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JPH07104339B2 - コンクリートの劣化検査方法および検査装置 - Google Patents
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JPH07104339B2 - コンクリートの劣化検査方法および検査装置 - Google Patents

コンクリートの劣化検査方法および検査装置

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JPH07104339B2
JPH07104339B2 JP2186160A JP18616090A JPH07104339B2 JP H07104339 B2 JPH07104339 B2 JP H07104339B2 JP 2186160 A JP2186160 A JP 2186160A JP 18616090 A JP18616090 A JP 18616090A JP H07104339 B2 JPH07104339 B2 JP H07104339B2
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concrete
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和嗣 平松
達郎 布施
康司 三井
泰久 梶谷
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、既設のコンクリート構築物等におけるクリー
ト表層部の中性化による劣化の進行状態を測定して補修
方法等を決定する場合などに適用するコンクリートの劣
化検査方法および検査装置に関する。
〔従来の技術〕
既設のコンクリート構築物等の耐久性に大きな影響を与
えるコンクリート表層部の中性化が、コンクリート表面
からどの程度の深さ(厚さ)まで進行しているか測定し
て構築物の劣化の進行状態を検査する場合、従来は例え
ば以下の要領で行っている。
即ち、第3図にその一例を示すもので、同(a)に示す
ように従来は比較的大径の円筒状のビット32を装着した
いわゆるコアドリル31を用いている。そのドリル31をコ
ンクリート壁面W等にアンカー33等で取付けたドリル支
持部材34に進退可能に支持させ、そのドリル31の円筒状
ビット32で壁面Wを環状に切削して円柱状のコアCを抜
き取る。その抜取り深さは中性化が予想されている厚さ
より若干深くする。また抜取るコアCの径は、あまり小
さいと、周面が荒れたり、折れたりするので、比較的大
きくする、一般に直径50mm程度である。
次に、その抜き取った円柱状のコアCの周面に、同図
(b)に示すように噴霧器3等でフェノールフタレン溶
液を吹きつけ、同図(c)のようにノギス36等で、染色
反応を呈さなかった中性化している部分の厚さを計測す
るものである。なお上記コアCを抜き取ったあとの孔h1
やアンカー取付孔h2は、同図(c)のように、こて37等
でモルタルMを充填して修復する。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、上記従来のようにコアドリルを用いる場合
は、前述のように壁面Wにアンカー等でドリル支持部材
を固定し、それにドリルを支持させて穿孔作業をしなけ
ればならないので、手間が掛かって非能率的である。
また穿孔径が大きいので、既設構築物に与える悪影響が
大きく、検査箇所を多くできない。しかも振動・騒音・
汚水などで周囲環境を乱したり、検査終了後の修復跡が
目立つ等の不具合がある。
さらにコンクリート構築物の表面にタイル等を貼ったも
のにあっては、タイル等を割って検査しなければならな
いので、後の修復作業が大変面倒である等の問題があっ
た。
本発明は、上記の問題点に鑑みて提案されたもので、コ
ンクリートの劣化の進行状態を容易かつ迅速に検査する
ことのできる検査方法および検査装置を提供することを
目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、本発明は以下の構成とし
たものである。
即ち、本発明によるコンクリートの劣化検査方法は、コ
ンクリート穿孔用ドリルに中空ビットを装着し、その中
空ビットの中空孔を介してビット先端から、フェノール
フタレイン溶液等のアルカリ検査試薬を霧化して混入さ
せた圧縮空気を噴出させながらコンクリートに小孔を穿
孔することによって、その穿孔時に発生する切り粉に上
記検査試薬を吸着させると共に、その検査試薬が吸着し
