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JPH0673582B2 - 布載置状態判別可能な布縁倣い縫ミシン - Google Patents
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JPH0673582B2 - 布載置状態判別可能な布縁倣い縫ミシン - Google Patents

布載置状態判別可能な布縁倣い縫ミシン

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JPH0673582B2
JPH0673582B2 JP9798587A JP9798587A JPH0673582B2 JP H0673582 B2 JPH0673582 B2 JP H0673582B2 JP 9798587 A JP9798587 A JP 9798587A JP 9798587 A JP9798587 A JP 9798587A JP H0673582 B2 JPH0673582 B2 JP H0673582B2
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sewing
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、布縁倣い縫ミシンに関するものであり、特に
ミシンベッドへの加工布の載置状態の検出に関するもの
である。
従来の技術 布縁倣い縫ミシンは特開昭61-257675号公報において既
に知られている。これは、縫針の上下動に調時して加工
布を所定移送方向に移送する布送り装置と、縫針がミシ
ンベッド上方に位置する間の少なくとも一時期に所定移
送方向と交差する横方向において縫針と所定相対的位置
関係を有し、所定移送方向に延びる加工布の布端を検出
するために横方向に移動可能な布検出器と、その布検出
器の横方向位置を変化させるために駆動される制御モー
タと、布検出器からの検出器信号に基づいて制御モータ
を駆動する倣い制御手段とを備えたものである。
この種のミシンにおいては、加工布がミシンベッド上の
針落下点の右側に載置されているか、左側に載置されて
いるかを検出することが必要となる場合が多い。例え
ば、加工布の布端に対する縫目の形成位置が左右いずれ
の側であるかが予め定められており、布端が布検出器に
よって検出されれば、縫針が布検出器によって検出され
た布端の位置から予め定められた一方向に所定距離離れ
て位置決めされるようになっている場合には、加工布を
予め定められた側に載置することが必要である。
発明が解決しようとする問題点 しかし、不慣れなオペレータが加工布を所定の載置状態
と異なる状態で載置することはあり得る。この場合に
は、縫針が布端から加工布でない側に位置させられ、倣
い縫が行われ得ない状態にあるのにもかかわらず、ミシ
ンが倣い縫の実行を開始してしまい、無駄な時間や縫糸
が費やされることとなる。したがって、倣い縫の実行前
にオペレータに載置状態の異常を知らせることや、ミシ
ンの運転を停止させることが必要であった。
また、加工布の載置位置が左右どちらでも倣い縫ができ
るようにすることも考えられるが、この場合において
も、倣い縫の実行前に加工布の載置状態を判別すること
が必要である。
問題点を解決するための手段 本発明は、この問題を解決すべく、第1図に示すよう
に、前述の布送り装置,布検出器,制御モータおよび倣
い制御手段を含む布縁倣い縫ミシンにおいて、(a)布
検出器からの検出器信号の最大値と最小値とを得るため
に倣い縫の実行前に制御モータを駆動する走査手段と、
(b)布検出器の横方向位置に関する位置信号を発する
位置信号発生手段と、(c)最大値の検出器信号が得ら
れたときに発生された位置信号を記憶する第一記憶部と
最小値の検出器信号が得られたときに発生された位置信
号を記憶する第二記憶部とを有するメモリと、(d)第
一および第二記憶部にそれぞれ記憶された両位置信号の
大小関係を判別し、縫針の落下点に対して加工布が左右
いずれの側に載置されているかを判別する判別手段とを
設けたものである。
