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JPH0694094B2 - スポークの整列方法及びスポーク整列装置 - Google Patents
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JPH0694094B2 - スポークの整列方法及びスポーク整列装置 - Google Patents

スポークの整列方法及びスポーク整列装置

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JPH0694094B2
JPH0694094B2 JP32876489A JP32876489A JPH0694094B2 JP H0694094 B2 JPH0694094 B2 JP H0694094B2 JP 32876489 A JP32876489 A JP 32876489A JP 32876489 A JP32876489 A JP 32876489A JP H0694094 B2 JPH0694094 B2 JP H0694094B2
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敬明 菱川
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【発明の詳細な説明】 [利用分野及び発明の概要] 本発明は、ハブのスポーク穴にスポークを挿入する装置
等に使用されるスポークの整列方法及びこの方法を実施
する装置、特に、スポーク打出し装置から打出されたス
ポークがハブのつば部に貫通した状態において、相互に
絡むことなく重力の方向に整列されるようにするもので
あり、簡単な構成により前記絡み防止及び整列の作業を
高速化できるようにするものである。
そして、このために、上記のようにしてつば部に貫通し
たスポークを一時的に自由状態とすることにより、整列
方向に姿勢制御されるようにするものである。
[従来技術及び課題] ハブのつば部にスポークを挿入する装置として、ハブを
その軸部が水平姿勢となるように支持して各スポークを
挿入するようにしたものが、公表特許公報:昭58-50094
4号公報に提案されている。
このものは、それまでの自重による方式のものに比べて
両方のつば部に同時にスポークを挿入できる利点があ
る。この水平支持式のスポーク挿入装置では、第17図に
示すように、ハブ(1)を水平に支持し、スポーク
(S)を前記ハブ(1)の両側に配設した打出し装置に
よってハブ(1)のつば部(10a)(10b)に形成したス
ポーク穴(11)(12)に、その側方から挿入するもので
ある。そして、この側方からのスポーク(S)の挿入を
可能にするためにその挿入方向を同図に示すように特殊
に設定するとともに、前記各打出し装置は、対応するス
ポーク穴との関係位置が適正に設定された時点で動作す
るようにしてあり、「位置決め打出し動作」を繰り返
すことにより、ハブのスポーク穴に自動的にスポーク
(S)が挿入される。
つまり、同図に示すように、水平姿勢に支持したハブ
(1)のつば部(10a)のスポーク穴(11)にはハブ
(1)の左側に設置した第1打出し装置(2a)によって
スポーク(S)が押込まれ、スポーク穴(12)にはハブ
(1)の右側に設置した第2打出し装置(2b)によって
スポーク(S)が挿入される。他方のつば部(10b)の
スポーク穴(11)にはハブ(1)の右側に設置した第3
打出し装置(2c)によってスポーク(S)が挿入され、
スポーク穴(12)にはハブ(1)の左側に設置した第4
打出し装置(2d)によってスポーク(S)が挿入され
る。そして、これらの挿入方向が相互に交叉しないよう
にするとともにスポーク(S)の挿入軌跡及びその延長
線が反対側のつば部に接触しないように前記打出し装置
の姿勢が設定されている。
そして、このスポークの打出し装置としては、公表特許
公報:昭58-500991号公報に提案された構成のもの等が
採用されるが、この打出し装置でも、スポーク(S)を
最終の位置にまで挿入できない。つまり、第18図に示す
ように、屈曲頭部(H)の近傍が挿入方向の手前側に残
った所謂不完全挿入状態となる。そこで、この従来のも
のでは、同図に示すように、前記各スポーク打出し装置
と対向させて、スポーク引込装置(8a)が付加されてい
る。この装置は、打出し装置からつば部のスポーク穴に
挿入するように打出されたスポーク(S)の先端部を保
持し且この保持部を所定の方向に移動させるもので、上
記のように不完全挿入状態にあるスポーク(S)がこれ
により、最終位置にまで挿入されることとなる。そし
て、前記保持部によるスポーク保持を解くと、自重によ
ってスポーク(S)は同図の破線で示すように垂下した
状態に整列される。
ところが、この従来のものでは、前記打出し装置からス
ポーク(S)が打出されてから最終挿入姿勢に整列され
るまでの所要時間が長いという問題がある。又、スポー
ク(S)が垂下状態に整列されにくいという問題があ
る。
これは、スポーク引込装置(8a)が不完全挿入位置にあ
るスポーク(S)を可動部の先端に具備させた保持部に
より挟持してスポーク挿入方向に引き込むものであるか
ら、一旦スポーク(S)を確実に挟持した後、引込動作
を行う必要があり、この一連の動作を高速化できないか
らである。又、前記保持部を初期位置に復帰させるため
の時間が必要となり、スポーク打出し装置による打出し
所要時間を短縮できたとしても、前記引込動作の所要時
間による制約からスポーク挿入動作の所要時間を短縮化
できないからである。
又、屈曲頭部(H)が上向きや横向き姿勢のままで引き
込まれると、垂下状態に姿勢変化するとき、屈曲頭部
(H)の近傍がこの姿勢変化の抵抗となるからである。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、『水
平姿勢に支持されたハブ(1)のスポーク穴に不完全挿
入位置に挿入されたスポーク(S)を最終挿入位置にま
で移動させ且垂下姿勢に整列させるスポーク挿入装置の
スポーク整列方法又はこれを実施する装置』において、
スポーク(S)を最終挿入位置にまで姿勢制御するため
の所要時間を短縮すると共に、最終挿入姿勢に確実に姿
勢変化させられるようすることをその課題とする。
.請求項1の発明について [技術的手段] 上記課題を解決するために講じた本発明の技術的手段
は、『スポーク(S)の挿入軌跡を斜めに降下する直線
に設定し、スポーク(S)をこれの大部分がハブ(1)
のつば部を貫通した不完全挿入状態に挿入したあと、前
記スポーク(S)の前記つば部通過区間を転がり移動自
在又は自転自在とした状態で一時的に持ち上げてスポー
ク軸線の斜め降下度合を緩やかにし、その後前記持上げ
力を開放するようにした』ことである。
[作用] 本発明の上記技術的手段は次のように作用する。
スポーク(S)が所定の姿勢でハブのスポーク穴に挿入
されると、スポーク(S)の先端側がつば部のスポーク
穴を貫通してスポーク(S)の基端部近傍よりも先端側
区域は前記つば部から貫通突出する。つまり、不完全挿
入位置となる。そして、このときスポーク(S)の大部
分はスポーク穴を貫通しており、スポーク(S)は、自
重によりその先端側が斜めに降下する傾向にある。(第
1図の(A)参照) その後、スポーク(S)のうちの前記つば部を通過した
部分、つまり、つば部通過区間が一時的に持ち上げられ
ると、この持ち上げ力付与部分のスポーク支持状態は自
転自在な状態又は転がり移動自在な状態となっているか
ら、一方、スポーク穴とスポーク(S)との間に嵌合余
裕があるから、これにより、スポーク(S)の全体はそ
の軸線を中心にして自転自在な状態又は転がり移動自在
な状態に支持されることとなる。さらに、この支持状態
においても、スポーク(S)は、斜めに降下した姿勢に
あるから、自重によって挿入方向に付勢されてる。(第
1図の(B)参照) ところで、スポーク(S)には基端側に屈曲頭部(H)
が配設されていることから、前記のように、自転自在又
は転がり移動自在に支持された状態では、この屈曲頭部
(H)がその自重によってスポーク(S)軸線から下方
に垂下した姿勢に姿勢変化する。当然のことながら、当
初から屈曲頭部(H)が下向き姿勢の場合には、そのま
ま維持される。
その後、前記スポーク(S)持ち上げ力が開放される
と、不完全挿入位置のスポーク(S)はその自重によっ
て先端側が降下回動する。スポーク(S)の直線部から
屈曲頭部(H)への屈曲点は、一定の曲率の円弧状部と
なっているから、又、前記屈曲頭部が下向きの姿勢とな
っていることから、スポーク(S)は、その先端側の降
下回動によって前記円弧状部がスポーク穴を通過し、最
終的には、屈曲頭部(H)のつば部のみが未貫通でスポ
ーク全体がつば部から垂下した姿勢となる。つまり最終
挿入位置に挿入され且整列されたこととなる。(第1図
の(C)参照) つば部のスポーク穴にスポーク(S)が挿入される度に
各スポーク(S)について前記動作を行わせると、不完
全挿入位置に挿入された各スポーク(S)が順次整列さ
れることとなる。
[効果] 本発明は、上記構成であるから次の特有の効果を有す
る。
スポーク(S)がハブのスポーク穴に挿入された際の屈
曲頭部(H)の姿勢の如何に関わらず、その姿勢が制御
されてスポーク(S)が最終挿入位置に移動されるか
ら、各スポーク(S)は最終状態では確実に整列姿勢
(垂下姿勢)に変化する。
不完全挿入位置から前記整列姿勢に移行させるためにス
ポーク(S)の一部を持ち上げたあとこれを開放するだ
けであるから、従来のものに比べて整列までの作業に要
する時間が短縮できる。
.請求項2の発明について 本発明は上記請求項1の発明を実施するためのスポーク
(S)整列装置に関するものであり、上記請求項1の発
明と同様の課題を解決すると共に、この請求項1の発明
の方法を円滑に実施できるようにすることをその課題と
する。
[技術的手段] 上記課題を解決するための本発明の技術的手段は、『ス
ポーク(S)の挿入軌跡を斜めに降下する直線に設定
し、ハブ(1)のつば部の外側で且不完全挿入状態にあ
るスポーク(S)の先端側突出域内に移動片(80)を配
設すると共に、前記移動片(80)を駆動手段(87)によ
って所定の軌跡で上下駆動させ、前記移動片(80)の上
端部を直線状又は曲線状で且スポーク(S)を支持する
支持辺(89)とし、前記支持辺(89)の1サイクルの移
動軌跡を、不完全挿入状態にあるスポーク(S)の下方
域から上方域に移動したあとスポーク(S)の降下回動
軌跡から脱出するようにに設定し、スポーク(S)が不
完全挿入状態となった時点で前記駆動手段(87)を少な
くとも1サイクルの動作を行わせるようにしたこと』で
ある。
[作用] 本発明の上記技術的手段は次のように作用する。
スポーク(S)が不完全挿入状態になると、駆動手段
(87)が動作を開始して、ハブ(1)のつば部から突出
した部分は、移動片(80)の支持辺(89)によって一旦
下方から支持されて持ち上げられる。このとき、前記支
持辺(89)の先端部は、直線状又は円弧上となっている
から、この支持部では、スポーク(S)は転がり移動自
在に支持されることとなり、上記請求項1の発明の場合
と同様の理由で、スポーク(S)全体が自由状態に支持
されて、屈曲頭部(H)が下向きの姿勢にその姿勢が修
正される。
その後、駆動手段(87)の動作によって支持辺(89)が
スポーク(S)の降下回動軌跡から脱出せしめられるか
ら、これにより、前記支持状態が開放されて、スポーク
(S)の先端側が降下回動し、所定の姿勢に整列され
る。
スポーク(S)がハブ(1)のつば部に挿入されて不完
全挿入状態となる度に移動片(80)が上記一連の動作を
行うから、ハブ(1)のつば部に挿入されたスポーク
(S)が順次整列されることとなる。
[効果] 本考案は上記構成であるから次の特有の効果を有する。
上記請求項1の発明の方法が円滑に実施されてこの請求
項1の発明と同様の効果を有する。又、駆動手段(87)
の移動片(80)とから構成されるだけであるから、従来
の装置に比べて、スポーク整列の為の装置が簡単にな
る。
[実施例] 以下本発明の実施例を第2図〜第12図に基いて説明す
る。
この実施例でも、既述従来のものと同様に、ハブ(1)
のつば部に形成され且外側からスポーク(S)が挿入さ
れるスポーク(11)と、逆につば部の内側からスポーク
(S)が挿入されるスポーク穴(12)とのそれぞれに対
応するように各打出し装置(2)がハブ(1)の外側に
配設されている。尚、既述従来例のものでは、つば部の
側部に位置するスポーク穴に各打出し装置を対応させて
いるが、この実施例では、第5図に示すようにつば部の
上部のスポーク穴に各打出し装置を対応させている。
これにより、水平姿勢に支持固定されたつば部(10a)
(10b)のスポーク穴(11)(12)には、各スポーク穴
に適合した状態にスポーク(S)が各別に挿入できるこ
ととなる。
尚、前記打出し装置によるスポーク挿入に際しては、各
打出し装置からのスポーク(S)の挿入軌跡をスポーク
穴(11)(12)に一致させる必要があり、この実施例で
は、つば部と摩擦伝動させた駆動ローラをステッピング
モータ(SM)によって回転駆動し、つば部に配設された
スポーク穴と一致した時点で、位置検出装置(40)から
の出力信号により前記ステッピングモータ(SM)を停止
させると共に、エアーシリンダ(41)によって、前記位
置検出装置(40)を検知位置から退避位置に退避させる
ようにした位置決め装置を具備させてある。
つぎに、各打出し装置は第6図及び第7図のような構成
であり、溝部(3)を具備するホルダ(D)はこの打出
し装置のフレームに固定されると共に、このホルダ
(D)の先端にはノズル(N)を進退自在に外嵌させた
連結筒部(G)が連設されており、連結筒部(G)とホ
ルダ(D)との間には往復駆動手段としてのエアーシリ
ンダ(38)が介装されている。
前記ホルダ(D)は、第6図のように、上方に開放する
溝部(3)を具備する構成で打出し装置へのスポーク
(S)供給装置のシュート(61)に続いてその下方に配
設され、前記溝部の開放部はこのシュート(61)の下流
端と一致し、この開放部の長さは、スポーク(S)の長
さよりも長くなっている。
そして、この実施例では、前記溝部(3)にスポーク
(S)が受入れられた時点はエアーシリンダ(34)(3
4)によって蓋板(30)を駆動して前記溝部(3)を閉
塞し、この状態で前記溝部の上流端に設けた吐出口(3
1)から圧力空気を吐出させることにより、つまり、空
気圧による推力によって所定のタイミングでスポーク
(S)を打出すようにしている。尚、(37)は前記推力
を高めるための可動蓋である。
このために、空気圧源から前記吐出口(31)への空気圧
回路(50)に電磁弁(V0)を挿入し、この電磁弁(V0
及び前記蓋板(30)を制御手段(5)によって開閉させ
るようにしてある。これらの開閉タイミングを所定に設
定するため、この第1制御装置(5)には、第6図のよ
うに配備された開放検知センサ(52)及び閉塞検知セン
サ(53)からの出力、さらには、第7図に示すように配
備されたスポーク検知センサ(54)からの出力が入力さ
れている。そして、この開放検知センサは蓋板(30)が
全開位置に復帰したことを検知し、他方の閉塞検知セン
サは、前記蓋板が全閉状態になったことを検知する。一
方、スポーク検知センサ(54)は溝部(3)にスポーク
(S)が投入されたことを検知する。
この第1制御装置(5)は、第8図のように、スポーク
検知センサ(54)からの出力をセット入力端子に入力さ
せ且閉塞検知センサ(53)からの出力をリセット入力端
子に入力させたフリップフロップ回路(以下、第1FF回
路(55)という)と、前記第1FF回路(55)の出力をセ
ット入力端子に入力させ且開放検知センサ(52)からの
出力をリセット入力端子に入力させたフリップフロツプ
回路(以下、第2FF回路(56)という)と、から構成さ
れる。そして、前記第1FF回路(55)からの出力が進出
駆動回路(57)に入力され、一方、第2FF回路(56)か
らの出力が遅延回路(59)を介して復帰駆動回路(58)
に入力されている。
前記進出駆動回路(57)からの出力及び復帰駆動回路
(58)からの出力がエアーシリンダ(34)(34)に入力
されている。又、遅延回路(59)からの出力と第2FF回
路(56)からの出力がOR回路を介して電磁弁(V0)に入
力されている。
従って、溝部(3)にスポーク(S)が投入されたとき
にはスポーク検知センサ(54)からの出力により進出駆
動回路(57)が動作して蓋板(30)が進出し、溝部
(3)を閉塞する。この閉塞完了時には、閉塞検知セン
サ(53)からの出力により第1FF回路(55)がリセット
され、このときの第2FF回路(56)の出力により電磁弁
(V0)が開弁して圧力空気が吐出口(31)から吐出され
る。その後、この圧力空気の吐出が継続して、遅延回路
(59)の設定時間経過時に復帰駆動回路(58)の出力に
よりエアーシリンダ(34)(34)が復帰駆動され、蓋板
(30)が全開位置に復帰するまでの間前記圧力空気が継
続的に吐出される。
尚、上記溝部(3)には姿勢制御機能が付加されてお
り、スポーク(S)の移動に伴ってその屈曲頭部(H)
が直立姿勢となるように、前記溝部(3)の断面が構成
されている。つまり、この溝部の側壁は水平面から直立
面に滑らかにねじれた傾斜面を有する構成となってい
る。
以上の構成によりシュート(61)から溝部(3)に一定
のタイミングでスポーク(S)が投入されると、この溝
に投入されたスポーク(S)が自動的に打出し装置から
打出され、打出されたスポーク(S)は、その屈曲頭部
(H)が直立した姿勢でつば部のスポーク穴に挿入され
ることとなる。なお、この打出し工程では、ノズル
(N)の突出位置は対応するスポーク穴に近付けてあ
り、スポーク(S)の打出し完了時には、スポーク
(S)の大部分がスポーク穴を貫通した状態となる。
このスポーク(S)の挿入軌跡の途中で、つば部の外側
には、第2図のように、四つの整列装置(8b)(8b)が
配設され、各整列装置(8b)は、回転軸を中心にして揺
動する揺動腕(81)と、これを駆動するステッピングモ
ータ(82)とからなり、この揺動腕(81)の揺動平面
(P)は前記スポーク(S)挿入軌跡と直角で且上下方
向に伸びる平面となっている。そして、この揺動腕(8
1)が本発明の手段の移動片(80)に相当し、この揺動
腕(81)の上端が支持辺(89)となる。
この揺動腕(81)の中心軸は、スポーク(S)の挿入軌
跡と平行に設定されており、ステッピングモータ(82)
の出力軸と連結されている。そして、この実施例では上
記支持辺(89)は下方に凹の曲率の小さな円弧状部とな
っている。
前記ステッピングモータ(82)の往復回動角度は第3図
のように所定の角度に設定されており、揺動腕(81)は
上死点から下死点までの範囲で一定角度往復回動せしめ
られる。そして、上死点では、支持辺(89)がスポーク
(S)挿入軌跡よりも僅かに上方に位置せしめられ、下
死点では、支持辺(89)がスポーク(S)挿入軌跡の下
方域から脱出した位置に復帰する。
この実施例では、揺動腕(81)の1サイクルの動作は、
下死点上死点下死点の区間の動作となっており、こ
の動作を実現するため、ステッピングモータ(82)の出
力軸は前記揺動腕(81)の回動角度に応じて正逆駆動す
るように設定されており、第4図の(a)のように、ス
ポーク(S)がスポーク穴に挿入されてその先端部がス
ポーク穴から突出すると出力状態となるセンサ(88)の
出力が駆動回路(86)に入力されている。この駆動回路
(86)は、正転駆動角度,逆転駆動角度及びこれらの駆
動速度を設定し、センサ(88)からの出力によって正転
又は逆転の駆動信号をステッピングモータ(82)に入力
させ、このステッピングモータ(82)を一定角度正転さ
せた後同じ一定角度逆転させて停止させるべく動作す
る。
以上のように構成された整列装置(8b)の揺動腕(81)
は、打出し装置のスポーク打出し動作と関連して回転す
る。そして、初期状態では揺動腕(81)は第3図の
「I」の位置にあり、対応する打出し装置からスポーク
(S)が打出されて、スポーク穴からスポーク(S)の
先端側が突出すると、センサ(88)の出力によりこの時
点でステッピングモータ(82)が正転を開始して、スポ
ーク(S)が不完全挿入状態となった時点では第3図の
「II」に位置に移動し、揺動腕(81)の上端の支持辺
(89)は、上死点の近傍に位置し、この時点でスポーク
(S)を支持する。その後揺動腕(81)がさらに上昇し
て支持辺(89)が上死点に達すると、第3図の「II
