JPH0664189B2 - 廃溶媒の処理方法 - Google Patents
廃溶媒の処理方法Info
- Publication number
- JPH0664189B2 JPH0664189B2 JP61021997A JP2199786A JPH0664189B2 JP H0664189 B2 JPH0664189 B2 JP H0664189B2 JP 61021997 A JP61021997 A JP 61021997A JP 2199786 A JP2199786 A JP 2199786A JP H0664189 B2 JPH0664189 B2 JP H0664189B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- waste solvent
- diluent
- distillation apparatus
- partial
- distillation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、原子力発電所等で発生する使用済み核燃料を
再処理工程において硝酸水溶液に溶解させ、その後燐酸
トリブチルと希釈剤からなる溶液によってU、Pu等の放
射性物質を抽出した燐酸トリブチル、希釈剤を含む廃溶
媒から高純度の希釈剤を回収するための廃溶媒の処理方
法に関するものである。
再処理工程において硝酸水溶液に溶解させ、その後燐酸
トリブチルと希釈剤からなる溶液によってU、Pu等の放
射性物質を抽出した燐酸トリブチル、希釈剤を含む廃溶
媒から高純度の希釈剤を回収するための廃溶媒の処理方
法に関するものである。
更に詳しくは、原子力発電所等で発生する使用済み核燃
料を再処理工程において硝酸水溶液に溶解させ、その
後、燐酸トリブチルと希釈剤からなる溶液によって、
U、Pu等の放射性物質を抽出した燐酸トリブチルおよび
希釈剤を含む廃溶媒から薄膜蒸発式蒸留装置を使用して
希釈剤を回収するに際し、前記蒸留装置からの留出蒸気
を分縮させ、該蒸留装置の廃溶媒供給部に還流せしめる
ことにより、留出率を低下することなく高い純度の希釈
剤が回収でき、しかも蒸留操作が円滑に行なえる廃溶媒
の処理方法を提供するものである。
料を再処理工程において硝酸水溶液に溶解させ、その
後、燐酸トリブチルと希釈剤からなる溶液によって、
U、Pu等の放射性物質を抽出した燐酸トリブチルおよび
希釈剤を含む廃溶媒から薄膜蒸発式蒸留装置を使用して
希釈剤を回収するに際し、前記蒸留装置からの留出蒸気
を分縮させ、該蒸留装置の廃溶媒供給部に還流せしめる
ことにより、留出率を低下することなく高い純度の希釈
剤が回収でき、しかも蒸留操作が円滑に行なえる廃溶媒
の処理方法を提供するものである。
一般に原子力発電所等で発生する使用済み核燃料を再処
理工程において硝酸水溶液に溶解させ、その後燐酸トリ
ブチル(以下「TBP」と略記する)と希釈剤(ドデカ
ン、ケロセン、C10〜C14の炭化水素等)からなる溶媒
によってU、Pu等が抽出されている。上述の操作により
TBPと希釈剤の溶媒は硝酸、放射線及び熱等によるTBPあ
るいは希釈剤の分解生成物(燐酸ジブチル、燐酸モノブ
チル、ドデカノン、ドデカノール、燐酸エステル、炭化
水素)、及び燐酸ジブチルあるいは燐酸エステル等との
錯体が含有されると共に、硝酸水溶液中の無機物(Zr、R
h、Nb、Ru、U、Pu等)、水及び硝酸等(以下「劣化生成物」
という)を微量含有することになる。
理工程において硝酸水溶液に溶解させ、その後燐酸トリ
ブチル(以下「TBP」と略記する)と希釈剤(ドデカ
ン、ケロセン、C10〜C14の炭化水素等)からなる溶媒
によってU、Pu等が抽出されている。上述の操作により
TBPと希釈剤の溶媒は硝酸、放射線及び熱等によるTBPあ
るいは希釈剤の分解生成物(燐酸ジブチル、燐酸モノブ
チル、ドデカノン、ドデカノール、燐酸エステル、炭化
水素)、及び燐酸ジブチルあるいは燐酸エステル等との
錯体が含有されると共に、硝酸水溶液中の無機物(Zr、R
h、Nb、Ru、U、Pu等)、水及び硝酸等(以下「劣化生成物」