なお、制御モータは布検出器を縫針と共に横方向に移動
させるものであっても、布検出器のみを移動させるもの
であってもよい。
また、位置信号発生手段は走査手段が制御モータに供給
する位置信号を取り出してメモリに供給するものであっ
ても、ポテンショメータ等のように、布検出器の実際位
置を検出してその位置に応じた位置信号をメモリに供給
するものであってもよい。
作用 倣い縫の実行前に、走査手段が制御モータを駆動するこ
とによって布検出器が横方向位置を変化させられ、布検
出器はそれが加工布に対向するときに最小値の検出器信
号を出力する一方、加工布でない部分に対向するときに
最大値の検出器信号を出力する。このとき、位置信号発
生手段が布検出器の位置に応じて大きさが順次増加ある
いは減少する位置信号を発生することによって、メモリ
の第一記憶部に最大値の検出器信号が得られたときの位
置信号が記憶され、また、第二記憶部に最小値の検出器
信号が得られたときの位置信号が記憶される。すなわ
ち、第一記憶部には加工布でない側を表す位置信号が記
憶され、第二記憶部には加工布を表す位置信号が記憶さ
れることとなるのである。したがって、例えば、布検出
器が左から右に向かって変位させられるものであり、し
かも、位置信号発生手段が布検出器の位置に応じて大き
さが増加する位置信号を出力するものである場合、第一
記憶部の位置信号が第二記憶部の位置信号よりも小さけ
れば、判別手段によって右に加工布が位置すると判定さ
れ、第一記憶部の位置信号が第二記憶部の位置信号より
も大きければ、左に加工布が位置すると判定されるので
ある。
効果 このように、本発明に従えば、加工布の載置状態に異常
がある場合、倣い縫の実行前にオペレータにその異常を
気付かせることや、ミシンの運転を停止させることが可
能となり、その結果、無意味な実行によって時間や縫糸
が無駄に消費される事態が回避される。なお、このよう
な効果は、例えば、加工布の載置が無人の機械によって
行われる工業用ミシンにおいても享受することができ
る。
また、本発明装置は、加工布の載置状態に応じて縫針位
置の制御を換えるミシンに適用すれは、オペレータが意
識的に制御を切り換えることなく、自動的に載置状態が
判別されるとともに、針位置制御装置が切り換えられる
ようにし得る効果が得られる。
実施例 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
本実施例のミシンは、第2図に示すように、上面が平ら
なミシンベッド10(以下、ベッド10という)と、そのベ
ッド10の右端から立ち上がった脚柱部12と、その脚柱部
12の上端から片持ち状にかつベッド10にほぼ平行に延び
るアーム14と、そのアーム14の先端に設けられた頭部16
とから成るミシン機枠18を備えている。頭部16にはミシ
ンの起動,停止を制御するメインスイッチ20が設けら
れ、アーム14にはこのミシンによって形成可能な複数種
類の縫目模様を表す形象が表示された表示板22と、縫目
模様を選択するために操作される模様選択スイッチ24と
が設けられている。また、脚柱部12には布端から一定の
距離を隔てて縫目線を形成する倣い縫を行うための倣い
縫スイッチ26と、布端と縫目線との距離(以下、縫代と
いう)を設定するために操作される縫代設定操作部材3
0,針揺動調節操作部材31および送り量調節操作部材32
と、警告灯33および針上げ指示灯34とが設けられてい
る。
第3図は頭部16のカバーを外した状態を示しており、頭
部16に固定の突起35には、針棒台36が軸38によって垂直
面内において揺動可能に取り付けられている。この針棒
台36に針棒40が上下方向に摺動可能に取り付けられてお
り、その下端に縫針42が固定されている。針棒40は針棒
抱き44等を介して図示しないミシンモータに接続されて
おり、ミシンモータの駆動によって針棒40および縫針42
が上下往復運動をさせられるようになっている。また、
針棒台36にはZ連杆46等を介して図示しない針揺動制御
モータが接続されており、この針揺動制御モータの駆動
によって針棒台36が揺動させられることにより、縫針42
の横方向の位置が左端位置と右端位置との間の一定の範
