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JPH0666966B2 - 立体撮像合焦方法 - Google Patents
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JPH0666966B2 - 立体撮像合焦方法 - Google Patents

立体撮像合焦方法

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JPH0666966B2
JPH0666966B2 JP60261406A JP26140685A JPH0666966B2 JP H0666966 B2 JPH0666966 B2 JP H0666966B2 JP 60261406 A JP60261406 A JP 60261406A JP 26140685 A JP26140685 A JP 26140685A JP H0666966 B2 JPH0666966 B2 JP H0666966B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、立体テレビの撮像に係り、特に立体テレビ撮
像における立体撮像合焦方法に関する。
〔発明の背景〕
従来の立体撮像用カメラは、特開昭56−106490
号公報に記載のように、2つのカメラのはさむ角度及び
基線長についての動作に関しては、ズーム比も考慮して
動かすようになつており、一応立体視の効果が生ずるよ
うになつていた。しかし、操作者の便利を考えた自動合
焦については十分配慮されておらず、また、合焦特性に
ついても、2つのカメラの垂直2等分線上を2つのカメ
ラのレンズ光軸が交わるような平凡な動きのみであり、
せつかくの立体撮像カメラの十分な活用が考慮されてい
なかつた。
すなわち、2次元合焦動作には、1次元の単なるレンズ
のピント合わせとは異なり、2つのカメラの内側への運
動、いわゆる輻湊運動と、レンズのピント合わせとを関
係づける必要があり、その場合、合焦装置の測距等の方
法に密接に関係して考慮しなければならない。
また、2つのカメラの垂直2等分線上に合焦、すなわち
ピント点を固定することは、立体視の中で常に正面方向
ばかりを向いて見ていることであり、表現の幅をせばめ
てしまうという欠点があつた。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、上記従来技術の欠点を解消し、2つの
カメラを用いて立体撮像を行なう際に、撮像すべき立体
像の特性に即した合焦を得ることができる立体撮像合焦
方法を提供するにある。
〔発明の概要〕
この目的を達成するために、本発明は、2つのカメラで
被写体を立体撮像する場合の2つのレンズ光軸の交点を
赤外線のスポツト光で指示し、その光の反射点にレンズ
の光軸が常に自動追尾することにより輻湊運動を行なわ
せ、2つのカメラ間の基線長とそれらのなす2つの角度
とにより、距離を算出してレンズのピント合わせ(合
焦)を行なうようにした点に特徴がある。
この自動追尾は、2つのカメラの撮像信号でもよく、2
つの画像出力の相関が最も高い位置まで2つのカメラの
フオーカスリングと基線との角度を一定の条件で動かす
ことにより、ピント合わせを行なうことも可能である。
以上のようにすることにより、前者の場合は、スポツト
光軸をどのように動かしても自動的に輻湊運動を行なう
ことができる。また、後者の場合でも、スポツト光軸に
代るピントの合うサズ光軸の交点の方向を決めるだけで
前者と同じような動作を行なわせ得る。すなわち、レン
ズ光軸の交点の軌跡の方向を指定して、その軸上にレン
ズ光軸の交点をもつていくことと、その交点へピント合
わせすることとを行なわせつつ、相関の高い方へ2つの
カメラを内側または外側へパンさせることにより、自動
的に合焦が行なわれる。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を用いて説明する。
第1図は本発明による立体撮像合焦方法の第一の実施例
を示す構成図であつて、1はスポツト光源、2,3はス
ポツト反射点の追尾装置、41,42は角度検出器、4
3はピント制御装置、44,45はレンズ駆動装置、5
1,52はカメラ、53,54はレンズ、100は被写
体、(イ)はスポツト光源1から発射される光の光軸、
(ロ),(ハ)は追尾装置3,2の追尾の中心を示す光軸、θ
,θ,θは2つのカメラの間の基線とのなす角、
lは基線長でスポツト光源の位置は限定しないが、この
場合、一応追尾装置の2,3の中点とする。
第2図は第1図の動作を説明するための模式図であつ
て、第1図と同一符号は同一部分を示し、スポツト光源
1と追尾装置3の一具体的な構造をも模式的に表わした
ものであり、11は集光レンズ、12は発光ダイオー
ド、31は受光レンズ、32,33は受光ダイオードで
ある。
第1図の動作を説明するに先立ち、先ず、第2図によ
り、追尾装置について説明する。
第2図において、光軸(イ),(ロ)は追尾終了時を示してお
り、受光ダイオード32,33に均等に光が当たつてい
る。
今、最初(ロ′)の向きに追尾装置3が向いていたとす
ると、(ロ)の方向から光がくるので、受光ダイオード3
3により多くの光が当たる。これを図示しない制御回路
により検出し、追尾装置3の向きを角度θが増加する方
向に変化させ、受光ダイオード32,33に等量の光が
当たる向きで停止させることで自動追尾が完了する。
以上の動作は第1図の自動追尾装置2,3がそれぞれ行
なうことにより、被写体100のスポツト光反射点
(イ′)に対して向きが合うことになる。
一方ポテンシオメータ等で構成される角度検出器41,
42からの検出信号θ,θと基線長lより、被写体
までの距離Lを次式(1)によつてピント制御装置43が
算出し、そのピント位置レンズ駆動装置44,45を通
してレンズ53,54を移動させることにより、合焦動
作が完了する。
以上の動作により、スポツト光源1とカメラ51,52
を乗せた雲台等でもつて立体撮像の自動合焦を行なうこ
とが可能であり、角度θを90°からずらすことによ
つて、視線をずらした場合の効果も得ることができ、よ
り完全な立体画像を得ることができる。
以上の制御動作を第11図に示す流れ図によつて若干補
足する。いま、追尾装置2,3が追尾を始めると、角度
検出器41,42からの角度出力をピント制御装置43
が取り込む。この取り込み方法としては、例えば、ポテ
ンシオメータによつて角度検出器41,42を構成し、
それらの出力をA/D変換して、例えばマイクロコンピ
ユータで構成したピント制御装置43に入力してやれ
ば、ピント制御装置43はその値を直ちに検出すること
ができる。これが第11図の流れ図に示すθ,θ
り込みのステツプである。取り込んだθ,θとあら
かじめ分つているlにより、前述の式(1)からLを算出
し、レンズ位置をレンズ駆動装置44,45に入力す
る。レンズ駆動装置44,45は、例えば、レンズ位置
検出エンコーダと駆動モータと制御回路を有し、レンズ
位置検出エンコーダ出力とピント制御装置43からのレ
ンズ位置出力とが合致するように、制御回路により、駆
動モータを制御すればよい。ここでは、本発明の本質と
は直接かかわらないので詳細は省略する。
以上のことから明らかなように、本実施例では、カメラ
51,52が別々に追尾し、かつ、それらの動きによ
り、ピントを合わせる動作を行なうのみであるので、ス
ポツト光の角度θがどの角度を向いていても、輻湊運
動とピント合わせ運動を自動で行ない得るのである。
第3図は本発明による立体撮像合焦方法の第二の実施例
を示す構成図であつて、41,42は角度検出器、46
は制御回路、31はカメラ駆動装置、lはスポツト光
源1と追尾装置3との基線長であり、第1図に対応する
部分には同一符号をつけている。
第1図に示した実施例では、2つのカメラそれぞれが別
々に追尾していたが、この実施例では、1つの追尾装置
3だけがスポツトの反射点を追尾する。この動作と、同
時に、角度θ,θ、基線長lにより、被写体まで
の距離Lと、カメラ51の角度θを制御回路46で算
出し、その結果に従つて、レンズ駆動回路44,45に
よりピントを、カメラ駆動装置31により輻湊の角度を
自動調整する。このとき、追尾中でも次に説明するよう
に、角度θ,θの変化に応じてピント、及び角度θ
を連続的に変化させるので、スムーズな合焦特性が得
られる。
この実施例の合焦動作を第12図に示した流れ図により
説明する。
今、第3図中の追尾装置3が自動追尾を開始し、角度検
出器41,42がθ,θの角度を検出したとする。
これが第12図に示すθ,θ取込みのステツプであ
る。第1図に示した実施例のピント制御回路43と同様
に、A/D変換器,マイクロコンピユータ等で構成され
た制御回路46は、θ,θの値をA/D変換して取
り込み、これと前もつて分つている距離lとによつて
被写体までの距離Lを次式(2)により算出する。
この距離Lからレンズ位置を出してレンズ駆動装置4
4,45に伝達し、この値によりカメラ51,52のピ
ントが距離Lに合わせられる。
同時に、あらかじめ分つている距離lと算出結果Lを
用いて、次式(3)により、角度θを算出する。
この角度θをカメラ駆動装置31に伝達し、カメラ5
3の向きを変えることにより、距離Lと輻湊の角度
θ,θの合つた、すなわち、光軸(イ),(ロ)の交点に
ピントもカメラの角度も合つた合焦動作を行なわせるこ
とができる。
以上の動作が第12図中に示されているLの算出、レン
ズ位置出力によるピントの制御、θの算出、角度θ
出力によるカメラ51の角度制御のステツプであり、こ
のステツプを巡回することにより、自動追尾装置3の動
きに合わせてスムーズな立体撮像装置のオートフオーカ
ス(自動合焦)を行ないうるものである。
ここで、カメラのピント位置は、2つのカメラ共距離L
で行なつたが、これは、通常、基線長に対して被写体ま
での距離が長く、カメラ51,52から被写体までの距
離のおのおのの差があまりなく、被写界深度の中に入つ
ているからである。しかし、基線長が相対的に短くなる
近距離の被写体の場合、それぞれのカメラのピント位置
を別々に合わせなければならなくなる。このときの合焦
点までのカメラ51,52からの距離をL51,L52とする
と、第1図に示す第一の実施例においては、 の距離にそれぞれのカメラのピントを合わせる。
これに対して、第3図に示す第二の実施例においては、 の距離にそれぞれカメラ51,52のピントを合わせる
ことになる。
以上の場合、ピントの制御信号は別々に出力されてレン
ズ駆動装置に入力されるが、新ためては図示しない。
先に説明したような距離Lの代りに、常に、距離L51,L
52を用いてピント制御を行なつてもよいが、算出に時間
がかかる場合があるので、距離Lの被写界深度内に入ら
ない場合を検出し、深度内であれば、距離Lの算出、深
度外であれば、距離L51,L52の算出を行なつて合焦動作
をさせてもよい。ただし、通常、距離Lは、基線長lに
比べて十分大きいので、距離Lのみでも十分であること
が多い。以上のことは、以後の実施例においても、もち
ろん適用できることはいうまでもない。
スポツト光はもちろんレンズ光軸を通じて射出してもよ
い。これを第三の実施例として第4図に示す。なお、同
図(a)において、82は受光部、83はカメラの駆動装
置である。受光部82の一具体例を同図(b)に示す。か
かる受光部82の2つの受光ダイオード32,33に等
しく光が当たるように、カメラ52の向きを駆動装置8
3によつて変化させる。これは、第1図の実施例におい
て説明した自動追尾装置2,3と動作原理としては全く
同じなので、特に説明はしない。このようにすることに
より、角度θは被写体に対して自動的に追尾し、光軸
(ニ)上に被写体をとらえることができる。
これと同時に、角度θ,θの検出器の出力により、
図示しない制御回路は距離Lともう一つのカメラの角度
θを算出し、この値に合わせてピントと輻湊の角度を
制御することにより、立体撮像時のオートフオーカスを
行なわせることができる。
第4図(c)はスポツト光源付レンズ81の一具体例を示
す構成図であつて、84はレンズ、85はハーフミラ
ー、86は発光素子である。
同図において、発光素子86からの光はハーフミラー8
5によりレンズ84へ射出される。このような構成によ
り本発明の自動合焦を容易に実現できる。
以上説明した実施例においては、2つのカメラのほぼ中
点において発光及び受光を行なつており、より自然な左
右の区別の少ない合焦方法であるが、これ以外の部位に
おいて発光及び受光を行なつてもよい。
第5図は本発明による立体撮像合焦方法の第四の実施例
を示す構成図であつて、2′は追尾装置であり、第1図
と同一符号は同一部分を示す。
同図において、この実施例は追尾装置2′により自動追
尾を行なうものであり、基線の中心から図の角度θ
指定した線上に2つのレンズの交点及びピントを合わせ
るように、図示しない制御回路で制御させるものであ
る。
以下、この動作を第13図に示す流れ図によつて説明す
る。
まず、図示しない角度θ入力器から入力した角度θ
を制御回路がA/D変換器等により取り込む。このステ
ツプを第13図のθ取込みによつて示す。この値をあ
らかじめ取り込んでいた基線長l,lにより、角度
θ,θは次式(8)の関係で輻湊の角度を規定されつ
つ動く。
この角度を規定しつつ動作させるには、まず、カメラ5
1の角度θを図示しない検出器により取り込み、あら
かじめ分つているl,lと角度θにより上記式
(8)からθを算出し、駆動装置83の角度を角度θ
に合わせる。同時に、すでに説明したように、例えば式
(2)により算出した距離Lへカメラ51,52のレンズ
53,81のピントを図示しないレンズ駆動装置により
合わせる。この様にすることにより、角度θ,θ
指定される直線の交点にピントも輻湊の角度も合うこと
になる。以上のことは、もちろん角度θと角度θ
で角度θを定めてもよいが、角度θにより角度
θ,θが規制されて動くことが本質であるので、特
に問題ではない。
さて、いま、追尾装置2′の検出器が、被写体が現在の
ピント位置より遠方、すなわちθをもつと大きくする
方向にスポツト光の反射点があることを検出したなら
ば、追尾装置2′はより遠方を示して動く。このときの
角度をθ+Δθとすると、この角度変化に対して、
式(2)により、距離をL+ΔLに、式(8)により、角度θ
をθ+Δθに変化させる。このようにすることに
より、カメラ52のレンズ81より出したスポツト光の
被写体上の反射点に、追尾装置2′により、カメラ51
が向けられ、立体撮像のオートフオーカス動作が行なえ
る。
第6図は本発明による立体撮像合焦方法の第五の実施例
を示す構成図であつて、第1図,第5図と同一符号は同
一部分を示す。
同図において、カメラ52に取り付けたスポツト光源1
の反射点を、他方のカメラ51に取り付けた追尾装置
2′により、追尾するようにしたもので、動作は第5図
のものと略々同じなので詳しい説明は省略する。
第7図は本発明による立体撮像合焦方法の第六の実施例
を示す構成図であつて、前記第五の実施例まではスポツ
トの反射点にピントを合わせるものであるのに対し、こ
の実施例では、2つのカメラの画像信号を用いて、それ
らの相関が最も高い2つのカメラの輻湊の角度が合焦位
置であるとするものである。
同図において、31,32はカメラ駆動装置、33は相
関回路、34は制御回路であり、ここでは簡単にするた
め基線長lの垂直2等分線上にのみ合焦させる。すなわ
ちθ=θ=θとするものとして説明する。また、1
01は被写体であり、その他第1図と同一符号は同一部
分を示す。
第7図の動作を第8図と第9図を参照して説明する。
第8図および第9図は、第7図の動作波形図であつて、
θが90°から小さくなつていく場合、すなわち遠方か
ら至近へカメラをパンさせた場合であり、被写体101
に対する画像出力は、カメラ51では(a),(b),(c)とな
り、カメラ52では(a′),(b′),(c′)とな
る。ただし、(c),(c′)が合焦時の波形とする。ま
た、1Hは1水平走査期間を示す。
相関の一方法を説明すると、カメラ51の出力に遅延量
ΔDLの遅延をほどこし、カメラ52の出力との積和A
