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JPH07106756B2 - 電子部品の収納ケース及びそれを用いた電子部品の供給方法 - Google Patents
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JPH07106756B2 - 電子部品の収納ケース及びそれを用いた電子部品の供給方法 - Google Patents

電子部品の収納ケース及びそれを用いた電子部品の供給方法

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JPH07106756B2
JPH07106756B2 JP3287430A JP28743091A JPH07106756B2 JP H07106756 B2 JPH07106756 B2 JP H07106756B2 JP 3287430 A JP3287430 A JP 3287430A JP 28743091 A JP28743091 A JP 28743091A JP H07106756 B2 JPH07106756 B2 JP H07106756B2
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electronic component
air
case
groove
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哲生 高橋
邦明 高橋
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子部品を複数個整列
収納する電子部品の包装用とし、且つ、電子部品を回路
基板に自動装着する吸着ヘッドに一個づつ送り出す電子
部品の供給手段として用いられる電子部品の収納ケース
並びにこれを用いた電子部品の供給方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電子部品の収納ケースと
してはケース基板部とケース蓋部とを嵌め合わせて形成
した平板状のケース本体を有し、そのケース本体には電
子部品を複数個整列させてケース内に収容するスパイラ
ル状の部品収納溝を設けると共に、この部品収納溝の最
外周開口をケース本体の側部面に位置する部品送出口と
して形成したものが知られている。このケース本体は横
に寝せて振動機に装備し、部品収納溝の外周から内周方
向に向うまたは内周から外周方向に向う振動モードをケ
ース本体に作用することにより、電子部品をケース内に
送込み装填しまたはケース外に送り出すものとして構成
されている(特開昭61−2395号)。
【0003】この電子部品の収納ケースはケース本体を
平板状のコンパクトなものに形成できると共に、電子部
品をケース本体の内部に設けたスパイラル状の部品収納
溝に複数個整列させて収容でき、また、電子部品を部品
収納溝の各周に沿って部品送出口に整列状態で押せ押せ
に送り出せ、更には電子部品が空になっても再装填すれ
ば反復継続的に使用できるところから好ましい。
【0004】然し、上述した電子部品の収納ケースでは
ケース本体を横に寝せて装備し、ケース本体を振動する
ことによるパーツフィーダーを適用することから設備全
体として大型化する。また、振動機からケース本体に作
用する振動で電子部品を部品収納溝の内部で微小に上下
動させつつ一方向に徐々に移動させるものであるから、
その電子部品の移動速度を速めるには限界がある。
【0005】この電子部品の収納ケースにおいては振動
をケース本体に作用すると電子部品が上下動し、それに
伴って電子部品の角部等が部品収納溝の内面に強く当接
することを避けられない。そのため、ケース本体がプラ
スチック製のものであるときには収納溝の内面が凹凸状
に摩滅し易く使用耐久性からも好ましくない。
【0006】また、部品送出口が部品収納溝のスパイラ
ル状に連続する最外周端でケース本体の側部に開口位置
するよう設けられているから、電子部品は部品送出口よ
りケース本体の接線方向に送り出されることになる。こ
のため、電子部品の受取り手段としてはケース本体の部
品送出口より接線方向に送り出される電子部品を安定よ
く受け取れる特別な構成のものを採用する必要がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、スパイラル
