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JPH0661702B2 - スエード様研磨布 - Google Patents
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JPH0661702B2 - スエード様研磨布 - Google Patents

スエード様研磨布

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Publication number
JPH0661702B2
JPH0661702B2 JP2220571A JP22057190A JPH0661702B2 JP H0661702 B2 JPH0661702 B2 JP H0661702B2 JP 2220571 A JP2220571 A JP 2220571A JP 22057190 A JP22057190 A JP 22057190A JP H0661702 B2 JPH0661702 B2 JP H0661702B2
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JP
Japan
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polishing
suede
polishing cloth
polyurethane elastomer
substrate
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浩司 中川
茂樹 森本
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鐘紡株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はスエード様研磨布に係り、更に詳しくは耐薬品
性に優れ、耐久性のよい、特に集積回路素子用半導体基
板、例えば高純度シリコンや化合物半導体等からなるウ
ェハーの鏡面加工、あるいはガラス,金属,セラミック
等の仕上研磨に好適なスエード様研磨布に関する。
(従来の技術) 天然繊維,再生繊維または合成繊維からなる編織布又は
不織布、あるいはこれらにポリウレタンエラストマー等
の樹脂またはスチレンブタジエンゴム,ニトリルブタジ
エンゴム等のゴム状物質を充填して得られる基体に、ポ
リウレタンエラストマーの溶液を塗布し、これを凝固液
で処理し湿式凝固して多孔質銀面層を形成せしめ、水洗
乾燥後、該銀面層表面を研削して得られるスエード様研
磨布は夙によく知られており、高純度シリコンや化合物
半導体からなるウェハーの鏡面加工工程、或いはガラス
製品,金属製品等の仕上工程に於て、酸化セリウム,酸
化アルミニウム,酸化ケイ素等の微細遊離砥粒を分散せ
しめた研磨液を供給しながら研磨する所謂精密研磨用と
して広く使用されている。
従来、スエード様研磨布を用いて研磨する場合には、供
給する研磨液中の砥粒の種類,粒度,濃度等、あるいは
研磨の際の温度,圧力,回転数等の加工条件を適宜設定
することで、所望する仕上精度のものを得ている。ま
た、仕上状態の向上を目的として、研磨液をpH9〜1
2のアルカリ性に調整したり、研磨液に次亜塩素酸ナト
リウム等の薬品を混入して、被研磨物の表面をエッチン
グしながら研磨する方法が一般的である。
しかしながら、従来使用されているスエード様研磨布
は、耐アルカリ性,耐薬品性が十分でなく、良好なる研
磨性能を長時間維持することができない。耐加水分解性
(耐アルカリ性)を向上させたスエード様シート状物が
いくつか提案されてはいるが、この場合も例えば次亜塩
素酸ナトリウム等に対する耐性に乏しいといった、耐薬
品性に問題がある。即ち、耐加水分解性(耐アルカリ
性),耐薬品性に優れ研磨耐久性の良好なスエード様研
磨布は未だ満足すべきものが提案されていないのが現状
である。
(発明が解決しようとする課題) 本発明者等は上述の如き問題点に鑑み鋭意研究した結果
完成したものであって、本発明の目的は耐加水分解性,
耐薬品性に優れ、耐久性が良く研磨可使寿命の長いスエ
ード様研磨布を提供するにある。
(課題を解決するための手段) 上述の目的は、基体にポリウレタンエラストマーの水混
和性有機溶剤溶液を塗布し、水系凝固液で処理して基体