という)を微量含有することになる。
上述のような熱分解を起こし易いTBP及びTBPの熱分解を
促進する劣化生成物を含有している廃溶媒から希釈剤を
回収する方法として薄膜蒸発式蒸留装置を使用すること
により容易に実施できることを見出した。
促進する劣化生成物を含有している廃溶媒から希釈剤を
回収する方法として薄膜蒸発式蒸留装置を使用すること
により容易に実施できることを見出した。
しかし、廃溶媒を単に薄膜蒸発式蒸留装置に供給して蒸
留する方法では、薄膜蒸発式蒸留装置を複数基設置して
多段蒸留しないと純度の高い希釈剤を回収することがで
きなかった。そのため莫大な設備費と運転費用を必要と
する等の問題があった。
留する方法では、薄膜蒸発式蒸留装置を複数基設置して
多段蒸留しないと純度の高い希釈剤を回収することがで
きなかった。そのため莫大な設備費と運転費用を必要と
する等の問題があった。
本発明の目的は、上述のような問題点を解決し、一基の
薄膜蒸発式蒸留装置により留出率を低下することなく高
い純度の希釈剤が回収でき、しかも蒸留操作を円滑に行
なうことができる廃溶媒の処理方法を提供するにある。
薄膜蒸発式蒸留装置により留出率を低下することなく高
い純度の希釈剤が回収でき、しかも蒸留操作を円滑に行
なうことができる廃溶媒の処理方法を提供するにある。
すなわち、本発明は、原子力発電所等で発生する使用済
み核燃料を再処理工程において硝酸水溶液に溶解させ、
その後、燐酸トリブチルと希釈剤からなる溶液によっ
て、U、Pu等の放射性物質を抽出した燐酸トリブチル、
希釈剤を含む廃溶媒から薄膜蒸発式蒸留装置を使用して
希釈剤を回収するに際し、前記蒸留装置からの留出蒸気
を分縮させ、該蒸留装置の廃溶媒供給部に還流せしめる
ようにした廃溶媒の処理方法を提供するものである。
み核燃料を再処理工程において硝酸水溶液に溶解させ、
その後、燐酸トリブチルと希釈剤からなる溶液によっ
て、U、Pu等の放射性物質を抽出した燐酸トリブチル、
希釈剤を含む廃溶媒から薄膜蒸発式蒸留装置を使用して
希釈剤を回収するに際し、前記蒸留装置からの留出蒸気
を分縮させ、該蒸留装置の廃溶媒供給部に還流せしめる
ようにした廃溶媒の処理方法を提供するものである。
ここで、薄膜蒸発式蒸留装置は、装置内での溶媒の滞留
時間が短く、しかも局部的な異常滞留が生じず、蒸発効
率の高いものを使用する必要がある。この装置として
は、生産装置として実用化されている点及び使用実績か
らして化学工学便覧(昭和55年12月25日.丸善株会社発
行)第406頁.図4・11(J)に記載されているような
攪拌薄膜蒸発式蒸留装置を使用するのが好ましい。
時間が短く、しかも局部的な異常滞留が生じず、蒸発効
率の高いものを使用する必要がある。この装置として
は、生産装置として実用化されている点及び使用実績か
らして化学工学便覧(昭和55年12月25日.丸善株会社発
行)第406頁.図4・11(J)に記載されているような
攪拌薄膜蒸発式蒸留装置を使用するのが好ましい。
分縮器は、構造が簡単で、凝縮液が異常滞留せず、しか
も冷却効果の良い、例えば化学工学便覧(昭和55年12月
25日.丸善株式会社発行)第365頁に記載されているよ
うな構成のものを使用する。
も冷却効果の良い、例えば化学工学便覧(昭和55年12月
25日.丸善株式会社発行)第365頁に記載されているよ
うな構成のものを使用する。
廃溶媒の処理に際しては、第1図に示すような、回転ロ
ータ1aを有する攪拌薄膜蒸発式蒸留装置1と、還流量調
節弁2aを有する分縮器2と、前縮器3で形成し、蒸留装
置1の留出蒸気を分縮器2に、分縮器で凝縮された液を
蒸留装置1の廃溶媒の供給部に、分縮されなかった蒸気
を前縮器3に夫々供給せしめるように配管した構成の装
置を使用するのが好ましい。
ータ1aを有する攪拌薄膜蒸発式蒸留装置1と、還流量調
節弁2aを有する分縮器2と、前縮器3で形成し、蒸留装
置1の留出蒸気を分縮器2に、分縮器で凝縮された液を
蒸留装置1の廃溶媒の供給部に、分縮されなかった蒸気
を前縮器3に夫々供給せしめるように配管した構成の装
置を使用するのが好ましい。
分縮液の一部を蒸留装置の廃溶媒供給部に還流せしめる