状の収納溝に複数個整列させて収容する電子部品を部品
取出口まで安定よく円滑に送り出せ、しかも部品収納溝
の内面に対する電子部品の摩擦抵抗を相対的に小さくで
きてケース自体の使用耐久性も保て、電子部品の自動供
給装置としても全体的に小型なものを適用可能な電子部
品の収納ケース及びこれを用いた電子部品の供給方法を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
電子部品の収納ケースにおいては、電子部品の自動供給
装置に縦に立てて装備される平板状のケース本体を有
し、そのケース本体には電子部品を複数個整列させてケ
ース内に収容するスパイラル状の部品収納溝と、この部
品収納溝の最外周より水平方向側方に引き続く直線状の
部品送り溝と、該部品送り溝の延長線上でケース本体の
下部寄り側部面に開口する部品送出口と、電子部品の圧
送エアーをケース本体の側面より部品収納溝の溝内に送
り込むエアー送込み孔と、その電子部品の圧送エアーを
エアー送込み孔から電子部品の送り方向に距離を隔てた
位置よりケース外に排出するエアー排出孔とを設けるこ
とにより構成されている。
【0009】同請求項2に係る電子部品の収納ケースに
おいては、エアー送込み孔をケース本体の下半部側面に
設け、且つ、エアー排出孔をケース本体の上半部側面に
設けることにより構成されている。
【0010】同請求項3に係る電子部品の収納ケースに
おいては、エアー送込み孔並びにエアー排出孔を部品収
納溝の各周毎に設けることにより構成されている。
【0011】同請求項4に係る電子部品の収納ケースに
おいては、エアー送込み孔とエアー排出孔とをケース本
体の両側面に分けて各々設けることにより構成されてい
る。
【0012】同請求項5に係る電子部品の収納ケースに
おいては、各周のエアー送込み孔を部品収納溝の周方向
と直交する方向で一線上に並べて設けることにより構成
されている。
【0013】同請求項6に係る電子部品の収納ケースに
おいては、各周のエアー排出孔を電子部品の送り方向に
沿って部品収納溝の周毎に複数個並べて設けることによ
り構成されている。
【0014】本発明の請求項7に係る電子部品の収納ケ
ースを用いた電子部品の供給方法においては、電子部品
の自動供給装置に縦に立てて装備される平板状のケース
本体を有し、そのケース本体には電子部品を複数個整列
させてケース内に収容するスパイラル状の部品収納溝
と、この部品収納溝の最外周より水平方向側方に引き続
く直線状の部品送り溝と、該部品送り溝の延長線上でケ
ース本体の下部寄り側部面に開口する部品送出口と、電
子部品の圧送エアーをケース本体の側面より部品収納溝
の内部に送り込むエアー送込み孔と、その電子部品の圧
送エアーをエアー送込み孔から電子部品の送り方向に距
離を隔てた位置よりケース外に排出するエアー排出孔と
を設けた電子部品の収納ケースを備え、電子部品をエア
ー送込み孔から部品収納溝の溝内に送り込む圧送エアー
で移動し、部品収納溝の最外周より直線状の部品送り溝
を経て部品送出口からケース外に送り出すようにされて
いる。
【0015】同請求項8に係る電子部品の供給方法にお
いては、電子部品の圧送エアーをケース本体の下半部側
面に設けたエアー送込み孔から部品収納溝に送り込んで
電子部品を部品収納溝の各周に沿って上方に移動すると
共に、その電子部品の圧送エアーをケース本体の上半部
側面に設けたエアー排出孔からケース外に排出し、且
つ、部品収納溝の頂点位置を越えた電子部品を自重で降
下させて部品収納溝の外周側各周に移動するようにされ
ている。
【0016】同請求項9に係る電子部品の供給方法にお
いては、電子部品の圧送エアーをケース本体の側面に設
けたエアー送込み孔から部品収納溝の各溝内に同時に送
り込んで、電子部品を部品収納溝の各周に沿って同期移
動させるようにされている。
【0017】同請求項10に係る電子部品の供給方法に
おいては、電子部品の圧送エアーをケース本体の片側面
に設けたエアー送込み孔から部品収納溝の溝内に送り込
んで該溝内を電子部品の送り方向に流動させると共に、
ケース本体の他側面に設けたエアー排出孔からケース外
に排出するようにされている。
【0018】同請求項11に係る電子部品の供給方法に
おいては、電子部品の圧送エアーを部品収納溝の周方向
と直交する方向で一線上に並ぶ各周のエアー送込み孔か
ら共通のエアー供給機構で部品収納溝の溝内に同時に送