をとると第9図のようになる。すなわち、(a),
(a′)の場合、(a)を+ΔDL遅らせると、波形が重
なつてくるので、積和Aが大きくなる。ピーク点を示す
ΔDLが+の場合は至近へ、−の場合は∞(無限大)の
方向へ変化させることにより、合焦点へカメラを向ける
ことができる。
以上の動作を第14図に示した流れ図により説明する。
まず、動作開始の角度をθとする。次に、制御回路34
は相関回路33の出力を取り込んだ後、被写体が遠方、
すなわち出力が+であるか、至近、すなわち出力が−で
あるかを判別する。これが第14図に出力として示した
ステツプである。検出出力により出力が+の場合には、
角度θをθ−Δθ,−の場合にはθ+Δθと定めて出力
する。この出力をカメラ駆動装置31,32に伝達し、
角度θを制御回路34の出力値に合わせる。一方、角度
θより被写体までの距離Lを次式(9)により算出し、ピ
ント制御装置44,45に伝達してピント合わせを並行
して行なう。
このようなカメラの角度θ,θとレンズのピント位
置Lを変化させていき、相関回路33のΔDLがほぼ0
を示し、回路出力が0となつた場合に合焦動作を停止さ
せれば、立体撮像のオートフオーカス動作が完了する。
もちろん相関の強さが低い、すなわち本実施例ではΔD
Lの絶対値が大きい場合、角度等の変化を早くすれば、
合焦動作がよりスムーズに行なわれることは言うまでも
ない。
なお、この実施例では、θ=θの場合についての構
成であるが、本発明はこの場合に限られない。これにつ
いて第10図及び第15図により説明する。
第10図は本発明による立体撮像合焦方法の第七の実施
例を示す構成図であつて、63はθ入力回路、61は
制御回路であり、第9図と同一符号は同一部分を示す。
第15図は第10図の実施例を説明するための流れ図で
ある。
第10図において、まず、角度θ入力回路63によ
り、立体撮像の合焦する軌跡を入力する。同図では距離
Lで示した線がちようどこの軌跡にあたつている。い
ま、最初角度θの状態であつたとする。
このとき、θは角度θ,θと基線l,lとに
より(8)式から算出し出力される。カメラ駆動装置32
は同出力によりカメラ52を角度θへ移動制御する。
同様に、例えば(2)式により、距離Lを算出し、カメラ
51,52のピントを合わせる。これが初期設定であ
る。そこで、いま、相関回路33の出力が+であるなら
ば、第9図で説明したように、カメラを至近方向に合焦
させる必要があり、θをθ−Δθ、θを(8)式
とθ−Δθを用いて算出した値θ−Δθへと変
化させ、同時に距離Lを(2)式により算出してL−ΔL
へと変化させる。この動作を相関回路33の出力が0と
なるまで行なうことによつて、立体撮像のオートフオー
カス動作が完了する。この動作の途中、θの変化があ
れば、合焦の軌跡の指定角度が変わつたのであるから、
これを検出して、例えば初期設定に戻る必要がある。第
15図の流れ図ではこのことを示している。
ここで、前記の流れ図に比べてθの検出で分枝が多く
なつた理由は、相関回路33の出力が0となつた場合、
0からの変化が表われるまで、相関回路33の出力を監
視しつづけるという制御方法にしたためであり、これを
除けば、θ変化での分枝は不要であることはいうまで
もない。
以上の実施例においては、ズーム比、すなわちレンズの
焦点距離を変化させない場合について述べてきた。しか
し、焦点距離が変化した場合でも本発明の本質は何ら変
わらない。
ところで、従来例で示されているように、立体撮像にお
いては、ズーム比の変化によつて基線長を変化させるこ
とが提案されている。しかし、従来例では、その値が制
限されておらず、低焦点距離ならばよいが、近年の高ズ
ーム、高焦点距離のレンズを使用することが多くなつた
場合、従来の提案に示される立体撮像は実現困難であ
る。すなわち、少し高ズームになつた場合、基線長が広
がりすぎて実用に供しえなくなるためである。
第16図は本発明による立体撮像合焦方法の第八の実施
例を示す構成図であり、ズーム比の変化に現実に対応し
たオートフオーカス方式(合焦方式)の実施例を示し、
