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JPH07113036B2 - 燐含有アクリル系化合物及びその製造方法 - Google Patents
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JPH07113036B2 - 燐含有アクリル系化合物及びその製造方法 - Google Patents

燐含有アクリル系化合物及びその製造方法

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JPH07113036B2
JPH07113036B2 JP3143388A JP14338891A JPH07113036B2 JP H07113036 B2 JPH07113036 B2 JP H07113036B2 JP 3143388 A JP3143388 A JP 3143388A JP 14338891 A JP14338891 A JP 14338891A JP H07113036 B2 JPH07113036 B2 JP H07113036B2
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methacrylic
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エルフ・アトケム・エス・アー
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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    • C08F230/00Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and containing phosphorus, selenium, tellurium or a metal
    • C08F230/02Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and containing phosphorus, selenium, tellurium or a metal containing phosphorus
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    • C07F9/02Phosphorus compounds
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    • C07F9/08Esters of oxyacids of phosphorus
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    • C07F9/091Esters of phosphoric acids with hydroxyalkyl compounds with further substituents on alkyl
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、少くとも1個の燐原子及び少く
とも1個の他のヘテロ原子を含む新規なアクリラート及
びメタクリラート、それらの製造方法、前記アクリラー
ト及びメタクリラートからの新規なポリマー及びコポリ
マーの製造、並びに少くとも1個の燐原子及び少くとも
1個の硫黄原子を含み、前記アクリラート及びメタクリ
ラートの合成の有用な中間体である有機化合物にも関す
る。
【0002】学術文献及び技術文献には、ハロゲン、ヒ
ドロキシル、チオール、エポキシド等のような官能基を
有するアクリル系及びメタクリル系の化合物が多数既に
開示されている。これらのグループの化合物はそれぞ
れ、アクリル系二重結合の重合のし易さのために、種々
の業界で各種の用途を既に見出している。しかしなが
ら、従来学術及び技術文献では、少くとも1個の燐原子
と少くとも1個の硫黄原子を同時に有しているアクリル
系及びメタクリル系の化合物の例は僅かしか提供されて
いない。そこで、アクリル系又はメタクリル系の化合物
中にこの種の原子が存在することにより期待できる化学
的挙動における特徴に基き、本発明の対象とする目的
は、この化学の新分野を開拓すること及びこのような化
合物の合成条件を確定することである。
【0003】従って、本発明はまず、式:
【0004】
【化7】
【0005】[式中、R1 は水素原子及びメチル基から
選択され、Aは(CH2 n 基(式中、nは2〜12の
整数)であり、Xは硫黄原子及び酸素原子から選択さ
れ、Yは硫黄原子及び酸素原子から選択され、Rは−
(CH2 p SR3 基(式中、pは3〜12の整数であ
って、R3 は1〜20個の炭素原子を有するアルキル基
である)である]の化合物、および式:
【0006】
【化8】
【0007】[式中、R1 は水素原子及びメチル基から
選択され、Aは(CH2 n 基(式中、nは2〜12の
整数)であり、mは1〜3の整数であり、ZはR2 QH
基(式中、R2 は2〜12個の炭素原子を有するアルキ
ル基でありQは酸素原子及び硫黄原子から選択され
る)、並びに周期表のIA、 II A、IIIA、IB、II
B、VIB、 VIIB及びVIII族の金属原子から選択される
が、mが1である場合、ZはR2 OH基であり、Zが金
属である場合mはZの原子価である]の化合物から選択
される、アクリル系及びメタクリル系の化合物に関す
る。
【0008】本発明は、式(I)、(II)のアクリル系
及びメタクリル系の化合物の製造方法にも関する。これ
らの化合物全部について、その製造には5価の燐の化合
物と式:
【0009】
【化9】
【0010】(式中、R1 、A及びYは式(I)中と同
じ意味を有する)のアクリル系又はメタクリル系の化合
物との反応が共通であるけれども、それらの合成は、式
(I)又は式(II)のいずれの化合物を製造するかに応
じて、また後者の(II)についてはZの種類に応じて特
徴を有する。そこで、本発明の化合物のグループのそれ
ぞれについて、本発明の製造方法を以下に説明する。
【0011】式(I)のアクリル系及びメタクリル系の
化合物は、前記定義の式(III )のアクリル系又はメタ
クリル系の化合物を、式:
【0012】
【化10】
【0013】(式中、R及びXは式(I)中と同じ意味
を有し、Tはハロゲン原子を表わす)の燐含有化合物と
反応させることにより製造される。反応は、生じるハロ
ゲン化水素HTと結合可能な塩基性溶媒の存在下に行う
のが好ましい。このような溶媒の例として挙げ得るの
は、特にトリエチルアミン、ピリジン及びジメチルアニ
リンを含む第3級アミンである。反応は好ましくは約0
℃〜80℃の温度で行い、溶媒が存在する場合、この温
度は前記溶媒の還流温度を越えてはならない。反応時間
は当然のことながら式(III )及び(IV)の化合物の種
類並びに選択される反応温度に応じて変るが、通常約1
〜20時間の間である。このようにして本発明の方法を
行う場合、式(III )のアクリル系又はメタクリル系の
化合物1molに対して、燐含有化合物を約0.7〜1.
3mol の割合で使用するのが一般的である。
【0014】大気圧での反応が一般に用いられるけれど
も、本発明の方法を減圧下、たとえば約0.05〜1 b
arの範囲で同様に行うことができる。
【0015】最後に、本発明の反応は、少くとも1つの
重合防止剤を有効量存在させて行うことができる。適当
な重合防止剤の例として挙げ得るものは、特にフェノチ
アジン、ヒドロキノンメチルエーテル、N,N−ジエチ
ルヒドロキシルアミン、ニトロベンゼン、ジ−tert−ブ
チルカテコール、ヒドロキノン、p−アニリノフェノー
ル、亜燐酸ジ(2−エチルヘキシル)オクチルフェニ
ル、2,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシトルエ
ン、メチレンブルー及びそれらの任意の割合の混合物で
ある。一般に、重合防止剤の有効量とはアクリル系又は
メタクリル系の化合物の0.05重量%〜0.5重量%
を含むことである。