た切り粉を上記圧縮空気とともに穿孔している小孔から
噴出させ、その切り粉に吸着したアルカリ検査試薬によ
る染色反応変化によってコンクリート表層部の中性化深
さを測定することを特徴とする。
また、本発明によるコンクリートの劣化検査装置は、中
空ビットを備え、その中空部に連通する流体供給口を有
するコンクリート穿孔用ドリルと、そのドリルの上記流
体供給口を介して上記中空ビットの中空部内に圧縮空気
を供給する圧縮空気供給源と、その圧縮空気供給源から
上記中空ビット内に供給される圧縮空気中にフェノール
フタレイン溶液等のアルカリ検査試薬を霧化して混入さ
せる霧化器とを備えたことを特徴とする。
〔作 用〕
上記本発明の検査方法によれば、フェノールフタレイン
溶液等のアルカリ検査試薬を霧化して混入させた圧縮空
気を、ドリルの中空ビット内に供給しつつ小孔を穿孔
し、その穿孔時に切り粉に混入したアルカリ検査試薬に
よる染色反応で切り粉の色が変化したところで穿孔作業
を停止し、そのときの穿孔深さを測定することで、コン
クリートの中性化深さを調べることができる。
また本発明による検査装置は、前記のように中空ビット
を装着したコンクリート穿孔用ドリルと、中空ビット内
に圧縮空気を供給する圧縮空気供給源と、その圧縮空気
中にアルカリ検査試薬を霧状にして混入する霧化器とを
備えるだけの簡単な構成により、コンクリートの中性化
深さすなわち劣化検査をおこなうことが可能となる。
〔実施例〕
以下、図に示す実施例に基づいて本発明によるコンクリ
ートの劣化検査方法および検査装置を具体的に説明す
る。
第1図は本発明によるコンクリートの劣化検査装置の一
実施例を示す説明図である。
図において、1はコンクリート穿孔用ドリルであり、そ
の先端部に小径の中空ビット2を備えたいわゆるノンコ
アドリルが用いられている。
そのドリル1は、その本体内に内蔵したモータ3で2ビ
ット2を回転駆動する構成であり、そのモータ3の出力
軸4とビット取付軸5とは別体にかつ軸線をずらして配
設され、上記出力軸4に一体に形成した歯車4aからそれ
と噛み合う歯車6を介してビット取付軸5に回転力が伝
達される。7はドリル1の操作スイッチ、8は電源コー
ドを示す。
上記のビット取付軸5は管状に形成され、その一端側は
気密・水密な流体通路9を介して流体供給口10に連通
し、他端には中空ビット2がチャック11により着脱自在
に装着されている。12は上記流体供給口に設けた開閉バ
ルブである。
なお上記の流体供給口10は図示例のようにモータ3より
も先端側に設けるのが好ましい。それはコンクリートを
穿孔するドリルであるため、製造時には流路が完全に止
水されていても、作業者の取扱い如何によっては止水パ
ッキン等が緩んでくることがあり、そのような場合にも
モータ内に水等が入るのを極力防止するためである。
前記ビット2は、本例においては中空のシャンク軸21の
先端に、ダイヤモンド粒を含有させてなる粉末焼結金属
を一体的に設けた構成であり、そのシャンク軸21の内方
には中空孔21aが全長にわたって設けられている。
上記ビット2の外径は可能な限り小さい方がよく、通常
は5〜6mm程度が適当であり、10mm以上であるとタイル
等の目地の幅の範囲内で穿孔できない不便がある。
図中13は前記流体供給口10を介して中空ビット2内に圧
縮空気を供給する圧縮空気供給源としてのエアーコンプ
レッサ、14はそのコンプレッサ13から供給される圧縮空
気にアルカリ検査試薬を霧化して混入する霧化器であ
り、その霧化器14はコンプレッサ13とドリル1との間に
管15・16を介して接続されている。
その霧化器14の下部容器14a内には、アルカリ検査試薬
Lが収容され、コンプレッサ13から管15を介して霧化器
の上部通路14b内に送られた圧縮空気に、検査試薬Lを
上昇管14c介して吸い上げて霧状にして混入する構成で
あり、その検査試薬混入した圧縮空気は管16・流体供給
口10・通路9・ビット取付軸5を介して中空ビット2内
に導かれる。14dは圧縮空気に対する検査試薬の混入量
を調整する調整ダイヤルを示す。
次に、上記の装置構成例をもとに本発明の検査方法の一
例を説明する。
検査すべき既設コンクリート構造物等の壁面Wに穿孔を
開始するに当たっては、先ず霧化器14にアルカリ検査試
薬Lを収容してコンプレッサ13を作動させ、霧化器14の
調整ダイアル14dにより検査試薬の混入量を調整する。
そのコンプレッサ13で供給する圧縮空気の圧力は、例え
ば4kg/cm2程度とする。またアルカリ検査試薬として
は、例えばフェノールフタレイン1%水溶液を用い、圧
縮空気に対する混入割合は適宜調整する。
