JPH0698264B2 - 炉内脱硫方法 - Google Patents
炉内脱硫方法Info
- Publication number
- JPH0698264B2 JPH0698264B2 JP1239705A JP23970589A JPH0698264B2 JP H0698264 B2 JPH0698264 B2 JP H0698264B2 JP 1239705 A JP1239705 A JP 1239705A JP 23970589 A JP23970589 A JP 23970589A JP H0698264 B2 JPH0698264 B2 JP H0698264B2
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- Japan
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- furnace
- reaction
- desulfurizing agent
- desulfurization
- carbonate
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- Treating Waste Gases (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、炭酸塩形態の脱硫剤を使用し、微粉炭焚き
ボイラやごみ焼却炉などの火炉内で発生したSO2やHCl
を、火炉内で吸収・除去する乾式のいわゆる炉内脱硫方
法に関する。
ボイラやごみ焼却炉などの火炉内で発生したSO2やHCl
を、火炉内で吸収・除去する乾式のいわゆる炉内脱硫方
法に関する。
[従来技術と発明の課題] 従来の炉内脱硫法は、たとえば炭酸カルシウムなどの炭
酸塩形態の脱硫剤を火炉内に直接投入し、脱硫反応を行
わせるというものである。
酸塩形態の脱硫剤を火炉内に直接投入し、脱硫反応を行
わせるというものである。
すなわち、炉内に上記脱硫剤を投入すると、下記の反応
が起こり、SO2の吸収が行なわれる。
が起こり、SO2の吸収が行なわれる。
[1]加熱による炭酸カルシウムの分解 CaCO3→CaO+CO2↑ …(1) [2]熱分解生成物である酸化カルシウムによるSO2の
吸収 CaO+SO2+1/2O2→CaSO4 …(2) 上記(1)式の反応は、700℃以上の温度域で起るとさ
れており、(2)式の反応は750〜1250℃の温度域で起
るとされている。なお、燃焼炉では火炉中における上記
(2)式の反応の起る温度域はわずか数秒であることが
分かっている。
吸収 CaO+SO2+1/2O2→CaSO4 …(2) 上記(1)式の反応は、700℃以上の温度域で起るとさ
れており、(2)式の反応は750〜1250℃の温度域で起
るとされている。なお、燃焼炉では火炉中における上記
(2)式の反応の起る温度域はわずか数秒であることが
分かっている。
しかしながら、従来方法では、脱硫剤の利用効率が10〜
30%と低いという問題がある。
30%と低いという問題がある。
従来の炉内脱硫法において脱硫剤の利用効率が10〜30%
と低い原因は下記(イ)および(ロ)にあると考えられ
る。
と低い原因は下記(イ)および(ロ)にあると考えられ
る。
(イ)火炉内の1000℃をこえる高温度域にCaCO3を投入
した場合、上記(1)式の反応は瞬時に起り、直ぐに
(2)式の反応が起る。したがって、火炉内の限られた
温度域を最大限利用できるが、高温によるシンタリング
が発生し、CaOの比表面積が急激に減少し、反応速度が
急激に低下して利用効率が低くなる。第2図は各温度に
おけるCaOの比表面積とシンタリング時間との関係を示
すグラフであるが、このグラフから明らかなように、脱
硫剤を投入する温度域が1000℃を越えると、CaOの比表
面積が急激に減少するのが分かる。
した場合、上記(1)式の反応は瞬時に起り、直ぐに
(2)式の反応が起る。したがって、火炉内の限られた
温度域を最大限利用できるが、高温によるシンタリング
が発生し、CaOの比表面積が急激に減少し、反応速度が
急激に低下して利用効率が低くなる。第2図は各温度に
おけるCaOの比表面積とシンタリング時間との関係を示
すグラフであるが、このグラフから明らかなように、脱
硫剤を投入する温度域が1000℃を越えると、CaOの比表
面積が急激に減少するのが分かる。
(ロ)シンタリングによる比表面積の減少を防止するた
めに、CaCO3を火炉内の900℃の温度域に投入すると、上
記(1)式の反応に要する時間が長くなる。第3図は平
均粒径1.7μmおよび12μmの2種のCaCO3粉末について
の各温度における分解率と分解所要時間との関係を示す
グラフであるが、このグラフから明らかなように、上記
(1)式の分解反応に要する時間は、温度に反比例して
長くなることが分かる。また、分解所要時間は脱硫剤の
粒径に比例して長くなることが分かる。火炉内での脱硫
剤の滞留時間はほぼ決まっているので、上記(1)式の
分解反応に要する時間が長くなると、上記(2)式の反