り込むようにされている。
【0019】同請求項12に係る電子部品の供給方法に
おいては、電子部品の圧送エアーを電子部品の送り方向
に沿って部品収納溝の周毎に複数個並らぶエアー排出孔
よりケース外に排出するようにされている。
【0020】
【作用】本発明の請求項1に係る電子部品の収納ケース
では、ケース本体を小型でコンパクトなものに形成で
き、それが小型なものであっても電子部品をスパイラル
状の部品収納溝に整列させて収容することにより複数個
の電子部品を効率よくケース内に収納できる。また、こ
の電子部品の送出し手段としては電子部品の圧送エアー
を適用することにより電子部品を部品送出口よりケース
外に迅速に送り出すことができる。
【0021】その電子部品の圧送エアー用としてエアー
送込み孔と共にエアー排出孔を設けるため、エアー溜り
を生ずることなく電子部品の圧送エアーを部品収納溝で
円滑に流動でき、エアー圧を効率よく電子部品に作用す
ることができる。この電子部品の圧送エアーはエアー排
出孔よりケース外に排出し、エアー圧を減圧できるから
電子部品の停止点において部品相互に作用する衝撃を緩
和することができる。
【0022】その電子部品の圧送エアーによると、電子
部品を部品収納溝の内面に沿って摺動させることにより
安定よく移動できしかも電子部品による衝撃力が部品収
納溝の内面に作用するのも抑えることができる。また、
部品送出口には直線状の部品送り溝を経て電子部品を移
動することから、電子部品を水平方向の一定方向に方向
付けてケース外に安定よく送り出すことができる。
【0023】同請求項2に係る電子部品の収納ケースで
は、電子部品の圧送エアーをケース本体の下部側より部
品収納溝の溝内に送り込んでケース本体の上部側からケ
ース外に排出するため、そのエアー圧を上部側に移動す
る電子部品の重力で適度に調整することができる。ま
た、圧送エアーの送込み停止に伴って、電子部品を部品
収納溝の溝内面に沿って自重で降下させることにより電
子部品を安定よく押せ押せに部品送出口まで移動するこ
とができる。
【0024】同請求項3に係る電子部品の収納ケースで
は、電子部品の圧送エアーを部品収納溝の各周毎に同時
に送り込むことから、部品収納溝の各周に収容された電
子部品を部品収納溝の外周側に連続する各周に向けて全
体的に円滑に移動できる。
【0025】同請求項4に係る電子部品の収納ケースで
は、エアー送込み孔並びにエアー排出孔と複数個の穿孔
を設けても、ケース本体の両側面に分けて設けるからケ
ース本体の強度を低下するのを防げる。また、ケース本
体の片側面より送り込む電子部品の圧送エアーを他側面
から排出することにより部品収納溝の内部空間を流動で
きるため、エアー圧を電子部品に効率よく作用できる。
【0026】同請求項5に係る電子部品の収納ケースで
は、各周のエアー送込み孔を部品収納溝の周方向と直交
する方向まで一線上に並べて設けるから、その各エアー
送込み孔を包囲する簡単な機構のエアー供給機構で電子
部品の圧送エアーを部品収納溝の各周に同時に送り込む
ことができる。
【0027】同請求項6に係る電子部品の収納ケースで
は、各周のエアー排出孔を電子部品の送り方向に沿って
部品収納溝の周毎に複数個設けることにより電子部品の
圧送エアーをエアー排出孔より徐々にケース外に排出で
きるから、圧送エアーの送込み停止に伴って電子部品を
徐速させて移動停止するようにできる。
【0028】同請求項7に係る電子部品の供給方法で
は、電子部品の圧送エアーをケース本体の部品収納溝に
送り込んで電子部品を部品収納溝の溝内に沿って移動さ
せるものであり、その電子部品を圧送エアーで部品送出
口に向けて速やかに移動でき、自動装着機の吸着ヘッド
による電子部品の装着スピードを向上するようにでき
る。また、ケース本体を電子部品の自動供給装置に縦に
立てて装備することから、その供給装置全体としても小
型なものを適用することができる。
【0029】同請求項8に係る電子部品の供給方法で
は、電子部品の圧送エアーをケース本体の下半部側より
部品収納溝の溝内に送り込んで電子部品を部品収納溝の
各周に沿って上方に移動することにより送り速度を適度
に調整できるばかりでなく、その電子部品の圧送エアー
をケース本体の上半部側からケース外に排出することに
よりエアー圧を適度に調整できて部品相互に作用する衝
撃を緩和することができる。また、この圧送エアーの送
込み停止後は電子部品を部品収納溝の溝内面に沿って自
重で降下させることにより部品送出口まで円滑に移動さ
せるようにできる。
【0030】同請求項9に係る電子部品の供給方法で
は、電子部品の圧送エアーを部品収納溝の各周に同時に
送り込んで電子部品の全体を同期移動させるから、電子
部品を部品収納溝の内部で全体的に移動させて部品送出
口まで円滑に送るようにできる。
【0031】同請求項10に係る電子部品の供給方法で
は、電子部品の圧送エアーが部品収納溝の内部空間を流
動することにより、そのエアー圧を電子部品に効率よく
作用することができる。
【0032】同請求項11に係る電子部品の供給方法で
は、部品収納溝の各周に収容された電子部品に同じ圧力
の圧送エアーを同時に作用できるところから、電子部品
を全体的に円滑に同期移動するようにできる。
【0033】同請求項12に係る電子部品の供給方法で
は、電子部品を圧送エアーで効率よく移動できると共
に、その電子部品の圧送エアーをケース外に徐々に排出
するようにできる。
【0034】
【実施例】以下、添付図面を参照して説明すると、図示
の電子部品の収納ケースはコンデンサ,抵抗等の如きチ
ップ型の電子部品を製造後に梱包,運搬する包装手段と
して、また、その電子部品を自動装着機の吸着ヘッドに
個々に供給する電子部品の供給手段として適用可能に構
成されている。第1図は電子部品の収納ケースをケース
本体1の側面から示すものであり、透明なプラスチック
材料で形成されたケース蓋板部1aから見て透視可能な
内部構造を含めて各部の構造が明示されている。
【0035】ケース本体1は、第2図で示すように互い
に嵌合せ固定されるケース蓋板部1aとケース基板部1
bとから平板状に形成されている。その各部1a,1b
はいずれもプラスチック材料で形成でき、ケース基板部
1bはジュラコン等の板材を用いて形成することができ
る。このケース本体1は、上述した如く少なくともケー
ス蓋板部1aを内部の透視可能な透明プラスチック材料
で形成するとよい。
【0036】そのケース本体1においては、スパイラル
状に連続した凹溝がケース基板部1bの板面に形成され
ている。この凹溝は板中央寄りから連続形成されてお
り、内外各周2a…2nを相隣接位置させてケース基板
部1bの略全面に亘るよう設けられている。そのケース
基板部1bはケース蓋板部1aを嵌め合せて凹溝の形成
面を覆うことにより、電子部品の部品収納溝2を該凹溝
でケース本体1の内部に形成するものとして組み合され
ている。部品収納溝2は、第3図で示すように電子部品
Eの外形形状と略相似形の内部空間を呈するよう形成さ
れている。この部品収納溝2の内面には、フッ素コーテ
ィング等による静電防止膜を形成するとよい。
【0037】その電子部品の収納ケースは後述する如く
ケース本体1を縦に立てて電子部品の自動供給装置に装
備するもので、このケース本体1には部品収納溝2の最
外周2nより水平方向側方に引き続く直線状の部品送り
溝3を経てケース本体1の下部寄り側部面に開口位置す
るよう部品送出口4が部品送り溝3の延長線上に形成さ
れている。
【0038】そのケース本体1の下半部側面には、電子
部品の圧送エアーを送り込むエアー送込み孔5a…5n
が部品収納溝2の各周2a…2nに連通させて設けられ
ている。この各周のエアー送込み孔5a…5nは、部品
収納溝2の周方向と直交する方向で一線上に並ぶようケ
ース基板部1bの板面に設けられている。また、各エア
ー送込み孔5a…5nは第4図で示す如く電子部品の送
り方向に対して順向き斜めに穿設し、電子部品を部品送
出口4の開口方向に向けてエアー送りできるよう形成さ
れている。
【0039】そのエアー送込み孔5a…5nに加えて、
ケース本体1の上半部側面には部品収納溝2に送り込ま
れた電子部品の圧送エアーをケース本体1の外側面から
ケース外に排出するエアー排出孔6a…6nが設けられ
ている。また、このエアー排出孔6a…6nはエアー送
込み孔5a…5nより電子部品の送り方向に距離を隔て
ケース蓋板部1aの板面に設けられている。
【0040】その各周のエアー排出孔6a…6nは、電
子部品の圧送エアーをケース外に徐々に排出するよう電
子部品の送り方向に沿って部品収納溝2の周毎に複数個
並べて設けられている。この各周複数個のエアー排出孔
6a…6nは、部品収納溝2の周方向と直交する方向で
一線上に並ぶことにより放射状の列をなすよう設けられ
