JPH0687411B2 - シヨ−トア−ク放電灯 - Google Patents
シヨ−トア−ク放電灯Info
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- JPH0687411B2 JPH0687411B2 JP10456287A JP10456287A JPH0687411B2 JP H0687411 B2 JPH0687411 B2 JP H0687411B2 JP 10456287 A JP10456287 A JP 10456287A JP 10456287 A JP10456287 A JP 10456287A JP H0687411 B2 JPH0687411 B2 JP H0687411B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明はキセノンランプや超高圧水銀ランプ等の直流で
点灯されるシヨートアーク放電灯に関する。
点灯されるシヨートアーク放電灯に関する。
(従来の技術) 従来からキセノンランプや超高圧水銀ランプ等のシヨー
トアーク放電灯は、気密容器の両端部に対設した電極の
先端間距離が短かく点光源に近い利点を生かし,光学系
と組合せて使用することにより集光効率を非常に高くす
ることができ、映写機や半導体露光装置等の分野に広く
利用されている。これ等ランプの共通点はシヨートアー
クであるが故に,点灯中のランプ内圧(前者はキセノン
ガス圧,後者は主に水銀蒸気圧)が高く,電極間距離つ
まり発光距離が短かい。
トアーク放電灯は、気密容器の両端部に対設した電極の
先端間距離が短かく点光源に近い利点を生かし,光学系
と組合せて使用することにより集光効率を非常に高くす
ることができ、映写機や半導体露光装置等の分野に広く
利用されている。これ等ランプの共通点はシヨートアー
クであるが故に,点灯中のランプ内圧(前者はキセノン
ガス圧,後者は主に水銀蒸気圧)が高く,電極間距離つ
まり発光距離が短かい。
キセノンランプを光源として使用する映写機の場合,ラ
ンプを連続点灯し,このランプからの光をシヤツターに
よつてフイルムのコマ送りに同期してチヨツピングする
必要があり,さらにこのチヨツピングによつてスクリー
ン上に生じるチラツキを軽減するため,シヤツターの羽
根の数を増やす方法が採られる。
ンプを連続点灯し,このランプからの光をシヤツターに
よつてフイルムのコマ送りに同期してチヨツピングする
必要があり,さらにこのチヨツピングによつてスクリー
ン上に生じるチラツキを軽減するため,シヤツターの羽
根の数を増やす方法が採られる。
しかしながら,このようにシヤツターによつて光をチヨ
ツピングする方法では,シヤツターが閉じている間もキ
セノンランプは一定電流で点灯しているため効率が悪い
という問題がある。
ツピングする方法では,シヤツターが閉じている間もキ
セノンランプは一定電流で点灯しているため効率が悪い
という問題がある。
このような問題を解決するため,シヤツターレス方式の
ものが開発されている。このものはキセノンランプにそ
の放電を維持させるのに必要最小限の電流を常時流し
(この電流ではランプは実質的に発光を停止している状
態となる。),周期的に大きなパルス電流を重畳して発
光させ,ランプを点滅点灯して使用する方式である。こ
のようにすると,ランプを発光させたい時にのみ過大な
電流を流すので効率を向上できる効果がある。
ものが開発されている。このものはキセノンランプにそ
の放電を維持させるのに必要最小限の電流を常時流し
(この電流ではランプは実質的に発光を停止している状
態となる。),周期的に大きなパルス電流を重畳して発
光させ,ランプを点滅点灯して使用する方式である。こ
のようにすると,ランプを発光させたい時にのみ過大な
電流を流すので効率を向上できる効果がある。
しかしながら,この方式ではランプの放電を維持させる
ための電流とパルス電流重畳時の電流変動が大きく,こ