I」、又は、第4図の(a)の破線で示すように、これ
によって支持されたスポーク(S)の傾斜度合が緩くな
った状態に持ち上げられることとなり、屈曲頭部(H)
の姿勢が自重によって変化する。支持辺(89)がこの上
死点から下死点に復帰回動すると、支持辺(89)がスポ
ーク(S)の挿入軌跡から外れて位置することから、第
4図の(b)及び(c)に示すように、スポーク(S)
が既述の作用で降下回動して整列状態となる。
尚、前記のような、スポーク(S)の最終整列位置への
降下回動を円滑にするため、第9図及び第10図に示すよ
うに、揺動腕(81)の揺動平面(P)をスポーク(S)
の挿入軌跡に対して傾斜させ、上死点側が下死点に対し
てスポーク(S)の先端側に位置するよう設定すること
が考えられる。この場合には、不完全挿入状態となった
スポーク(S)が一時的に持ち上げられる時点でこのス
ポーク(S)に、先端側への移動力が付与されることと
なり、スポーク(S)の挿入度合が不十分であってもこ
の移動力によって前記挿入度合が深くなり、スポーク
(S)の先端の前記降下回動が円滑に行われることとな
る。特に、この実施例のものの場合、揺動腕(81)の支
持辺(89)の表面全域を、ゴム等の摩擦係数大きな素材
(M)よってする構成とすると、前記支持辺(89)の移
動によって、スポーク(S)を所定の挿入位置にまでに
移行させるときの推力が比較的大きくなり、確実に最終
挿入位置に推移させられる利点がある。
上記実施例のものでは、移動片(80)を回転軸を中心に
して一定角度往復回動する揺動腕(81)としたが、これ
を第11図及び第12図に示すように、直線的に上昇したあ
と、上部杆(86)と下部杆(87)の連結部が中折れ状態
となる昇降杆(83)としてもよい。この場合には、前記
昇降杆(83)を上記第1実施例のステッピングモータ
(82)と同様のタイミングで昇降動作するエアーシリン
ダ等の往復駆動手段(84)によって昇降駆動させ、前記
昇降杆(83)が上死点に上昇せしめられた時点でこれの
中程の屈曲自在部がガイド筒部(85)の上端開放部に突
出するように、前記屈曲自在部及びガイド筒部(85)の
関係を設定しておく。
この例の場合には、ガイド筒部(85)内に位置した状態
で昇降杆(83)が上昇せしめられると、上死点直前の位
置で第12図の破線で示すように不完全挿入状態にあるス
ポーク(S)の先端部が一時的に持ち上げられて、その
後、昇降杆(83)の屈曲自在部がガイド筒部(85)の上
端から突出した時点で、同図の実線で示すように屈曲自
在部より上方域の上部杆(86)がスポーク(S)の先端
側に倒れることとなり、昇降杆の先端の支持辺(89)が
スポーク(S)の先端から外れた位置に退避する。そし
て、スポーク(S)の降下回動可能となり、上記実施例
の場合と同様にスポーク(S)が整列される。
尚、この実施例の場合にも、上記往復駆動手段(84)を
制御するため、上記第1実施例と同様に、スポーク
(S)がスポーク穴に挿入されてその先端部がスポーク
穴から突出すると出力状態となるセンサ(88)と、その
出力が入力され且前記往復駆動手段(84)に駆動信号を
出力する駆動回路(86)との組合せが採用される。
.請求項3の発明について この発明は請求項2の発明と同様に、請求項1の発明を
実施する装置に関するものであり、不完全挿入状態にあ
るスポーク(S)を空気圧によって自転自在に支持する
ことによりこの時点でのスポーク(S)の姿勢変化を円
滑に行わせようとするものである。
[技術的手段] 上記課題を解決するための技術的手段は『スポーク
(S)の挿入軌跡を斜めに降下する直線に設定し、不完
全挿入状態にあるスポーク(S)の先端側突出域の下方
において空気吐出口(90)を上向きに開口させ、スポー
ク(S)が不完全挿入状態になった時点でこの空気吐出
口(90)からの圧力空気を一時的に吐出させる制御装置
(91)を設けた、前記空気吐出口(90)からの吐出圧力
空気の吐出圧力を、不完全挿入状態にあるスポーク
(S)の先端側が僅かに持ち上げられる程度に設定し
た』ことである。
[作用] 上記技術的手段は次のように作用する。
スポーク(S)がハブ(1)のつば部に対して不完全挿
入状態に挿入されると、空気吐出口(90)から所定の圧
力の圧力空気が吐出されて、一時的に持ち上げられる。
この支持状態は空気圧によるものであるから、スポーク
(S)の直線部は自転自在に支持されることとなり、こ
の状態では、スポーク(S)は、全体として自転自在に
支持されている。これにより、屈曲頭部(H)の姿勢が
変化し、その後、圧力空気の吐出が停止されると、支持
力が消失して、スポーク(S)が降下回動し、整列され
る。
そして、スポーク(S)が挿入される度に前記動作が行
われて順次整列される。
[効果] 本発明は上記構成であるから次の特有の効果を有する。
スポーク(S)が圧力空気によって自由状態に支持され
るものであるから、スポーク(S)の屈曲頭部(H)が
下向きとなるための姿勢変化動作の際の抵抗が少なくな
り、この姿勢変化が一層円滑に行われる。
[実施例] 以下本発明の実施例を第13図から第16図に基いて説明す
る。
この実施例では、スポーク打出し装置を上記第1実施例
と同様に、空気圧式としてあり、第13図に示すように、
この打出し装置に使用する空気圧源をそのままスポーク
(S)の姿勢変化のための空気圧源としてあり、空気圧
回路(50)の電磁弁(V0)の下流側から分岐させた分岐
回路(51)の先端に空気吐出口(90)を配設している。
従って、この実施例では、第1実施例の第1制御装置
(5)に具備させた電磁弁(V0)制御用の回路がそのま
ま制御装置(91)として機能し、スポーク(S)を打出
し装置から打出し、蓋板(30)が全開位置に復帰するま
での間空気吐出口(90)から圧力空気が吐出されること
なる。
このものでは、スポーク(S)の打出し動作のための圧
力空気の吐出時間と、打出されたスポーク(S)を整列
するための圧力空気の吐出時間とが一致することとなる
が、スポーク(S)の打出し動作は瞬間的に行われるか
ら、スポーク(S)の打出し完了後においても、一定の
空気吐出時間が確保でき、初期の整列動作が行われるこ
ととなる。そして、圧力空気が空気吐出口(90)から吐
出されている間に第14図に示すように一時的に持ち上げ
られた後、吐出終了時に、同図に示すように、スポーク
(S)の先端部が降下回動する。尚、この空気吐出口
(90)の配設位置は、第14図に示すようにスポーク
(S)の降下軌跡を僅かに外れた位置に設定されている
から、スポーク(S)の前記降下回動時に前記空気吐出
口(90)は邪魔にならない。
又、第15図に示すように、空気吐出口(90)をスポーク
の降下回動軌跡中に配設する場合には、端面を斜め又は
円弧状に設定しておけば良い。スポーク(S)の降下回
動軌跡中に空気吐出口(90)が有っても、スポーク
(S)の降下回動の際には、空気吐出口の端面を滑って
最終位置に降下するからである。
尚、第16図に示すように、分岐回路(51)を電磁弁
(V0)の上端側から分岐させて、この分岐回路(51)内
に一定時間間隔で間欠的に開弁する電磁弁(V1)を挿入
する構成としてもよい。
この場合には、空気吐出口(90)からは圧力空気が常時
間欠的に吐出されることとなり、スポーク(S)の打出
し装置からスポークが打出されて不完全挿入状態になっ
た時点で圧力空気が吐出されたときスポーク(S)が姿
勢制御され、その後、圧力空気の吐出停止時にスポーク
(S)の降下回動して整列されることとなる。
上記何れの場合においても、空気吐出口(90)を斜め上
向きに設定すると、上記整列動作が円滑に進行する。不
完全挿入状態にあるスポーク(S)が引き込まれながら
その姿勢が変化されることとなるからであり、スポーク
(S)が挿入不足の状態にあるとき、スポーク(S)の
軸線に沿った推力により所定の位置にまで引き込まれ、
スポーク(S)が降下回動しやすくなるからである。
以上の各請求項の発明において、打出し装置を空気圧式
としたものでは、打出されたスポーク(S)が、その屈
曲頭部(H)がつば部(10a)(10b)にほとんど接触す
る状態にまで深く挿入されるから、その後に続く整列工
程が一層円滑に進行する。
【図面の簡単な説明】 第1図は請求項1の発明の原理説明図,第2図は請求項
2の発明の実施例の概略平面図,第3図は揺動腕(81)
の説明図,第4図はスポーク整列過程の説明図,第5図
は打出し装置及び整列装置を含むスポーク挿入装置全体
の概略説明図,第6図は打出し装置の説明斜視図,第7
図はノズル(N)の部分の断面図,第8図は第1制御装
置(5)の説明図,第9図及び第10図は第2実施例の説
明図,第11図及び第12図は第3実施例の説明図,第13図
及び第14図は請求項3の発明の実施例の説明図,第15図
はこれの空気吐出口(90)の変形例の説明図,第16図は
分岐回路(51)の他の例の説明図,第17図及び第18図は
従来例の説明図であり、図中, (1)……ハブ (S)……スポーク (80)……移動片 (87)……駆動手段 (89)……支持辺 (90)……空気吐出口 (91)……制御装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平姿勢に支持されたハブ(1)のスポー
    ク穴に不完全挿入位置に挿入されたスポーク(S)を最
    終挿入位置にまで移動させ且垂下姿勢に整列させるスポ
    ーク挿入装置のスポーク整列方法において、スポーク
    (S)の挿入軌跡を斜めに降下する直線に設定し、スポ
    ーク(S)をこれの大部分がハブ(1)のつば部を貫通
    した不完全挿入状態に挿入したあと、前記スポーク
    (S)の前記つば部通過区間を転がり移動自在又は自転
    自在とした状態で一時的に持ち上げてスポーク軸線の斜
    め降下度合を緩やかにし、その後前記持上げ力を開放す
    るようにしたスポーク整列方法。
  2. 【請求項2】水平姿勢に支持されたハブ(1)のスポー
    ク穴に不完全挿入位置に挿入されたスポーク(S)を最
    終挿入位置にまで移動させ且垂下姿勢に整列させるスポ
    ーク挿入装置のスポーク整列装置において、スポーク
    (S)の挿入軌跡を斜めに降下する直線に設定し、ハブ
    (1)のつば部の外側で且不完全挿入状態にあるスポー
    ク(S)の先端側突出域内に移動片(80)を配設すると
    共に、前記移動片(80)を駆動手段(87)によって所定
    の軌跡で上下駆動させ、前記移動片(80)の上端部を直
    線状又は曲線状で且スポーク(S)を支持する支持辺
    (89)とし、前記支持辺(89)の1サイクルの移動軌跡
    を、不完全挿入状態にあるスポーク(S)の下方域から
    上方域に移動したあとスポーク(S)の降下回動軌跡か
    ら脱出するように設定し、スポーク(S)の不完全挿入
    状態となった時点で前記駆動手段(87)を少なくとも1
    サイクルの動作を行わせるようにしたスポーク整列装
    置。
  3. 【請求項3】水平姿勢に支持されたハブ(1)のスポー
    ク穴に不完全挿入位置に挿入されたスポーク(S)を最
    終挿入位置にまで移動させ且垂下姿勢に整列させるスポ
    ーク挿入装置のスポーク整列装置において、スポーク
    (S)の挿入軌跡を斜めに降下する直線に設定し、不完
    全挿入状態にあるスポーク(S)の先端側突出域の下方
    において空気吐出口(90)を上向きに開口させ、スポー
    ク(S)が不完全挿入状態になった時点でこの空気吐出
    口(90)からの圧力空気を一時的に吐出させる制御装置
    (91)を設けた、前記空気吐出口(90)からの吐出圧力
    空気の吐出圧力を、不完全挿入状態にあるスポーク
    (S)の先端側が僅かに持ち上げられる程度に設定した
    スポーク整列装置。
  4. 【請求項4】支持辺(89)の1サイクルの移動軌跡を、
    スポーク挿入軌跡に対して傾斜する平面内に位置させ、
    この平面を、その上部がスポークの先端側に傾斜する平
    面とした請求項2に記載のスポーク整列装置。
  5. 【請求項5】空気吐出口(90)からの空気吐出方向を、
    スポーク(S)の先端側に斜めに傾斜させて設定した請
    求項3に記載のスポーク整列装置。
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