(2)物質は、反応帯下方部分における熱煙道ガスの境界
層による分離に基づいて、反応帯内で再循還されて、反
応帯中心部中で上向きでかつ反応帯をかこむ囲われた空
間の壁の近くで下向きの粒子運動を生ずる。
(3)浮遊粒子に働く重力及びガスと浮遊粒子との間の摩
擦力の間の相互作用が反応帯内でさらに物質再循還の原
因になる。
(4)高度乱流のガス運動はガス相拡散抵抗を減少させる
ガスと浮遊粒子との間の相対速度の増加をもたらす。
本発明による方法は下向式または水平式の向流ガス・粒
子流で以て操作する方法によって達成される濃度よりも
著しく大きい浮遊物質の濃度を可能にする。
さらに、反応帯内の物質の大きい保有量と急速循還と
は、AST値が非常に低いために、じよう乱の危険性を
減らす。
反応帯中へ導入される熱煙道ガスの温度は一般には12
0℃以上である。熱煙道ガスが発電所からの煙道ガスで
あるときには、その温度は一般には110〜250℃代
表的には140〜180℃の範囲内にある。
所望の場合には、フライアッシュの全部または一部を煙
道ガスを反応帯の中へ導入する前に除去してよい。
反応帯に入る熱煙道ガスの速度は反応帯中で循還してい
る粒子の装填量と粒径に依存して変り得る。しかし、反
応帯中で粒子保有量を維持しかつ該帯域の底から粒子が
落下するのを妨げるために、速度は十分に大きくなけれ
ばならない。
煙道ガスの速度は低下させても、それは反応帯上部か粒
子を運び出すことを保証するのに十分大きいものでなけ
ればならないが、しかし、反応帯中での物質の適切な蓄
積を保証するよう十分に低いものでなければならない。
一つの好ましい具体化によると、熱煙道ガスの速度は1
0〜60m/秒、好ましくは25〜45m/秒、から2
〜20m/秒、好ましくは3〜6m/秒へ落とされ、そ
してこの速度低下は3〜20、好ましくは4〜9の範囲
にある速度比V初期/V低下に相当する。
熱煙道ガスの境界層による適切な分離および対応する乱
流は上述の速度低下で以て、特にその速度低下が反応帯
中でのガス滞留時間の0.05〜0.2倍の範囲内の時間の間
におこるときに、確保される。
このような熱煙道ガスの境界層による分離は反応帯の末
広環状型の逆円錐台状底部(特に12°より大きく好ま
しくは12〜120°、特に40〜90°の範囲内にあ
る頂角をもつもの)の中に熱煙道ガスを貫通させること
によって発生されるのが好ましい。120°より大きい
頂角は反応帯の逆円錐台状底部上に望ましくない物質堆
積がおこる危険性のために望ましくない。
吸収剤は好ましくは、カルシウムとマグネシウムの酸化
物と水酸化物並びにアルカリ金属の酸化物、水酸化物お
よび炭酸塩から成る群の各員から選択される。経済的理
由では、Ca(OH)、好ましくは滞留スレーカー、
磨細スレーカーあるいはボールミルの中で消和させたも
の、は好ましい吸収剤である。
吸収剤は乾燥粉末として、あるいは水中に懸濁または溶
解して導入してもよく、水は吸収剤と別にまたは混合し
て導入してよい。
吸収剤の高利用率を達成するには、吸収剤を水中に懸濁
または溶解して導入するのが好ましい。
水または水中の吸収剤懸濁体または吸収剤溶液は煙道ガ
ス速度が大きい位置で反応帯中に導入するのが好まし
い。
好ましい操作条件は反応帯中のガス滞留時間が1〜5
秒、好ましくは2〜3秒であること、および反応室中の
物質滞留時間が1〜8分、好ましくは3〜5分であるこ
と、を特徴とし、ここに、物質滞留時間tは t=H/W として定義され、式中、Hは反応帯中の物質保有量
(kg)であり、Wは新しい吸収剤と熱煙道ガス中に存
在する固体粒子との合計の物質注入量(kg/分)であ
る。
上述の通り、粉末は反応生成物と未反応吸収剤とから成
る。しかし、反応帯に入る煙道ガスは一般にはフライア
ッシュを随伴し、これは分離帯中に沈降するものであ
る。フライアッシュは硫黄酸化物及び他の酸性ガスと適
切な条件下で反応し得る反応性のアルカリを含んでいて
よく、吸収剤必要量の減少をもたらす。
一つの好ましい具体化によると、分離帯から反応帯に再
循環させる粉末の再循環速度は熱煙道ガス中に存在する
吸収剤及び固体粒子の導入速度の10〜70倍、好まし
くは、15〜30倍に等しい。ここで、吸収剤の導入速