のためキセノンランプの電極劣化が激しくなりランプ寿
命が大きく低下するという問題があった。
ための電流とパルス電流重畳時の電流変動が大きく,こ
のためキセノンランプの電極劣化が激しくなりランプ寿
命が大きく低下するという問題があった。
このような従来の点灯方式に対し,本発明者等は先にラ
ンプ寿命の大きな低下を防止でき,しかもランプ効率を
改良できるキセノンランプの点灯方法に関する発明およ
びこの発明をシヤツターを併用したものにおいて,その
シヤツター効率を改善できる点灯方法に関する発明をそ
れぞれ出願した。
ンプ寿命の大きな低下を防止でき,しかもランプ効率を
改良できるキセノンランプの点灯方法に関する発明およ
びこの発明をシヤツターを併用したものにおいて,その
シヤツター効率を改善できる点灯方法に関する発明をそ
れぞれ出願した。
前者は,キセノンランプに対して低いべース直流電流を
供給すると共に周期T毎にパルス電流を重畳しその周
期,高電流を供給してキセノンランプを動作させる場
合,上記ペース電流値,高電流の最大電流値および周期
Tにおける高電流の流れる累積時間の各関係を規制した
もの,また後者は前者にシヤツターの開閉動作を併用さ
せたもので,シヤツターが閉じている期間は少なくとも
ベース電流を供給するようにしたものである。
供給すると共に周期T毎にパルス電流を重畳しその周
期,高電流を供給してキセノンランプを動作させる場
合,上記ペース電流値,高電流の最大電流値および周期
Tにおける高電流の流れる累積時間の各関係を規制した
もの,また後者は前者にシヤツターの開閉動作を併用さ
せたもので,シヤツターが閉じている期間は少なくとも
ベース電流を供給するようにしたものである。
また,超高圧水銀ランプにおいても,スポツトキユアや
半導体露光装置等に使用される場合には,シヤツターと
組合せており,上記のキセノンランプの使用法を適用す
ることによつて同様の効率向上を計ることができる。
半導体露光装置等に使用される場合には,シヤツターと
組合せており,上記のキセノンランプの使用法を適用す
ることによつて同様の効率向上を計ることができる。
これ等の点灯方式は,シヤツターレス方式に較べてラン
プ寿命の改善効果はあるものの,点滅点灯の要素を含む
ことには変りなく,したがろて,ランプそり自体につい
て点滅点灯に強いものが望まれていた。
プ寿命の改善効果はあるものの,点滅点灯の要素を含む
ことには変りなく,したがろて,ランプそり自体につい
て点滅点灯に強いものが望まれていた。
第4図は従来の350Wキセノンランプの概略的構成を説明
する縦断面図で,(1)は石英ガラス製の気密容器で,
図示のような紡錐形または球形をなし,その両端封止部
(1a),(1b)には大型の陽極(2)とこれより小型の
陰極(6)が対設され,内部には点灯時10〜50気圧程度
になるキセノンガス(Xe)が封入されている。上記陽極
(2)は,図示のように気密容器(1)内に突出する主
部(2a)と気密容器(1)の封止部(1a)に封着される
基端部(2c)とからなり,主部(2a)と基端部(2c)と
は同径か,または図示しないが両者(2a),(2c)の中
間に断熱効果を狙つて凹部を設けて小径部を形成したタ
イプのものが使用されている。なお、両電極(2),
(6)は,継手用石英ガラス体(3)の外周面に配し,
かつ,封止部(1a),(1b)に気密に封着された金属箔
(4)を介して外部導入体(5)に接続されている。
する縦断面図で,(1)は石英ガラス製の気密容器で,
図示のような紡錐形または球形をなし,その両端封止部
(1a),(1b)には大型の陽極(2)とこれより小型の
陰極(6)が対設され,内部には点灯時10〜50気圧程度
になるキセノンガス(Xe)が封入されている。上記陽極
(2)は,図示のように気密容器(1)内に突出する主
部(2a)と気密容器(1)の封止部(1a)に封着される
基端部(2c)とからなり,主部(2a)と基端部(2c)と