応が起るための時間が短くなり、CaOの利用効率が低く
なる。この傾向は、脱硫剤の粉末の粒径が大きくなるほ
ど顕著化する。
めに、CaCO3を火炉内の900℃の温度域に投入すると、上
記(1)式の反応に要する時間が長くなる。第3図は平
均粒径1.7μmおよび12μmの2種のCaCO3粉末について
の各温度における分解率と分解所要時間との関係を示す
グラフであるが、このグラフから明らかなように、上記
(1)式の分解反応に要する時間は、温度に反比例して
長くなることが分かる。また、分解所要時間は脱硫剤の
粒径に比例して長くなることが分かる。火炉内での脱硫
剤の滞留時間はほぼ決まっているので、上記(1)式の
分解反応に要する時間が長くなると、上記(2)式の反
応が起るための時間が短くなり、CaOの利用効率が低く
なる。この傾向は、脱硫剤の粉末の粒径が大きくなるほ
ど顕著化する。
上記の原因により、従来の炉内脱硫法では効率が低いの
はやむを得ないことと考えられていた。
はやむを得ないことと考えられていた。
この発明の目的は、上記問題を解決し、高脱硫率を得る
ことのできる炉内脱硫方法を提供することにある。
ことのできる炉内脱硫方法を提供することにある。
[課題を解決するための手段] この発明による炉内脱硫方法は、炭酸塩形態の脱硫剤を
使用し、火炉内で脱硫反応を行わせるにあたり、炭酸塩
形態の脱硫剤を火炉に供給する供給ライン上において、
予め脱硫剤を熱分解させて酸化物を得、この酸化物形態
の分解生成物を火炉内の1000℃以下の温度領域に投入し
て脱硫反応を行わせることを特徴とするものである。
使用し、火炉内で脱硫反応を行わせるにあたり、炭酸塩
形態の脱硫剤を火炉に供給する供給ライン上において、
予め脱硫剤を熱分解させて酸化物を得、この酸化物形態
の分解生成物を火炉内の1000℃以下の温度領域に投入し
て脱硫反応を行わせることを特徴とするものである。
上記において、炭酸塩形態の脱硫剤としては、炭酸カル
シウム、ドロマイト(MgCO3・CaCO3)などが用いられ
る。
シウム、ドロマイト(MgCO3・CaCO3)などが用いられ
る。
炭酸カルシウムを熱分解して得られる酸化物はCaOであ
り、ドロマイトを熱分解して得られる酸化物はCaOおよ
びMgOである。
り、ドロマイトを熱分解して得られる酸化物はCaOおよ
びMgOである。
[作用] この発明の方法によれば、火炉内に投入する前に、炭酸
塩形態の脱硫剤を脱硫剤を熱分解させて酸化物を得るの
で、上記(1)式の反応を炉外で行わせることが可能に
なり、シンタリングを起こさず、しかも熱分解を起こさ
せるのに最適な温度に加熱することができる。したがっ
て、上記(1)式の反応により得られる酸化物の比表面
積が大きくなる。また、酸化物形態の分解生成物を火炉
内の1000℃以下の温度領域に投入して脱硫反応を行わせ
るので、炉内において上記分解生成物がシンタリングを
起こすことはない。さらに、炉内では上記(2)式の脱
硫反応だけを行わせるので、火炉内への投入物の火炉内
での滞留時間を、すべて脱硫反応に有効に利用できる。
塩形態の脱硫剤を脱硫剤を熱分解させて酸化物を得るの
で、上記(1)式の反応を炉外で行わせることが可能に
なり、シンタリングを起こさず、しかも熱分解を起こさ
せるのに最適な温度に加熱することができる。したがっ
て、上記(1)式の反応により得られる酸化物の比表面
積が大きくなる。また、酸化物形態の分解生成物を火炉
内の1000℃以下の温度領域に投入して脱硫反応を行わせ
るので、炉内において上記分解生成物がシンタリングを
起こすことはない。さらに、炉内では上記(2)式の脱
硫反応だけを行わせるので、火炉内への投入物の火炉内
での滞留時間を、すべて脱硫反応に有効に利用できる。
[実施例] 以下、この発明の実施例を、図面を参照して説明する。
第1図にはこの発明のプロセスフローを示す。第1図に
おいて、微粉炭を火炉(1)の低NOx燃焼装置(2)で
燃焼させる。図示しない貯留タンク内に蓄えられたCaCO
3(脱硫剤)は、適当な装置により供給ライン(3)に
送り出される。供給ライン(3)に送り出されたCaCO3
は、供給ライン(3)の途中に設けられた加熱装置
(4)により700℃以上に加熱される。CaCO3は加熱され
ると、上記(1)の反応を起こし、熱分解してCaOが生
成する。CaCO3が加熱装置(4)を通過する時間および
加熱装置(4)による加熱温度は適宜変更可能であり、
CaCO3が完全に分解するように、加熱時間および温度を
変更できる。
おいて、微粉炭を火炉(1)の低NOx燃焼装置(2)で
燃焼させる。図示しない貯留タンク内に蓄えられたCaCO
3(脱硫剤)は、適当な装置により供給ライン(3)に
送り出される。供給ライン(3)に送り出されたCaCO3
は、供給ライン(3)の途中に設けられた加熱装置
(4)により700℃以上に加熱される。CaCO3は加熱され
ると、上記(1)の反応を起こし、熱分解してCaOが生
成する。CaCO3が加熱装置(4)を通過する時間および
加熱装置(4)による加熱温度は適宜変更可能であり、
CaCO3が完全に分解するように、加熱時間および温度を
変更できる。
上記反応により得られたCaOは、ノズル(5)より火炉
(1)内の1000℃以下の温度域に噴射される。火炉
(1)内にCaOが投入されると、上記(2)式の脱硫反
応が起こり、排ガス中のSO2濃度はCa供給量に見あった
分だけ下がる。排気ガスは系外へ排出される。
(1)内の1000℃以下の温度域に噴射される。火炉
(1)内にCaOが投入されると、上記(2)式の脱硫反
応が起こり、排ガス中のSO2濃度はCa供給量に見あった
分だけ下がる。排気ガスは系外へ排出される。
[発明の効果] この発明の炉内脱硫方法によれば、上述のようにして、
炭酸塩形態の脱硫剤を熱分解させることにより得られる
酸化物の比表面積が大きくなる。また、火炉内に投入さ
れた酸化物形態の分解生成物は、火炉内でもシンタリン
グを起こすことはない。さらに、火炉内への投入物の火
炉内での滞留時間のすべてを脱硫反応に有効に利用でき
る。したがって、脱硫剤利用率を向上させることがで
き、高脱硫率を達成できる。しかも、平均粒子径の大き
い脱硫剤を用いてもその効果が期待できる。
炭酸塩形態の脱硫剤を熱分解させることにより得られる
酸化物の比表面積が大きくなる。また、火炉内に投入さ
れた酸化物形態の分解生成物は、火炉内でもシンタリン
グを起こすことはない。さらに、火炉内への投入物の火
炉内での滞留時間のすべてを脱硫反応に有効に利用でき
る。したがって、脱硫剤利用率を向上させることがで
き、高脱硫率を達成できる。しかも、平均粒子径の大き
い脱硫剤を用いてもその効果が期待できる。
第1図はこの発明の実施例を示すフローシート、第2図
は各温度におけるCaOの比表面積とシンタリング時間と
の関係を示すグラフ、第3図はCaCO3粉末についての各
温度における分解率と分解所要時間との関係を示すグラ
フである。 (1)……火炉、(3)……供給ライン。
は各温度におけるCaOの比表面積とシンタリング時間と
の関係を示すグラフ、第3図はCaCO3粉末についての各
温度における分解率と分解所要時間との関係を示すグラ
フである。 (1)……火炉、(3)……供給ライン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三浦 祥正 大阪府大阪市西区江戸堀1丁目6番14号 日立造船株式会社内 (72)発明者 荻野 悦生 大阪府大阪市西区江戸堀1丁目6番14号 日立造船株式会社内 (72)発明者 伊藤 道雄 大阪府大阪市西区江戸堀1丁目6番14号 日立造船株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】炭酸塩形態の脱硫剤を使用し、火炉内で脱
硫反応を行わせるにあたり、炭酸塩形態の脱硫剤を火炉
に供給する供給ライン上において、予め脱硫剤を熱分解
させて酸化物を得、この酸化物形態の分解生成物を火炉
内の1000℃以下の温度領域に投入して脱硫反応を行わせ
ることを特徴とする炉内脱硫方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1239705A JPH0698264B2 (ja) | 1989-09-14 | 1989-09-14 | 炉内脱硫方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1239705A JPH0698264B2 (ja) | 1989-09-14 | 1989-09-14 | 炉内脱硫方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03101811A JPH03101811A (ja) | 1991-04-26 |
| JPH0698264B2 true JPH0698264B2 (ja) | 1994-12-07 |
Family
ID=17048698
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1239705A Expired - Lifetime JPH0698264B2 (ja) | 1989-09-14 | 1989-09-14 | 炉内脱硫方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0698264B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5600550B2 (ja) * | 2010-10-20 | 2014-10-01 | 睦和興業株式会社 | 乾燥・炭化装置 |
-
1989
- 1989-09-14 JP JP1239705A patent/JPH0698264B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03101811A (ja) | 1991-04-26 |
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