ている。そのエアー排出孔6a…6nの他に、部品取出
口4の近傍には電子部品の圧送エアーを部品送り溝3か
らも排出できるようエアー排出孔6pが電子部品の送出
方向に対して順向きの斜めに一つ穿設されている。
【0041】エアー送込み孔5a…5nはケース本体1
の下半部側面に位置することにより一列設ければ足り、
エアー排出孔6a…6nもケース本体1の上半部側面に
位置させて一群設ければよい。これによって、電子部品
の圧送エアーはエアー送込み孔5a…5nより部品収納
溝2の各周2a…2nを流動することにより電子部品を
部品収納溝2の内部で円滑に移動することができる。ま
た、電子部品の圧送エアーをエアー排出孔6a…6nよ
りケース外に徐々に排出することからエアー圧を徐減
し、その送込み停止に伴っては電子部品の部品相互に作
用する衝撃を緩和するようにできる。
【0042】この電子部品の収納ケースにおいては、別
のエアー孔5a′…5n′をエアー送込み孔5a…5n
とケース中心より所定角開いてケース本体1の下半部側
面に更に設けることにより左右二列設けることができ
る。そのエアー孔5a′…5n′はエアー送込み孔5a
…5nと相対方向に傾斜する穿孔で形成し、各エアー送
込み孔5a…5nから送り込む圧送エアーのエアー圧を
調整するものとして用いることができる。また、電子部
品を部品収納溝2の内部に整列装填する際のエアー送込
み孔としても用いることができる。そのエアー孔5a′
…5n′に対応し、圧送エアーをケース外に排出するべ
く更に一群のエアー排出孔6a′…6n′をケース本体
1の上半部側面に設けるようにできる。
【0043】この他に、後述する如く圧送エアーを供給
するエアー供給機構のカップリングをエアー送込み孔5
a…5nに被せるべく、ケース本体1には第5図で示す
ように楕円形の凹部7,7がエアー孔5a…5n,5
a′…5n′を取り囲むようケース基板部1bの外側面
に形成されている。
【0044】その電子部品の収納ケースには、第6図で
示すように部品送出口4を開閉するシャッター8が備え
付けられている。このシャッター8は略中間辺を支軸8
aで枢支することにより、ケース本体1の下部板厚面に
設けられた凹溝9aの内部に組付け配置されている。
【0045】そのシャッター8には支軸8aを介し、第
7図で示すようにストッパ片8bがシャッター8の取付
位置から部品収納溝2の溝内に通ずる開口を介して部品
送出口4の内部に割り込み乃至は退却するよう片端側に
備えられている。また、他端側にはコンプレッションス
プリング8cがシャッター8の上部面とケース本体1の
受溝9bとの間に掛渡し配置されている。そのコンプレ
ッションスプリング8cはストッパ片8bを部品送出口
4の内部に割込み偏位させるべく、支軸8aを介してシ
ャッター8をスプリング支持するよう取り付けられてい
る。
【0046】このように構成する電子部品の収納ケース
は、第8図で示すようなケース本体1を縦に立てて電子
部品の自動供給装置に装備することにより電子部品を自
動装着機の吸着ヘッドHに一個づつ分離供給するよう用
いることができる。そのケース本体1は、基台10の板
面上に取り付けられた左右のスタンド支軸11a,11
bで挾込み支持することにより基台10の板面上に縦に
立てて装備できるから大きな設置スペースを要しない。
【0047】そのケース本体の装備状態において、部品
送出口4は下部寄りに位置する。この部品送出口4から
電子部品をケース外に送り出すべく、電子部品の自動供
給装置は電子部品を収納ケースの部品送出口4から一つ
受け取る受け台12を備え、その受け台12よりケース
本体1の上方でXY方向に移動する自動装着機の吸着ヘ
ッドHで電子部品を吸着摘出するよう構成されている。
【0048】上述した電子部品の受け台12は、第9図
で示すように電子部品を一個受け取る切欠溝12aを有
する。この切欠溝12aの内面には、電子部品の吸着エ
アーを作用する空気孔12bが斜め下方に向けて設けら
れている。また、その受け台12は基台10でスライド
自在に軸承支持された摺動バー13の軸先端側にブラケ
ット14を介して装着することにより水平方向に前進乃
至後退動可能に取り付けられている。この受け台12の
駆動機構としては、駆動シリンダ16がロッド先端を摺
動バー13の軸線上に装着した突片15と当接するよう
基台10の水平方向に備え付けられている。
【0049】その受け台12に対しては、ストッパ片1
