JPH066350B2 - 伝動ベルトの製造方法 - Google Patents
伝動ベルトの製造方法Info
- Publication number
- JPH066350B2 JPH066350B2 JP30569686A JP30569686A JPH066350B2 JP H066350 B2 JPH066350 B2 JP H066350B2 JP 30569686 A JP30569686 A JP 30569686A JP 30569686 A JP30569686 A JP 30569686A JP H066350 B2 JPH066350 B2 JP H066350B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tensile body
- molding die
- transmission belt
- outer peripheral
- preform
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- Expired - Lifetime
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は例えば車両用タイミングベルト等に適用される
抗張体埋設形の伝動ベルトを製造する方法に係り、特に
抗張体のほつれにくい伝動ベルトの製造を可能とした伝
動ベルトの製造方法に関する。
抗張体埋設形の伝動ベルトを製造する方法に係り、特に
抗張体のほつれにくい伝動ベルトの製造を可能とした伝
動ベルトの製造方法に関する。
(従来の技術) 従来、車両用タイミングベルト等に用いられる伝動ベル
トとして、例えば第7図に示すようにNBR(ニトリル
・ブタジエン・ラバー)等からなるベルト本体1内にグ
ラスファイバー、金属繊維等からなる糸状の抗張体2を
埋設したものがある。なお、ベルト本体1の内側表面に
は帆布3が添装されている。
トとして、例えば第7図に示すようにNBR(ニトリル
・ブタジエン・ラバー)等からなるベルト本体1内にグ
ラスファイバー、金属繊維等からなる糸状の抗張体2を
埋設したものがある。なお、ベルト本体1の内側表面に
は帆布3が添装されている。
このような伝動ベルトを製造する場合には、例えば第8
図に示すように、両側にサイドプレート4a、4aを接
離自在に配したドラム状の成形型4に帆布を巻付けた
後、抗張体2を螺旋状に巻付ける。その後、成形型4に
抗張体2の外側からNBR等からなるシート状素材5を
巻回し、その後加熱により成形型4の外周面部で抗張体
2とシート状素材5とを密着させて円筒状の予備成形品
を製造し、しかる後、その予備成形品を径方向の切断線
Aに沿い、軸方向に所定幅に切断するようにしている。
図に示すように、両側にサイドプレート4a、4aを接
離自在に配したドラム状の成形型4に帆布を巻付けた
後、抗張体2を螺旋状に巻付ける。その後、成形型4に
抗張体2の外側からNBR等からなるシート状素材5を
巻回し、その後加熱により成形型4の外周面部で抗張体
2とシート状素材5とを密着させて円筒状の予備成形品
を製造し、しかる後、その予備成形品を径方向の切断線
Aに沿い、軸方向に所定幅に切断するようにしている。
(発明が解決しようとする問題点) 上述した従来の製造方法においては、成形型4に抗張体
2を一定のピッチで密に螺旋状に巻付けるようにしてい
る。
2を一定のピッチで密に螺旋状に巻付けるようにしてい
る。
そのため、予備成形品とした後に、それを切断して得た
最終成形品としての伝動ベルト6内の抗張体2が、第9
図及び第10図に示すように、伝動ベルト6の軸線Bに
対して大きい角度θをなしていることにより、その抗張
体2の切断面2aの面積が比較的大きくなる。
最終成形品としての伝動ベルト6内の抗張体2が、第9
図及び第10図に示すように、伝動ベルト6の軸線Bに
対して大きい角度θをなしていることにより、その抗張
体2の切断面2aの面積が比較的大きくなる。
この結果、抗張体2の切断面では、第10図に示すよう
に、その抗張体2のほつれ部分2bが多くなり、ベルト
使用中に抗張体2がほつれてくる等の問題が生じる場合
がある。
に、その抗張体2のほつれ部分2bが多くなり、ベルト
使用中に抗張体2がほつれてくる等の問題が生じる場合
がある。
なお、抗張体2としては一般に、グラスファイバをRF
L(レゾルシン・フォルマリン・ラテックス)処理して
撚りを与えたものが多用されており、このものは前記の
ような切断後においても接着層で保持されて、ほつれの
