JPH0710893B2 - 高吸水性樹脂の製造方法 - Google Patents
高吸水性樹脂の製造方法Info
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- JPH0710893B2 JPH0710893B2 JP3451991A JP3451991A JPH0710893B2 JP H0710893 B2 JPH0710893 B2 JP H0710893B2 JP 3451991 A JP3451991 A JP 3451991A JP 3451991 A JP3451991 A JP 3451991A JP H0710893 B2 JPH0710893 B2 JP H0710893B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高吸水性樹脂の製造方法
に関する。
に関する。
【0002】
【従来の技術】高吸水性樹脂は、その驚異的な吸水倍率
から、当初、パルプや吸水紙に代わる液吸収素材とし
て、おむつ、生理用品等の衛生用品メーカーの注目を集
め実用化されたものであり、近年、その用途は衛生用品
にとどまらず、農業、園芸、食品、メディカル分野等に
幅広く拡がりつつある。
から、当初、パルプや吸水紙に代わる液吸収素材とし
て、おむつ、生理用品等の衛生用品メーカーの注目を集
め実用化されたものであり、近年、その用途は衛生用品
にとどまらず、農業、園芸、食品、メディカル分野等に
幅広く拡がりつつある。
【0003】高吸水性樹脂としては、アクリル酸を主成
分とする重合性単量体を架橋剤で架橋したもの、例えば
澱粉/アクリロニトリルグラフトコポリマーの加水分解
物、澱粉/アクリル酸グラフトコポリマーの部分中和
物、酢酸ビニル/アクリル酸エステルコポリマーのケン
化物、カルボキシメチルセルロース、イソブチレン/無
水マレイン酸コポリマー、ポリアクリル酸の部分中和
物、及びこれらの各重合体の架橋物等が知られている。
これらのうち、主鎖にアクリル酸またはアクリル酸塩の
モノマー単位を有するポリマーまたはコポリマーからな
るポリアクリル酸系の吸水性高分子化合物、例えばポリ
アクリル酸、ポリアクリル酸塩、アクリル酸とアクリル
酸塩とのコポリマー等が広く知られている。
分とする重合性単量体を架橋剤で架橋したもの、例えば
澱粉/アクリロニトリルグラフトコポリマーの加水分解
物、澱粉/アクリル酸グラフトコポリマーの部分中和
物、酢酸ビニル/アクリル酸エステルコポリマーのケン
化物、カルボキシメチルセルロース、イソブチレン/無
水マレイン酸コポリマー、ポリアクリル酸の部分中和
物、及びこれらの各重合体の架橋物等が知られている。
これらのうち、主鎖にアクリル酸またはアクリル酸塩の
モノマー単位を有するポリマーまたはコポリマーからな
るポリアクリル酸系の吸水性高分子化合物、例えばポリ
アクリル酸、ポリアクリル酸塩、アクリル酸とアクリル
酸塩とのコポリマー等が広く知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような高吸水性
樹脂の製造に際しては、高吸水性樹脂のゲル強度を向上
させるために、架橋剤としてN,N’−メチレンビスア
クリルアミド(以下、MBAAという)を重合系に添加
して重合を行わせていた。しかしながら、MBAAを使
用して架橋を行うと、たとえMBAAの添加量を増やし
ても、均一に架橋が起こらず、そのため充分に高い吸水
性能を有する高吸水性樹脂が得られず、ゲル強度にも劣
ったものになり、また重合時の発熱調節が困難であるた
めに均一なゲル体が得られないという問題があった。
樹脂の製造に際しては、高吸水性樹脂のゲル強度を向上
させるために、架橋剤としてN,N’−メチレンビスア
クリルアミド(以下、MBAAという)を重合系に添加
して重合を行わせていた。しかしながら、MBAAを使
用して架橋を行うと、たとえMBAAの添加量を増やし
ても、均一に架橋が起こらず、そのため充分に高い吸水