は同径か,または図示しないが両者(2a),(2c)の中
間に断熱効果を狙つて凹部を設けて小径部を形成したタ
イプのものが使用されている。なお、両電極(2),
(6)は,継手用石英ガラス体(3)の外周面に配し,
かつ,封止部(1a),(1b)に気密に封着された金属箔
(4)を介して外部導入体(5)に接続されている。
このようなランプ構造の場合,点滅回数の多い使用方法
によると,高ワツトと低ワツトの繰返しが電極(2),
(6)を通して両封止部(1a),(1b)にヒートシヨツ
クを与え,封止部石英ガラス体の歪強度を増加させてク
ラツクの発生やさらにはランプ破損につながる場合が多
いことが判つた。特にこのような現象は電極の発熱の大
きな陽極(2)側で顕著であつた。これを防ぐためには
ランプ負荷を低くする(気密容器の大形化),電極の大
形化,封止部の大形化や長大化等が考えられるが,これ
等の手段は小形で高効率のランプを期待する需要者の要
望に反することになる。
によると,高ワツトと低ワツトの繰返しが電極(2),
(6)を通して両封止部(1a),(1b)にヒートシヨツ
クを与え,封止部石英ガラス体の歪強度を増加させてク
ラツクの発生やさらにはランプ破損につながる場合が多
いことが判つた。特にこのような現象は電極の発熱の大
きな陽極(2)側で顕著であつた。これを防ぐためには
ランプ負荷を低くする(気密容器の大形化),電極の大
形化,封止部の大形化や長大化等が考えられるが,これ
等の手段は小形で高効率のランプを期待する需要者の要
望に反することになる。
(発明が解決しようとする問題点) 上記のように点滅点灯方式あるいは点滅点灯方式の要素
を含むパルス電流重畳方式等でシヨートアーク放電灯を
点灯すると,点灯中の内部圧力の高いこの種ランプでは
特に電極の発熱の大きな陽極側の封止部にクラツクが入
り破損しやすくなるおそれがあり,一方このような欠点
をなくそうとするとランプを大形化しなければならない
という問題があつた。
を含むパルス電流重畳方式等でシヨートアーク放電灯を
点灯すると,点灯中の内部圧力の高いこの種ランプでは
特に電極の発熱の大きな陽極側の封止部にクラツクが入
り破損しやすくなるおそれがあり,一方このような欠点
をなくそうとするとランプを大形化しなければならない
という問題があつた。
そこで本発明は上記従来の欠点を解消するもので,大形
化することなく,ランプ破損を防止できるシヨートアー
ク放電灯を提供することを目的とする。
化することなく,ランプ破損を防止できるシヨートアー
ク放電灯を提供することを目的とする。
本発明のシヨートアーク放電灯は,陽極を主部とこれよ
り径小の軸部とで形成し,上記主部の表面積をSA(m
m2),外径をD(mm),封止部に封着される上記軸部の
外径をd(mm),長さをl(mm),ランプ最大電力をWL
(ワツトW)としたとき, 1.5≦WL/SA≦2.7 0.67≦d/D+0.13WL/SA≦0.87 WL/l≦130 をそれぞれ満足するように構成される。
り径小の軸部とで形成し,上記主部の表面積をSA(m
m2),外径をD(mm),封止部に封着される上記軸部の
外径をd(mm),長さをl(mm),ランプ最大電力をWL
(ワツトW)としたとき, 1.5≦WL/SA≦2.7 0.67≦d/D+0.13WL/SA≦0.87 WL/l≦130 をそれぞれ満足するように構成される。
(作用) このような構成であれば,陽極はその主部で陽極の消費
電力分を受け入れ,かつ主部の表面積は大きく設定して
あるので最大電力に対しても放熱効果が大きいばかりで
なく,封止部に封着される陽極の軸部の径を小さく,ま
た封着される部分の長さlを規制するみことによつて,
上記陽極主部で発生した熱の軸部を通つて封着部の石英
ガラスへの伝動を極力低減させることができる。したが
つて,最も耐圧強度の弱い陽極と石英という熱膨張率の
異なる封着部が,ヒートシヨツクによる歪の増大−クラ
ツク−破損に至る事態を防止できる。