発生は比較的少ない。
L(レゾルシン・フォルマリン・ラテックス)処理して
撚りを与えたものが多用されており、このものは前記の
ような切断後においても接着層で保持されて、ほつれの
発生は比較的少ない。
ところが、金属ワイヤの抗張体を用いる場合には、撚り
の後のワイヤ状態で接着処理を行うことが多く、ワイヤ
内部にまで十分に接着処理液が入り込まないために、ほ
つれの発生が比較的多い。
の後のワイヤ状態で接着処理を行うことが多く、ワイヤ
内部にまで十分に接着処理液が入り込まないために、ほ
つれの発生が比較的多い。
(問題点を解決するための手段) 本発明は上記の問題点を解決するために、抗張体を螺旋
状に巻付けるドラム状の成形型の外周面に、抗張体の切
断される部分に位置して突起を設けておき、抗張体巻付
け時に、その突起に抗張体を掛止して、その抗張体の切
断される部分を成形型の軸方向に折曲させるようにして
いる。
状に巻付けるドラム状の成形型の外周面に、抗張体の切
断される部分に位置して突起を設けておき、抗張体巻付
け時に、その突起に抗張体を掛止して、その抗張体の切
断される部分を成形型の軸方向に折曲させるようにして
いる。
(作用) 本発明の方法によれば、抗張体がその切断個所で、軸方
向に折曲することから、切断面での表面積が小さくな
り、抗張体を構成する繊維のほつれがそれだけ減少す
る。
向に折曲することから、切断面での表面積が小さくな
り、抗張体を構成する繊維のほつれがそれだけ減少す
る。
したがって、製造したベルトの使用時に抗張体がほつれ
にくくなる。
にくくなる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を第1図〜第7図を参照して説
明する。
明する。
尚、製造工程全体の流れは従来の方法と同様である。即
ち、第1図に示すように、まずドラム状の成形型10に
帆布を巻付けた後、糸状の抗張体11を螺旋状に巻付け
る。次に、その成形型10に抗張体11の外側からNB
R等よりなるシート状素材12を巻回する。その後、加
熱により成形型10の外周面部で抗張体11とシート状
素材12とを密着させて円筒状の予備成形品を製造する。
しかる後、予備成形品を径方向の切断線A1に沿って軸
方向に切断して、所定幅の無端帯状の伝動ベルトを製造
する。
ち、第1図に示すように、まずドラム状の成形型10に
帆布を巻付けた後、糸状の抗張体11を螺旋状に巻付け
る。次に、その成形型10に抗張体11の外側からNB
R等よりなるシート状素材12を巻回する。その後、加
熱により成形型10の外周面部で抗張体11とシート状
素材12とを密着させて円筒状の予備成形品を製造する。
しかる後、予備成形品を径方向の切断線A1に沿って軸
方向に切断して、所定幅の無端帯状の伝動ベルトを製造
する。
このような方法において、本実施例では、第1図乃至第
5図に示すように、予備成形品の切断部分となる位置に
ピン13を設けた成形型10を使用する。即ち、前記成
形型10は、外周面に歯型凹部10aを有する歯車状を
なし、その軸方向両側の前記切断線A1より内側に位置
して、前記ピン13が配設されている。これらピン13
は、前記成形型10の両側内周部に固着された駒体15
に設けた嵌装孔15a内に摺動自在に装着されている。
前記ピン13の上端13aは、前記成形型10に穿設さ
れた貫通孔10bを介して該成形型10の外周面より出
没する。また、前記ピン13の下端13bは、前記駒体
15の下側面より出没する。前記ピン13は、ばね16
により、下方に押圧されている。前記ピン13の下端面
は、前記駒体15の下側面のテーパ面と対応するテーパ
面とされている。前記成形型10の軸方向両側部には、
その軸方向に接離自在にサイドプレート17、17が配
設されている。これらサイドプレート17、17は内側面
に前記駒体15のテーパ面と対応するテーパ面17a、
17aを有している。そして、前記成形型10にサイド
プレート17を接触させることにより、該サイドプレー
ト17のテーパ面17aの案内で、前記ピン13はばね
16の押圧力に抗して、上方に移動されて、その上端13
aが成形型10の外周面より外方に所定寸法突出する
(第4図の状態)。また、前記成形型10よりサイドプ
レート17を離間させることにより、前記ピン13はば
ね16の押圧力で下方に移動して、その上端13aが前
記成形型10の外周面より没入すると共に、下端13b
が前記駒体15の下側面より所定寸法突出する(第5図
の状態)。しかして、第4図に示す如く成形型の両側に
サイドプレート17、17を接触させた状態、即ち、ピ