上に多孔質銀面層を形成せしめ、該銀面層表面を研削す
ることからなるスエード様研磨布であって、前記ポリウ
レタンエラストマーのポリオール成分としてポリヘキサ
メチレンカーボネートを30モル%以上含むことを特徴
とするスエード様研磨布によって達成される。
本発明に用いられる基体としては、綿,レーヨン,ポリ
アミド,ポリエステル,ポリアクリロニトリル等の繊維
またはこれらの混合物からなる編織布や不織布、或はこ
れらにスチレンブタジエンゴム,ニトリルブタジエンゴ
ム等のゴム状物質またはポリウレタンエラストマー等の
樹脂を充填して得られるものが挙げられるが、特にこれ
らに限定されるものではない。
一般にポリウレタンエラストマーは、ポリイソシアネー
ト,ポリオール及び鎖伸長剤とから製造されるが、本発
明の銀面形成用に使用されるポリウレタンエラストマー
は、ポリオール成分としてポリヘキサメチレンカーボネ
ートを30モル%以上、好ましくは50モル%以上含む
ものである。ポリヘキサメチレンカーボネートの割合が
30モル%未満の場合は、耐加水分解性(耐アルカリ
性)及び耐薬品性が不十分となる。
本発明において上記ポリオール成分としては、ポリヘキ
サメチレンカーボネートのみを用いた場合が、耐加水分
解性,耐薬品性が良好であり好適であるが、他のポリオ
ールを併用し共重合させてもよい。併用されるポリオー
ルとしては、例えばポリエチレンアジペートグリコー
ル,ポリプロピレンアジペートグリコール,ポリエチレ
ンプロピレンアジペートグリコール,ポリブチレンアジ
ペートグリコール,ポリエチレンブチレンアジペートグ
リコール,ポリペンタメチレンアジペートグリコール等
のポリエステルポリオール類、或はポリエチレンエーテ
ルグリコール,ポリプロピレンエーテルグリコール,ポ
リテトラメチレンエーテルグリコール,ポリヘキサメチ
レンエーテルグリコール等のポリエーテルポリオール類
等、両末端に水酸基を有する分子量500〜8000の
ポリオール類が挙げられる。共重合されるポリオールと
してはポリエステル類よりもポリエーテル類の方が耐加
水分解性,耐薬品性が良く好ましい。
本発明の銀面ポリウレタンエラストマーに用いるポリイ
ソシアネートとしては、例えばジフェニルメタン−4,
4′−ジイソシアネート,トリレン−2,4−ジイソシ
アネート,キシレンジイソシアネート,ジシクロヘキシ
ルメタン−4,4′−ジイソシアネート,ヘキサメチレ
ンジイソシアネート等の有機ジイソシアネート、或いは
これらの混合物が挙げられる。また鎖伸長剤としては、
活性水素基を含んだ低分子化合物、例えばエチレングリ
コール,プロピレングリコール,ブチレングリコール,
ジエチレングリコール等のグリコール類、例えばエチレ
ンジアミン,トリメチレンジアミン,プロピレンジアミ
ン,ブチレンジアミン等のジアミン類、あるいはアミノ
アルコール等を挙げることができる。
上述の如き組成からなる銀面ポリウレタンエラストマー
を溶解する溶剤としては、例えばジメチルホルムアミ
ド,ジメチルスルホキシド,テトラヒドロフラン,ジメ
チルアセトアミド,エチルアセテート,ジオキサン等の
水混和性有機溶剤を挙げることができるが、特にこれら
に限定されるものではない。ポリウレタンエラストマー
溶液のエラストマー固形分濃度は好ましくは10〜40
重量%、更に好ましくは15〜30重量%である。エラ
ストマー固形分濃度が低過ぎる場合、溶液粘度が低過ぎ
て、溶液が基体へ過度に浸み込み、良好なる多孔質銀面
層が形成されにくくなる。
本発明のスエード様研磨布を製造するには、例えば次の
様にすればよい。即ち、上述の如き組成に調整された銀
面形成用ポリウレタンエラストマー溶液を前記基体上に
ロールコーター,ナイフコーター等の適宜な塗布手段を
用いて、好ましくは150〜1500g/cm、更に
好ましくは300〜1,200g/mの塗布量(溶液
として)になるように塗布し、次いで水或は水とポリウ
レタンエラストマーの溶剤との混合液中に浸漬して湿式
凝固せしめた後、脱溶剤のための水洗,乾燥をすること
により、基体面に垂直且つ均一な紡錘状気孔を有する銀
面層を具えたシート状物質が得られる。更に、サンドペ
ーパー使用の表面研削機などにより該シート状物質の銀
面表面を研削することにより、表面孔形状も均一で且つ
断面孔形状が基体面に垂直で均一な紡錘状気孔であるス
エード様研磨布が得られる。