囲内において変更されるようになっている。
上記針棒台36には布検出器54が縫針42の中心線よりオペ
レータ側に固定され、針棒台36と一体的に揺動するよう
になっている。布検出器54は、赤外線を放射する発光部
56と、その赤外線の反射して来たものを受光する受光部
58とを備えている。また、受光部58の近傍には、赤外線
の通過は許容するが他の波長の光は遮断する光学フィル
タ60が設けられている。
前記ベッド10の上面には開口が形成されており、この開
口が針板66によって塞がれている。この針板66には複数
のスロットが形成され、このスロットから送り歯68が上
方へ突出可能とされている。この送り歯68は図示しない
送り制御モータによって送り運動を与えられ、図示を省
略する布押さえ足と共同して加工布70を前後方向に送る
ものである。本実施例においては、送り歯68,送り制御
モータおよび布押さえ足等が布送り装置を構成してい
る。針板66には更に左右方向に長い針孔72が形成されて
いるが、この針孔72に近接しかつこれと平行に反射面74
が形成されている。この反射面74は、前記布検出器54の
発光部56から放射された赤外線を受光部58に向かって反
射するものである。布検出器54は縫針42の中心線と針板
66の上面との交点(以下、針落下点という)より一定小
距離右斜め前方(オペレータ側)の点を中心とする検出
領域からの反射光量の変動を検出する能力を有してい
る。検出領域の多くが加工布70によって覆われれば、受
光部58の受光量が減少するわけであり、受光部58は検出
領域の加工布70によって覆われない部分の面積の変動に
対応した検出器信号を出力するようになっている。
第4図に本ミシンの制御装置を示す。前記模様選択スイ
ッチ24が図の左上に示されている。この模様選択スイッ
チ24には模様選択カウンタ80が接続されており、模様選
択スイッチ24の操作回数をカウントし、そのカウント内
容を縫目データ発生装置82に供給する。また、図示はし
ないが、このカウント内容に応じて、前記表示板22に配
設されている複数の発光ダイオードが発光させられ、選
択された縫目模様が示されるようになっている。
縫目データ発生装置82は形成可能な縫目模様の各々に対
応した縫目データを記憶しており、それらの縫目データ
中から模様選択カウンタ80のカウント内容に対応した縫
目データを選択して送り演算装置84と針揺動演算装置86
とに供給するようになっている。すなわち、縫目データ
発生装置82には前記針棒40が1往復上下運動する毎に1
個のパルス信号を発生するタイミングパルス発生器88が
接続されており、このタイミングパルスが供給される毎
に縫目データ発生装置82は縫目データ中の送りデータお
よび針揺動データをそれぞれ送り演算装置84および針揺
動演算装置86に供給するのである。
上記送り演算装置84には送り量調節装置89が、また、針
揺動演算装置86には針揺動調節装置90がそれぞれ接続さ
れている。送り量調節装置89は、前記送り量調節装置部
材32の操作に応じて変化する送り調節データを送り演算
装置84に供給する。送り演算装置84は、この送り調節デ
ータと前記縫目データ発生装置82から供給される送りデ
ータとの掛算を行って、縫目データ発生装置82から供給
された送りデータに送り量調節装置部材32の操作位置に
応じた変更を加えた上で、送り駆動制御回路92に供給す
る。針揺動演算装置86も同様にして縫目データ発生装置
82から供給される針揺動データに針揺動調節操作部材31
の位置に対応した変更を加えた上、マルチプレクサ94を
経て針揺動制御回路96に供給する。その結果、送り駆動
制御回路92が送り制御モータ98を、また、針揺動制御回
路96が針揺動制御モータ100をそれぞれ制御し、縫針42
の揺動および送り歯68による布送り量が適宜制御され
て、模様選択スイッチ24の操作によって選択された縫目
模様が形成されることとなる。
前記倣い縫スイッチ26は模様選択カウンタ80およびマル
チプレクサ94に接続されており、このスイッチ26がオン
状態とされることにより模様選択カウンタ80がリセット
されて縫目データ発生装置82からは直線縫いの縫目デー