161,162はカメラ移動装置、163,164は焦
点距離制御装置であり、その他の部分は第1図に示した
同一符号と同一機能を持つものである。また、l,l
,lはそれぞれカメラ51とスポツト光源1、スポツ
ト光源1とカメラ52、カメラ51とカメラ52の間の
距離を表わしている。
ズーム比にかかわらず、長さlの値が図示しないピント
制御回路に図示しない検出手段によつて入力されれば、
立体撮像のオートフオーカスを行なうことができること
は、第1図に示した第一の実施例の動作説明により明ら
かであり、この説明は省略する。
いま、焦点距離fが図示しない入力に従い、焦点距離制
御装置163,164により変化したとする。このとき
の焦点距離とカメラ51,52間の距離lの変化を一定
の曲線上で制御することがこの実施例の本質であり、第
17図にその一例を示す。第17図は第16図の動作説
明図であつて、横軸は焦点距離fであり、レンズ53,
54共、同様に変化する。縦軸はカメラ51,52間の
距離lであり、曲線(チ)が第16図に示した実施例の動
作を示している。焦点距離fが小さい場合、距離lとは
ほぼ比例するように設定し、また、焦点距離fが大きく
なるに従い距離lが頭打ちとなるように、カメラ移動装
置161,162により移動制御し、最終的には全く増
加しないように制御することにより、実用的な立体撮像
装置を構成できる。
以上のことはまた、l,lが異なつている場合も同
様であり、これを第18図に示す。第18図は第16図
の他の動作説明図であつて、l,lが異なつた場
合、l+lが(チ)の値となるように制御する必要が
あり、第18図の曲線(リ),(ヌ)はこのことを示している。
このように距離l,lをとれば、説明してきた先の
立体撮像のオートフオーカスにおいて、焦点距離fに対
応して実用的な基線長の変化を持たせるように構成でき
る。これは、単に、距離l,lを焦点距離fに対応
して変化させ、その距離l,lを制御回路に、例え
ばA/D変換等の手段により取り込み、角度θ
θ、距離Lを算出して制御するだけであり、その動作
は明白であるので詳細は説明しない。
以上の実施例において、レンズはカメラに別々にとりつ
けて説明してきたが、1つのレンズでも構成できること
はいうまでもない。第19図にこの場合の一実施例を示
す。
第19図は本発明による立体撮像合焦方法の第九の実施
例を示す図であつて、185,186,187,188
はミラー、181,182,183,184はミラーの
角度変更装置、191,192はミラー185,184
の基線長を変えるミラー移動装置、190はズームレン
ズ、193はピント制御装置、194は焦点距離変更装
置、195,196はセンサ、197,198はカメラ
回路、199は相関回路である。
この実施例の動作は、相関回路199の出力により被写
体の前ピン後ピンを検出し、ピント制御装置193によ
り被写体までの距離Lの方向へピントを合わせつつ、ミ
ラー185,186,187,188により輻湊の角度
を変化させて、立体撮像のオートフオーカスを行なうも
のである。このオートフオーカス動作は、前述の2つの
画像の相関を取る方式と全く同じであるので説明をはぶ
く。
ここで、この実施例の要点は、このような構造のレンズ
において、ミラー185,187の間の距離を大きく取
ることは、第16図の実施例よりさらに困難であり、第
20図に示すように、中焦点距離からほとんど頭打ちと
なるf−l特性を持たせることが必要であることであ
る。
このような場合、f−l特性が比例するような焦点距離
の範囲は、立体撮像のシステムに係わり、一概には決め
られない。すなわちモニタを見る場合の適正な視野角
は、そのシステムの走査線数、アスペクト比によつて異
なつているためである。また、撮像部の受光面によつ
て、例えば、1インチと1/2インチでは同じ焦点距離で
も視界角は全く異なつている。
しかし、本発明の本質は、適正な視野角と撮像部の視界
角がほぼ一致するようなf−l値付近で直線を持つよう
