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JPH07116679B2 - 抗菌抗かび性を持つ水溶性紙 - Google Patents
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JPH07116679B2 - 抗菌抗かび性を持つ水溶性紙 - Google Patents

抗菌抗かび性を持つ水溶性紙

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Publication number
JPH07116679B2
JPH07116679B2 JP3138207A JP13820791A JPH07116679B2 JP H07116679 B2 JPH07116679 B2 JP H07116679B2 JP 3138207 A JP3138207 A JP 3138207A JP 13820791 A JP13820791 A JP 13820791A JP H07116679 B2 JPH07116679 B2 JP H07116679B2
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JP
Japan
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water
soluble
paper
soluble paper
antibacterial
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JP3138207A
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富二雄 下野
幸一 山本
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Ishizuka Glass Co Ltd
Original Assignee
Ishizuka Glass Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、婦人、子供用の衛生材
料や産業用資材として用いられる抗菌抗かび性を持つ水
溶性紙に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば繊維状カルボキシメチルセルロー
スと製紙用繊維とを主材とし、水中で容易に分散、溶解
するようにした水溶性紙は、特開昭60−139899
号公報に示されるように従来から知られている。ところ
が一般に水溶性紙は高い吸湿性を持つため、保管状態が
不備な場合には製品自体に菌やかびが発生し易く、製品
価値が損なわれることがあった。また水溶性紙が溶解し
た水も、排水状態が悪い場合には菌やかびの発生源とな
ることがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の問題点を解消し、保管中に吸湿した場合にも菌やかび
が発生することがなく、またその溶解液にも菌やかびが
発生しにくい抗菌抗かび性を持つ水溶性紙を提供するた
めに完成されたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明は、銀イオン、銅イオン又は亜鉛イ
オンを溶出することができるB 2 O 3 を主成分とする溶解性
ガラスの粉末又は繊維を、カルボキシメチルセルロース
を主材とする水溶性の紙組織中に含有させたことを特徴
とするものである。
【0005】本発明において用いられる溶解性ガラスと
は、制御された溶解速度を持つようにガラスの物理的、
化学的特性を考慮して組成を調節したガラスの総称であ
り、銀、銅、亜鉛の化合物を含有させた溶解性ガラスは
数時間から数年間の任意の期間にわたって定められた一
定速度で銀イオン、銅イオン又は亜鉛イオンを溶出する
ことができる。そして溶出したこれらの金属イオンは細
菌やかびの細胞壁へ吸着され、これらの生育を阻害して
優れた抗菌抗かび性を発揮する。
【0006】本発明においては、このような溶解性ガラ
スを粉末又は繊維の形で水溶性の紙組織中に含有させ
る。溶解性ガラスの溶解速度はその組成とともに表面積
によっても変化するので、粉末又は繊維状の溶解性ガラ
スの粒度を変えることにより、溶解速度の制御が可能で
ある。粉末状とした場合には、その粒径を100 μm 以下
とすることが好ましい。
【0007】紙組織中への溶解性ガラスの含有形態とし
ては、溶解性ガラスの粉末又は繊維を紙繊維の表面に付
着させることが好ましい。しかし紙繊維そのものに練り
込んだり、紙繊維と溶解性ガラスの繊維とを混合して抄
紙することもできる。
【0008】
【作用】このように構成された本発明の水溶性紙は、仮
に吸湿した場合にはその水分によって溶解性ガラスがわ
ずかずつ溶解し、ガラス組成に応じて銀イオン、銅イオ
ン又は亜鉛イオンを溶出する。そしてこれらの金属イオ
ンは優れた抗菌抗かび性を発揮するので、保管中におけ
る製品自体への菌やかびの発生を完全に防止することが
できる。またこの水溶性紙が水に溶けた場合には、これ
に含有されている溶解性ガラスが水中に上記の金属イオ
ンを溶出させるので、仮に排水状態が悪いような場合に
も排水中で菌やかびが発生することがなく、悪臭等の原
因となることがない。次に本発明の実施例を示す。
【0009】
【実施例】
〔実施例1〕B2O3 75 モル%、SiO2 15 モル%、Na2O 1
0 モル%の基本組成に、Ag2Oを外配で0.6 重量%添加し
た溶解性ガラスを溶融後に粉砕し、粒径を45μm 以下の
溶解性ガラスの粉末を製造した。これをアセトン中に分
散し、繊維状カルボキシメチルセルロースを主材とする
水溶性紙をその中に浸漬し、乾燥後の溶解性ガラスの含
有率が1.6 重量%となるようにした。
【0010】得られた水溶性紙を3cm×3cmに切断し、
1/50普通ブイヨンに菌を105 個/ml含んだ菌液を上記水
溶性紙上に0.1ml 滴下し、35℃×6時間培養後に流し出
し、生菌数を測定した。また比較のために、溶解性ガラ
スを含まない水溶性紙についても同様の測定を行った。
その結果は表1に示す通りであり、実施例の水溶性紙は
優れた抗菌性を持つことが分かる。
【0011】
【表1】
【0012】〔実施例2〕B2O3 75 モル%、SiO2 15 モ
ル%、Na2O 10 モル%の基本組成に、Ag2Oを外配で0.6
重量%添加した溶解性ガラスを溶融後に粉砕し、粒径を
20μm 以下の溶解性ガラスの粉末を製造した。これをPV
A を主体とする糊の中に分散し、繊維状カルボキシメチ
ルセルロースを主材とする水溶性紙をこの糊を用いて通
常のガラス板上に接着し、乾燥して抗菌抗かび性を持つ
水溶性紙を得た。なお水溶性紙中の溶解性ガラスの含有
率が3.0重量%となるようにした。
【0013】得られた水溶性紙を10cm×10cmに切断し、
かびの菌液5mlとともにリン酸緩衝液70mlの入った三角
フラスコに入れ、25℃で3時間振とうした後、生菌数を
測定した。また比較のために、溶解性ガラスを含まない
水溶性紙についても同様の測定を行った。その結果を表
2に示す。
【0014】
【表2】 (初発:黒こうじかび2×105 、青かび2×105
【0015】
【発明の効果】本発明は以上に説明したように、溶解性
ガラスの粉末又は繊維を、水溶性の紙組織中に含有させ
たことにより、保管中に吸湿した場合にも菌やかびが発
生することがなく、またその溶解液にも菌やかびが発生
しないようにしたものであるから、従来の問題点を解消
した抗菌抗かび性を持つ水溶性紙として、業界に寄与す
るところは極めて大きいものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 銀イオン、銅イオン又は亜鉛イオンを溶
    出することができるB 2 O 3 を主成分とする溶解性ガラスの
    粉末又は繊維を、カルボキシメチルセルロースを主材と
    する水溶性の紙組織中に含浸させたことを特徴とする抗
    菌抗かび性を持つ水溶性紙。
JP3138207A 1991-05-14 1991-05-14 抗菌抗かび性を持つ水溶性紙 Expired - Fee Related JPH07116679B2 (ja)

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