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JPH0678361B2 - カルボキシメチルセルロースカルシウムの新規な製造法 - Google Patents
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JPH0678361B2 - カルボキシメチルセルロースカルシウムの新規な製造法 - Google Patents

カルボキシメチルセルロースカルシウムの新規な製造法

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JPH0678361B2
JPH0678361B2 JP10849991A JP10849991A JPH0678361B2 JP H0678361 B2 JPH0678361 B2 JP H0678361B2 JP 10849991 A JP10849991 A JP 10849991A JP 10849991 A JP10849991 A JP 10849991A JP H0678361 B2 JPH0678361 B2 JP H0678361B2
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carboxymethyl cellulose
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acid
carboxymethylcellulose
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正勝 本藤
圭一 高橋
裕美 藤田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は酸型カルボキシメチルセ
ルロースからの新規なカルボキシメチルセルロースカル
シウムの製法に関する。
【0002】
【従来の技術】カルボキシメチルセルロースカルシウム
(以下Ca−CMCと言う)は医薬品,食品等の錠剤の
崩壊剤として従来用いられている他、水への部分的溶
解,膨潤を利用して魚肉練製品の弾力補強用にも使用で
きることが判明している。
【0003】その製法としては、特公昭43-7960 号公
報、特開昭60-47001号公報に見られるように高固型分濃
度(30〜80%ないし20〜70%)に於いてカルボキシメチ
ルセルロース酸(以下H−CMCと言う)に対して炭酸
カルシウムまたは炭酸カルシウムと水酸化カルシウムを
カルボキシメチル基置換度の等モル量の70〜80%を添加
反応させて低粘度の粘着性のないものを得ている。
【0004】即ち反応物が糊化(凝固)しない状態で製
造するため、pHが4〜7未満として比較的弱酸性乃至中
性域において製造するものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】我々は各種用途に於い
て、必要とされる種々の置換度と粘性を有するCa−C
MCを提供するための製法について探求し、本発明に到
達した。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち本発明による、カル
ボキシメチルセルロースカルシウムの製造は、原料カル
ボキシメチルセルロース酸を、固型分濃度3〜20%、好
ましくは5〜10%で水に分散させた中に、グルコース単
位当たりの置換度と当mol の水酸化カルシウムを添加し
て糊化させ、更に50℃以上、好ましくは70℃としてカル
ボキシメチルセルロース酸の水素原子と水酸化カルシウ
ムのカルシウム原子を置換,結合させた後、アルコール
濃度が30%以上になる様、溶剤を添加して、カルボキシ
メチルセルロースカルシウムを不溶解化し析出させるも
のである。
【0007】固型分濃度が20%を越えると、糊化したカ
ルボキシメチルセルロースカルシウムがカルボキシメチ
ルセルロース酸を被覆してママコを生じ、カルシウムの
内部浸透を阻害し、置換,結合が不充分となって、粘度
が発現しない。一方、固型分濃度が3%以下になると、
カルシウムの内部浸透は良くなるが、生産性,添加溶媒
量の増大を招き、工業的に適さない。また、反応温度が
50℃未満の場合も、カルシウムとカルボキシメチルセル
ロース酸の反応が阻害され、粘度が発現しない。
【0008】本発明の出発原料であるカルボキシメチル
セルロース酸は、工業的にはカルボキシメチルセルロー
スナトリウムを硫酸,塩酸のような強酸で処理し、副生
する塩を除去して得られる。
【0009】また用いるアルコールはメタノール,エタ
ノール,イソプロピルアルコールのいずれでも良く、更
にアセトンも使用できる。
【0010】
【実施例】以下実施例により本発明をより詳細に説明す
るが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0011】実施例−1 5リットル容量の二軸ニーダにカルボキシメチル化度0.
47で、固型分濃度が30%のカルボキシメチルセルロース
酸 100部を入れ、水 360部を加えて攪拌,混合する。水
酸化カルシウム2.77重量部を30部の水に分散して添加
し、常温で60分間攪拌,混合しながらpHが 5.0〜7.0 の
間にあることを確認する。30分を要して70℃に昇温し、
この温度を60分間保持して、置換,結合を完結させる。
室温まで冷却し、99%メチルアルコール 307部を加え
て、カルボキシメチルセルロースカルシウムの糊化物を
不溶性として析出させた後、脱液,乾燥,粉砕,分級し
てカルボキシメチルセルロースカルシウム25部を得た。
分析して結果を表に示した。
【0012】実施例−2 5リットル容量の二軸ニーダにカルボキシメチル化度0.
53で、固型分濃度が30%のカルボキシメチルセルロース
酸 100部を入れ、水 360部を加えて攪拌,混合する。水
酸化カルシウム3.06重量部を30部の水に分散して添加
し、常温で60分間攪拌,混合しながらpHが 5.0〜7.0 の
間にあることを確認する。30分を要して70℃に昇温し、
この温度を60分間保持して、置換,結合を完結させる。
室温まで冷却し、99%メチルアルコール 329部を加え
て、カルボキシメチルセルロースカルシウムの糊化物を
不溶性として析出させた後、脱液,乾燥,粉砕,分級し
てカルボキシメチルセルロースカルシウム25部を得た。
分析して結果を表に示した。
【0013】実施例−3 5リットル容量の二軸ニーダにカルボキシメチル化度0.
70で、固型分濃度が30%のカルボキシメチルセルロース
酸 100部を入れ、水 360部を加えて攪拌,混合する。水
酸化カルシウム3.84重量部を30部の水に分散して添加
し、常温で60分間攪拌,混合しながらpHが 5.0〜7.0 の
間にあることを確認する。30分を要して70℃に昇温し、
この温度を60分間保持して、置換,結合を完結させる。
室温まで冷却し、99%メチルアルコール 400部を加え
て、カルボキシメチルセルロースカルシウムの糊化物を
不溶性として析出させた後、脱液,乾燥,粉砕,分級し
てカルボキシメチルセルロースカルシウム26部を得た。
分析して結果を表に示した。
【0014】実施例−4 5リットル容量の二軸ニーダにカルボキシメチル化度0.
86で、固型分濃度が30%のカルボキシメチルセルロース
酸 100部を入れ、水 360部を加えて攪拌,混合する。水
酸化カルシウム 4.5重量部を30部の水に分散して添加
し、常温で60分間攪拌,混合しながらpHが 5.0〜7.0 の
間にあることを確認する。30分を要して70℃に昇温し、
この温度を60分間保持して、置換,結合を完結させる。
室温まで冷却し、99%メチルアルコール 450部を加え
て、カルボキシメチルセルロースカルシウムの糊化物を
不溶性として析出させた後、脱液,乾燥,粉砕,分級し
てカルボキシメチルセルロースカルシウム26部を得た。
分析して結果を表に示した。
【0015】実施例−5 5リットル容量の二軸ニーダにカルボキシメチル化度1.
53で、固型分濃度が30%のカルボキシメチルセルロース
酸 100部を入れ、水 360部を加えて攪拌,混合する。水
酸化カルシウム6.77重量部を30部の水に分散して添加
し、常温で60分間攪拌,混合しながらpHが 5.0〜7.0 の
間にあることを確認する。30分を要して70℃に昇温し、
この温度を60分間保持して、置換,結合を完結させる。
室温まで冷却し、99%メチルアルコール 600部を加え
て、カルボキシメチルセルロースカルシウムの糊化物を
不溶性として析出させた後、脱液,乾燥,粉砕,分級し
てカルボキシメチルセルロースカルシウム27部を得た。
分析して結果を表に示した。
【0016】比較例−1 5リットル容量の二軸ニーダにカルボキシメチル化度0.
53で固型分濃度が30%のカルボキシメチルセルロース酸
100部を入れ、炭酸カルシウム 3.0重量部を加え、温度
35℃で2時間反応させ、乾燥,粉砕,分級して26部を得
た。分析して結果を表に示した。
【0017】比較例−2 5リットル容量の二軸ニーダにカルボキシメチル化度0.
53で固型分濃度が30%のカルボキシメチルセルロース酸
100部を入れ、炭酸カルシウム 1.3重量部(比較例−1
のカルシウム化剤の43.3%)を加え、温度35℃で1時間
攪拌,混合した後、水酸化カルシウム1.26重量部(56.7
モル%に相当)を加えて、更に35℃で1時間反応させ、
乾燥,粉砕,分級して26部を得た。分析して結果を表に
示した。
【0018】比較例−3 5リットル容量の二軸ニーダにカルボキシメチル化度0.
53で固型分濃度が30%のカルボキシメチルセルロース酸
100部を入れ、水酸化カルシウム1.23重量部を加えて温
度35℃で1時間反応させ、次に水酸化カルシウム1.00重
量部を加えて35℃で1時間反応させ、乾燥,粉砕,分級
して26部を得た。分析して結果を表に示した。得られた
Ca−CMCの性状は下表のようである。
【0019】
【0020】表から次のことが認められる。比較例−1
〜比較例−3(特公昭43-7960 号公報及び特開昭60-470
01号公報の実施例に基づいて製造したもの)と比較し
て、実施例−1〜5の粘度発現は明らかである。
【0021】表に示したカルボキシメチルセルロースカ
ルシウムの性状である(1) 乾燥減量、(2) pH、(3) 3
%粘度、(4) 灰分の測定方法は次の通りである。
【0022】(1) 乾燥減量 試料1gを 105℃で4時間乾燥し、次式から乾燥減量を
求める。
【0023】(2) p H 試料1gに水 100mlを加え、振り混ぜて懸濁液を調整
し、pH計を用いて測定する。
【0024】(3) 3%粘度 試料15gを 500mlビーカーに採取し、水 400mlを加え、
トライアングル攪拌棒を用いて溶解する。試料濃度が絶
乾重量で3%になるよう、水量を調整し、B型粘度計を
用いて、回転数30rpm で3分間回転させた後の粘度を読
み取る。
【0025】(4) 灰 分 試料1gを白金皿又は磁製ルツボに採取し、 700〜750
℃で3時間灰化し、次式から灰分を求める。
【0026】
【発明の効果】実施例に詳述したように水分80〜97%、
固型分3〜20%の水分含量の多いカルボキシメチルセル
ロース酸に対して等モル量の水酸化カルシウムを添加反
応させ粘性のあるCa−CMCが得られ本発明を完成し
た。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸型カルボキシメチルセルロースからの
    カルボキシメチルセルロースカルシウムの製造に於い
    て、水分80〜97%、固型分3〜20%のカルボキシ
    メチルセルロース酸に対して水酸化カルシウムをカルボ
    キシメチル基の置換度と等モル量添加混合した後50〜
    90℃に昇温保持し、更にアルコール又はアセトンをそ
    の濃度が30%以上になるように添加して析出するカル
    ボキシメチルセルロースカルシウムを脱液,乾燥,粉
    砕,分級することを特徴とするカルボキシメチルセルロ
    ースカルシウムの製造法。
  2. 【請求項2】 アルコールがメタノール,エタノール,
    イソプロピルアルコールのいずれかである請求項1記載
    のカルボキシメチルセルロースカルシウムの製造法。
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