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JPH0669341B2 - 耐熱性食用油脂組成物及びその製造方法 - Google Patents
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JPH0669341B2 - 耐熱性食用油脂組成物及びその製造方法 - Google Patents

耐熱性食用油脂組成物及びその製造方法

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JPH0669341B2
JPH0669341B2 JP60162534A JP16253485A JPH0669341B2 JP H0669341 B2 JPH0669341 B2 JP H0669341B2 JP 60162534 A JP60162534 A JP 60162534A JP 16253485 A JP16253485 A JP 16253485A JP H0669341 B2 JPH0669341 B2 JP H0669341B2
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oil
weight
fat
shortening
margarine
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勝之 若尾
兼斌 川崎
清 村田
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Taiyo Yushi Corp
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Taiyo Yushi Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 (発明の利用分野) 本発明は耐熱性食用油脂組成物、詳しくは夏期のように
気温が上昇した際にも、口溶けが良好であり、而も融
解、型崩れ、油分離(オイルオフ)などの変化を生じな
い食用油脂組成物の製造方法に関する。
こゝにおいて、油脂組成物とは、不連続相として粉糖、
フルーツ細片などの固形物、液糖、果汁などの如き液体
を油中水型に乳化分散して、また空気、窒素などの如き
微細気泡を1種以上含有し、これらを油脂より成る連続
相にて包被して成る成形性、造花性を有する油脂食品
で、菓子などのフィリング、トッピングなどに利用され
るものである。
また、安定結晶型が主としてβプライムである極度硬化
油とは動植物油脂を沃素価5程度又はそれ以下に硬化し
た極度硬化油のうち、パーム油又はそれを分別して得ら
れる高融点油脂(パーム油ステアリン)又は低融点油脂
(パーム油オレイン)、エルシン酸含有量30%以上のナ
タネ油、牛脂、魚油などの極度硬化油で融点55℃以上、
時には70℃以上を有するものである。
(従来の技術) 一般に前記油脂組成物を製造するに当って用いられる油
脂は主としてバター、マーガリン又はショートニングな
どの固形脂であるが、温度の上昇と共に固形脂が融解
し、液体油量が増加する。このため融点が約35℃以下の
口溶けの良好な固形脂は夏期の様な高温状態では全く融
解してしまうか固形脂が残存しても油脂組成物は形状を
保ち難くなり、フィリング、トッピングなどとして良好
な物性を保つことができなくなるので、夏期用の食用油
脂組成物ではマーガリン、ショートニングなどの融点を
上昇させ、高温における固形脂含有量を増加させて耐熱
性を与えているが、口溶けが悪くなり、油脂本来のうま
味の欠けた製品とならざるを得ない。
(発明の概要と詳細な説明) 本発明者らはこのような欠陥を改善すべく、気温が上昇
しても融解、型崩れ、オイルオフなどの変化を生じない
耐熱性を有し而も口溶け良好な油脂組成物の開発を図
り、本発明を完成するに到ったものである。即ち 本発明は、油脂成分からなる連続相40〜60重量%と非油
脂成分からなる不連続相60〜40重量%とを含む耐熱性油
脂組成物であって、油脂成分からなる連続相が、この油
脂組成物の重量を基準として、マーガリン、ショートニ
ング及びバターからなる群より選ばれた融点35℃以下の
口溶け良好な成分10〜54重量%、ならびに安定結晶型が
主としてβプライムである極度硬化油4〜24重量%と液
状油脂及び/又はその微水添油脂96〜76重量%からなる
マーガリン又はショートニング6〜30重量%を含むこと
を特徴とする油脂組成物を提供する。
さらに、本発明は、油脂成分からなる連続相40〜60重量