ン13の上端13aを成形型10の外周面より外方に突
出させた状態にして、成形型10の外周面に抗張体11
を巻き付ける。この場合、第1図に示す如く、切断部以
外の部分は緻密なピッチで螺旋状に巻き付けるが、切断
部については抗張体11をピン13に掛止してその成形
型10の軸方向に折曲させ、その端部を、駒体15とサ
イドプレート17との間で挟持固定する。この後、成形
型10の外周面にシート状素材12を巻回し、加熱により
抗張体11とシート状素材12とを密着させて円筒状の
予備成形品を製造したならば、サイドプレート17を成
形型10から離間させることにより、第5図に示す如
く、ピン13がばね16の押圧力によって、下方に移動
して、その上端13aが成形型10の外周面より没入す
る。
5図に示すように、予備成形品の切断部分となる位置に
ピン13を設けた成形型10を使用する。即ち、前記成
形型10は、外周面に歯型凹部10aを有する歯車状を
なし、その軸方向両側の前記切断線A1より内側に位置
して、前記ピン13が配設されている。これらピン13
は、前記成形型10の両側内周部に固着された駒体15
に設けた嵌装孔15a内に摺動自在に装着されている。
前記ピン13の上端13aは、前記成形型10に穿設さ
れた貫通孔10bを介して該成形型10の外周面より出
没する。また、前記ピン13の下端13bは、前記駒体
15の下側面より出没する。前記ピン13は、ばね16
により、下方に押圧されている。前記ピン13の下端面
は、前記駒体15の下側面のテーパ面と対応するテーパ
面とされている。前記成形型10の軸方向両側部には、
その軸方向に接離自在にサイドプレート17、17が配
設されている。これらサイドプレート17、17は内側面
に前記駒体15のテーパ面と対応するテーパ面17a、
17aを有している。そして、前記成形型10にサイド
プレート17を接触させることにより、該サイドプレー
ト17のテーパ面17aの案内で、前記ピン13はばね
16の押圧力に抗して、上方に移動されて、その上端13
aが成形型10の外周面より外方に所定寸法突出する
(第4図の状態)。また、前記成形型10よりサイドプ
レート17を離間させることにより、前記ピン13はば
ね16の押圧力で下方に移動して、その上端13aが前
記成形型10の外周面より没入すると共に、下端13b
が前記駒体15の下側面より所定寸法突出する(第5図
の状態)。しかして、第4図に示す如く成形型の両側に
サイドプレート17、17を接触させた状態、即ち、ピ
ン13の上端13aを成形型10の外周面より外方に突
出させた状態にして、成形型10の外周面に抗張体11
を巻き付ける。この場合、第1図に示す如く、切断部以
外の部分は緻密なピッチで螺旋状に巻き付けるが、切断
部については抗張体11をピン13に掛止してその成形
型10の軸方向に折曲させ、その端部を、駒体15とサ
イドプレート17との間で挟持固定する。この後、成形
型10の外周面にシート状素材12を巻回し、加熱により
抗張体11とシート状素材12とを密着させて円筒状の
予備成形品を製造したならば、サイドプレート17を成
形型10から離間させることにより、第5図に示す如
く、ピン13がばね16の押圧力によって、下方に移動
して、その上端13aが成形型10の外周面より没入す
る。
このような方法で製造した伝動ベルト14によれば、第
6図に示すように、抗張体11がベルト切断面14a部
分でベルト軸線B1に対して極めて小さい角度θ1をな
し、その抗張体11の切断面11aの表面積は、抗張体
11の1本の断面積分に近似し、従来のものに比して極
めて小さくなる。
6図に示すように、抗張体11がベルト切断面14a部
分でベルト軸線B1に対して極めて小さい角度θ1をな
し、その抗張体11の切断面11aの表面積は、抗張体
11の1本の断面積分に近似し、従来のものに比して極
めて小さくなる。
したがって、ベルト使用時に抗張体11を構成する繊維
のほつれが生じにくくなり、抗張体のほつれ等の防止が
図れる。
のほつれが生じにくくなり、抗張体のほつれ等の防止が
図れる。
なお、予備成形品を径方向の切断線に沿って軸方向に分
断して複数の伝動ベルトを得る所謂複数本取りに限ら
ず、1本取りでも本発明は適用可能である。
断して複数の伝動ベルトを得る所謂複数本取りに限ら
ず、1本取りでも本発明は適用可能である。
(発明の効果) 以上のように、本発明によれば、抗張体を巻付ける成形
型の外周面に、抗張体の切断される部分に位置して突起
を設けておき、抗張体巻付け時に、その突起に抗張体を
