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JPH0677906B2 - 鍛造機用キー打撃装置 - Google Patents
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JPH0677906B2 - 鍛造機用キー打撃装置 - Google Patents

鍛造機用キー打撃装置

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JPH0677906B2
JPH0677906B2 JP23646289A JP23646289A JPH0677906B2 JP H0677906 B2 JPH0677906 B2 JP H0677906B2 JP 23646289 A JP23646289 A JP 23646289A JP 23646289 A JP23646289 A JP 23646289A JP H0677906 B2 JPH0677906 B2 JP H0677906B2
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rod
key
cylinder
striking
forging machine
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明宏 飯田
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、鍛造機の上下の金型またはソーブロックを固
定するためのキーを打込んだり、抜取ったりする作業を
行うために使用される鍛造機用キー打撃装置に関する。
[従来の技術] 第8図に示すエア−スタンプハンマなどの鍛造機1は、
昇降されるラム2の下端に取付けられる上金型3と、ソ
ーブロック4に取付けられる下金型5とを備えて、これ
ら上下の金型3,5間で金属素材を鍛造する。これら金型
3,5およびソーブロック4は、その一側部に夫々キー6
を打込むことによって固定されている。勿論、キー6は
鍛造機1の前側または後側から打込まれるもので、これ
には金型3,5またソーブロック4の前後方向の厚さより
も長いものも短いものもある。なお、第8図中7は鍛造
機1のベース1aに対して左右のフレーム1bを連結するた
めのボルト、8はソーブロック4の前後両端面に開口す
る孔である。
そして、金型3,5およびソーブロック4を固定するキー
6の打込み、および抜取りは、通常天井側の適当な支持
部材に突き棒を水平状に吊下げ、この棒を鐘撞きをする
ように操作して、その先端で治具を介してキーを打撃す
ることにより行われている。
しかし、このような手作業による場合には、その作業性
が悪く熟練も必要であるとともに、正確にキーを打撃す
ることが難しい。そして、打撃の不手際に伴い、打撃の
エネルギーで突き棒が自由に動いて作業者に当たったり
し易いので、作業上の危険性が非常に高い。
そこで、手作業によらないキー打撃装置が従来知られて
いる。この装置は、フォークリフトトラックのフォーク
に固定して使用され、エアーシリンダ機構が備えるピス
トンのロッドを、シリンダより突出させ、その先端に治
具を取付けたものである。したがって、ピストンを後退
させておいて、このピストンを空気圧で急速に前進させ
ることにより、ピストンおよび治具をハンマとしてキー
を打撃し、それによってキーの打込み、および抜取りを
行える。
[発明が解決しようとする課題] しかし、このような従来のキー打撃装置は、打撃の際の
反力でフォークリフトトラックが多少とも動くことが否
めないとともに、打撃によってキーが打込まれた分だ
け、次の打撃を行うに際してフォークリフトトラックを
鍛造機側に前進させる必要があり、しかも、その度にキ
ーの芯に対して治具の芯が一致するように位置合わせを
しなければならない。この場合、キーとピストンロッド
先端との間には、これらを相互に位置規制する手段がな
にもないから、キーの芯に対するピストンロッドの狙い
を定めずらい。したがって、従来装置では打撃に要する