度とは新しい吸収剤の導入速度として定義され、粉末と
一緒に導入される未反応吸収剤を含まない。
反応帯中の物質滞留時間は粉末再循還速度によって調節
される。
再循還粉末の平均粒径は好ましくは50〜250ミクロ
ンの範囲内にある。好ましい粒径は分離帯中で分離され
た乾燥粉末を、反応帯へ再循還する前に寸法調整、例え
ば篩分け、あるいは例えばハンマーミル中での微粉砕に
よる寸法減少にかけることによって保証してよい。
適切なASTは煙道ガスを凝結温度へ冷却するのに必要
とする量の50−100%に相当する量で反応帯中に水
を導入するときに得られる。ASTは一般的には0〜4
0℃の範囲、好ましくは5〜20℃、特に8〜16℃の
範囲の中に入る。
所望の場合には、例えば、きわめて低いASTで以て操
作するときには、排出ガスは例えば反応帯の周りに熱煙
道ガスの一部をバイパスさせることによって再加熱して
もよい。
反応帯を出たのち、煙道ガスは脱塵され、その場合、未
反応吸収剤、反応生成物およびフライアッシュから成る
粉末が既知の分離器中で一段または二段で分離帯中にお
いて分離される。
一つの好ましい具体化によると、分離体は二つの副帯域
から成り、その第一は粗粒沈降用の副帯域であり第二は
微粒沈降用の副帯域である。
本発明は、又、本発明の方法を実施するための装置にも
関し、該装置は、垂直円筒室により形成されている反応
室、上方に末広がる管状逆円錐台状底壁部を有する底端
部、該底端部に煙道ガスを導入するための中央導入管、
吸収剤、粉末及び液状水を反応室の低部に供給するため
に配置されている複数の管、そして、反応室の頂部で、
粉末供給管と連絡する粉末排出管を有する粒子沈降器に
結合されている浮遊物排出管を含み、吸収剤と水とを反
応室に供給する管(一管か又は複数管)が前記導入管に
直接注がれ、それにより、水と吸収剤とが、導入管中の
煙道ガスの高速のために、煙道ガスと供給後均質に混合
するようになっていることを特徴とする。
反応室は管状であることが好ましい。
反応帯における極度に緊密な気固接触と固体物質の高濃
度は簡単な設計の従って低い投資コストのきわめて小型
能率的な装置の使用を可能にする。
反応帯下方部分における熱煙道ガスの境界層による適切
な分離、従って相当する乱流発生は、環状底部壁の頂角
が12°より大きく、好ましくは12〜120°、特に
好ましくは40〜90°の範囲であり、かつ、底端部
の、反応室に連接する部分の断面積(A上部)と中央導
入管に連接する断面積(A下部)との比が3〜20、好
ましくは4〜9の範囲内にあるときに保証される。
本発明による方法の好ましい具体化においては、吸収剤
は反応帯の中へ水中に懸濁または溶解して導入される。
この場合、水と吸収剤は同じ供給導管を通して供給され
る。
水または水と吸収剤の供給導管はベンチュリー射出ノズ
ルを備えているのが好ましい。
好ましい具体化によれば、装置は乾燥粉末を反応帯へ循
環させる前に寸法調整または微粉砕にかける手段を備え
ている。
粒子沈降器としては、既知装置のいずれも使用できる。
好ましい具体化によれば、粒子沈降器は微粉分離器例え
ば静電フィルターまたは布フィルターの上流に配置した
粗粒分離器例えばサイクロン分離器から成る。
本発明をここでさらに第1図を参照して説明するが、第
1図は本発明による装置の線図である。第1図を参照す
ると、装置は環状底部壁を有する底端部2、熱煙道ガス
用導管3、水中に懸濁または溶解した吸収剤のための導
管4、および乾燥粉末循還用導管5を備えた管状反応室
1を備えている。反応室の頂部は、物質出口7をもつ分
離サイクロン6からなる粒子沈降器に連結され、該物質
出口7は反応室1へ循還する流れと導管9として廃生成
物として廃棄されるもう一つの流、に粉末を分割する分
割ゲート8を備えている。分離サイクロン6からの排出
ガスはガス導出導管10を経て物質導出導管7′および
ガス導出導管10′とを備えた静電フィルター6′へ向
けられる。静電フィルター中に沈降した微粉は廃生成物
として排出してもよく、あるいは全部または一部を反応
室へ循環してもよい。
所望ならば、導入導管4は二つの導管、水用導管と吸収
剤用、によって置換してもよい。
さらに、熱煙道ガスの境界層による分離の現象をより明