(発明の効果) 本発明のスエード様研磨布は耐加水分解性(耐アルカリ
性),耐薬品性に優れているため、これを用いて研磨す
れば被研磨体への加工傷(所謂スクラッチ)の発生が少
なく、且つ良好なる研磨状態が長時間にわたり維持さ
れ、従来品に比べ耐久性に優れ且つ安定した研磨ができ
る。
以下、実施例及び比較例により本発明を詳述する。なお
その前に本実施例及び比較例における研磨試験方法及び
その評価方法について記述する。また、実施例及び比較
例中の「部」及び「%」は特に断りのない限り、「重量
部」及び「重量%」を意味する。
<研磨試験I> 平均粒径0.01μのコロイダルシリカを3%分散し、
且つ水酸化ナトリウムによりpH11に調整された研磨
液を用い、得られた研磨布を使用して、スピードファム
社製36SPAW研磨機にて、5インチシリコンウェハ
ーを1回の研磨時間30分間で研磨した。研磨は全部で
60回くり返し行った。その他の研磨条件は次の通りで
あった。
加工圧力 200g/cm 定盤回転数 77rpm 加工温度 40℃ 研磨液供給量 100cc/分 <研磨試験II> 平均粒径0.1μの酸化ケイ素を5%分散し且つ次亜塩
素酸ナトリウムを1%溶解した研磨液を用い、得られた
研磨布を使用して、スピードファム社製36SPAW研
磨機にて、3インチGa・Asウェハーを研磨した。1
回の研磨時間を30分間とし、研磨は60回くり返し行
った。その他の研磨条件は研磨試験Iと同様とした。
<研磨能率> 30分間研磨における研削深度(μ)を測定した。
<不良発生性> 5万ルクスの照射光下にて、目視により加工傷(スクラ
ッチ)を確認したウェハーの割合を求め、下記基準に準
拠して評価した。
◎ 5%未満 ○ 5〜10% △ 10〜50% × 50%以上 (実施例1〜4,比較例1〜2) ポリエステル短繊維(繊度1.5d,長さ51mm)よ
りなるニードルパンチされた不織布(目付300g/m
2,厚み2.0m/m)に、スチレンブタジエン共重合体
のエマルジョン溶液を含浸させ、加熱架橋反応後、0.
9mmの厚さにスライスして、繊維比率46%,スチレ
ンブタジエン共重合体比率54%の基体を得た。
また、分子量が各2000のポリヘキサメチレンカーボ
ネート(PHMC)とポリテトラメチレンエーテルグリ
コール(PTMG)とを第1表に示す如きモル比率にて
計1モルをポリオール成分として用い、ジフェニルメタ
ン−4,4′−ジイソシアネート3モル,エチレングリ
コール2モルを、ジメチルホルムアミド中で溶液重合さ
せて濃度30%のポリウレタンエラストマー溶液を得
た。このポリウレタンエラストマー溶液100部に、カ
ーボンブラック粉末5部,ステアリルアルコール3部,
ジメチルホルムアミド100部を加え、粘度100ポイ
ズ/30℃の銀面ポリウレタンエラストマー塗布液を得
た。得られた塗布液を上記基体上にロールコーターで8
00g/m塗布した後、30℃の凝固浴(水:ジメチ
ルホルムアミド=90:10重量比)の中に浸漬して凝
固させ、温水で充分に脱溶媒した後、120℃にて熱風
乾燥を行った。
次いで、それぞれの表面を#120のサンドペーパーに
て0.15mm研削し、スエード様研磨布を得た。結果
は第1表の通りであった。
(実施例5) 実施例1〜4で用いたポリオールに代えて、ポリヘキサ
メチレンカーボネート(PHMC)とポリヘキサメチレ
ンアジペートグリコール(AD)とをモル比率50:5
0で用いた他は、実施例1〜4と同様の方法でスエード
様研磨布を得た。結果は第1表の通りであった。
(比較例3) 実施例5で用いたPHMCを用いずポリオールとしてA
Dのみを用いた他は、実施例5と同様の方法でスエード
様研磨布を得た。結果は第1表の通りであった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基体にポリウレタンエラストマーの水混和
    性有機溶剤溶液を塗布し、水系凝固液で処理して基体上
    に多孔質銀面層を形成せしめ、該銀面層表面を研削する
    ことからなるスエード様研磨布であって、前記ポリウレ
    タンエラストマーのポリオール成分としてポリヘキサメ
    チレンカーボネートを30モル%以上含むことを特徴と
    するスエード様研磨布。
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