手間が多く、作業性が悪いという問題がある。その上、
フォークリフトトラックを使用するので、その運転者と
ともにキー打撃装置の操作者が必要であり、多くの人手
を要する。しかも、フォークリフトトラックを使用する
ので、このトラックを配置するだけのスペースを鍛造機
の周囲に必要とし、そのようなスペースが確保できない
場合には、装置を適用できないという問題もあった。
本発明の目的は、多くの人手を要したり、多くのスペー
スを必要とすることなく、高い作業性をもってキーの打
撃を行えるとともに、空打ちによる破損を防止できる鍛
造機用キー打撃装置を得ることにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明の鍛造機用キー打撃
装置においては、鍛造機の前後方向に軸線を一致させて
配設されるシリンダ内にピストンハンマを移動可能に収
容し、このハンマを前後方向に往復移動させる第1切替
え弁を介してエアータンクを上記シリンダに接続し、上
記シリンダの前端部に連結されたシリンダ状のロッドホ
ルダには、後部に大径部を有して形成され、この大径部
より前側の小径部を上記ロッドホルダの前端から突出し
て設けられ、かつ、上記鍛造機のキーの端面に治具を介
して接するとともに上記ピストンハンマが後方から衝突
する打撃ロッドを移動可能に支持し、上記ロッドホルダ
には上記打撃ロッドの後退位置を規制するストッパ部を
設け、上記ロッドホルダには、上記打撃ロッドの小径部
が貫通する密閉されたエアー溜まりを、上記打撃ロッド
の大径部よりも前方に位置して形成する受圧リングを、
上記大径部と対向して前後方向に移動可能に収容し、上
記シリンダの後方に向けて突出するピストンロッドを有
した繋留用シリンダ機構を上記シリンダに連結し、この
機構と上記エアータンクとを上記ピストンロッドを前後
方向に往復動させる第2切替え弁を介して連通し、上記
ピストンロッドの先端部に索接続部材を連結し、上記キ
ーの打撃作業時に先端部が上記鍛造機の引掛け部に連結
される複数本の繋留索の夫々を上記索接続部材に連結し
たものである。
[作用] このキー打撃装置は、ロッドホルダに対しての後退位置
をストッパ部で規制されている打撃ロッドの先端に取付
けた治具を、鍛造機のキーの端面に当接させて、鍛造機
の前側または後側に水平に配置される。この配置状態に
おいて、複数本の繋留索はその先端部を鍛造機の引掛け
部に引掛けて張設保持される。この張設は、第2切替え
弁を操作して流体圧源から流体圧を繋留用シリンダ機構
に導くことによりなされる。それによって上記シリンダ
機構のピストンロッドが鍛造機から離れる方向に移動す
るから、各繋留索が張設保持される。そうすると、キー
打撃装置全体が鍛造機側に力を受けて、上記治具とキー
との当接状態が維持される。
以上の配置状態において第1切替え弁を介してエアータ
ンクの圧力をシリンダ内に導いて、このシリンダ内のピ
ストンハンマを鍛造機方向に移動させる。そうすると、
ハンマは打撃ロッドの後端に衝突し、このロッドおよび
その先端の治具を介してキーに打撃力を与える。この場
合、シリンダおよびロッドホルダが、ピストンハンマと
打撃ロッドとを相対的に位置決めしているから、ピスト
ンハンマは狙いを違わずに打撃ロッドに衝突できる。
以上の打撃に伴ってキーが移動した分、上記繋留用シリ
ンダ機構によってキー打撃装置全体に与えられ続けてい
る力で、キー打撃装置全体は鍛造機側に移動されるか
ら、上記治具とキーとの当接状態は依然として維持され
る。
次ぎに、第1切替え弁の切替え操作を介してシリンダ内
に導かれる流体圧源の圧力で、シリンダ内のピストンハ
ンマを、打撃ロッドから離れるように戻してから、再度
第1切替え弁を切替え操作してキーへの打撃を行う。以
上の打撃を必要数繰り返してキーの打込みまたは抜出し
ができる。
そして、キーを抜出す場合にキーが抜ける際の打撃で
は、打撃ロッドの前進を阻む抵抗力(キーの保持力)が
消失するので、打撃ロッドの打撃エネルギーがロッドホ
ルダの前部に作用する空打ち状態となる。しかし、この
