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JPH07104232B2 - 試料採取装置 - Google Patents
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JPH07104232B2 - 試料採取装置 - Google Patents

試料採取装置

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JPH07104232B2
JPH07104232B2 JP62292651A JP29265187A JPH07104232B2 JP H07104232 B2 JPH07104232 B2 JP H07104232B2 JP 62292651 A JP62292651 A JP 62292651A JP 29265187 A JP29265187 A JP 29265187A JP H07104232 B2 JPH07104232 B2 JP H07104232B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は、ペイント用樹脂、接着剤用樹脂、インキペ
ースト等の各種合成樹脂製造工業、マヨネーズ、チョコ
レート等の食品製造工業、クリーム等の化粧品製造工業
等において流動物を取り扱う工程に採用される試料採取
装置に関する。
〔背景技術〕
塗料生産ラインなどのように物を取り扱う工程において
は、反応槽等、流動物の存在する系から流動物の一部を
採取し、それの性状を検査して常に品質の確保を図るよ
うにしている。
そのための試料採取装置の1つとして、特開昭59−2314
34号公報に記載のものがある。この装置は、ピストンを
内部に有するシリンダとこのシリンダの周部に脱着され
るようになっているカプセル(採取具)からなってい
る。前記シリンダは、反応槽等の系の周壁に装着され
て、その一端開口である抽出口を介して系内に連通する
ようになっている。このシリンダは、その周部の一個所
に真空源と連通する孔を備え、かつ、他の個所に、カプ
セルの口部が着脱される連通口(試料取出し口)が設け
られている。前記ピストンは、シリンダ内において前進
して前記抽出口を閉止し、後退によりシリンダ内に流動
物を吸い込む。このピストンには、その外周部に通気路
が形成されていて、ピストンの前進により、前記真空源
とカプセル内とを前記通気路を通して連通させてカプセ
ル内を真空にし、ピストンの後退により、真空源とカプ
セル内の連通を遮断しつつシリンダ内に吸い込まれた流
動物を試料としてカプセル内に吸引させるようになって
いる。
上記公知の採取装置は、真空装置が別途必要であるだけ
でなく、ピストンとシリンダの各先端部が円錐状に衝合
するように形成されているため、そこに流動物の中に含
まれる固形物が圧搾されて付着し、しつこく残留する。
この残留により、シリンダとピストン間に隙間が形成さ
れることになって、系からの流動物が前記隙間を通して
下方へ洩れて作動不良を招きやすいとともに、残留物が
あると、次に取り扱われる流動物が異なるものであった
場合にそれとコンタミネーションを起こす原因になる。
また、ピストンとシリンダの各先端部が円錐状に形成さ
れているため、ピストンを大きく後退させないと、ピス
トンとシリンダ間に広い通路を形成することができず、
これにより、この狭くなり勝ちな通路内にかす等が詰ま
り易くなって、一層コンタミネーションを生じ易くなる
とともに、前記のように通路が狭いと高粘度の流動物が
流れにくくなって、ピストンを大きな操作力で操作しな
ければならず、しかも、その操作にも時間がかかって不
都合であり、また前記真空を作る操作にも時間がかか
る。前記ピストンの外周部には、真空を作用させるため
の通気路が設けられているため、この通気路にも流動物
が残留し、つぎに異なる流動物を扱った際にコンタミネ
ーションを生じるもとになる。前記カプセルは、同カプ
セル内を一旦真空にし、この蓄えられた一定の真空力で
流動物を吸引するようにしているため、真空装置が不可
欠であることは勿論、カプセル内の真空力は前記吸引が
進むにつれて弱くなるため、流動物が高粘度であった
り、固形物を含むようなものである場合には、吸引に時