【0016】反応の終りに、ハロゲン化水素と塩基性溶
媒の間に生じた塩を、必要な場合には、たとえば濾過に
より除去することが可能である。式(I)のアクリル系
又はメタクリル系の化合物の単離と精製は、有機合成の
よく知られた手法、特に過剰の式(III )のヒドロキシ
ル化された(メタ)アクリラートを除くための水洗、少
量の生成物に対してはシリカゲル上のカラムクロマトグ
ラフィー又は大量の場合には蒸留により行うことができ
る。
【0017】式(IV)の燐含有化合物の中には既に当業
者によく知られているものもある。それらは特にRがア
ルキル基、たとえばエチル基又はイソプロピル基の化合
物である。このことはRが−(CH2 p SR3 基(式
中、p及びR3 は式(I)中と同じ意味を有する)を有
する化合物についてはあてはまらない。後者の化合物
は、式(I)のアクリル系及びメタクリル系の化合物の
合成用中間体として特に用いるために本発明で初めて製
造された。
【0018】式:
【0019】
【化11】
【0020】(式中、T及びXは式(III )中と同じ意
味を有する)の燐含有化合物は、式R3 S(CH2 p
OHのアルコールと式PT3 Xのオキシハロゲン化燐又
は硫ハロゲン化燐との反応により製造される。反応は、
1つの溶媒又は少くともその1つが好ましくは生じるハ
ロゲン化水素と結合可能な塩基性溶媒である溶媒混合物
の存在下に行うのが好ましい。塩基性溶媒の例は前記し
たとおりである。それらと混和し得る溶媒の例として挙
げることができるのは、ベンゼン、トルエン、キシレ
ン、ジクロロメタン、クロロホルム、ジエチルエーテル
等である。反応温度は、一般に約10℃と還流温度の間
であるが、Xが硫黄原子である場合は約50℃を越えな
い温度で行うことが好ましい。反応時間は、アルコール
及びオキシハロゲン化燐又は硫ハロゲン化燐の種類に応
じて変化し得るが、一般に約30分〜4時間の間であ
る。概して、アルコールの量は燐含有化合物1mol に対
し約2mol である。反応の終りに、ハロゲン化水素と塩
基性溶媒の間に生じた塩を、必要な場合には、たとえば
濾過により除去することが可能である。反応により一般
には有機相中で、式:
【0021】
【化12】
【0022】(式中、T、X、p及びR3 は式(I)及
び(IV)中と同じ意味を有し、qは0〜2の整数であ
る)の化合物の混合物を生じ、その混合物中、主生成物
はq=1のものである。これらの化合物をカラムクロマ
トグラフィーにより分離することができる。必要な場合
には、式(I)のアクリル系及びメタクリル系の化合物
の製造に、この混合物を直接使用することができる。
【0023】mが1でZが水素原子である式(II)のア
クリル系及びメタクリル系の化合物は、式(III )のア
クリル系又はメタクリル系の化合物を五硫化燐P2 5
と反応させて製造する。反応は、ベンゼン、トルエン、
キシレン、クロロホルムのような溶媒の存在下に行うの
が好ましい。反応は、約40℃と溶媒の還流温度の間の
温度で行うのが好ましい。反応時間は、式(III )の化
合物の種類に応じて変化し得るが、一般に約15分〜5
時間の間である。反応を行うために、式(III)の化合
物1mol に対し約0.2〜0.3mol の量の五硫化燐を
一般に使用する。反応の終りに、式(II)のアクリル系
又はメタクリル系の化合物を単離するには、それをアル
カリ性溶液(たとえば水酸化ナトリウム)を用いて処理
し、有機溶媒で洗浄し稀薄な鉱酸(HCl、H2
4 )を用いて中和して再生する。
【0024】mが1でZがR2 QH基である式(II)の
アクリル系及びメタクリル系の化合物は、先ず、mが1
でZが水素原子であって、たとえば前記のようにして得
られる式(II)のアクリル系及びメタクリル系の化合物
を、一般式:
【0025】
【化13】
【0026】(式中、R4 は水素原子及び1〜10個の
炭素原子を有する線状又は分枝状のアルキル基から選択
される)のアルキレンオキシド又はスルフィド(QがO
であるか又はQがSであるかによる)と反応させて製造
する。不可欠ではないけれども、反応は前記のような溶
媒又は溶媒混合物の存在下に行うことができる。反応は