電力分を受け入れ,かつ主部の表面積は大きく設定して
あるので最大電力に対しても放熱効果が大きいばかりで
なく,封止部に封着される陽極の軸部の径を小さく,ま
た封着される部分の長さlを規制するみことによつて,
上記陽極主部で発生した熱の軸部を通つて封着部の石英
ガラスへの伝動を極力低減させることができる。したが
つて,最も耐圧強度の弱い陽極と石英という熱膨張率の
異なる封着部が,ヒートシヨツクによる歪の増大−クラ
ツク−破損に至る事態を防止できる。
また,このような作用は,パルス重畳点灯方式のような
熱的変化が短時間で生じるような点灯方式は勿論のこ
と,通常の直流一定点灯方式でも点滅頻度の高い用途に
おいては同様に得られ,有効である。
熱的変化が短時間で生じるような点灯方式は勿論のこ
と,通常の直流一定点灯方式でも点滅頻度の高い用途に
おいては同様に得られ,有効である。
(実施例) 以下,図面に示した一実施例に基づいて本発明を詳細に
説明する。第1図は本発明のシヨートアーク放電灯であ
る350Wキセノンランプの陽極側封止部の縦断面図を示
し,(1)は石英ガラス製の気密容器でほぼ紡鍾形状を
なし,その封止部(1a)には大形のタングステン製陽極
(2)がその一端側を封着され,継手用石英ガラス体
(3)の外周面に配し上記封止部(1a)に気密に封着さ
れる金属箔(4)を介して外部導入体(5)に電気的に
接続され,かつ,気密容器(1)内には点灯時10〜50気
圧程度になるキセノンガスが封入されている。また,図
示しないが気密容器(1)の他方の封止部には陰極が対
設される。
説明する。第1図は本発明のシヨートアーク放電灯であ
る350Wキセノンランプの陽極側封止部の縦断面図を示
し,(1)は石英ガラス製の気密容器でほぼ紡鍾形状を
なし,その封止部(1a)には大形のタングステン製陽極
(2)がその一端側を封着され,継手用石英ガラス体
(3)の外周面に配し上記封止部(1a)に気密に封着さ
れる金属箔(4)を介して外部導入体(5)に電気的に
接続され,かつ,気密容器(1)内には点灯時10〜50気
圧程度になるキセノンガスが封入されている。また,図
示しないが気密容器(1)の他方の封止部には陰極が対
設される。
上記陽極(2)は主部(2a)とこれより小径の軸部(2
b)とからなり,主部(2a)の表面積Saは254mm2,径D
は5.5lmm,また,気密容器封止部(1a)に封着される軸
部(2b)の径dは2.8mm,長さlは5.4mmで,したがつ
て, d/D=2.8mm/5.5mm=0.51 に設定されている。
b)とからなり,主部(2a)の表面積Saは254mm2,径D
は5.5lmm,また,気密容器封止部(1a)に封着される軸
部(2b)の径dは2.8mm,長さlは5.4mmで,したがつ
て, d/D=2.8mm/5.5mm=0.51 に設定されている。
また,本ランプは最大電力WL=540Wとなるパルス重畳直
流点灯され,したがつて, WL/SA=540W/254(mm2)=2.1 WL/l=540W/5.4mm=100 に設定されている。
流点灯され,したがつて, WL/SA=540W/254(mm2)=2.1 WL/l=540W/5.4mm=100 に設定されている。
この実施例ランプと,陽極の主部と軸部とが同径つまり
D=d=4mmで,SA=175(mm2),l=4mm。
D=d=4mmで,SA=175(mm2),l=4mm。
すなわち,d/D=1,WL/SA=3.1,WL/l=135の同種従来ラン
プとについて,パルス重畳直流点灯時における初期光束
および寿命特性について比較を行なつた。
プとについて,パルス重畳直流点灯時における初期光束
および寿命特性について比較を行なつた。
パルス重畳直流点灯方式は第2図に示す電流波形のパル
ス電流をキセノンランプに供給した。第2図の場合,ま
ずキセノンランプに所定のベース電流Imin=7.5Aを供給
し,ついで同期T=20.8msecのタイミングでt=12.5ms
ecのパルス電流を重畳し,この時の最大電流Imax=22A
で,ランプの最大電力540W,平均電力350Wである。
ス電流をキセノンランプに供給した。第2図の場合,ま
ずキセノンランプに所定のベース電流Imin=7.5Aを供給
し,ついで同期T=20.8msecのタイミングでt=12.5ms
ecのパルス電流を重畳し,この時の最大電流Imax=22A
で,ランプの最大電力540W,平均電力350Wである。
各20本の試験結果は,従来ランプは1000時間で1本が途
中で破損し,3本に封止部の金属箔の陽極との接続部側に
封止部石英ガラスとの剥離が認められ,ガラスクラツク
が発生していた。これに対し,実施例ランプはその全寿
命を通して上記不良は発生しなかつた。
中で破損し,3本に封止部の金属箔の陽極との接続部側に
封止部石英ガラスとの剥離が認められ,ガラスクラツク
が発生していた。これに対し,実施例ランプはその全寿
命を通して上記不良は発生しなかつた。
また,他の従来ランプである主部と軸部とが同径で,か
つ,中間部に凹部を設けて小径を形成した陽極を使用す
るとによつて,陽極主部に発生する熱の封着部への伝導
を低減させるものにあつては,特に大きな熱的変化を伴
なう場合には効果が小さく,また凹部を設けるために主
部の表面積が小さくなつて陽極の消費電力分を主部で受
け入れることが困難となつたり,あるいは最大電力消費
時における主部の放熱効果が低下するという欠点を生じ
た。さらに,上記実施例と同じ平均電力350Wのランプに
おいて,陽極D=d=5.5mmつまり主部と軸部とが同径
で,かつ径を大きくしたものは,封着部に対する陽極軸
部の径が大き過ぎるため封着部の耐圧強度が低下して破
損を生じやすくなつた。また,このような破損を防止す
るために気密容器内の点灯時の高い圧力を低下させよう
として電極間距離を長くしたり,ランプ電圧を低げると
ランプ効率が低下し,また封着部の耐圧強度を上げるた
め封止部構造を大形,長大化することはランプの小形化
に逆行する結果となる。
つ,中間部に凹部を設けて小径を形成した陽極を使用す
るとによつて,陽極主部に発生する熱の封着部への伝導
を低減させるものにあつては,特に大きな熱的変化を伴
なう場合には効果が小さく,また凹部を設けるために主
部の表面積が小さくなつて陽極の消費電力分を主部で受
け入れることが困難となつたり,あるいは最大電力消費
時における主部の放熱効果が低下するという欠点を生じ
た。さらに,上記実施例と同じ平均電力350Wのランプに
おいて,陽極D=d=5.5mmつまり主部と軸部とが同径
で,かつ径を大きくしたものは,封着部に対する陽極軸
部の径が大き過ぎるため封着部の耐圧強度が低下して破
損を生じやすくなつた。また,このような破損を防止す
るために気密容器内の点灯時の高い圧力を低下させよう
として電極間距離を長くしたり,ランプ電圧を低げると
ランプ効率が低下し,また封着部の耐圧強度を上げるた
め封止部構造を大形,長大化することはランプの小形化
に逆行する結果となる。
以上は平均ランプ電力350Wの場合について説明したが,
この結果を他のランプ電力のものについても適用した結
果,最大電力WL(ワツト)の陽極主部の表面積SA(m
m2)に対する比WL/SAと,陽極主部の径Dに対する軸部
の径dの比d/Dとの間に所定の関係を有し,かつ熱勾配W
L/lの値をそれぞれ次式に示す範囲に規制すれば,上記3
50Wの場合と同様の効果が得られることが判つた。その
範囲は, 1.5≦WL/SA≦2.7 ……(1) 0.67≦d/D+0.13WL/SA≦0.87 ……(2) WL/l≦130 ……(3) である。
この結果を他のランプ電力のものについても適用した結
果,最大電力WL(ワツト)の陽極主部の表面積SA(m
m2)に対する比WL/SAと,陽極主部の径Dに対する軸部
の径dの比d/Dとの間に所定の関係を有し,かつ熱勾配W
L/lの値をそれぞれ次式に示す範囲に規制すれば,上記3
