JPH07110892B2 - でんぷん誘導体とアクリルアミドとの共重合体の製法 - Google Patents
でんぷん誘導体とアクリルアミドとの共重合体の製法Info
- Publication number
- JPH07110892B2 JPH07110892B2 JP59247191A JP24719184A JPH07110892B2 JP H07110892 B2 JPH07110892 B2 JP H07110892B2 JP 59247191 A JP59247191 A JP 59247191A JP 24719184 A JP24719184 A JP 24719184A JP H07110892 B2 JPH07110892 B2 JP H07110892B2
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- Japan
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- starch
- acrylamide
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- starch derivative
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- Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)
- Graft Or Block Polymers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、でんぷんにグリコール化合物を導入し、水に
対する溶解性を増大させ、その親液コロイドとしての特
徴を高め、でんぷんの水溶性高分子物質としての用途を
高める事にあり、さらにこのでんぷんのアルキルジオー
ル誘導体にアクリルアミドをグラフト重合させる事によ
り、溶液粘度のいちじるしく大きい物が得られる。この
物はグラフト共重合体に特有な構造粘性を具備している
ことから、さらにその用途を拡大する事にある。現在、
医薬品製剤分野において、水溶性高分子化合物は重要な
役割をもっており、それらの特徴である水に対する分散
性、増粘性、粘結性などを利用して、たとえば、乳剤、
錠剤、シロップ剤、エキス剤、軟膏剤、パップ剤等に使
用される。又特出している事はその構造粘性により、眼
科領域において最近これ等構造粘性を有する高粘性液は
角膜水和を制御するために使用される。すなわちガラス
体切開のごとき眼内外科手術において、角膜厚および清
浄さをたもち、角膜上皮および角膜内皮を保護する。又
これ等はコンタクトレンズの洗浄、潤滑剤としても有用
である。これ等の用途のためでんぷんのアルキルジオー
ル誘導体は発明された。このでんぷん誘導体はでんぷん
を水溶液中あるいはアセトン、アルコール等有機溶媒に
溶解あるいは分散させて、苛性ソーダのごときアルカリ
存在下、ハロゲン化アルキルジオールと反応させて得ら
れる。ここで使用されるでんぷんは、ばれいしょ、かん
しょ、コーン等いづれに由来するかは問わない。又ここ
で使用されるハロゲン化アルキルジオールとしては、一
般式Cn+2H2n+5O2、又はXCnH2n+1C2H2(OH)2
で示される、ここでnは0から7までの整数を意味し、
XはF。Cl、Br、Iのごときハロゲン物質を意味する。
具体的には3−クロロ−1、2−プロパンジオール、3
−ブロモ−1、2−プロパンジオール、3−ヨード−
1、2−プロパンジオール、1−クロロ−2、3−ブタ
ンジオール等である。ハロゲンXはでんぷんの水酸基の
H原子と反応し、グリコール化合物はでんぷんとエーテ
ル結合する。グリコール化合物が導入されたでんぷん誘
導体は四価のセリウム塩に対し原料でんぷんと比較する
と、はるかに高い反応性を有する。このためグリコール
化合物が導入されたでんぷん誘導体は四価のセリウム塩
と容易に反応してラジカルを生じる。このためアクリル
アミドを容易に重合させ、グラフト共重合体を得る。こ
のでんぷん誘導体のアクリルアミドグラフト共重合体は
水に溶けて、原料のでんぷん誘導体よりはるかに高い粘
性を示し、又構造粘性を示すことより上記用途にさらに
適合するものである。
対する溶解性を増大させ、その親液コロイドとしての特
徴を高め、でんぷんの水溶性高分子物質としての用途を
高める事にあり、さらにこのでんぷんのアルキルジオー
ル誘導体にアクリルアミドをグラフト重合させる事によ