タが出力されるとともに、マルチプレクサ94は針揺動演
算装置86の出力信号ではなく倣い縫制御装置110の出力
信号(走査制御信号あるいは針位置制御信号)を針揺動
制御回路96に供給する状態に切り換えられる。
倣い縫制御装置110は前記布検出器54,ミシンモータが停
止しているときにミシン停止信号を出力するミシン停止
信号発生装置112および縫針42がベッド10よりも上方に
位置するときに針上信号を出力する針上信号発生装置11
4を備えている。これら布検出器54,ミシン停止信号発生
装置112および針上信号発生装置114のそれぞれの出力信
号は、加工布70が縫針42より左側に載置されているか否
かを判別する布載置状態判別装置116(以下、判別装置1
16という)に供給されるようになっている。また、判別
装置116にはトリガパルス発生器118が接続されて、倣い
縫スイッチ26のオン信号の立上がり時にトリガパルスが
供給されるようになっている。判別装置116は、第5図
に示すように、CPU120,RAM122,ROM124およびバス125を
含むマイクロコンピュータから成っており、ROM124には
第6図のフローチャートで表される布載置状態判別用プ
ログラムが記憶されている。すなわち、判別装置116に
は入力ポート126を介してミシン停止信号発生装置112,
布検出器54,針上信号発生装置114およびトリガパルス発
生器118が接続され、出力ポート128を介して前記警告灯
33,前記針上げ指示灯34および倣い縫用マルチプレクサ1
30が接続されているのである。
また、倣い縫制御装置110は、基準信号を出力する可変
抵抗器132を備えている。この可変抵抗器132の摺動子は
前記縫代設定操作部材30の操作によって移動されるよう
になっている。布検出器54と可変抵抗器132との出力信
号は比較器133に供給され、比較器133はこれら両信号の
差に対応した大きさの信号をA/D変換器134を経て加算器
136に供給する。この加算器136は前記タイミングパルス
発生器88から発せられるタイミングパルスがオア回路13
8を経て供給される毎にA/D変換器134とラッチ140とから
のデジタル信号を加算するようになっている。また、同
じタイミングパルスがモノマルチバイブレータ142によ
り遅延されてラッチ140に供給され、ラッチ140はこの遅
延されたタイミングパルスに応じて加算器136の内容を
上記針位置制御信号として保持するようになっている。
なお、タイミングパルス発生器88がタイミングパルスを
発するのは、ミシンモータが回転して針棒40が上下往復
運動している場合のみであるため、ミシンが停止してい
る状態においてもタイミングパルスに類似のクロックパ
ルスが加算器136およびラッチ140に供給されるように、
クロックパルス発生器144が設けられている。ただし、
クロックパルス発生器144から出力されたクロックパル
スは、針上信号発生装置114らの針上信号およびミシン
停止信号発生装置112からのミシン停止信号が入力され
ている状態においてのみアンド回路146およびオア回路1
38を経て加算器136およびラッチ140に供給されるように
なっている。
上記のように構成されたミシンによって倣い縫を行う場
合には、オペレータはまず加工布70を、それが縫針42の
左側に位置し、かつ、縫目形成希望位置が針孔72のほぼ
中央となるように予めセットする。その後、倣い縫スイ
ッチ26を操作すれば模様選択カウンタ80がリセットさ
れ、それまでいかなる縫目模様が選択されていた場合で
も直線縫いが選択された状態となる。また、マルチプレ
クサ94が倣い縫用マルチプレクサ130の出力信号を針揺
動制御回路96に供給する状態に切り換えられるととも
に、倣い縫用マルチプレクサ130が判別装置116の走査制
御信号SCSをマルチプレクサ94に供給する状態に切り換
えられる。その結果、走査制御信号SCSがマルチプレク
サ94を経て針揺動制御回路96に供給され、針揺動制御回
路96はこの走査制御信号SCSに基づく方向および量だけ
針揺動制御モータ100を駆動する。すなわち、針棒台36
は走査制御信号SCSに基づいて揺動させられる状態とな