7が所定の前進位置で当接するよう基台10から突出さ
せて配設されている。また、この受け台12は基台10
の適宜個所との間に張設されたテンションスプリング1
8で後退方向に引張し、駆動シリンダ16がストローク
後退するのに伴って摺動バー13の軸後端側がストッパ
ー19に当接するまで後退動するよう装備されている。
【0050】上述した受け台12がストッパ片17と当
接する位置の上方には、電子部品の吸着ヘッドHが昇降
動自在に装備されている。この吸着ヘッドHは受け台1
2に送り出された電子部品を受け取り後、XYテーブル
に載置されたプリント基板の板面上まで持ち運ぶと共
に、当該電子部品をプリント基板の板面に装着するよう
連繋動作可能に配設されている。
【0051】その電子部品の自動供給装置には、電子部
品圧送用のエアー供給機構が装備されている。このエア
ー供給機構は、電子部品の圧送エアーをエアー送込み孔
5a…5nより部品収納溝2の各周2a…2nに送り込
むようケース本体1にあてがい装着されるカップリング
20を備え付けて構成されている。
【0052】そのカップリング20は、第10図で示す
ようにケース基板部1bの背面側に設けた凹部7と嵌合
せ可能な案内壁20aを有し、この案内壁20aより外
方の張出フランジ部20bにはエアー洩れを防止するO
リング20cが備え付けられている。また、そのカップ
リング20にはエアーバルブ21から継手22,23と
接続パイプ24並びに分岐パイプ25を介して電子部品
圧送用のエアー供給源が接続されている。
【0053】上述したシャッター8の駆動機構として
は、突押しピン26が電子部品圧送用のエアー供給機構
と駆動シリンダで同期駆動するようシャッター8に向う
下方位置で電子部品の自動供給装置に装備されている。
その突押しピン26はシャッター8の取付位置に形成さ
れた凹溝9aの内部に入り込み、コンプレッションスプ
リング8cに抗してシャッター8の片端側を押圧するこ
とによりストッパ片8bを部品送出口4から退却動する
ようシャッター8を突き押しするよう備え付けられてい
る。
【0054】この電子部品の自動供給装置においては電
子部品の収納ケースを基台10の板面上に立付け装備
し、エアー供給機構のエアーバルブ21と連結されたカ
ップリング20をエアー送込み孔5a…5nに被せてケ
ース本体1にあてがい装備するよう段取りする。そのエ
アー供給機構を作動すると、電子部品の圧送エアーがエ
アー送込み孔5a…5nより部品収納溝2の各周2a…
2nに瞬時に送り込まれる。
【0055】その電子部品の圧送エアーは、第11図で
示すようにエアー送込み孔5a…5nより部品収納溝2
の内部に装填された電子部品の側面に斜め方向に作用
し、エアー圧を電子部品に作用することにより電子部品
を部品収納溝2の溝内面に沿って摺接移動させる。ま
た、第12図で示すように電子部品Eの上下面が部品収
納溝2の弯曲した曲面と線接触するだけで大きな摩擦抵
抗を受けないから、電子部品Eを部品収納溝2の内面に
沿って円滑に移動することができる。
【0056】また、電子部品の圧送エアーは部品収納溝
2の内部を流通しつつ電子部品を所定距離まで移動する
と共に、エアー排出孔6a…6nからケース外に徐々に
抜け出てエアー圧を減圧する。そのエアー圧の減圧と共
に圧送エアーの送込み停止で、電子部品は大きな衝撃が
部品相互に加わらないよう緩やかに停止することができ
る。従って、部品相互には勿論、大きな衝撃力が電子部
品から部品収納溝2の内面にも作用するのを抑えること
ができる。
【0057】その電子部品の圧送エアーは、ケース本体
1の片側面に設けられたエアー送込み孔5a…5nから
部品収納溝2の内部に送り込まれ、部品収納溝2の内部
を通ってケース本体1の他側面に設けられたエアー排出
エアー孔6a…6nから抜け出る。このため、電子部品
の圧送エアーが部品収納溝2の内部空間を全体的に流動
することによりエアー圧を電子部品に効率よく作用する
ことができる。その電子部品の圧送エアーは一線上に並
ぶエアー送込み孔5a…5nから送り込めるため、簡単
な機構のエアー供給機構で部品収納溝の各周に同時に送
り込めて電子部品を全体的に同期移動することができ
る。
【0058】また、その電子部品の圧送エアーはケース
本体1の下部側に設けられたエアー送込み孔5a…5n
から上部側に向かって部品収納溝2の内部に送り込まれ
る。この圧送エアーの送込みで、電子部品は部品収納溝