その状態でドリル1の操作スイッチ7を押してビット2
を例えば7000〜12000rpm程度で回転させて検査すべきコ
ンクリート壁面W等の穿孔を開始するもので、その穿孔
動作は打撃を与えることなく回転のみでなされると共
に、ドリル先端から噴出される霧状の検査試薬を含む圧
縮空気により、冷却および潤滑されつつ穿孔が行われ
る。
その穿孔時の切り粉は、第2図に示すように粒子の細か
い粉塵になり、その粉塵にビット先端から圧縮空気と共
に噴出する検査試薬が吸着して穿孔している孔から順次
排出される。
その際、コンクリート表面の中性化している部分dを穿
孔しているときは、検査試薬を吸着した粉塵の色は変化
しないが、さらに穿孔を続けて中性化していない深さま
で達すると、検査試薬を吸着した粉塵の色が変化する。
そこで穿孔を中止し、そのときの穿孔深さを測定するこ
とにより、中性化したコンクリートの厚さを調べること
ができるものである。
なお上記のアルカリ検査試薬としては、フェノールフタ
レインに限らずその他各種の検査試薬を適用することが
できる。また装置構成は図示例に限らずその他適宜であ
る。
〔発明の効果〕
以上、説明したように、本発明によるコンクリートの劣
化検査方法は、コンクリートの中性化していない深さま
で小孔を穿孔するだけで、中性化深さを測定できるの
で、作業が極めて簡単であり容易・迅速に検査を行うこ
とができる。また穿孔径は小さくてよいので、既設のコ
ンクリート構築物や周囲環境に悪影響を及ぼすおそれが
少なく、また検査箇所を多く設けて測定精度を向上させ
ることができる。さらに、検査後の修復作業が容易であ
り、またその修復箇所が目立たない。しかもコンクリー
ト表面にタイル等を貼ったものにあっても、目地部で検
査を行えるので、検査後にタイル等を貼り直す面倒がな
い。
また本発明によるコンクリートの劣化検査装置は、中空
ビットを装着したコンクリート穿孔用ドリルと、中空ビ
ット内に圧縮空気を供給する圧縮空気供給源と、その圧
縮空気中にアルカリ検査試薬を霧状にして混入する霧化
器とを備えるだけの極めて簡単な構成により、コンクリ
ート中性化深さすなわち劣化検査を行うことができるも
ので、前記従来のように必ずしもドリル支持部材やそれ
をコンクリート壁面に取付けるアンカー等を必要としな
いから、装置構成が簡単で安価に製作できると共に、操
作が容易である等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるコンクリートの劣化検査装置の一
例を示す説明図、第2図はその検査のための穿孔作業を
している状態の一部の拡大図、第3図は従来のコンクリ
ートの劣化検査要領を示す説明図である。 1はドリル、2は中空ビット、13は圧縮空気供給源(エ
アーコンプレッサ)、14は霧化器、Wはコンクリート壁
面。
フロントページの続き (72)発明者 布施 達郎 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 三井 康司 神奈川県川崎市幸区中幸町1丁目35番4号 (72)発明者 梶谷 泰久 埼玉県鳩ヶ谷市前田1251―708 (56)参考文献 特開 昭63−243755(JP,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンクリート穿孔用ドリルに中空ビットを
    装着し、その中空ビットの中空孔を介してビット先端か
    ら、フェノールフタレイン溶液等のアルカリ検査試薬を
    霧化して混入させた圧縮空気を噴出させながらコンクリ
    ートに小孔を穿孔することによって、その穿孔時に発生
    する切り粉に上記検査試薬を吸着させると共に、その検
    査試薬が吸着した切り粉を上記圧縮空気とともに穿孔し
    ている小孔から噴出させ、その切り粉に吸着したアルカ
    リ検査試薬による染色反応変化によってコンクリート表
    層部の中性化深さを測定することを特徴とするコンクリ
    ート劣化検査方法。
  2. 【請求項2】中空ビットを備え、その中空部に連通する
    流体供給口を有するコンクリート穿孔用ドリルと、その
    ドリルの上記流体供給口を介して上記中空ビットの中空
    部内に圧縮空気を供給する圧縮空気供給源と、その圧縮
    空気供給源から上記中空ビット内に供給される圧縮空気
    中にフェノールフタレイン溶液等のアルカリ検査試薬を
    霧化して混入させる霧化器とを備えたコンクリート劣化
    検査装置。
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