性能を有する高吸水性樹脂が得られず、ゲル強度にも劣
ったものになり、また重合時の発熱調節が困難であるた
めに均一なゲル体が得られないという問題があった。
【0005】さらに、MBAAを架橋剤として使用する
と、重合開始時間が長くなるという欠点もあった。本発
明の主たる目的は、均一な架橋で高いゲル強度を有し、
かつ均一なゲル体である高吸水性樹脂を、重合反応に悪
影響を及ぼすことなく、容易に得ることができる高吸水
性樹脂の製造方法を提供することにある。
と、重合開始時間が長くなるという欠点もあった。本発
明の主たる目的は、均一な架橋で高いゲル強度を有し、
かつ均一なゲル体である高吸水性樹脂を、重合反応に悪
影響を及ぼすことなく、容易に得ることができる高吸水
性樹脂の製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用】本発明の高吸
水性樹脂の製造方法は、アルカリ金属塩またはアンモニ
ウム塩によって20%以上が中和されているカルボキシ
ル基を有する重合性単量体を重合するにおいて、エピハ
ロヒドリンとアンモニウムまたはアミン類との反応物を
架橋剤として添加することを特徴とするものである。
水性樹脂の製造方法は、アルカリ金属塩またはアンモニ
ウム塩によって20%以上が中和されているカルボキシ
ル基を有する重合性単量体を重合するにおいて、エピハ
ロヒドリンとアンモニウムまたはアミン類との反応物を
架橋剤として添加することを特徴とするものである。
【0007】本発明のかかる架橋剤を使用することによ
り、MBAA等の従来の架橋剤を使用した場合に比べ
て、重合開始時間の短縮と重合時の発熱の低減化が可能
となる。その結果、重合反応が円滑に進行し、かつ均一
な架橋が可能となり、ゲル強度やゲル体の均一性が向上
した高吸水性樹脂が得られる。以下、本発明の方法を詳
細に説明する。
り、MBAA等の従来の架橋剤を使用した場合に比べ
て、重合開始時間の短縮と重合時の発熱の低減化が可能
となる。その結果、重合反応が円滑に進行し、かつ均一
な架橋が可能となり、ゲル強度やゲル体の均一性が向上
した高吸水性樹脂が得られる。以下、本発明の方法を詳
細に説明する。
【0008】本発明において用いられる重合性単量体
は、カルボキシル基を有するものであって、例えばアク
リル酸、メタクリル酸、マレイン酸等の種々の重合性有
機酸があげられ、とくにアクリル酸を主成分とするもの
が好ましい。かかる重合性単量体の有するカルボキシル
基は、上記架橋剤との反応を円滑に行わせる上で、少な
くともその20%以上、好ましくは60%以上がアルカ
リ金属塩またはアンモニウム塩によって中和されている
ことが必要である。アルカリ金属塩としては、ナトリウ
ム塩、カリウム塩、リチウム塩等を挙げることができ
る。
は、カルボキシル基を有するものであって、例えばアク
リル酸、メタクリル酸、マレイン酸等の種々の重合性有
機酸があげられ、とくにアクリル酸を主成分とするもの
が好ましい。かかる重合性単量体の有するカルボキシル
基は、上記架橋剤との反応を円滑に行わせる上で、少な
くともその20%以上、好ましくは60%以上がアルカ
リ金属塩またはアンモニウム塩によって中和されている
ことが必要である。アルカリ金属塩としては、ナトリウ
ム塩、カリウム塩、リチウム塩等を挙げることができ
る。
【0009】本発明における重合性単量体は、上記のよ
うにカルボキシル基を有する重合性単量体を単独もしく
は2種以上を混合して用いてもよく、さらには親水性等
の特性を改良するために、アクリルアミド、N−ビニル
ピロリドン、2−ヒドロキシエチルメタクリレート等と
共重合させたものであってもよい。本発明における架橋
剤は、エピハロヒドリンと、アンモニアまたはアミン類
との反応物である。この反応物は、重合性単量体が有す
る−COOM基(式中、Mは水素原子、アルカリ金属塩
またはアンモニウム塩である)と反応し、重合時に架橋
するものである。
うにカルボキシル基を有する重合性単量体を単独もしく
は2種以上を混合して用いてもよく、さらには親水性等
の特性を改良するために、アクリルアミド、N−ビニル
ピロリドン、2−ヒドロキシエチルメタクリレート等と
共重合させたものであってもよい。本発明における架橋
剤は、エピハロヒドリンと、アンモニアまたはアミン類
との反応物である。この反応物は、重合性単量体が有す
る−COOM基(式中、Mは水素原子、アルカリ金属塩
またはアンモニウム塩である)と反応し、重合時に架橋
するものである。
【0010】上記エピハロヒドリンとしては、エピクロ
ロヒドリン、エピブロモヒドリン、エピヨードヒドリン
が例示される。また、上記アミン類としては、エチルア
ミン、メチルアミン、プロピルアミンなどのモノアミン
類;トリエチレンジアミン、ビス−2−アミノエチルエ
ーテル、N,N−ジメチルエチレンジアミン、ピペラジ
ン、エチレンジアミンなどのジアミン類;N−アミノエ
チルピペラジン、ジエチレントリアミンなどのトリアミ
ン類が例示され、特にジアミン類を使用するのが好まし
い。
ロヒドリン、エピブロモヒドリン、エピヨードヒドリン
が例示される。また、上記アミン類としては、エチルア
ミン、メチルアミン、プロピルアミンなどのモノアミン
類;トリエチレンジアミン、ビス−2−アミノエチルエ
ーテル、N,N−ジメチルエチレンジアミン、ピペラジ
ン、エチレンジアミンなどのジアミン類;N−アミノエ
チルピペラジン、ジエチレントリアミンなどのトリアミ
ン類が例示され、特にジアミン類を使用するのが好まし
い。
【0011】エピハロヒドリンとアンモニアまたはアミ
ン類との反応は、予め水またはアルコールの溶液中で温
度を制御しながら行っておくことが好ましく、反応温度
0〜90°Cで反応時間0.5〜20時間程度であるの
が適当である。上記アンモニアまたはアミン類は、エピ
ハロヒドリン1モルに対して0.01〜4モル、好まし
くは0.1〜1モルの割合で用いられる。これは、アン
モニアまたはアミン類の使用量が上記範囲(0.01〜
4モル)を外れた場合、架橋効果がなくなるからであ
る。
ン類との反応は、予め水またはアルコールの溶液中で温
度を制御しながら行っておくことが好ましく、反応温度
0〜90°Cで反応時間0.5〜20時間程度であるの
が適当である。上記アンモニアまたはアミン類は、エピ
ハロヒドリン1モルに対して0.01〜4モル、好まし
くは0.1〜1モルの割合で用いられる。これは、アン
モニアまたはアミン類の使用量が上記範囲(0.01〜
4モル)を外れた場合、架橋効果がなくなるからであ
る。
【0012】また、上記水またはアルコールは、エピハ
ロヒドリン1重量部に対して、50重量部以下、好まし
くは5〜20重量部で用いられる。水またはアルコール
が50重量部を越えると、乾燥に多大の熱エネルギーを
要し不経済である。 アルコールとしては、1価の液体
アルコールがよく、好ましくはメタノール、エタノー
ル、プロパノール、ブタノールである。
ロヒドリン1重量部に対して、50重量部以下、好まし
くは5〜20重量部で用いられる。水またはアルコール
が50重量部を越えると、乾燥に多大の熱エネルギーを
要し不経済である。 アルコールとしては、1価の液体
アルコールがよく、好ましくはメタノール、エタノー
ル、プロパノール、ブタノールである。
【0013】さらに、上記溶液中に界面活性剤を添加し
て、エピハロヒドリンとアンモニアまたはアミン類との
反応物を均一に分散させるようにしても良い。これによ
り、吸水特性を損なわずにゲル強度を強化することがで
きる。界面活性剤として、ポリビニルアルコール、ポリ
エチレンオキシド、ポリエチレングリコール、ポリプロ
ピレングリコール、ノニオン系の界面活性剤〔例えばポ
リオキシエチレンアルキルエーテル(アルキル基の炭素
数12〜18のもの)〕などが挙げられる。これらの中
では、ポリエチレングリコールを使用するのが特に好ま
しい。
て、エピハロヒドリンとアンモニアまたはアミン類との
反応物を均一に分散させるようにしても良い。これによ
り、吸水特性を損なわずにゲル強度を強化することがで
きる。界面活性剤として、ポリビニルアルコール、ポリ
エチレンオキシド、ポリエチレングリコール、ポリプロ
ピレングリコール、ノニオン系の界面活性剤〔例えばポ
リオキシエチレンアルキルエーテル(アルキル基の炭素
数12〜18のもの)〕などが挙げられる。これらの中
では、ポリエチレングリコールを使用するのが特に好ま
しい。
【0014】エピハロヒドリンとアンモニアまたはアミ
ン類との反応物である架橋剤の添加量は、所望する吸水
倍率、ゲル強度等に応じて適宜決定することができる。
アクリル酸を主成分とする重合性単量体では、アクリル
酸100重量部に対して架橋剤を0.005〜20重量
部の割合で使用するのが好ましい。架橋剤の添加量が
0.005重量部未満であると架橋不足になり、20重
量部を越えると架橋過多になり吸水量が低下する。
ン類との反応物である架橋剤の添加量は、所望する吸水
倍率、ゲル強度等に応じて適宜決定することができる。
アクリル酸を主成分とする重合性単量体では、アクリル
酸100重量部に対して架橋剤を0.005〜20重量
部の割合で使用するのが好ましい。架橋剤の添加量が
0.005重量部未満であると架橋不足になり、20重
量部を越えると架橋過多になり吸水量が低下する。
【0015】重合は、通常の重合方法がいずれも採用可
能であり、例えばアクリル酸塩溶液に上記架橋剤および
所定量の重合開始剤を加えて重合を開始させ、含水ゲル
を得る。得られた含水ゲルは乾燥後、粉砕し、分級し、
所定粒径または粒度の高吸水性樹脂粉末または粒子とす
る。
能であり、例えばアクリル酸塩溶液に上記架橋剤および
所定量の重合開始剤を加えて重合を開始させ、含水ゲル
を得る。得られた含水ゲルは乾燥後、粉砕し、分級し、
所定粒径または粒度の高吸水性樹脂粉末または粒子とす
る。
【0016】
【実施例】以下、実施例をあげて本発明の高吸水性樹脂
の製造方法を詳細に説明する。なお、本発明は下記の実
施例のみに限定されるものではない。 参考例1 〔エピクロロヒドリン−アンモニア系架橋液の調製〕エ
ピクロロヒドリン6.0g、25%アンモニア水1.4
7gおよびメタノール60gを攪拌混合し、50℃で1
5時間静置反応させて架橋液(A)を得た。 参考例2 〔エピクロロヒドリン−ジエチレントリアミン系架橋液
の調製〕エピクロロヒドリン6.0g、ジエチレントリ
アミン1.34gおよびメタノール60gを攪拌混合
し、50℃で15時間静置反応させて架橋液(B)を得
た。 実施例1 80%アクリル酸75重量部、48.6%水酸化ナトリ
ウム48.0重量部およびイオン交換水48.6重量部
を混合して中和度70%のアクリル酸塩水溶液を調製し
た。このアクリル酸塩水溶液1028gに、参考例1で
得たエピクロロヒドリン−アンモニア系架橋液(A)
0.80gを加え、窒素で置換した後、2%ペルオキソ
二硫酸塩(k2S2O8) 水溶液36g、2%ピロ亜硫酸塩
(k2S2O5) 水溶液21.6gおよび40%グリオキサー
ル水溶液の水希釈液(50倍希釈)14.4gを添加し
て混合液を得た。次いで、この混合液を、縦48cm、横
37cmのバット(内面テフロンコーティング)に注入
し、42℃の熱風循環乾燥器内で20分間重合して、縦
48cm、横37cm、厚さ0.5〜0.6cmの含水ゲルを
得た。得られた含水ゲルを表面温度130℃のドラム乾
燥機で乾燥してフレーク状の樹脂とし、この樹脂をピン
ミルで粉砕した後、分級し、16〜200メッシュの高
吸水性樹脂粉末を得た。 実施例2 参考例1で得た架橋液(A)の添加量を2.00gとし
たほかは、実施例1と同様にして高吸水性樹脂粉末を得
た。 実施例3 参考例1で得た架橋液(A)の添加量を4.00gとし
たほかは、実施例1と同様にして高吸水性樹脂粉末を得
た。 実施例4 架橋液(A)に代えて、参考例2で得た架橋液(B)
0.81gを加えたほかは、実施例1と同様にして高吸
水性樹脂粉末を得た。 実施例5 架橋液(A)に代えて、参考例2で得た架橋液(B)
2.03gを加えたほかは、実施例1と同様にして高吸
水性樹脂粉末を得た。 実施例6 架橋液(A)に代えて、参考例2で得た架橋液(B)
4.07gを加えたほかは、実施例1と同様にして高吸
水性樹脂粉末を得た。 比較例1 架橋液を添加しなかったほかは、実施例1と同様にして
高吸水性樹脂粉末を得た。 比較例2 架橋液(A)に代えて、架橋剤としてMBAA0.05
gを添加したたほかは、実施例1と同様にして高吸水性
樹脂粉末を得た。 比較例3 架橋液(A)に代えて、架橋剤としてMBAA0.10
gを添加したたほかは、実施例1と同様にして高吸水性
樹脂粉末を得た。 比較例4 架橋液(A)に代えて、架橋剤としてMBAA0.20
gを添加したたほかは、実施例1と同様にして高吸水性
樹脂粉末を得た。
の製造方法を詳細に説明する。なお、本発明は下記の実
施例のみに限定されるものではない。 参考例1 〔エピクロロヒドリン−アンモニア系架橋液の調製〕エ
ピクロロヒドリン6.0g、25%アンモニア水1.4
7gおよびメタノール60gを攪拌混合し、50℃で1
5時間静置反応させて架橋液(A)を得た。 参考例2 〔エピクロロヒドリン−ジエチレントリアミン系架橋液
の調製〕エピクロロヒドリン6.0g、ジエチレントリ
アミン1.34gおよびメタノール60gを攪拌混合
し、50℃で15時間静置反応させて架橋液(B)を得
た。 実施例1 80%アクリル酸75重量部、48.6%水酸化ナトリ
ウム48.0重量部およびイオン交換水48.6重量部
を混合して中和度70%のアクリル酸塩水溶液を調製し
た。このアクリル酸塩水溶液1028gに、参考例1で
得たエピクロロヒドリン−アンモニア系架橋液(A)
0.80gを加え、窒素で置換した後、2%ペルオキソ
二硫酸塩(k2S2O8) 水溶液36g、2%ピロ亜硫酸塩
(k2S2O5) 水溶液21.6gおよび40%グリオキサー
ル水溶液の水希釈液(50倍希釈)14.4gを添加し
て混合液を得た。次いで、この混合液を、縦48cm、横
37cmのバット(内面テフロンコーティング)に注入
し、42℃の熱風循環乾燥器内で20分間重合して、縦
48cm、横37cm、厚さ0.5〜0.6cmの含水ゲルを
得た。得られた含水ゲルを表面温度130℃のドラム乾
燥機で乾燥してフレーク状の樹脂とし、この樹脂をピン
ミルで粉砕した後、分級し、16〜200メッシュの高
吸水性樹脂粉末を得た。 実施例2 参考例1で得た架橋液(A)の添加量を2.00gとし
たほかは、実施例1と同様にして高吸水性樹脂粉末を得
た。 実施例3 参考例1で得た架橋液(A)の添加量を4.00gとし
たほかは、実施例1と同様にして高吸水性樹脂粉末を得
た。 実施例4 架橋液(A)に代えて、参考例2で得た架橋液(B)
0.81gを加えたほかは、実施例1と同様にして高吸
水性樹脂粉末を得た。 実施例5 架橋液(A)に代えて、参考例2で得た架橋液(B)
2.03gを加えたほかは、実施例1と同様にして高吸
水性樹脂粉末を得た。 実施例6 架橋液(A)に代えて、参考例2で得た架橋液(B)
4.07gを加えたほかは、実施例1と同様にして高吸
水性樹脂粉末を得た。 比較例1 架橋液を添加しなかったほかは、実施例1と同様にして
高吸水性樹脂粉末を得た。 比較例2 架橋液(A)に代えて、架橋剤としてMBAA0.05
gを添加したたほかは、実施例1と同様にして高吸水性
樹脂粉末を得た。 比較例3 架橋液(A)に代えて、架橋剤としてMBAA0.10
gを添加したたほかは、実施例1と同様にして高吸水性
樹脂粉末を得た。 比較例4 架橋液(A)に代えて、架橋剤としてMBAA0.20
gを添加したたほかは、実施例1と同様にして高吸水性
樹脂粉末を得た。
【0017】各実施例および比較例における架橋剤の種
類と添加量、重合反応時の最大温度ならびに重合開始時
間を表1に示す。また、得られた高吸水性樹脂粉末のゲ
ル強度、吸水倍率およびゲルの均一性を調べた。その結
果を表1に併せて示す。なお、それぞれの測定方法は以
下のとおりである。 (1) ゲル強度 200mlのビーカーに0.9%食塩水96.0gを収容
し、マグネチックスターラで攪拌しながら、試料である
高吸水性樹脂粉末4.0gを添加してゲル化させた。こ
のゲルを恒温室に24時間放置した後、初めに3/16
インチ直径のJIS規格玉軸受用鋼球(SUS)を、次
にそれより1/16インチずつ径が大きくなった同鋼球
を順次ゲル表面に載せる。この操作を鋼球がゲル内に沈
降するまで継続する。但し、沈降しなかった鋼球は除去
してから次の鋼球を載せるようにする。このようにし
て、沈降しなかった鋼球の最大直径(M/16インチ)
のMをもってゲル強度とした。 (2) 吸水倍率の測定 高吸水性樹脂1gを0.9%食塩水97.5g中に入れ
て、10分間放置して吸水させる。次いで、予め秤量し
ておいた80メッシュ金網(この重量をYgとする)上
に移し、5分間水切りをした後、含水ゲルを金網ととも
に秤量し(この重量をXgとする)、下式に基づいて無
加圧時の吸水倍率を求めた。
類と添加量、重合反応時の最大温度ならびに重合開始時
間を表1に示す。また、得られた高吸水性樹脂粉末のゲ
ル強度、吸水倍率およびゲルの均一性を調べた。その結
果を表1に併せて示す。なお、それぞれの測定方法は以
下のとおりである。 (1) ゲル強度 200mlのビーカーに0.9%食塩水96.0gを収容
し、マグネチックスターラで攪拌しながら、試料である
高吸水性樹脂粉末4.0gを添加してゲル化させた。こ
のゲルを恒温室に24時間放置した後、初めに3/16
インチ直径のJIS規格玉軸受用鋼球(SUS)を、次
にそれより1/16インチずつ径が大きくなった同鋼球
を順次ゲル表面に載せる。この操作を鋼球がゲル内に沈
降するまで継続する。但し、沈降しなかった鋼球は除去
してから次の鋼球を載せるようにする。このようにし
て、沈降しなかった鋼球の最大直径(M/16インチ)
のMをもってゲル強度とした。 (2) 吸水倍率の測定 高吸水性樹脂1gを0.9%食塩水97.5g中に入れ
て、10分間放置して吸水させる。次いで、予め秤量し
ておいた80メッシュ金網(この重量をYgとする)上
に移し、5分間水切りをした後、含水ゲルを金網ととも
に秤量し(この重量をXgとする)、下式に基づいて無
加圧時の吸水倍率を求めた。
【0018】吸水倍率=X−Y−1 (3) ゲルの均一性評価 ゲルの表面にできた径が0.5〜2cmの気泡の破裂跡を
目視にて観察し、以下の基準にて評価した。 ○: 表面が均一 △: 一部突沸( 気泡の破裂跡が表面積の半分以下) ×: 突沸した( 気泡の破裂跡が表面積のほぼ全面に発
生)
目視にて観察し、以下の基準にて評価した。 ○: 表面が均一 △: 一部突沸( 気泡の破裂跡が表面積の半分以下) ×: 突沸した( 気泡の破裂跡が表面積のほぼ全面に発
生)
【0019】
【表1】
【0020】表に示すように、比較例2〜4では、MB
AAの添加量を増すに従って、重合時の温度が高くなる
ため、突沸が生じ、ゲルの均一性が損なわれており、さ
らに重合開始時間も長くなっている。これに対して、実
施例1〜6では、重合時の温度および重合開始時間が、
架橋剤の添加量に関係なくほぼ一定しており、かつMB
AAを架橋剤として用いた比較例2〜4に比べていずれ
も低く、突沸を生じることなく重合反応が円滑に進行し
ていることを示している。その結果、実施例1〜6では
ゲル強度、吸水性能およびゲルの均一性がいずれも良好
であり、均一な架橋が行われていることを示している。
AAの添加量を増すに従って、重合時の温度が高くなる
ため、突沸が生じ、ゲルの均一性が損なわれており、さ
らに重合開始時間も長くなっている。これに対して、実
施例1〜6では、重合時の温度および重合開始時間が、
架橋剤の添加量に関係なくほぼ一定しており、かつMB
AAを架橋剤として用いた比較例2〜4に比べていずれ
も低く、突沸を生じることなく重合反応が円滑に進行し
ていることを示している。その結果、実施例1〜6では
ゲル強度、吸水性能およびゲルの均一性がいずれも良好
であり、均一な架橋が行われていることを示している。
【0021】一方、架橋剤を含まない比較例1では、重
合時の温度および重合開始時間は実施例とほぼ同じであ
るが、架橋がなされていないため、ゲル強度において実
施例および他の比較例よりも著しく劣っている。
合時の温度および重合開始時間は実施例とほぼ同じであ
るが、架橋がなされていないため、ゲル強度において実
施例および他の比較例よりも著しく劣っている。
【0022】
【発明の効果】本発明の方法によれば、重合性単量体の
架橋が均一に行われるので、吸水性能にすぐれると共
に、ゲル強度にもすぐれ、しかも重合開始が架橋剤の存
在によって悪影響を受けることなく速やかに行われ、し
かも重合時の発熱調節も容易であるため、均一なゲル体
が得られるという効果がある。
架橋が均一に行われるので、吸水性能にすぐれると共
に、ゲル強度にもすぐれ、しかも重合開始が架橋剤の存
在によって悪影響を受けることなく速やかに行われ、し
かも重合時の発熱調節も容易であるため、均一なゲル体
が得られるという効果がある。
Claims (2)
- 【請求項1】アルカリ金属塩またはアンモニウム塩によ
って20%以上が中和されているカルボキシル基を有す
る重合性単量体を重合するにおいて、エピハロヒドリン
とアンモニウムまたはアミン類との反応物を架橋剤とし
て添加することを特徴とする高吸水性樹脂の製造方法。 - 【請求項2】前記重合性単量体が、カルボキシル基の2
0%以上がアルカリ金属塩またはアンモニウム塩によっ
て中和されているアクリル酸を主成分とするものである
請求項1記載の高吸水性樹脂の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3451991A JPH0710893B2 (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | 高吸水性樹脂の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3451991A JPH0710893B2 (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | 高吸水性樹脂の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04272910A JPH04272910A (ja) | 1992-09-29 |
| JPH0710893B2 true JPH0710893B2 (ja) | 1995-02-08 |
Family
ID=12416515
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3451991A Expired - Lifetime JPH0710893B2 (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | 高吸水性樹脂の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0710893B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2654739B2 (ja) * | 1993-03-31 | 1997-09-17 | 三洋化成工業株式会社 | 表面架橋された吸水性樹脂の製造法 |
| US8647528B2 (en) | 2008-03-07 | 2014-02-11 | Nippon Shokubai Co., Ltd. | Water absorbing agent and production method thereof |
-
1991
- 1991-02-28 JP JP3451991A patent/JPH0710893B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04272910A (ja) | 1992-09-29 |
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