JPH07100727B2 - 木質化粧材用樹脂組成物,処理木質化粧材および複合板 - Google Patents
木質化粧材用樹脂組成物,処理木質化粧材および複合板Info
- Publication number
- JPH07100727B2 JPH07100727B2 JP24053590A JP24053590A JPH07100727B2 JP H07100727 B2 JPH07100727 B2 JP H07100727B2 JP 24053590 A JP24053590 A JP 24053590A JP 24053590 A JP24053590 A JP 24053590A JP H07100727 B2 JPH07100727 B2 JP H07100727B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- veneer
- decorative material
- treated
- wood
- resin composition
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Polymerisation Methods In General (AREA)
- Graft Or Block Polymers (AREA)
- Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
- Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は木質化粧材用樹脂組成物、さらに詳しくは床材
等の建築用仕上げ材、家具表面材などに好適に用いるこ
とができる木質化粧材用樹脂組成物、処理木質化粧材お
よび複合板に関する。
等の建築用仕上げ材、家具表面材などに好適に用いるこ
とができる木質化粧材用樹脂組成物、処理木質化粧材お
よび複合板に関する。
従来、木材は加工が易しく、杢目が美しいなどの点から
化粧材、内装材、家具等に広く利用されている。
化粧材、内装材、家具等に広く利用されている。
しかし、木材は多孔質であり、摩耗や損傷、羽毛立ちな
どが発生し易く、また汚染や変色が生じ、短時間で汚損
するという問題がある。
どが発生し易く、また汚染や変色が生じ、短時間で汚損
するという問題がある。
この目的を解決するため、通常、木材表面に塗膜が施さ
れているが、塗膜厚を30μm以上とする必要があるた
め、木材の素材観を損なうとともに、またこのような厚
さの塗膜を施すには下塗りと乾燥工程を繰返して行わね
ばならず、生産性が低下するという欠点がある。
れているが、塗膜厚を30μm以上とする必要があるた
め、木材の素材観を損なうとともに、またこのような厚
さの塗膜を施すには下塗りと乾燥工程を繰返して行わね
ばならず、生産性が低下するという欠点がある。
この欠点の改善策として、木質化粧材(以下、単板と称
する)を合成樹脂、重合性単量体等の混合物に浸漬し、
単板の導管部に樹脂等を含浸し(以下、混合物を含浸し
た単板を含浸単板と称する)、加熱圧縮して単板と合成
樹脂の複合化(ウッド、プラスチックコンビネーショ
ン、以下、WPCと略す)を図る方法が開発されている
(以下、WPCによって得られるものを処理単板と称す
る)。このWPCによって処理単板表面の強度は著しく増
加するが、店舗等の床材として使用するためには、天然
の木材が有する色調や感触、さらに苛酷な条件に耐える
耐久性、表面硬さ、耐汚染性および寸法安定性を兼ね備
えていることが要求される。
する)を合成樹脂、重合性単量体等の混合物に浸漬し、
単板の導管部に樹脂等を含浸し(以下、混合物を含浸し
た単板を含浸単板と称する)、加熱圧縮して単板と合成
樹脂の複合化(ウッド、プラスチックコンビネーショ
ン、以下、WPCと略す)を図る方法が開発されている
(以下、WPCによって得られるものを処理単板と称す
る)。このWPCによって処理単板表面の強度は著しく増
加するが、店舗等の床材として使用するためには、天然
の木材が有する色調や感触、さらに苛酷な条件に耐える
耐久性、表面硬さ、耐汚染性および寸法安定性を兼ね備
えていることが要求される。
しかし、従来の方法で得られる処理単板、特に単板とし
て松材を使用した処理単板は、松材に含有するヤニ等の
影響を受け、木材特有の色調および感触が損なわれ、ま
た春材部と秋材部の境界に、熱および冷却の繰返しによ
り表面にクラックが生じたり、春材部と秋材部の濃度差
をそのまま維持できず、変色するという欠点がある。こ
れらの欠点を改善するため、単板そのものを処理する方
法が開発されている(特開昭63−56402号公報、特開昭6
3−56403号公報)が、塗装作業性が大幅に低下する。
て松材を使用した処理単板は、松材に含有するヤニ等の
影響を受け、木材特有の色調および感触が損なわれ、ま
た春材部と秋材部の境界に、熱および冷却の繰返しによ
り表面にクラックが生じたり、春材部と秋材部の濃度差
をそのまま維持できず、変色するという欠点がある。こ
れらの欠点を改善するため、単板そのものを処理する方
法が開発されている(特開昭63−56402号公報、特開昭6
3−56403号公報)が、塗装作業性が大幅に低下する。
また処理単板は表面研削が必要であり、この研削処理に
よって表面に付着した余分な樹脂を除去し、処理単板の
表面を露出させて天然の木材の微細な杢目調を出し、か
つ上塗り塗料の付着性を向上させている。この研削手段
としては、サンドブラスト、サンドペーパー等により行
われるが、表面部の樹脂の硬化性が不充分であったり、
極度に硬い場合には研削工程に長時間を要し、作業効率
が著しく低下するという問題がある。
よって表面に付着した余分な樹脂を除去し、処理単板の
表面を露出させて天然の木材の微細な杢目調を出し、か
つ上塗り塗料の付着性を向上させている。この研削手段
としては、サンドブラスト、サンドペーパー等により行
われるが、表面部の樹脂の硬化性が不充分であったり、
極度に硬い場合には研削工程に長時間を要し、作業効率
が著しく低下するという問題がある。
本発明の目的は、前記従来技術の問題点を解決し、松材
を単板に使用した場合でも処理単板の仕上がり性(杢目
模様)を大幅に向上させると同時に、塗膜の耐久性、硬
さ、寸法安定性を向上させることができ、しかも塗膜の
研削作業が容易である木質化粧材用樹脂組成物、処理木
質化粧材および複合板を提供することにある。
を単板に使用した場合でも処理単板の仕上がり性(杢目
模様)を大幅に向上させると同時に、塗膜の耐久性、硬
さ、寸法安定性を向上させることができ、しかも塗膜の
研削作業が容易である木質化粧材用樹脂組成物、処理木
質化粧材および複合板を提供することにある。
本発明者らは、前記課題に鑑み、鋭意研究した結果、特
定の酸成分および多価アルコール成分からなる、特定の
分子量および酸価を有する不飽和ポリエステル、重合性
単量体としてスチレン、および有機過酸化物としてt−
ブチルパーオキシイソプロピルカーボネートを含有する
組成物が前記課題を解決できることを見出し、本発明に
到達した。
定の酸成分および多価アルコール成分からなる、特定の
分子量および酸価を有する不飽和ポリエステル、重合性
単量体としてスチレン、および有機過酸化物としてt−
ブチルパーオキシイソプロピルカーボネートを含有する
組成物が前記課題を解決できることを見出し、本発明に
到達した。
すなわち本発明は、(A)(a)一般式(I) (式中、R1、R2およびR3はそれぞれ独立して炭素数1〜
15のアルキル基を意味する)で表わされるグリシジルエ
ステル、(b)ジエチレングリコール、(c)イソフタ
ル酸および(d)無水マレイン酸を、モル比で(a):
(b):(c):(d)=0.03〜0.30:1.47〜0.70:0.20
〜0.80:0.80〜0.20の組成比で反応して得られる、分子
量300〜5000および酸価50以下である不飽和ポリエステ
ル、(B)スチレンを(A)および(B)の総量に対し
て20〜80重量%ならびに(C)t−ブチルパーオキシイ
ソプロピルカーボネートを(A)および(B)の総量に
対して0.1〜10.0重量%を含み、粘度(25℃、ガード
ナ)が100〜500センチポイズである単板用樹脂組成物、
この単板用樹脂組成物を木質化粧材に含浸し、硬化して
なる処理木質化粧材およびこの処理単板を基材にして接
着してなる複合板に関する。
15のアルキル基を意味する)で表わされるグリシジルエ
ステル、(b)ジエチレングリコール、(c)イソフタ
ル酸および(d)無水マレイン酸を、モル比で(a):
(b):(c):(d)=0.03〜0.30:1.47〜0.70:0.20
〜0.80:0.80〜0.20の組成比で反応して得られる、分子
量300〜5000および酸価50以下である不飽和ポリエステ
ル、(B)スチレンを(A)および(B)の総量に対し
て20〜80重量%ならびに(C)t−ブチルパーオキシイ
ソプロピルカーボネートを(A)および(B)の総量に
対して0.1〜10.0重量%を含み、粘度(25℃、ガード
ナ)が100〜500センチポイズである単板用樹脂組成物、
この単板用樹脂組成物を木質化粧材に含浸し、硬化して
なる処理木質化粧材およびこの処理単板を基材にして接
着してなる複合板に関する。
本発明に用いられる不飽和ポリエステル(A)は、多価
アルコール成分と多塩基酸成分との縮合反応によって得
られる。
アルコール成分と多塩基酸成分との縮合反応によって得
られる。
多価アルコール成分としては、上記一般式(I)で表さ
れるグリシジルエステル(a)およびジエチレングリコ
ール(b)が用いられる。これらの使用割合はモル比で
(a):(b)=0.03〜0.3:1.47〜0.70、好ましくは0.
05〜0.25:1.14〜0.65である。
れるグリシジルエステル(a)およびジエチレングリコ
ール(b)が用いられる。これらの使用割合はモル比で
(a):(b)=0.03〜0.3:1.47〜0.70、好ましくは0.
05〜0.25:1.14〜0.65である。
グリシジルエステル(a)は、処理単板の耐薬品性を向
上させ、冷熱繰返しによるクラックの発生を防止し、寸
法安定性を付与する。ジエチレングリコール(b)は、
単板として松材を使用した際の処理単板の仕上がり性
(杢目模様)を大幅に向上させ、上記(a)成分との組
合せにより冷熱繰返しでのクラック発生を防止する。
上させ、冷熱繰返しによるクラックの発生を防止し、寸
法安定性を付与する。ジエチレングリコール(b)は、
単板として松材を使用した際の処理単板の仕上がり性
(杢目模様)を大幅に向上させ、上記(a)成分との組
合せにより冷熱繰返しでのクラック発生を防止する。
グリシジルエステル(a)の使用量が0.03モル未満で
は、処理単板の表面に冷熱繰返しによるクラックが発生
し、また0.30モルを超えると処理単板の硬さが充分でな
く、研削作業性を著しく低下させる。ジエチレングリコ
ール(b)の使用量が1.47モルを超えると不飽和ポリエ
ステル(A)の分子量が小さくなり、処理単板表面硬さ
が充分でなく、床材として使用すると割れが発生し、ま
た0.70モル未満では単板として松材を使用して処理単板
とした際の仕上がり性が著しく低下する。
は、処理単板の表面に冷熱繰返しによるクラックが発生
し、また0.30モルを超えると処理単板の硬さが充分でな
く、研削作業性を著しく低下させる。ジエチレングリコ
ール(b)の使用量が1.47モルを超えると不飽和ポリエ
ステル(A)の分子量が小さくなり、処理単板表面硬さ
が充分でなく、床材として使用すると割れが発生し、ま
た0.70モル未満では単板として松材を使用して処理単板
とした際の仕上がり性が著しく低下する。
上記一般式(I)で表わされるグリシジルエステル
(a)としては、例えば、シェル化学社製の商品名カー
ジュラEが挙げられる。
(a)としては、例えば、シェル化学社製の商品名カー
ジュラEが挙げられる。
多価アルコール成分として、上記(a)および(b)成
分以外の多価アルコール成分を、処理単板の冷熱繰返し
での耐クラック性および仕上がり性に影響を与えない範
囲、具体的には(a)および(b)成分の総量に対して
0.5モル%以下の範囲で使用することができる。この多
価アルコール成分として、例えばエチレングリコール、
プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ネオ
ペンチルグリコール、1,4−ブタンジオール、1,3−ブタ
ンジオール、1,6−ヘキサンジオール、水添ビスフェノ
ールA、グリセリン、トリメチロールプロパン、トリメ
チロールエタン、ペンタエリスリトール等が挙げられ
る。これらは1種または2種以上混合して使用してもよ
い。
分以外の多価アルコール成分を、処理単板の冷熱繰返し
での耐クラック性および仕上がり性に影響を与えない範
囲、具体的には(a)および(b)成分の総量に対して
0.5モル%以下の範囲で使用することができる。この多
価アルコール成分として、例えばエチレングリコール、
プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ネオ
ペンチルグリコール、1,4−ブタンジオール、1,3−ブタ
ンジオール、1,6−ヘキサンジオール、水添ビスフェノ
ールA、グリセリン、トリメチロールプロパン、トリメ
チロールエタン、ペンタエリスリトール等が挙げられ
る。これらは1種または2種以上混合して使用してもよ
い。
多塩基酸成分としては、イソフタル酸(c)と無水マレ
イン酸(d)が用いられ、これらの使用割合はモル比で
(c):(d)=0.20〜0.8:0.80〜0.20、好ましくは0.
25〜0.60:0.75〜0.40である。これらの成分は、上記
(a)および(b)成分との組合わせにより、特に単板
として松材を使用した場合の処理単板の仕上がり性を著
しく向上させる。例えば無水フタル酸または無水マレイ
ン酸を使用すると、松材からなる単板を処理単板とした
際に杢目模様がかすんで所期目的の仕上がり性が得られ
ない。この理由は明らかでないが、上記成分(c)およ
び(d)を使用した樹脂組成物の硬化物の屈折率が松材
に近い値を示すためと推定される。
イン酸(d)が用いられ、これらの使用割合はモル比で
(c):(d)=0.20〜0.8:0.80〜0.20、好ましくは0.
25〜0.60:0.75〜0.40である。これらの成分は、上記
(a)および(b)成分との組合わせにより、特に単板
として松材を使用した場合の処理単板の仕上がり性を著
しく向上させる。例えば無水フタル酸または無水マレイ
ン酸を使用すると、松材からなる単板を処理単板とした
際に杢目模様がかすんで所期目的の仕上がり性が得られ
ない。この理由は明らかでないが、上記成分(c)およ
び(d)を使用した樹脂組成物の硬化物の屈折率が松材
に近い値を示すためと推定される。
イソフタル酸(c)の使用量が0.20モル未満では、松材
からなる処理単板の仕上がり性が充分でなく、また0.80
モルを超えると含浸単板を加熱圧縮成形して処理単板と
する際に樹脂組成物の硬化が不充分で、表面硬度に劣
る。
からなる処理単板の仕上がり性が充分でなく、また0.80
モルを超えると含浸単板を加熱圧縮成形して処理単板と
する際に樹脂組成物の硬化が不充分で、表面硬度に劣
る。
多塩基酸として、上記(c)および(d)成分以外の多
塩基酸を、処理単板の仕上がり性および硬化性に影響を
与えない範囲、具体的には(c)および(d)成分の総
量に対して0.3モル%以下で使用することができる。こ
の多塩基酸として、例えばフマール酸、イタコン酸等の
不飽和多塩基酸、無水フタル酸、アジピン酸、テトラヒ
ドロ無水フタル酸、ハイミック酸、トリメリット酸等の
飽和多塩基酸が挙げられる。これらは1種または2種以
上混合使用してもよい。
塩基酸を、処理単板の仕上がり性および硬化性に影響を
与えない範囲、具体的には(c)および(d)成分の総
量に対して0.3モル%以下で使用することができる。こ
の多塩基酸として、例えばフマール酸、イタコン酸等の
不飽和多塩基酸、無水フタル酸、アジピン酸、テトラヒ
ドロ無水フタル酸、ハイミック酸、トリメリット酸等の
飽和多塩基酸が挙げられる。これらは1種または2種以
上混合使用してもよい。
不飽和ポリエステル(A)は、公知の方法により合成さ
れる。例えばジエチレングリコール、グリシジルエステ
ルおよびイソフタル酸を反応釜に仕込み、180〜230℃で
反応水を除きながら2〜10時間加熱し、所定の酸価にな
るまで反応させた後、これを120℃に冷却し、無水マレ
イン酸を仕込み、再び180〜230℃で3〜10時間加熱して
所定の分子量および酸価になるように調整する。本発明
においては、多価アルコール成分を多塩基酸成分に対し
て当モル以上過剰にして反応させるため、不飽和ポリエ
ステル(A)の分子量および酸価の調整がし易い。
れる。例えばジエチレングリコール、グリシジルエステ
ルおよびイソフタル酸を反応釜に仕込み、180〜230℃で
反応水を除きながら2〜10時間加熱し、所定の酸価にな
るまで反応させた後、これを120℃に冷却し、無水マレ
イン酸を仕込み、再び180〜230℃で3〜10時間加熱して
所定の分子量および酸価になるように調整する。本発明
においては、多価アルコール成分を多塩基酸成分に対し
て当モル以上過剰にして反応させるため、不飽和ポリエ
ステル(A)の分子量および酸価の調整がし易い。
不飽和ポリエステル(A)の分子量は300〜5000、好ま
しくは700〜3000の範囲となるように整される。分子量
が300未満では硬化後の塗膜が脆く、冷熱繰返しでの処
理単板の耐クラック性に劣り、また5000を超えると単板
の導管部への浸透が不充分となり、単板の表面のみに樹
脂が付着して研削後に天然の木質の色調が得られず、ま
た冷熱繰返しでの処理単板の耐クラック性に劣る。
しくは700〜3000の範囲となるように整される。分子量
が300未満では硬化後の塗膜が脆く、冷熱繰返しでの処
理単板の耐クラック性に劣り、また5000を超えると単板
の導管部への浸透が不充分となり、単板の表面のみに樹
脂が付着して研削後に天然の木質の色調が得られず、ま
た冷熱繰返しでの処理単板の耐クラック性に劣る。
不飽和ポリエステル(A)の酸価は50以下、好ましくは
30以下になるように調整される。酸価が50を超えると処
理単板の耐水性、耐薬品性が著しく低下する。
30以下になるように調整される。酸価が50を超えると処
理単板の耐水性、耐薬品性が著しく低下する。
本発明に用いられるスチレン(重合性単量体)(B)の
使用量は、(A)と(B)の総量に対して20〜80重量
%、好ましくは30〜70重量%である。この使用量が20重
量%未満では、不飽和ポリエステル(A)との反応が不
充分で高硬度の塗膜が得られず、また80重量%を超える
と硬化性が低下し、仕上がり性、特に天然の木質の色調
が低下する。スチレン(B)は、前記不飽和ポリエステ
ル(A)との組み合わせにおいて、特に松材を使用した
処理単板の仕上がり性を著しく向上させる。例えばスチ
レンをメタクリル酸メチル、ビニルトルエン等の他の重
合性単量体に代えた場合には、松材を使用した処理単板
の所期目標の仕上がり性が得られない。この理由は明ら
かではないが、前述と同様に松材と硬化物との屈折率の
関係に起因するものと推定される。
使用量は、(A)と(B)の総量に対して20〜80重量
%、好ましくは30〜70重量%である。この使用量が20重
量%未満では、不飽和ポリエステル(A)との反応が不
充分で高硬度の塗膜が得られず、また80重量%を超える
と硬化性が低下し、仕上がり性、特に天然の木質の色調
が低下する。スチレン(B)は、前記不飽和ポリエステ
ル(A)との組み合わせにおいて、特に松材を使用した
処理単板の仕上がり性を著しく向上させる。例えばスチ
レンをメタクリル酸メチル、ビニルトルエン等の他の重
合性単量体に代えた場合には、松材を使用した処理単板
の所期目標の仕上がり性が得られない。この理由は明ら
かではないが、前述と同様に松材と硬化物との屈折率の
関係に起因するものと推定される。
重合性単量体として、スチレン以外の重合性単量体を、
処理単板の仕上がり性に影響のない範囲、具体的にはス
チレンの総量に対して30重量%以下の範囲で使用するこ
とができる。この重合性単量体としては、例えばビニル
トルエン、α−メチルスチレン、酢酸ビニル、塩化ビニ
ル、アクリル酸エステル、メタアクリル酸エステル、グ
リシジルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリ
レート、2−ヒドロキシエチルメタアクリレート、2−
ヒドロキシ(メタ)プロピルアクリレート等が挙げられ
る。これらは1種または2種以上混合使用してもよい。
処理単板の仕上がり性に影響のない範囲、具体的にはス
チレンの総量に対して30重量%以下の範囲で使用するこ
とができる。この重合性単量体としては、例えばビニル
トルエン、α−メチルスチレン、酢酸ビニル、塩化ビニ
ル、アクリル酸エステル、メタアクリル酸エステル、グ
リシジルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリ
レート、2−ヒドロキシエチルメタアクリレート、2−
ヒドロキシ(メタ)プロピルアクリレート等が挙げられ
る。これらは1種または2種以上混合使用してもよい。
本発明に用いられるt−ブチルパーオキシイソプロピル
カーボネート(有機過酸化物)(C)の使用量は、前記
不飽和ポリエステル(A)とスチレン(B)の総量に対
して0.1〜10.0重量%、好ましくは0.1〜5.0重量%であ
る。この量が0.1重量%未満では、加熱成形後の塗膜の
硬化が不充分で、表面硬度、耐シンナ性および耐薬品性
等が低下し、また10重量%を超えると、有機過酸化物が
可塑剤の働きをして加熱成形後の塗膜が軟質となる。t
−ブチルパーオキシイソプロピルカーボネート(C)
は、前記不飽和ポリエステル(A)とスチレン(B)と
の組合わせにより、特に松材からなる処理単板の仕上が
り性を著しく向上させる。例えばt−ブチルパーオキシ
イソプロピルカーボネートの代わりにベンゾールパーオ
キサイド、t−ブチルパーオキシベンゾエート等を使用
すると、松材を使用して処理単板としても松材の杢目模
様が立体的にあらわれず、肉やせ状に仕上がる。
カーボネート(有機過酸化物)(C)の使用量は、前記
不飽和ポリエステル(A)とスチレン(B)の総量に対
して0.1〜10.0重量%、好ましくは0.1〜5.0重量%であ
る。この量が0.1重量%未満では、加熱成形後の塗膜の
硬化が不充分で、表面硬度、耐シンナ性および耐薬品性
等が低下し、また10重量%を超えると、有機過酸化物が
可塑剤の働きをして加熱成形後の塗膜が軟質となる。t
−ブチルパーオキシイソプロピルカーボネート(C)
は、前記不飽和ポリエステル(A)とスチレン(B)と
の組合わせにより、特に松材からなる処理単板の仕上が
り性を著しく向上させる。例えばt−ブチルパーオキシ
イソプロピルカーボネートの代わりにベンゾールパーオ
キサイド、t−ブチルパーオキシベンゾエート等を使用
すると、松材を使用して処理単板としても松材の杢目模
様が立体的にあらわれず、肉やせ状に仕上がる。
有機過酸化物として、t−ブチルパーオキシイソプロピ
ルカーボネート以外の有機過酸化物を、処理単板の仕上
がりに影響のない範囲、具体的にはt−ブチルパーオキ
シイソプロピルカーボネート(C)の総量に対して0.5
重量%以下の範囲で使用することができる。この有機過
酸化物としては、例えばベンゾールパーオキサイド、ジ
クミルパーオキサイド、1,1−ビス(t−ブチルパーオ
キシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、クメンハ
イドロパーオキシド等が挙げられる。
ルカーボネート以外の有機過酸化物を、処理単板の仕上
がりに影響のない範囲、具体的にはt−ブチルパーオキ
シイソプロピルカーボネート(C)の総量に対して0.5
重量%以下の範囲で使用することができる。この有機過
酸化物としては、例えばベンゾールパーオキサイド、ジ
クミルパーオキサイド、1,1−ビス(t−ブチルパーオ
キシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、クメンハ
イドロパーオキシド等が挙げられる。
本発明の単板用樹脂組成物の粘度は、100〜500センチポ
イズ(ガードナ、25℃)となるように調整される。粘度
が100センチポイズ未満では組成物の単板への含浸が容
易になるがスチレン(B)を80重量%より多く使用する
必要があり、加熱成形後の塗膜が脆くなる。また500セ
ンチポイズを超えると組成物の単板への含浸性が低下
し、強靭な成形物が得られない。
イズ(ガードナ、25℃)となるように調整される。粘度
が100センチポイズ未満では組成物の単板への含浸が容
易になるがスチレン(B)を80重量%より多く使用する
必要があり、加熱成形後の塗膜が脆くなる。また500セ
ンチポイズを超えると組成物の単板への含浸性が低下
し、強靭な成形物が得られない。
本発明の単板用樹脂組成物を単板に含浸して硬化させる
ことにより処理単板が得られる。該単板としては、特に
松材に限定されるものではなく、杉、檜等の針葉樹材で
あっても、広葉樹材であってもよく、また樫のような単
緑樹材であっても、ブナ、シラカバ、ナラ等の落葉樹材
であってもよい。
ことにより処理単板が得られる。該単板としては、特に
松材に限定されるものではなく、杉、檜等の針葉樹材で
あっても、広葉樹材であってもよく、また樫のような単
緑樹材であっても、ブナ、シラカバ、ナラ等の落葉樹材
であってもよい。
単板に樹脂組成物を含浸させる方法としては、公知の方
法を採用することができる。一般には、単板を減圧(2
〜5mmHg/cm2)下に置き、単板中の導管へ組成物が進入
し易い状態として組成物を含浸した後、直ちに解圧し、
常圧または加圧(通常、30kg/cm2)で、数時間(通常、
約10〜24時間)放置することによって行われる。このよ
うにして得られた含浸単板を加圧、加熱(例えば80〜15
0℃で3〜20分、8〜20kg/cm2)して樹脂組成物を硬化
させて処理単板とされる。
法を採用することができる。一般には、単板を減圧(2
〜5mmHg/cm2)下に置き、単板中の導管へ組成物が進入
し易い状態として組成物を含浸した後、直ちに解圧し、
常圧または加圧(通常、30kg/cm2)で、数時間(通常、
約10〜24時間)放置することによって行われる。このよ
うにして得られた含浸単板を加圧、加熱(例えば80〜15
0℃で3〜20分、8〜20kg/cm2)して樹脂組成物を硬化
させて処理単板とされる。
処理単板は、合板等の基材に接着して複合板とされる。
処理単板と合板の接着には、公知の接着剤を使用するこ
とができる。また含浸単板を加圧、加熱して硬化する際
に基材と接着してもよい。合板に接着した処理単板は、
その表面をサンドペーパー、ブラストサンダー、バフサ
ンダー等で研削して表面に付着した余分の樹脂が除去さ
れ、表面層が露出して木質本来の微細な杢目が現出さ
れ、上塗り塗料(ウレタン塗料、ラッカー塗料等)との
付着性が与えられる。
処理単板と合板の接着には、公知の接着剤を使用するこ
とができる。また含浸単板を加圧、加熱して硬化する際
に基材と接着してもよい。合板に接着した処理単板は、
その表面をサンドペーパー、ブラストサンダー、バフサ
ンダー等で研削して表面に付着した余分の樹脂が除去さ
れ、表面層が露出して木質本来の微細な杢目が現出さ
れ、上塗り塗料(ウレタン塗料、ラッカー塗料等)との
付着性が与えられる。
本発明の単板用樹脂組成物は、含浸と加熱成形後の仕上
がり性が最も難しい松材に特に有効であるが、その他の
各種の木材からなる単板にも用いることができる。また
本発明の単板用樹脂組成物を用いて得られる処理単板お
よび複合板は、研削がし易く、作業性にも優れている。
がり性が最も難しい松材に特に有効であるが、その他の
各種の木材からなる単板にも用いることができる。また
本発明の単板用樹脂組成物を用いて得られる処理単板お
よび複合板は、研削がし易く、作業性にも優れている。
以下、本発明を実施例により詳しく説明する。下記例中
の「部」および「%」は特に断らない限り「重量部」お
よび「重量%」を意味する。
の「部」および「%」は特に断らない限り「重量部」お
よび「重量%」を意味する。
<不飽和ポリエステルの製造> (1)不飽和ポリエステル(A−1)の製造 攪拌機、ガス導入管、還流冷却器および温度計を備えた
2のフラスコに、カージュラE〔シェル化学社製、一
般式(I)におけるR1とR3はメチル基、R2は炭素数12〜
14のアルキル基であり、分子量が250であるアクキルグ
リシジルエステル〕170部(0.68モル)、ジエチレング
リコール1011部(9.54モル)、イソフタル酸339部(2.0
4モル)およびハイドロキノン0.1部を入れ、窒素ガスを
吹込みながら4時間で220℃に昇温し、同温度で酸価が1
2(KOH mg/g)になるまで反応させた。反応時間は3時
間を要した。次いで120℃に冷却し、無水マレイン酸467
部(4.77モル)および循環溶剤としてキシロール50部を
入れ、再び4時間で220℃に昇温し、同温度で釜内内容
物の酸価を測定しながらエステル化反応を進めた。6時
間加熱後、酸価が15.8で200℃に冷却し、窒素ガスの吹
込み量を多くして釜内中のキシロールを除去しながら反
応を進めた。同温度で2時間加熱し、酸価が10.8の不飽
和ポリエステル(A−1)を得た。この分子量はHLC
(ハイスピード・リキット・クロマトグラフ、日立製作
所製、日立クロマトグラフ635−0200)で標準物質にポ
リスチレンを使用して測定したところ、平均分子量は99
0であった。
2のフラスコに、カージュラE〔シェル化学社製、一
般式(I)におけるR1とR3はメチル基、R2は炭素数12〜
14のアルキル基であり、分子量が250であるアクキルグ
リシジルエステル〕170部(0.68モル)、ジエチレング
リコール1011部(9.54モル)、イソフタル酸339部(2.0
4モル)およびハイドロキノン0.1部を入れ、窒素ガスを
吹込みながら4時間で220℃に昇温し、同温度で酸価が1
2(KOH mg/g)になるまで反応させた。反応時間は3時
間を要した。次いで120℃に冷却し、無水マレイン酸467
部(4.77モル)および循環溶剤としてキシロール50部を
入れ、再び4時間で220℃に昇温し、同温度で釜内内容
物の酸価を測定しながらエステル化反応を進めた。6時
間加熱後、酸価が15.8で200℃に冷却し、窒素ガスの吹
込み量を多くして釜内中のキシロールを除去しながら反
応を進めた。同温度で2時間加熱し、酸価が10.8の不飽
和ポリエステル(A−1)を得た。この分子量はHLC
(ハイスピード・リキット・クロマトグラフ、日立製作
所製、日立クロマトグラフ635−0200)で標準物質にポ
リスチレンを使用して測定したところ、平均分子量は99
0であった。
(2)不飽和ポリエステル(A−2)の製造 (1)と同様にして2のフラスコにジエチレングリコ
ール631部(5.95モル)、カージュラE、438部(1.75モ
ル)、イソフタル酸581部(3.50モル)およびハイドロ
キソン0.1部を仕込み、220℃に昇温し、同温度で酸価が