り、溶液粘度のいちじるしく大きい物が得られる。この
物はグラフト共重合体に特有な構造粘性を具備している
ことから、さらにその用途を拡大する事にある。現在、
医薬品製剤分野において、水溶性高分子化合物は重要な
役割をもっており、それらの特徴である水に対する分散
性、増粘性、粘結性などを利用して、たとえば、乳剤、
錠剤、シロップ剤、エキス剤、軟膏剤、パップ剤等に使
用される。又特出している事はその構造粘性により、眼
科領域において最近これ等構造粘性を有する高粘性液は
角膜水和を制御するために使用される。すなわちガラス
体切開のごとき眼内外科手術において、角膜厚および清
浄さをたもち、角膜上皮および角膜内皮を保護する。又
これ等はコンタクトレンズの洗浄、潤滑剤としても有用
である。これ等の用途のためでんぷんのアルキルジオー
ル誘導体は発明された。このでんぷん誘導体はでんぷん
を水溶液中あるいはアセトン、アルコール等有機溶媒に
溶解あるいは分散させて、苛性ソーダのごときアルカリ
存在下、ハロゲン化アルキルジオールと反応させて得ら
れる。ここで使用されるでんぷんは、ばれいしょ、かん
しょ、コーン等いづれに由来するかは問わない。又ここ
で使用されるハロゲン化アルキルジオールとしては、一
般式Cn+2H2n+5O2、又はXCnH2n+1C2H2(OH)2
で示される、ここでnは0から7までの整数を意味し、
XはF。Cl、Br、Iのごときハロゲン物質を意味する。
具体的には3−クロロ−1、2−プロパンジオール、3
−ブロモ−1、2−プロパンジオール、3−ヨード−
1、2−プロパンジオール、1−クロロ−2、3−ブタ
ンジオール等である。ハロゲンXはでんぷんの水酸基の
H原子と反応し、グリコール化合物はでんぷんとエーテ
ル結合する。グリコール化合物が導入されたでんぷん誘
導体は四価のセリウム塩に対し原料でんぷんと比較する
と、はるかに高い反応性を有する。このためグリコール
化合物が導入されたでんぷん誘導体は四価のセリウム塩
と容易に反応してラジカルを生じる。このためアクリル
アミドを容易に重合させ、グラフト共重合体を得る。こ
のでんぷん誘導体のアクリルアミドグラフト共重合体は
水に溶けて、原料のでんぷん誘導体よりはるかに高い粘
性を示し、又構造粘性を示すことより上記用途にさらに
適合するものである。
実施例1 市販コーンスターチ(ナショナル・スターチ・アンド・
ケミカル社製)5gをt−ブタノール100ml中に分散し、
温度計、還流コンデンサー、ガラスかきまぜ棒をそなえ
たガラス製の三つロフラスコ中でよくかきまぜる。30%
苛性ソーダ溶液20ml、3−クロロ−1、2−プロパンジ
オール10gの順に加え、反応を開始する。反応温度は70
℃、反応時間は2時間行った。反応後、濃塩酸で中和
し、生じたスラリーをろ別し、80%のメタノール100ml
中で洗浄し、さらに無水メタノール100ml中で洗浄し、
後60℃で一晩、減圧乾燥し生成物4gを得た。アンスロン
法により測定した置換度は0、85(mol/A.G.U)であっ
た。水25℃でその固有粘度〔η〕は0.32(dl/g)であっ
た。図1は生じたプロパンジオール・でんぷん(PDO−
でんぷん)の赤外吸収スペクトルである。2960cm-1にプ
ロパンジオール基に起因するνC−Hの吸収が観察され
る。A.G.U.とはアンヒドログルコース単位の略である。
ケミカル社製)5gをt−ブタノール100ml中に分散し、
温度計、還流コンデンサー、ガラスかきまぜ棒をそなえ
たガラス製の三つロフラスコ中でよくかきまぜる。30%
苛性ソーダ溶液20ml、3−クロロ−1、2−プロパンジ
オール10gの順に加え、反応を開始する。反応温度は70
℃、反応時間は2時間行った。反応後、濃塩酸で中和
し、生じたスラリーをろ別し、80%のメタノール100ml
中で洗浄し、さらに無水メタノール100ml中で洗浄し、
後60℃で一晩、減圧乾燥し生成物4gを得た。アンスロン
法により測定した置換度は0、85(mol/A.G.U)であっ
た。水25℃でその固有粘度〔η〕は0.32(dl/g)であっ
た。図1は生じたプロパンジオール・でんぷん(PDO−
でんぷん)の赤外吸収スペクトルである。2960cm-1にプ
ロパンジオール基に起因するνC−Hの吸収が観察され
る。A.G.U.とはアンヒドログルコース単位の略である。
実施例2 実施例1のPDO−でんぷん0.9gを蒸留水55mlに溶解し、
ついであらかじめクロロホルムから再結晶法によって精
製したアクリルアミド2.7gを加え、反応液及び反応容器
中の空気を窒素ガスで十分に置換し、かく拌しながら0.
1N硝酸10mlに溶した硝酸第二セリウムアンモニウム34.5
mgを加えて反応を開始する。反応は3時間おこない、後
3時間静置したのち、ハイドロキノン20mgを加えて反応
を停止する。アセトン400mlを反応溶液に加え、沈殿を
析出・別し無水メタノール20mlで水洗した後、50℃で
一晩、減圧乾燥し、生成物2.1gを得た。重合率44%、水
中における25℃の固有粘度〔η〕は2.5(dl/g)であっ
た。その赤外吸収スペクトル(KBr法)には、アクリル
アミドに起因する2960cm-1のνN−Hの吸収、1670cm-1
のνC=0の吸収、でんぷんに起因する1050cm-1のピラ
ノーズリングの吸収が観察出来る。これ等PDO−でんぷ
んおよびPDO−でんぷん−アクリルアミドグラフト共重
合体はそれぞれ新奇物質である。
ついであらかじめクロロホルムから再結晶法によって精
製したアクリルアミド2.7gを加え、反応液及び反応容器
中の空気を窒素ガスで十分に置換し、かく拌しながら0.
1N硝酸10mlに溶した硝酸第二セリウムアンモニウム34.5
mgを加えて反応を開始する。反応は3時間おこない、後
3時間静置したのち、ハイドロキノン20mgを加えて反応
を停止する。アセトン400mlを反応溶液に加え、沈殿を
析出・別し無水メタノール20mlで水洗した後、50℃で
一晩、減圧乾燥し、生成物2.1gを得た。重合率44%、水
中における25℃の固有粘度〔η〕は2.5(dl/g)であっ
た。その赤外吸収スペクトル(KBr法)には、アクリル
アミドに起因する2960cm-1のνN−Hの吸収、1670cm-1
のνC=0の吸収、でんぷんに起因する1050cm-1のピラ
ノーズリングの吸収が観察出来る。これ等PDO−でんぷ
んおよびPDO−でんぷん−アクリルアミドグラフト共重
合体はそれぞれ新奇物質である。
実施例3 市販コーンスターチ・ホワイトデキストリン(ナショナ
ル・スターチ・アンド・ケミカル社製)6gを使用し、ス
ラリーの反応液からの分離時、蒸発乾固した以外、実施
例1と全く同様の操作を行い、8.1gのPDO−でんぷんを
得た。
ル・スターチ・アンド・ケミカル社製)6gを使用し、ス
ラリーの反応液からの分離時、蒸発乾固した以外、実施
例1と全く同様の操作を行い、8.1gのPDO−でんぷんを
得た。
水における25℃の固有粘度は0.31(dl/g)であった。
実施例4 1−ブロモ−2、3−ブタンジオール15gを市販コンス
ターチ(ナショナル・スターチ・アンド・ケミカル社
製)と反応さす以外、実施例1と同様に操作して、ブタ
ンジオールの置換度0.7(mol/A.G.U.)のブタンジオー
ル(BDO)−でんぷん5gを得た。水25℃における固有粘
度〔η〕は、0.38(dl/g)であった。
ターチ(ナショナル・スターチ・アンド・ケミカル社
製)と反応さす以外、実施例1と同様に操作して、ブタ
ンジオールの置換度0.7(mol/A.G.U.)のブタンジオー
ル(BDO)−でんぷん5gを得た。水25℃における固有粘
度〔η〕は、0.38(dl/g)であった。
実施例5 アシド・コーンバーテイド・ワクシイ・コーンスターチ
2gを30%苛性ソーダ溶液にボウ潤させ、2時間静置の
後、6gになるようプレスして余分の苛性ソーダ溶液をし
ぼりとり、3日間、室温で減圧乾燥した物を、アセトン
80ml中に分散し、温度計、還流コンデンサー、ガラスか
きまぜ棒をそなえたガラス製の三つロフラスコ中で、3
−クロロ−1、2−プロパンジオール5mlと反応液を還
流させながら反応さす。反応は3時間おこない、後の操
作は実施例1と同様に行いPDO−でんぷん1.4gを得た、
水25℃における固有粘度〔η〕は0.6(dl/g)であっ
た。その赤外吸収スペクトル(KBr法)には、1、2−
プロパンジオール基に起因するνC−Hの吸収が2960cm
-1附近に観察される。
2gを30%苛性ソーダ溶液にボウ潤させ、2時間静置の
後、6gになるようプレスして余分の苛性ソーダ溶液をし
ぼりとり、3日間、室温で減圧乾燥した物を、アセトン
80ml中に分散し、温度計、還流コンデンサー、ガラスか
きまぜ棒をそなえたガラス製の三つロフラスコ中で、3
−クロロ−1、2−プロパンジオール5mlと反応液を還
流させながら反応さす。反応は3時間おこない、後の操
作は実施例1と同様に行いPDO−でんぷん1.4gを得た、
水25℃における固有粘度〔η〕は0.6(dl/g)であっ
た。その赤外吸収スペクトル(KBr法)には、1、2−
プロパンジオール基に起因するνC−Hの吸収が2960cm
-1附近に観察される。
実施例6 市販ばれいしょでんぷん2gを使用する以外、実施例5と
同様に操作して、プロパンジオールの置換度(0.8mol/
A.G.U.)のPDO−でんぷん1.6gを得た、水25℃における
固有粘度〔η〕は0.8(dl/g)であった。
同様に操作して、プロパンジオールの置換度(0.8mol/
A.G.U.)のPDO−でんぷん1.6gを得た、水25℃における
固有粘度〔η〕は0.8(dl/g)であった。
実施例7 実施例6のPDO−でんぷんを使用する以外、実施例2と
同様に操作して、PDO−でんぷん−アクリルアミドグラ
フト共重合体2.4gを得た。重合率55%、水25℃の固有粘
度〔η〕は3.3(dl/g)であった。
同様に操作して、PDO−でんぷん−アクリルアミドグラ
フト共重合体2.4gを得た。重合率55%、水25℃の固有粘
度〔η〕は3.3(dl/g)であった。
この2gを塩化ナトリウム0.3gと共に蒸留水31mlに溶かし
調整した溶液を眼内レンズ移殖を行っている患者の眼内
表面の洗浄に用いたところ良好な結果が得られた。術後
2週間、毎日8回局所的に使用したが、角膜合併症の発
生が、従来の方法より少なかった。
調整した溶液を眼内レンズ移殖を行っている患者の眼内
表面の洗浄に用いたところ良好な結果が得られた。術後
2週間、毎日8回局所的に使用したが、角膜合併症の発
生が、従来の方法より少なかった。
第1図は実施例1のPDO−でんぷんのKBr法による赤外吸
収スペクトルである。
収スペクトルである。
Claims (1)
- 【請求項1】でんぷんとハロゲン化アルキルジオールと
をアルカリ存在下反応させて得られるでんぷんのアルキ
ルジオール誘導体にアクリルアミドを重合させることを
特徴とする、共重合体の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59247191A JPH07110892B2 (ja) | 1984-11-22 | 1984-11-22 | でんぷん誘導体とアクリルアミドとの共重合体の製法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59247191A JPH07110892B2 (ja) | 1984-11-22 | 1984-11-22 | でんぷん誘導体とアクリルアミドとの共重合体の製法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61126101A JPS61126101A (ja) | 1986-06-13 |
| JPH07110892B2 true JPH07110892B2 (ja) | 1995-11-29 |
Family
ID=17159793
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59247191A Expired - Fee Related JPH07110892B2 (ja) | 1984-11-22 | 1984-11-22 | でんぷん誘導体とアクリルアミドとの共重合体の製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07110892B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5937003B2 (ja) * | 1978-04-27 | 1984-09-07 | 三洋化成工業株式会社 | 吸水性樹脂の製造法 |
| JPS5910725B2 (ja) * | 1979-09-17 | 1984-03-10 | 三洋化成工業株式会社 | 樹脂性吸水,保水剤 |
| JPS5938202A (ja) * | 1982-08-27 | 1984-03-02 | Sumitomo Chem Co Ltd | 有機高誘電性化合物の製造方法 |
-
1984
- 1984-11-22 JP JP59247191A patent/JPH07110892B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61126101A (ja) | 1986-06-13 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |