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JPH07103265B2 - 熱可塑性重合体組成物 - Google Patents
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JPH07103265B2 - 熱可塑性重合体組成物 - Google Patents

熱可塑性重合体組成物

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JPH07103265B2
JPH07103265B2 JP14864988A JP14864988A JPH07103265B2 JP H07103265 B2 JPH07103265 B2 JP H07103265B2 JP 14864988 A JP14864988 A JP 14864988A JP 14864988 A JP14864988 A JP 14864988A JP H07103265 B2 JPH07103265 B2 JP H07103265B2
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acid
rubber
nylon
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穂積 佐藤
英雄 中西
克夫 越村
弘次 延与
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日本合成ゴム株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、耐衝撃性あるいは柔軟性と圧縮永久歪特性が
改良され、且つ耐熱性機械的強度のバランスに優れた熱
可塑性重合体組成物に関する。
[従来の技術] ポリアミド及び/又はポリアミドエラストマーとゴムか
ら成る熱可塑性組成物については従来より数多く提案さ
れている。ポリアミドとオレフィン共重合体との組成物
に関する特公昭55−44108及び特開昭57−147519、ある
いはポリアミドと少なくともゲル含量が80%となる1,3
−ブタジエンのホモ重合体、1,3−ブタジエンをスチレ
ン、ビニルピリジン、アクリロニトリル又はメタアクリ
ロニトリルと共重合せしめた共重合体から成る組成物に
関する特開昭52−105952が知られている。
しかし、かかる熱可塑性重合体組成物はゴム様の弾性を
持ちつつ、且つ熱可塑性の性質を持った材料であるた
め、従来の加硫ゴムと比べると、加工性の点では射出成
形や押出成形やブロー成形が可能な点で特徴がある。し
かし、材料物性の点から考えると変形後の形状が完全に
元にもどらない、即ち圧縮永久歪の点で劣っているとい
う欠点を持っている。
上記特許のうち前者の特許においては、ポリアミドとポ
リオレフィンとの官能基の相互作用による機械的強度の
改善が提案されるが、この熱可塑性重合体組成物も圧縮
永久歪が劣っている。また後者の特許においては、ポリ
アミドと1,3−ブタジエンの共重合体を溶融混合下、ゴ
ム用加硫剤を加えゴムを加硫することによって、引張強
さを改善することが提案されている。しかし、この方法
ではポリアミドと1,3−ブタジエンの共重合体を加硫剤
で架橋するため加硫時間がかかり、工業的生産性が悪
く、且つ生成物の再現性が得難いことや加硫されたゴム
の粒子径が大きく不ぞろいであり、耐屈曲性や流動性の
点で劣ることが本発明者らの検討で明らかになった。
一方、ポリアミド樹脂の耐衝撃性改良を目的としたゴム
とのブレンドに関する提案も多い。例えば特開昭53−12
956、特開昭53−21252等が挙げられる。これらにはポリ
アミドの耐衝撃性改良にアクリロニトリル、ブタジエン
共重合体(以下NBR)が有効であることが示されてい
る。しかしながら、NBRを添加した系は、常態値として
の耐衝撃性は良好なものの、熱老化後の耐衝撃性が大巾
に低下するという問題がある。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明は、前記従来技術の問題点を背景になされたもの
で、耐衝撃性、圧縮永久歪特性、耐熱性及び成形加工性
に優れた熱可塑性重合体組成物を提供することを目的と
する。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、 X)ポリアミド及び/又はポリアミドエラストマー20〜
99重量%、及び Y)下記〔I〕で示される組成を有し、ゲル含量が20重
量%以上である共重合ゴム80〜1重量%よりなる熱可塑
性重合体組成物。
〔I〕 (A)a−(B)b−(C)c−(D)d−
(E)e 但し、A〜E,a〜eは以下により定義されるが、単量体
A〜Eの結合様式はいずれであっても良い。
A:不飽和ニトリル B:共役ジエン C:α、β不飽和カルボン酸エステル D:架橋性単量体 E:官能基としてカルボキシル基、アミノ基、エポキシ
基、ヒドロキシル基より選ばれる少なくとも1種を有す
る単量体 a:10〜50重量% b:5〜50重量% c:10〜85重量% d:0.1〜10重量% e:0.1〜20重量% であり、且つa+b+c+d+e=100重量%である。
本発明のX)ポリアミド成分の例としては、ナイロン
6、ナイロン11、ナイロン12などのポリラクタム類;ナ
イロン4,6、ナイロン6−6、ナイロン6−10、ナイロ
ン6−12等のジカルボン酸とジアミンとから得られるポ
リアミド類;ナイロン6/6−6、ナイロン6/6−10、ナイ
ロン6/12、ナイロン6/6−12、ナイロン6/66/6−10、ナ
イロン6/66/12等の共重合ポリアミド類;ナイロン6/6T
(T;テレフタル酸成分)、イソフタル酸のような芳香族
ジカルボン酸と1,4ジアミノ−2,6−ジメチルベンゼンあ
るいは脂環族ジアミンとから得られる半芳香族ポリアミ
ド類が挙げられる。これらのうちで、ナイロン11、ナイ
ロン1が最も好ましい。
更に、X)ポリアミド成分の一つであるポリアミドエラ
ストマーとしては、連鎖末端に水酸基を有するポリエー
テルとポリアミドの縮合反応より合成されるものが挙げ
られる。
該連鎖末端に水酸基を有するポリエーテルとしては、連
鎖又は分枝ポリオキシアルキレングリコール、例えばポ
リオキシエチレングリコール、ポリオキシプロピレング
リコール、ポリオキシテトラメチレングリコール又はこ
れらの混合物、又は上記化合物から誘導されたコポリエ
ーテルである。前記ポリエーテルの平均分子量は、一般
に200〜6,000、好ましくは400〜3,000である。
全成分の重量に対するポリオキシアルキレングリコール
の重量の割合は、通常5〜85%、好ましくは10〜50%で
ある。
またポリアミドとしては、炭化水素連鎖の炭素数が4〜
14であるラクタム又はアミノ酸、例えばカプロラクタ
ム、エナントラクタム、ドデカラクタム、ウンデカノラ
クタム、ドデカノラクタム、11−アミノ−ウンデカン酸
又は12−アミノドデカン酸を出発物質として、あるいは
ジカルボン酸とジアミンとの縮合生成物、例えばヘキサ
メチレンジアミンとアジピン酸、アゼライン酸、セバシ
ン酸および1,12−ドデカン二酸との縮合生成物及びノナ
メチレンジアミンとアジピン酸との縮合生成物であるナ
イロン6−6、6−9、6−10、6−12及び9−6など
がある。
ポリアミドの合成反応において、連鎖制限剤として使用
する二酸は、同様にカルボン酸を末端に有するポリアミ
ドを得ることを可能にするが、ジカルボン酸、好ましく
は炭素数4〜20の脂肪族ジカルボン酸、例えばコハク
酸、アジピン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン
酸、ウンデカンジ酸、及びドデカンジ酸である。
脂環式又は芳香族二酸も使用可能である。これらの二酸
は、現在重縮合反応の分野において用いられている公知
の計算方法に従い、所望の平均分子量を有するポリアミ
ドを得るのに必要な量よりも過剰となる量で使用する。
ジカルボン酸ポリアミドの平均分子量は通常300〜15,00
0、好ましくは800〜5,000である。
ポリアミドエラストマーを製造するための重縮合反応
は、触媒の存在下において撹拌しながら、0.05〜5mmHg
程度の高真空下、使用した成分の融点よりも高い温度で
行う。前記温度は、反応成分が流動状態に維持されるよ
うに選択する。即ち、一般に100〜400℃で、好ましくは
200〜300℃である。
反応時間は一般に10分〜10時間程度まで変化しうるが、
好ましくは1〜7時間程度である。
反応時間はポリオキシアルキレングリコールの性質に依
存する。それは、成形可能な及び/又は押し出し可能な
プラスチック材料に要求されるような満足な性質を有す
る生成物を得るのに必要な最終的な粘度を得ることがで
きるように、十分に長くなければならない。
しかし、所望の生成物を得るために最適条件下で重縮合
反応が起るように、カルボン酸基と水酸基とは、等モル
の関係になければならない。
本発明によるところのゲルを含有する共重合ゴムY)に
用いられる不飽和ニトリル(A)としては、アクリロニ
トリル、メタクリロニトリル、α−クロロアクリロニト
リルなどが挙げられるが、アクリロニトリルが特に好ま
しい。
不飽和ニトリルの含量は、10〜50重量%であり、10重量
%未満ではポリアミド成分との相溶性が低下し、物性、
成形加工性が劣る。また50重量%以上では、ゴム的性質
が乏しくなり、耐衝撃性改良効果、柔軟性付与効果に劣
る。
また共役ジエン(B)は、一般式 (R、R′、R″は水素又はアルキル基) で表わされる。その具体例としては、ブタジエン、イソ
プレン、1,3−ペンタジエン、2,3−ジメチルブタジエ
ン、ピペリレン、1,3−ヘキサジエンなどが挙げられる
が、ブタジエン、イソプレンが特に好ましい。
この含量は5〜50重量%であり、好ましくは10〜35重量
%である。5重量%未満では、耐衝撃性改良効果に劣
り、50重量%を超えると本発明の特徴であるところの耐
熱性に劣る。
α,β不飽和カルボン酸エステル(C)は、一般式、 (R1は水素又はメチル基、R2炭素数1〜12のアルキル
基)で表わされる。その具体例としては、アクリル酸メ
チル、アクリル酸エチル、アクリル酸−n−プロピル、
アクリル酸−n−ブチル、アクリル酸−n−ヘキシル、
アクリル酸−n−オクチル、アクリル酸−2−エチル−
ヘキシル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸−2−メト
キシエチル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸−n−
ブチル、メタクリル酸−n−オクチル、メタクリル酸−
2−エチル−ヘキシル、メタクリル酸−n−ドデジルな
どが挙げられる。これらのうちで好ましいものはアクリ
ル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸−n−ブチ
ル、アクリル酸−2−エチル−ヘキシル、メタクリル酸
エチル、メタクリル酸−n−ブチル、メタクリル酸−2
−エチル−ヘキシルで、特に好ましいものはアクリル酸
−n−ブチル、アクリル酸エチルである。
(C)の含量は、10〜85重量%であり、好ましくは40〜
85重量%である。1重量%未満では耐熱性に劣り、85重
量%以上ではポリアミド成分への分散性に劣り、良好な
耐衝撃性改良効果が得られない。
架橋性単量体(D)としては、例えばジビニルベンゼ
ン、1,3,5−トリビニルベンゼンの如き芳香族化合物、
ジアリルフタレート、ジアリルフマレートなどのエステ
ル化合物、トリメチロールプロパントリメタクリレー
ト、エチレングリコールジメタクリレート、テトラエチ
レングリコールジメタクリレート、1,3−ブタンジオー
ルジメタクリレート、ジエチレングリコールジメタクリ
レート、トリエチレングリコールジメタクリレートなど
のアクリル酸エステル類を挙げることができる。
その含量は、0.1〜10重量%であり、0.1重量%未満では
本発明の特徴であるところのゲル含有量を有する共重合
ゴムを得ることができない。即ち、共重合ゴムY)のゲ
ル含有量は20%以上であることが好ましい。共重合ゴム
Y)のゲル含有量が20%以上であることにより、ポリア
ミド成分への分散が容易となり、良好な成形性が得られ
る。更には、良好な機械的強度、圧縮永久歪を有する熱
可塑性重合体組成物が得られる。
ここでいうゲル含有量とは、以下の方法により測定した
値である。ゴム約1gを精秤し三角フラスコに入れ、100m
lのテトラヒドロフランを加え25℃にて24時間静置す
る。次に200mesh金網を用いてろ過操作を行ない、金網
不通分を真空乾燥させ、その量を求めた。精秤したゴム
量をW0(g)、金網不通分量をW(g)とすると、ゲル
含量はW/W0×100(%)で求めたものである。
架橋性単量体(D)の含量が0.1重量%未満では、ゲル
含量を20重量%以上とすることが困難であり、10重量%
以上では、共重合ゴムY)が脆くなり、耐衝撃性改良効
果、柔軟性付与効果に劣る。
本発明の共重合ゴムY)に使用される官能基を含有する
単量体(E)のうち、カルボキシル基を有する単量体と
しては、例えばアクリル酸、メタクリル酸、マレイン
酸、フマル酸などが挙げられ、これらのうちジカルボン
酸は、酸無水物を使用することもできる。またアミノ基
を有する単量体としては、例えばジメチルアミノエチル
(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)
アクリレート、ジブチルアミノエチル(メタ)アクリレ
ートなどの3級アミノ基含有単量体を挙げることができ
る。
更に、ヒドロキシル基を有する単量体(E)としては、
1−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒ
ドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ヒドロキシエ
チル(メタ)アクリレートなどが挙げられる。
更にまた、エポキシ基を有する単量体(E)としては、
グリシジル(メタ)アクリレート、アリルグリシジルエ
ーテル、ビニルグリシジルエーテルなどが挙げられる。
これらの官能基を有する単量体は、1種単独で使用する
ことも、また2種以上を併用することもできる。
単量体(E)の含量は0.1〜20重量%であり、好ましく
は0.1〜10重量%である。0.1重量%未満では、良好な耐
衝撃性改良効果が得られず、20重量%以上では、共重合
ゴムY)のガラス転移温度が高くなり耐寒性に劣る。
上記各成分の混合比率は、X)のポリアミド成分20〜99
重量%、Y)の共重合ゴム80〜1重量%である。ポリア
ミド成分が20%以下になると加工性が著しく低下し、熱
可塑性の性質がそこなわれ、実用上好ましい成形体を得
ることができない。好ましい混合比率はX)成分40〜90
重量%、Y)成分60〜10重量%である。
本発明の熱可塑性重合体組成物における発明の効果を発
揮させるためには、混合時の温度をポリアミド成分X)
の融点以上に設定するのが好ましい。混合時のポリアミ
ド成分の温度が融点より低いと、混合時の所要トルクが
高くなるばかりでなく、混合が不充分となり、生成した
組成物の物性が充分発揮されないので好ましくない。ま
た混合時の温度が高すぎると、共重合ゴムY)の軟質成
分が熱分解劣化などを引き起し、物性の高い組成物が得
られないので好ましくない。
したがって、混合時の温度は好ましくはポリアミド及び
/又はポリアミドエラストマーの融点より5℃以上、更
に好ましくは10℃以上高くし、好ましくは300℃以下、
より好ましくは280℃以下である。
ポリアミド成分X)と共重合ゴムY)の混合に用いる方
法には特に制限はなく、解放型ミキシングロールや非解
放型のバンバリーミキサー、押出機、ニーダー、連続ミ
キサーなどの公知の方法を使用することができる。
本発明の熱可塑性重合体組成物には、成形性及び機械的
強度をそこなわない範囲で充てん剤、例えば炭酸カルシ
ウム、ケイ酸カルシウム、クレー、カオリン、タルク、
シリカ、ケイソウ土、雲母粉、アスベスト、アルミナ、
硫酸バリウム、硫酸アルミニウム、硫酸カルシウム、塩
基性炭酸マグネシウム、二硫化モリブデン、グラファイ
ト、カーボン繊維、ガラス繊維など、あるいは着色剤、
例えばカーボンブラック、群青、酸化チタン、亜鉛華、
べんがら、紺青、アゾ顔料、ニトロソ顔料、レーキ顔
料、フタロシアニン顔料などを配合することができる。
またプロセスオイル、又はエクステンダーオイルと呼ば
れる鉱物油系ゴム用軟化剤、ジオクチルフタレート、ジ
ブチルフタレート、ジエチルフタレート、ジメチルフタ
レート、トリクレジルホスフェート、トリエチルホスフ
ェート、トリブチルホスフェート、トリ−2〜エチルヘ
キシルホスフェート、トリメリット酸エステル、アジピ
ン酸ジオクチル、アゼライン酸ジオクチル、セバシン酸
ジオクチル、エポキシ脂肪酸エステルなどの可塑剤及び
液状NBR、液状アクリルゴム、液状ポリブタジエンゴム
など液状ゴム、ベンゼンスルホン酸ブチルアマイド、吉
富製薬(株)製POBO、新日本理化(株)製サンソサイザ
ーN400などのナイロン用可塑剤を、機械的強度をそこな
わない範囲で配合することにより、流動性を改善するこ
とができる。
更に、混合時にフェニレンジアミン系酸化防止剤(大内
新興化学工業(株)製ノクラックCD、ノクラックTD、ノ
クラックG1、ノクラックWHITE)やイミダゾール系酸化
防止剤(大内新興化学工業(株)製ノクラックMB、ノク
ラックMMB)やヒンダードフェノール系酸化防止剤(BH
T、ノクラック300)を加えることができる。
もちろん、本発明の重合体組成物を他の樹脂、あるいは
エラストマーと混合し利用することもできる。
本発明の熱可塑性重合体組成物の用途としては、ボディ
パネル、バンパー部品、モールサイドシールド、ステア
リングホイール、ジョイントブーツ、ストラットサスペ
ンションブーツハンドルなどの自動車部品、靴底、サン
ダルなどの履物、電線被覆、コネクター、キャッププラ
グ、ギアーなどの電気部品、ゴルフクラブグリップ、野
球バットのグリップ、自動車やオートバイのグリップ、
水泳用フィン、水中眼鏡などのレジャー用品、ガスケッ
ト、防水布、油圧ホース、燃料ホース、フレオンホー
ス、パワステホース、コイルチューブ、パッキング、ロ
ール、ガーデンホース、ベルト、制振鋼板用制振材料な
どの素材として使用することが考えられる。
[実 施 例] 次に実施例を挙げて本発明を更に詳しく説明するが、本
発明はその要旨を越えない限り、これらの実施例に何ら
制限されるものではない。
また物性の測定は、下記の方法によって実施した。
実施例1 下記に示す乳化重合処方を用い、内容積20のオートク
レーブ中において、下記の重合条件で乳化重合を行なう
ことによって製造した。
乳化重合処方 重量部 ブタジエン 15 アクリロニトリル 25 エチルアクリレート 52 メタクリル酸 7 ジビニルベンゼン 1 水 200 ドデシルベンゼンスルフォン酸ナトリウム 3.5 第3級ドデシルメルカプタン 0.25 リン酸カルシウム 0.3 硫酸第一鉄 0.005 パラメンタンハイドロパーオキサイド 0.02 重合転化率が90%に達したのち、モノマー100部当り0.2
部のヒドロキシルアミン硫酸塩を添加し重合を停止させ
た。得られた重合生成物を加温し、減圧下で約70℃にて
水蒸気蒸留によって残留モノマーを回収したのち、老化
防止剤としてアルキル化フェノール1部を添加し、水蒸
気蒸留によって未反応単量体を除去し、塩化カルシウム
を加えて凝固させた。次に凝固した重合体を水洗後、真
空乾燥機を用いて乾燥した。
以下同様にして得られた共重合ゴムの重合条件と性状を
表−1にまとめた。
次に、得られた共重合ゴム(イ)と、ナイロン−6(東
レアミランCM1021)を20/80の比率にて、Haake社製レオ
メックス254型小型押出機を用い、280℃で5分間混合し
た後ペレット化して乾燥し、0.5オンス射出成形機によ
りJIS K7110に準ずるところのアイゾット衝撃試験用テ
ストピース及びJIS K7203に示すところの曲げ強度試験
用テストピースを成形した。アイゾット衝撃テストは試
験片に1/4″のノッチをつけてから評価を行ない、ま
た、あらかじめ120℃に設定した恒温槽中に120時間入れ
た試験片についても同様に行なった。
曲げ強度試験は、試験速度50mm/minで行なった。