%と非油脂成分からなる不連続相60〜40重量%とを含む
耐熱性油脂組成物の製造方法であって、マーガリン、シ
ョートニング及びバターからなる群より選ばれた融点35
℃以下の口溶け良好な成分10〜54重量部と、安定結晶型
が主としてβプライムである極度硬化化油4〜24重量%
と液状油脂及び/又はその微水添油脂96〜76重量%から
なるマーガリン又はショートニング6〜30重量部とを混
合し、この混合物40〜60重量部に非油脂成分60〜40重量
部を加えて撹拌することを特徴とする耐熱性油脂組成物
の製造方法を提供するものである。
極度硬化油は固形脂に1〜5%混合すると融点を上昇
し、耐熱性を増すので夏期用マーガリン、ショートニン
グに添加する場合が多いが、口溶けが悪くなる。そのた
め本発明においては口溶け良好なマーガリン、ショート
ニングに極度硬化油を直接混合することを避け、別にβ
−プライム結晶性極度硬化油と液状油脂又は(及び)そ
の微水添油脂とで作ったマーガリン又はショートニング
を油脂組成物に添加して耐熱性良好な油脂組成物を製造
したところ、口溶け良好な製品を得ることに成功した。
これはβ−プライム結晶性極度硬化油を添加した液状油
脂又は微水添油脂から製造されたマーガリン、ショート
ニングが常温乃至夏期の気温、即ち30〜40℃において殆
んど融解しないので油脂組成物を食した時、口溶けの悪
さを感じないのが原因であると思われる。β−プライム
結晶性の極度硬化油を添加したマーガリン、ショートニ
ングの使用量は気温の高低及び使用するバターの量など
により増減するが、前述のように6〜30%添加すればす
ぐれた耐熱性を有する油脂組成物を製造することができ
る。これに対し同じ極度硬化油でも大豆油、ひまわり
油、サフラワー油など安定結晶型がβ型である極度硬化
油を用いて同様に作ったマーガリン、ショートニングを
用いて油脂組成物を作ると型崩れ、オイルオフなどを生
じ、耐熱性を認めることができない。またヤシ油などの
ラウリン系油脂の極度硬化油の如き低融点を有するもの
も本発明には使用できない。
次に本発明に使用するβプライム結晶性の極度硬化油添
加のマーガリン、ショートニングの製造法について述べ
る。
液状油脂として大豆油、ナタネ油、トウモロコシ油など
又はその微水添油が用いられる。酸化に対する安定性の
点からみて微水添油の使用が好ましく、融点30℃以下、
好ましくは25℃以下のものから選ぶ。これらの油脂に前
述のの極度硬化油を所定量混合融解してボテーターの如
き急冷捏和装置にて冷却可塑化してマーガリン、ショー
トニングを製造する。即ち、ショートニングを製造する
場合はβプライム結晶性極度硬化油4〜24部、好ましく
は6〜20部を液状油脂又は微水添油(融点30℃以下、好
ましくは25℃以下)96〜76部と混合融解し、ボテーター
の如き掻取器を有する円筒内において外部より冷却し可
塑化する。またマーガリンを製造する場合はβプライム
結晶性極度硬化油と液状油脂又は微水添油を所定量含有
する混合物に、脂肪酸グリセリンエステル、レシチンの
如き乳化剤を夫々0.1〜0.2%添加した後水又は発酵乳な
どの水溶液と混合乳化し、ボテーターなどの急冷捏和装
置を用いて冷却可塑化する。
続いて、油脂組成物の最も一般的なものとしてバターク
リームを例にとり、本発明をさらに詳述する。
バタークリームはマーガリン、ショートニング、バター
などの固形脂中に微細な液糖と気泡とを含有する油中水
型の油脂組成物で、菓子などのフィリング、トッピング
として広く利用さているものである。この製造方法は通
常、固形脂をミキサーにとり、ビーターにて高速撹拌し
充分に空気などの気泡を抱きこませてから液糖を徐々に
注入して均一組成の製品とするか或は固形脂に液糖を混
合してミキサー中にて高速にて起泡させて製造される。
このようにして製造されたバタークリーム中の油分は通
常、40〜60%であり、この際香料などで風味をつける場
合もある。
次に本発明において試みたバタークリームの製造方法及
び耐熱性試験方法について説明する。バタークリームは
口溶けのよいマーガリン又は(及び)本発明製品に含有
せしめたショートニング(以下本発明品用ショートニン
グと謂う)(I、II、III)合計50%、液糖50%を用い
て油脂組成物を製造した。即ち、ミキサー(20コート)
にマーガリン、必要に応じさらにバターを装入し、さら
に本発明品用ショートニングを加え、よく混合した。こ
れに液糖を加えピーターにて高速撹拌してホイップし空
気を抱き込ませてバタークリームとした。この際バター
クリームの比重を0.65となるように調整し、抱き込まれ
る空気量が一定となるようにした。前述のとおり、本発