確にするために第2図を参照しながら説明する。
供給する上昇熱煙道ガス流3aは、導入管3中で導入管
4より供給される吸収剤及び水と均質に混合され、反応
帯の底端部2の下部から軸線方向に導入される。吸収剤
及び水と混合されたガス流の上昇速度は、底端部2の末
広がりの環状逆円錐台形状のため、急速に減少し反応帯
内でガス流の乱気流が発生し、ガス流中に浮遊する反応
生成物と未反応吸収剤とからなる乾燥粉末の一部が反応
室1の内壁及び底端部2の内壁表面に沿って下降し、乾
燥粉末の下降流1aがもたらされる。その下降流1aの
アッパーモスト層1bは、連続して供給されている熱煙
道ガス上昇流の境界層3bの上昇運動と干渉しこれに同
伴するように連続的に剥離され、乾燥粉末下降流から分
離する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による装置のフローチャートである。 第2図は熱煙道ガスの境界層による分離の現象を説明す
る図である。 図中、 1……円筒形反応室 2……底端部 3……熱煙道ガス用導入管 4……吸収剤用導入管 5……循環乾燥粉末導入管 6……分離サイクロン 7……物質取出口 8……分割ゲート 6′……静電フィルター 7′……物質導出管 1a……乾燥粉末下降流 1b……アッパーモスト層 3a……熱煙道ガス上昇流 3b……熱煙道ガスの境界層

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】垂直円筒室より形成される反応室1及び上
    方に末広がりの環状逆円錐台状底壁部を有する底端部2
    からなる反応帯中を流れる熱煙道ガス流中に、吸収剤及
    び液状水を導入し且つ分散させ、該反応帯中で、硫黄酸
    化物及びその他の酸性ガスを、蒸発しつつある液状水の
    存在下で、該吸収剤により吸収させ且つ該吸収剤と反応
    させ、前記熱煙道ガス中に浮遊する反応生成物と未反応
    吸収剤とからなる乾燥粉末を生成させ、その後に、該粉
    末を分離帯6中で熱煙道ガスから分離し、その一部を導
    管5から反応帯に再循環させることからなる、熱煙道ガ
    スから硫黄酸化物及びその他の酸性ガスを除去する方法
    であって、上記方法において、 熱煙道ガスの上昇流を、前記底端部2において中央導入
    管3から、前記反応室1を含む反応帯の下方部分に軸線
    方向に導入し、それにより、上昇流の速度を急速に減少
    させ乱気流をおこさせ、それによって、反応室1の内壁
    及び底端部2の内表面に沿って下降する前記乾燥粉末の
    流れをもたらし、反応帯の下方部分において該下降して
    くる乾燥粉末流のアッパーモスト層(反応帯の軸線に最
    も近接している表面薄層)を上昇熱煙道ガス流の境界層
    の流れに同伴するように剥離することにより分離し;こ
    こで、反応帯の下方部分において、上記吸収剤、水及び
    粉末は熱煙道ガスの上昇流中に導入、分散、そして浮遊
    されており; 生成した乾燥粉末は、当該生成乾燥粉末が熱煙道ガス中
    に浮遊し同伴されている反応帯の上部から取り除かれ;
    そして 当該乾燥粉末は前記分離帯6中で浮遊物から分離され
    る、前記熱煙道ガスから硫黄酸化物及びその他の酸性ガ
    スを除去する方法において、 前記中央導入管3に導入管4より直接吸収剤及び水を供
    給し、導入管3中を高速で上昇する熱煙道ガスにより、
    導入管3中で吸収剤及び水と熱煙道ガスとを均質に混合
    し、その後、得られた均質混合物を反応帯に供給するこ
    とを特徴とする、前記方法。
  2. 【請求項2】前記熱煙道ガスの減速が、3〜20の範囲
    内のV(開始時)/V(減速時)速度比に相当する、特
    許請求の範囲第1項に記載の方法。
  3. 【請求項3】速度比が4〜9である、特許請求の範囲第
    2項に記載の方法。
  4. 【請求項4】ガスの速度が、25〜45m/秒から3〜
    6m/秒まで減少することを特徴とする、特許請求の範
    囲第2項又は第3項に記載の方法。
  5. 【請求項5】減速が反応帯中のガス滞留時間の0.05〜0.
    2倍の時間の間に起こることを特徴とする、特許請求の
    範囲第1〜4項のいずれかに記載の方法。
  6. 【請求項6】吸収剤を、カルシウム及びマグネシウムの
    酸化物及び水酸化物、並びにアルカリ金属の酸化物、水
    酸化物及び炭酸塩からなる群から選択することを特徴と
    する、特許請求の範囲第1〜5項のいずれかに記載の方
    法。
  7. 【請求項7】吸収剤を、水中で導入し、懸濁又は溶解さ
    せることを特徴とする、特許請求の範囲第1〜6項のい
    ずれかに記載の方法。
  8. 【請求項8】反応帯中のガス滞留時間が1〜5秒であ
    り、反応室中の材料滞留時間が1〜8分であることを特
    徴とする、特許請求の範囲第1〜7項のいずれかに記載
    の方法。
  9. 【請求項9】反応帯中のガス滞留時間が2〜3秒であ
    り、反応室中の材料滞留時間が3〜5分であることを特
    徴とする、特許請求の範囲第1〜8項のいずれかに記載
    の方法。
  10. 【請求項10】前記分離帯6から導入管5を経て反応室
    1に再循環させる前記乾燥粉末の再循環速度が、前記導
    入管3から導入させる熱煙道ガス中に存在する吸収剤及
    び固形粒子の導入速度の10〜70倍に等しいことを特
    徴とする特許請求の範囲第1〜9項のいずれかに記載の
    方法。
  11. 【請求項11】前記分離帯6から導入管5を経て反応室
    1に再循環させる前記乾燥粉末の再循環速度が、前記導
    入管3から導入させる熱煙道ガス中に存在する吸収剤及
    び固形粒子の導入速度の15〜30倍に等しい特許請求
    の範囲第10項に記載の方法。
  12. 【請求項12】反応帯中に断熱飽和温度まで煙道ガスを
    冷却するのに必要な量の50〜100%に相当する量の
    水を導入することを特徴とする、特許請求の範囲第1〜
    11項のいずれかに記載の方法。
  13. 【請求項13】分離帯が、粗粒子の沈降のための第一の
    副分離帯と微細粒子の沈降のための第二の副分離帯とか
    らなることを特徴とする、特許請求の範囲第1〜12項
    のいずれかに記載の方法。
  14. 【請求項14】垂直円筒室により形成されている反応室
    1、上方に末広がりの環状逆円錐台状底壁部を有する底
    端部2、該底端部2に熱煙道ガスを導入するための中央
    導入管3、吸収剤、粉末及び液状水を反応室の下方部分
    に供給するために配置されている導入管4,5、そし
    て、反応室の頂部で粒子沈降器6に連結されている浮遊
    物排出管を含み、該粒子沈降器6が粉末導入管5と連絡
    する粉末排出管7を有する、熱煙道ガスから硫黄酸化物
    及びその他の酸性ガスを除去するための装置において、 吸収剤及び水を反応室1に供給する1本又は複数本の導
    入管4が前記導入管3に直接配管され、それにより、水
    及び吸収剤が、導入管3中の煙道ガスの高速のために、
    煙道ガスとその後均質に混合されるようになっているこ
    とを特徴とする前記装置。
  15. 【請求項15】吸収剤及び水を反応室1に供給する導入
    管4が、反応室1の前記逆円錐台底壁部を伸びる仮想頂
    点の位置で、導入管3に配管されている、特許請求の範
    囲第14項に記載の装置。
  16. 【請求項16】前記底端部2の、前記反応室1に連接す
    る部分の断面積(A上部)と中央導入管3に連接する部
    分の断面積(A下部)との比が3〜20の範囲内である
    ことを特徴とする特許請求の範囲第14項又は第15項
    に記載の装置。
  17. 【請求項17】前記底端部2の、前記反応室1に連接す
    る部分の断面積(A上部)と中央導入管3に連接する部
    分の断面積(A下部)との比が4〜9の範囲内であるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第16項に記載の装置。
  18. 【請求項18】粒子沈降器が微細分離器の上流側に配列
    されている粗分離器を含むことを特徴とする、特許請求
    の範囲第14〜17項のいずれかに記載の装置。
  19. 【請求項19】粗分離器がサイクロンであることを特徴
    とする、特許請求の範囲第18項に記載の装置。
  20. 【請求項20】微細分離器が静電フイルターであること
    を特徴とする、特許請求の範囲第18項又は第19項に
    記載の装置。
  21. 【請求項21】微細分離器が布フイルターであることを
    特徴とする、特許請求の範囲第18項又は第19項に記
    載の装置。
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