50Wの場合と同様の効果が得られることが判つた。その
範囲は, 1.5≦WL/SA≦2.7 ……(1) 0.67≦d/D+0.13WL/SA≦0.87 ……(2) WL/l≦130 ……(3) である。
第3図は上記(1)式および(2)式の説明図て,横軸
にWL/SAを縦軸にd/Dをとり,ハツチングした範囲内が
(1)式と(2)式とを共に満足する範囲である。
にWL/SAを縦軸にd/Dをとり,ハツチングした範囲内が
(1)式と(2)式とを共に満足する範囲である。
すなわち,WL/SAが1.5未満となると陽極の温度が高くな
り過ぎて封止部への熱伝導も大きくなり,異なるヒート
サイクルの繰返しによつてクラツク発生−破損を生じ,
また陽極からの電極材料の飛散を生じて気密容器の黒化
が現われ,光束低下率が大きくなる等の問題がある。一
方,WL/SAが2.7を越えるようになると,熱的問題,寿命
特性等の問題発生はないが,金属箔封止タイプの場合,
陽極重量が大きくなつて金属箔との接続部分の接続強度
の低下や,封着部ガラスに過大の力が加わり,振動や輸
送中の問題が発生し易かつた。さらに,陽極が大きすぎ
ると配光上にも問題を生じる。
り過ぎて封止部への熱伝導も大きくなり,異なるヒート
サイクルの繰返しによつてクラツク発生−破損を生じ,
また陽極からの電極材料の飛散を生じて気密容器の黒化
が現われ,光束低下率が大きくなる等の問題がある。一
方,WL/SAが2.7を越えるようになると,熱的問題,寿命
特性等の問題発生はないが,金属箔封止タイプの場合,
陽極重量が大きくなつて金属箔との接続部分の接続強度
の低下や,封着部ガラスに過大の力が加わり,振動や輸
送中の問題が発生し易かつた。さらに,陽極が大きすぎ
ると配光上にも問題を生じる。
次に上記1.5≦WL/SA≦2.7の範囲内で,陽極主部の径D
に対する軸部の径dの比d/Dを種々変化させた結果,WL/
SAが上記好ましい範囲内にあるにも拘わらず,d/D>0.87
−0.13WL/SAの場合にはdが大きくなるために封止部の
強度が弱くなり,破損を生じることがある。一方,d/D<
0.67−0.13WL/SAの場合には陽極が軸部から折れ易くな
つたり,また主部からの熱伝導を抑えるかわりに自らの
発熱量が増えるため効果が低下するという不都合を生じ
る。
に対する軸部の径dの比d/Dを種々変化させた結果,WL/
SAが上記好ましい範囲内にあるにも拘わらず,d/D>0.87
−0.13WL/SAの場合にはdが大きくなるために封止部の
強度が弱くなり,破損を生じることがある。一方,d/D<
0.67−0.13WL/SAの場合には陽極が軸部から折れ易くな
つたり,また主部からの熱伝導を抑えるかわりに自らの
発熱量が増えるため効果が低下するという不都合を生じ
る。
さらに,熱勾配についてはWL/lが130を越えないことが
必要であり,130を越えると寿命後期において金属箔の剥
離が広がるものが生じ,これは更に点灯を続けると金属
箔部からのリークや,場合によつては破損につながるこ
とが予想される。なお,WL/lの下限については特に規制
はなく,小さいほど良いが,ランプ小形化の点を考慮す
れば70位に抑える方が良い。
必要であり,130を越えると寿命後期において金属箔の剥
離が広がるものが生じ,これは更に点灯を続けると金属
箔部からのリークや,場合によつては破損につながるこ
とが予想される。なお,WL/lの下限については特に規制
はなく,小さいほど良いが,ランプ小形化の点を考慮す
れば70位に抑える方が良い。
なお,本発明は上記キセノンランプに限られるものでは
なく,超高圧水銀ランプ等の他のシヨートアーク放電灯
にも適用できるものである。
なく,超高圧水銀ランプ等の他のシヨートアーク放電灯
にも適用できるものである。
以上述べたように本発明の構成によれば,点灯中の内部
圧力の極めて高いこの種ランプを,点滅点灯方式あるい
は点滅点灯方式の要素を含むパルス電流重畳方式により
点灯しても,発熱の大きさ陽極の気密容器封止部への封