るのであり、その揺動によって、布検出器54は左端位置
から右端位置までの間を1ピッチづつ(本実施例におい
ては左端と右端との間が14ピッチに分割されている)揺
動させられることとなるのである。
この状態において、布検出器54は検出領域の加工布70に
覆われていない部分の面積に対応する検出器信号を出力
するから、その検出領域全域に加工布70が位置するとき
に最小値の検出器信号が出力され、また、その検出領域
全域に反射面74が位置するときに最大値の検出器信号が
出力される。そして、判別装置116がそれら最大値と最
小値とがそれぞれ得られた走査制御信号SCSの大小関係
を基に加工布70の載置状態を判別する。
この加工布の載置状態の判別は第6図のフローチャート
で表されるプログラムの実行によって行われる。電源投
入と同時にステップS1(以下、単にS1で表す。他のステ
ップについても同じとする。)において倣い縫の実行が
指示されるのを待つ状態となる。倣い縫スイッチ26が操
作されてオン信号が出され、ドリガパルスが発生したな
らば、S1の判定結果がYESとなり、さらに、S2において
縫針42が上昇位置にあるか否かが判定され、そうでなけ
ればS3において針上げ指示灯34が点灯して、オペレータ
に針上げの操作が促される。縫針42が上昇位置にあり、
針上信号発生装置114から針上信号が出されていれば、
判定結果がYESとなり、針上げ指示灯34が既に点灯して
いる場合にはS4において消燈され、その後S5が実行され
る。
S5においては、倣い縫用マルチプレクサ130のポートがP
aからPbに切り換えられる。判別装置116の一出力信号で
ある走査制御信号SCSが前記マルチプレクサ94に供給さ
れる状態に切り換えられるのである。そして、S6におい
て、倣い縫用マルチプレクサ130に針棒台36を左端に位
置させる走査制御信号SCSを供給する結果、針棒台36が
左端に位置させられ、このときの布検出器54の検出器信
号がS7においてRAM122の第一レジスタおよび第二レジス
タに記憶され、それと共に、このときの走査制御信号SC
SがS8においてRAM122の第三レジスタおよび第四レジス
タに記憶される。なお、本実施例においては、走査制御
信号SCSは針棒台36が左側から右側へ移動するにつれて
順次増大する信号とされている。
S9においては、倣い縫用マルチプレクサ130に走査制御
信号SCSとして針棒台36を右に1ピッチ移動させること
を指示する信号が供給され、布検出器54と加工布70との
横方向相対位置が変化させられて、S10においてそのと
きの布検出器54の検出器信号がRAM122のアキュムレータ
(以下、ACCという)に記憶される。S11においては、AC
Cの値が第一レジスタの値より小さいか否かが判定さ
れ、そうである場合には、S12において第一レジスタの
値がACCの値に、第三レジスタの値が走査制御信号SCSに
それぞれ置き換えられるが、そうでない場合には、その
置き換えが行われない。そして、S13においてACCの値が
第二レジスタの値より大きいか否かが判定され、判定結
果がYESの場合にはS14において第二レジスタの値がACC
の値に、第四レジスタの値が走査制御信号SCSにそれぞ
れ置き換えられるが、判定結果がNOの場合には、その置
き換えが行われない。以上のS9からS14までのステップ
は、縫針42が右端に位置し、S15における判定結果がYES
となるまで繰り返され、最終的に第一レジスタに検出器
信号の最小値が、第二レジスタに最大値が記憶され、そ
して、第三レジスタに、最小値の検出器信号が得られた
ときの布検出器54の走査制御信号SCSが、第四レジスタ
に、最大値の検出器信号が得られたときの布検出器54の
走査制御信号SCSが記憶されることとなる。換言すれ
ば、第三レジスタには布検出器54の検出領域の全部が加
工布70に対向する状態における布検出器54の位置信号
が、第四レジスタにはその検出領域の全部が加工布70で
ない部分(本実施例においては反射面74)に対向する状
態における布検出器54の位置信号が記憶されるのであ
る。
S16においては、第四レジスタの値(非加工布位置信
号)が第三レジスタの値(加工布位置信号)より大きい