2の各周2a…2nに沿って上方に旋回移動する。その
旋回移動に伴って部品収納溝2の頂点位置を越えると、
各電子部品は部品収納溝2の外周側に連続する各周2a
…2nに沿って降下する。また、圧送エアーの送込みを
停止しても自重で降下し、部品収納溝2の部品送出口4
に向う各周に徐々に移動する。その部品収納溝2の最外
周2nからは電子部品の圧送エアーを直接作用させなく
ても、電子部品は自重による降下で部品突出口4まで押
せ押せに移動できる。
【0059】その先頭の電子部品はシャッター8がエア
ーバルブ21と同期駆動する突押しピン26で押圧され
て部品送出口4を開放すると、電子部品の圧送エアー乃
至は自重で受け台12の切欠溝12aに送り出される。
この際、電子部品は部品収納溝2の最外周2nより水平
方向側方に連続する直線状の部品送り溝3を経て部品送
出口4まで移動するから、一定方向に方向付けて安定よ
く部品送出口4より受け台12に送り出すことができ
る。
【0060】その送出し後は上述した如く受け台12が
前進することにより、電子部品は吸着ヘッドHの昇降位
置まで持ち出される。また、この電子部品の送り出し後
は突押しピン26が直ちに下降動し、シャッター8は次
にエアーバルブ21が作動するまで部品取出口4を閉鎖
する。
【0061】自動装着機の吸着ヘッドHは電子部品を受
け台12から摘出吸持した後XY方向に移動し、当該電
子部品をXYテーブル上に載置されたプリント基板に装
着する。また、電子部品の自動供給装置は吸着ヘッドH
が動作を繰り返すのに伴って、電子部品を収納ケースの
部品送出口4に逐次送り出すようエアーバルブ21が作
動する。なお、この収納ケースによる部品送り出し終了
は部品送出口4の近傍で基台10に装備するホトセンサ
ー等により検知することができる。
【0062】
【発明の効果】以上の如く、本発明に係る電子部品の収
納ケース及びそれを用いた電子部品の供給方法に依れ
ば、ケース本体をコンパクトなものに形成できて電子部
品を複数個整列収容できるばかりでなく、その電子部品
をエアー送りで部品送出口よりケース外に安定よく迅速
に送り出せるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子部品の収納ケースを片側面か
ら示す説明図である。
【図2】同ケースを示す側断面図である。
【図3】同ケースの部品収納溝を示す部分断面図であ
る。
【図4】同ケースのエアー送込み孔を示す部分断面図で
ある。
【図5】同ケースを図1の反対面から示す説明図であ
る。
【図6】同ケースに装備されるシャッター機構を示す部
分拡大図である。
【図7】同シャッター機構をケース本体の正面側から示
す部分拡大図である。
【図8】同ケースが装備される電子部品の自動供給装置
を示す説明図である。
【図9】同装置に装備する電子部品の受け台を示す平面
図である。
【図10】同装置に装備するカップリングを示す断面図
である。
【図11】同ケースの側断面で圧送エアーの送り込みに
伴う電子部品の移動状態を示す説明図である。
【図12】同ケースのケース蓋板部を取り外して圧送エ
アーの送り込みに伴う電子部品の移動状態を示す説明図
である。
【符号の説明】
1 ケース本体 2 部品収納溝 2a…2n 部品収納溝の各周 3 直線状の部品送り溝 4 部品送出口 5a…5n エアー送込み孔 6a…6n エアー排出孔 E 電子部品 H 自動装着機の吸着ヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−280129(JP,A) 実開 昭60−119799(JP,U) 特公 昭61−56053(JP,B2)

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子部品の自動供給装置に縦に立てて装
    備される平板状のケース本体を有し、そのケース本体に
    は電子部品を複数個整列させてケース内に収容するスパ
    イラル状の部品収納溝と、この部品収納溝の最外周より
    水平方向側方に引き続く直線状の部品送り溝と、該部品
    送り溝の延長線上でケース本体の下部寄り側部面に開口
    する部品送出口と、電子部品の圧送エアーをケース本体
    の側面より部品収納溝の溝内に送り込むエアー送込み孔
    と、その電子部品の圧送エアーをエアー送込み孔から電
    子部品の送り方向に距離を隔てた位置よりケース外に排