と共に、分縮液の残部を留出液と共に回収せしめるよう
にすることにより、希釈剤(分縮液の低沸点成分)の純
度を高めることができると共に、この希釈剤の回収量が
減少するのを分縮液の残部を回収することによって補給
し、希釈剤の回収率をよくすることができる。
と共に、分縮液の残部を留出液と共に回収せしめるよう
にすることにより、希釈剤(分縮液の低沸点成分)の純
度を高めることができると共に、この希釈剤の回収量が
減少するのを分縮液の残部を回収することによって補給
し、希釈剤の回収率をよくすることができる。
分縮還流率は、 分縮還流液量/(分縮還流液量+分縮留出液量)であ
り、その値が0.1以下では還流率が小さ過ぎて分縮還流
による分離性能を改善することができない。また、0.7
以上になると蒸留装置において廃溶媒の供給量より分縮
還流液を蒸発させることになり、蒸留装置の蒸発能力を
有効に生かせなくなる。
り、その値が0.1以下では還流率が小さ過ぎて分縮還流
による分離性能を改善することができない。また、0.7
以上になると蒸留装置において廃溶媒の供給量より分縮
還流液を蒸発させることになり、蒸留装置の蒸発能力を
有効に生かせなくなる。
そのため、分縮還流率は0.1以上、0.7以下の範囲に設定
するのが好ましい。
するのが好ましい。
分縮温度が30℃未満になると攪拌薄膜蒸発式蒸留装置に
おける蒸留圧力が0.5torrでも分縮還流率が1.00と、全
縮してしまうので分縮還流による分離性能を改善すると
いう目的を達成することができなくなる。また、200℃
を超えると蒸留圧力が20torrになっても分縮還流率が0
となり、全く分縮還流しなくなり、上述の最適な分縮還
流率の範囲を維持することができなくなる。
おける蒸留圧力が0.5torrでも分縮還流率が1.00と、全
縮してしまうので分縮還流による分離性能を改善すると
いう目的を達成することができなくなる。また、200℃
を超えると蒸留圧力が20torrになっても分縮還流率が0
となり、全く分縮還流しなくなり、上述の最適な分縮還
流率の範囲を維持することができなくなる。
そのため、分縮温度は30℃以上、200℃以下の範囲に設
定するのが好ましい。
定するのが好ましい。
蒸留条件 蒸留装置内径:50mm 蒸留温度:150℃ 蒸留圧力:5torr ロータ回転数:450R.P.M 上述のような条件で第1図に示すような装置を使用し
て、ドデカンが70容量%、TBPが30容量%、劣化生成物
が0.1容量%以下の廃溶媒を分縮還流率を変えたサンプ
ル1〜3を蒸留したところ第1表のような結果を得るこ
とができた。
て、ドデカンが70容量%、TBPが30容量%、劣化生成物
が0.1容量%以下の廃溶媒を分縮還流率を変えたサンプ
ル1〜3を蒸留したところ第1表のような結果を得るこ
とができた。
上述の結果からも明らかなように、分縮還流率を0.23〜
0.54に設定して蒸留した場合には純度が約99%以上のド
デカンを回収することができた。
0.54に設定して蒸留した場合には純度が約99%以上のド
デカンを回収することができた。
これに対して、分縮還流しない蒸留方法では、第1表に
おけるサンプル4で示すように純度が約90%のドデカン
しか回収することができなかった。
おけるサンプル4で示すように純度が約90%のドデカン
しか回収することができなかった。
本発明では、上述のように燐酸トリブチル、希釈剤等を
含む廃溶媒から、薄膜蒸発式蒸留装置を使用して希釈剤
を回収するに際し、蒸留装置からの留出蒸気を分縮さ
せ、該蒸留装置の廃溶媒供給部に還流せしめることによ
り、次のような効果を奏する。
含む廃溶媒から、薄膜蒸発式蒸留装置を使用して希釈剤
を回収するに際し、蒸留装置からの留出蒸気を分縮さ
せ、該蒸留装置の廃溶媒供給部に還流せしめることによ
り、次のような効果を奏する。
(1)1基の薄膜蒸発式蒸留装置により留出率を低下する
ことなく、高い純度のドデカン等の希釈剤を回収するこ
とができる。
ことなく、高い純度のドデカン等の希釈剤を回収するこ
とができる。
(2)蒸留条件である蒸留温度を低く、しかも蒸留圧力を
高く設定できるため、TBPの分解を生ずることなく希釈