間がかかるだけでなく、吸引が困難になることもある。
しかも、カプセルには自己排除機能がないので、採取し
た試料を取り出しにくいだけでなく、その内部を自らの
機能により、簡単に洗浄することもできず、しかも、入
口(採取口)にかすなどが詰まったりするおそれがあ
る。
〔発明の目的〕
前記事情に鑑みて、この発明は、流動物抽出手段とし
て、真空装置を不要とし、かつ、シリンダとピストン間
への固形物等の付着を防止して、洩れなどの作動不良を
防止するとともに、高粘度の流動物でも流れ易くして、
抽出が軽い操作力で短時間のうちに行われるようにし、
しかも、シリンダおよびピストンへの固形物等の残留を
なくして、異なる試料同志によるコンタミネーションを
防止するとともに、採取具が、吸引機能のほかに自己排
出機能を持ち合わせていることにより、採取した試料が
取り出し易く、しかも、吸排機能を洗浄のために利用し
て、入口にかすなどが詰まらないようにした試料採取装
置を提供することを目的とする。
〔発明の開示〕
前記目的を達成するため、この発明は、内部に流動物の
存在する系の周壁に設けられた抽出口を通して同系内の
流動物を抜き出すようになっている流動物抽出手段と、
同抽出手段に着脱自在に装着されて同抽出手段により抽
出された流動物の一部を試料として採取するようになっ
ている採取具を備えており、前記流動物抽出手段は、前
記抽出口に至るまでストレートに形成された内部空間を
有し、同内部空間が前記抽出口を通して前記系内に連通
するとともにその周壁に前記採取具の採取口と連通する
連通口を有するシリンダと、同シリンダ内に設けられて
いて外部からの操作で往復動するストレートな柱状のピ
ストンとを備えていて、前記流動物抽出手段のピストン
の前進により前記抽出口と連通口とがともに閉止され、
かつ、後退により前記系内部の流動物が抜き出されて前
記抽出手段のシリンダ内に一時保留されるとともに前記
連通口が開かれるように構成され、前記採取具は、先端
開口を前記採取口とするシリンダと、このシリンダ内に
設けられていて外部からの操作で往復動するピストンと
を備えていて、同ピストンの後退時に、前記流動物抽出
手段のシリンダ内に一時保留された流動物を前記連通口
および採取口を通じてそのシリンダ内に吸引採取するよ
う構成されており、前記採取具にピストンが、そのピス
トンロッドへの回転操作によりシリンダ内で回転される
ようになっており、かつ前記ピストンロッドの外周部に
は、同ロッドの外周面が形成する円に偏心しかつ同円に
内接するような溝底形状をもつロック溝が形成されてい
るとともに、前記シリンダの前記ピストンロッドが通る
個所に、ばねで同ロッド方向に付勢されたロックピース
が前記ピストンロッドの軸心に直交して進退するように
設けられていて、ピストンの後退時に、前記ロック溝内
にロックピースが係合することで同ピストンの進退動作
がロックされ、かつ同ロック状態からピストンロッドを
回転させてロック溝の外部たる同ロッド外周面にロック
ピースがくるように操作されることで、前記ロックが解
除されるようになっている試料採取装置を要旨とする。
以下に、この発明を、その実施例をあらわした図面を参
照しつつ詳しく説明する。
第1図は、この発明にかかる試料採取装置の一実施例を
サンプリングシステムの他の装置とともにあらわし、第
2図ないし第5図は同装置の要部を拡大してあらわして
いる。
第1図にみるように、前記サンプリングシステムは、流
動物抽出手段Aと、試料採取手段Bと、第1搬送手段C
と、試料取出手段Dと、第2搬送手段Eを備えている。
流動物抽出手段Aは、流動物が入っている系(この実施
例では反応槽であるが、流動物の輸送管等であってもよ
い)10から流動物の一部を抜き出す。試料採取手段B
は、空の採取具40を流動物抽出手段Aに臨ませて同流動
物抽出手段Aから空の採取具40に流動物の一部を試料と
して採取する。第1搬送手段Cは、試料採取後の採取具
40を試料採取手段Bから試料取出手段Dまで搬送する。
試料取出手段Dは、試料採取後の採取具40から試料を取
り出す。第2搬送手段Eは、空の採取具40を試料取出手
段Dから試料採取手段Aに搬送する。以下にこれら各手
段のうち、とくに試料採取装置に関連する構成部分につ
いて詳しく説明する。
流動物抽出手段Aは、第1図および第2図にみるよう
に、反応層10の底部周壁11に取付けられた円筒形のシリ
ンダ12を備えている。このシリンダ12内は、前記周壁11
に開口した抽出口13を介して反応槽10内に連通してい
る。シリンダ12内には、先端外周部に第1シーリング14
が2段(または1段)に配備されたピストン15が上下方
向への往復動可能に設けられている。同ピストン15の先
端端面は、ピストン中心軸に直交する押上面16となって
いる。シリンダ12の下端部には取付筒17が直列に接合さ
れ、同取付筒17の下端部にはシリンダとピストンからな
る駆動手段18が取付けられていて、そのピストンロッド
19が前記ピストン15の下端部に接合されている。ピスト
ン15は、取付筒17の上部周壁に設けられた降下防止機構
20によってその自然降下が防止される一方、その下端部
に設けられたフランジ21によってその最上昇位置が規制
されている。降下防止機構20のストッパ22は、取付筒17
の周壁に形成された凹み23内に待機した状態と、この凹
み23から突き出た状態が得られるように進退自在となっ
ている。すなわち、ストッパ22は、ピストン15が最上部
にあるときは、図にみるようにフランジ21の下方に突出
してピストン15の自然降下を規制し、同ピストン15が駆
動手段18の働きによって上下動するときは、凹み23内で
待機して同ピストン15の上下動を妨げないようになって
いる。降下防止装置20は、反応槽10内の圧力や流動物の
ヘッド圧が作用してピストン15が自然降下することを防
止する。フランジ21の上面には第2シーリング24が配備
されており、ピストン15が最上部にあるときには、この
第2シーリング24がシリンダ12の下面に当たり、流動物
がシリンダ12内から洩れ出すのを防止する。シリンダ12
の周壁には、外向きにテーパー状に拡がる連通口25が開
口されており、この連通口25は、ピストン15が第3図に
みるように最下部にあるときに、その押上面16が同連通
口25の下側にくるように位置決めされている。連通口25
の外側には、この連通口25よりも大きく開いたセット凹
部26が設けられている。このセット凹部26は、ストレー
トな丸孔形とされ、その奥側の壁面が採取具40の当接受
面27となっている。
つぎに、試料採取手段Bを説明する。同試料採取手段B
は、空の採取具40を第2搬送手段Eから受け取って流動
物抽出手段Aに臨ませたのち試料採取後の採取具40を第
1搬送手段Cに移す採取具のセッティング手段B1と、同
セッティング手段B1に支持された空の採取具を前記流動
物抽出手段Aにセットしてのち同セットを外す採取具の
脱着手段B2と、流動物抽出手段Aにセットされた空の採
取具40に採取動作を行わせる採取操作手段B3よりなる。
採取具のセッティング手段B1は、第1図および第4図に
みるように、円板形の割出ローター30を備えている。こ
のローター30は、前記流動物抽出手段Aに設けられたシ
リンダ12の側方に水平かつ回転自在に支持された駆動軸
31の一端部に取付けられており、同駆動軸31の働きで回
転するようになっている。ローター30の外周部には、U
字形の受入溝32が120度の間隔を置いて配置されてい
る。ローター30は、120度回転するごとに停止するが、
この停止位置では、各受入溝32が、第4図にみるよう
に、最下端位置P1とそれより上方の2位置P2,P3にそれ
ぞれ臨むようになっている。ローター30は、P2位置の受
入溝32内に第2搬送手段Eから新しい採取具40を受け入
れて120度回転し、同採取具40をP3位置に運ぶ。このP3
位置では、採取具40は、前記流動物抽出手段Aのシリン
ダ12に設けられた連通口25に臨んでいる。ローター30
は、さらに120度回転することにより、採取作業を終え
た採取具40をP1位置に運び、同採取具40を第1搬送手段
C内に自然落下させる。なお、前記ローター駆動軸31
は、第1図にみるように、割出モーター33とインデック
スユニット34により回転駆動される。
採取具40は、第2図および第3図にその断面を拡大して
みるように、シリンダ41とピストン42を備えている。シ
リンダ41は円筒形で、その先端面には、前記抽出手段A
の当接受面27に密着する第3シーリング44が装着され、
その中央から差込部43が突出している。第3シーリング
44は、試料採取時の試料の洩れと外部からの空気の侵入
を阻止して採取を確実に行わせる。差込部43の中心の細
いストレートな通孔は採取口45とされている。ピストン
42の先端部には突起46が設けられていて、同ピストン42
の進退時に採取口45に出入りし、同採取口45の目詰まり
を防止するようになっている。シリンダ41の前端外周部
には、後述する第2搬送手段Eのガイドレールに嵌まり
合って採取具40の転動を案内するガイド溝47が形成さ
れ、後端部には、着脱自在なキャップ49が第4シーリン
グ48を介して取付けられている。このキャップ49は、そ
の取り外しにより採取具40の内部洗浄を可能とする。こ
のようにすれば、とくにコンタミネーションを嫌う試料
を取り扱う場合に前もって精密洗浄ができて有利であ
る。ピストン42は、その外周部に前後2段の第5シーリ
ング50,50を備え、前部が前方へ向けて細くなった押出
テーパー面51となっている。シリンダ41の前部内周面
は、ピストン42の前進時、この押出テーパー面51が衝合
するテーパー形の押出受面52となっている。ピストン42
のロッド53は、その外周一部にロック溝54を有する。こ
のロック溝54は、ピストンロッド53の外周円よりも小さ
くて偏心し内接するような円をその外周円としている。
すなわち、同溝54は、ロッド53の外周面の基準部分(図
では上端部分)から周方向に次第に深くなり、同基準部
分から180度ずれたところが最も深くなっている。他
方、キャップ49には半径方向の通孔が形成されていて、
この通孔には、ばね55で背方から付勢されたロックピー
ス56が嵌め込まれている。同ロックピース56は、ピスト
ンロッド53の後退時に、そのロック溝54の深い位置に嵌
まり込み、同ピストンロッド53を、その後退位置で停止
させるようロックする。ピストンロッド53の後端部に設
けられたハンドル57によって同ロッド53を回転させる
と、ロックピース56がロック溝54の深い位置から浅い位
置に対応してのち同溝54に連続するロッド外周面にくる
ため、ロックピース56は、ばね55の付勢力に抗して後退
しながらロック溝54から脱出し、前記ロックが外れるよ
うになっている。ロックが外れた位置の目安として、キ
ャップ49とピストンロッド53の双方に合わせ標示が施さ
れており、この合わせ標示を、ハンドル57の回転操作で
合わせると、ロックピース56は、ロック溝54の外に位置
する。これにより、ピストンロッド53が進退自在にな
る。このロック機構は、ピストン42とロッド53の重みや
ハンドル57にかかる外力などにより、ピストン42が不必
要に動いて試料が外部に洩れ出るのを防止する。
採取具の脱着手段B2は、第1図および第5図にみるよう
に、採取具駆動用のシリンダ60を備えている。このシリ
ンダ60は固定フレーム61の上に設けられていて、同シリ
ンダ60に取付けられた進退ボディ62を水平方向に往復動
させる。進退ボディ62は、対向する枠部63、64を結合片
65により一体化したものであり、その先端部に、採取具
40のキャップ49をその軸方向に直交する方向から受け入
れて保持する保持溝66を有する。同保持溝66内にキャッ
プ49が嵌まり込んで採取具40が進退ボディ62に保持され
ると、シリンダ60が往復動して採取具40を前進後退させ
る。この前進により採取具40の第3シーリング44が流動
物抽出手段Aの連通口25に設けられた当接受面27に当た
ると、採取具先端の差込部43が流動物抽出手段Aの連通
口25内に少し隙間を置いて差し込まれ、採取具49のセッ
トが完了する(第2図および第3図参照)。しかし、こ
れは、隙間なく差し込まれるようになっていてもよい。
シリンダ60が後退すると、採取具40が流動物抽出手段A
から外れる。
採取操作手段B3は、第1図および第5図にみるように、
採取具の脱着手段B2の一方の枠部63に支持されたシリン
ダ70を備えている。同シリンダ70は、流動物抽出手段A
にセットされた状態の採取具40のピストン42を後退させ
る働きをする。すなわち、同シリンダ70は、そのピスト
ンロッド71の先端にコ字形枠72を有し、この枠72の先端
突起73で採取具40のハンドル57を引っ掛けて、採取具40
のピストン42を後退させ、流動物抽出手段Aのシリンダ
12内にある流動物の一部を、連通口25、採取口45を通