結果を表−2に示す。
実施例2〜5、比較例1〜4 実施例1に示した方法と同様の手順に表−1に示した共
重合ゴムを用いて得た。ナイロン−6との混練り組成物
についての評価結果を表−2にまとめた。
実施例6 共重合ゴム(イ)50重量部とポリアミドエラストマーフ
ランスATOCHEM社製PEBAX5533 50重量部をHaake社製密
閉型混練機レオミックス3000型にて190℃で混練した。
次に、得られた混練物を2mmシート及びJIS K6301に規
定するところの圧縮永久歪測定用サンプルの成形を190
℃プレスにて行なった。引張試験はJIS 3号ダンベル
により、引張速度200mm/minで行なった。
結果を表−3に示した。
耐熱性は130℃に調整されたギア・オーブン中に120時間
試験片を入れ、その後引張試験を行ない、常態値からの
変化率で評価した。
耐候性は、83℃に調整したサンシャイン・ウェザーメー
ター中に試験片を入れ、300時間経過後サンプルを取り
出し、引張試験を行ない、常態値からの変化率で評価を
行なった。
実施例1〜5は本願によるところの組成物であるのに対
し、比較例1はゲルを含有せず且つ官能基を有しない共
重合ゴムを用いた例であり、本願組成物に比し耐衝撃性
に劣る。比較例2,3はゲル共有共重合ゴムの共役ジエン
含有量が本願請求範囲外のものであるが、本願組成物に
比し熱老化後の耐衝撃性に劣る。比較例4はポリアミド
単独であるが、やはり本願組成物に比し耐衝撃性に劣っ
ている。実施例6〜10はポリアミドエラストマーを用い
た本願組成物である。比較例5は本願請求範囲に比し、
ゴム配合量の多い組成物であるが機械的強度に劣る。比
較例6はゲルを含有せず且つ官能基を有しない共重合ゴ
ムを用いた例であるが、機械的強度、圧縮永久歪特性に
劣る。また比較例7はゲル含有共重合ゴムの共役ジエン
含有量が本願請求範囲外であり、耐熱性、耐候性に劣
る。比較例8はゲルを含有しない共重合ゴムであるが、
伸びが小さく耐熱老化性も劣る。比較例9は本願に示さ
れたゲル含有共重合ゴムの代わりに、市販アクリロニト
リル−ブタジエンゴム JSRN230S(日本合成ゴム(株)
製、結合アクリロニトリル量35%、ムーニー粘度ML1+4
(100℃)=56)を用いた例であるが、本願実施例に比
し機械的強度、圧縮永久歪特性、耐熱性、耐候性のいず
れにも劣る。
以上より本願組成物は機械的強度、圧縮永久歪特性、耐
衝撃性、耐熱性、耐候性に優れた組成物であることが明
らかである。
[発明の効果] 本発明のポリアミド及びポリアミドエラストマーに、予
め架橋された官能基を有する特定の共重合ゴムを混合す
ることにより得られた組成物は、耐衝撃性、耐熱性、耐
候性、機械的強度、圧縮永久歪特性に優れており、工業
材料として優れた特性を有するものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】X)ポリアミド及び/又はポリアミドエラ
    ストマー20〜99重量%、及び Y)下記〔I〕で示される組成を有し、ゲル含量が20重
    量%である共重合ゴム80〜1重量%よりなる熱可塑性重
    合体組成物。 〔I〕 (A)a−(B)b−(C)c−(D)d−
    (E)e 但し、A〜E,a〜eは以下により定義されるが、単量体
    A〜Eの結合様式はいずれであっても良い。 A:不飽和ニトリル B:共役ジエン C:α、β不飽和カルボン酸エステル D:架橋性単量体 E:官能基としてカルボキシル基、アミノ基、エポキシ
    基、ヒドロキシル基より選ばれる少なくとも1種を有す
    る単量体 a:10〜50重量% b:5〜50重量% c:10〜85重量% d:0.1〜10重量% e:0.1〜20重量% であり、且つa+b+c+d+e=100重量%。
JP14864988A 1988-06-16 1988-06-16 熱可塑性重合体組成物 Expired - Lifetime JPH07103265B2 (ja)

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