掛止して、その抗張体の切断される部分を成形型の軸方
向に折曲させるので、抗張体の切断面での表面積が小さ
い伝動ベルトが製造でき、抗張体を構成する繊維がベル
ト使用時にほつれにくくなる。
型の外周面に、抗張体の切断される部分に位置して突起
を設けておき、抗張体巻付け時に、その突起に抗張体を
掛止して、その抗張体の切断される部分を成形型の軸方
向に折曲させるので、抗張体の切断面での表面積が小さ
い伝動ベルトが製造でき、抗張体を構成する繊維がベル
ト使用時にほつれにくくなる。
第1図は本発明の一実施例を説明するための製造状態を
示す図、第2図は第1図における成形型の径方向断面
図、第3図は成形型とサイドプレートの相互関係位置を
示す断面図、第4図は第3図のIV円部分の拡大図、第5
図は離型時の第4図と同状図、第6図は前記実施例の方
法により製造された伝動ベルトの一部を拡大して示す
図、第7図は伝動ベルトの構成例を示す断面図、第8図
は従来例を説明するための製造状態を示す図、第9図は
従来系の方法により製造された伝動ベルトの一部を拡大
して示す図、第10図は第9図の一部をさらに拡大して
示す図である。 10…成形型、11…抗張体、12…シート状素材、1
3…突起、14…伝動ベルト、A1…切断線。
示す図、第2図は第1図における成形型の径方向断面
図、第3図は成形型とサイドプレートの相互関係位置を
示す断面図、第4図は第3図のIV円部分の拡大図、第5
図は離型時の第4図と同状図、第6図は前記実施例の方
法により製造された伝動ベルトの一部を拡大して示す
図、第7図は伝動ベルトの構成例を示す断面図、第8図
は従来例を説明するための製造状態を示す図、第9図は
従来系の方法により製造された伝動ベルトの一部を拡大
して示す図、第10図は第9図の一部をさらに拡大して
示す図である。 10…成形型、11…抗張体、12…シート状素材、1
3…突起、14…伝動ベルト、A1…切断線。
Claims (1)
- 【請求項1】ドラム状の成形型に糸状の抗張体を螺旋状
に巻付けた後、その成形型に前記抗張体の外側からシー
ト状素材を巻回し、その後加熱により前記成形型の外周
面部で前記抗張体と前記シート状素材とを密着させて円
筒状の予備成形品を製造し、しかる後その予備成形品を
径方向の切断線に沿い軸方向に分断して無端帯状の抗張
体埋設形の伝動ベルトを製造する方法において、前記抗
張体を巻付ける成形型の外周面に、前記予備成形品の切
断部に位置して突起を設けておき、前記抗張体の巻付け
時に、前記突起に該抗張体を掛止して、その抗張体の切
断される部分を前記成形型の軸方向に折曲させることを
特徴とする伝動ベルトの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30569686A JPH066350B2 (ja) | 1986-12-22 | 1986-12-22 | 伝動ベルトの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30569686A JPH066350B2 (ja) | 1986-12-22 | 1986-12-22 | 伝動ベルトの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63158232A JPS63158232A (ja) | 1988-07-01 |
| JPH066350B2 true JPH066350B2 (ja) | 1994-01-26 |
Family
ID=17948257
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30569686A Expired - Lifetime JPH066350B2 (ja) | 1986-12-22 | 1986-12-22 | 伝動ベルトの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH066350B2 (ja) |
-
1986
- 1986-12-22 JP JP30569686A patent/JPH066350B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63158232A (ja) | 1988-07-01 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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