じ、試料として採取具40のシリンダ41内に吸引させる。
このコ字形枠72は、採取具40のピストン42とともに後退
するハンドル57に当たらない空間、すなわち枠72内の幅
と長さがハンドル57よりも大きくなっていて、割出ロー
ター30により次に送られてくる採取具40の押込状態にあ
るハンドル57を受け入れるようになっているとともに、
採取具40の第1搬送手段Dへの落下を許すような両面開
放型の空間を持っている。
上に述べたように、採取具40は、そのロッド53が縮めら
れて空のまま搬送路130内に保留される。同採取具40
は、ハンドル57を回転させ前記標示を合わせて、そのロ
ック溝54にロックピース56が自動的に嵌まるようにセッ
トされる。これら採取具40…は、第4図にみるように、
割出ローター30が回転してその受入溝32がきたところで
同溝32内に1個づつ受入れられる。受入れられた採取具
40は、第1図にみるように、割出ローター30が120度回
転して停止したところで、採取具の採取口45が流動物抽
出手段の連通口25の前方に臨み、この時点で、採取具の
キャップ49が脱着手段の保持溝(後退位置にある)66内
に、また、採取具のハンドル57が採取操作手段の枠(前
進位置にある)72内にそれぞれ受け入れられる。その
後、採取具40は、脱着用シリンダ60の駆動により前進し
て、第2図にみるように、その差込部43が流動物抽出手
段の連通口25内に嵌まり込んで採取口45と連通口25が連
通するようになる。それとともに、採取具のシリンダ41
の第3シーリング44が流動物抽出手段のセット凹部26の
当接受面27に当てられて、連通口25とセット凹部26が完
全に密閉された空間となる。採取操作手段の駆動シリン
ダ70が脱着用シリンダ60とともに前進し、採取具のピス
トン42が前進した状態となる。この時点で、流動物抽出
手段に設けられた降下防止機構20が流動物抽出用ピスト
ン15のフランジ21に対するロックを解除し、同ピストン
15が押し下がって、反応槽10内の流動物が抽出口13を通
してシリンダ12内に抜かれる。同ピストン15が最下部ま
で下がると、連通口25が開き、流動物が連通口25内に流
入する。なお、このとき、ピストン15が数回の往復動作
を行えば、反応槽10の底にある、かすとか固まり等がシ
リンダ12内に入り込まない。その後、脱着用シリンダ60
をそのままにし、駆動シリンダ70のみを駆動させて枠72
を後退させると、第3図にみるように、採取具のピスト
ン42が後退する。この後退により採取口45が開かれて、
抽出用シリンダ12内の流動物が連通口25から採取口45を
通じて採取具40内に採取される。そして、採取具のピス
トン42は、ロックピース56がばね55の働きでロッド53の
ロック溝54に自動的に嵌まり合うことで、その位置でロ
ックされる。このロックは、採取具40が試料取出手段D
に到達するまで保持される。上記試料抜き取り操作後
は、脱着用シリンダ60の後退で採取具40を後退させて採
取動作のためのセットを解除し、割出ローター30を120
度回転させて試料採取後の採取具40が入っている受入溝
32を下向きにさせる。そうすると、試料採取後の採取具
40が自然落下し、流動物抽出手段Aから離脱して傾斜し
て屈曲するシュート80内に受け入れられる。
前記シュート80によって案内された採取具40はその先端
を下に向けて中継部85に落下し、その前に切換パイプ86
内で待機しているカプセル内に収容される。採取具40
は、このカプセル内に収容された状態で空気輸送手段81
により試料取出手段Dまで搬送される。カプセルが試料
取出手段Dに到着すると、そこでは、採取具40が取り出
されるとともに、第6図にみるように、計量手段112に
より一定量の試料のみが取り出される。取り出された試
料は、ステーション110やその近傍に配備された検査部
(図示省略)等において検査等に掛けられる。その結
果、試料に異常等があれば、オンライン上、リアルタイ
ムで、その対策が図られる。採取具40内の試料は、残量
排出手段113により殆んどすべて排出され、残る試料
は、洗浄手段114で完全に洗浄除去される。洗浄された
採取具40は、シリンダ41とロッド53を合わせ標示により
ロック可能なように位置合わせして、ロッド53を縮めた
状態とされ、第2搬送手段Eの搬送路130内に順次導入
されてストックされる。これらストックされた採取具40
…は、割出ローター30の受入溝32が回転してくると、そ
の中に1個づつ受け入れられて次の採取のために送られ
る。
前記のように、この発明にかかる試料採取装置は、抽出
用のシリンダに設けられたピストンがストレートな円柱
状に形成されているので、同ピストンがシリンダ内周面
に付着しようとする固形物や高粘度の流動物を掻き出し
て、シリンダ内周面へのこれらの付着を防止する。これ
により、流動物が抽出口からピストン外周を通して洩れ
て作動不良を引き起こすようなおそれがなくなる。この
掻き出し機能によりシリンダ内には残留物がなくなるの
で、コンタミネーションをなくすことができる。このこ
とは、固形物を含む流動物の他にコンタミネーションを
嫌う流動物に対してとくに有効である。しかも、ピスト
ンが柱状であると、ピストンを少し後退させるだけでシ
リンダ内に広い通路を形成することができて、かすを詰
まりにくくして前記作動不良とコンタミネーションをよ
り有効に防止し、かつ、高粘度の流動物も円滑に流れ
て、ピストンを軽い力で短時間のうちに操作することが
できる。前記ピストンとシリンダ間には、流動物が残留
する凹部がなく、この点からも、つぎに異なる流動物を
扱った際のコンタミネーションを有効に防止する。前記
採取具は、駆動手段により自己吸引機能のほかに自己排
除機能をも持ち合わせているので、真空装置が不要とな
るだけでなく、自己排除機能により、採取した試料を容
易に取り出すことができ、しかも、その内部を簡単に洗
浄することもできる。上記試料の採取は、採取具内を一
旦真空にしておいてその真空力で行うと言うのではな
く、採取具40のシリンダ41・ピストン42の働きによるポ
ンプ力で行うので、低粘度の試料は勿論、とくに、高粘
度(100ポイズ以上)の試料でも、採取可能となる。採
取具のピストン先端部に、採取口を出入りする詰まり防
止用の突起を備えておけば、採取口にかすなどが詰まろ
うとしても、それらを強制的に排除して詰まりを確実に
防止することができる。同時に前記詰まり防止用突起
は、採取口を洗浄する際に洗浄液の作用とともにより効
果的に目詰まりを防止する。
なお、採取操作手段B3には、第1図にみるように、その
駆動シリンダ70のさらに後側に補助シリンダ58を配備し
ておくようにしてもよい。すなわち、前記実施例におい
ては、採取具40を抽出用のシリンダ12に押し当てた状態
で、駆動シリンダ70により採取具40内のピストン42を最
後退位置、つまり前記ロック溝54がロックピース56でロ
ックされる位置まで動かして採取具40内一杯に試料を採
取してのち、採取具40をシリンダ60で抽出用シリンダ12
から取り外すようにしていたが、この補助シリンダ58を
組み合わせて用いたときには、前記ピストン42を一杯に
後退させずに最後退位置の少し手前で止まるように前記
駆動シリンダ70を操作する。そうすると、少し手前位置
から最後退位置まではストロークに余裕が残ることにな
り、この残りストローク分に対応する吸引量が採取具40
内に残る。そこで、つぎに、この残りストローク分が前
記補助シリンダ58のみの作動により補われる。すなわ
ち、この補助シリンダ58のピストンロッドを後退動作さ
せると、この動きが前記非作動状態の駆動シリンダ70を
介して採取具40のピストンロッド53に伝達され、採取具
40のピストンロッド53が前記残りストローク分だけ後退
する。つまり、採取具40が抽出用シリンダ12に当接した
ままの状態で、そのピストン42のみが前記残りストロー
ク分程後退させられる。この後退により、採取口45には
吸引力が発生する。この際、前記抽出用のピストン15
は、予め最上部まで上昇しており、連通口25の内側端部
を閉ざしているので、同連通口25、セット凹部26、およ
び採取口45内に残る試料残分が残らず採取具40内に吸い
込まれる。このシリンダを2段に組み合わせた、いわゆ
る2段引き操作により、採取具の採取口45から外部への
試料の洩れを効果的に防ぎ、流動物抽出手段Aの連通口
25内等に付着する残留流動物を無くして試料のコンタミ
ネーションや目詰まりをも有効に防ぐことにもなる。
下の表は、この発明の実施例を用いて実際にサンプリン
グ作業を行った結果を、比較例としての市販機を用いた
結果、および、従来例の結果と併せて記載したものであ
る。
なお、前記サンプリングシステムのうち試料採取手段
B、第1、第2搬送手段C.Eおよび試料取出手段Dは、
他の機械的方法に代えて構成することができるのであ
る。また、前記各ピストン15,42に取付けられたシーリ
ングはOリングのような通常の弾性リングとされていた
が、洗浄後に付着性の試料が残る場合とか試料が高粘度
(100ポイズ以上)である場合、その他弾性リングであ
ると膨潤するような試料を取り扱う場合等には、第7図
にみるように、ふっ素樹脂材料からなるU字形断面の第
1リング90と、その内側のステンレス鋼ばねからなる第
2リング91との組み合わせによるシーリング材が有効で
ある。前記ピストンに2段に配備したシールリングは1
段であってもよい。前記採取具の採取口からは試料が洩
れるおそれもあるが、第8図ないし第11図にみるよう
に、遮断機構を備えておくと洩れが有効に防止される。
この機構は、ばね92に付勢された遮断子93と、これを進
退させるカム軸94を備えている。ばね92と遮断子93は、
採取具40の前部を横断する方向に貫通する通孔95内に盲
蓋96,97とともに組み込まれている。前記遮断込93は、
その周方向両側の突起98,98が通孔95の凹溝99,99内に嵌
まり合って回転しないようにガイドされるようになって
いるとともに、その軸方向一端部に斜面状の第1カム面
100が、また、その近傍には、採取口43と同じ大きさの
スライド孔101が形成されている。前記カム軸94は、通
孔95に直交するセット孔102に進退自在に設けられてい
るとともに、その外周部に形成されたスライド溝103が
一方の盲蓋96の突起104に係合しながら回転しないよう
になっている。このカム軸94の先端部には、斜面状の第
2カム面105が形成されていて、前記第1カム面100に接
するようになっている。前記カム軸94は、第11図にみる
ように、採取具40が抽出用シリンダ12にセットされたと
きに、当接受面27によって押し戻されて採取具40内に引
っ込み、そのとき、第2カム面105が第1カム面100を押
すことにより、遮断子93が後退し、これにより、スライ
ド孔101が採取口45に一致して採取が可能になる。一
方、採取具40が第8図ないし第10図にみるように、抽出
用シリンダ12から離れると、カム軸94にかかる力が解除
されるので、ばね92により遮断子93が前進してスライド
孔101が採取口45から外れて遮断子93の軸部が採取口45
を塞ぐようになる。これにより、低粘度(とくに100ポ
イズ以下)の試料の洩れまでも効果的に防止することが
できる。
〔発明の効果〕
この発明にかかる試料採取装置は、以上みてきたように
構成されているため、これによれば、流動物抽出手段と
して、真空装置が不要となり、かつ、シリンダとピスト
ン間への固形物等の付着が防止されて、洩れなどの作動
不良が防止されるとともに、高粘度の流動物でもシリン
ダ内に流れ込み易くなって、抽出が軽く能率的に行わ
れ、かつ、短時間でサンプリングが可能になり、しか
も、シリンダとピストンへの固形物等の残留をなくし
て、異なる試料同志によるコンタミネーションが防止さ
れるとともに、採取具が、吸引機能のほかに自己排出機
能をも合わせ持つことにより、採取した試料が取り出し
易く、しかも、吸引機能による洗浄作用により、入口に
かすなどが詰まらないようになった。
特に、採取具に、前記したロック溝やロックピースなど
からなるロック機構を備えていることにより、ピストン
やロッドの重み、あるいは、ハンドルにかかる外力など
によって、ピストンが不必要に動いて試料が外部に洩れ
出ることを、確実に防止することが可能になり、使用し
易いものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明にかかる試料採取装置の一実施例をサ
ンプリングシステムの他の装置とともにあらわした全工
程概要説明図、第2図は採取具が流動物抽出手段にセッ
トされた様子をあらわす側断面図、第3図は試料が採取
具内に採取される様子をあらわす側断面図、第4図は第
1図のIV方向からみた正面図、第5図は脱着手段および
採取操作手段をあらわす側面図、第6図は試料取出手段
のより具体的な構成例をあらわした正面図、第7図はシ
ーリング構造の好ましい実施例をあらわした断面図、第
8図は採取口の遮断機構について付加的な実施例を遮断
時においてあらわした縦断面図、第9図は第8図のIX−
IX線断面図、第10図は第8図のX−X線断面図、第11図
は遮断機構付採取具が抽出用シリンダに取付けられるこ
とで採取口が開放された様子をあらわした断面図であ
る。 10……反応槽、11……周壁、12……流動物抽出手段のシ
リンダ、13……抽出口、15……流動物抽出手段のピスト
ン、18……流動物抽出手段の駆動手段、25……連通口、
40……採取具、41……採取具のシリンダ、42……採取具
のピストン、45……採取口、A……流動物抽出手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に流動物の存在する系の周壁に設けら
    れた抽出口を通して同系内の流動物を抜き出すようにな
    っている流動物抽出手段と、同抽出手段に着脱自在に装
    着されて同抽出手段により抽出された流動物の一部を試
    料として採取するようになっている採取具を備えてお
    り、前記流動物抽出手段は、前記抽出口に至るまでスト
    レートに形成された内部空間を有し、同内部空間が前記
    抽出口を通して前記系内に連通するとともにその周壁に
    前記採取具の採取口と連通する連通口を有するシリンダ
    と、同シリンダ内に設けられていて外部からの操作で往
    復動するストレートな柱状のピストンとを備えていて、
    前記流動物抽出手段のピストンの前進により前記抽出口
    と連通口とがともに閉止され、かつ、後退により前記系
    内部の流動物が抜き出されて前記抽出手段のシリンダ内
    に一時保留されるとともに前記連通口が開かれるように
    構成され、前記採取具は、先端開口を前記採取口とする
    シリンダと、このシリンダ内に設けられていて外部から
    の操作で往復動するピストンとを備えていて、同ピスト
    ンの後退時に、前記流動物抽出手段のシリンダ内に一時
    保留された流動物を前記連通口および採取口を通じてそ
    のシリンダ内に吸引採取するよう構成されており、前記
    採取具のピストンが、そのピストンロッドへの回転操作
    によりシリンダ内で回転されるようになっており、かつ
    前記ピストンロッドの外周部には、同ロッドの外周面が
    形成する円に偏心しかつ同円に内接するような溝底形状
    をもつロック溝が形成されているとともに、前記シリン
    ダの前記ピストンロッドが通る個所に、ばねで同ロッド
    方向に付勢されたロックピースが前記ピストンロッドの
    軸心に直交して後退するように設けられていて、ピスト
    ンの後退時に、前記ロック溝内にロックピースが係合す
    ることで同ピストンの進退動作がロックされ、かつ同ロ
    ック状態からピストンロッドを回転させてロック溝の外
    部たる同ロッド外周面にロックピースがくるように操作
    されることで、前記ロックが解除されるようになってい
    る試料採取装置。
  2. 【請求項2】採取具のピストンが、その先端部に採取口
    を出入りする詰まり防止用の突起を備えている特許請求
    の範囲第1項記載の試料採取装置。
JP62292651A 1987-11-18 1987-11-18 試料採取装置 Expired - Fee Related JPH07104232B2 (ja)

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JPS50150390U (ja) * 1974-05-29 1975-12-13
JPS58152714A (ja) * 1982-03-06 1983-09-10 Nippon Air Shiyuutaa Kk サンプルの送受信ステ−シヨン
JPS59231434A (ja) * 1983-06-15 1984-12-26 Tokushu Kika Kogyo Kk 流動性試料の採取装置
JPH0220665Y2 (ja) * 1984-11-05 1990-06-05

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