6になるまで反応させた。所要時間は6時間を要した。
次いで120℃に冷却し、無水マレイン酸343部(3.50モ
ル)およびキシロール50部を仕込み、(1)と同様に22
0℃に昇温し、釜内内容物の酸価を測定しながらエステ
ル化反応を進めた。4時間加熱後、酸価が16.8を示した
ところで200℃に冷却し、(1)と同様に窒素ガスの吹
込み量を多くし、キシロールを除去しながら反応を進め
た。同温度で3時間加熱し、酸価が10.8の不飽和ポリエ
ステル(A−2)を得た。この分子量を(1)と同様に
して測定したところ、平均分子量は1850であった。
ール631部(5.95モル)、カージュラE、438部(1.75モ
ル)、イソフタル酸581部(3.50モル)およびハイドロ
キソン0.1部を仕込み、220℃に昇温し、同温度で酸価が
6になるまで反応させた。所要時間は6時間を要した。
次いで120℃に冷却し、無水マレイン酸343部(3.50モ
ル)およびキシロール50部を仕込み、(1)と同様に22
0℃に昇温し、釜内内容物の酸価を測定しながらエステ
ル化反応を進めた。4時間加熱後、酸価が16.8を示した
ところで200℃に冷却し、(1)と同様に窒素ガスの吹
込み量を多くし、キシロールを除去しながら反応を進め
た。同温度で3時間加熱し、酸価が10.8の不飽和ポリエ
ステル(A−2)を得た。この分子量を(1)と同様に
して測定したところ、平均分子量は1850であった。
(3)不飽和ポリエステル(A−3)の製造 (1)と同様にして2のフラスコにカージュラE、94
部(0.34モル)、ジエチレングリコール954部(9.0モ
ル)、イソフタル酸498(3.0モル)およびハイドロキノ
ン0.1部を仕込み、(1)と同様に220℃に昇温し、同温
度で酸価が20になるまで反応させた。所望時間は4時間
であった。次いで120℃まで冷却し、無水マレイン酸441
部(4.5モル)、キシロール50gを仕込み、(1)と同様
に200℃まで昇温し、釜内内容物の酸価を測定しながら
エステル化反応を進めた。9時間加熱後、酸価が12.5を
示したところで200℃に冷却し、(1)と同様、窒素ガ
スの吹込み量を多くし、キシロールを除去しながら酸価
を測定し、2.5時間加熱後、酸価8.6の不飽和ポリエステ
ル(A−3)を得た。その分子量を(1)と同様にして
測定したところ、平均分子量は1250であった。
部(0.34モル)、ジエチレングリコール954部(9.0モ
ル)、イソフタル酸498(3.0モル)およびハイドロキノ
ン0.1部を仕込み、(1)と同様に220℃に昇温し、同温
度で酸価が20になるまで反応させた。所望時間は4時間
であった。次いで120℃まで冷却し、無水マレイン酸441
部(4.5モル)、キシロール50gを仕込み、(1)と同様
に200℃まで昇温し、釜内内容物の酸価を測定しながら
エステル化反応を進めた。9時間加熱後、酸価が12.5を
示したところで200℃に冷却し、(1)と同様、窒素ガ
スの吹込み量を多くし、キシロールを除去しながら酸価
を測定し、2.5時間加熱後、酸価8.6の不飽和ポリエステ
ル(A−3)を得た。その分子量を(1)と同様にして
測定したところ、平均分子量は1250であった。
比較例の不飽和ポリエステル(X)の製造 (4)不飽和ポリエステル(X−1) (1)と同様に2のフラスコにジエチレングリコール
108部(10.22モル)、イソフタル酸339部(2.04マル)
およびハイドロキノン0.1部を入れ、(1)と同様に220
℃で昇温し、酸価が12.6になるまで反応させた。所要時
間は3.5時間であった。次いで120℃に冷却し、無水マレ
イン酸467部(4.77モル)、キシロール50gを仕込み、
(1)と同様に220℃でエステル化反応を進めた。6時
間加熱後、酸価が16.5を示したところで200℃に冷却
し、キシロールを除去しながら同温度で反応を進め、3
時間加熱後、酸価が9.8の不飽和ポリエステル(X−
1)を得た。この分子量を(1)と同様に測定したとこ
ろ、平均分子量は1050であった。
108部(10.22モル)、イソフタル酸339部(2.04マル)
およびハイドロキノン0.1部を入れ、(1)と同様に220
℃で昇温し、酸価が12.6になるまで反応させた。所要時
間は3.5時間であった。次いで120℃に冷却し、無水マレ
イン酸467部(4.77モル)、キシロール50gを仕込み、
(1)と同様に220℃でエステル化反応を進めた。6時
間加熱後、酸価が16.5を示したところで200℃に冷却
し、キシロールを除去しながら同温度で反応を進め、3
時間加熱後、酸価が9.8の不飽和ポリエステル(X−
1)を得た。この分子量を(1)と同様に測定したとこ
ろ、平均分子量は1050であった。
(5)不飽和ポリエステル(X−2) (1)と同様に2のフラスコにカージュラE、438部
(1.75モル)、ジエチレングリコール631部(5.95モ
ル)、無水フタル酸518部(3.50モル)およびハイドロ
キノン0.1部を仕込み、(1)と同様に220℃に昇温し、
酸価7になるまで反応させた。所望時間は7時間であっ
た。次いで120℃に冷却し、無水マレイン酸343部(3.50
モル)およびキシロール50gを仕込み、(1)と同様に2
20℃に昇温し、同温度で5.5時間加熱後、酸価が14.8を
示したところで200℃に冷却し、(1)と同様に窒素ガ
ス量を多くしてキシロールを除去しながら、同温度で3
時間加熱後、酸価9.8の不飽和ポリエステル(X−2)
を得た。その分子量を(1)と同様に測定したところ、
平均分子量は1920であった。
(1.75モル)、ジエチレングリコール631部(5.95モ
ル)、無水フタル酸518部(3.50モル)およびハイドロ
キノン0.1部を仕込み、(1)と同様に220℃に昇温し、
酸価7になるまで反応させた。所望時間は7時間であっ
た。次いで120℃に冷却し、無水マレイン酸343部(3.50
モル)およびキシロール50gを仕込み、(1)と同様に2
20℃に昇温し、同温度で5.5時間加熱後、酸価が14.8を
示したところで200℃に冷却し、(1)と同様に窒素ガ
ス量を多くしてキシロールを除去しながら、同温度で3
時間加熱後、酸価9.8の不飽和ポリエステル(X−2)
を得た。その分子量を(1)と同様に測定したところ、
平均分子量は1920であった。
(6)不飽和ポリエステル(X−3) (1)と同様に2のフラスコにカージュラE、193部
(0.77モル)、プロピレングリコール819部(10.78モ
ル)、イソフタル酸511部(3.08モル)およびハイドロ
キノン0.1部を仕込み、190℃で2時間加熱後、4時間で
210℃に昇温し、同温度で酸価が18.5になるまで加熱し
た。所要時間は4.5時間であった。次いで120℃に冷却
し、無水マレイン酸435部(4.62モル)およびキシロー
ル50gを仕込み、(1)と同様に220℃に昇温し、同温度
で4.5時間加熱後、酸価が19.5を示したところで200℃に
冷却し、(1)と同様に窒素ガス量を多くして、キシロ
ールを除去しながら同温度で2.5時間加熱後、酸価13.5
の不飽和ポリエステル(X−3)を得た。この分子量は
(1)と同様に測定したところ、平均分子量は1800であ
った。
(0.77モル)、プロピレングリコール819部(10.78モ
ル)、イソフタル酸511部(3.08モル)およびハイドロ
キノン0.1部を仕込み、190℃で2時間加熱後、4時間で
210℃に昇温し、同温度で酸価が18.5になるまで加熱し
た。所要時間は4.5時間であった。次いで120℃に冷却
し、無水マレイン酸435部(4.62モル)およびキシロー
ル50gを仕込み、(1)と同様に220℃に昇温し、同温度
で4.5時間加熱後、酸価が19.5を示したところで200℃に
冷却し、(1)と同様に窒素ガス量を多くして、キシロ
ールを除去しながら同温度で2.5時間加熱後、酸価13.5
の不飽和ポリエステル(X−3)を得た。この分子量は
(1)と同様に測定したところ、平均分子量は1800であ
った。
実施例1〜6および比較例1〜10 第1表に示す組成および配合量(単位は重量部)で単板
用樹脂組成物をそれぞれ作製した。
用樹脂組成物をそれぞれ作製した。
<試験例> 厚さ1.5mmの松またはナラ単板を4のステンレス製タ
ンクに入れ、タンク内を4mmHg/cm2に減圧して4時間放
置後解圧し、作製したそれぞれの樹脂組成物を注入し、
タンク内の圧力を30kg圧/cm2加圧し、その状態で16時間
放置した後、解圧して含浸単板を得た。この含浸単板を
取り出してホットプレス(140℃で3分;12kg圧/cm2)で
硬化させて処理単板を得た。さらに、この処理単板を接
着剤で合板に接着させて複合板を得た。この複合板の研
削性、仕上がり性、硬さおよび耐久性(冷熱繰返し試
験)を下記のようにして調べ、その結果を第2表に示し
た。
ンクに入れ、タンク内を4mmHg/cm2に減圧して4時間放
置後解圧し、作製したそれぞれの樹脂組成物を注入し、
タンク内の圧力を30kg圧/cm2加圧し、その状態で16時間
放置した後、解圧して含浸単板を得た。この含浸単板を
取り出してホットプレス(140℃で3分;12kg圧/cm2)で
硬化させて処理単板を得た。さらに、この処理単板を接
着剤で合板に接着させて複合板を得た。この複合板の研
削性、仕上がり性、硬さおよび耐久性(冷熱繰返し試
験)を下記のようにして調べ、その結果を第2表に示し
た。
(1)研削性:耐水ペーパー#240のベルトサンダー
で、複合板上の処理単板表面を研削した際の研削のし易
さを下記のように評価した。
で、複合板上の処理単板表面を研削した際の研削のし易
さを下記のように評価した。
○:1回の研磨で表面が完全に研削できる。
△:3回の研磨で表面が完全に研削できる。
(2)仕上がり性:目視により下記のように評価した。
○:複合板上の処理単板の春材部と冬材部の模様が鮮明
で、立体的に見える。
で、立体的に見える。
△:春材部と冬材部の模様は立体的であるが、ややぼけ
て見える。
て見える。
×:春材部と冬材部の模様がぼやけて見え、立体観がほ
とんどない。
とんどない。
(3)鉛筆硬さ:三菱ユニ鉛筆を45゜の角度で処理単板
表面に強く押して傷がつかなくなるまでの硬さを調べ
た。
表面に強く押して傷がつかなくなるまでの硬さを調べ
た。
(4)バーコール硬さ:バーコール935を用いて処理単
板の硬さを調べた。
板の硬さを調べた。
(5)冷熱繰返し試験:複合物を80℃の乾燥機に2時間
放置後、直ちに−20℃の冷蔵庫に2時間放置し、これを
1サイクルとして繰返し試験を行い、複合板表面のクラ
ックの発生状態を目視で観察した。
放置後、直ちに−20℃の冷蔵庫に2時間放置し、これを
1サイクルとして繰返し試験を行い、複合板表面のクラ
ックの発生状態を目視で観察した。
第2表から、実施例によれば、研削性に優れるととも
に、単板として松材を使用した場合でも高仕上がり性お
よび高耐久性を有する複合板が得られることが示され
た。
に、単板として松材を使用した場合でも高仕上がり性お
よび高耐久性を有する複合板が得られることが示され
た。
〔発明の効果〕 本発明の単板用樹脂組成物によれば、単板に松材を用い
た場合でも、耐久性、硬さ、寸法安定性および研削作業
性に優れた処理単板および複合板を得ることができる。
た場合でも、耐久性、硬さ、寸法安定性および研削作業
性に優れた処理単板および複合板を得ることができる。
Claims (3)
- 【請求項1】(A)(a)一般式(I) (式中、R1、R2およびR3はそれぞれ独立して炭素数1〜
15のアルキル基を意味する)で表わされるグリシジルエ
ステル、(b)ジエチレングリコール、(c)イソフタ
ル酸および(d)無水マレイン酸を、モル比で(a):
(b):(c):(d)=0.03〜0.30:1.47〜0.70:0.20
〜0.80:0.80〜0.20の組成比で反応して得られる、分子
量300〜5000および酸価50以下である不飽和ポリエステ
ル、 (B)スチレンを(A)および(B)の総量に対して20
〜80重量%ならびに (C)t−ブチルパーオキシイソプロピルカーボネート
を(A)および(B)の総量に対して0.1〜10.0重量%
を含み、粘度(25℃、ガードナ)が100〜500センチポイ
ズである木質化粧材用樹脂組成物。 - 【請求項2】請求項1記載の木質化粧材用樹脂組成物を
木質化粧材に含浸し、硬化してなる処理木質化粧材。 - 【請求項3】請求項2記載の処理木質化粧材を基材に接
着してなる複合板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24053590A JPH07100727B2 (ja) | 1990-09-11 | 1990-09-11 | 木質化粧材用樹脂組成物,処理木質化粧材および複合板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24053590A JPH07100727B2 (ja) | 1990-09-11 | 1990-09-11 | 木質化粧材用樹脂組成物,処理木質化粧材および複合板 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04120116A JPH04120116A (ja) | 1992-04-21 |
| JPH07100727B2 true JPH07100727B2 (ja) | 1995-11-01 |
Family
ID=17060982
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24053590A Expired - Lifetime JPH07100727B2 (ja) | 1990-09-11 | 1990-09-11 | 木質化粧材用樹脂組成物,処理木質化粧材および複合板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07100727B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005121209A1 (ja) * | 2004-06-11 | 2005-12-22 | Kansai Paint Co., Ltd. | ポリエステル樹脂及び熱硬化性水性塗料組成物 |
-
1990
- 1990-09-11 JP JP24053590A patent/JPH07100727B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04120116A (ja) | 1992-04-21 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US8524033B2 (en) | Coated wood composite and production method thereof | |
| JP5065249B2 (ja) | 木材表面を処理する方法 | |
| EP2215136B1 (en) | Styrene-free unsaturated polyester resin composition | |
| JPH07100727B2 (ja) | 木質化粧材用樹脂組成物,処理木質化粧材および複合板 | |
| JP2900465B2 (ja) | 木質化粧材用樹脂組成物,処理木質化粧材および複合板 | |
| WO1988006973A1 (en) | Laminated board and electron beam curable composition used in manufacture thereof | |
| JPS63130610A (ja) | 空乾性不飽和ポリエステル樹脂組成物 | |
| JPS60115608A (ja) | 熱硬化性樹脂組成物 | |
| JPH0819197B2 (ja) | 木質化粧材用樹脂組成物、処理木質化粧材および複合板 | |
| US5599875A (en) | 2-component paints based on unsaturated polyesters for the coating of wood and wood materials | |
| JPH05194827A (ja) | 木質化粧材用樹脂組成物、処理木質化粧材および複合板 | |
| JPH0716925B2 (ja) | 改質木材 | |
| JPH07164405A (ja) | ツキ板貼り化粧板の製造法 | |
| JP4917773B2 (ja) | 木材被覆複合体及びその製造方法 | |
| JPS5879063A (ja) | 活性エネルギ−線硬化用塗料組成物 | |
| JPS6241469B2 (ja) | ||
| AU622401B2 (en) | Laminated board and electron beam curable composition used in manufacture thereof | |
| JPS62238702A (ja) | 木質材の処理方法 | |
| JP2532389B2 (ja) | 硬化型樹脂組成物 | |
| JPH03255138A (ja) | プリプレグ及びこれを用いた複合材 | |
| JP2676824B2 (ja) | ポリエステル化粧板の製造方法 | |
| JP2004098362A (ja) | 木材含浸用組成物 | |
| JP2005178254A (ja) | 木質化粧板の製造方法 | |
| JPH03106604A (ja) | 油剤処理木質材料の製造方法 | |
| JPS58186473A (ja) | 装飾材の製法 |