明品用ショートニングの添加量はバタークリームの6〜
30%、好ましくは10〜20%である。又製造されたバター
クリーム量は2kgとなるようにした。使用する各原料は2
0℃に保存したものを用いた。液糖はよく混合され分離
を生ずることはなかった。
耐熱性の評価には、このバタークリームを絞り袋にと
り、シャーレ上に直径30mmの底面となるよう円錐状に絞
り出し、35℃及び40℃の恒温槽にて12時間保存した後底
面の径の拡がり(形状の変形を示すもの)及びオイルオ
フを観察して評価し、その結果を下表に示す。
これらの諸例から明らかなように(1)、口溶けのよい
マーガリン(油脂融点32.5℃)で作ったバタークリーム
は35℃の保存状態で形状変化を生じ、特にオイルオフが
大きく40℃では融解する。(2)、油脂融点37℃のマー
ガリンは35℃までは耐熱性を示すが、口溶けは悪い。
(3)〜(5)、本発明品用ショートニング(I、II、
III)をバタークリームにおいて15〜20%添加したもの
は口溶けも良好であり、40℃にても耐熱性を有してい
る。(6)、安定結晶型がβ型である対照品を使用した
ものは35℃では耐熱性を示すが、40℃では型崩れを起し
ている。
(実施例) 次に本発明の実施例について説明する。
実施例1 極度硬化パームオレイン(沃素価2)16部、トウモロコ
シ微水添油(沃素価104、融点19℃)84部を混合融解
し、ボテーターにて急冷捏和してショートニングを製造
した。本ショートニング300gをマーガリンA(上表参
照)700gと20コートミキサーに装入、混合後、液糖サン
フラクト55〔参松工業製〕1000gを加えピーターにて高
速撹拌し比重0.65のバタークリームを製造した。本製品
は口溶け良好であり、35℃及び40℃で12時間保存テスト
した後も底面の拡がりはなく型崩れを起さず、オイルオ
フも生じなかった。
実施例2 エルシン酸含有量44%のナタネ油極度硬化油(沃素価
3)10部、牛脂極度硬化油(沃素価2)10部及びトウモ
ロコシ微水添油(実施例1に同じ)80部を混合融解し、
ボテーターにて急冷捏和してショートニングを製造し
た。本ショートニング300g、マーガリンA700gをミキサ
ーにて混合し液糖(同前)1,000gを用いて実施例1と同
様にバタークリームを製造した。このバタークリームは
口溶け良好であり、35℃及び40℃の保存テストで良好な
性状を保った。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】油脂成分からなる連続相40〜60重量%と非
    油脂成分からなる不連続相60〜40重量%とを含む耐熱性
    油脂組成物であって、油脂成分からなる連続相が、この
    油脂組成物の重量を基準として、マーガリン、ショート
    ニング及びバターからなる群より選ばれた融点35℃以下
    の口溶け良好な成分10〜54重量%、ならびに安定結晶型
    が主としてβプライムである極度硬化油4〜24重量%と
    液状油脂及び/又はその微水添油脂96〜76重量%からな
    るマーガリン又はショートニング6〜30重量%を含むこ
    とを特徴とする油脂組成物。
  2. 【請求項2】油脂成分からなる連続相40〜60重量%と非
    油脂成分からなる不連続相60〜40重量%とを含む耐熱性
    油脂組成物の製造方法であって、マーガリン、ショート
    ニング及びバターからなる群より選ばれた融点35℃以下
    の口溶け良好な成分10〜54重量部と、安定結晶型が主と
    してβプライムである極度硬化油4〜24重量%と液状油
    脂及び/又はその微水添油脂96〜76重量%からなるマー
    ガリン又はショートニング6〜30重量部とを混合し、こ
    の混合物40〜60重量部に非油脂成分60〜40重量部を加え
    て撹拌することを特徴とする耐熱性油脂組成物の製造方
    法。
JP60162534A 1985-07-23 1985-07-23 耐熱性食用油脂組成物及びその製造方法 Expired - Lifetime JPH0669341B2 (ja)

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EP1543728A1 (en) * 2003-12-19 2005-06-22 Vandemoortele Izegem naamloze vennootschap Fatty thickening composition

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