約−10℃〜+40℃の温度で、かつアクリル系又はメ
タクリル系の出発化合物(II)1mol に対し一般に約1
〜1.5mol の量のアルキレンオキシド又はスルフィド
を使用して行うのが好ましい。反応により2つの異性体
の混合物が形成されることがもっとも多く、異性体のヒ
ドロキシル又はチオール官能基の位置は、オキシラン又
はチイラン環の開環が生起する部位に応じて変る。反応
の終りに異性体の混合物を直接分離する。ただし、溶媒
を使用している場合は、それを蒸発して除く。
【0027】mがZの原子価であり、Zが周期表のI
A、IIA、 IIIA、IB、IIB、VIB、 VIIB及びVIII
族の金属原子である、式(II)のアクリル系及びメタク
リル系の化合物は、mが1でZが水素原子であって、た
とえば前記のようにして得られる式(II)のアクリル系
又はメタクリル系の化合物を、金属Zの無機塩と水性ア
ルカリ性媒質中で反応させて製造する。金属Zの例とし
て挙げ得るのは、アルカリ金属、たとえばナトリウム、
カリウム及びリチウム、アルカリ土類金属たとえば、マ
グネシウム及びカルシウム、並びにアルミニウム、亜
鉛、カドミウム、ニッケル、コバルト、鉄及び銅であ
る。反応のために選択されるアルカリ性媒質は水酸化ナ
トリウム、炭酸カリウム又は一般的にどのような無機強
塩基でもあってもよい。金属Zの無機塩として挙げ得る
例は、ハロゲン化物、酸化物及び硫酸塩である。反応
は、約20℃〜60℃の温度で、かつ金属Zの原子価に
応じて金属Zの無機塩1mol につき、一般に約1〜3mo
l の量のアクリル系及びメタクリル系の化合物を使用し
て行うのが好ましい。反応の時間は、一般に約15〜1
50分であるが、反応の終りに当って、式(II)アクリ
ル系又はメタクリル系の金属化合物を、ジクロロメタ
ン、クロロホルム等のような有機溶媒を用いて水溶液か
ら抽出する。
【0028】最後に、本発明は、前記の新規なアクリル
系及びメタクリル系の化合物の、新規なポリマー及びコ
ポリマーの合成への応用にも関する。更に詳細には、本
発明は、式(I)又は式(II)のアクリル系又はメタク
リル系の少くとも1つの化合物から誘導されるユニット
を少くとも1個含むポリマー及びコポリマーに関する。
このような(コ)ポリマーは、式(I)又は式(II)の
前記のアクリル系又はメタクリル系の化合物と共に少く
とも1つの共重合性コモノマーから誘導されるユニット
を更に少くとも1個含み得る。それは、たとえば以下の
ような化合物である:− その線状又は分枝状のアルキル基が、置換されてな
いか、又は少くとも1個の塩素又は弗素のようなハロゲ
ン原子、及び/又は少くとも1個のヒドロキシル基によ
り置換され、1〜20個の炭素原子を有するものであ
る、アクリルアルキル酸又はメタクリル酸アルキル、− メタクリル酸ベンジルのようなアクリル酸アリール
又はメタクリル酸アリール、− ビニル芳香族炭化水素、たとえばスチレン、ビニル
トルエン、α−メチルスチレン、4−メチルスチレン、
3−メチルスチレン、4−メトキシスチレン、2−ヒド
ロキシメチルスチレン、4−エチルスチレン、4−エト
キシスチレン、3,4−ジメチルスチレン、2−クロロ
スチレン、3−クロロスチレン、4−クロロ−3−メチ
ルスチレン、3−tert−ブチルスチレン、2,4−ジク
ロロスチレン、2,6−ジクロロスチレン及び1−ビニ
ルナフタレン、− 不飽和ニトリル、たとえばアクリロニトリル又はメ
タクリロニトリル。
【0029】−N−置換マレイミド、たとえばN−エ
チルマレイミド、N−イソプロピルマレイミド、N−n
−ブチルマレイミド、N−イソブチルマレイミド、N−
tert−ブチルマレイミド、N−n−オクチルマレイミ
ド、N−シクロヘキシルマレイミド、N−ベンジルマレ
イド及びN−フェニルマレイミド、− 不飽和ジカルボン酸の無水物、たとえば無水マレイ
ン酸、無水イタコン酸、無水シトラコン酸又はテトラヒ
ドロ無水フタル酸、− アクリル酸又はメタクリル酸、− ポリオールのアクリル酸エステル又はメタクリル酸
エステル、たとえばエチレングリコール、プロピレング
リコール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジ
オール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリ
コール、1,4−シクロヘキサンジオール、1,4−シ
クロヘキサンジメタノール、2,2,4−トリメチル−
1,3−ペンタンジオール、2−エチル−2−メチル−
1,3−プロパンジオール、2,2−ジエチル−1,3
−プロパンジオール、ジエチレングリコール、ジプロピ
レングリコール、トリエチレングリコール、トリプロピ
レングリコール、テトラエチレングリコール、テトラプ
ロピレングリコール、トリメチルロールエタン、トリメ
チロールプロパン、グリセリン、ペンタエリトリトール
のジアクリル酸エステル及びジメタクリル酸エステル、
トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、グリ
セリン、ペンタエリトリトールのトリアクリル酸エステ
ル及びトリメタクリル酸エステル、ペンタエリトリトー
ルのテトラアクリル酸エステル及びテトラメタクリル酸
エステル、ジペンタエリトリトールのジ(メタ)アクリ
ル酸エステル〜ヘキサ(メタ)アクリル酸エステル、モ
ノ−若しくはポリエトキシル化又はモノ−若しくはポリ
プロポキシル化ポリオールのポリ(メタ)アクリル酸エ
ステル、たとえばトリエトキシル化トリメチロールプロ
パン及びトリプロポキシル化トリメチロールプロパンの
トリアクリル酸エステル及びトリメタクリル酸エステ
ル;トリプロポキシル化グリセリンのトリアクリル酸エ
ステル及びトリメタクリル酸エステル;テトラエトキシ
ル化ペンタエリトリトールのトリアクリル酸エステル、
トリメタクリル酸エステル、テトラアクリル酸エステル
及びテトラメタクリル酸エステル、− (メタ)アクリル酸エポキシエチルビシクロ[2,
2,1]ヘプト−5(6)−イル、アクリル酸エポキシ
ジシクロペンチルオキシエチル、並びに式:
【0030】
【化14】
【0031】(式中、R1 は水素原子及びメチル基から
選択され、nは1〜16の整数である)の(メタ)アク
リル酸エステル;式:
【0032】
【化15】
【0033】(式中、R1 は水素原子及びメチル基から
選択され、R2 は1〜12個の炭素原子を有するアルキ
ル基及び6〜12個の炭素原子を有するアリール基から
選択される)の(メタ)アクリル酸エステル、及び式:
【0034】
【化16】
【0035】と
【0036】
【化17】
【0037】(式中、R1 は水素原子及びメチル基から
選択される)の(メタ)アクリル酸から選択される、エ
ポキシ化アクリル酸エステル又はメタクリル酸エステ
ル、− アクリルアミド又はメタクリルアミド、アクリル酸
若しくはメタクリル酸ジアルキルアミノアルキル及びそ
の第4級塩、− アクリル酸及びメタクリル酸2−(2−ノルボルニ
ルオキシ)エチル並びにアクリル酸及びメタクリル酸2
−(ジメタノデカヒドロ−2−ナフチルオキシ)エチ
ル、並びに −式:
【0038】
【化18】
【0039】のオキサゾリドン及び式:
【0040】
【化19】
【0041】[式中、R1 は水素原子及びメチル基から
選択され、nは1〜12の整数であり、mは1〜3の整
数であって、R2 は5〜12個の炭素原子を有する線
状、分枝状若しくは環状のアルキル又は芳香族炭化水素
基であり、この式のオキサゾリドンは(メタ)アクリル
官能基を有する化合物を、少くとも1個のイソシアナー
ト官能基を有する化合物と30℃〜90℃で反応させる
ことにより得ることができる。]のオキサゾリドンから
選択されるアクリル系及びメタクリル系のオキサゾリド
ン。
【0042】この型のポリマー及びコポリマーは、式
(I)又は式(II)の少くとも1つのアクリル系又はメ
タクリル系の化合物を、所望により、前記で定義したよ
うな少くとも1つの共重合性コモノマーと、少くとも1
つの遊離基開始剤、たとえば過酸化物、ヒドロペルオキ
シド又はジアゾ化合物の存在下に(共)重合することに
より得られる。(共)重合は一般に約50℃〜120℃
の温度で、かつモノマーの1つを溶媒に使用して行われ
る。この重合は少くとも1つの界面活性剤の存在下に約
50℃〜100℃の温度で、水中エマルジョンで同様に
行うことができる。
【0043】
【実施例】以下の実施例により本発明をさらに説明する
が、限定する目的ではない。
【0044】実施例1〜4 0.1mol のPXCl3 (X=O,S)を30mlのベン
ゼンで希釈し、凝縮器、温度計、滴下漏斗及び磁気撹拌
を備えた3口フラスコに入れた。
【0045】10mlのベンゼンで希釈した式(CH3
3 C−S−(CH2 p −OHの硫黄含有アルコール
0.2mol を0.2mol のピリジンと共に5℃で滴下し
て添加した。
【0046】添加の終ったとき、混合物を室温にし、次
いで1時間加熱した(X=Oの場合還流で、X=Sの場
合50℃で)。
【0047】ピリジニウム塩を濾過により除去し、濾液
を氷水で洗浄した。
【0048】有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥し、次い
で濃縮した。
【0049】得られた式:
【0050】
【化20】
【0051】の主生成物について、JEOL PMX 60 SI分光
計を使用し、プロトン核磁気共鳴(NMR)により特性
を調べた。
【0052】得られたスペクトルはすべて1.3ppm
(s,18H)に化学シフトを示す。更に、それらは、
生成物ごとに変化する化学シフト(ppm表示)を示
し、その特徴を下記表Iに示す。この表にはpの値及び
Xの意味に対応させて、一方に反応の収率Y(硫黄含有
アルコールに対し百分率で表現した)と他方にNMRス
ペクトルのデータをまとめる。
【0053】
【表1】
【0054】更に、実施例2の生成物について、プロト
ンデカップリングを用いる31−燐核磁気共鳴により、
燐酸を標準として特性を調べた。BRUCKER 80 MHz分光計
で得られたスペクトルは4.6ppm に化学シフトを示
す。
【0055】実施例5〜13 10mmolの(メタ)アクリル酸ヒドロキシアルキルと1
0mmolのピリジンを、凝縮器、温度計、滴下漏斗及び磁
気撹拌を備えた反応器に導入した。10mmolの塩化物
(RO)2 P(X)Clを15℃で滴下して添加した。
混合物を周囲温度とし、18時間撹拌を続けた。その後
10mlの無水エーテルを反応混合物に添加し、次いでピ
リジニウム塩を除去した。ロータリーエバポレーター上
でエーテルを除去することにより無色の液体を得た。
【0056】次いで過剰の(メタ)アクリル酸ヒドロキ
シアルキルを除去するため、単離した生成物を水洗及び
/又はシリカ上のカラムクロマトグラフィーにより精製
した。(メタ)アクリル酸(チオ)ホスホリルアルキル
の収率は、塩化ホスホリルを基準として表わして、どの
場合にも95%以上である。
【0057】この合成に使用したメタクリル酸ヒドロキ
シアルキルは、それぞれの次の意味を示す式(III )を
有する。
【0058】A=−(CH2 2 −(実施例5〜11) A=−(CH2 3 −(実施例12及び13)。
【0059】この合成に使用した塩化ホスホリルは式
(IV)を有し、R及びXの意味は下記の表IIに列挙され
ている。得られる(メタ)アクリル酸(チオ)ホスホリ
ルアルキルの特性をJEOL PMX 60 SI分光計を使用してプ
ロトン核磁気共鳴により調べた。得られたスペクトルは
すべて6.1ppm (m,1H)、5.6ppm (m,1
H)、2.0ppm (m,3H)に化学シフトを示し、R
が硫黄含有基(実施例9〜13)である場合には2.6
ppm (m,4H)に示した。さらに、それらは生成物ご
とに変る化学シフト(ppmで表わす)を示し、その特
性値は表IIに列挙してある。
【0060】
【表2】
【0061】実施例14〜16 0.12mol のメタクリル酸ヒドロキシアルキル及び1
00mlのベンゼンを、凝縮器、温度計、滴下漏斗及び磁
気撹拌を備えた反応器に、20℃の温度で窒素雰囲気の
下に導入した。混合物を加熱還流し、次いで0.03mo
l の五硫化燐P2 5 を添加した。添加の終りに、80
℃で加熱を続け、P2 5 が完全に消失するようにした
(実施例15及び16の場合30分、実施例14の場合
2時間)。溶媒の蒸発により式:
【0062】
【化21】
【0063】の化合物を透明な淡黄色液体としてメタク
リル酸ヒドロキシアルキルを基準として100%の収率
で得た。
【0064】使用したメタクリル酸ヒドロキシアルキル
は次の通りである: メタクリル酸2−ヒドロキシエチル(n=2) 実施例
14、 メタクリル酸3−ヒドロキシプロピル(n=3) 実施
例15、 メタクリル酸6−ヒドロキシヘキシル(n=6) 実施
例16。
【0065】得られた式(II- a)の化合物についてJE
OL PMX 60 SI分光計を使用してプロトン核磁気共鳴によ
り特性を調べた。得られたスペクトルはすべて6.1pp
m (m,2H)、5.55ppm (m,2H)、2.0pp
m (m,6H)に化学シフトを示す。その上、それらは
生成物ごとに変る化学シフト(ppmで表わす)を示
し、その値を表III に示す。
【0066】
【表3】
【0067】実施例17〜19 実施例14〜16の1つで得た化合物0.2mol 及び次
に0.22mol の水酸化ナトリウム水溶液(0.7N)
を、磁気撹拌を備えた反応器に導入し、次いで混合物を
40℃に加熱した。0.11mol の硫酸亜鉛を水溶液に
して添加し、加熱を1時間続けた。混合物をジクロロメ
タンを用いて抽出し、生成物を溶媒の蒸発により単離し
た。これにより式:
【0068】
【化22】
【0069】の化合物を濃い黄色の油状体として、下記
表IVに示す収率で得た。
【0070】これらの化合物についてJEOL PMX 60 SI分
光計を使用してプロトン核磁気共鳴により特性を調べ
た。
【0071】得られたスペクトルはすべて6.1ppm
(m,4H)、5.6ppm (m,4H)、4.3ppm
(m,16H)及び2.0ppm (m,12H)に化学シ
フトを示す。その上、それらは生成物ごとに変る化学シ
フトを示すが、それをppmで表示して表IVに列挙す
る。これらの生成物についても、実施例4と同じ条件で
31−燐核磁気共鳴により特性を調べた。H3 PO4
基準とする化学シフト(ppm表示)を表IVに示す。
【0072】
【表4】
【0073】実施例20〜22 実施例16〜18の1つで得た化合物0.1mol 及びプ
ロピレンオキシド0.11mol を凝縮器、温度計、滴下
漏斗及び磁気撹拌を備えた反応器に0℃で導入し、次い
で混合物の温度を23℃とし、混合物を2時間反応させ
た。これにより式:
【0074】
【化23】
【0075】及び
【0076】
【化24】
【0077】の化合物を100%の収率で得た。この混
合物についてJEOL PMX 60 SI分光計を使用してプロトン
核磁気共鳴により特性を調べた。
【0078】得られたスペクトルはすべて6.1ppm
(m,2H)、5.6ppm (m,2H)、4.3ppm
(m,9H)、2.7ppm (s)、2.8〜3.3ppm
(m,2H)、2.0ppm (m,6H)及び1.3ppm
(d,3H)に化学シフトを示す。その上、それらは生
成物ごとに変る化学シフト(ppm表示)を示し、表V
に列挙してある。
【0079】
【表5】
【0080】これらの化合物は実施例4と同じ条件の下
で31−燐核磁気共鳴により同様に特性を調べた。スペ
クトルによる定量によれば、異性体(II- c)の割合は
85%で、異性体(II- d)の割合は15%である。そ
れぞれの異性体について観測される化学シフトをppm
で表示して表Vに示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ダニエル・パケ フランス国、54500・バンドウーブル、リ ユ・ダンベール、2 (56)参考文献 特開 昭51−90330(JP,A) 特開 昭60−97986(JP,A) 特公 昭53−47096(JP,B2)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式: 【化1】 [式中、 R1 は水素原子及びメチル基から選択され、 Aは(CH2 n 基(式中、nは2〜12の整数)であ
    り、 Xは硫黄原子及び酸素原子から選択され、 Yは硫黄原子及び酸素原子から選択され、 Rは−(C2 p SR3 基(式中、pは3〜12の整
    数であって、R3 は1〜20個の炭素原子を有するアル
    キル基である)である]の化合物、および 式: 【化2】 1 は水素原子及びメチル基から選択され、 Aは(CH2 n 基(式中、nは2〜12の整数)であ
    り、 mは1〜3の整数であり, ZはR 2 QH基(式中、R2 は2〜12個の炭素原子を
    有するアルキル基であって、Qは酸素及び硫黄の原子か
    ら選択される)並びに周期表のIA、 II A、III A、
    IB、IIB、VIB、 VIIB及びVIII族の金属原子から選
    択されるが、mが1である場合、ZはR 2 OH基であ
    り、Zが金属である場合、mはZの原子価である]の化
    合物から選択される、アクリル系又はメタクリル系の化
    合物。
  2. 【請求項2】 式: 【化3】 (式中、R1 、A及びYは請求項1と同じ意味を有す
    る)のアクリル系又はメタクリル系の化合物を、 式: 【化4】 (式中、R及びXは請求項1と同じ意味を有し、Tはハ
    ロゲン原子を表わす)の5価の燐の化合物と反応させる
    ことから成ることを特徴とする、請求項1に記載の
    (I)のアクリル系又はメタクリル系化合物の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 初めに五硫化燐と請求項2に記載の
    III )の化合物とを反応させ、次に一般式: 【化5】 (式中、R4 は水素原子及び1〜10個の炭素原子を有
    する線状又は分枝状のアルキル基から選択される)のア
    ルキレンオキシド又はスルフィド(QがOであるか又は
    QがSであるかによる)と上記初めのステップで得られ
    る化合物とを反応させることから成ることを特徴とす
    る、mが1でありZがR2 QH基である請求項1に記載
    式(II)のアクリル系又はメタクリル系の化合物の製
    方法。
  4. 【請求項4】 初めに五硫化燐と請求項2に記載の
    III )の化合物とを反応させ、次に金属Zの無機塩と
    この初めのステップで得られる化合物とを、アルカリ性
    媒質中で反応させることから成ることを特徴とする、m
    がZの原子価であり、Zが金属原子である請求項1に記
    載の式(II)のアクリル系又はメタクリル系の化合物
    製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1に定義される式(I)もしくは
    式(II)の化合物類から選択されるアクリル系又はメタ
    クリル系化合物の少くとも1つから誘導される単位を含
    むポリマー又はコポリマーの製造方法であって、前記ア
    クリル系又はメタクリル系化合物を少くとも1種のラジ
    カル開始剤の存在下、約50〜120℃で且つモノマー
    の1つを溶媒として使用して、又は、少くとも1種の界
    面活性剤の存在下約50〜100℃で且つ水中エマルジ
    ョン中で、これと共重合可能な少くとも1種のコモノマ
    ーと共重合させるか、あるいは前記化合物を単独重合さ
    せることを特徴とする前記方法。
  6. 【請求項6】 式: 【化6】 (式中、Xは酸素原子であり、Tはハロゲン原子を表わ
    し、pは2〜12の整数であって、R3 は1〜20個の
    炭素原子を有するアルキル基である)の燐含有化合物。
  7. 【請求項7】 式R3 S(CH2 p OH(式中、pお
    よびR 3 は請求項6と同じ意味を有する)のアルコール
    と式PT3 X(式中、TおよびXは請求項6と同じ意味
    を有する)のオキシハロゲン化燐とを反応させることか
    ら成ることを特徴とする、請求項に記載の燐含有化合
    物の製造方法。
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