剤を回収することができる。
高く設定できるため、TBPの分解を生ずることなく希釈
剤を回収することができる。
第1図は本発明の処理方法を実施するための装置の1実
施例を示す概略系統図である。 1:薄膜蒸発式蒸留装置、2:分縮器、 1a:ロータ、2a:還流調節弁、 3:全縮器。
施例を示す概略系統図である。 1:薄膜蒸発式蒸留装置、2:分縮器、 1a:ロータ、2a:還流調節弁、 3:全縮器。
Claims (3)
- 【請求項1】使用済み核燃料を再処理工程において硝酸
水溶液に溶解させ、その後、燐酸トリブチルと希釈剤か
らなる溶液によって放射性物質を抽出した燐酸トリブチ
ルおよび希釈剤を含む廃溶媒から薄膜蒸発式蒸留装置を
使用して希釈剤を回収するに際し、前記蒸留装置からの
留出蒸気を分縮させ、該蒸留装置の廃溶媒供給部に還流
せしめることを特徴とする廃溶媒の処理方法。 - 【請求項2】前記分縮液の一部を前記蒸留装置の廃溶媒
供給部に還流せしめると共に、分縮液の残部を留出液と
共に回収せしめるようにする特許請求の範囲第1項記載
の廃溶媒の処理方法。 - 【請求項3】前記還流の分縮還流率(分縮還流液量と分
縮留出液量との合計量に対する分縮還流液量の比率)が
0.1〜0.7である特許請求の範囲第1又は2記載の廃溶媒
の処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61021997A JPH0664189B2 (ja) | 1986-02-05 | 1986-02-05 | 廃溶媒の処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61021997A JPH0664189B2 (ja) | 1986-02-05 | 1986-02-05 | 廃溶媒の処理方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62180298A JPS62180298A (ja) | 1987-08-07 |
| JPH0664189B2 true JPH0664189B2 (ja) | 1994-08-22 |
Family
ID=12070657
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61021997A Expired - Lifetime JPH0664189B2 (ja) | 1986-02-05 | 1986-02-05 | 廃溶媒の処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0664189B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009172468A (ja) * | 2008-01-22 | 2009-08-06 | Tosei Electric Corp | 洗浄溶剤の再生装置、および洗浄溶剤の蒸留再生方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5423900A (en) * | 1977-07-25 | 1979-02-22 | Mitsubishi Metal Corp | Recovering regeneration method of radioactive retreating waste organic solvent |
-
1986
- 1986-02-05 JP JP61021997A patent/JPH0664189B2/ja not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (1)
| Title |
|---|
| 化学工学協会編「化学工学便覧(改訂三版)」(昭和43−5−10) |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62180298A (ja) | 1987-08-07 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |