JPH0684188B2 - ロービングパッケージ包装体の製造方法 - Google Patents
ロービングパッケージ包装体の製造方法Info
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- JPH0684188B2 JPH0684188B2 JP3212960A JP21296091A JPH0684188B2 JP H0684188 B2 JPH0684188 B2 JP H0684188B2 JP 3212960 A JP3212960 A JP 3212960A JP 21296091 A JP21296091 A JP 21296091A JP H0684188 B2 JPH0684188 B2 JP H0684188B2
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Description
グを巻き取って形成したロービングパッケージを包装し
た包装体を製造する方法に関する。
う)の補強材としてロービングが使用されている。この
ロービングは通常、中空の円筒状に巻き取ったパッケー
ジの形態で供給される。
は次の方法で作られている。すなわち、クリールに取付
けられた複数のガラス繊維ストランドのケーキからそれ
ぞれストランドを引き出し、各ストランドに若干のテン
ションをかけて束に集め、ガイドとテンションゲートを
経て、巻取機のトラバースガイドアイに通し、該トラバ
ースガイドアイによってトラバースさせながら巻取機の
マンドレル上に巻取る。ここで、各ストランドにテンシ
ョンを与えるのは、パッケージからロービングを内取り
をする場合において外層に達した際崩れたり、ループが
生じたりすることがないようにきつく巻くために必要で
あるからである。これは屑ものの発生を防ぐばかりでな
く、成型工程を連続的に操業するためにも重要である。
巻取機は回転するマンドレルと、そのマンドレル上に形
成されつつあるパッケージの表面近くで往復運動するガ
イドアイを備えており、マンドレルは巻取が進むにつれ
て回転速度を減じて周速を一定にする駆動調整機構に連
結されている。また、ロービングをきつく巻くため、マ
ンドレル上に形成中のパッケージは、連続的に圧力ロー
ラで押えられている。パッケージの通常の寸法は、直径
で240〜280mm、高さで250〜300mm、重
量は13〜20kg程度である。
巻きロービングと言われる方法であり、ブッシングから
紡出され繊維化された多数のガラス繊維を集束して直接
巻取る方法である。この方法は、宇宙開発や高性能のF
RP部品の製造に不可欠の、ストランドにかかるテンシ
ョンが均一なものが要求されるロービングを製造するた
めに用いられる。生産仕様は、1000ホール又はそれ
以上のブッシングを使用し、10ミクロン以上の繊維径
の生産が可能である。巻取機は、通常のガラス繊維製造
装置に使用されるものを改造し、トラバース動作の端に
特別の制御装置を組み込み、ロービングパッケージの端
部を直角にすることができるように、すなわち、スクエ
アエンドパッケージを形成しうるようになっている。コ
レットの回転速度はプログラム化され、一定の巻取速度
が得られるようになっている。この製造方法において
も、製造パッケージの寸法、重量は上記したものと同様
である。
は、輸送中或いは取り扱い中にロービングが傷付かぬよ
う、それぞれが熱収縮フィルムによって包装される。輸
送に当たっては、複数個を縦に積み重ね、その様なもの
をパレット上に複数組並列に並べ、全体を直方体状と
し、外周を段ボール紙などで傷付かないように覆い、そ
の外側部を熱収縮フィルムにより緊縛している。
ンディング法、スプレーアップ法などによるFRPの製
造に使用する場合、図3に示すようにロービングパッケ
ージ1の巻き初めである内側からロービング2を引き出
し、カッターなど(図示せず)に供給しながら使用す
る。また、複数のロービングパッケージを連続して使用
するため、一つのロービングパッケージの最外層の巻き
終わり部分のロービング2aを、パッケージを包んだ熱
収縮フィルムの上部中央の開口から引き出し、次に引き
出すロービングパッケージ1の巻き始めの部分のロービ
ング2bにあらかじめ結んでおく。
を引き出して使用する場合において、巻き終わりに近付
きロービングの巻き厚さが薄くなると、ロービングを引
っ張るわずかの外力が加わるだけで、パッケージに残っ
ている最外層のロービングが自重で内側に崩れることが
あり、ループ状の部分や複雑に絡まり合った部分がで
き、これが供給装置のガイドなどに詰まり、連続的にロ
ービングを引き出すことができなくなるという問題があ
った。
しては、生産の一時停止或いは複数のロービングを同時
に使用しているパネル、スプレーアップ、SMC等の製
造などでは供給量の減少によるガラス含有量の不均一な
製品ができるなどが挙げられる。特に大型のパッケージ
では、パッケージの外径及び高さが大きくなるため、パ
ッケージ最外層の部分を引き出す際に残っていたロービ
ングの崩れの発生頻度が多くなっていた。
ージの外周面に、自立しうる強度を有するシート材を粘
着剤或いは接着剤によって接着しておき、最外層のロー
ビングをそのシート材で保持し、内側に崩れないように
構成したものが米国特許第3,731,792号明細書
に提案されている。
方法では、パッケージ外周面にシート材を接着するため
に、粘性の高い流動体である粘着剤或いは接着剤を用い
るため、作業性が悪く、従ってロービングパッケージ包
装体の製造が困難であるという問題があった。更に、パ
ッケージ外周面にシート材を粘着剤或いは接着剤によっ
て接着した包装体では、パッケージ外周部のロービング
を引き出した時、そのロービングに粘着剤或いは接着剤
が付着したまま、引き出されてしまい、このためパッケ
ージの最外層のロービング品質が、他の部分のロービン
グ品質に比べて低下していた。すなわち、最外層のロー
ビングから得られるチョップドストランドの分散性、マ
トリックス樹脂への含浸性が悪くなり、このことはチョ
ップドストランドを補強材とする成形品の品質に種々の
問題を生じさせていた。
されたもので、ロービングパッケージの最内層から最外
層まで崩れを生じることなく、且つ品質を低下させるこ
となくロービングを引き出すことの可能なロービングパ
ッケージ包装体を容易に製造することの可能な製造方法
を提供することを目的とする。
点を解決すべく鋭意検討の結果、パッケージの最外層の
ロービングを崩れないように支持するシート材として熱
収縮フィルムを用い、且つ熱収縮フィルムをパッケージ
外周面に接合させるためにエチレン−酢酸ビニル共重合
体のフィルム又はチューブを用いると、極めて作業性が
良く、しかも得られた包装体ではロービングを引き出し
た時、そのロービングには接着に用いたエチレン−酢酸
ビニル共重合体がほとんど付着せず、品質劣化を生じな
いことを見出し、本発明を達成した。
に巻いてなるロービングパッケージを、筒状の熱収縮フ
ィルム内に入れ、そのロービングパッケージ外周面と熱
収縮フィルムとの間の1個所以上に、そのロービングパ
ッケージのほぼ全長に延びるように、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体フィルム又はチューブをガイド棒を利用し
て差し込み、その後、前記熱収縮フィルムを加熱、収縮
させてロービングパッケージに密着させると共に前記エ
チレン−酢酸ビニル共重合体フィルム又はチューブをロ
ービングパッケージ及び熱収縮フィルムに接着すること
を特徴とするロービングパッケージ包装体の製造方法を
要旨とする。
説明する。図1(a)は本発明方法によってロービング
パッケージ包装体を製造する途中の状態を示す概略斜視
図、図1(b)は製造されたロービングパッケージ包装
体の概略斜視図、図2はそのロービングパッケージ包装
体からロービングを引き出す状態を示す概略断面図であ
る。本発明方法によって製造したロービングパッケージ
包装体3は、ロービングパッケージ1を熱収縮フィルム
4で包み、且つその熱収縮フィルム4をロービングパッ
ケージ1の外周面にエチレン−酢酸ビニル共重合体フィ
ルム又はチューブ5によって接着したものである。本発
明に用いるロービングパッケージ1はロービング2を円
筒状に巻いたものであり、そのロービングは、通常ガラ
ス繊維であるが、これ以外にも炭素繊維等任意である。
また、ロービングを構成する単繊維数としては、100
0〜30000本程度が好ましい。ロービングパッケー
ジは、公知の方法によって形成しうるものであり、ケー
キから引き出したストランドを合わせて巻き取ったもの
であってもよいし、或いは紡糸した繊維を集束して直接
巻き取ったものであってもよい。ロービングパッケージ
の重量も特に限定されるものではないが、50kg〜3
00kgといったラージパッケージに対して本発明を適
用することが特に効果的である。なお、ロービングパッ
ケージ1を形成するロービングの巻き終わり端2aと巻
き始め端2bとは結んでおり、容易に引き出すことがで
きるようにしている。
(a)に示すように、ロービングパッケージ1を入れる
ことができる大きさの筒状に形成されている。通常、そ
の底部は閉じ、上端のみがロービングパッケージを入れ
ることができるように開口した袋状としているが、両端
を開口したものを用いてもよい。この熱収縮フィルム4
は、単独で、或いはそれに接着したエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体フィルム又はチューブ5と共に、自立して最
外周のロービングを崩れないように支持しうる強度を持
ったものである。熱収縮フィルム4の材質としては、特
に制限されないが、具体的には、ポリ塩化ビニル、ポリ
プロピレン等のシュリンク包装に使用できる通常の樹脂
フィルムを挙げることができ、また、その厚さは20〜
300ミクロン程度とすることが好ましい。
たっては、まず、図1(a)に示すように、筒状の熱収
縮フィルム4にロービングパッケージ1を入れる。な
お、ロービングパッケージ1が大きい場合には、ロービ
ングパッケージに筒状の熱収縮フィルム4をかぶせるこ
とによって、熱収縮フィルム4にロービングパッケージ
1を入れればよい。次に、そのロービングパッケージ1
の外周面と熱収縮フィルム4との間にそのロービングパ
ッケージのほぼ全長に延びるように、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体フィルム又はチューブ5をガイド棒6を利
用して差し込む。このエチレン−酢酸ビニル共重合体フ
ィルム又はチューブ5は、熱収縮フィルム4を熱収縮さ
せる際に軟化或いは溶融してパッケージ1の外周面のロ
ービング及び熱収縮フィルム4に接着させるためのもの
であり、エチレン−酢酸ビニル共重合体のみからなるフ
ィルム又はチューブのみを意味するものではなく、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体を少なくとも表面の一方に有
するフィルム又はチューブ(例えば、ラミネートフィル
ム、コートしたフィルム等)をも含む。エチレン−酢酸
ビニル共重合体の組成としては、酢酸ビニル含量が2〜
20重量%、好ましくは5〜15重量%である。酢酸ビ
ニル含量が2%よりも小さいと、ロービングに対する接
着力が低くロービングの崩れ防止効果があまり得られな
い。逆にこの含量が20%を越えるとロービングに対す
る接着力が大きくなり過ぎ、引き出されたロービングに
接着しロービング品質を低下させる。このため、上記の
組成の範囲が好ましい。
はチューブ5の挿入に使用するガイド棒6は、パッケー
ジ1の外周面と熱収縮フィルム4との間の隙間に容易に
挿入できるよう、細長く且つ薄い板状のものである。エ
チレン−酢酸ビニル共重合体フィルム又はチューブ5を
ロービングパッケージ外周面と熱収縮フィルムとの間に
差し込むには、エチレン−酢酸ビニル共重合体フィルム
をガイド棒6に巻き付けるか、或いはエチレン−酢酸ビ
ニル共重合体チューブにガイド棒6を差し込み、そのエ
チレン−酢酸ビニル共重合体フィルム又はチューブ5を
取り付けたガイド棒6を所定位置に差し込み、その後ガ
イド棒6のみを引き抜けばよい。これにより、エチレン
−酢酸ビニル共重合体フィルム又はチューブ5を容易に
パッケージ外周面と熱収縮フィルムとの間の狭い隙間に
挿入することができる。挿入されたフィルム又はチュー
ブ5は、狭い隙間に挿入されているので、動くことがな
く、このため、粘着剤や接着剤を用いて仮止めするとい
う動作が不必要となる。なお、エチレン−酢酸ビニル共
重合体フィルムを用いる場合には、ガイド棒6にそのフ
ィルムを巻き付けてパッケージ外周面と熱収縮フィルム
との間に挿入した後、ガイド棒6を円周方向に動かすこ
とによって、巻き付けたフィルムを平坦に延ばしてもよ
い。
はチューブ5は、パッケージ1の外周面の少なくとも1
個所に設ければよいが、好ましくは円周方向に一定の間
隔を開けて2又は3個所に配置する。その際、そのフィ
ルム又はチューブ5は、パッケージの軸線方向に配置し
てもよいし、その軸線方向に対して傾斜するように配置
してもよい。
はチューブ5をパッケージ1の外周面と熱収縮フィルム
4との間に挿入した後、そのパッケージ全体をヒートセ
ット炉に入れて加熱し、熱収縮フィルム4を熱収縮させ
る。これにより、図1(b)に示すように、熱収縮フィ
ルム4がパッケージ1の外面に密着し、且つその時にエ
チレン−酢酸ビニル共重合体フィルム又はチューブ5に
加わる温度と圧力(熱収縮フィルムによる圧力)によっ
て、そのフィルム又はチューブ5の表面が軟化或いは溶
融し、パッケージ1の外周面のロービング及び熱収縮フ
ィルム4に押し付けられ、両者に接着する。ここで、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体フィルム又はチューブ5の
ロービングに対する接着は、化学的な接着というよりは
むしろ、フィルム又はチューブ5の軟化した部分がロー
ビングに押し付けられて食い込むことにより生ずる物理
的な結合が主であり、このため使用時にロービングをエ
チレン−酢酸ビニル共重合体フィルム又はチューブから
剥がした時、そのエチレン−酢酸ビニル共重合体がロー
ビングに付着し、残存するということがあまり生じな
い。熱収縮を行うための加熱温度としては、90〜15
0°C、好ましくは、100〜130°Cに、加熱時間
としては、10分〜8時間、好ましくは1〜5時間とす
る。この範囲を越えると熱収縮フィルムが破れる恐れが
あり、また、下回るとエチレン−酢酸ビニル共重合体フ
ィルム又はチューブの接着性が発現しづらい。以上の工
程により、ロービングパッケージ包装体3が製造され
る。
ケージ包装体3は、パッケージ1の外周面を熱収縮フィ
ルム4で包装しており、かつその熱収縮フィルム4がエ
チレン−酢酸ビニル共重合体フィルム又はチューブ5を
介してパッケージ1の外周のロービングに接着されてい
る。このロービングパッケージ包装体3も従来と同様に
使用される。すなわち、図2(a)、(b)に示すよう
に、ロービング2がパッケージ1の内側から引き出さ
れ、消費される。そして、そのロービング2が残り少な
くなり、最外層のロービング2のみが残った時、そのロ
ービング2は自立している熱収縮フィルム4に接着し保
持されているので、崩れ落ちることはない。この残った
ロービング2は引き出される時の張力で熱収縮フィルム
4から剥がされ、使用される。ここで、ロービング2は
熱収縮フィルム4に対してエチレン−酢酸ビニル共重合
体フィルム又はチューブ5によって接着しているので、
引き出されたロービング2にエチレン−酢酸ビニル共重
合体が付着することが少なく、このためロービングの品
質を低下させることがない。なお、ロービング2を熱収
縮フィルム4から剥がす時の力によって熱収縮フィルム
4が持ち上げられたり、移動したりしてトラブルを起こ
す恐れがある時には、その熱収縮フィルム4が動かない
よう適当な手段で床等に固定しておけばよい。かくし
て、パッケージ1の最外層のロービングまで、崩れ、ず
り落ち等のトラブルを生じることなく、引き出すことが
でき、ロービング使用工程における一時停止等の問題を
回避できる。なお、このパッケージ包装体においても、
ロービングの末端を次のパッケージのロービング先端に
あらかじめ結んでおくことにより、ロービングを連続的
に引き出すことができる。また、その際、最初のパッケ
ージのロービングを使い終わった時には、残った熱収縮
フィルム4は除去すればよい。
ラス繊維のロービングパッケージに融点170°Cの塩
化ビニル樹脂製熱収縮フィルムの袋をかけ、パッケージ
外周の対向する2個所において、パッケージと熱収縮フ
ィルムとの間に、長さ600mm、幅30mm、厚さ7
5ミクロンのエチレン−酢酸ビニル共重合体チューブを
差し込み、130°Cの熱風の循環するヒートセット炉
で加熱処理した。これにより、ロービングパッケージ包
装体Aを得た。
ル酸1.0モル、無水コハク酸1.0モル、プロピレン
グリコール2.3モル)を固形分3g/m2 となるよう
塩化ビニル樹脂製熱収縮フィルムの袋の内面に塗布し、
風乾した後、これを実施例1と同じ外径550mm、高
さ600mm、重量200kgのロービングパッケージ
にかぶせた。次にこれを130°Cの熱風の循環するヒ
ートセット炉で加熱処理した。これにより、ロービング
パッケージ包装体Bを得た。
ビングパッケージ包装体A、Bそれぞれについて、ロー
ビングパッケージの内側からロービングを引き出し、最
外層のロービングに至った時、ロービングの崩れが発生
するか否かを調べたところ、いずれの包装体についても
崩れの発生はなかった。
ら引き出したロービングのロービングパッケージ中間層
相当部分、最外層相当部分をそれぞれ10g採取し、空
気雰囲気中約625°Cの炉で、一時間加熱した、加熱
前後のロービング重量より、次式を用いてロービング中
の有機物付着率(%)を求めた。 その結果は次の通りであった。 試料 中間層 最外層 A 0.94 0.92 B 0.95 1.35 なお、このロービングにはガラス繊維紡糸時に、ポリ酢
酸ビニルを主成分とする集束剤を付着率約0.9%とな
るようにガラス繊維に付与してある。
よる包装体Bの場合、中間層からの採取試料に比べ最外
層からの採取試料の有機物付着率はかなり増加してい
る。これはロービングパッケージ外周面と熱収縮フィル
ムとを接着するために用いた接着剤がロービングに付着
し残存したことによると考えられる。これに対し、実施
例1による包装体Aでは中間層からの採取試料と最外層
の採取試料の有機物付着率に差がなく、このことはこの
包装体においては、最外層ロービングにいかなる成分も
新たに付着することはないことを示している。
体A、Bから引き出した各ロービングを長さ25mmに
カットし、チョップドストランドとし、そのチョップド
ストランドの分散性、すなわちロービングがそれを構成
するストランドへ分散するか否かを観察した。その結
果、比較例1による包装体Bの場合、そのロービングパ
ッケージ中間層相当部分では分散性は良好であったが、
最外層相当部分においては、ストランドが相互に結合し
分散しないものが相当認められ、分散性良好とは言えな
い。これに対し、実施例1の包装体Aでは、中間層相当
部分と最外層相当部分に分散性の差はなく、いずれも良
好な分散性を示した。
トランドへの樹脂の含浸性を次のようにして調べた。5
gのチョップドストランドを、縦100mm、横100
mmに積層したチョップドストランドマットを形成し、
これに不飽和ポリエステル樹脂ワニス(不飽和ポリエス
テル樹脂 65重量%、スチレン 35重量%)を注い
だ。ワニスがマットに次第に浸透し、ついには全体が透
明化する。透明化に要する時間を含浸時間と呼ぶ。含浸
時間はガラス繊維と不飽和ポリエステル樹脂ワニスとの
親和性を表す指標となる。結果を次に示す 試料 中間層 最外層 A 15分 15分 B 15分 18分
の包装体Bの場合、そのロービングパッケージ中間層相
当部分では、含浸時間15分であったのに対し、最外層
相当部分においては、18分を要した。最外層相当部分
では含浸性が低下していることがわかる。これに対し、
実施例1の包装体Aの場合、中間層相当部分も最外層相
当部分も、含浸時間に差はなかった。
ージ包装体の製造方法では、パッケージを筒状の熱収縮
フィルムに入れた後、そのパッケージ外周面と熱収縮フ
ィルムとの間にエチレン−酢酸ビニル共重合体フィルム
又はチューブをガイド棒を用いて差し込み、その後、熱
収縮フィルムを加熱することによって熱収縮させ、同時
にエチレン−酢酸ビニル共重合体フィルム又はチューブ
をその熱収縮フィルムとパッケージ外周面に接着させる
ことができ、包装体の製造を極めて容易とすることがで
きる。更に得られたロービングパッケージ包装体は、そ
の最外周のロービングが熱収縮フィルムにエチレン−酢
酸ビニル共重合体フィルム又はチューブを介して接着し
ているので、パッケージの内側からロービングを引き出
し、最外層のロービングのみが残った場合においても、
その最外層のロービングが熱収縮フィルムに保持されて
いて、崩れおちることがなく、ロービングのもつれ等を
生じることなく、最後まで良好にロービングを引き出す
ことができ、また、引き出されたロービングには接着剤
等の有機物が付着、残存することがないので品質が低下
しないという効果を有している。
ージ包装体を製造する途中の状態を示す概略斜視図、
(b)は製造されたロービングパッケージ包装体の概略
斜視図
ロービングを引き出し始めた状態を示す概略断面図 (b)はそのロービングパッケージ包装体から最外周の
ロービングを引き出している状態を示す概略断面図
している状態を示す概略斜視図
ブ 6 ガイド棒
Claims (1)
- 【請求項1】 ロービングを円筒状に巻いてなるロービ
ングパッケージを、筒状の熱収縮フィルム内に入れ、そ
のロービングパッケージ外周面と熱収縮フィルムとの間
の1個所以上に、そのロービングパッケージのほぼ全長
に延びるように、エチレン−酢酸ビニル共重合体フィル
ム又はチューブをガイド棒を利用して差し込み、その
後、前記熱収縮フィルムを加熱、収縮させてロービング
パッケージに密着させると共に前記エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体フィルム又はチューブをロービングパッケー
ジ及び熱収縮フィルムに接着することを特徴とするロー
ビングパッケージ包装体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3212960A JPH0684188B2 (ja) | 1991-07-30 | 1991-07-30 | ロービングパッケージ包装体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3212960A JPH0684188B2 (ja) | 1991-07-30 | 1991-07-30 | ロービングパッケージ包装体の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0532375A JPH0532375A (ja) | 1993-02-09 |
| JPH0684188B2 true JPH0684188B2 (ja) | 1994-10-26 |
Family
ID=16631145
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3212960A Expired - Lifetime JPH0684188B2 (ja) | 1991-07-30 | 1991-07-30 | ロービングパッケージ包装体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0684188B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014069813A (ja) * | 2012-09-28 | 2014-04-21 | Nippon Electric Glass Co Ltd | ロービング包装体及びその製造方法 |
| JP6582460B2 (ja) * | 2015-03-16 | 2019-10-02 | 三菱ケミカル株式会社 | 強化繊維パッケージ、パッケージ収納物、強化繊維束の接続方法及び切断方法、並びに繊維強化複合材料の製造方法 |
| JP7268707B2 (ja) * | 2015-03-16 | 2023-05-08 | 三菱ケミカル株式会社 | 強化繊維パッケージ、及び強化繊維パッケージの製造方法 |
| JP6950721B2 (ja) * | 2015-03-16 | 2021-10-13 | 三菱ケミカル株式会社 | 強化繊維パッケージ及びその製造方法、パッケージ収納物、強化繊維束の接続方法及び切断方法、並びに繊維強化複合材料の製造方法 |
-
1991
- 1991-07-30 JP JP3212960A patent/JPH0684188B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0532375A (ja) | 1993-02-09 |
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Legal Events
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