場合において打撃ロッドの大径部は受圧リングに衝突す
るから、このリングの前方への移動を介してエアー溜ま
り内に封入されている空気が圧縮される。それによるエ
ア−クッションにより、上記打撃エネルギーを吸収でき
る。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を第1図から第8図を参照して
説明する。
第6図中11はペタル操作などにより架台12を昇降させ得
るリフターであり、これは車輪13を有して移動自在であ
る。架台12の上面にはキー打撃装置14が着脱可能に連結
支持されている。
この打撃装置14を以下説明する。第1図から第3図中15
は鍛造機(第8図中符号1)の前後方向に沿って長い形
状をなすベースで、その上面にはシリンダ16が取付けら
れている。シリンダ16はその後端部(鍛造機1に対して
遠い方の端部)に取付けられたシリンダ端部材17を備え
ている。この部材17には第1ポート18が開設されている
とともに、この端部材17の端板17a内面には緩衝材19が
取付けられている。なお、第1図中20はロックナット、
第2図中15aは吊環である。
シリンダ16の前端部(鍛造機1に対して近い方の端部)
には、シリンダ状をなすロッドホルダ21が連結されてい
る。このホルダ21にはシリンダ16内に連通する第2ポー
ト22が開設されている。ロッドホルダ21がその前端部に
有するホルダ端部材24の中央部には、円筒形の滑り軸受
25が取付けられている。
ロッドホルダ21には第2ポート22よりも前側に位置して
打撃ロッド26が収容されている。このロッド26の後端部
はその他の部分よりも大径であり、この大径部26aはロ
ッドホルダ21の内周面21aに沿って摺動するようになっ
ている。打撃ロッド26の大径部26aよりも前側部分から
なる小径部26bは、滑り軸受25を摺動自在に貫通して、
ロッドホルダ21の前端から突出されている。第1図中21
bは、打撃ロッド26の後端部と掛合して、このロッド26
の後退位置(ロッドホルダ21に対しても最も後方に移動
される位置)を規制するために、ロッドホルダ21内に設
けた段部からなるストッパ部である。
ロッドホルダ21には、密閉されたエアー溜まり75を形成
して受圧リング76が収容されている。これらエアー溜ま
り75および受圧リング76は、打撃ロッド26の大径部26a
よりも前方に位置して設けられているとともに、これら
には上記小径部26bが貫通している。そして、受圧リン
グ76は前後方向に移動可能で、かつ、上記大径部26aに
対向して設けられている。なお、ロッドホルダ21には第
2ポート22より前側で、かつ、エアー溜まり75よりも後
側に位置して、ロッドホルダ21内に連通する排気孔23が
開設されている。
打撃ロッド26の突出前端部には治具27が着脱可能に嵌合
して取付けられ、この治具27は鍛造機1のキー6の先端
に当接されるようになっている。なお、キー6の端部が
例えば金型3,5の前面または後面よりも突出している場
合には、先端部にキー6の端部と嵌合する溝を有した治
具が使用される。また、キー6の端部が例えば金型3,5
の前面または後面よりも引っ込んでいる場合には、キー
6の引っ込んだ端部に当接する突部を先端部に有した治
具が使用される。
上記シリンダ16内にはピストンハンマ28が移動可能に収
容されている。このハンマ28は前進したときに打撃ロッ
ド26の後端に衝突するようになっている。
また、シリンダ16の後端部には第1切替え弁30が取付け
られ、この弁30を介してシリンダ16内はエアータンク31
に連通されている。エア−タンク31はシリンダ16の大部
分を覆ってベ−ス15上に設けられるカバー32上に取付け
られている。なお、第1図中33は開閉弁、34は圧力調整
弁、35は圧力ゲージであり、これらを介してエアータン
ク31内には適宜エアーが補給される。
第1切替え弁30は第1図に示すように、いずれも環状を
なす中立弁室36と、この両側に形成された第1弁室37お
よび第2室弁38とを有した弁筐39の内側に、通孔40〜43
を有するスリーブ44を取付け、このスリーブ44の内側に