か否かが判定される。判定結果がNOの場合は、加工布70
が縫針42の右側に載置されている場合であり、S17にお
いて前記警告灯33が点灯することにより、オペレータに
倣い縫の実行が良好に行い得ないことが警告される。一
方、第四レジスタの値が第三レジスタの値より大きく、
判定結果がYESの場合には、加工布70が縫針42の左側で
ある正規位置に載置されているから、S18において警告
灯33が既に点灯している場合には消燈され、その後、S1
9において倣い縫用マルチプレクサ130のポートがPbから
Paへ切り換えられて、走査制御信号SCSの代わりに針位
置制御信号が前記マルチプレクサ94に供給される状態と
される。
この状態において、布検出器54は加工布70との相対位置
に応じた検出器信号を比較器133へ供給する。比較器133
はこの検出器信号と可変抵抗器132からの基準信号とを
比較し、両者の差に対応した大きさの誤差信号をA/D変
換器134へ出力し、A/D変換器134はこれをデジタル信号
に変換して加算器136に供給する。
この状態においてはミシンはまだ起動されておらず、縫
針42は上昇位置にあるため、クロックパルス発生器144
からのクロックパルスがアンド回路146およびオア回路1
38を経て加算器136に供給される。このクロックパルス
を受けた加算器136は、A/D変換器134からの誤差信号と
ラッチ140からのデジタル信号との加算を行う。この加
算結果が一定微小時間後にラッチ140に保持される。
ラッチ140に保持されたデジタル信号は針位置制御信号
としてマルチプレクサ94を経て針揺動制御回路96に供給
され、針棒台36が揺動させられて、それに取り付けられ
ている布検出器54の位置が、その布検出器54からの検出
器信号が可変抵抗器132からの基準信号と等しくなるよ
うに変更される。例えば、検出器信号が基準信号より大
きければ、布検出器54は両信号の差に対応した移動量で
左側に移動させられる。また、1個のクロックパルスが
加算器136に供給されてから次のクロックパルスが加算
器136に加えられるまでの間に、検出器信号が基準信号
と一致するまで針棒台36が揺動させられ得るように、ク
ロックパルスの周期が定められている。
上記のように検出器信号が基準信号と等しくなる結果、
比較器133からの誤差信号も零となり、A/D変換器134か
ら加算器136に供給されるデジタル信号も零となる。そ
のため次のクロックパルスに応じて加算器136が加算を
行っても、その結果はラッチ140に保持されているデジ
タル信号と変わらず、一定短時間後にそれまでと同じデ
ジタル信号がラッチ140に保持されることとなる。結
局、マルチプレクサ94を経て針揺動制御回路96に供給さ
れる針位置制御信号も変わらず、針揺動制御モータ100
および針棒台36が静止状態に保たれる。
上記のようにして針棒台36の位置が変えられれば当然縫
針42の横方向位置も変えられ、その縫針42の落下点の位
置は可変抵抗器132からの基準信号の大きさに対応した
位置となる。この位置が希望の位置でない場合にはオペ
レータは縫代設定操作部材30を操作し、可変抵抗器132
からの基準信号を変える。するとその変更された基準信
号に対して前述の場合と同様な動作が繰り返され、針棒
台36の位置が変更されるため、それに伴って縫針42の落
下点の位置が変わる。この位置が所望の位置となったと
き、メインスイッチ20を操作してミシンを起動させれば
所望の位置に縫目線が形成されることとなる。この際形
成される縫目の大きさは縫目データ発生装置82から供給
される送りデータと送り量調節装置89から供給される送
り調節データとによって決まることは通常の縫製作業に
おけると同様である。
縫目線の形成に伴って加工布70が送られ、この過程にお
いてオペレータは布端の位置をほぼ一定に保つのである
が、これがある程度は変動することを避け得ない。この
ように布端位置が変動した場合には、布検出器54からの
検出器信号が可変抵抗器132からの基準信号と一致しな
くなるため比較器133からの誤差信号が零ではなくな
り、これがA/D変換器134においてデジタル信号に変換さ
れて加算器136に供給される。ミシンの作動中において
はタイミングパルス発生器88からのタイミングパルスが
オア回路138を経て加算器136に供給されるため、このタ
イミングパルスの入力に応じて加算器136がラッチ140か
らのデジタル信号とA/D変換器134からの誤差信号とを加
算する。以後はミシンの停止状態において説明したのと
同様の作動が行われて、布検出器54からの検出器信号が
可変抵抗器132からの基準信号と一致するように針棒台3
6および縫針42の位置が変えられる。このように加工布7
0の布端の位置が変動した場合には縫針42の位置がそれ
に追従するように自動的に変更されるため、縫目線は常
に布端からほぼ一定の距離の位置に形成されることとな
り、縫代がほぼ一定に保たれるのである。
以上の説明から明らかなように、本実施例においては、
可変抵抗器132,比較器133,加算器136,ラッチ140,倣い縫
用マルチプレクサ130,マルチプレクサ94,針揺動制御回
路96等が倣い制御手段を構成しており、また、判別装置
116のS1〜S15を実行する部分,倣い縫用マルチプレクサ
130,マルチプレクサ94,針揺動制御回路96が走査手段を
構成しており、さらに、判別装置116のRAM122の第三レ
ジスタ(第二記憶部)および第四レジスタ(第一記憶
部)がメモリを構成している。また、判別装置116のS6
およびS9を実行する部分が位置信号発生手段を構成し、
判別装置116のS16を実行する部分が判別手段として機能
するようになっている。
なお、付言すれば、本実施例において加工布70の載置状
態を判別する必要があるのは、布検出器54の検出特性の
ためである。すなわち、布検出器54は検出領域内に存在
する加工布70の面積に応じて大きさが変化する検出器信
号を出力するようになっているから、布端が検出領域内
の左側に位置しようと右側に位置しようと、その面積が
等しい限り大きさの等しい検出器信号が出力されるので
ある。そのため、加工布70の載置位置を、例えば、縫針
42と左側と予め定め、検出器信号の大きさと布端位置と
を対応させているのである。
さらに、付言すれば、本実施例の判別装置116のS16は、
加工布位置信号の大きさが非加工布位置信号に一定値を
加えた大きさより大きくない場合に異常信号を発生する
ようになっている。そのため、加工布70がベッド10上に
載置されていないために、あるいは加工布70の光の反射
率が異常に高いために、検出器信号の値が一定値以上変
化しない場合においても同様に異常信号が発生すること
となり、そのような異常状態も警告されるという効果も
得られる。
以上詳記した実施例においては布検出器54と針棒台36と
が共通の針揺動制御モータ100によって駆動されるよう
になっているが、布検出器54を針棒台36とは別個に移動
可能、かつ専用の制御モータによって駆動されるものと
することも可能である。このようにすれば、縫針42がベ
ッド10の下方に位置するときでも布検出器54が移動可能
となって、布端位置を検出するための移動を行い得る時
間が延長されて、その検出が容易に行い得ることとな
る。なお、この場合、布端位置の変動に追従するための
縫針42の位置変更は、縫針42がベッド10上方に位置する
間の一時期までには行われ、その後は縫針42の位置変更
が禁止される。
また、上記実施例においては倣い縫スイッチ26の操作に
基づいて布載置状態の判別を行うようになっているが、
それとは別の判定のスイッチの操作に基づいて行うこと
もできる。
また、上記実施例においては可変抵抗132からの基準信
号が発せられるようになっており、縫代設定操作部材30
の操作に基づいてこの基準信号が変えられることによっ
て縫目線の形成位置、すなわち縫代が変更可能となって
いるが、この変更の必要がない場合には比較器133に常
に一定の基準信号が供給されるようにすればよい。
また、上記実施例においてはミシンが停止している状態
においても縫針42の位置が縫代設定操作部材30の操作に
応じて変えられるようになっているが、このような必要
がない場合にはクロックパルス発生器144およびアンド
回路146を省略することができる。
また、上記実施例においては縫代設定操作部材30が縫針
42の位置を確認しつつ操作されるようになっているが、
縫代操作設定部材30の近傍に縫代を示す目盛をつけ、こ
の目盛に基づいて縫代設定操作部材30を操作することに
より縫代の設定を行うようにすることも可能である。
また、上記実施例においては倣い縫が行われる場合には
自動的に直線縫いが選択されるようになっているが、こ
れは倣い縫には一般に直線縫いが使用されるためであっ
て、任意の縫目模様で倣い縫を行い得るようにすること
も可能である。この場合、縫針42は一往復毎に縫目情報
に従って位置決めされるが、この位置決めは、布検出器
54を基準信号に対応する位置に位置決め(以下、検出器
位置決めという)した後、その布検出器54の位置を基準
として行ってもよく、いちいち検出器位置決めを行うこ
となく、布検出器54の現在位置に関する検出器信号,基
準信号および縫目情報から縫針42の移動量を決定するこ
とにより行ってもよい。
また、上記実施例においては倣い縫の異常状態を警告灯
33の点灯によってオペレータに指示するようになってい
るが、ブザーあるいはディスプレイによって指示するこ
とも可能である。なお、針上げ指示灯34についても同様
である。
また、上記実施例においては判別装置116を除く制御回
路がディスクリート回路によって構成されているが、マ
イクロコンピュータによって構成することも可能であ
る。
その他、布検出器54や倣い縫制御装置110の構成を変更
し、あるいは針棒台36をほぼ垂直な軸線のまわりの揺動
運動によって縫針42の横方向位置を変えるものとし、あ
るいはジグザグミシン全体の構成を変更するなど、当業
者の知識に基づいて種々の変形,改良を施した態様で本
発明を実施することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を概念的に示すブロック図であ
る。第2図は本発明の一実施例である布縁倣い縫ミシン
の外観を概略的に示す斜視図である。第3図は同ミシン
の頭部をそのカバーを外した状態で示す斜視図である。
第4図は同ミシンの制御回路を示すブロック図である。
第5図は同ミシンの布載置状態判別装置を示すブロック
図であり、第6図はその判別装置のプログラムメモリに
記憶された制御プログラムを示すフローチャートであ
る。 10:ミシンベッド、18:ミシン機枠 36:針棒台、40:針棒 42:縫針、54:布検出器 70:加工布 100:針揺動制御モータ 110:倣い縫制御装置 116:布載置状態判別装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】縫針の上下動に調時して加工布を所定移送
    方向に移送する布送り装置と、 前記縫針がミシンベッド上方に位置する間の少なくとも
    一時期に前記所定移送方向と交差する横方向において縫
    針と所定相対的位置関係を有し、所定移送方向に延びる
    加工布の布端を検出するために前記横方向に移動可能な
    布検出器と、 その布検出器の横方向位置を変化させるために駆動され
    る制御モータと、 前記布検出器からの検出器信号に基づいて前記制御モー
    タを駆動する倣い制御手段と を備え、加工布の布端に沿って連続した縫目を形成する
    布縁倣い縫ミシンにおいて、 前記布検出器からの検出器信号の最大値と最小値とを得
    るために前記倣い縫の実行前に前記制御モータを駆動す
    る走査手段と、 前記布検出器の横方向位置に関する位置信号を発生する
    位置信号発生手段と、 前記最大値の検出器信号が得られたときに発生された前
    記位置信号を記憶する第一記憶部と前記最小値の検出器
    信号が得られたときに発生された位置信号を記憶する第
    二記憶部とを有するメモリと、 前記第一および第二記憶部にそれぞれ記憶された両位置
    信号の大小関係を判別し、縫針の落下点に対して加工布
    が左右いずれの側に載置されているかを判別する判別手
    段とを含むことを特徴とする布載置状態判別可能な布縁
    倣い縫ミシン。
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