    出するエアー排出孔とを設けたことを特徴とする電子部
    品の収納ケース。
  2. 【請求項2】 上記エアー送込み孔をケース本体の下半
    部側面に設け、且つ、エアー排出孔をケース本体の上半
    部側面に設けたことを特徴とする請求項1記載の電子部
    品の収納ケース。
  3. 【請求項3】 上記エアー送込み孔並びにエアー排出孔
    を部品収納溝の各周毎に夫々設けたことを特徴とする請
    求項1または2に記載の電子部品の収納ケース。
  4. 【請求項4】 上記エアー送込み孔とエアー排出孔とを
    ケース本体の両側面に分けて各々設けたことを特徴とす
    る請求項3記載の電子部品の収納ケース。
  5. 【請求項5】 上記各周のエアー送込み孔を部品収納溝
    の周方向と直交する方向で一線上に並べて設けたことを
    特徴とする請求項3記載の電子部品の収納ケース。
  6. 【請求項6】 上記各周のエアー排出孔を電子部品の送
    り方向に沿って部品収納溝の周毎に複数個並べて設けた
    ことを特徴とする請求項3記載の電子部品の収納ケー
    ス。
  7. 【請求項7】 電子部品の自動供給装置に縦に立てて装
    備される平板状のケース本体を有し、そのケース本体に
    は電子部品を複数個整列させてケース内に収容するスパ
    イラル状の部品収納溝と、この部品収納溝の最外周より
    水平方向側方に引き続く直線状の部品送り溝と、該部品
    送り溝の延長線上でケース本体の下部寄り側部面に開口
    する部品送出口と、電子部品の圧送エアーをケース本体
    の側面より部品収納溝の内部に送り込むエアー送込み孔
    と、その電子部品の圧送エアーをエアー送込み孔から電
    子部品の送り方向に距離を隔てた位置よりケース外に排
    出するエアー排出孔とを設けた電子部品の収納ケースを
    備え、 電子部品をエアー送込み孔から部品収納溝の溝内に送り
    込む圧送エアーで移動し、部品収納溝の最外周より直線
    状の部品送り溝を経て部品送出口からケース外に送り出
    すようにしたことを特徴とする電子部品の収納ケースを
    用いた電子部品の供給方法。
  8. 【請求項8】 上記電子部品の圧送エアーをケース本体
    の下半部側面に設けたエアー送込み孔から部品収納溝に
    送り込んで電子部品を部品収納溝の各周に沿って上方に
    移動すると共に、その電子部品の圧送エアーをケース本
    体の上半部側面に設けたエアー排出孔からケース外に排
    出し、且つ、部品収納溝の頂点位置を越えた電子部品を
    自重で降下させて部品収納溝の外周側各周に移動するよ
    うにしたことを特徴とする請求項7記載の電子部品の供
    給方法。
  9. 【請求項9】 上記電子部品の圧送エアーをケース本体
    の側面に設けたエアー送込み孔から部品収納溝の各溝内
    に同時に送り込んで、電子部品を部品収納溝の各周に沿
    って同期移動させるようにしたことを特徴とする請求項
    7または8のいずれかに記載の電子部品の供給方法。
  10. 【請求項10】 上記電子部品の圧送エアーをケース本
    体の片側面に設けたエアー送込み孔から部品収納溝の溝
    内に送り込んで該溝内を電子部品の送り方向に流動させ
    ると共に、ケース本体の他側面に設けたエアー排出孔か
    らケース外に排出するようにしたことを特徴とする請求
    項7〜9のいずれかに記載の電子部品の供給方法。
  11. 【請求項11】 上記電子部品の圧送エアーを部品収納
    溝の周方向と直交する方向で一線上に並ぶ各周のエアー
    送込み孔から共通のエアー供給機構で部品収納溝の溝内
    に同時に送り込むようにしたことを特徴とする請求項7
    〜9のいずれかに記載の電子部品の供給方法。
  12. 【請求項12】 上記電子部品の圧送エアーを電子部品
    の送り方向に沿って部品収納溝の周毎に複数個並らぶエ
    アー排出孔よりケース外に排出するようにしたことを特
    徴とする請求項7または8記載の電子部品の供給方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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