弁体45を摺動可能に設けている。通孔40は中立弁室36に
連通され、通孔41は第1弁室37に連通され、かつ、通孔
42,43は第2弁室38に連通されている。連孔42は通孔43
よりも小さく形成されている。
弁体45は操作ハンドル46を介して往復動されるもので、
前方に向けて移動されたときには、中立弁室36を通孔4
0,41を介して第1弁室37に連通させるとともに、後方に
向けて移動されたときには、中立弁室36を通行40,42,43
を介して第2弁室38に連通させるようになっている。ま
た、中立弁室36はパイプ47を介してエアータンク31に接
続されているとともに、第1弁室37はシリンダ16の第1
ポート18に連通されている。
上記シリンダ16の前部外面には急速排気弁51が取付けら
れている。この排気弁51は、第4図に示されるように弁
座体52と、この弁座体52に固定された固定筒体53と、こ
の筒体53に固定された作動シリンダ54と、このシリンダ
54内に収容されたピストン55と、作動シリンダ54を貫通
して移動可能に設けられるとともに一端部にピストン55
を取付けた弁体56と、この弁体56を付勢するコイルばね
57と、固定筒体53の外側に嵌合して設けられた可動筒体
58とから形成されている。
弁座体52が有する通路52aは、上記ピストン16の第2ポ
ート22に連通されているとともに、弁体56により開閉さ
れるようになっている。コイルばね57は弁体56の閉じ状
態を安定させるために、弁体56を弁座体52の押付けてい
る。弁座体52にはその通路52aに連通するポート59が形
成されており、このポート59は上記第1切替え弁30の第
2弁室38に連通されている。
作動シリンダ54には第4図中上端部および下端部におい
て夫々ポート54a,54bが設けられている。ポート54aは上
記第1切替え弁30の第2弁室38に連通されている。ポー
ト54bは第1切替え弁30の第1弁室37に連通されてい
る。
固定筒体53および可動筒体58には、夫々所定間隔ごとに
排気孔53a,58aが設けられており、これらの連通面積は
可動筒体58の回動操作により調節される。その調節位置
の固定は、第5図に示すように可動筒体58の円弧状をな
す調節孔58bを通って固定筒体53に螺合されたねじ60
(第4図参照)を締付けることにより行われるようにな
っている。
上記シリンダ16の外面には繋留用シリンダ機構61が連結
されている。このシリンダ機構61は、第1図および第2
図に示すように繋留用シリンダ62と、このシリンダ62に
収容されたピストン63と、このピストン63一端に連結し
たピストンロッド64とから形成されている。ピストンロ
ッド64は繋留用シリンダ62の後方に向けて、換言すれば
鍛造機1から離れる方向に向けて突出されている。
第7図に示すように連結用シリンダ62がその前後両端部
に夫々有したポート62a,62bは、第6図および第7図に
示す第2切替え弁65を介して上記エアータンク31に連通
されている。第2切替え弁65には、エアータンク31の空
気を前側のポート62aに導いたときに後側のポート62bを
大気中に開放させるとともに、エアータンク31の空気を
後側のポート62bに導いたときに前側のポート62aを大気
中に開放させる構造の切替え弁が使用される。この切替
え弁65の操作ハンドル66を第6図に示す。
第1図および第2図に示す用に上記シリンダ機構61のピ
ストンロッド64の先端部には索接続部材67が連結されて
いる。この部材67は、例えば上記カバー32に前後方向に
沿って設けた細長い窓68(第6図参照)を挿通するプレ
ート69の中央部に、筒体70を連結して形成されている。
筒体70は上記シリンダ16の外周にこれを案内として前後
方向に移動可能に嵌合されている。上記窓68より突出さ
れたプレート69の左右両端部には、夫々繋留索71の一端
部が夫々連結されている。繋留索71には例えばチェーン
が使用される。これら繋留索71の先端部は上記鍛造機1
のボルト7を引掛け部として、または鍛造機1の孔8に
丸棒を差し込んで、これを引掛け部として、鍛造機1に
連結されるようになっている。
次ぎに、上記構成のキー打撃装置14の作動を説明する。
まず、キー打撃装置14を鍛造機1の前側または後側にお
いて水平に配置されて、その打撃ロッド26の前端部に治
具27を取付けてからリフター11を操作して、治具27の中
心が鍛造機1のキー6の芯に合うようにリフター11の高
さを調節する。なお、リフター11を使用できない場合に
は、キー打撃装置14をリフター11から取外し、この装置
14の前後両端部に設けた吊環15aを利用してホイストの
チェーンブロックなどに、キー打撃装置14を吊持して高
さ調節をすればよい。この調節後に、左右一対の繋留索
71の先端部を鍛造機1の引掛け部に引掛けて、これを張
設してキー6の端面に治具27を当接させる。
各繋留索71の張設は、第2切替え弁65の操作ハンドル66
を、前進(第6図参照)方向に回動させる(なお、この
状態は操作ハンドル66から手を離しても、次ぎに操作ハ
ンドル66を操作するまで保持される。)ことにより、繋
留用シリンダ機構61のシリンダ62のポート62aに、エア
ータンク31内の空気を導いて実現される。つまり、それ
によってシリンダ機構61のピストンロッド64が鍛造機1
から離れるように後方に移動するから、それに伴う索接
続部材67の移動により各繋留索71が張設される。したが
って、このシリンダ機構61によりキー打撃装置14全体を
鍛造機1側に押付けて、上記治具27とキー6との当接状
態が維持される。なお、索接続部材67は筒体70を有し
て、この筒体70の下側部分でシリンダ16を下側から支持
しているので、その支持によってキー打撃装置14全体が
キー6との当接点を中心として回動することを防止し
て、装置14を安定させることができる。
以上のようにしてキー打撃装置14を鍛造機1にセットし
た後に、第1切替え弁30の操作ハンドル46を中立位置か
ら打撃(第6図参照)位置に移動させる。そうすると、
弁体45が後方(第1図中左方向)に移動されて、エアー
タンク31と連通している中立弁室36と第1弁室37とが連
通される。そのため、エアータンク31内の圧力が、第1
切替え弁30を介してシリンダ16内にその第1ポート18を
通って供給されるとともに、同圧力が第1切替え弁30を
通って急速排気弁54の作動シリンダ54内にそのポート54
bを通して供給される。このとき作動シリンダ54のポー
ト54aから排出されるエアーは、第1切替え弁30の第2
弁室38を通して、連通孔42,43から弁体45の内部を通っ
て弁筐39の外に排気される。
そうすると、シリンダ16内のピストンハンマ28は、シリ
ンダ16に導かれる圧力で前方、つまり鍛造機1方向に移
動される。同時に、急速排気弁51のピストン55が弁体56
を伴って第4図中において上方コイルばね57の力に抗し
て素早く上昇するから、弁体56は弁座体52から離れて、
その通路52aを開く。そのため、シリンダ16におけるピ
ストンハンマ28よりも前側の空間は、第2ポート22およ
び通路52aを介して、互いに連通している排気孔53a,55a
を通じて急速排気弁51の外部に連通されている固定筒体
53内に連通される。
したがって、この連通経路を通してピストンハンマ28の
前側の空気が、このハンマ28の前進につれて迅速にシリ
ンダ16外に排気されるため、ピストンハンマ28は高速度
で打撃ロッド26の後端に衝突し、このロッド26およびそ
の先端の治具27を介してキー6に打撃力を与える。ま
た、ロッドホルダ21内の空気は打撃ロッド26の前進に伴
って排気孔23を通して大気中に排気される。
以上の打撃において、シリンダ16およびロッドホルダ21
は、ピストンハンマ28と打撃ロッド26とを相対的に位置
決めしているから、キー6に治具27を介して接触してい
る打撃ロッド26に対して狙いを違わずにピストンハンマ
28を衝突させることができる。
次ぎに、第1切替え弁30の操作ハンドル46を前進位置か
ら戻り位置(第6図参照)に戻すと、弁体45が前方(第
1図中右方向)に移動されて、エアータンク31と連通し
ている中立弁室36と第2弁室38とが連通されるととも
に、弁体45が連通孔41から離れてこれを開放する。その
ため、エアータンク31内の圧力が、第1切替え弁30を介
して急速排気弁54の作動シリンダ54内にそのポート54a
を通して供給され、弁体56が通路52aを閉じる。なお、
これに伴って作動シリンダ54のポート54aから排出され
るエアーは、第1切替え弁30の第1弁室37を通して、連
通孔41から弁体45の内部を通って弁筐39の外に排気され
る。同時に、エアータンク31内に圧力が、第1切替え弁
30を介して急速排気弁51のポート59に導かれる。また、
同時に、連通孔41、第1弁室37、および第1ポート18を
介してシリンダ16内のピストンハンマ28よりも後方の空
間が、大気中に連通されているから、ポート59から通路
52a、第2ポート22を通してシリンダ16内に導入される
エアータンク31の空気圧により、ピストンハンマ28は緩
衝材19に当接するまで戻される。
そして、再び操作ハンドル46を操作して次ぎの打撃が実
施される。すなわち、以上のような打撃を必要な数だけ
繰り返して、キー6を打撃することにより、このキー6
を抜取ったり、または打込んだりできる。
また、キー6の抜取りにおいては、キー6が抜け出し始
めた場合には、打撃力を小さくしてキー6が急激に飛び
出さないようにするとよい。その場合の打撃力の調整
は、第1切替え弁30の操作ハンドル46を前進させるとき
に、このハンドル46を最後まで移動させることなく、そ
の手前で停止させればよい。そうすると、シリンダ16へ
の単位時間あたりの空気流入量を少なくできる。或いは
急速排気弁51の可動筒体58を回動させて排気孔53a、58a
の連通面積を少なくして、ピストンハンマ28の移動にエ
アーブレーキを働かせることにより可能である。
ところで、以上のように打撃力を小さくする調整を怠っ
て、同じ打撃力で最後まで操作した場合には、キー6が
一気に抜出してしまう。したがって、キーが抜けること
により打撃ロッド26の前進を阻む抵抗力(キーの保持
力)が消失するので、打撃ロッド26の打撃エネルギーが
ロッドホルダの21の前端部に作用する空打ち状態とな
る。
しかし、ロッドホルダ21にはエアー溜まり75と受圧リン
グ76による対空打ち手段を設けてあるから、ロッドホル
ダ21の前端部の破損を防止できる。つまり、空打ち状態
となった場合に、打撃ロッド26は、通常の打撃動作に比
較してより前方位置まで前進するが、それによって大径
部26aが受圧リング76に衝突する。そうすると、このリ
ング76はエアー溜まり75内に封入されている空気を圧縮
させながら前方へ移動されるので、エア−クッション作
用を受けて上記打撃エネルギーが吸収される。したがっ
て、打撃ロッド26の大径部26aがホルダ端部材24に衝突
することがないから、ロッドホルダ21の破損が防止され
る。
そして、以上説明した打撃動作に伴ってキー6は移動さ
れるが、それにも拘らず上記治具27とキー6との当接状
態は依然として維持される。つまり、上記繋留用シリン
ダ機構61のシリンダ62には、そのポート62aからエアー
タンク31の圧力が与えられ続けているので、キー6が打
撃によって移動した分と同じ寸法だけ、ピストン63およ
びピストンロッド64が後方に向けて移動される。それに
よって、繋留用シリンダ機構61はキー打撃装置14全体に
鍛造機1方向への力を与え続けるから、キー打撃装置14
全体が鍛造機1側に移動される。勿論、このとき打撃ロ
ッド26はロッドホルダ21に対して相対的に後退するが、
この後退はロッドホルダ21のストッパ部21bに打撃ロッ
ド26の大径部26aが当接することによって停止される。
すなわち、以上のようにして、治具27とキー6との当接
が維持される。
したがって、このキー打撃装置14によれば、打撃の度に
キー6と装置との位置合わせをし直す必要がないから、
高い作業性をもってキー6の打撃を行えるとともに、例
え空打ち状態になってもロッドホルダ21の破損を防止で
きる。そして、フォークリフトトラックを用いる必要も
ないので、多くの人手を要することなくキー6の打撃を