着部における温度の極端な上昇を防止できるので,ラン
プを大形化することなしに封止部破損の生じないシヨー
トアーク放電灯を得ることができる。
圧力の極めて高いこの種ランプを,点滅点灯方式あるい
は点滅点灯方式の要素を含むパルス電流重畳方式により
点灯しても,発熱の大きさ陽極の気密容器封止部への封
着部における温度の極端な上昇を防止できるので,ラン
プを大形化することなしに封止部破損の生じないシヨー
トアーク放電灯を得ることができる。
第1図は本発明のシヨートアーク放電灯の一実施である
キセノンランプの陽極側封止部の縦断面図,第2図はパ
ルス重畳点灯方式における電流波形図,第3図は本発明
の有効範囲の説明図,第4図は従来のキセノンランプの
概略的構成説明図を示す。 (1)……気密容器,(1a)…封止部, (2)……陽極,(2a)……陽極の主部, (2b)……陽極の軸部。
キセノンランプの陽極側封止部の縦断面図,第2図はパ
ルス重畳点灯方式における電流波形図,第3図は本発明
の有効範囲の説明図,第4図は従来のキセノンランプの
概略的構成説明図を示す。 (1)……気密容器,(1a)…封止部, (2)……陽極,(2a)……陽極の主部, (2b)……陽極の軸部。
Claims (1)
- 【請求項1】石英ガラス製の気密容器の両端封止部に一
端部を封着して陽極と陰極とを対設してなる直流点灯用
のシヨートアーク放電灯において,上記陽極は主部とこ
れより径小の軸部とからなり,上記主部の表面積をSA
(mm2),径をD(mm),上記封止部に封着される軸部
の径をd(mm),長さをl(mm),ランプ最大電力をWL
(ワツトW)としたとき, 1.5≦WL/SA≦2.7 0.67≦d/D+0.13WL/SA≦0.87 WL/l≦130 をそれぞれ満足するようにしたことを特徴とするシヨー
トアーク放電灯。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10456287A JPH0687411B2 (ja) | 1987-04-30 | 1987-04-30 | シヨ−トア−ク放電灯 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10456287A JPH0687411B2 (ja) | 1987-04-30 | 1987-04-30 | シヨ−トア−ク放電灯 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63271859A JPS63271859A (ja) | 1988-11-09 |
| JPH0687411B2 true JPH0687411B2 (ja) | 1994-11-02 |
Family
ID=14383898
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10456287A Expired - Lifetime JPH0687411B2 (ja) | 1987-04-30 | 1987-04-30 | シヨ−トア−ク放電灯 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0687411B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4100599B2 (ja) * | 2002-04-05 | 2008-06-11 | ウシオ電機株式会社 | 超高圧水銀ランプ |
-
1987
- 1987-04-30 JP JP10456287A patent/JPH0687411B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63271859A (ja) | 1988-11-09 |
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