な特性になるように基線を決めることである。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、2つのカメラの
レンズ光軸の交点の追尾と2つのカメラ間の基線長とそ
のなす角度によつて合焦を行なわせることにより、上記
従来技術の欠点を除いて優れた機能の立体撮像合焦方法
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による立体撮像合焦方法の第一の実施例
を示す構成図、第2図は第1図の動作を説明するための
模式図、第3図は本発明による立体撮像合焦方法の第二
の実施例を示す構成図、第4図(a),(b),(c)は本発明
による立体撮像合焦方法の第三の実施例を説明するため
の模式図、第5図,第6図,第7図は夫々本発明による
立体撮像合焦方法の第四,第五,第六の実施例を示す構
成図、第8図及び第9図は第7図の実施例の動作を説明
する動作波形図、第10図は本発明による立体撮像合焦
方法の第七の実施例を示す構成図、第11図〜第15図
は本発明の各実施例を説明する流れ図、第16図は本発
明による立体撮像合焦方法の第八の実施例を示す構成
図、第17図と第18図は第16図の実施例の動作説明
図、第19図は本発明による立体撮像合焦方法の第九の
実施例を示す構成図、第20図は第19図の実施例の動
作説明図である。 1……スポツト光源、2,3……スポツト反射点の追尾
装置、41,42……角度検出器、43……ピント制御
装置、44,45……レンズ駆動装置、51,52……
カメラ、53,54……レンズ、100……被写体。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2つのカメラを用いた立体撮像の合焦方法
    において、 該カメラの位置を固定としつつ、該カメラ間を結ぶ直線
    を基線として、該基線上の特定の位置から立体撮像しよ
    うとする任意の方向を設定し、 設定された該方向に位置する被写体の方向に該カメラ夫
    々の向きを合わせる追尾動作を行ない、 該カメラの向きを表わす情報を用いて該カメラから該被
    写体までの距離を算出し、算出された該距離の値に応じ
    て該カメラ夫々のレンズの位置を設定し、夫々の該カメ
    ラを該被写体に合証させることを特徴とする立体撮像合
    焦方法。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第(1)項において、 前記被写体の方向を設定するための手段は、 前記カメラと前記基線上とのいずれかの位置に配置され
    たスポット光源から前記被写体に光を照射し、 前記の追尾動作をさせるための手段は、 前記カメラと前記基線上との該スポット光源とは異なる
    位置に配置された受光手段でもって前記被写体からの反
    射光を受光してその受光方向を検出し、該受光手段で検
    出された該反射光の受光方向をもとに、前記カメラ夫々
    の光軸方向を前記被写体の方向に一致させ、 前記カメラを前記被写体に合焦させるための手段は、 前記の追尾動作をさせるための該手段によって設定され
    た前記カメラの光軸の前記基線に対する傾き角度を検出
    し、該傾き角度を用いて前記被写体までの距離を算出
    し、算出された該距離の値に応じて、前記カメラ夫々の
    レンズの位置を設定し、前記カメラ夫々を前記被写体に
    合焦させるようにしたことを特徴とする立体撮像合焦方
    法。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第(1)項において、 前記の追尾動作をさせるための手段は、 前記カメラのいずれか一方の出力信号を可変とする遅延
    量で遅延させて他方のカメラの出力信号と比較し、該遅
    延量が零でこれら出力信号が一致するように前記カメラ
    の向きを変化させるようにするものであることを特徴と
    する立体撮像合焦方法。
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