行えるとともに、キー6の打撃にあたり鍛造機1の回り
に多くのスペースを必要とすることなく作業を行うこと
ができる。
なお、本発明は上記一実施例に制約されないことは勿論
である。
[発明の効果] 以上説明した本発明のキー打撃装置においては、シリン
ダ、ピストンハンマ、ロッドホルダ、打撃ロッド、およ
び第1切替え弁とエアータンクとを備えたことにより、
シリンダとロッドホルダによって、打撃ロッドと、この
ロッドを空気圧によりキー方向に前進させるピストンハ
ンマとを相対的に位置決めし、この規制下においてキー
を打撃できるとともに、繋留用シリンダ機構、索接続部
材、繋留索、および第2切替え弁を備えたことにより、
上記打撃に基づくキーの移動に追従して打撃装置全体を
鍛造機方向に移動させて、打撃ロッドとキーとの当接状
態を維持できる。そのため、本発明装置によれば、打撃
のたびにキーと装置との位置合わせをし直す必要がない
から、高い作業性をもってキーの打撃を行えるととも
に、フォークリフトトラックを用いる必要もないので、
多くの人手を要することなくキーの打撃を行え、そし
て、キーの打撃にあたり鍛造機の回りに多くのスペース
を必要とすることなく作業に行うことができる。その
上、ロッドホルダ内にエアー溜まりを形成する受圧リン
グを設けて、空打ち状態となった場合に、打撃ロッドの
大径部が受圧リングに衝突するようにしたから、エアー
クッションにより打撃エネルギーを吸収して、ロッドホ
ルダ前端部の破損を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第7図は本発明の一実施例を示し、第1図は
打撃装置全体の縦断側面図、第2図は打撃装置全体の平
面図、第3図は打撃装置全体の正面図、第4図は急速排
気弁の縦断側面図、第5図は急速排気弁の一部の平面
図、第6図は打撃装置全体の側面図、第7図は打撃装置
の配管系統図である。第8図は鍛造機の一部を示す略正
面図である。 6……キー、14……キー打撃装置、16……シリンダ、21
……ロッドホルダ、26……打撃ロッド、26a……大径
部、26b……小径部、27……治具、28……ピストンハン
マ、30……第1切替え弁、31……エアータンク、61……
シリンダ機構、64……ピストンロッド、65……第2切替
え弁、67……索接続部材、71……繋留索、75……エアー
溜まり、76……受圧リング。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鍛造機の前後方向に軸線を一致させて配設
    されるシリンダ内にピストンハンマを移動可能に収容
    し、 このハンマを前後方向に往復移動させる第1切替え弁を
    介してエアータンクを上記シリンダに接続し、 上記シリンダの前端部に連結されたシリンダ状のロッド
    ホルダには、後部に大径部を有して形成され、この大径
    部より前側の小径部を上記ロッドホルダの前端から突出
    して設けられ、かつ、上記鍛造機のキーの端面に治具を
    介して接するとともに上記ピストンハンマが後方から衝
    突する打撃ロッドを移動可能に支持し、 上記ロッドホルダには上記打撃ロッドの後退位置を規制
    するストッパ部を設け、 上記ロッドホルダには、上記打撃ロッドの小径部が貫通
    する密閉されたエアー溜まりを、上記打撃ロッドの大径
    部よりも前方に位置して形成する受圧リングを、上記大
    径部と対向して前後方向に移動可能に収容し、 上記シリンダの後方に向けて突出するピストンロッドを
    有した繋留用シリンダ機構を上記シリンダに連結し、 この機構と上記エアータンクとを上記ピストンロッドを
    前後方向に往復動させる第2切替え弁を介して連通し、 上記ピストンロッドの先端部に索接続部材を連結し、 上記キーの打撃作業時に先端部が上記鍛造機の引掛け部
    に連結される複数本の繋留索の夫々を上記索接続部材に
    連結したことを特徴とする鍛造機用キー打撃装置。
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